JPH0138478Y2 - - Google Patents

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JPH0138478Y2
JPH0138478Y2 JP1503182U JP1503182U JPH0138478Y2 JP H0138478 Y2 JPH0138478 Y2 JP H0138478Y2 JP 1503182 U JP1503182 U JP 1503182U JP 1503182 U JP1503182 U JP 1503182U JP H0138478 Y2 JPH0138478 Y2 JP H0138478Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、白地瓦の乾燥、焼成に際し、瓦を
台車(キルンカー)等の上に保持するための瓦保
持具に係り、さらにいえば、縦向きとした瓦をほ
ぼ垂直に近い姿勢で立てかけ保持する縦型瓦保持
具に関する。
(背景技術) 従来の縦型瓦保持具は、第1図に示した通り、
平行な2本の枠部材1,1間に横桟2…をかけ渡
して固着し、上部支持部3…は、所定の間隔をあ
けて枠部材2,2に固着されている。隣り合う上
部支持部3,3の中間位置及び枠部材2の長手方
向両端位置に、短かい棒状の下端支持部4,4…
が左右対称に固着されている。
瓦5は、縦向きとしてその下端前縁を下端支持
部4,4の手前に止めて支持させ、背面上方を上
部支持部3へ立てかけ、略垂直に近い姿勢で保持
される。
しかし、当初正常であつたのにもかかわらず、
焼成工程を経た瓦5は、第2図に示したように尻
側の凹曲面が点線aのように浅くなり、相対的に
頭側の凹曲面が点線bのように深くなる歪を生
じ、不良品化することが往々にしてあつた。この
不良な瓦5で屋根を葺くと、瓦相互の重ね合わせ
の部分(尻と頭の重なり部分)に隙間を生じ雨漏
りが発生する原因となる。
ところで、上記不良品化の原因は、大別して2
通り考えられた。
その第一は、白地瓦は、平板状荒地をプレス成
形して成るため内部に残留応力を有し、この残留
応力が乾燥、焼成工程時の収縮と相まつて谷の曲
率を変化させるとの推定である。
第二は、瓦は、第1図のように、尻を下に、頭
を上にして立てかけ保持されるが、焼成工程時に
は横桟2…が伸びて左右の下端支持部4,4の間
隔がかなり広がるのに対し、瓦5は焼成工程にお
いて逆に収縮し、かつ、残留応力の作用で谷の曲
率が小さくなろうとするので、その相乗効果とし
て、瓦5は尻の凹曲面が一層浅くなり、相対的に
頭の凹曲面が一層深くなる歪みを生ずるとの推定
である。
この点、実願昭55−111627号に係る縦型瓦保持
具は、瓦の下端支持部を枠部材間のぼ中央に位置
する1個の突起部として構成したので、上述の如
き欠点は解消した。
しかし、突起部たる下端支持部は瓦に対して小
さな点線状に接触し支持する構成なので、いまだ
軟らかい白地瓦に線点状の痕跡がつきやすい。そ
の上、瓦には、下端支持部による支持部を中心と
した曲げが作用し易い。特に、最近は良質の粘土
が不足がちで、ねばり、抗張力、耐力の劣る白地
瓦が多いので、下端支持部による支持部にひび割
れのおそれ、あるいは瓦が全体的に曲がるおそれ
が多分にあつた。
次に、実開昭55−83692号公報記載の縦型瓦保
持具も、瓦の下端支持部を中央に1個の突起部と
して設けた構成ではある。しかし、瓦の上部支持
部とは枠部材の長手方向に前後しなく、即ち同列
に並ぶ位置に設けられた構成なので、一つの下端
支持部及び一つの上部支持部の片側に1枚しか瓦
を立てかけられず、従つて、可及的小ピツチで効
率よく多数の瓦を保持せしめることは望み得ない
欠点があつた。
(考案の目的) そこで、この考案の目的は、正常な白地瓦が焼
成工程において谷の曲率に歪を生じ不良品化する
ことを防ぐことができ、しかも縦向きの瓦を可及
的小ピツチで多数高密度、高効率に立てかけ保持
させることができ、その上、下端支持部によつて
瓦が傷つき若しくはひび割れたり曲がりを生ずる
ことのない構成に改良した縦型瓦保持具を提供す
ることにある。
(考案の開示、作用効果) 上記目的を達成するために、この考案の縦型瓦
保持具は、瓦の下端支持部を、略平行に並べた枠
部材間のほぼ中央で、かつ、上部支持部とは枠部
材の長手方向に所定の距離をおいた位置に、枠部
材間の幅方向に若干の間隔にわたり多数の点若し
くは線又は面などによつて瓦と接触する形状の突
起物として形成した構成とされている。
従つて、縦向きとした瓦は、この縦型瓦保持具
に対して、下端前縁を下端支持部の片側に止めて
支持させ、背面上方を上部支持部に立てかける要
領で、一つの下端支持部、一つの上端支持部の両
側にそれぞれ各1枚づつ合計2枚立てかけ保持さ
せることができる。即ち、可及的小ピツチで多数
の瓦を立てかけ保持させることができる。よつ
て、瓦の炉装入量が増え、生産性を向上すること
ができる。
この縦型瓦保持具に立てかけ保持させた瓦は、
突起部としての下端支持部により、実質上その下
端前縁の略中央部をのみ支持されるので、焼成工
程においてその谷の曲率に歪みを生じて不良品化
するようなことは決してない。従つて、品質、精
度及び歩留りの良い瓦の製造に寄与する。
その上、瓦の下端支持部は、枠部材間の幅方向
に若干の間隔にわたり瓦と接触する形状の突起部
として形成され、即ち、瓦の下端前縁のほぼ中央
部を支持するという意義を損わない限度の間隔に
わたる多数の点若しくは線状又は面で瓦の下端前
縁と接触し支持するから、瓦の下端前縁の支持力
が分散する。従つて、瓦における支持点に傷がつ
き難く、また、その支持点を中心とする曲げある
いはひび割れを生ずるおそれがないのである。
次に、この考案を実施例により説明する。
(第1の実施例) 第3図〜第5図において、1,1は12mm程度
の耐熱丸鋼棒より成る平行な2本の枠部材、2…
は9mm程度の耐熱丸鋼棒より成る横桟であり、こ
れは前記枠部材1,1間に所要の間隔で各々平行
にかけ渡し枠部材1,1との各交点が溶接で固着
されている。枠部材1,1の間隔は、通常200mm
ぐらいである。図中3…は隣り合う横桟2,2の
中間位置に設けた上部支持部である。これは耐熱
平鋼板を略台形状に屈曲形成してなり、その両下
端を枠部材1,1に溶接で固着されている。この
上部支持部3の高さは、通常130〜140mmぐらいで
ある。図中3a,3b,3cは、上部支持部3の
強度を増すためその上面部、両肩部および脚部に
プレス成形した凹凸部である。
図中6は、耐熱鋼板を厚さが約10mm、長さcが
約70mm、幅が約20mm程度の細長い長方形に成形し
て成る2枚のプレート6a,6aを、横桟2の中
央部に溶接で固着して成る瓦の下端支持部であ
る。該2枚のプレート6a,6aは、横桟2上に
上向きに垂直に配置し、かつ、両者の間隔e(第
5図)は約30mmとして各々枠部材1の長手方向に
平行に配設し、その中央部が横桟2に溶接で固着
されている。
つまり、下端支持部6…は、枠部材1,1間の
ほぼ中央に位置し、かつ、間隔eにわたる2点で
瓦5の下端前縁部と接触してこれを支持する突起
部として構成されている。従つて、瓦5の支持力
は二分され、各支持点の圧接力はかなり小さいも
のとなるから、瓦5における支持点の跡に痕跡は
ほとんど残らないし、また、瓦5の前記支持点を
中心とする曲げモーメントは緩和され曲げを生じ
難いのである。
なお、下端支持部6を構成するプレート6aの
端部から上部支持部3の前縁までの平面的にみた
間隔d(第5図)は、瓦5を縦向きにしてほぼ垂
直に近い姿勢で立てかけ保持させるに適切である
ように、一般に約20mmとされている。また、プレ
ート6aの長さcは、当該下端支持部6を間には
さんでその両側に立てかけ保持させる2枚の瓦
5,5(例えば第5図中左から第2番目と3番目
の瓦)が決して接触しない必要最小限度の長さと
され、もつて瓦5をできるだけ小ピツチにつめて
多数効率よく保持可能に構成されている。
もつとも、枠部材1の長手方向両端の横桟2′
には、その略中央部に、10程度の耐熱丸鋼棒を
20mm程度に短かく切断してなる2個のピン6b,
6bを上記プレート6a,6aと同様の間隔e′で直
立させ溶接で固着した下端支持部6′が形成され
ている。勿論、この下端支持部6′から上部支持
部3の前縁までの平面的にみた間隔d′(第5図)
は、プレート6aの場合と同様瓦5を縦向きに立
てかけ保持させるに適切な寸法(一般に約20mm)
とされている。
従つて、この縦型瓦保持具は、乾燥、焼成用台
車上に載置し、白地瓦5は、第4図に示したとお
り縦向きとしほぼ垂直に近い姿勢として左右の枠
部材1,1上に跨がせ、その下端前縁を下端支持
部6又は6′の手前側に止めて支持させ、背面上
方を上部支持部3の前縁へ立てかけ支持させる。
但し、図示した袖瓦5の場合は、袖垂れ5aが、
互い違いの並びとなるように配列し、もつて相互
に接触しないように立てかけ保持させる。かくし
て、一つの下端支持部、一つの上部支持部の両側
に各1枚ずつ合計2枚の瓦を可及的小ピツチで多
数効率よく立てかけ保持させることができる。
そして、保持された瓦5が焼成工程において谷
の曲率に歪みを生じて不良品化するおそれは決し
てない。何故なら、焼成工程において、瓦5が収
縮し又は残留応力の作用でその谷の曲率に変化を
生ずるような現象を生じても、同瓦5の下端は下
端支持部6又は6′の部位を除き枠部材1,1と
接した部位のまさつ力以外の拘束を受けず、瓦5
はその尻(下端)から頭(上端)に至るまで全体
がほぼ一様に収縮し、あるいは谷の曲率が一様に
変化することとなるからである。
しかも、下端支持部6又は6′は、若干の間隔
e,e′にわたる2点で瓦5を支持するので、瓦5
の支持力は各支持点に二分され、よつて支持跡が
痕跡としてつき難い。その上、前記2点にわたり
支持されるため、瓦5には支持点を中心とする曲
げ作用が著るしく緩和され、よつて瓦の曲がり又
はひび割れのおそれはほとんどない。
(第2の実施例) 第6図において、2本の枠部材1,1間に横桟
2…が、2本を一組として所要の間隔で各々平行
にかけ渡し固着されている。2本一組の横桟2,
2間の中央部に、9mm程度の耐熱丸棒を長さ約70
mmの形状に成形した屈曲部材6cを溶接で固着
し、下端支持部6が形成されている。屈曲部材6
cは2本一組とし、枠部材1,1間の幅方向に約
30mmの間隔で平行に配置し、かつ、上向きに直立
する配置として横桟2,2に溶接で固着されてい
る。但し、枠部材1の長手方向両端の下端支持部
6′は、半径約30mmの半円状に形成した屈曲部材
6dで形成されている。
(第3の実施例) 第7図の保持具は、2本の枠部材1,1間に、
やはり2本一組の横桟2…を所要の間隔で各々平
行にかけ渡し固着すると共に、各横桟2…の中央
部に、直径が9程度の耐熱丸鋼棒を約20mmに切断
して成るピン6b,6bを2本づつ溶接して下端
支持部6,6′が形成されている。ピン6b,6
bは、枠部材1,1間の幅方向に30mm程度の間隔
をあけて上向きに直立させ固着されている。
(第4の実施例) 第8図の保持具は、2本の枠部材1,1間に横
桟2…をかけ渡し溶接で固着すると共に、各横桟
2…の中央部に部材8を固着して下端支持部が形
成されている。この部材8は、平面形状として幅
eが約30mm、長さcが約70mm、高さが約30mmの長
円形筒状をなすもので、耐熱平鋼板で形成されて
おり、横桟2上に上向きに直立させ固着されてい
る。
なお、上部支持部7は、耐熱丸鋼棒を略台形の
ブリツジ形状に組立てた溶接構造として構成され
ている。
(第5の実施例) 第9図において、9…は2本の枠部材1,1間
にかけ渡し固着された横桟である。これは幅が20
mm程度の耐熱平鋼板よりなり、その板面を垂直に
立て(つまり縦向きとし)、所要の間隔をあけて
各々平行に枠部材1,1間にかけ渡し溶接で固着
されている。
図中11は下端支持部材であり、各横桟5の中
央部両側に溶接で固着されている。この下端支持
部材11は、平面形状がコ字形をなし、枠部材
1,1間の幅方向の間隔eが約30mmの2枚の平行
な脚片を有する。該脚片の枠部材1長手方向の長
さは約30mm程度である。下端支持部材11は1個
の横桟9の両側に1個づつ合計2個背中合せに対
称配置に溶接で固着し、もつて下端支持部を構成
している。
なお、上部支持部10は、左右の枠部材1,1
上に対称的に直立させ固着した支持脚10a,1
0aの頂部間にタイバー10bを2本づつ平行に
かけ渡して固着した耐熱丸鋼棒の溶接構造として
構成されている。
(第6の実施例) 第10図の保持具は、各横桟2の中央部に、平
面形状が枠部材1,1間の幅方向間隔eが30mm程
度、長さcが70mm程度の長円形のブロツク状をな
す下端支持部材17を溶接で固着し下端支持部が
形成されている。
なお、上部支持部18は、左右の枠部材1,1
上に対称的に直立させ固着した支持脚18a,1
8aの頂部間にタイバー18bをかけ渡して固着
し、さらに控えバー18c,18cで補強した耐
熱丸鋼棒の溶接構造として構成されている。
(第7の実施例) 第11図は、耐熱鋳鋼で全一体的に鋳造された
縦型瓦保持具を示す。
即ち、左右の平行な枠部材12,12間に所要
の間隔で各々平行に横桟13,13を形成し、各
横桟13の中央部に、枠部材12を直角をなす方
向の間隔eが約30mm、長さcが約70mmの細長い直
方体ブロツク状をなす下端支持部材14が形成さ
れている。
上部支持部15は、各横桟13,13の中間位
置であつて左右の枠部材12,12上に、左右対
称に直立する長方形板状のものとして形成されて
いる。対向する上部支持部15,15間の位置で
あつて枠部材12,12間につなぎ桟16…が形
成されている。
(第7の実施例) 第12図の保持具は、やはり鋳造品であるが、
各横桟13の中央部に、平面形が、枠部材10,
10間の幅方向間隔eが約30mm、長さcが約70mm
で両端面が半円状に凹んだブロツク形状をなす下
端支持部19を一体的に形成した構成とされてい
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の縦型瓦保持具の例を示す斜視
図、第2図は瓦の変形状態を説明するための斜視
図、第3図はこの考案の第1実施例たる縦型瓦保
持具を示す斜視図、第4図と第5図は同前の縦型
瓦保持具の使用状態を示す斜視図と平面図、第6
図〜第12図はそれぞれこの考案の異なる実施例
たる縦型瓦保持具の主要部を示す斜視図である。 5……瓦、2,9,13……横桟、6,6′…
…下端支持部、6a……プレート、6c,6d…
…屈曲部材、6b……ピン、8,11,17,1
4,19……下端支持部材、3,7,15,18
……上部支持部、1,12……枠部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 瓦5の下端前縁を支持する下端支持部6と、
    瓦5の背面上方を支持する上部支持部3とを有
    し、瓦5は縦向きとしてほぼ垂直に近い姿勢で
    立てかけ保持される縦型瓦保持具において、 瓦の下端支持部6は、略平行に並べた枠部材
    1,1間のほぼ中央の位置であつて、上部支持
    部3とは枠部材1の長手方向に所定の距離をお
    いた位置に、枠部材1,1間の幅方向に若干の
    間隔にわたり瓦5と接触する形状の突起部とし
    て形成されていることを特徴とする縦型瓦保持
    具。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項に記載した瓦
    の下端支持部6は、枠部材1,1の間にかけ渡
    した横桟2に設けている縦型瓦保持具。
JP1503182U 1982-02-05 1982-02-05 縦型瓦保持具 Granted JPS58119198U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1503182U JPS58119198U (ja) 1982-02-05 1982-02-05 縦型瓦保持具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1503182U JPS58119198U (ja) 1982-02-05 1982-02-05 縦型瓦保持具

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Publication Number Publication Date
JPS58119198U JPS58119198U (ja) 1983-08-13
JPH0138478Y2 true JPH0138478Y2 (ja) 1989-11-17

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ID=30027477

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1503182U Granted JPS58119198U (ja) 1982-02-05 1982-02-05 縦型瓦保持具

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