JPH0139251B2 - - Google Patents
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- JPH0139251B2 JPH0139251B2 JP59010865A JP1086584A JPH0139251B2 JP H0139251 B2 JPH0139251 B2 JP H0139251B2 JP 59010865 A JP59010865 A JP 59010865A JP 1086584 A JP1086584 A JP 1086584A JP H0139251 B2 JPH0139251 B2 JP H0139251B2
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- switch
- time
- voltage
- input
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-
- H—ELECTRICITY
- H03—ELECTRONIC CIRCUITRY
- H03M—CODING; DECODING; CODE CONVERSION IN GENERAL
- H03M1/00—Analogue/digital conversion; Digital/analogue conversion
- H03M1/12—Analogue/digital converters
- H03M1/50—Analogue/digital converters with intermediate conversion to time interval
- H03M1/52—Input signal integrated with linear return to datum
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Theoretical Computer Science (AREA)
- Analogue/Digital Conversion (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
発明の分野
本発明は高精度でアナログ電圧をデジタルデー
タに変換するための積分型AD変換器に関するも
のである。
タに変換するための積分型AD変換器に関するも
のである。
従来技術とその問題点
比較的低速で高精度にAD変換を行うAD変換
器としては二重積分型のAD変換器が広く用いら
れている。二重積分型AD変換器は入力電圧を積
分器によつて所定時間積分した後、入力電圧とは
逆極性の基準電源によつて積分を開始してから積
分器出力が所定レベルに達するまでの時間だけゲ
ート回路を開放し、その間の積分時間だけクロツ
ク信号のパルス数を計数することによつてAD変
換を行うものである。この二重積分型AD変換器
では入力信号と基準電圧が同じコンデンサを用い
た積分器によつて積分されるので、積分コンデン
サや入力抵抗の値が安定であれば変換精度に影響
を及ぼさず、又入力電圧の積分時間をクロツク信
号を分周して得るようにすればクロツク信号の周
波数自体は測定精度に影響を及ぼさないという特
徴がある。更に入力電圧の積分時間を電源周期の
整数倍に選ぶことによりノーマルモードノイズを
よく除去できるという優れた特性があつて広く用
いられている。しかしながらこのような二重積分
型AD変換器の場合には積分器のオフセツトに基
づく測定誤差を除くことができないという問題点
があつた。そこでこの誤差を除くためにいくつか
の方法が提案されており、それらはアナログ方式
とデジタル方式に分類することができる。
器としては二重積分型のAD変換器が広く用いら
れている。二重積分型AD変換器は入力電圧を積
分器によつて所定時間積分した後、入力電圧とは
逆極性の基準電源によつて積分を開始してから積
分器出力が所定レベルに達するまでの時間だけゲ
ート回路を開放し、その間の積分時間だけクロツ
ク信号のパルス数を計数することによつてAD変
換を行うものである。この二重積分型AD変換器
では入力信号と基準電圧が同じコンデンサを用い
た積分器によつて積分されるので、積分コンデン
サや入力抵抗の値が安定であれば変換精度に影響
を及ぼさず、又入力電圧の積分時間をクロツク信
号を分周して得るようにすればクロツク信号の周
波数自体は測定精度に影響を及ぼさないという特
徴がある。更に入力電圧の積分時間を電源周期の
整数倍に選ぶことによりノーマルモードノイズを
よく除去できるという優れた特性があつて広く用
いられている。しかしながらこのような二重積分
型AD変換器の場合には積分器のオフセツトに基
づく測定誤差を除くことができないという問題点
があつた。そこでこの誤差を除くためにいくつか
の方法が提案されており、それらはアナログ方式
とデジタル方式に分類することができる。
第1図はアナログ方式によつてオフセツトエラ
ーを軽減するようにしたオートゼロ回路を設けた
二重積分型AD変換器の基本構成を示す回路図で
ある。本図においてアナログスイツチS1,S2
及びS3は積分器4に与えられる反転入力を入力
電圧Vi、基準電圧Vrefを有する基準電圧源5及
び接地側に夫々切換えるものであつて、このうち
いずれかが入力抵抗R6を介して積分器4の反転
入力端に接続される。積分器4は入出力端間に積
分コンデンサC7が接続され、その非反転入力端
はコンデンサC8を介して接地されている。積分
器4の出力はコンパレータ9に与えられ、コンパ
レータ9の出力はアナログスイツチS10を介し
て積分器4の非反転入力端に与えられると共に、
コントロールロジツク回路11に与えられる。コ
ントロールロジツク回路11はこれらのスイツチ
S1,S2,S3及びS10を制御すると共に、
コンパレータ9の出力に基づいてゲート信号を形
成してカウンタ12に与える。カウンタ12はク
ロツク信号を計数するものであつて、その出力を
ラツチ回路13に与えてAD変換信号とする。こ
のAD変換器は第2図に各部の波形図を示すよう
に初期状態の時刻t0にスイツチS3及びS10
をオンとする。そうすればコンパレータ9の出力
が積分器4の非反転入力端に接続されるので、全
体として増幅率1のバツフアアンプとなり積分器
4の入力インピーダンスは極めて高く入力抵抗R
6には演算増幅器の入力バイアス電流程度の微少
な電流しか流れず、その一端がスイツチS3によ
つて接地されているため入力端も零ボルトとな
る。一方積分器4の演算増幅器のオフセツト電圧
をVosとすると、非反転入力端の電圧はコンパレ
ータ9の出力によつて補正用コンデンサC8に充
電されて一定時間後には−Vosとなる。次に時刻
t1において通常の二重積分AD変換器と同様に
スイツチS1を閉成して積分器4によつて入力電
圧Viを一定時間積分する。そうすれば第2図a
に実線で示すように積分器4の出力が入力電圧
Viに対応した傾斜で低下し、所定時間の経過後
の時刻t2にコントロールロジツク11はスイツ
チS1を閉成しスイツチS2を開放する。そうす
れば積分器4の反転入力端に入力電圧Viとは逆
極性の基準電圧Vrefの基準電圧源5が接続され
るので、積分器4の出力は基準電圧Vrefに対応
した逆方向の傾斜によつて上昇し、所定のレベル
に達する時刻t3にコンパレータ9が出力を出し
てコントロールロジツク回路11に信号を与え
る。この時刻t2〜t3の時間がカウンタ12に
よつて測定されており、その終了時の計数値がラ
ツチ回路13によつてAD変換値として保持され
る。このようなオートゼロ方式の二重積分回路で
は入力電圧の積分時に非反転入力端子に与えられ
る電圧は、補正用コンデンサC8の電圧よりも
Vosだけ高いので積分器のオフセツトが打消され
たこととなる。このように1AD変換サイクル中
にオフセツト電圧は補正用コンデンサC8に一時
保持されており、入力電圧の積分時にはそのオフ
セツト電圧が打消された状態で積分が行われるの
で、入力オフセツトを除くことが可能となる。し
かしながらアナログ的にコンデンサによつてオフ
セツト電圧をホールドしているのでホールド回路
特有のドループが存在し、コンデンサC8のオフ
セツト電圧が徐々に放電してしまい反転入力端子
の電圧を完全に零ボルトに保つことはむずかしい
という欠点があつた。又第2図aに示すように入
力電圧積分時にスイツチの切替え時等のスパイク
ノイズがあれば、破線で示すようにその積分値が
異なることとなりスパイクノイズは直接積分器の
出力に誤差となつて表れる。このようなスパイク
ノイズによる誤差はアナログ方式の二重積分AD
変換器では除くことができないという問題点があ
つた。
ーを軽減するようにしたオートゼロ回路を設けた
二重積分型AD変換器の基本構成を示す回路図で
ある。本図においてアナログスイツチS1,S2
及びS3は積分器4に与えられる反転入力を入力
電圧Vi、基準電圧Vrefを有する基準電圧源5及
び接地側に夫々切換えるものであつて、このうち
いずれかが入力抵抗R6を介して積分器4の反転
入力端に接続される。積分器4は入出力端間に積
分コンデンサC7が接続され、その非反転入力端
はコンデンサC8を介して接地されている。積分
器4の出力はコンパレータ9に与えられ、コンパ
レータ9の出力はアナログスイツチS10を介し
て積分器4の非反転入力端に与えられると共に、
コントロールロジツク回路11に与えられる。コ
ントロールロジツク回路11はこれらのスイツチ
S1,S2,S3及びS10を制御すると共に、
コンパレータ9の出力に基づいてゲート信号を形
成してカウンタ12に与える。カウンタ12はク
ロツク信号を計数するものであつて、その出力を
ラツチ回路13に与えてAD変換信号とする。こ
のAD変換器は第2図に各部の波形図を示すよう
に初期状態の時刻t0にスイツチS3及びS10
をオンとする。そうすればコンパレータ9の出力
が積分器4の非反転入力端に接続されるので、全
体として増幅率1のバツフアアンプとなり積分器
4の入力インピーダンスは極めて高く入力抵抗R
6には演算増幅器の入力バイアス電流程度の微少
な電流しか流れず、その一端がスイツチS3によ
つて接地されているため入力端も零ボルトとな
る。一方積分器4の演算増幅器のオフセツト電圧
をVosとすると、非反転入力端の電圧はコンパレ
ータ9の出力によつて補正用コンデンサC8に充
電されて一定時間後には−Vosとなる。次に時刻
t1において通常の二重積分AD変換器と同様に
スイツチS1を閉成して積分器4によつて入力電
圧Viを一定時間積分する。そうすれば第2図a
に実線で示すように積分器4の出力が入力電圧
Viに対応した傾斜で低下し、所定時間の経過後
の時刻t2にコントロールロジツク11はスイツ
チS1を閉成しスイツチS2を開放する。そうす
れば積分器4の反転入力端に入力電圧Viとは逆
極性の基準電圧Vrefの基準電圧源5が接続され
るので、積分器4の出力は基準電圧Vrefに対応
した逆方向の傾斜によつて上昇し、所定のレベル
に達する時刻t3にコンパレータ9が出力を出し
てコントロールロジツク回路11に信号を与え
る。この時刻t2〜t3の時間がカウンタ12に
よつて測定されており、その終了時の計数値がラ
ツチ回路13によつてAD変換値として保持され
る。このようなオートゼロ方式の二重積分回路で
は入力電圧の積分時に非反転入力端子に与えられ
る電圧は、補正用コンデンサC8の電圧よりも
Vosだけ高いので積分器のオフセツトが打消され
たこととなる。このように1AD変換サイクル中
にオフセツト電圧は補正用コンデンサC8に一時
保持されており、入力電圧の積分時にはそのオフ
セツト電圧が打消された状態で積分が行われるの
で、入力オフセツトを除くことが可能となる。し
かしながらアナログ的にコンデンサによつてオフ
セツト電圧をホールドしているのでホールド回路
特有のドループが存在し、コンデンサC8のオフ
セツト電圧が徐々に放電してしまい反転入力端子
の電圧を完全に零ボルトに保つことはむずかしい
という欠点があつた。又第2図aに示すように入
力電圧積分時にスイツチの切替え時等のスパイク
ノイズがあれば、破線で示すようにその積分値が
異なることとなりスパイクノイズは直接積分器の
出力に誤差となつて表れる。このようなスパイク
ノイズによる誤差はアナログ方式の二重積分AD
変換器では除くことができないという問題点があ
つた。
一方積分器のオフセツトによる誤差を除くため
にデジタル方式によつてオフセツトエラーを軽減
したAD変換器も提案されている。第3図はこの
ようなAD変換器の一例を示す回路図である。本
図において第1図と同一部分には同一符号を付し
ている。このAD変換器では基準電圧源は夫々
1/2Vrefの電圧を有し直列に接続された二つの
基準電圧源5a,5bとして構成されており、そ
の中点は積分器4の非反転入力端子に接続され
る。又積分器4のコンデンサC7を短絡するため
のスイツチS155が設けられており、これはコ
ントロールロジツク回路16によつて制御され
る。又コンパレータ9の出力はコントロールロジ
ツク回路16にのみ与えられている。このような
構成を有する積分型AD変換器において、動作時
にはまず最初に積分器4のコンデンサC7を短絡
するスイツチS15をオンとする。そうすればコ
ンデンサC7に充電されている電荷が放電される
と同時に積分器4はバツフアアンプとなり、その
出力電圧は非反転入力端子に接続されている基準
電圧源5bの電圧1/2Vrefにほぼ等しくなる。
そしてその後時刻t4にスイツチS2をオンとす
れば積分器4の反転入力端には基準電圧源5a,
5bの合計電圧Vrefが与えられることとなり、
積分器4の出力はコンパレータ9のコンパレート
ベルトにまで低下し、第4図bに示すようにコン
パレータ9が出力を出した時刻t5にコントロー
ルロジツク回路16はスイツチS3をオンとして
積分器4の反転入力端子を接地する。そうすれば
積分器4にはオフセツトを含む非反転入力端子の
基準電圧1/2Vrefとオフセツト電圧Vosの値が
与えられその電圧によつて積分される。そしてこ
の積分時間は一定時間KT秒と定められており、
KT秒後の時刻t6には放電サイクルに移る。こ
の放電サイクルではスイツチS2をオンとし、積
分器4の反転入力端子に基準電圧Vrefを接続し
コンパレータ9のコンパレートレベルに到る時刻
t7まで逆方向に積分する。そうすればオフセツ
ト電圧Vosがなければ時刻t5〜t6までの位相
PH1とt6〜t7までの位相PH2とは同一であ
るが、第4図aに破線で示すようにオフセツトが
ある場合には時刻t7はnTだけずれた長い積分
時間となる。ここで位相PH1での積分器出力は
ΔV1は ΔV1=KT/CR(Vref/2+Vos) ……(1) でありPH2での積分器出力は ΔV′1=(K+n)T/CR(Vref/2−Vos)=−ΔV1 ……(2) となる。そしてこれらの式より n=2K/Vref/2Vos−1 ……(3) Vos=Vref/2・n/2K+n ……(4) が得られる。さて時刻t7においてコンパレータ
9の出力が反転するとスイツチS1をオンとして
入力電圧Viを積分する。この積分の終了時間は
時刻t6から3KTに定められており、位相PH3
における入力電圧Viの積分時間は位相PH2の時
間、即ちオフセツト電圧によつて変化して(2K
−n)Tとなる。そして時刻t8にスイツチS2
をオンとして積分器4を逆方向に積分し、コンデ
ンサC7を放電する。そうすれば第4図aに示す
ようにコンパレータ7のコンパレートレベルに達
するまで積分が行われ、このときの積分時間を
PH4とする。ここで位相PH3での積分値ΔV2は
積分時間が(2K−n)Tであるので ΔV2=−(2K−n)T/CR・(−Vref/2+Vi−Vos) ……(5) であり、PH4での積分時間はオフセツトによる
計数差をnとすると(2K+n+N)となり、積
分器4の出力は ΔV′2=−(2K+n+N)T/CR(Vref/2−Vos) ……(6) となる。従つて式(3)、(5)、(6)よりVosを消去して
Nについて表すと、 N=−Vi/VrefK[1−(n/2K)2]−n2/K1……(7) 従つて第4図gに示すように、位相PH4の時間
を入力クロツク出力をトータライジングカウンタ
17によつて計数し、計数値をラツチ回路18に
保持してAD変換値を求める。
にデジタル方式によつてオフセツトエラーを軽減
したAD変換器も提案されている。第3図はこの
ようなAD変換器の一例を示す回路図である。本
図において第1図と同一部分には同一符号を付し
ている。このAD変換器では基準電圧源は夫々
1/2Vrefの電圧を有し直列に接続された二つの
基準電圧源5a,5bとして構成されており、そ
の中点は積分器4の非反転入力端子に接続され
る。又積分器4のコンデンサC7を短絡するため
のスイツチS155が設けられており、これはコ
ントロールロジツク回路16によつて制御され
る。又コンパレータ9の出力はコントロールロジ
ツク回路16にのみ与えられている。このような
構成を有する積分型AD変換器において、動作時
にはまず最初に積分器4のコンデンサC7を短絡
するスイツチS15をオンとする。そうすればコ
ンデンサC7に充電されている電荷が放電される
と同時に積分器4はバツフアアンプとなり、その
出力電圧は非反転入力端子に接続されている基準
電圧源5bの電圧1/2Vrefにほぼ等しくなる。
そしてその後時刻t4にスイツチS2をオンとす
れば積分器4の反転入力端には基準電圧源5a,
5bの合計電圧Vrefが与えられることとなり、
積分器4の出力はコンパレータ9のコンパレート
ベルトにまで低下し、第4図bに示すようにコン
パレータ9が出力を出した時刻t5にコントロー
ルロジツク回路16はスイツチS3をオンとして
積分器4の反転入力端子を接地する。そうすれば
積分器4にはオフセツトを含む非反転入力端子の
基準電圧1/2Vrefとオフセツト電圧Vosの値が
与えられその電圧によつて積分される。そしてこ
の積分時間は一定時間KT秒と定められており、
KT秒後の時刻t6には放電サイクルに移る。こ
の放電サイクルではスイツチS2をオンとし、積
分器4の反転入力端子に基準電圧Vrefを接続し
コンパレータ9のコンパレートレベルに到る時刻
t7まで逆方向に積分する。そうすればオフセツ
ト電圧Vosがなければ時刻t5〜t6までの位相
PH1とt6〜t7までの位相PH2とは同一であ
るが、第4図aに破線で示すようにオフセツトが
ある場合には時刻t7はnTだけずれた長い積分
時間となる。ここで位相PH1での積分器出力は
ΔV1は ΔV1=KT/CR(Vref/2+Vos) ……(1) でありPH2での積分器出力は ΔV′1=(K+n)T/CR(Vref/2−Vos)=−ΔV1 ……(2) となる。そしてこれらの式より n=2K/Vref/2Vos−1 ……(3) Vos=Vref/2・n/2K+n ……(4) が得られる。さて時刻t7においてコンパレータ
9の出力が反転するとスイツチS1をオンとして
入力電圧Viを積分する。この積分の終了時間は
時刻t6から3KTに定められており、位相PH3
における入力電圧Viの積分時間は位相PH2の時
間、即ちオフセツト電圧によつて変化して(2K
−n)Tとなる。そして時刻t8にスイツチS2
をオンとして積分器4を逆方向に積分し、コンデ
ンサC7を放電する。そうすれば第4図aに示す
ようにコンパレータ7のコンパレートレベルに達
するまで積分が行われ、このときの積分時間を
PH4とする。ここで位相PH3での積分値ΔV2は
積分時間が(2K−n)Tであるので ΔV2=−(2K−n)T/CR・(−Vref/2+Vi−Vos) ……(5) であり、PH4での積分時間はオフセツトによる
計数差をnとすると(2K+n+N)となり、積
分器4の出力は ΔV′2=−(2K+n+N)T/CR(Vref/2−Vos) ……(6) となる。従つて式(3)、(5)、(6)よりVosを消去して
Nについて表すと、 N=−Vi/VrefK[1−(n/2K)2]−n2/K1……(7) 従つて第4図gに示すように、位相PH4の時間
を入力クロツク出力をトータライジングカウンタ
17によつて計数し、計数値をラツチ回路18に
保持してAD変換値を求める。
このような四重積分方式はオフセツトエラーを
デジタル的に計数差nとして処理しており、積分
器のゲインに基づくスケーリングエラー(n/
2K)2は大幅に減少している。しかしながら入力
電圧Viを零にして残留するオフセツトエラー
n2/Kは依然として存在し誤差を完全に減少させ
ることはできていない。又この四重積分型AD変
換器では正確な二つの基準電圧源Vrefと1/
2Vrefが必要であり、誤差が生じ易く調整が困難
になるという実際上の問題点がある。更に入力電
圧Viの積分時間は入力オフセツト電圧によつて
変動するため、積分時間を正確に電源周波数の周
期の整数倍に固定することができず電源による誤
差が生じるという欠点がある。又第4図に示す位
相PH1の間の積分時間と位相PH3の間の積分時
間が異なるために位相PH1でのオフセツトによ
る計数差nは正確に位相PH3に反映していない
という問題点があつた。
デジタル的に計数差nとして処理しており、積分
器のゲインに基づくスケーリングエラー(n/
2K)2は大幅に減少している。しかしながら入力
電圧Viを零にして残留するオフセツトエラー
n2/Kは依然として存在し誤差を完全に減少させ
ることはできていない。又この四重積分型AD変
換器では正確な二つの基準電圧源Vrefと1/
2Vrefが必要であり、誤差が生じ易く調整が困難
になるという実際上の問題点がある。更に入力電
圧Viの積分時間は入力オフセツト電圧によつて
変動するため、積分時間を正確に電源周波数の周
期の整数倍に固定することができず電源による誤
差が生じるという欠点がある。又第4図に示す位
相PH1の間の積分時間と位相PH3の間の積分時
間が異なるために位相PH1でのオフセツトによ
る計数差nは正確に位相PH3に反映していない
という問題点があつた。
更にこれらの従来のAD変換器はいずれもAD
変換器の前段に配置した前置増幅器のオフセツト
エラーやスケーリングエラーを補正することが全
くできないという問題点があつた。
変換器の前段に配置した前置増幅器のオフセツト
エラーやスケーリングエラーを補正することが全
くできないという問題点があつた。
発明の目的
本発明はこのような従来の積分型AD変換器の
問題点を解消するものであつて、前置増幅器を含
めてオフセツトエラーやスケーリングエラーを補
正し、高精度で安定してAD変換を行うことがで
きるAD変換器を提供するものである。
問題点を解消するものであつて、前置増幅器を含
めてオフセツトエラーやスケーリングエラーを補
正し、高精度で安定してAD変換を行うことがで
きるAD変換器を提供するものである。
発明の構成と効果
本願第1の発明は、積分コンデンサを含み入力
信号を積分する積分器と、積分器への入力を被測
定電圧信号及び一定の基準電圧Vrefを有する基
準電圧源に夫々切換える第1、第2のスイツチ
と、該積分器の出力電圧を所定レベルと比較し所
定レベルに達したときに積分器の積分コンデンサ
の放電を停止させるコンパレータと、基準電圧源
の放電時間を計数するカウンタと、有する積分型
AD変換器であつて、制御入力により積分器の入
力を接地側に切換える第3のスイツチと、一定の
クロツク周期Tを有するクロツク信号発生器と、
クロツク信号発生器のクロツク周期Tの整数倍の
時間KTだけ第3のスイツチを閉成して積分器の
入力端を接地させ入力オフセツト電圧を積分し、
その後第2のスイツチを閉成して基準電圧Vref
により放電させると共に、その放電時間を第1の
ゲート信号とし、オフセツト電圧積分時間
(KT)と同一の時間だけ第1のスイツチを閉成
して被測定電圧を積分器に与え、その後前記第2
のスイツチを閉成して基準電圧Vrefにより放電
させ、その放電時間を第2のゲート信号とする制
御手段と、制御手段より得られる第1、第2のゲ
ート信号によりクロツク信号発生器のクロツクパ
ルス数を計数して夫々計数値n0、Nとする計数手
段と、計数手段の計数値により次式 Vin=−Vref/K+n0(N−n) の演算を行い、VinをAD変換値とする演算手段
と、を具備するものである。又本願の第2の発明
は入力電圧を増幅率Aで増幅する前置増幅器を有
するAD変換器であつて、第1の発明に加えて制
御入力により積分器の入力を接地側に切換える第
4のスイツチを有し、クロツク信号発生器のクロ
ツク周期Tの整数倍の時間KTだけ第3のスイツ
チを閉成して積分器の入力端を接地させ入力オフ
セツト電圧を積分し、その後第2のスイツチを閉
成して基準電圧Vrefにより放電させると共に、
その放電時間を第1のゲート信号とし、オフセツ
ト電圧積分時間(KT)と同一の時間だけ第4の
スイツチを閉成して前置増幅器の入力端を接地さ
せ、入力オフセツト電圧を積分し、その後第2の
スイツチを閉成して基準電圧Vrefにより放電さ
せると共に、その放電時間を第2のゲート信号と
し、オフセツト電圧積分時間(KT)と同一の時
間だけ第1のスイツチを閉成して被測定電圧を積
分器に与え、その後第2のスイツチを閉成して基
準電圧Vrefにより放電させ、その放電時間を第
3のゲート信号とする制御手段と、制御手段より
得られる第1、第2、第3のゲート信号によりク
ロツク信号発生器のクロツクパルス数を計数して
夫々計数値n0、n1、Nとする計数手段と、計数手
段の計数値により次式 Vin=−Vref/A(K+n0)(N−n1) の演算を行い、VinをAD変換値とする演算手段
と、を具備することを特徴とするものである。
信号を積分する積分器と、積分器への入力を被測
定電圧信号及び一定の基準電圧Vrefを有する基
準電圧源に夫々切換える第1、第2のスイツチ
と、該積分器の出力電圧を所定レベルと比較し所
定レベルに達したときに積分器の積分コンデンサ
の放電を停止させるコンパレータと、基準電圧源
の放電時間を計数するカウンタと、有する積分型
AD変換器であつて、制御入力により積分器の入
力を接地側に切換える第3のスイツチと、一定の
クロツク周期Tを有するクロツク信号発生器と、
クロツク信号発生器のクロツク周期Tの整数倍の
時間KTだけ第3のスイツチを閉成して積分器の
入力端を接地させ入力オフセツト電圧を積分し、
その後第2のスイツチを閉成して基準電圧Vref
により放電させると共に、その放電時間を第1の
ゲート信号とし、オフセツト電圧積分時間
(KT)と同一の時間だけ第1のスイツチを閉成
して被測定電圧を積分器に与え、その後前記第2
のスイツチを閉成して基準電圧Vrefにより放電
させ、その放電時間を第2のゲート信号とする制
御手段と、制御手段より得られる第1、第2のゲ
ート信号によりクロツク信号発生器のクロツクパ
ルス数を計数して夫々計数値n0、Nとする計数手
段と、計数手段の計数値により次式 Vin=−Vref/K+n0(N−n) の演算を行い、VinをAD変換値とする演算手段
と、を具備するものである。又本願の第2の発明
は入力電圧を増幅率Aで増幅する前置増幅器を有
するAD変換器であつて、第1の発明に加えて制
御入力により積分器の入力を接地側に切換える第
4のスイツチを有し、クロツク信号発生器のクロ
ツク周期Tの整数倍の時間KTだけ第3のスイツ
チを閉成して積分器の入力端を接地させ入力オフ
セツト電圧を積分し、その後第2のスイツチを閉
成して基準電圧Vrefにより放電させると共に、
その放電時間を第1のゲート信号とし、オフセツ
ト電圧積分時間(KT)と同一の時間だけ第4の
スイツチを閉成して前置増幅器の入力端を接地さ
せ、入力オフセツト電圧を積分し、その後第2の
スイツチを閉成して基準電圧Vrefにより放電さ
せると共に、その放電時間を第2のゲート信号と
し、オフセツト電圧積分時間(KT)と同一の時
間だけ第1のスイツチを閉成して被測定電圧を積
分器に与え、その後第2のスイツチを閉成して基
準電圧Vrefにより放電させ、その放電時間を第
3のゲート信号とする制御手段と、制御手段より
得られる第1、第2、第3のゲート信号によりク
ロツク信号発生器のクロツクパルス数を計数して
夫々計数値n0、n1、Nとする計数手段と、計数手
段の計数値により次式 Vin=−Vref/A(K+n0)(N−n1) の演算を行い、VinをAD変換値とする演算手段
と、を具備することを特徴とするものである。
このような特徴を有する本願の第1の発明によ
れば、前述した式に基づいてオフセツト電圧の影
響のない正しいAD変換値を得ることが可能とな
る。又積分器オフセツトAD変換サイクルと入力
電圧AD変換サイクルの積分時間が同一であるの
で積分中に生じるスパイクノイズによる影響や積
分器4の漏れ電流による影響が同一となる。又こ
れら2回のAD変換を行う間に回路定数やスパイ
クノイズ、ドループ等が安定していれば、これら
に伴う誤差が相殺されるためその影響を完全に除
去することが可能となる。更に積分時間を電源周
波数の周期の整数倍に選択することによつて電源
による周期的なノイズを小さくすることも可能と
なる。更に本願の第2の発明によれば、積分器の
前段に前置増幅器を設けた場合にもその増幅器の
オフセツト電圧分を含めて全体の誤差を補正する
ことができるため、正確なAD変換値を得ること
が可能となる。
れば、前述した式に基づいてオフセツト電圧の影
響のない正しいAD変換値を得ることが可能とな
る。又積分器オフセツトAD変換サイクルと入力
電圧AD変換サイクルの積分時間が同一であるの
で積分中に生じるスパイクノイズによる影響や積
分器4の漏れ電流による影響が同一となる。又こ
れら2回のAD変換を行う間に回路定数やスパイ
クノイズ、ドループ等が安定していれば、これら
に伴う誤差が相殺されるためその影響を完全に除
去することが可能となる。更に積分時間を電源周
波数の周期の整数倍に選択することによつて電源
による周期的なノイズを小さくすることも可能と
なる。更に本願の第2の発明によれば、積分器の
前段に前置増幅器を設けた場合にもその増幅器の
オフセツト電圧分を含めて全体の誤差を補正する
ことができるため、正確なAD変換値を得ること
が可能となる。
実施例の説明
第5図は本願の第1の発明によるAD変換器の
一実施例を示す回路図である。本実施例は積分器
の前段に前置増幅器を付加しない場合のAD変換
器を示しており、第1図及び第3図の従来例と同
一部分は同一符号を用いている。このAD変換器
も第1図に示す従来例と同様に積分器4に加える
反転入力と入力電圧Vi、基準電圧Vrefを有する
基準電源5及び接地側に夫々切換える第1〜第3
のスイツチであるスイツチS1,S2,S3を有
している。スイツチS1〜S3は制御入力によつ
て開閉するアナログスイツチを用いるものとす
る。積分器4の入力信号はこれらのスイツチによ
つて選択されて入力抵抗R6を介して積分器4の
反転入力端子に与えられ、積分器4の非反転入力
端子には一定の電圧Vpを有する基準電源20が
接続される。又このAD変換器には積分コンデン
サC7の両端を短絡して積分器を初期化するスイ
ツチS15が設けられており、積分器4の出力は
コンパレータ9に与えられる。コンパレータ9は
積分器4の出力を所定のスレツシユホールドレベ
ルと比較して一致するときに出力を出すものであ
つて、その出力はコントロールロジツク回路21
に与えられ、積分器4の積分コンデンサC7の放
電を停止させるようにしている。コントロールロ
ジツク回路21は後述するように所定の処理ステ
ツプで各スイツチS1,S2,S3及びS15を
制御する制御手段であつて、コンパレータ9の出
力に基づいてゲート信号を形成してカウンタ22
に与える。コントロールロジツク回路21とカウ
ンタ22には一定の周期T(秒)のクロツク信号
を発生するクロツク発生器23が接続される。カ
ウンタ22はクロツク発生器23のクロツク信号
に基づいてゲートが開放されている間のクロツク
数を計数するものであつて、その計数値は一旦ラ
ツチ回路24に保持された後、演算処理ユニツト
25に与えられる。ここでカウンタ22及びラツ
チ回路23はコントロールロジツク回路21より
得られるパルス数を計数する計数手段を構成して
いる。演算処理ユニツト25はカウンタ22の計
数値に基づいて後述する所定の処理によつて正し
いAD変換値を出力する演算手段であつて、CPU
と処理プログラムを記憶する記憶手段から構成さ
れる。
一実施例を示す回路図である。本実施例は積分器
の前段に前置増幅器を付加しない場合のAD変換
器を示しており、第1図及び第3図の従来例と同
一部分は同一符号を用いている。このAD変換器
も第1図に示す従来例と同様に積分器4に加える
反転入力と入力電圧Vi、基準電圧Vrefを有する
基準電源5及び接地側に夫々切換える第1〜第3
のスイツチであるスイツチS1,S2,S3を有
している。スイツチS1〜S3は制御入力によつ
て開閉するアナログスイツチを用いるものとす
る。積分器4の入力信号はこれらのスイツチによ
つて選択されて入力抵抗R6を介して積分器4の
反転入力端子に与えられ、積分器4の非反転入力
端子には一定の電圧Vpを有する基準電源20が
接続される。又このAD変換器には積分コンデン
サC7の両端を短絡して積分器を初期化するスイ
ツチS15が設けられており、積分器4の出力は
コンパレータ9に与えられる。コンパレータ9は
積分器4の出力を所定のスレツシユホールドレベ
ルと比較して一致するときに出力を出すものであ
つて、その出力はコントロールロジツク回路21
に与えられ、積分器4の積分コンデンサC7の放
電を停止させるようにしている。コントロールロ
ジツク回路21は後述するように所定の処理ステ
ツプで各スイツチS1,S2,S3及びS15を
制御する制御手段であつて、コンパレータ9の出
力に基づいてゲート信号を形成してカウンタ22
に与える。コントロールロジツク回路21とカウ
ンタ22には一定の周期T(秒)のクロツク信号
を発生するクロツク発生器23が接続される。カ
ウンタ22はクロツク発生器23のクロツク信号
に基づいてゲートが開放されている間のクロツク
数を計数するものであつて、その計数値は一旦ラ
ツチ回路24に保持された後、演算処理ユニツト
25に与えられる。ここでカウンタ22及びラツ
チ回路23はコントロールロジツク回路21より
得られるパルス数を計数する計数手段を構成して
いる。演算処理ユニツト25はカウンタ22の計
数値に基づいて後述する所定の処理によつて正し
いAD変換値を出力する演算手段であつて、CPU
と処理プログラムを記憶する記憶手段から構成さ
れる。
次にこのAD変換器の動作について第6図の波
形図を参照しつつ説明する。まず時刻t11にお
いてスイツチS15をオンとし、積分器4の積分
コンデンサC6の両端を短絡する。そうすれば積
分コンデンサC6が放電し積分器4の出力は非反
転入力端子に与えられる電圧Vpによつて定めら
れる値となる。続いて時刻t12においてコント
ロールロジツク回路21からの制御によりスイツ
チS2を閉成する。そうすれば積分器4に入力抵
抗R6を介して基準電圧Vrefが加わり、積分器
4の出力電圧は第6図aに示すようにその基準電
圧に対応する傾斜で降下し、コンパレータ9のコ
ンパレートレベルに達する。こうして積分器4の
初期化サイクルを終了するとコンパレータ9は出
力をコントロールロジツク回路21に与える。そ
うすれば続いてスイツチS3がオンとなり入力抵
抗R6の一端は接地される。従つて時刻t13以
後第6図aに示すように積分器4のオフセツト電
圧Vosに積分器4の非反転入力端子に接続されて
いるバイアス電源の電圧Vpを加えた電圧Vsによ
つて積分が開始されることとなり、その積分時間
をKTとしておくものとする(但しKは一定の正
整数)。そしてこの位相PH11の積分時間KT(秒)
が経過する時刻t14に第6図dに示すように再
びスイツチS2をオンとして、積分器4の反転入
力端子に基準電圧Vrefを接続する。そうすれば
積分器4の出力は第6図aに示すように所定の傾
斜で降下し、積分コンデンサC7が放電する。コ
ントロールロジツク回路21はこの間の第1のゲ
ート信号をカウンタ22に与え、カウンタ22は
第6図gに示すようにクロツク発生器23のクロ
ツクパルス数を計数する。そして積分器4の出力
がコンパレータ9のコンパレートレベルに達する
時刻t15にコンパレータ9の出力に基づいてこ
の計数を停止すると共に、スイツチS2をオフと
しスイツチS15をオンとして積分コンデンサC
6の両端を短絡する。このときここで時刻t14
〜t15までの位相PH12の間に得られたカウン
タ22の計数値をn0とすると、その値をラツチ回
路24に一時保持しておく。そして所定時間の経
過後の時刻t16にスイツチS2をオンとして積
分器4を初期化する積分器初期化サイクルに入
る。尚この時刻t15〜t17の間積分器初期化
サイクルは前述した時刻t11〜t13までの積
分器初期化サイクルと同一のものであつて、AD
変換を厳密に行う必要がなければ挿入する必要は
なく時刻t15から次のサイクルに移ることもで
きる。この実施例の場合は初期化サイクルを終え
る時刻刻t17にスイツチS1をオンとして入力
電圧Viを積分器4の反転入力端に与えて積分す
る。そうすれば第6図aに示すように積分器4の
出力は入力電圧Viに対応する傾斜で上昇する。
この位相PH13の積分時間は時刻t13〜t14
の位相PH11の積分時間と同じく第6図aに示す
ようにKT(秒)とすると、この時間が経過する
時刻t18にスイツチS2をオンとして放電サイ
クルに入る。そしてその放電サイクルが開始する
時刻t18から再びカウンタ22に第2のゲート
信号を与えてクロツク発生器23のクロツクパル
ス数を計数させる。そして積分器4の出力が所定
のコンパレートレベルに達する時刻t19にコン
パレータ9の出力によつてこの計数を停止して計
数値をラツチ回路24に保持する。ここで時刻t
18〜t19までの位相PH14の間に得られた計
数データをNとする。そうして演算処理ユニツト
25は次の演算によつて積分器4のオフセツトの
影響を除いて正しいAD変換値を求める。即ち時
刻t13〜t14までの位相PH11が終了する時
刻t14の積分器4の電圧をΔV01とし、時刻t
14の時点の積分器4の出力電圧を基準とし時刻
t15の時点の積分器4の電圧を−ΔV02とする
と、これらの電圧は夫々次式(11)、(12)で表される。
形図を参照しつつ説明する。まず時刻t11にお
いてスイツチS15をオンとし、積分器4の積分
コンデンサC6の両端を短絡する。そうすれば積
分コンデンサC6が放電し積分器4の出力は非反
転入力端子に与えられる電圧Vpによつて定めら
れる値となる。続いて時刻t12においてコント
ロールロジツク回路21からの制御によりスイツ
チS2を閉成する。そうすれば積分器4に入力抵
抗R6を介して基準電圧Vrefが加わり、積分器
4の出力電圧は第6図aに示すようにその基準電
圧に対応する傾斜で降下し、コンパレータ9のコ
ンパレートレベルに達する。こうして積分器4の
初期化サイクルを終了するとコンパレータ9は出
力をコントロールロジツク回路21に与える。そ
うすれば続いてスイツチS3がオンとなり入力抵
抗R6の一端は接地される。従つて時刻t13以
後第6図aに示すように積分器4のオフセツト電
圧Vosに積分器4の非反転入力端子に接続されて
いるバイアス電源の電圧Vpを加えた電圧Vsによ
つて積分が開始されることとなり、その積分時間
をKTとしておくものとする(但しKは一定の正
整数)。そしてこの位相PH11の積分時間KT(秒)
が経過する時刻t14に第6図dに示すように再
びスイツチS2をオンとして、積分器4の反転入
力端子に基準電圧Vrefを接続する。そうすれば
積分器4の出力は第6図aに示すように所定の傾
斜で降下し、積分コンデンサC7が放電する。コ
ントロールロジツク回路21はこの間の第1のゲ
ート信号をカウンタ22に与え、カウンタ22は
第6図gに示すようにクロツク発生器23のクロ
ツクパルス数を計数する。そして積分器4の出力
がコンパレータ9のコンパレートレベルに達する
時刻t15にコンパレータ9の出力に基づいてこ
の計数を停止すると共に、スイツチS2をオフと
しスイツチS15をオンとして積分コンデンサC
6の両端を短絡する。このときここで時刻t14
〜t15までの位相PH12の間に得られたカウン
タ22の計数値をn0とすると、その値をラツチ回
路24に一時保持しておく。そして所定時間の経
過後の時刻t16にスイツチS2をオンとして積
分器4を初期化する積分器初期化サイクルに入
る。尚この時刻t15〜t17の間積分器初期化
サイクルは前述した時刻t11〜t13までの積
分器初期化サイクルと同一のものであつて、AD
変換を厳密に行う必要がなければ挿入する必要は
なく時刻t15から次のサイクルに移ることもで
きる。この実施例の場合は初期化サイクルを終え
る時刻刻t17にスイツチS1をオンとして入力
電圧Viを積分器4の反転入力端に与えて積分す
る。そうすれば第6図aに示すように積分器4の
出力は入力電圧Viに対応する傾斜で上昇する。
この位相PH13の積分時間は時刻t13〜t14
の位相PH11の積分時間と同じく第6図aに示す
ようにKT(秒)とすると、この時間が経過する
時刻t18にスイツチS2をオンとして放電サイ
クルに入る。そしてその放電サイクルが開始する
時刻t18から再びカウンタ22に第2のゲート
信号を与えてクロツク発生器23のクロツクパル
ス数を計数させる。そして積分器4の出力が所定
のコンパレートレベルに達する時刻t19にコン
パレータ9の出力によつてこの計数を停止して計
数値をラツチ回路24に保持する。ここで時刻t
18〜t19までの位相PH14の間に得られた計
数データをNとする。そうして演算処理ユニツト
25は次の演算によつて積分器4のオフセツトの
影響を除いて正しいAD変換値を求める。即ち時
刻t13〜t14までの位相PH11が終了する時
刻t14の積分器4の電圧をΔV01とし、時刻t
14の時点の積分器4の出力電圧を基準とし時刻
t15の時点の積分器4の電圧を−ΔV02とする
と、これらの電圧は夫々次式(11)、(12)で表される。
ΔV01=−KT/CR(Vs−0) ……(11)
−ΔV02=−n0T/CR(Vref−Vs) ……(12)
そしてその電位差は第6図aに示すように同一
であるのでΔV01は−ΔV02と等しく、式(11)、(12)
より次式(13)が導かれる。
であるのでΔV01は−ΔV02と等しく、式(11)、(12)
より次式(13)が導かれる。
Vs=n0Vref/K+n0 ……(13)
一方時刻t17〜t18の入力電圧を積分する
位相PH13が終了する時刻t18の積分器4の電
圧をΔVoiとし、時刻t18を基準として時刻t
19の基準電圧Vrefによる積分終了後の積分器
4の出力電圧を−ΔVorとすると、これらの電圧
は夫々次式(14)、(15)で表される。
位相PH13が終了する時刻t18の積分器4の電
圧をΔVoiとし、時刻t18を基準として時刻t
19の基準電圧Vrefによる積分終了後の積分器
4の出力電圧を−ΔVorとすると、これらの電圧
は夫々次式(14)、(15)で表される。
ΔVoi=−KT/CR(Vs−Vin) ……(14)
−ΔVor=−NT/CR(Vref−Vs) ……(15)
この場合も夫々の電位差は同一であるので式
(14)、(15)よりNは次式(16)で示される。
(14)、(15)よりNは次式(16)で示される。
N=Vs−Vin/Vref−Vs ……(16)
そして式(13)のオフセツト電圧Vsの値を式
(16)に代入することによつてて次式(17)が導
かれる。
(16)に代入することによつてて次式(17)が導
かれる。
Vin=−Vref/K+n0(N−n0) ……(17)
このように式(17)はカウンタ22による計数
値n0とN及び基準電圧Vrefと積分時間を定める
正整数Kによつて表されるので、これらを所定値
に保つておくことによつてオフセツト電圧Vsの
影響を受けない正しいAD変換値Vinが与えられ
ることとなる。又位相PH11とPH13の積分時間
はKT秒であつて同一であるので、積分器オフセ
ツトAD変換サイクル(PH11)と入力電圧AD変
換サイクル(PH13)の積分中に積分によつて生
じるスパイクノイズによる影響や積分器4の漏れ
電流による影響等が同一となり、誤差の大小にか
かわらずこれらを消去することが可能となる。又
これらの二回のAD変換を行う間に回路定数、即
ち抵抗値やコンデンサの値、クロツク周波数の周
期T、更にはスパイクノイズ、ドループ等が安定
していればこれらの誤差は相殺されるので完全に
除去することが可能となる。更に積分時間KT
(秒)を電源周波数の周期の整数倍に選ぶことに
よつて電源による周期的なノイズを非常に小さく
押さえることも可能となる。
値n0とN及び基準電圧Vrefと積分時間を定める
正整数Kによつて表されるので、これらを所定値
に保つておくことによつてオフセツト電圧Vsの
影響を受けない正しいAD変換値Vinが与えられ
ることとなる。又位相PH11とPH13の積分時間
はKT秒であつて同一であるので、積分器オフセ
ツトAD変換サイクル(PH11)と入力電圧AD変
換サイクル(PH13)の積分中に積分によつて生
じるスパイクノイズによる影響や積分器4の漏れ
電流による影響等が同一となり、誤差の大小にか
かわらずこれらを消去することが可能となる。又
これらの二回のAD変換を行う間に回路定数、即
ち抵抗値やコンデンサの値、クロツク周波数の周
期T、更にはスパイクノイズ、ドループ等が安定
していればこれらの誤差は相殺されるので完全に
除去することが可能となる。更に積分時間KT
(秒)を電源周波数の周期の整数倍に選ぶことに
よつて電源による周期的なノイズを非常に小さく
押さえることも可能となる。
第7図は本願の第2発明の一実施例を示す回路
図である。本発明ではAD変換器の積分器4の前
段に前置増幅器を設けた場合に、その前置増幅器
のオフセツト分をも含めて補正を行い正しいAD
変換値を得るようにしている。本実施例において
第5図の実施例と同一部分には同一符号を用いて
説明する。本図においてAD変換器30は増幅率
Aの増幅器であつて、その入力端には入力を入力
電圧Viと接地側に切換えるスイツチS31,S
32が接続されている。そして前置増幅器30の
増幅出力端はスイツチS33に接続される。積分
器4の入力抵抗R6には、前述した実施例と同様
に積分入力を前置増幅器30の出力電圧、基準電
圧Vrefを有する基準電源5、及び接地側に夫々
切換えるスイツチS33,S34,S35が設け
られる。ここでスイツチ31は第1のスイツチを
構成しており、スイツチ34,35,32が夫々
第2、第3、第4のスイツチを構成している。積
分器4以下の構成は第5図に示した実施例とほぼ
同様であつて、スイツチS31〜S35及びS1
5はコントロールロジツク回路36によつて後述
するように制御され、得られたデータは演算処理
ユニツト37によつて演算され正しいAD変換値
に変換される。
図である。本発明ではAD変換器の積分器4の前
段に前置増幅器を設けた場合に、その前置増幅器
のオフセツト分をも含めて補正を行い正しいAD
変換値を得るようにしている。本実施例において
第5図の実施例と同一部分には同一符号を用いて
説明する。本図においてAD変換器30は増幅率
Aの増幅器であつて、その入力端には入力を入力
電圧Viと接地側に切換えるスイツチS31,S
32が接続されている。そして前置増幅器30の
増幅出力端はスイツチS33に接続される。積分
器4の入力抵抗R6には、前述した実施例と同様
に積分入力を前置増幅器30の出力電圧、基準電
圧Vrefを有する基準電源5、及び接地側に夫々
切換えるスイツチS33,S34,S35が設け
られる。ここでスイツチ31は第1のスイツチを
構成しており、スイツチ34,35,32が夫々
第2、第3、第4のスイツチを構成している。積
分器4以下の構成は第5図に示した実施例とほぼ
同様であつて、スイツチS31〜S35及びS1
5はコントロールロジツク回路36によつて後述
するように制御され、得られたデータは演算処理
ユニツト37によつて演算され正しいAD変換値
に変換される。
第8図はコントロールロジツク回路36と演算
処理ユニツトの詳細を示すブロツク図である。コ
ントロールロジツク回路36は本図に示すよう
AD変換の各位相を記憶するカウンタ40を有し
ており、そのカウンタ40の計数出力がデコーダ
41に与えられる。デコーダ41は計数出力をデ
コードして出力をゲート回路42に与える。ゲー
ト回路42は各スイツチS31〜35及びS15
を駆動する信号を生成するものであり、更にカウ
ンタ43にリセツト信号を与える。カウンタ43
は一定時間(KT)の積分を行うためのK進カウ
ンタであつて、クロツク発生器23よりクロツク
信号が与えられており、そのオーバフロー出力が
オア回路44を介してカウンタ40に与えられ
る。カウンタ40は位相の歩進に伴つて計数値が
インクリメントされるカウンタであつて、演算処
理ユニツト37よりシステムリセツトパルスが与
えられると共に、入力端にAD変換開始パルスと
コンパレータ9の立ち上がりエツジを検出するエ
ツジ検出回路45の出力、及びK進カウンタ43
のオーバフロー出力が計数入力信号としてオア回
路44を通つてカウンタ40に与えられる。又デ
コーダ41の出力はゲート回路42を介して前述
したカウンタ22及びラツチ回路24にリセツト
信号及びクロツク信号として与えられる。ラツチ
回路24の出力は演算処理ユニツト37の入力ポ
ート50に与えられる。演算処理ユニツト37は
バスライン51を介して中央演算装置(以下
CPUという)52にシステムプログラムを記憶
するリードオンリメモリ(以下ROMという)5
3及びカウンタ22の計数データや演算の一時的
なデータを保持するランダムアクセスメモリ(以
下RAMという)54からなる記憶手段が接続さ
れ、更にこの演算処理ユニツト37から出力を外
部の回路に伝える出力ポート55が設けられる。
出力ポート55はコントロールロジツク回路36
のカウンタ40にシステムリセツトパルスを与え
ると共に、オア回路44にAD変換開始パルスを
与えるものである。
処理ユニツトの詳細を示すブロツク図である。コ
ントロールロジツク回路36は本図に示すよう
AD変換の各位相を記憶するカウンタ40を有し
ており、そのカウンタ40の計数出力がデコーダ
41に与えられる。デコーダ41は計数出力をデ
コードして出力をゲート回路42に与える。ゲー
ト回路42は各スイツチS31〜35及びS15
を駆動する信号を生成するものであり、更にカウ
ンタ43にリセツト信号を与える。カウンタ43
は一定時間(KT)の積分を行うためのK進カウ
ンタであつて、クロツク発生器23よりクロツク
信号が与えられており、そのオーバフロー出力が
オア回路44を介してカウンタ40に与えられ
る。カウンタ40は位相の歩進に伴つて計数値が
インクリメントされるカウンタであつて、演算処
理ユニツト37よりシステムリセツトパルスが与
えられると共に、入力端にAD変換開始パルスと
コンパレータ9の立ち上がりエツジを検出するエ
ツジ検出回路45の出力、及びK進カウンタ43
のオーバフロー出力が計数入力信号としてオア回
路44を通つてカウンタ40に与えられる。又デ
コーダ41の出力はゲート回路42を介して前述
したカウンタ22及びラツチ回路24にリセツト
信号及びクロツク信号として与えられる。ラツチ
回路24の出力は演算処理ユニツト37の入力ポ
ート50に与えられる。演算処理ユニツト37は
バスライン51を介して中央演算装置(以下
CPUという)52にシステムプログラムを記憶
するリードオンリメモリ(以下ROMという)5
3及びカウンタ22の計数データや演算の一時的
なデータを保持するランダムアクセスメモリ(以
下RAMという)54からなる記憶手段が接続さ
れ、更にこの演算処理ユニツト37から出力を外
部の回路に伝える出力ポート55が設けられる。
出力ポート55はコントロールロジツク回路36
のカウンタ40にシステムリセツトパルスを与え
ると共に、オア回路44にAD変換開始パルスを
与えるものである。
次に本実施例の動作について第9図の波形図を
参照しつつ説明する。まず時刻t20において
CPU52は出力ポート55よりシステムリセツ
トパルスを出し、ゲート回路42を介してスイツ
チS15をオンとして積分コンデンサC7の両端
を短絡する。そしてスイツチS34を閉成して積
分器4に基準電源Verfを与えて、前述した実施
例と同様にコンパレータ9のコンパレートレベル
まで積分して積分器初期化サイクルを終える。次
いでCPU52は時刻t21において位相PH15に
進んでAD変換開始パルスを出力し、スイツチS
35を閉じ積分器4の反転入力端を接地する。同
時にK進カウンタ43はクロツクの計数を開始
し、前述した実施例と同じく時間KT(秒)だけ
積分を行わせた後、Qn出力によつてカウンタ4
0を歩進させる。そうすれば位相PH16に進み、
デコーダ41の出力によりスイツチS34が閉じ
積分器4に基準電源5が接続される。そしてコン
パレータ9はコンパレートレベルに達するまでの
時間を第1のゲート信号としてクロツク発生器2
3に与える。クロツク発生器23はその間のクロ
ツク数を計数し、計数値n0を求める。このときの
カウンタ22の計数値は第9図mに示すようにラ
ツチ回路24に一時保持され、CPU52の読み
込みタイミングでRAM54に記憶される。そし
て時刻t22以後の積分器初期化サイクルの後、
時刻t23に位相PH17に進んでスイツチS3
1,33を同時にオンとして入力電圧Viを前置
増幅器30によつて増幅すると共に、積分器4に
よつてKT(秒)だけ積分する。そして時刻t2
4においてスイツチS34をオンとして積分器4
に基準電源Verfを接続して放電サイクルに入る。
この時第9図k,mに示すように積分器4の出力
が所定のコンパレートレベルに達するまでの第3
のゲート信号の時間をカウンタ22によつて計数
して計数値をラツチ回路24に保持する。ここで
時刻t24〜t25の位相PH18の間に得られた
計数データをNとする。そして時刻t25から再
び積分器初期化サイクルを行い、第9図d,eに
示すように時刻t26よりスイツチS32,33
をオンとして前置増幅器30の入力を接地すると
共に、その出力であるオフセツト電圧をカウンタ
43を用いてKT(秒)だけ積分する。そして時
刻t27によりカウンタ43をリセツトすると共
にスイツチS34をオンとして積分器4に基準電
源Verfを接続して放電させる。このときに第9
図kに示すようにカウンタ22へのリセツト信号
が停止するため、カウンタ22によつてクロツク
パルス数が計数されたコンパレートレベルに達す
るまでの第2のゲート信号の時間のクロツク数が
同様にラツチ回路24に保持される。この位相
PH20の間に得られた計数データをn1とする。こ
れらのデータN、n1も同様にして所定のタイミン
グでRAM54に記憶される。そして時刻t28
から再び積分器初期化サイクルを行い、時刻t2
9より時刻t23〜t25と同様の入力電圧AD
変換サイクルを行う。このように積分器オフセツ
トAD変換サイクルと前置増幅器オフセツトAD
変換サイクルとの間に入力電圧のAD変換サイク
ルを組み合わせることによつて入力電圧のAD変
換を実行し、AD変換値のデータNと補正用のデ
ータn0、n1を求め以下に示す演算によつて積分器
4及び前置増幅器30のオフセツト電圧Vofの影
響を除いて正しいAD変換値を求める。
参照しつつ説明する。まず時刻t20において
CPU52は出力ポート55よりシステムリセツ
トパルスを出し、ゲート回路42を介してスイツ
チS15をオンとして積分コンデンサC7の両端
を短絡する。そしてスイツチS34を閉成して積
分器4に基準電源Verfを与えて、前述した実施
例と同様にコンパレータ9のコンパレートレベル
まで積分して積分器初期化サイクルを終える。次
いでCPU52は時刻t21において位相PH15に
進んでAD変換開始パルスを出力し、スイツチS
35を閉じ積分器4の反転入力端を接地する。同
時にK進カウンタ43はクロツクの計数を開始
し、前述した実施例と同じく時間KT(秒)だけ
積分を行わせた後、Qn出力によつてカウンタ4
0を歩進させる。そうすれば位相PH16に進み、
デコーダ41の出力によりスイツチS34が閉じ
積分器4に基準電源5が接続される。そしてコン
パレータ9はコンパレートレベルに達するまでの
時間を第1のゲート信号としてクロツク発生器2
3に与える。クロツク発生器23はその間のクロ
ツク数を計数し、計数値n0を求める。このときの
カウンタ22の計数値は第9図mに示すようにラ
ツチ回路24に一時保持され、CPU52の読み
込みタイミングでRAM54に記憶される。そし
て時刻t22以後の積分器初期化サイクルの後、
時刻t23に位相PH17に進んでスイツチS3
1,33を同時にオンとして入力電圧Viを前置
増幅器30によつて増幅すると共に、積分器4に
よつてKT(秒)だけ積分する。そして時刻t2
4においてスイツチS34をオンとして積分器4
に基準電源Verfを接続して放電サイクルに入る。
この時第9図k,mに示すように積分器4の出力
が所定のコンパレートレベルに達するまでの第3
のゲート信号の時間をカウンタ22によつて計数
して計数値をラツチ回路24に保持する。ここで
時刻t24〜t25の位相PH18の間に得られた
計数データをNとする。そして時刻t25から再
び積分器初期化サイクルを行い、第9図d,eに
示すように時刻t26よりスイツチS32,33
をオンとして前置増幅器30の入力を接地すると
共に、その出力であるオフセツト電圧をカウンタ
43を用いてKT(秒)だけ積分する。そして時
刻t27によりカウンタ43をリセツトすると共
にスイツチS34をオンとして積分器4に基準電
源Verfを接続して放電させる。このときに第9
図kに示すようにカウンタ22へのリセツト信号
が停止するため、カウンタ22によつてクロツク
パルス数が計数されたコンパレートレベルに達す
るまでの第2のゲート信号の時間のクロツク数が
同様にラツチ回路24に保持される。この位相
PH20の間に得られた計数データをn1とする。こ
れらのデータN、n1も同様にして所定のタイミン
グでRAM54に記憶される。そして時刻t28
から再び積分器初期化サイクルを行い、時刻t2
9より時刻t23〜t25と同様の入力電圧AD
変換サイクルを行う。このように積分器オフセツ
トAD変換サイクルと前置増幅器オフセツトAD
変換サイクルとの間に入力電圧のAD変換サイク
ルを組み合わせることによつて入力電圧のAD変
換を実行し、AD変換値のデータNと補正用のデ
ータn0、n1を求め以下に示す演算によつて積分器
4及び前置増幅器30のオフセツト電圧Vofの影
響を除いて正しいAD変換値を求める。
即ち積分器4のオフセツト電圧Vsは前述した
実施例と同様に式(13)によつて求めることが可
能であり、一方時刻t23〜24の入力電圧を積
分する位相PH17が終了する時刻t24の積分器
4の電圧をΔVoiとし、時刻t24を基準として
時刻t25の積分終了後の積分器4の出力電圧を
−ΔVorとすると、これらの電圧は夫々次式
(18)、(19)によつて表される。
実施例と同様に式(13)によつて求めることが可
能であり、一方時刻t23〜24の入力電圧を積
分する位相PH17が終了する時刻t24の積分器
4の電圧をΔVoiとし、時刻t24を基準として
時刻t25の積分終了後の積分器4の出力電圧を
−ΔVorとすると、これらの電圧は夫々次式
(18)、(19)によつて表される。
ΔVoi=−KT/CR{Vs−A(Vin+Vof)} ……(18)
−ΔVor=−NT/CR(Verf−Vs) ……(19)
但しVofは前置増幅器30のオフセツト電圧で
ある。この場合も夫々の電位差は同一であるの
で、式(18)、(19)よりNは次式(20)で示され
る。
ある。この場合も夫々の電位差は同一であるの
で、式(18)、(19)よりNは次式(20)で示され
る。
N=Vs−A(Vin+Vof)/Verf−VsK ……(20)
更に時刻t26〜t27の前置増幅器30のオ
フセツト電圧を積分する位相PH19が終了する時
刻t27の積分器4の電圧をΔV03とし、時刻t
27を基準として時刻t29の基準電圧Verfに
よる積分終了後の積分器4の出力電圧を−ΔV04
とすると、これらの電圧は夫々次式(21)、(22)
で表される。
フセツト電圧を積分する位相PH19が終了する時
刻t27の積分器4の電圧をΔV03とし、時刻t
27を基準として時刻t29の基準電圧Verfに
よる積分終了後の積分器4の出力電圧を−ΔV04
とすると、これらの電圧は夫々次式(21)、(22)
で表される。
ΔV03=−KT/CR(Vs−AVof) ……(21)
−ΔV04=−n1T/CR(Verf−Vs) ……(22)
そしてその電位差は第9図aに示すように同一
であるので、ΔV03は−ΔV04と等しく式(21)、
(22)より次式(23)が導かれる。
であるので、ΔV03は−ΔV04と等しく式(21)、
(22)より次式(23)が導かれる。
n1=Vs−AVof/Verf−VsK ……(23)
そして式(13)より得られるVsの値を式
(20)、(23)に代入すると共に、式(20)、(23)
より前置増幅器30のオフセツト電圧Vofを消去
すると、次式(24)が得られる。
(20)、(23)に代入すると共に、式(20)、(23)
より前置増幅器30のオフセツト電圧Vofを消去
すると、次式(24)が得られる。
AVin=−Verf/K+n0(N−n1) ……(24)
このようにすれば積分器4に前置増幅器30が
付加されている場合にも、そのオフセツトを含め
てAD変換器全体のオフセツト分の補正を行い正
しいAD変換値を得ることが可能となる。
付加されている場合にも、そのオフセツトを含め
てAD変換器全体のオフセツト分の補正を行い正
しいAD変換値を得ることが可能となる。
尚本実施例では各AD変換サイクル毎に積分器
初期化サイクルを挿入しいるが、厳密なAD変換
が不要な場合にはこの積分器初期化サイクルを省
略することもできる。
初期化サイクルを挿入しいるが、厳密なAD変換
が不要な場合にはこの積分器初期化サイクルを省
略することもできる。
第1図は従来の積分型AD変換器の一例を示す
回路図、第2図はその各部の波形を示す波形図、
第3図は他の従来のAD変換器の一例を示す回路
図、第4図はその各部の波形を示す波形図、第5
図は本願の第1の発明による積分型AD変換器の
一実施例を示す回路図、第6図はその各部の波形
を示す波形図、第7図は本願の第2発明の一実施
例を示す回路図、第8図はコントロールロジツク
回路36と演算処理ユニツト37の詳細を示すブ
ロツク図、第9図はその各部の波形を示す波形図
である。 S1,S2,S3,S15,S31〜S35…
…スイツチ、4……積分器、5,5a,5b……
基準電源、R6……入力抵抗、C7……コンデン
サ、9……コンパレータ、11,16,21,3
6……コントロールロジツク回路、12,22,
40,43……カウンタ、13,18,24……
ラツチ回路、23……クロツク発生器、25,3
7……演算処理ユニツト、30……前置増幅器、
42……ゲート回路、52……CPU、54……
RAM。
回路図、第2図はその各部の波形を示す波形図、
第3図は他の従来のAD変換器の一例を示す回路
図、第4図はその各部の波形を示す波形図、第5
図は本願の第1の発明による積分型AD変換器の
一実施例を示す回路図、第6図はその各部の波形
を示す波形図、第7図は本願の第2発明の一実施
例を示す回路図、第8図はコントロールロジツク
回路36と演算処理ユニツト37の詳細を示すブ
ロツク図、第9図はその各部の波形を示す波形図
である。 S1,S2,S3,S15,S31〜S35…
…スイツチ、4……積分器、5,5a,5b……
基準電源、R6……入力抵抗、C7……コンデン
サ、9……コンパレータ、11,16,21,3
6……コントロールロジツク回路、12,22,
40,43……カウンタ、13,18,24……
ラツチ回路、23……クロツク発生器、25,3
7……演算処理ユニツト、30……前置増幅器、
42……ゲート回路、52……CPU、54……
RAM。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 積分コンデンサを含み入力信号を積分する積
分器と、前記積分器への入力を被測定電圧信号及
び一定の基準電圧Vrefを有する基準電圧源に
夫々切換える第1、第2のスイツチと、該積分器
の出力電圧を所定レベルと比較し所定レベルに達
したときに前記積分器の積分コンデンサの放電を
停止させるコンパレータと、前記基準電圧源の放
電時間を計数するカウンタと、を有する積分型
AD変換器において、 制御入力により前記積分器の入力を接地側に切
換える第3のスイツチと、 一定のクロツク周期Tを有するクロツク信号発
生器と、 前記クロツク信号発生器のクロツク周期Tの整
数倍の時間KTだけ前記第3のスイツチを閉成し
て前記積分器の入力端を接地させ入力オフセツト
電圧を積分し、その後前記第2のスイツチを閉成
して前記基準電圧Vrefにより放電させると共に、
その放電時間を第1のゲート信号とし、前記オフ
セツト電圧積分時間(KT)と同一の時間だけ前
記第1のスイツチを閉成して被測定電圧を前記積
分器に与え、その後前記第2のスイツチを閉成し
て前記基準電圧Vrefにより放電させ、その放電
時間を第2のゲート信号とする制御手段と、 前記制御手段より得られる第1、第2のゲート
信号により前記クロツク信号発生器のクロツクパ
ルス数を計数して夫々計数値n0、Nとする計数手
段と、 前記計数手段の計数値により次式 Vin=−Vref/K+n0(N−n0) の演算を行い、VinをAD変換値とする演算手段
と、を具備することを特徴とする積分型AD変換
器。 2 前記積分器は、積分コンデンサを短絡して積
分器を初期化する初期化手段を有するものである
ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の積
分型AD変換器。 3 入力電圧を増幅率Aで増幅する前置増幅器
と、積分コンデンサを含み前記前置増幅器による
増幅信号を積分する積分器と、前記積分器への入
力を被測定電圧信号及び一定の基準電圧Vrefを
有する基準電圧源に夫々切替える第1、第2のス
イツチと、該積分器の出力電圧を所定レベルと比
較し所定レベルに達したときに前記積分器の積分
コンデンサの放電を停止させるコンパレータと、
前記基準電圧源の放電時間を計数するカウンタ
と、を有する積分型AD変換器において、 制御入力により前記積分器の入力を接地側に切
換える第3のスイツチと、 制御入力により前記前置増幅器の入力を接地側
に切換える第4のスイツチと、 一定のクロツク周期Tを有するクロツク信号発
生器と、 前記クロツク信号発生器のクロツク周期Tの整
数倍の時間KTだけ前記第3のスイツチを閉成し
て前記積分器の入力端を接地させ入力オフセツト
電圧を積分し、その後前記第2のスイツチを閉成
して前記基準電圧Vrefにより放電させると共に、
その放電時間を第1のゲート信号とし、前記オフ
セツト電圧積分時間(KT)と同一の時間だけ前
記第4のスイツチを閉成して前記前置増幅器の入
力端を接地させ、入力オフセツト電圧をを積分
し、その後前記第2のスイツチを閉成して前記基
準電圧Vrefにより放電させると共に、その放電
時間を第2のゲート信号とし、前記オフセツト電
圧積分時間(KT)と同一の時間だけ前記第1の
スイツチを閉成して被測定電圧を前記積分器に与
え、その後前記第2のスイツチを閉成して前記基
準電圧Vrefにより放電させ、その放電時間を第
3のゲート信号とする制御手段と、 前記制御手段より得られる第1、第2、第3の
ゲート信号により前記クロツク信号発生器のクロ
ツクパルス数を計数して夫々計数値n0、n1、Nと
する計数手段と、 前記計数手段の計数値により次式 Vin=−Vref/A(K+n0)(N−n1) の演算を行い、VinをAD変換値とする演算手段
と、を具備することを特徴とする積分型AD変換
器。 4 前記積分器は、積分コンデンサを短絡して積
分器を初期化する初期化手段を有するものである
ことを特徴とする特許請求の範囲第3項記載の積
分型AD変換器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1086584A JPS60153640A (ja) | 1984-01-23 | 1984-01-23 | 積分型ad変換器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1086584A JPS60153640A (ja) | 1984-01-23 | 1984-01-23 | 積分型ad変換器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS60153640A JPS60153640A (ja) | 1985-08-13 |
| JPH0139251B2 true JPH0139251B2 (ja) | 1989-08-18 |
Family
ID=11762242
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1086584A Granted JPS60153640A (ja) | 1984-01-23 | 1984-01-23 | 積分型ad変換器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS60153640A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2887870B2 (ja) * | 1989-06-28 | 1999-05-10 | 株式会社イシダ | 二重積分型アナログ―ディジタル変換装置 |
| JP5262865B2 (ja) * | 2009-03-11 | 2013-08-14 | 株式会社リコー | 2重積分型アナログデジタルコンバータおよびそれを用いたデジタル温度センサーならびにデジタルマルチメータ |
| JP5508242B2 (ja) * | 2010-12-06 | 2014-05-28 | パナソニック株式会社 | A/d変換器 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB1502774A (en) * | 1974-06-25 | 1978-03-01 | Nat Res Dev | Immunological preparations |
| JPS5120147A (ja) * | 1974-08-09 | 1976-02-18 | Babcock Hitachi Kk | Kyureinetsukokanki |
-
1984
- 1984-01-23 JP JP1086584A patent/JPS60153640A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS60153640A (ja) | 1985-08-13 |
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