JPH0137069Y2 - - Google Patents

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JPH0137069Y2
JPH0137069Y2 JP1984099985U JP9998584U JPH0137069Y2 JP H0137069 Y2 JPH0137069 Y2 JP H0137069Y2 JP 1984099985 U JP1984099985 U JP 1984099985U JP 9998584 U JP9998584 U JP 9998584U JP H0137069 Y2 JPH0137069 Y2 JP H0137069Y2
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electric heating
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、積雪地帯で用いる屋根の雪落し兼漏
水防止装置に関する。
〔従来の技術〕
積雪地帯では、屋根に積つた雪を除去しなけれ
ばならず、そのための雪落し装置として第6図な
いし第8図に示すように、帯状の電熱シート2を
使用したものが知られている。
即ち、第6図に示すものは、勾配を有する屋根
1の軒部1a軒棟方向すなわち縦方向中央に、こ
の方向と直交する横方向に沿つて横長に電熱シー
ト2を屋根板3裏面側に配設したものである。前
記電熱シート2は電熱カーペツトとして使用され
る従来公知のものを細長い帯状にしたものであ
る。なお、第6図中、4は室内5に配置した暖房
器具である。
しかし、第6図に示す雪落し兼漏水防止装置で
は、屋根1に積つた雪6の電熱シート2の周囲部
分に横長の空洞7が形成されるだけで雪が落下せ
ず、しかも空洞7の外周側は外気温が低いために
屋根の横方向に沿つて氷結し、この氷結部8棟側
に雪融け水による水溜り9ができる。
また、第7図、第8図に示すように、電熱シー
ト2を屋根1の軒先縁部1bに横方向に沿つて配
設したり、軒先縁部1bから棟側に複数本の電熱
シート2を配設することも考えられる。なお、第
7図、第8図中の第1図と同符号は同一部分を示
す。
さらに、実開昭54−31338号公報に示すように、
屋根の軒先縁部から棟側に向つて縦方向に1本の
電熱線を設けたものもあつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、第6図、第7図および第8図に示す屋
根の雪落し装置では外気温が低い場合には、電熱
シート直上の屋根1まわりの雪だけが融けて空洞
となるだけでなく、軒先部分に氷結した雪の小山
が堤となつてしまい、この堤より軒先側に雪が滑
り落ちにくく、前記個所に室内暖房によつて融け
た屋根上の雪水が溜り、この溜り水が棟側へ逆流
し、屋根板の継目部の漏水、いわゆる「すが漏
り」となるものであつて、これが金属屋根板など
の勾配の緩い建物で生じやすいという問題点があ
つた。
なお、第7図、第8図に示すように屋根1の軒
先縁部1bに横方向に沿う電熱シート2を配設す
ると、空洞7は軒先側が開口するが、雪が氷柱8
aとなつて屋根1の軒先縁から垂れ下がるだけ
で、前述した問題点はほとんど解決できず、第8
図に示すものも、屋根1の空洞7の数が縦方向に
3つになるだけで、前述した問題点はほとんど解
決できない。
さらに、実開昭54−31338号公報に示すものは、
屋根の横方向の1箇所に、電熱線による加熱によ
つて空洞がない部分ができるが、横方向の電熱線
がない部分では、雪が融けず氷結した堤ができ、
前述した第6図ないし第8図に示すものとほぼ同
様に、電熱源の真上部以外の屋根上の雪が軒先側
に滑り落ちにくく、前記堤の棟側に雪水が溜るの
で、漏水を防止できないという問題点があつた。
なお、電熱シートの面積を大きくすれば、極論
すると、屋根面を電熱シートで全面的におおつて
しまえば、屋根の軒部の氷結を解消または減少さ
せることができ、水溜りも解消できるが、電熱シ
ートは30乃至100℃の温度に発熱するものが必要
であるため、電気消費量が多くなり実用的ではな
い。
本考案は、前述した問題点を解決するためにな
されたものであつて、「すが漏り」と呼ばれる漏
水を防止するには屋根の軒部と主屋上方部との境
目部に水溜りが生じないようにすればよいことに
着目し、多数の縦長の電熱シートを用いて、電気
消費量が少いにもかかわらず、雪落しの他に「す
が漏り」と呼ばれる漏水を確実に防止できる屋根
の雪落し兼漏水防止装置を提供することを目的と
している。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案による屋根の雪落し兼漏水防止装置は、
勾配を有する屋根の軒先縁部から軒部と主屋上方
部との境目部よりやや棟側までの間にわたり、縦
長長方形状で可撓性がある多数の電熱シートを、
一定間隔で屋根板裏面に密着させて屋根の横方向
全域に並設したものである。
〔作用〕
本考案による屋根の雪落し兼漏水防止装置は、
縦長長方形状の多数の電熱シートを一定間隔で屋
根の横方向全域に並設したので、前記間隔がない
ものに比べて電熱シートの合計面積が少くてす
み、これらの電熱シートは屋根の軒先縁部から軒
部と主屋上方部との境目部よりやや棟側まで配設
したので、これより棟側に延ばすのに比べて電熱
シートの合計面積が少く、さらに電熱シートは可
撓性のものを用い屋根板裏面に密着させたので、
電熱シートの熱をむだなく屋根に伝えることがで
き、したがつて、使用時の電気消費量が比較的少
くてすむ。
また、本考案は、多数の縦長長方形状の電熱シ
ートを、屋根の縦方向には軒先縁部から軒部と主
屋上方部との境目部からやや棟側までの間に配設
し、屋根の横方向には全域にわたり一定間隔で多
数並設したので、屋根上に雪が積つた時に、電熱
シートに通電してこれらを発熱させることによ
り、電熱シートが屋根板裏面に密着した部分の屋
根上面に接触および近接する雪は、軒先縁部から
軒部と主屋上方部との境目よりやや棟側まで、横
方向全域にわたり多数個所で電熱シートにより加
熱されて融ける。したがつて、雪が氷結していな
い場合には、電熱シートと対向している部分の雪
は、屋根の勾配と重力とによつて軒先縁部から滑
り落ちやすく、雪が滑り落ちるとこれらの部分に
雪が棟側から滑り込むとともに、左、右両側から
も入り込み、この際雪の移動が縦横方向とも不均
等になるので、空洞部が生じにくい。そして、寒
気が強く軒部上で雪が氷結し、氷結部ができた場
合でも、電熱シートを発熱させると、軒先縁部か
ら主屋上方部との境目部またはそのやや棟側まで
トンネル状に電熱シートの数だけ、縦長の空洞が
多数形成される。このため、前記境目部より棟側
の屋根上の雪が室内の暖房によつて融けても前記
境目部に水が棟側に逆流するような水溜りを生じ
ることがなく、水はトンネル状の空洞を伝わつて
屋根の勾配により軒先縁に向つて流れ、軒先縁か
ら流下し、したがつて、「すが漏り」と呼ばれる
漏水を確実に防止できる。しかも、電熱シートに
よる加熱と、軒先縁に向つて流れる水とで、トン
ネル状の空洞の幅が拡がるため、前述した雪が氷
結しない場合と近似した作用で空洞ができた部分
より軒先縁部側の雪が軒先縁から滑り落ちる。
〔実施例〕
以下、本考案の一実施例を第1図乃至第3図を
参照して説明する。
第1図において、符合1は勾配を有する屋根で
あつて、屋根1には軒先縁部1bから棟側に向つ
て軒部1aと主屋10上方部の境目部1cよりや
や棟側まで延びる多数の縦長の電熱シート11
が、屋根板3の裏面側の横方向全域にわたり一定
間隔で配設されている。
すなわち、第2図、第3図にも示すように、屋
根1は母屋12上にこれらと直交する垂木13が
固定され垂木13上に木毛板などの下地材14が
敷設され、下地材14とこれらの上に横茸きされ
た長尺の亜鉛メツキ鋼板、塗装鋼板などの金属板
からなる屋根板3の間に、前記電熱シート11が
配設されている。
電熱シート11は、電熱カーペツトとして使用
されるものなど、可撓性を有する従来公知の面発
熱体からなり、屋根板3の裏面にこれらの形状に
合せて貼着などの手段で密着されている。また、
電熱シート11は幅100mm程度、長さ1000乃至
1500mm程度の縦長長方形状に形成され、通電によ
り30乃至100℃程度の温度に発熱する同形のもの
が450乃至600mm程度の一定間隔で配置されてい
る。
以上のように構成された実施例の雪落し兼漏水
防止装置は、屋根1上に雪6が積つた時に、電熱
シート11に通電するとこれらが発熱する。この
ため、電熱シート11が屋根板3の裏面に密着し
た部分の屋根1上面に接触および近接する雪は、
軒先縁部1bから軒部1aと主屋10上方部との
境目部1cよりやや棟側まで横方向全域にわたり
多数個所で電熱シート11で加熱されて融ける。
したがつて、雪が氷結されていない場合には、電
熱シート11と対向している部分の雪は、屋根1
の勾配と重力とによつて軒先縁部1bから滑り落
ちやすく、雪が滑り落ちると、これらの部分に雪
が棟側から滑り込むと共に、左、右両側からも入
り込み、この際、雪の移動が縦、横方向とも不均
等になるので、第6図乃至第8図に示すような空
洞部が生じにくい。また、寒気が強く、軒部1a
上で雪が氷結し、氷結部8ができた場合でも、電
熱シート11に通電すると、これらが発熱して軒
先縁部1bから主屋10上方部との境目部1cま
たはそのやや棟側の水溜りが従来は生じ易い部分
までトンネル状に電熱シート11の数だけ、縦長
の空洞15が多数形成される。このため、境目部
1cより棟側の屋根1上の雪6が室内の暖房によ
つて融けても、前記境目部1cに、水が棟側に屋
根板3の継目部3aまで逆流するような水溜りを
生じることがなく、水はトンネル状の空洞15を
伝わつて屋根1の勾配により軒先縁部1bに向つ
て流れ軒先縁から流下し、したがつて「すが漏
り」と呼ばれる漏水を確実に防止できる。しか
も、電熱シート11による加熱と、軒先縁部1b
に向つて流れる水とで、トンネル状の空洞15の
幅が拡がるため、前述した雪が氷結しない場合と
近似した作用で空洞15ができた部分より軒先縁
部1b側の雪が軒先縁から滑り落ちる。
第4図、第5図は本考案の他の実施例を示し、
本実施例では、縦長長方形状の電熱シート11と
これらに直交する横長の帯状の電熱シート2とを
屋根板3裏面に密着したものである。なお、第4
図、第5図中、第1図乃至第3図と同符合は対応
する部分を示す。
本実施例では、屋根1上の雪の氷結時に第1図
乃至第3図の実施例の縦長の空洞15に加えて電
熱シート2の通電発熱による横長の空洞7が形成
され、これらの空洞15,7が交差部で連通さ
れ、縦長の空洞15間の雪融け水が横長の空洞7
を通つて縦長の空洞15に導かれるので、第1図
乃至第3図に示すものより排水および雪の滑り落
ちが良好に行われる。
なお、本実施例において、縦長の電熱シート1
1と直交する横長の電熱シート2は軒棟方向に複
数本設けても良い。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、縦長長
方形状の多数の電熱シートを一定間隔で屋根の横
方向全域に並設したので、前記間隔がないものに
比べて電熱シートの合計面積が少くてすみ、これ
らの電熱シートは屋根の軒先縁部から軒部と主屋
上方部との境目部よりやや棟側まで配設したの
で、これより棟側に延ばすのに比べて電熱シート
の合計面積が少く、さらに電熱シートは可撓性の
ものを用い屋根板裏面に密着させたので、電熱シ
ートの熱をむだなく屋根に伝えることができ、し
たがつて、使用時の電気消費量が比較的少くてす
む。
また、本願考案によれば、多数の縦長長方形状
の電熱シートを、屋根の縦方向には軒先縁部から
軒部と主屋上方部との境目からやや棟側までの間
に配設し、屋根の横方向には全域にわたり一定間
隔で多数並設したので、屋根上に雪が積つた時
に、電熱シートに通電してこれらを発熱させるこ
とにより、電熱シートが屋根板裏面に密着した部
分の屋根上面に接触および近接する雪は、軒先縁
部から軒部と主屋上方部との境目部よりやや棟側
まで、横方向全域にわたり多数個所で電熱シート
により加熱されて融ける。したがつて、雪が氷結
していない場合には、電熱シートと対向している
部分の雪は、屋根の勾配と重力とによつて軒先縁
部から滑り落ちやすく、雪が滑り落ちるとこれら
の部分に雪が棟側から滑り込むとともに、左、右
両側からも入り込み、この際雪の移動が縦横方向
とも不均等になるので、空洞部が生じにくい。そ
して、寒気が強く軒部上で雪が氷結し、氷結部が
できた場合でも、電熱シートを発熱させると、軒
先縁部から主屋上方部との境目部またはやや棟側
までトンネル状に電熱シートの数だけ、縦長の空
洞が多数形成される。このため、前記境目部より
棟側の屋根上の雪が室内の暖房によつて融けても
前記境目部に水が棟側に逆流するような水溜りを
生じることがなく、水はトンネル状の空洞を伝わ
つて屋根の勾配により軒先縁に向つて流れ、軒先
縁から流下し、したがつて、「すが漏り」と呼ば
れる漏水を確実に防止できる。しかも、電熱シー
トによる加熱と、軒先縁に向つて流れる水とで、
トンネル状の空洞の幅が拡がるため、前述した雪
が氷結しない場合と近似した作用で空洞ができた
部分より軒先縁部側の雪が軒先縁から滑り落ちる
という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例による雪落し兼漏水
防止装置を備えた屋根の概略斜視図、第2図は同
要部の拡大側断面図、第3図は同部分正面断面
図、第4図は本考案の他の実施例による雪落し兼
漏水防止装置を備えた屋根の概略斜視図、第5図
は同部分正面断面図、第6図乃至第8図は従来の
互いに異る雪落し兼漏水防止装置を備えた屋根を
それぞれ示す部分概略側断面図である。 1……屋根、1a……軒部、1b……軒先縁
部、1c……境目部、2,11……電熱シート、
7,15……空洞、8……氷結部、9……水溜
り、10……主屋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 勾配を有する屋根の軒先縁部から軒部と主屋上
    方部との境目部よりやや棟側までの間にわたり、
    縦長長方形状で可撓性がある多数の電熱シート
    を、一定間隔で屋根板裏面に密着させて屋根の横
    方向全域に並設したことを特徴とする屋根の雪落
    し兼漏水防止装置。
JP9998584U 1984-07-04 1984-07-04 屋根の雪落し兼漏水防止装置 Granted JPS6120630U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9998584U JPS6120630U (ja) 1984-07-04 1984-07-04 屋根の雪落し兼漏水防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9998584U JPS6120630U (ja) 1984-07-04 1984-07-04 屋根の雪落し兼漏水防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6120630U JPS6120630U (ja) 1986-02-06
JPH0137069Y2 true JPH0137069Y2 (ja) 1989-11-09

Family

ID=30659460

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JP9998584U Granted JPS6120630U (ja) 1984-07-04 1984-07-04 屋根の雪落し兼漏水防止装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5431338U (ja) * 1977-08-04 1979-03-01

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JPS6120630U (ja) 1986-02-06

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