JPH0139977Y2 - - Google Patents

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JPH0139977Y2
JPH0139977Y2 JP11525582U JP11525582U JPH0139977Y2 JP H0139977 Y2 JPH0139977 Y2 JP H0139977Y2 JP 11525582 U JP11525582 U JP 11525582U JP 11525582 U JP11525582 U JP 11525582U JP H0139977 Y2 JPH0139977 Y2 JP H0139977Y2
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JP11525582U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、一般産業車両や建設車両の油圧回
路用として最適なノツチを有するスプール弁に関
する。
(従来の技術) 第1,2図に示した従来のスプール弁は、当該
スプール1の環状溝2の稜部を切欠したノツチ3
を形成するとともに、このノツチ3にセンターポ
ール4を起立させている。
上記のようにノツチ3にセンターポール4を起
立させると、スプール1の操作初期において当該
ノツチ3を通過する作動油は、センターポール4
の回りに沿つてそのまま出てしまう流れと、この
センターポール4を回り込んで第2図破線の方向
に流出する流れとができる。
前者の流れは、スプール1に対してそれを閉じ
ようとする流体力Fを発生させるのに対し、後者
の破線方向に流出する作動油は、逆にスプール1
を開こうとする方向の反力fを発生させ、この反
力によつて前者の流体力Fを相殺させる。
(本考案が解決しようとする問題点) しかし、上記従来のスプール弁では、当該スプ
ールに作用する流体力を相殺しえない場合が出て
くる。
なぜならば、前記反力fを発生させる流れは、
スプール1の操作時のごく初期には全くなく、あ
る点から出はじめて次第に増え、次いでそれが最
大値に達してからは漸次減少してゆくとともに、
ノツチ3の部分が完全に開いてしまつたのちは、
再び零となり、上記流体力Fを反力fにより相殺
して、流体力補償を十分に行なえる範囲が極めて
少ないからである。
このことは、上記したセンターポール方式の流
体力軽減手段に限らず、例えば、昭和50年特許出
願公開第9819号公報や同じく昭和47年特許出願公
開第44422号公報にみられるようなノツチの特殊
形状による流体力軽減機構についても言えること
で、特に、このノツチの特殊形状にだけに頼るも
のは、前者のセンターポール方式のものよりも、
流体力Fを発生させる作動流体に比べて、反力f
を発生させる作動流体の量が少ないため、流体力
補償の効果はさらに低くなる。
また、これらノツチでは、その開口面積が限定
されてしまう。したがつて、開口面積を自由に選
択できなくなり、ノツチの開口面積で決まるイン
チング特性が悪くなる欠点があつた。
この考案の目的は、当該ノツチに大流量が流れ
ても、その流体力を相殺し、しかもメータアウト
制御時のインチング特性を向上させたスプール弁
を提供することである。
(問題点を解決する手段) 上記の目的を達成するために、この考案は、ス
プールの環状溝の稜部を切欠してノツチを形成し
たスプール弁において、上記ノツチとは別のノツ
チ孔を形成し、このノツチ孔は2つのキリ孔を所
定の角度を維持して交差させ、一方のキリ孔を環
状溝の側面に開口させ、他方のキリ孔をスプール
の外周面に開口させてなり、上記他方のキリ孔か
ら作動油が流出するときの反力が、スプールを閉
じようとする流体力を相殺する構成にしている。
(本考案の作用) 上記ノツチ孔から流出する作動流体によつて反
力を発生させ、この反力によつて流体力が相殺さ
れる。
(本考案の実施例) 第3〜5図に示したこの考案の実施例は、前記
従来と同様にセンターポール5を起立したノツチ
6を形成する一方、このノツチ6とは別にノツチ
孔7を形成している。
上記ノツチ孔7は第3図からも明らかなよう
に、当該スプール8の環状溝9側面に開口するキ
リ孔7aとスプール外周面に開口するキリ孔7b
とからなる。
そして、上記キリ孔7aは、環状溝9側面から
スプール8の軸中心線に向つて斜めに形成してい
る。またキリ孔7bは上記キリ孔7aと同一方向
に傾斜させるとともに、両キリ孔7a,7bのそ
れぞれの先端を互いに交わらせている。
上記のようにスプール8の外周面に開口させた
キリ孔7bは、スプール軸線に直交する線上にお
いて、ラツプ量lを保持している。
しかして、上記ノツチ6及びノツチ孔7を形成
した当該スプール8を移動させたとき、その弁本
体10に形成のポート11に対してノツチ孔7の
キリ孔7bが先に開口することになる。そして、
キリ孔7bとノツチ6とは前記したように、軸線
方向に対してラツプ量lを保持しているので、キ
リ孔7bが開口した後に連続してノツチ6が開口
することになる。
上記のようにキリ孔7bが先に開口するので、
ポート11に対する始めの開口面積は、上記キリ
孔7bの径と個数とによつて任意に設定できる。
そして、前記ノツチだけの従来のものと、ノツ
チ6とノツチ孔7とを併用したこの考案のものと
の特性を示したのが第4,5図である。
上記第4図はスプール8のストロークとノツチ
孔7を含めたノツチの開口面積との関係を示した
のもので、破線が従来のスプール弁の特性で、実
線がこの考案のスプール弁の特性である。
この第4図からも明らかなように、この考案で
は、スプールの初期のストローク時A−B間の傾
斜を緩やかに設定できる。したがつて、上記A−
B間のインチング特性を従来のものより任意に定
められる。つまり、目的に応じたインチング特性
が得られるので、それだけインチング性の向上を
図れる。
また、第5図はスプール6のストロークとその
スプールの操作力との関係を示したもので、各曲
線a〜cはそれぞれ次の場合を示している。
曲線a→センターポールを設けたノツチを4個
形成したスプール弁 曲線b→センターポールを設けたノツチ4個形
成するとともに、ノツチ孔を2個形成
したスプール弁 曲線c→センターポールを設けたノツチを4個
形成するとともに、ノツチ孔を4個形
成スプール弁 しかして、従来のようにノツチだけを形成した
場合の曲線aと、この考案のようにノツチとノツ
チ孔とを併用した曲線b,cとを比較すると、曲
線b,cの方がその操作力が小さいことが明らか
になる。
これは、第3図に示すように、ノツチ孔7から
作動油が流出するときの反力fが、スプールを閉
じようする流体力Fを相殺する方向に作用すると
ともに、前記ノツチ6との相乗効果が得られるた
めである。
なお、上記実施例では、ノツチ孔7のキリ孔7
bとノツチ6とで、ラツプ量lを保持したが、そ
のラツプ量をゼロにしたり、あるいは、さらに大
きなラツプ量を確保してもよい。
また、このことは、センターポール式の流体力
低減機構だけに限らず、特定の形状をしたノツチ
による流体力低減機構との組み合わせにおいても
そのまま当てはまることは言うまでもない。
(本考案の効果) 上記のようにノツチ孔を2つのキリ孔で構成し
たので、スプールの外周面に開口する上記他方の
キリ孔の角度を90度以内の範囲で自由に設定でき
る。したがつて、流体力の発生状況に応じて当該
キリ孔の角度を任意に設定し、常に最適な状況で
流体力を相殺させることができる。
また、上記ノツチ孔の径と個数とを任意に定め
られるとともに、スプール外周面における当該ノ
ツチ孔の開口位置、換言すれば、他方のキリ孔の
開口位置を自由に設定できるので、インチング操
作時であつてもその流体力を相殺できるし、使用
目的に応じたインチング特性が得られる。特に、
上記ノツチ孔と、環状溝の稜部を切欠してなるノ
ツチと、を組み合わせたので、これらノツチとノ
ツチ孔とのラツプ量を任意に定めることによつ
て、上記インチング特性の選択範囲が一層広くな
る。
さらに、当該ノツチが開き始めた初期の段階に
おいても、流体力を相殺できる。つまり、スプー
ルの外周面における他方のキリ孔の開口位置を、
当該ノツチと同時に開口するかあるいはそれより
も前に開口するようにすれば、ノツチの開き始め
の作動油の噴出によつて発生する流体力も相殺で
きる。特に、このノツチ孔は2つのキリ孔で構成
しているので、このキリ孔を通過する流体の流出
方向を特定しやすくなり、それだけノツチを特殊
形状にした場合よりも、流体力を相殺させる反力
を発生させやすくなる。
【図面の簡単な説明】
図面第1図は従来の断面図、第2図は第1図の
要部の拡大断面図、第3〜5図はこの考案の実施
例を示すもので、第3図は要部の拡大断面図、第
4図はスプールのストロークとその開口面積との
関係を従来との比較において示したグラフ、第5
図はスプールのストロークとその操作力との関係
を従来との比較において示したグラフである。 5……センターポール、6……ノツチ、7……
ノツチ孔、7a,7b……キリ孔、8……スプー
ル、9……環状溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スプールの環状溝の稜部を切欠してノツチを形
    成したスプール弁において、上記ノツチとは別の
    ノツチ孔を形成し、このノツチ孔は2つのキリ孔
    を90度以内の角度を維持して交差させ、一方のキ
    リ孔を環状溝の側面に開口させ、他方のキリ孔を
    スプールの外周面に開口させてなり、上記他方の
    キリ孔から作動油が流出するときの反力が、スプ
    ールを閉じようとする流体力を相殺する構成にし
    たスプール弁。
JP11525582U 1982-07-29 1982-07-29 スプ−ル弁 Granted JPS5920068U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11525582U JPS5920068U (ja) 1982-07-29 1982-07-29 スプ−ル弁

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11525582U JPS5920068U (ja) 1982-07-29 1982-07-29 スプ−ル弁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5920068U JPS5920068U (ja) 1984-02-07
JPH0139977Y2 true JPH0139977Y2 (ja) 1989-11-30

Family

ID=30266116

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11525582U Granted JPS5920068U (ja) 1982-07-29 1982-07-29 スプ−ル弁

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0182773U (ja) * 1987-11-25 1989-06-01

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JPS5920068U (ja) 1984-02-07

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