JPH0136877B2 - - Google Patents
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- JPH0136877B2 JPH0136877B2 JP59226462A JP22646284A JPH0136877B2 JP H0136877 B2 JPH0136877 B2 JP H0136877B2 JP 59226462 A JP59226462 A JP 59226462A JP 22646284 A JP22646284 A JP 22646284A JP H0136877 B2 JPH0136877 B2 JP H0136877B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ethylene
- adhesive tape
- pressure
- parts
- adhesive
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- Adhesive Tapes (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、剥離層を有する接着テープまたはシ
ートに関するものである。さらに詳しくは、ロー
ル状に捲回しても巻き戻し性に優れ、またテープ
(シート)の重ね貼りが可能で、その剥離層のマ
ジツクインキ筆記性が良く、ノンスリツプ性の接
着テープ又はシートを提供するものである。 〔従来技術〕 支持体の一面に感圧接着剤層を設けて、ロール
状に捲回してなる接着テープ又はシートは多数知
られており、包装、接合、表面保護等の用途に汎
用されている。 通常、ロール状に捲回される接着テープまたは
シートは、巻き戻し力を適度に調整するために、
その背面に剥離処理がなされている。代表的な剥
離処理剤としては、シリコーン系樹脂が知られて
いる。この場合、感圧接着剤層表面にシリコーン
が移行したり、テープ(シート)の重ね貼りがで
きない、マジツクインキ筆記性が悪い、スリツプ
性を有するなどの問題がある。 かかる問題を解決するために、接着テープ又は
シートにおいて、支持体もしくは感圧接着剤層の
少なくとも一方に脂肪酸アマイドを配合したり、
剪断弾性率が2.0×108ダイン/cm2以下(JIS K−
7213)で、表面のぬれ特性が平衡接触角55゜以上
(JIS K−6768)であるエチレン−αオレフイン
共重合体を剥離層の主成分にする方法が公知であ
る。 しかしながら、この種の接着テープ又はシート
は、その感圧接着剤層の主成分がアクリル酸エス
テルの場合には、優れた巻き戻し性を有するもの
の、天然及び/又は合成ゴムを主成分とする感圧
接着剤に対しては巻き戻し性が良くないのが実情
である。これは、一般に天然及び/又は合成ゴム
を主成分とする感圧接着剤は、アクリル系に比べ
柔らかくて流動しやすく、接着面積が広くなるた
め巻き戻し力が大きくなるためである。 一方、アクリル系感圧接着剤は、低温の初期タ
ツクが弱く、コストも高いので使用するテープ又
はシートに制限があるなどの問題がある。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明の目的は、感圧接着剤層が天然及び/又
は合成ゴムを主成分とするものである場合にも、
優れた巻き戻し性を有するロール状に捲回され得
る接着テープまたはシートを提供することであ
る。 本発明の他の目的は、その剥離層の特性とし
て、テープ(シート)の重ね貼りができ、マジツ
クインキ筆記性が良く、ノンスリツプ性を有する
接着テープまたはシートを提供することである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者達は、かかる目的を解決するために鋭
意検討した結果、エチレン−αオレフイン共重合
体、補強ポリマーおよび粘着減殺性化合物よりな
る組成物を剥離層の主成分にすることにより、ア
クリル系感圧接着剤はもとより天然及び/又は合
成ゴムを主成分とする感圧接着剤層を有するロー
ル状に捲回された接着テープ又はシートにおいて
も、良好な巻き戻し性が得られること、その剥離
層の特性として、テープ(シート)の重ね貼りが
でき、マジツクインキ筆記性が良く、ノンスリツ
プ性を有することを知見し、本発明に至つたもの
である。 即ち、本発明は、片面に剥離層を、他面に感圧
接着剤層を設けてなる支持体よりなる接着テープ
またはシートであつて、当該剥離層の主成分がエ
チレン−αオレフイン共重合体、補強ポリマーお
よび粘着減殺性化合物を主成分とする組成物より
なるものであることを特徴とする接着テープ又は
シートを提供するものである。 本発明の接着テープ又はシートによれば、感圧
接着剤層の主成分が天然及び/又は合成ゴムであ
る場合においても、テープ又はシート背面にとく
に剥離処理を施さなくとも、良好な巻き戻し性が
得られるものである。 本発明の実施に当たつて用いられるエチレン−
αオレフイン共重合体は、密度0.80〜0.90g/cm3
であることが好ましい。αオレフインは、α位に
二重結合を有するアルケンで、プロピレン、1−
ペンテン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテ
ン、1−ヘキセンなどの炭素数3〜8のものがあ
げられる。エチレン−αオレフイン共重合体とし
ては、エチレン−1−ブテンランダム共重合体、
エチレン−プロピレン共重合体などが挙げられ、
一種類または数種類の混合物が使用される。 本発明の実施にあたつて用いられる補強ポリマ
ーは、前述のエチレン−αオレフイン共重合体単
独では、剥離層の強度が弱いため、補強のため混
合されるものであり、かかる機能を有するもの
で、かつ本発明の目的に反しないものであれば使
用可能である。かかるものとしては、たとえば、
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共
重合体、エチレン−アクリル酸共重合体などの熱
可塑性ポリマーが挙げられる。かかる補強ポリマ
ーの中でも、特に好ましくは、JIS K−6301試験
による硬度が70以下であるポリマーの一種類また
は数種類の混合物が用いられる。硬度70を超える
ポリマーは、とくにエチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体などの
ポリマーでは、天然及び/又は合成ゴム系感圧接
着剤の接着力が大きくなり剥離効果が悪くなる。 本発明の実施に当たつて用いられる粘着減殺性
化合物は、該エチレン−αオレフイン共重合体、
補強ポリマーに比べて低分子化合物であることが
好適であり、かかるものとしては、例えばオレイ
ン酸アミド、エチレンビスステアリルアミド、ジ
ステアリルアジポアミド、エルカ酸アミド、ヘキ
サメチレンビスオレイルアミド、N−オレイルス
テアリルアミド、エチレンビスオレイルアミドな
どの脂肪酸アマイド、ポリオキシエチレングリコ
ール、ブチルステアレート、ポリオキシエチレン
アルキルエーテルリン酸エステルなどの界面活性
剤、4フツ化エチレン、流動パラフインなどのワ
ツクス、シリコーンオイルなどが挙げられるが、
ビスアマイド型の脂肪酸アマイドを使用した場
合、テープの巻き戻し力、接着力などテープとし
ての総合特性上、特に好ましいものである。 本発明の剥離層を構成する主成分の配合比は、
補強ポリマーの重量を1とすると、エチレン−α
オレフイン共重合体が0.1〜9、粘着減殺性化合
物が0.001〜2の範囲で、好ましくは、補強ポリ
マーの重量1に対してエチレン−αオレフイン共
重合体が0.2〜2.5、粘着減殺性化合物が0.007〜1
の範囲である。 さらに本発明の剥離層は、上述の成分のほか、
剥離機能を低下させない範囲で、顔料、安定剤、
充填剤、可塑剤、ブロツキング防止剤、架橋剤な
どを含んでいてもよい。 感圧接着剤の組成はとくに限定されるものでは
なく、従来既知の感圧接着剤、たとえばアクリル
系感圧接着剤、天然及び/又は合成ゴムが主成分
である感圧接着剤などが例示される。特に、柔ら
かく流動性に富む天然及び/又は合成ゴムが主成
分である感圧接着剤を用いたときに、本発明の効
果が顕著に得られる。 本発明で使用される支持体の材質も特に限定さ
れるものではなく、従来既知のものを使用すれば
よい。たとえば、ポリ塩化ビニル系樹脂(塩化ビ
ニルと他の樹脂とを共重合した樹脂を含む)、ポ
リオレフイン系樹脂(エチレン共重合体を含む)
などのプラスチツクフイルム類、クラフト紙、和
紙などの紙類、織布、不織布などの布類などがあ
げられる。 本発明の接着テープ又はシートは、通常紙管、
合成樹脂管等に接着剤層を内側にしてロール状に
捲回して使用に供される。 〔作用・効果〕 エチレン−αオレフイン共重合体、補強ポリマ
ーおよび粘着減殺性化合物を主成分とする組成物
を剥離層の主成分とすることによる作用は次の通
りである。即ち、エチレン−αオレフイン共重合
体を混合することにより剥離層ポリマーの結晶化
度を低下させ、前記三成分の中では、比較的低分
子量の粘着減殺性化合物が剥離層表面にブルーミ
ングし、粘着減殺性化合物と感圧接着剤層との接
着力が、巻き戻し時の引つ張り力と近似している
ためと思われる。 従つて、本発明によれば、背面に特別な背面処
理を行つていないにもかかわらず、ロール状に捲
回されても良好な巻き戻し性を有する接着テープ
またはシートを得ることができる。また、本発明
接着テープまたはシートは、背面処理を行わない
ため、材料費、加工性面で有利になると同時に、
背面処理剤の接着層への移行という問題も解決で
きる。 さらに、本発明の接着テープまたはシートは、
その重ね貼り、マジツクインキ筆記性、ノンスリ
ツプ性を有する新規な剥離層を提供することがで
きる。 〔実施例〕 本発明の接着テープ又はシートが良好な巻き戻
し性を有する事実は、以下の実施例により立証さ
れるが、本発明は、この実施例に限られるもので
はない。なお、文中部とあるのは重量部を意味す
る。 実施例 1 低密度ポリエチレン(MI=3.7dg/分、密度
0.923g/cm3)70部、エチレン−プロピレン共重
合体(密度=0.88g/cm3)30部、エチレンビスス
テアリルアミド3部を通常の方法で混練し、ペレ
ツト化する。このペレツトを、坪量73g/m2のク
ラフト紙に厚さ20μmにラミネートした支持体を
作製する。 一方、天然ゴム100部、石油系粘着付与樹脂100
部、プロセスオイル30部をトルオールに溶解した
感圧接着剤を使用する。 次に、前記支持体に、乾燥後の厚みが30μmと
なるように該感圧接着剤を塗布乾燥し、ロール状
に捲回した接着テープを得る。 比較例 1 支持体のラミネート層の成分が低密度ポリエチ
レン100部の一成分だけである以外は、実施例1
と同様にして接着テープを得る。 比較例 2 支持体のラミネート層の成分が低密度ポリエチ
レン70部、エチレン−プロピレン共重合体30部の
二成分だけである以外は、実施例1と同様にして
接着テープを得る。 比較例 3 支持体のラミネート層の成分が低密度ポリエチ
レン100部、エチレンビスステアリルアミド3部
の二成分だけである以外は、実施例1と同様にし
て接着テープを得る。 以上の接着テープの巻き戻し力を測定した。 (巻き戻し力の測定方法) テープを20℃、65%相対湿度雰囲気下で30m/
分の速度で巻き戻した時の抵抗力を測定する。
ートに関するものである。さらに詳しくは、ロー
ル状に捲回しても巻き戻し性に優れ、またテープ
(シート)の重ね貼りが可能で、その剥離層のマ
ジツクインキ筆記性が良く、ノンスリツプ性の接
着テープ又はシートを提供するものである。 〔従来技術〕 支持体の一面に感圧接着剤層を設けて、ロール
状に捲回してなる接着テープ又はシートは多数知
られており、包装、接合、表面保護等の用途に汎
用されている。 通常、ロール状に捲回される接着テープまたは
シートは、巻き戻し力を適度に調整するために、
その背面に剥離処理がなされている。代表的な剥
離処理剤としては、シリコーン系樹脂が知られて
いる。この場合、感圧接着剤層表面にシリコーン
が移行したり、テープ(シート)の重ね貼りがで
きない、マジツクインキ筆記性が悪い、スリツプ
性を有するなどの問題がある。 かかる問題を解決するために、接着テープ又は
シートにおいて、支持体もしくは感圧接着剤層の
少なくとも一方に脂肪酸アマイドを配合したり、
剪断弾性率が2.0×108ダイン/cm2以下(JIS K−
7213)で、表面のぬれ特性が平衡接触角55゜以上
(JIS K−6768)であるエチレン−αオレフイン
共重合体を剥離層の主成分にする方法が公知であ
る。 しかしながら、この種の接着テープ又はシート
は、その感圧接着剤層の主成分がアクリル酸エス
テルの場合には、優れた巻き戻し性を有するもの
の、天然及び/又は合成ゴムを主成分とする感圧
接着剤に対しては巻き戻し性が良くないのが実情
である。これは、一般に天然及び/又は合成ゴム
を主成分とする感圧接着剤は、アクリル系に比べ
柔らかくて流動しやすく、接着面積が広くなるた
め巻き戻し力が大きくなるためである。 一方、アクリル系感圧接着剤は、低温の初期タ
ツクが弱く、コストも高いので使用するテープ又
はシートに制限があるなどの問題がある。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明の目的は、感圧接着剤層が天然及び/又
は合成ゴムを主成分とするものである場合にも、
優れた巻き戻し性を有するロール状に捲回され得
る接着テープまたはシートを提供することであ
る。 本発明の他の目的は、その剥離層の特性とし
て、テープ(シート)の重ね貼りができ、マジツ
クインキ筆記性が良く、ノンスリツプ性を有する
接着テープまたはシートを提供することである。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明者達は、かかる目的を解決するために鋭
意検討した結果、エチレン−αオレフイン共重合
体、補強ポリマーおよび粘着減殺性化合物よりな
る組成物を剥離層の主成分にすることにより、ア
クリル系感圧接着剤はもとより天然及び/又は合
成ゴムを主成分とする感圧接着剤層を有するロー
ル状に捲回された接着テープ又はシートにおいて
も、良好な巻き戻し性が得られること、その剥離
層の特性として、テープ(シート)の重ね貼りが
でき、マジツクインキ筆記性が良く、ノンスリツ
プ性を有することを知見し、本発明に至つたもの
である。 即ち、本発明は、片面に剥離層を、他面に感圧
接着剤層を設けてなる支持体よりなる接着テープ
またはシートであつて、当該剥離層の主成分がエ
チレン−αオレフイン共重合体、補強ポリマーお
よび粘着減殺性化合物を主成分とする組成物より
なるものであることを特徴とする接着テープ又は
シートを提供するものである。 本発明の接着テープ又はシートによれば、感圧
接着剤層の主成分が天然及び/又は合成ゴムであ
る場合においても、テープ又はシート背面にとく
に剥離処理を施さなくとも、良好な巻き戻し性が
得られるものである。 本発明の実施に当たつて用いられるエチレン−
αオレフイン共重合体は、密度0.80〜0.90g/cm3
であることが好ましい。αオレフインは、α位に
二重結合を有するアルケンで、プロピレン、1−
ペンテン、1−ブテン、4−メチル−1−ペンテ
ン、1−ヘキセンなどの炭素数3〜8のものがあ
げられる。エチレン−αオレフイン共重合体とし
ては、エチレン−1−ブテンランダム共重合体、
エチレン−プロピレン共重合体などが挙げられ、
一種類または数種類の混合物が使用される。 本発明の実施にあたつて用いられる補強ポリマ
ーは、前述のエチレン−αオレフイン共重合体単
独では、剥離層の強度が弱いため、補強のため混
合されるものであり、かかる機能を有するもの
で、かつ本発明の目的に反しないものであれば使
用可能である。かかるものとしては、たとえば、
ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル共
重合体、エチレン−アクリル酸共重合体などの熱
可塑性ポリマーが挙げられる。かかる補強ポリマ
ーの中でも、特に好ましくは、JIS K−6301試験
による硬度が70以下であるポリマーの一種類また
は数種類の混合物が用いられる。硬度70を超える
ポリマーは、とくにエチレン−酢酸ビニル共重合
体、エチレン−アクリル酸エチル共重合体などの
ポリマーでは、天然及び/又は合成ゴム系感圧接
着剤の接着力が大きくなり剥離効果が悪くなる。 本発明の実施に当たつて用いられる粘着減殺性
化合物は、該エチレン−αオレフイン共重合体、
補強ポリマーに比べて低分子化合物であることが
好適であり、かかるものとしては、例えばオレイ
ン酸アミド、エチレンビスステアリルアミド、ジ
ステアリルアジポアミド、エルカ酸アミド、ヘキ
サメチレンビスオレイルアミド、N−オレイルス
テアリルアミド、エチレンビスオレイルアミドな
どの脂肪酸アマイド、ポリオキシエチレングリコ
ール、ブチルステアレート、ポリオキシエチレン
アルキルエーテルリン酸エステルなどの界面活性
剤、4フツ化エチレン、流動パラフインなどのワ
ツクス、シリコーンオイルなどが挙げられるが、
ビスアマイド型の脂肪酸アマイドを使用した場
合、テープの巻き戻し力、接着力などテープとし
ての総合特性上、特に好ましいものである。 本発明の剥離層を構成する主成分の配合比は、
補強ポリマーの重量を1とすると、エチレン−α
オレフイン共重合体が0.1〜9、粘着減殺性化合
物が0.001〜2の範囲で、好ましくは、補強ポリ
マーの重量1に対してエチレン−αオレフイン共
重合体が0.2〜2.5、粘着減殺性化合物が0.007〜1
の範囲である。 さらに本発明の剥離層は、上述の成分のほか、
剥離機能を低下させない範囲で、顔料、安定剤、
充填剤、可塑剤、ブロツキング防止剤、架橋剤な
どを含んでいてもよい。 感圧接着剤の組成はとくに限定されるものでは
なく、従来既知の感圧接着剤、たとえばアクリル
系感圧接着剤、天然及び/又は合成ゴムが主成分
である感圧接着剤などが例示される。特に、柔ら
かく流動性に富む天然及び/又は合成ゴムが主成
分である感圧接着剤を用いたときに、本発明の効
果が顕著に得られる。 本発明で使用される支持体の材質も特に限定さ
れるものではなく、従来既知のものを使用すれば
よい。たとえば、ポリ塩化ビニル系樹脂(塩化ビ
ニルと他の樹脂とを共重合した樹脂を含む)、ポ
リオレフイン系樹脂(エチレン共重合体を含む)
などのプラスチツクフイルム類、クラフト紙、和
紙などの紙類、織布、不織布などの布類などがあ
げられる。 本発明の接着テープ又はシートは、通常紙管、
合成樹脂管等に接着剤層を内側にしてロール状に
捲回して使用に供される。 〔作用・効果〕 エチレン−αオレフイン共重合体、補強ポリマ
ーおよび粘着減殺性化合物を主成分とする組成物
を剥離層の主成分とすることによる作用は次の通
りである。即ち、エチレン−αオレフイン共重合
体を混合することにより剥離層ポリマーの結晶化
度を低下させ、前記三成分の中では、比較的低分
子量の粘着減殺性化合物が剥離層表面にブルーミ
ングし、粘着減殺性化合物と感圧接着剤層との接
着力が、巻き戻し時の引つ張り力と近似している
ためと思われる。 従つて、本発明によれば、背面に特別な背面処
理を行つていないにもかかわらず、ロール状に捲
回されても良好な巻き戻し性を有する接着テープ
またはシートを得ることができる。また、本発明
接着テープまたはシートは、背面処理を行わない
ため、材料費、加工性面で有利になると同時に、
背面処理剤の接着層への移行という問題も解決で
きる。 さらに、本発明の接着テープまたはシートは、
その重ね貼り、マジツクインキ筆記性、ノンスリ
ツプ性を有する新規な剥離層を提供することがで
きる。 〔実施例〕 本発明の接着テープ又はシートが良好な巻き戻
し性を有する事実は、以下の実施例により立証さ
れるが、本発明は、この実施例に限られるもので
はない。なお、文中部とあるのは重量部を意味す
る。 実施例 1 低密度ポリエチレン(MI=3.7dg/分、密度
0.923g/cm3)70部、エチレン−プロピレン共重
合体(密度=0.88g/cm3)30部、エチレンビスス
テアリルアミド3部を通常の方法で混練し、ペレ
ツト化する。このペレツトを、坪量73g/m2のク
ラフト紙に厚さ20μmにラミネートした支持体を
作製する。 一方、天然ゴム100部、石油系粘着付与樹脂100
部、プロセスオイル30部をトルオールに溶解した
感圧接着剤を使用する。 次に、前記支持体に、乾燥後の厚みが30μmと
なるように該感圧接着剤を塗布乾燥し、ロール状
に捲回した接着テープを得る。 比較例 1 支持体のラミネート層の成分が低密度ポリエチ
レン100部の一成分だけである以外は、実施例1
と同様にして接着テープを得る。 比較例 2 支持体のラミネート層の成分が低密度ポリエチ
レン70部、エチレン−プロピレン共重合体30部の
二成分だけである以外は、実施例1と同様にして
接着テープを得る。 比較例 3 支持体のラミネート層の成分が低密度ポリエチ
レン100部、エチレンビスステアリルアミド3部
の二成分だけである以外は、実施例1と同様にし
て接着テープを得る。 以上の接着テープの巻き戻し力を測定した。 (巻き戻し力の測定方法) テープを20℃、65%相対湿度雰囲気下で30m/
分の速度で巻き戻した時の抵抗力を測定する。
【表】
【表】
ラミネート層がクラフト紙から剥れた。
実施例 2 低密度ポリエチレン(MI=9.5dg/分、密度=
0.917g/cm3)50部、エチレン−1−ブテンラン
ダム共重合体(密度=0.89g/cm3)50部、ヘキサ
メチレンビスオレイルアミド4部、N―オレイル
ステアリルアミド0.5部、顔料0.2部から成る組成
物を、基布(80デニールポリエステル繊維、打込
本数80×80本/1インチ)に30μmの厚さでラミ
ネートした支持体を作製する。 一方、天然ゴム100部、石油系粘着付与樹脂120
部、プロセスオイル20部、炭酸カルシウム20部を
バンバリーミキサーで混練した感圧接着剤を用意
する。 次に前記支持体に、厚み60μmになるようにカ
レンダーロールで該接着剤を塗工し接着テープを
得る。 比較例 4〜6 剥離層組成物が、低密度ポリエチレンと顔料か
らなる場合(比較例4)、低密度ポリエチレンと
エチレン−1−ブテンランダム共重合体と顔料か
らなる場合(比較例5)、低密度ポリエチレンと
ヘキサメチレンビスオレイルアミドとN−オレイ
ルステアリルアミドと顔料からなる場合(比較例
6)の三種類について、実施例2と同様にして接
着テープを得る。 以上のテープの巻き戻し力を測定した。
実施例 2 低密度ポリエチレン(MI=9.5dg/分、密度=
0.917g/cm3)50部、エチレン−1−ブテンラン
ダム共重合体(密度=0.89g/cm3)50部、ヘキサ
メチレンビスオレイルアミド4部、N―オレイル
ステアリルアミド0.5部、顔料0.2部から成る組成
物を、基布(80デニールポリエステル繊維、打込
本数80×80本/1インチ)に30μmの厚さでラミ
ネートした支持体を作製する。 一方、天然ゴム100部、石油系粘着付与樹脂120
部、プロセスオイル20部、炭酸カルシウム20部を
バンバリーミキサーで混練した感圧接着剤を用意
する。 次に前記支持体に、厚み60μmになるようにカ
レンダーロールで該接着剤を塗工し接着テープを
得る。 比較例 4〜6 剥離層組成物が、低密度ポリエチレンと顔料か
らなる場合(比較例4)、低密度ポリエチレンと
エチレン−1−ブテンランダム共重合体と顔料か
らなる場合(比較例5)、低密度ポリエチレンと
ヘキサメチレンビスオレイルアミドとN−オレイ
ルステアリルアミドと顔料からなる場合(比較例
6)の三種類について、実施例2と同様にして接
着テープを得る。 以上のテープの巻き戻し力を測定した。
【表】
実施例 3
ポリプロピレン(密度=0.90g/cm3)80部、エ
チレン−プロピレン共重合体(密度=0.88g/
cm3)20部、リン酸エステル系界面活性剤3部を混
合し剥離層組成物を作製する。 一方、スチレン−イソプレン−スチレンブロツ
ク共重合体(熱可塑性ゴム)100部、石油系粘着
付与樹脂100部、プロセスオイル20部からなるホ
ツトメルト型感圧接着剤を用意する。 次に、三層押出機で前記剥離組成物、前記ポリ
プロピレン、該ホツトメルト型接着剤をそれぞれ
の厚みが30μmになるよう共押出し、接着剤層が
内側になるようロールに捲回して接着テープを得
る。 比較例 7〜9 剥離組成物がポリプロピレンのみ(比較例7)、
ポリプロピレンとエチレン−プロピレン共重合体
のみ(比較例8)、ポリプロピレンとリン酸エス
テル系界面活性剤のみ(比較例9)の三種類につ
いて実施例3と同様にして接着テープを得る。 以上のテープの巻き戻し力を測定した。
チレン−プロピレン共重合体(密度=0.88g/
cm3)20部、リン酸エステル系界面活性剤3部を混
合し剥離層組成物を作製する。 一方、スチレン−イソプレン−スチレンブロツ
ク共重合体(熱可塑性ゴム)100部、石油系粘着
付与樹脂100部、プロセスオイル20部からなるホ
ツトメルト型感圧接着剤を用意する。 次に、三層押出機で前記剥離組成物、前記ポリ
プロピレン、該ホツトメルト型接着剤をそれぞれ
の厚みが30μmになるよう共押出し、接着剤層が
内側になるようロールに捲回して接着テープを得
る。 比較例 7〜9 剥離組成物がポリプロピレンのみ(比較例7)、
ポリプロピレンとエチレン−プロピレン共重合体
のみ(比較例8)、ポリプロピレンとリン酸エス
テル系界面活性剤のみ(比較例9)の三種類につ
いて実施例3と同様にして接着テープを得る。 以上のテープの巻き戻し力を測定した。
【表】
比較例 10
低密度ポリエチレンの代わりに、分子量15000
を有するアタクチツクポリプロピレンを使用する
こと以外は、実施例1と同様にして接着テープを
製造する。 比較例 11 エチレン−プロピレン共重合体の代わりに分子
量15000を有するアタクチツクポリプロピレンを
使用すること以外は、実施例1と同様にして接着
テープを製造する。 以上の実施例からも明らかなように、剥離層の
主成分が、エチレン−αオレフイン共重合体と補
強ポリマーと粘着減殺性化合物の三成分である時
に初めて本発明に特有の効果が得られる。
を有するアタクチツクポリプロピレンを使用する
こと以外は、実施例1と同様にして接着テープを
製造する。 比較例 11 エチレン−プロピレン共重合体の代わりに分子
量15000を有するアタクチツクポリプロピレンを
使用すること以外は、実施例1と同様にして接着
テープを製造する。 以上の実施例からも明らかなように、剥離層の
主成分が、エチレン−αオレフイン共重合体と補
強ポリマーと粘着減殺性化合物の三成分である時
に初めて本発明に特有の効果が得られる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 片面に剥離層を、他面に感圧接着剤層を設け
てなる支持体よりなる接着テープまたはシートで
あつて、当該剥離層の主成分がエチレン−αオレ
フイン共重合体、補強ポリマーおよび粘着減殺性
化合物を主成分とする組成物よりなるものである
ことを特徴とする接着テープ又はシート。 2 当該粘着減殺性化合物が脂肪酸アマイドであ
る特許請求の範囲第1項記載の接着テープ。 3 当該感圧接着剤層の主成分が天然又は/及び
合成ゴムである特許請求の範囲第1または2項記
載の接着テープ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59226462A JPS61103976A (ja) | 1984-10-27 | 1984-10-27 | 接着テ−プ又はシ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP59226462A JPS61103976A (ja) | 1984-10-27 | 1984-10-27 | 接着テ−プ又はシ−ト |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61103976A JPS61103976A (ja) | 1986-05-22 |
| JPH0136877B2 true JPH0136877B2 (ja) | 1989-08-02 |
Family
ID=16845475
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP59226462A Granted JPS61103976A (ja) | 1984-10-27 | 1984-10-27 | 接着テ−プ又はシ−ト |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61103976A (ja) |
Families Citing this family (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01130992A (ja) * | 1987-11-18 | 1989-05-23 | Daiwa Kasei Shoji Kk | 印刷面保護フィルム及び印刷物の保護フィルム貼着方法 |
| JPH04216885A (ja) * | 1990-12-19 | 1992-08-06 | Sekisui Chem Co Ltd | 筆記性粘着テープ |
| US6228449B1 (en) | 1994-01-31 | 2001-05-08 | 3M Innovative Properties Company | Sheet material |
| US5817386A (en) * | 1996-03-28 | 1998-10-06 | Norton Performance Plastics Corporation | Silicone-free release films |
| US7247266B2 (en) | 2002-04-10 | 2007-07-24 | Thomas & Betts International Inc. | Lubricating coating and application process for elastomeric electrical cable accessories |
| EP1555304A4 (en) * | 2002-10-25 | 2005-10-26 | Mitsubishi Chem Corp | RELEASE AND SEALING FILM |
| JP4860114B2 (ja) | 2004-03-02 | 2012-01-25 | 日東電工株式会社 | 熱硬化型粘接着テープ又はシート、及びその製造方法 |
| DE102008021842A1 (de) * | 2008-04-30 | 2009-11-05 | Tesa Se | Polyolefinfolie und Verwendung derselben |
| JP2011208086A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Nitto Denko Corp | 剥離ライナー付き粘着テープ又はシート |
| JP2011208087A (ja) * | 2010-03-30 | 2011-10-20 | Nitto Denko Corp | ロール状粘着テープ又はシート |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5745790A (en) * | 1980-09-03 | 1982-03-15 | Hitachi Ltd | Solid-state color image pickup device |
-
1984
- 1984-10-27 JP JP59226462A patent/JPS61103976A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61103976A (ja) | 1986-05-22 |
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