JPH0139464B2 - - Google Patents
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- JPH0139464B2 JPH0139464B2 JP56141692A JP14169281A JPH0139464B2 JP H0139464 B2 JPH0139464 B2 JP H0139464B2 JP 56141692 A JP56141692 A JP 56141692A JP 14169281 A JP14169281 A JP 14169281A JP H0139464 B2 JPH0139464 B2 JP H0139464B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- coating
- electrodeposition
- paint
- matte
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Description
本発明は導電性物体を被覆する艶消電着被覆用
組成物に関するもので、更に詳しくは導電性物体
を電気泳動現象又はは水の電気分解現象を利用し
て複覆し(以下本方法を電着塗装法という)焼付
を行なう方法において、艶消工程を導入すること
なく且つ塗料浴管理が容易にでき、均質な艶消塗
面を与える艶消電着被覆用塗料組成物に関するも
のである。 物体を被覆する目的は、大別すると、耐水、耐
薬品性などを付与する表面保護と美観の向上であ
る。 導電性物体を電着塗装法を用いて被覆すること
により、耐蝕性を付与すると同時に表面に光沢を
与え、その商品的価値を向上することは一般に知
られているが、被覆物質の光沢を低下することに
より、異なつた意味で逆に、商品的価値を向上す
ることができる。近年電着塗装法よる被覆におい
てもこのような艶消被覆した商品の要求が高まり
つつある。 一般に艶消被覆を電着塗装において行なう場
合、電着塗装浴中に無機顔料などの樹脂と相溶し
ない無機化合物の粒子又は粉末状物質を混合し、
被塗物表面を粗面化し、艶消効果を与える方法、
及び通常の方法で電着塗装した物体を焼付の前又
は後に薬品処理など何らかの方法を用いて塗着面
を粗面化する方法などが提案されている。 後者による方法は、比較的安定した艶消塗面が
得られる反面、通常の電着塗装工程の他に、艶消
工程が必要となり工程が煩雑化するという欠点が
あり、従つて艶消工程のために人員、薬品などが
余分に必要となる。 一方、前者は、工程的には通常の電着塗装とは
変りはないが、艶消用無機顔料の場合、本質的に
電着塗装用顔料と相溶性が悪く、比重が大きく、
しかも塗料浴の大部分を占める水に対する溶解性
又は分散性がないため、経時により電着塗装浴下
部に、沈澱するので、電着塗装によつて得られる
塗膜は安定した艶消状態を得ることは困難であ
る。また艶消顔料の沈降を防ぐため、塗料浴を撹
拌すると、沈降した顔料の巻き上げにより、たと
えば浴中に水平に置かれた被塗物の上面と下面で
は艶消状態に差が生ずるという問題点を生ずる。
またこのような製造方法は、浴中の艶消顔料の分
散性の管理が重要で且つ煩雑となる。 したがつて、本発明はこのような艶消工程を導
入することなく、且つ塗料浴管理が容易にでき、
均質な艶消塗面を与える艶消電着被覆用塗料組成
物を提供するものである。 すなわち、本発明は少なくとも2%以上の水を
含有しかつアルカリ性を示すアニオン電着用塗料
に、アルミニウムキレート化合物を該アニオン電
着用塗料不揮発分100重量部に対し0.1〜20重量部
添加してなる艶消電着被覆用塗料組成物である。 本発明における電着塗装とは本質的に水溶解性
又は水分散性を有しており、アニオン電着塗装時
に、電極となる導電性被塗物表面上で不溶性とな
り、折出して塗膜を形成する性質を有しているこ
とが必要である。 即ち従来から行なわれているアニオン電着塗装
に使用される塗料であればよい。たとえば少量の
アクリル酸、リタクリル酸、イタコン酸などの重
合可能な不飽和有機カルボン酸の1種又は2種以
上と、これと共重合し得るエチレン性不飽和結合
を有するモノマの共重合物で有機アミン、アンモ
ニア、又はアルカリ金属、アルカリ土金属水酸化
物の1種又は2種以上によつて部分又は完全中和
され、水溶解性又は水分散性を有する塗料などが
ある。また、かかる共重合体にp−スチレンスル
ホン酸、p−トルエンスルホン酸、2−アクリル
アミド−2−メチルプロパンスルホン酸、重合性
アリルスルホン酸、ビニルスルホン酸又はこれら
の塩によつて代表される重合性有機スルホン酸又
はスルホン酸塩、アクリルアミドもしくはメタク
リルアミドおよびそれらの誘導体、N−メチロー
ル−N−アクリルアミド、N−ブトキシアクリル
アミドなどのアクリルアミド化合物の1種又は2
種以上を共重合してもよい。これらを加えると艶
消効果を更に向上することができ有効である。 更にこのような共重合体に、2−ヒドロキシエ
チルアクリレート、2′−ヒドロキシプロピルアク
リレート、3−ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−
ヒドロキシプロピルメタクリレート、3−ヒドロ
キシプロピルメタクリレート、4−ヒドロキシブ
チルメタクリレートによつて代表される炭素数が
5までのヒドロキシアルコールのアクリル酸又は
メタクリル酸のモノエステルを1コ又は2コ以上
共重合して電着塗料用共重合体を得、その中にア
ミノプラスト、エポキシ樹脂を混合して用いるこ
とは、艶消効果の向上に加えて塗膜の耐薬品性の
向上の点か好ましく使用される。この時用いるア
ミノプラスト樹脂としては、尿素−ホルムアルデ
ヒド、メラミンもしくはベンゾクアナミン−ホル
ムアルデヒト反応物、又はこれらの部分又は完全
アルコール変性物などであり、とくに、メラミン
−ホルムアルデヒド反応物の一部又は完全メチル
エーテル化物、ブチルエーテル化物が好ましい。
混合比率は前述の電着塗料用共重合樹脂の不揮発
分100重量部に対し、アミノプラスト樹脂3〜100
部の割合で混合することが好ましい。 本発明に用いられるアルミニウムキレート化合
物はアルミニウムアルコラートAl(OR)3のOR基
の一部または全部をアルキルアセト酢酸エステ
ル、アセチルアセトンなどのキレート化剤で置換
してつくられるものであり、具体的な化合物とし
てはエチルアセトアセテートアルミニウムジイソ
プロピレート、ジn−ブトキシアルミニウムモノ
エチルアセトアセテート、アルミニウムジn−ブ
トキサイドメチルアセトアセテート、アルミニウ
ムジイソブトキサイドモノメチルアセトアセテー
ト、アルミニウム−ジ−sec−ブトキサイドモノ
エチルアセトアセテート、アルミニウムジiso−
プロポキサイド−モノ−エチルアセトアセテー
ト、アルミニウムトリスアセチルアセトネート、
アルミニウムジiso−プロポキサイドモノアセチ
ルアセトネート、アルミニウムモノアセチルアセ
トネートビス(エチルアセトアセテート)、アル
ミニウムトリス(エチルアセトアセテート)、環
状アルミニウムオキサイドアシレート化合物(た
とえば川研フアインケミカル社製“アルゴマー”、
“アルゴマー”Sなどが挙げられる。 通常の電着塗装用塗料と該金属化合物とは公知
の方法で混合できるが、この場合電着塗装用塗料
がアルカリ性を示し、しかもその塗料中に水が少
なくとも2%以上存在していることが必要であ
る。一般に該金属化合物は酸性下においては、反
応性が大きく、撹拌中にゲル化を起こし、実質的
に塗料として実用できない状態になることが多い
が、アルカリ性下では、この反応が多少抑制され
ること、また存在する水によつて徐々に該金属化
合物の活性が失なわれること更に電着塗装溶中で
は水中で不揮発分が希薄な状態(5〜15%)とな
つているために、混合中に多少の粘度上昇は認め
られるが、ゲル化を起こすことはない。即ち、該
金属化合物は、塗料と混合時に前述の電着塗料中
の−COOH基又は−OH基と徐々に反応して、微
小なゲル状物を生成する。但し、反応塗装浴中お
よび焼付時においては、かかる反応は起こらず安
定しており一般に知られている該金属を塗料中に
添加する技術とは異なるものである。このように
して塗料と該金属は、混合中に微小なゲル状物質
を作り、これが電着浴中に分散し、被塗物表面に
沈着し、艶消塗面を得ることができるのである。
従つて本発明は、従来行なわれている無機顔料の
添加に艶消電着方法に類似するものであるが、ゲ
ル状物質は本質的に、親水性、水分散性に優れた
電着塗装用塗料であるため、電着浴中での分散性
は無機顔料よりはるかに優れている。またたとえ
若干のゲル状物質が沈澱し、撹拌しながら電着塗
装したとしても被塗物の上下面の艶消状態の差が
生ずることはない。 本発明において通常用いられる電着塗料に対す
る該金属化合物の混合比は、電着塗料の不揮発分
100重量部に対して、該金属化合物が0.1〜20重量
部好ましくは0.5〜10重量部の割合で加えられる。
該金属化合物0.1重量部以下の場合、本発明の目
的である艶消効果が十分でない。また20重量部以
上では、混合時に粘度の上昇が大きすぎ、とり扱
いが困難となるので好ましくない。 被塗物として用いられるものは、一般に導電性
であればよいが、たとえば、アルミニウム、公知
の方法でアルマイト処理、ベーマイト処理したア
ルミニウム、リン酸亜鉛、又はリン酸鉄処理した
鉄、その他金属などが使用できる。 電着塗装方法は、直後被塗物に艶消塗装する方
法の他に、一般の電着塗装を行なつた後に、本発
明塗料により艶消塗装するツーコート方式でもよ
い。 この時に電着塗装条件、焼付、乾燥条件は通常
行なわれている条件でよい。 以下、本発明を実施例によつて更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。 実施例 1 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホン酸0.3部、アクリル酸10部、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート10部、アクリル酸エチル32
部、メタクリル酸メチル47.7部、ドデシルメルカ
プタン0.5部アゾベスイソブチロニトリル1部、
イソプロパノール66部、ブチルセロソルブ12部を
用い、環流下で7時間重合せしめ、冷却後トリエ
チルアミン7.4部、脱イオン水16部、水酸化カリ
ウム0.05部を加えて、固形分50%の共重合体を作
る。スチレンスビーカーにこれを140g、メラミ
ン(“サイメル”265J三井東圧社製)33g、脱イ
オン水27gを加えたものを6コ作、これらを撹拌
羽根のついた撹拌機でよく混合する。撹拌状態の
ビーカーに第1表に示す各化合物を各溶剤を用い
てよく溶解したものを徐々に滴下しながら加え
る。更に10分間撹拌した後固形分10%となるよう
に脱イオンを加え更に30分間撹拌してアニオン電
着用塗料とする。 このようにして製造された電着用塗料を用いて
公知の方法により電着塗装を行なう。被塗物は公
知の方法でアルマイト処理されたアルミニウム板
を用いた。アルマイト層の膜厚は10μのものであ
る。 電着塗装条件は、塗料1、電圧150V、電着
時間180秒とした。電着塗装後、脱イオン水で十
分に水洗した後、約30分間放置した後、180℃で
30分間焼付を行なつた。その結果は第1表に示す
ように良好な艶消塗面が得られた。
組成物に関するもので、更に詳しくは導電性物体
を電気泳動現象又はは水の電気分解現象を利用し
て複覆し(以下本方法を電着塗装法という)焼付
を行なう方法において、艶消工程を導入すること
なく且つ塗料浴管理が容易にでき、均質な艶消塗
面を与える艶消電着被覆用塗料組成物に関するも
のである。 物体を被覆する目的は、大別すると、耐水、耐
薬品性などを付与する表面保護と美観の向上であ
る。 導電性物体を電着塗装法を用いて被覆すること
により、耐蝕性を付与すると同時に表面に光沢を
与え、その商品的価値を向上することは一般に知
られているが、被覆物質の光沢を低下することに
より、異なつた意味で逆に、商品的価値を向上す
ることができる。近年電着塗装法よる被覆におい
てもこのような艶消被覆した商品の要求が高まり
つつある。 一般に艶消被覆を電着塗装において行なう場
合、電着塗装浴中に無機顔料などの樹脂と相溶し
ない無機化合物の粒子又は粉末状物質を混合し、
被塗物表面を粗面化し、艶消効果を与える方法、
及び通常の方法で電着塗装した物体を焼付の前又
は後に薬品処理など何らかの方法を用いて塗着面
を粗面化する方法などが提案されている。 後者による方法は、比較的安定した艶消塗面が
得られる反面、通常の電着塗装工程の他に、艶消
工程が必要となり工程が煩雑化するという欠点が
あり、従つて艶消工程のために人員、薬品などが
余分に必要となる。 一方、前者は、工程的には通常の電着塗装とは
変りはないが、艶消用無機顔料の場合、本質的に
電着塗装用顔料と相溶性が悪く、比重が大きく、
しかも塗料浴の大部分を占める水に対する溶解性
又は分散性がないため、経時により電着塗装浴下
部に、沈澱するので、電着塗装によつて得られる
塗膜は安定した艶消状態を得ることは困難であ
る。また艶消顔料の沈降を防ぐため、塗料浴を撹
拌すると、沈降した顔料の巻き上げにより、たと
えば浴中に水平に置かれた被塗物の上面と下面で
は艶消状態に差が生ずるという問題点を生ずる。
またこのような製造方法は、浴中の艶消顔料の分
散性の管理が重要で且つ煩雑となる。 したがつて、本発明はこのような艶消工程を導
入することなく、且つ塗料浴管理が容易にでき、
均質な艶消塗面を与える艶消電着被覆用塗料組成
物を提供するものである。 すなわち、本発明は少なくとも2%以上の水を
含有しかつアルカリ性を示すアニオン電着用塗料
に、アルミニウムキレート化合物を該アニオン電
着用塗料不揮発分100重量部に対し0.1〜20重量部
添加してなる艶消電着被覆用塗料組成物である。 本発明における電着塗装とは本質的に水溶解性
又は水分散性を有しており、アニオン電着塗装時
に、電極となる導電性被塗物表面上で不溶性とな
り、折出して塗膜を形成する性質を有しているこ
とが必要である。 即ち従来から行なわれているアニオン電着塗装
に使用される塗料であればよい。たとえば少量の
アクリル酸、リタクリル酸、イタコン酸などの重
合可能な不飽和有機カルボン酸の1種又は2種以
上と、これと共重合し得るエチレン性不飽和結合
を有するモノマの共重合物で有機アミン、アンモ
ニア、又はアルカリ金属、アルカリ土金属水酸化
物の1種又は2種以上によつて部分又は完全中和
され、水溶解性又は水分散性を有する塗料などが
ある。また、かかる共重合体にp−スチレンスル
ホン酸、p−トルエンスルホン酸、2−アクリル
アミド−2−メチルプロパンスルホン酸、重合性
アリルスルホン酸、ビニルスルホン酸又はこれら
の塩によつて代表される重合性有機スルホン酸又
はスルホン酸塩、アクリルアミドもしくはメタク
リルアミドおよびそれらの誘導体、N−メチロー
ル−N−アクリルアミド、N−ブトキシアクリル
アミドなどのアクリルアミド化合物の1種又は2
種以上を共重合してもよい。これらを加えると艶
消効果を更に向上することができ有効である。 更にこのような共重合体に、2−ヒドロキシエ
チルアクリレート、2′−ヒドロキシプロピルアク
リレート、3−ヒドロキシプロピルアクリレー
ト、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−
ヒドロキシプロピルメタクリレート、3−ヒドロ
キシプロピルメタクリレート、4−ヒドロキシブ
チルメタクリレートによつて代表される炭素数が
5までのヒドロキシアルコールのアクリル酸又は
メタクリル酸のモノエステルを1コ又は2コ以上
共重合して電着塗料用共重合体を得、その中にア
ミノプラスト、エポキシ樹脂を混合して用いるこ
とは、艶消効果の向上に加えて塗膜の耐薬品性の
向上の点か好ましく使用される。この時用いるア
ミノプラスト樹脂としては、尿素−ホルムアルデ
ヒド、メラミンもしくはベンゾクアナミン−ホル
ムアルデヒト反応物、又はこれらの部分又は完全
アルコール変性物などであり、とくに、メラミン
−ホルムアルデヒド反応物の一部又は完全メチル
エーテル化物、ブチルエーテル化物が好ましい。
混合比率は前述の電着塗料用共重合樹脂の不揮発
分100重量部に対し、アミノプラスト樹脂3〜100
部の割合で混合することが好ましい。 本発明に用いられるアルミニウムキレート化合
物はアルミニウムアルコラートAl(OR)3のOR基
の一部または全部をアルキルアセト酢酸エステ
ル、アセチルアセトンなどのキレート化剤で置換
してつくられるものであり、具体的な化合物とし
てはエチルアセトアセテートアルミニウムジイソ
プロピレート、ジn−ブトキシアルミニウムモノ
エチルアセトアセテート、アルミニウムジn−ブ
トキサイドメチルアセトアセテート、アルミニウ
ムジイソブトキサイドモノメチルアセトアセテー
ト、アルミニウム−ジ−sec−ブトキサイドモノ
エチルアセトアセテート、アルミニウムジiso−
プロポキサイド−モノ−エチルアセトアセテー
ト、アルミニウムトリスアセチルアセトネート、
アルミニウムジiso−プロポキサイドモノアセチ
ルアセトネート、アルミニウムモノアセチルアセ
トネートビス(エチルアセトアセテート)、アル
ミニウムトリス(エチルアセトアセテート)、環
状アルミニウムオキサイドアシレート化合物(た
とえば川研フアインケミカル社製“アルゴマー”、
“アルゴマー”Sなどが挙げられる。 通常の電着塗装用塗料と該金属化合物とは公知
の方法で混合できるが、この場合電着塗装用塗料
がアルカリ性を示し、しかもその塗料中に水が少
なくとも2%以上存在していることが必要であ
る。一般に該金属化合物は酸性下においては、反
応性が大きく、撹拌中にゲル化を起こし、実質的
に塗料として実用できない状態になることが多い
が、アルカリ性下では、この反応が多少抑制され
ること、また存在する水によつて徐々に該金属化
合物の活性が失なわれること更に電着塗装溶中で
は水中で不揮発分が希薄な状態(5〜15%)とな
つているために、混合中に多少の粘度上昇は認め
られるが、ゲル化を起こすことはない。即ち、該
金属化合物は、塗料と混合時に前述の電着塗料中
の−COOH基又は−OH基と徐々に反応して、微
小なゲル状物を生成する。但し、反応塗装浴中お
よび焼付時においては、かかる反応は起こらず安
定しており一般に知られている該金属を塗料中に
添加する技術とは異なるものである。このように
して塗料と該金属は、混合中に微小なゲル状物質
を作り、これが電着浴中に分散し、被塗物表面に
沈着し、艶消塗面を得ることができるのである。
従つて本発明は、従来行なわれている無機顔料の
添加に艶消電着方法に類似するものであるが、ゲ
ル状物質は本質的に、親水性、水分散性に優れた
電着塗装用塗料であるため、電着浴中での分散性
は無機顔料よりはるかに優れている。またたとえ
若干のゲル状物質が沈澱し、撹拌しながら電着塗
装したとしても被塗物の上下面の艶消状態の差が
生ずることはない。 本発明において通常用いられる電着塗料に対す
る該金属化合物の混合比は、電着塗料の不揮発分
100重量部に対して、該金属化合物が0.1〜20重量
部好ましくは0.5〜10重量部の割合で加えられる。
該金属化合物0.1重量部以下の場合、本発明の目
的である艶消効果が十分でない。また20重量部以
上では、混合時に粘度の上昇が大きすぎ、とり扱
いが困難となるので好ましくない。 被塗物として用いられるものは、一般に導電性
であればよいが、たとえば、アルミニウム、公知
の方法でアルマイト処理、ベーマイト処理したア
ルミニウム、リン酸亜鉛、又はリン酸鉄処理した
鉄、その他金属などが使用できる。 電着塗装方法は、直後被塗物に艶消塗装する方
法の他に、一般の電着塗装を行なつた後に、本発
明塗料により艶消塗装するツーコート方式でもよ
い。 この時に電着塗装条件、焼付、乾燥条件は通常
行なわれている条件でよい。 以下、本発明を実施例によつて更に詳細に説明
するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。 実施例 1 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスル
ホン酸0.3部、アクリル酸10部、2−ヒドロキシ
エチルメタクリレート10部、アクリル酸エチル32
部、メタクリル酸メチル47.7部、ドデシルメルカ
プタン0.5部アゾベスイソブチロニトリル1部、
イソプロパノール66部、ブチルセロソルブ12部を
用い、環流下で7時間重合せしめ、冷却後トリエ
チルアミン7.4部、脱イオン水16部、水酸化カリ
ウム0.05部を加えて、固形分50%の共重合体を作
る。スチレンスビーカーにこれを140g、メラミ
ン(“サイメル”265J三井東圧社製)33g、脱イ
オン水27gを加えたものを6コ作、これらを撹拌
羽根のついた撹拌機でよく混合する。撹拌状態の
ビーカーに第1表に示す各化合物を各溶剤を用い
てよく溶解したものを徐々に滴下しながら加え
る。更に10分間撹拌した後固形分10%となるよう
に脱イオンを加え更に30分間撹拌してアニオン電
着用塗料とする。 このようにして製造された電着用塗料を用いて
公知の方法により電着塗装を行なう。被塗物は公
知の方法でアルマイト処理されたアルミニウム板
を用いた。アルマイト層の膜厚は10μのものであ
る。 電着塗装条件は、塗料1、電圧150V、電着
時間180秒とした。電着塗装後、脱イオン水で十
分に水洗した後、約30分間放置した後、180℃で
30分間焼付を行なつた。その結果は第1表に示す
ように良好な艶消塗面が得られた。
【表】
【表】
比較例
2−アクリルアミド2−メチルプロパンスルホ
ン酸0.3部、アクリル酸10部、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート10部、アクリル酸エチル32
部、メタクリル酸メチル47.7部、ドデシルメルカ
プタン0.5部、アゾビスイソブチロニトリル1部、
イソプロパノール66部、ブチルセロソルブ12部を
用い、還流下で7時間重合せしめ、冷却後更にイ
ソパロパノールを23.4部加えて固形分50%の共重
合体を得る。これを150gとメラミン(“サイメ
ル”265J三井東圧社製)33g、脱イオン水27g加
え撹拌機で良く混合する。撹拌を続けたまま、ア
ルミニウムモノアセチルアセトネートビス(アセ
トアセテート)5gをイソプロパノール50gに溶
解したものを徐々に加える。粘度が上昇しはじ
め、最後にはゲル化を起こし、撹拌棒が回転しな
くなり、塗料化することができなかつた。
ン酸0.3部、アクリル酸10部、2−ヒドロキシエ
チルメタクリレート10部、アクリル酸エチル32
部、メタクリル酸メチル47.7部、ドデシルメルカ
プタン0.5部、アゾビスイソブチロニトリル1部、
イソプロパノール66部、ブチルセロソルブ12部を
用い、還流下で7時間重合せしめ、冷却後更にイ
ソパロパノールを23.4部加えて固形分50%の共重
合体を得る。これを150gとメラミン(“サイメ
ル”265J三井東圧社製)33g、脱イオン水27g加
え撹拌機で良く混合する。撹拌を続けたまま、ア
ルミニウムモノアセチルアセトネートビス(アセ
トアセテート)5gをイソプロパノール50gに溶
解したものを徐々に加える。粘度が上昇しはじ
め、最後にはゲル化を起こし、撹拌棒が回転しな
くなり、塗料化することができなかつた。
Claims (1)
- 1 少なくとも2%以上の水を含有しかつアルカ
リ性を示すアニオン電着用塗料に、アルミニウム
キレート化合物を該アニオン電着用塗料不揮発分
100重量部に対し0.1〜20重量部添加してなる艶消
電着被覆用塗料組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14169281A JPS5845270A (ja) | 1981-09-10 | 1981-09-10 | 艶消電着被覆用塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14169281A JPS5845270A (ja) | 1981-09-10 | 1981-09-10 | 艶消電着被覆用塗料組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5845270A JPS5845270A (ja) | 1983-03-16 |
| JPH0139464B2 true JPH0139464B2 (ja) | 1989-08-21 |
Family
ID=15297990
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14169281A Granted JPS5845270A (ja) | 1981-09-10 | 1981-09-10 | 艶消電着被覆用塗料組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5845270A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0231157A (ja) * | 1988-07-21 | 1990-02-01 | Gasukuro Kogyo Kk | Gpc用溶媒の加熱装置 |
| JP3665866B2 (ja) * | 2002-10-30 | 2005-06-29 | ハニー化成株式会社 | アニオン型艶消し電着塗料用樹脂組成物 |
| JP3665865B2 (ja) * | 2003-06-12 | 2005-06-29 | ハニー化成株式会社 | アニオン型艶消し電着液用樹脂組成物 |
Family Cites Families (2)
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|---|---|---|---|---|
| JPS5133890B2 (ja) * | 1971-09-10 | 1976-09-22 | ||
| JPS5128098A (ja) * | 1974-08-31 | 1976-03-09 | Ikegai Iron Works Ltd | Kanruinoketsusokusochi |
-
1981
- 1981-09-10 JP JP14169281A patent/JPS5845270A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5845270A (ja) | 1983-03-16 |
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