JPH0140810B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0140810B2 JPH0140810B2 JP55149441A JP14944180A JPH0140810B2 JP H0140810 B2 JPH0140810 B2 JP H0140810B2 JP 55149441 A JP55149441 A JP 55149441A JP 14944180 A JP14944180 A JP 14944180A JP H0140810 B2 JPH0140810 B2 JP H0140810B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lipoprotein
- anticancer agent
- lipoproteins
- agent according
- density
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Description
本発明は血漿または血清リポ蛋白(以下リポ蛋
白と称する)を含有する制癌剤に関する。その目
的とするところは、副作用がほとんどなく、優れ
た制癌作用を有する制癌剤を提供することにあ
る。 リポ蛋白は蛋白質と脂質の複合体であり、生体
内、特に血液中の一成分としてその存在が知られ
ている。リポ蛋白には、種々のリポ蛋白が存在す
ることがわかつており、最近、リポ蛋白の1つで
ある低比重リポ蛋白、高比重リポ蛋白等の生体内
存在量と高血圧症、動脈硬化症等との関連性が注
目されている。 本発明は、本発明者等の独自の研究により、リ
ポ蛋白が優れた制癌作用を有していることを知
り、完成されたものである。 以下本発明を詳細に説明する。 本発明のリポ蛋白は、種々の動物から得られる
ものを含むが、ヒト由来とりわけ健康人由来のリ
ポ蛋白が好ましい。 リポ蛋白は、種々の分離法により、通常4〜5
の主要な分画に分けられることが知られている
が、本発明のリポ蛋白は、血漿または血清から
種々の分離法によつて分離される各分画のリポ蛋
白、例えば、カイロミクロン(比重0.95以下)、
超低比重リポ蛋白(VLDL、比重0.95〜1.006)、
低比重リポ蛋白(LDL、比重1.006〜1.063)、高
比重リポ蛋白(HDL、比重1.063〜1.21)、超高比
重リポ蛋白(VHDL、比重>1.21)を含み、とり
わけLDL,HDL等が好ましい。 また、リポ蛋白は、金属イオンの存在下、種種
の硫酸多糖類と塩を形成することが知られている
が、本発明のリポ蛋白には、硫酸多糖類、金属イ
オン等との塩を形成した形態のものも含まれる。
その塩としては、例えば、ヘパリンおよび
Mn++,Mg++又はCa++等との塩、硫酸デキスト
ランおよびMn++,Mg++等との塩等があげられ
る。 本発明のリポ蛋白は、種々の公知方法、例え
ば、ゲル濾過法、超遠心分離法、電気泳動法、沈
殿法等によつて容易に得ることができるが、好ま
しい方法としては、超遠心分離法を用いる方法ま
たはゲルカラムクロマトグラフイーを用いる方法
あるいはその組み合わせの方法があげられる。 本発明のリポ蛋白を含有する制癌剤は、上記の
ような方法によつて得られたリポ蛋白を、通常制
癌剤分野で知られている剤形の処方に付すことに
よつて得ることができる。具体的には、例えば、
採血した血漿または血清から超遠心分離法または
ゲル濾過法等の操作により、目的のリポ蛋白の分
画を採取する。これを必要に応じて透析またはゲ
ル濾過あるいは限外濾過等により不要の塩類の除
去、濃縮、等張化等を行ない、適宜、分散液を適
当量添加して希釈し、無菌濾過を行なえば、注射
剤が得られる。 上述の透析、ゲル濾過、限外濾過および希釈の
各操作において、目的に応じて原料血漿または血
清中のリポ蛋白の濃度を、例えば、1/100〜10倍
等の任意の濃度に調整することができる。また、
分散液としては、例えば、生理食塩水、5%ブド
ウ糖液等の等張液、グリセリン、ソルビトール等
の等張化剤が適宜使用される。また、上述の操作
を実施するに当つては、すべての操作を、好まし
くは、低温下、特に10℃前後で行なう。また、無
菌濾過は、加圧または減圧下に行なえばよいが、
特に、窒素ガスを用いた加圧下に行なうのが好ま
しい。 さらに、採血した血漿または血清からの沈殿法
等によつて、リポ蛋白を塩の形態として採取し、
それをそのまま通常の製剤処方に付してもよい
が、好ましくは、それから常法によつてリポ蛋白
を遊離させて、上述した処方に付せば、同様に注
射剤が得られる。 次に薬理効果について説明する。 (イ) Ehrlich腹水癌に対する効果 正常マウス、正常ラツトおよび健康人の血漿ま
たは血清各10mlから得た各種リポ蛋白について、
Ehrlich腹水癌に対する効果を検討した。 Ehrlich腹水癌細胞1×105個をddN系マウス
(♀,6週令)の腹腔内に移植し、移植後、24時
間経過後、後述のようにして調整した各種リポ蛋
白含有液を腹腔内に1日1回0.20mlずつ5日間連
続投与し、その延命ならびに治療効果を調べた。
その結果を表―1に示す。
白と称する)を含有する制癌剤に関する。その目
的とするところは、副作用がほとんどなく、優れ
た制癌作用を有する制癌剤を提供することにあ
る。 リポ蛋白は蛋白質と脂質の複合体であり、生体
内、特に血液中の一成分としてその存在が知られ
ている。リポ蛋白には、種々のリポ蛋白が存在す
ることがわかつており、最近、リポ蛋白の1つで
ある低比重リポ蛋白、高比重リポ蛋白等の生体内
存在量と高血圧症、動脈硬化症等との関連性が注
目されている。 本発明は、本発明者等の独自の研究により、リ
ポ蛋白が優れた制癌作用を有していることを知
り、完成されたものである。 以下本発明を詳細に説明する。 本発明のリポ蛋白は、種々の動物から得られる
ものを含むが、ヒト由来とりわけ健康人由来のリ
ポ蛋白が好ましい。 リポ蛋白は、種々の分離法により、通常4〜5
の主要な分画に分けられることが知られている
が、本発明のリポ蛋白は、血漿または血清から
種々の分離法によつて分離される各分画のリポ蛋
白、例えば、カイロミクロン(比重0.95以下)、
超低比重リポ蛋白(VLDL、比重0.95〜1.006)、
低比重リポ蛋白(LDL、比重1.006〜1.063)、高
比重リポ蛋白(HDL、比重1.063〜1.21)、超高比
重リポ蛋白(VHDL、比重>1.21)を含み、とり
わけLDL,HDL等が好ましい。 また、リポ蛋白は、金属イオンの存在下、種種
の硫酸多糖類と塩を形成することが知られている
が、本発明のリポ蛋白には、硫酸多糖類、金属イ
オン等との塩を形成した形態のものも含まれる。
その塩としては、例えば、ヘパリンおよび
Mn++,Mg++又はCa++等との塩、硫酸デキスト
ランおよびMn++,Mg++等との塩等があげられ
る。 本発明のリポ蛋白は、種々の公知方法、例え
ば、ゲル濾過法、超遠心分離法、電気泳動法、沈
殿法等によつて容易に得ることができるが、好ま
しい方法としては、超遠心分離法を用いる方法ま
たはゲルカラムクロマトグラフイーを用いる方法
あるいはその組み合わせの方法があげられる。 本発明のリポ蛋白を含有する制癌剤は、上記の
ような方法によつて得られたリポ蛋白を、通常制
癌剤分野で知られている剤形の処方に付すことに
よつて得ることができる。具体的には、例えば、
採血した血漿または血清から超遠心分離法または
ゲル濾過法等の操作により、目的のリポ蛋白の分
画を採取する。これを必要に応じて透析またはゲ
ル濾過あるいは限外濾過等により不要の塩類の除
去、濃縮、等張化等を行ない、適宜、分散液を適
当量添加して希釈し、無菌濾過を行なえば、注射
剤が得られる。 上述の透析、ゲル濾過、限外濾過および希釈の
各操作において、目的に応じて原料血漿または血
清中のリポ蛋白の濃度を、例えば、1/100〜10倍
等の任意の濃度に調整することができる。また、
分散液としては、例えば、生理食塩水、5%ブド
ウ糖液等の等張液、グリセリン、ソルビトール等
の等張化剤が適宜使用される。また、上述の操作
を実施するに当つては、すべての操作を、好まし
くは、低温下、特に10℃前後で行なう。また、無
菌濾過は、加圧または減圧下に行なえばよいが、
特に、窒素ガスを用いた加圧下に行なうのが好ま
しい。 さらに、採血した血漿または血清からの沈殿法
等によつて、リポ蛋白を塩の形態として採取し、
それをそのまま通常の製剤処方に付してもよい
が、好ましくは、それから常法によつてリポ蛋白
を遊離させて、上述した処方に付せば、同様に注
射剤が得られる。 次に薬理効果について説明する。 (イ) Ehrlich腹水癌に対する効果 正常マウス、正常ラツトおよび健康人の血漿ま
たは血清各10mlから得た各種リポ蛋白について、
Ehrlich腹水癌に対する効果を検討した。 Ehrlich腹水癌細胞1×105個をddN系マウス
(♀,6週令)の腹腔内に移植し、移植後、24時
間経過後、後述のようにして調整した各種リポ蛋
白含有液を腹腔内に1日1回0.20mlずつ5日間連
続投与し、その延命ならびに治療効果を調べた。
その結果を表―1に示す。
【表】
【表】
表―1より明らかなように、各種動物およびヒ
トの血漿それ自体には制癌作用は認められない
が、リポ蛋白は、顕著な制癌作用を有しているこ
とがわかる。 本発明の制癌剤を患者に投与する場合、その投
与方法、投与回数および投与量は、一般に患者の
症状に応じて適宜最適条件が選択されるが、通常
は、成人1日当たり、健康人血漿あるいは血清1
〜200mlに含まれるリポ蛋白の量に相当する各種
リポ蛋白製剤を1〜数回非経口的または経口的に
投与する。特に静注、筋注とりわけ静脈内点滴で
投与する方法が好ましい。 次に、本発明の代表的な製剤の具体例を挙げて
説明する。 実施例 1 健康人よりヘパリン加無菌的に採血して得た血
漿10mlに臭化ナトリウムを適当量加えて比重
1.063とし、超遠心分離機により、約10℃で
105000G、16時間遠心分離する。上層部4mlを取
り透析チユーブに入れ、生理食塩水に対して約5
℃で24時間透析した後、生理食塩水を加えて10ml
とする。これを孔径0.3μのメンブランフイルター
を用いて窒素ガスによる加圧無菌濾過を行ない、
10mlの静脈注射用バイアルに封入し、注射剤を得
る。 実施例 2 健康人よりヘパリン加無菌的に採血して得た血
漿10mlに臭化ナトリウムを加えて比重1.21とし、
超遠心分離機により約10℃、105000G、16時間遠
心分離する。上層部4mlを取り透析チユーブに入
れ蒸留水に対し、約5℃で24時間透析した後、5
%ブドウ糖液を加えて200mlとする。これを孔径
0.3μのメンブランフイルターを用いて窒素ガスに
よる加圧無菌濾過を行ない、静脈点滴剤を得る。 実施例 3 健康人より無菌的に採血して得た血清5mlをセ
フアデツクスG―150カラム(径5.0cm、長さ40
cm)に対し、蒸留水を溶出液とし、ゲルクロマト
グラフイーを行なう。溶出液は5mlずつ分取し、
各々260mμにおける吸光度を測定して溶出曲線を
描き、最初に出現するリポ蛋白分画約70mlを分取
する。これにブドウ糖を適当量加えて等張とな
し、さらに5%ブドウ糖液を添加して100mlとす
る。これを孔径0.3μのメンブランフイルターを用
いて減圧下無菌濾過し、25mlの静脈注射用バイア
ルに小分けして封入し、注射剤を得る。 実施例 4 健康人より無菌的に採血して得た血清10mlに臭
化ナトリウムを加えて比重を1.21とし、超遠心分
離法により、約10℃で10500G、16時間遠心分離
する。上層部5mlを取り、これを実施例3に示し
たと同様、セフアデツクスG―150カラムによる
ゲルクロマトグラフイーを行ない、リポ蛋白分画
約70mlを得る。これを限外濾過により10mlに濃縮
し、食塩を適当量加えて等張となし、孔径0.3μの
メンブランフイルターを用いて窒素ガスによる加
圧無菌濾過を行ない、10mlの注射用バイアルに封
入し、注射剤を得る。
トの血漿それ自体には制癌作用は認められない
が、リポ蛋白は、顕著な制癌作用を有しているこ
とがわかる。 本発明の制癌剤を患者に投与する場合、その投
与方法、投与回数および投与量は、一般に患者の
症状に応じて適宜最適条件が選択されるが、通常
は、成人1日当たり、健康人血漿あるいは血清1
〜200mlに含まれるリポ蛋白の量に相当する各種
リポ蛋白製剤を1〜数回非経口的または経口的に
投与する。特に静注、筋注とりわけ静脈内点滴で
投与する方法が好ましい。 次に、本発明の代表的な製剤の具体例を挙げて
説明する。 実施例 1 健康人よりヘパリン加無菌的に採血して得た血
漿10mlに臭化ナトリウムを適当量加えて比重
1.063とし、超遠心分離機により、約10℃で
105000G、16時間遠心分離する。上層部4mlを取
り透析チユーブに入れ、生理食塩水に対して約5
℃で24時間透析した後、生理食塩水を加えて10ml
とする。これを孔径0.3μのメンブランフイルター
を用いて窒素ガスによる加圧無菌濾過を行ない、
10mlの静脈注射用バイアルに封入し、注射剤を得
る。 実施例 2 健康人よりヘパリン加無菌的に採血して得た血
漿10mlに臭化ナトリウムを加えて比重1.21とし、
超遠心分離機により約10℃、105000G、16時間遠
心分離する。上層部4mlを取り透析チユーブに入
れ蒸留水に対し、約5℃で24時間透析した後、5
%ブドウ糖液を加えて200mlとする。これを孔径
0.3μのメンブランフイルターを用いて窒素ガスに
よる加圧無菌濾過を行ない、静脈点滴剤を得る。 実施例 3 健康人より無菌的に採血して得た血清5mlをセ
フアデツクスG―150カラム(径5.0cm、長さ40
cm)に対し、蒸留水を溶出液とし、ゲルクロマト
グラフイーを行なう。溶出液は5mlずつ分取し、
各々260mμにおける吸光度を測定して溶出曲線を
描き、最初に出現するリポ蛋白分画約70mlを分取
する。これにブドウ糖を適当量加えて等張とな
し、さらに5%ブドウ糖液を添加して100mlとす
る。これを孔径0.3μのメンブランフイルターを用
いて減圧下無菌濾過し、25mlの静脈注射用バイア
ルに小分けして封入し、注射剤を得る。 実施例 4 健康人より無菌的に採血して得た血清10mlに臭
化ナトリウムを加えて比重を1.21とし、超遠心分
離法により、約10℃で10500G、16時間遠心分離
する。上層部5mlを取り、これを実施例3に示し
たと同様、セフアデツクスG―150カラムによる
ゲルクロマトグラフイーを行ない、リポ蛋白分画
約70mlを得る。これを限外濾過により10mlに濃縮
し、食塩を適当量加えて等張となし、孔径0.3μの
メンブランフイルターを用いて窒素ガスによる加
圧無菌濾過を行ない、10mlの注射用バイアルに封
入し、注射剤を得る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 血漿または血清リポ蛋白を含有する制癌剤。 2 リポ蛋白がヒト由来である特許請求の範囲第
1項記載の制癌剤。 3 リポ蛋白が健康人由来である特許請求の範囲
第1項記載の制癌剤。 4 リポ蛋白がゲル濾過法または超遠心分離法に
より得られるリポ蛋白である特許請求の範囲第1
〜3項いずれかの項記載の制癌剤。 5 リポ蛋白が低比重リポ蛋白または高比重リポ
蛋白である特許請求の範囲第1〜4項いずれかの
項記載の制癌剤。 6 リポ蛋白が低比重リポ蛋白を主成分とするリ
ポ蛋白である特許請求の範囲第1〜4項いずれか
の項記載の制癌剤。 7 リポ蛋白が高比重リポ蛋白を主成分とするリ
ポ蛋白である特許請求の範囲第1〜4項いずれか
の項記載の制癌剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55149441A JPS5772920A (en) | 1980-10-27 | 1980-10-27 | Carcinostatic agent containing blood plasma or blood serumal lipoprotein |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP55149441A JPS5772920A (en) | 1980-10-27 | 1980-10-27 | Carcinostatic agent containing blood plasma or blood serumal lipoprotein |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5772920A JPS5772920A (en) | 1982-05-07 |
| JPH0140810B2 true JPH0140810B2 (ja) | 1989-08-31 |
Family
ID=15475178
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP55149441A Granted JPS5772920A (en) | 1980-10-27 | 1980-10-27 | Carcinostatic agent containing blood plasma or blood serumal lipoprotein |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5772920A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB8822857D0 (en) * | 1988-09-29 | 1988-11-02 | Patralan Ltd | Pharmaceutical formulations |
-
1980
- 1980-10-27 JP JP55149441A patent/JPS5772920A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5772920A (en) | 1982-05-07 |
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