JPH0142661Y2 - - Google Patents

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JPH0142661Y2
JPH0142661Y2 JP1985031328U JP3132885U JPH0142661Y2 JP H0142661 Y2 JPH0142661 Y2 JP H0142661Y2 JP 1985031328 U JP1985031328 U JP 1985031328U JP 3132885 U JP3132885 U JP 3132885U JP H0142661 Y2 JPH0142661 Y2 JP H0142661Y2
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ring
press
roller
inner ring
end surface
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は両方向のスラスト荷重を受けられる
円すいころ軸受装置に関する。
従来の技術 従来、両方向のスラスト荷重を受けられるよう
にしたユニツト型の円すいころ軸受は、第2図に
示す英国特許第1235649号に開示されたものでは、
外輪aところc端面支持用のフランジbを別体に
形成し、軸受組み立後に外輪aとフランジbを溶
接等で接着して一体となしていた。
あるいは、第3図に示す英国特許第1281274号
に開示されたものでは、外輪aの一部にころc端
面支持用のフランジb部を設け、外輪aとフラン
ジbを一体に形成し、内輪dの小ツバeを分割す
ることによつてころcの組み付けを容易にしてい
た。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、外輪aとフランジbを別体に形
成した場合は、外輪aとフランジbに溶接する際
に、溶接個所と近接している軸受内部軌道面fと
ころc表面に溶接による熱影響を与えないよう
に、光ビーム溶接等の特殊な溶接をする必要があ
つた。
ところが、この様な溶接では、充分な強度が得
られないために、使用中の衝撃荷重で上記個所の
溶接が外れてしまうおそれがあり、従つて、軸受
を相手側ハウジングに組み付け後、第2図に示す
ように、軸受のフランジ部分bを外輪aの正面に
しつかりと押えて固定すべく、軸受カバーh等の
固定部材にボルトj等でハウジングiに取り付け
なければならなかつた。
あるいは、外輪aとフランジbを一体に形成し
た場合は、ころcを組み込むためには、内輪dと
小ツバeを分割可能の別体に形成する必要があつ
た。従つて、軸受組立後、特殊な連結部材gを用
いて、この小ツバeを内輪dの正面にしつかりと
押えて固定しなければならなかつた。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するため、本考案の円すいこ
ろ軸受装置は、前記外輪のころ大端側の軸方向延
長部に、フランジが内径側へ突出して一体に形成
されるとともに、該フランジに円すいころの大端
面が摺接支持され、前記フランジにシール部材が
取付固定されるとともに、該シール部材のリツプ
部が前記内輪のころ大端側の軸方向延長部外周に
摺接され、前記回転軸に、前記内輪のころ小端側
を当接支持する圧入リングが圧入固定され、該圧
入リングの肉厚は、少なくとも前記内輪の半径方
向の肉厚より大きく設定され、前記内輪のころ小
端側端面に当接する前記圧入リングの端面は、前
記ころ小端側端面の軌道直径より大径に設定され
るとともに、その外縁部が前記円すいころの小端
面を摺接支持する摺接面とされていることを特徴
とする。
作 用 上記の構成において、内輪の内径に沿つて、内
輪の背面側(ころ大端側)から正面側(ころ小端
側)に向かうスラスト軸力は、内輪、円すいころ
および外輪のそれぞれの円すい表面で支持され
る。一方、これと逆に、内輪の内径に沿つて、内
輪の正面側から背面側に向かうスラスト軸力は、
圧入リングおよび円すいころを介して、外輪に設
けられたフランジにより支持される。これによ
り、両方向のスラスト荷重が円すいころ軸受装置
により受止される。
この場合、圧入リングの肉厚が、少なくとも内
輪の半径方向の肉厚より大きく設定されて、圧入
リングが十分な強度をもつようにされているお
り、これにより、回転軸に対する圧入リングの圧
入固定が、大きなしめしろをもつた強固なものと
なり、内輪の軸方向の位置決めの強化、ひいては
耐スラスト荷重性能の大幅な向上が図られる。
また、外輪のフランジに取付固定されたシール
部材は、軸受装置組立後のシール作用に加えて、
軸受装置組立時において、回転軸嵌入前の内輪の
保持作用をなし、内輪の抜け落ちや円すいころの
脱落を有効に防止する。
実施例 以下、本考案の実施例を第1図に基づいて説明
する。
第1図に示すように、正面側、つまりころ大端
側の延長部に内径側に突出するフランジ1aを形
成した外輪1はハウジング2に設けられた軸受用
開口3に圧入され、外輪1の前記延長部のころ大
端側端面を内方に押え固定すべく、軸受押え金具
4がボルト5によつてハウジング2に固着されて
いる。外輪1の背面(ころ小端側端面)1dはハ
ウジング2の段部2aに当接されている。
内輪6に軸(回転軸)7が圧入され、該軸7に
内輪6のころ小端側を当接支持する圧入リング8
が大きなしめしろをもつて強固に圧入されてい
る。そして、該圧入リング8が上記内輪6の正面
(ころ小端側端面)6aに当接されて、軸7から
の内輪6の脱落が防止されている。
なお、第1図から明らかなように、上記圧入リ
ング8は、十分な強度を保持すべく、その肉厚が
少なくとも内輪6の半径方向の肉厚より大きく設
定されるとともに、その軸方向幅も円すいころ9
の軸長とほぼ同程度に長くされており、これによ
り、上記軸7に対する圧入固着力が可及的に増大
する構造とされている。
なお、圧入リング8の外端に接するように、軸
7に周溝7aを形成し、これにスナツプリング1
2を嵌合させ、補助的に圧入リング8の移動を防
止する。
円すいころ9は外輪1と内輪6の間に保持器1
0により保持されており、かつ軸方向には、外輪
1のフランジ1aと圧入リング8の摺接面8aと
によつて摺接自在に挾持されている。
外輪1のフランジ1aにオイルシール11の取
付面1bを設け、該取付面1bにオイルシール1
1が、そのリツプ11a先端を内輪6の背面側、
つまりころ大端側の軸方向延長部6cの外周面に
摺接させて、圧入により嵌着されている。
なお、内輪6に軸7を嵌入する前に、上記オイ
ルシール11を取り付けておくことによつて、内
輪6が軸受から脱落するのを防止することができ
る。
又、圧入リング8を軸7に圧入により外嵌させ
る時、圧入リング8が軸受に強い力で軸方向に押
し付けられるため、ころ9が圧入リング8のころ
9との摺接面8aと外輪1のフランジ1aとに挾
まれて円滑に回転しなくなることを防止するた
め、内輪6の巾寸法を適切値に設定することによ
り、内輪6の正面6aを圧入リング8に対する有
効なストツパーとして働かせ、フランジ1a、こ
ろ9及び圧入リング8の摺接面8a相互の間隙を
適切に保つことが出来る。
高速、重荷重下の稼動に於いては、圧入リング
8の摺接面8aと、ころ小端面9a間に潤滑油を
必要とする。そこで、圧入リング8の摺接面8a
近傍の内径側の、軸7との間に潤滑油を蓄えるた
めの空所8bを設け、さらに圧入リング8と当接
する内輪6の正面6aに放射状に油溝6bを設け
ることにより、前記空所8bに蓄えられた潤滑油
が油溝6bを経由して摺接面8aところ小端面9
aとの摺接部に供給されるようにする。
考案の効果 以上詳述したように、本考案によれば、以下に
列挙するような種々のすぐれた効果が得られ、実
用上きわめて有用な円すいころ軸受装置を提供す
ることができる。
(1) 円すいころの大端面を摺接支持するフランジ
が外輪と一体に形成されるとともに、内輪のこ
ろ小端側を当接支持する圧入リングが回転軸に
対して大きなしめしろをもつて強固に圧入固定
されているから、従来装置における、外輪とフ
ランジを別体構造とした場合のフランジ固定部
材や、外輪とフランジとを一体構造とした場合
の小ツバと内輪の連結部材が不要となる。
したがつて、従来に比較して部品点数が少な
く構造も簡単で、強度保持上好ましく、かつ組
立が容易で製造コストの低減化も可能となる。
(2) しかも、圧入リングの肉厚が、少なくとも内
輪の半径方向の肉厚よりも大きく設定され、圧
入リングが十分な強度をもつようにされている
から、回転軸に対する圧入リングの圧入固定
を、十分大きなしめしろをもつた強固なものと
することができ、これにより、内輪の軸方向の
位置決めの強化、ひいては耐スラスト荷重性能
の大幅な向上を図ることができる。
(3) フランジにシール部材が取付固定されるとと
もに、該シール部材のリツプ部が内輪のころ大
端側の軸方向延長部外周に摺接されるようにさ
れているから、軸受装置の組立作業はきわめて
容易になる。
すなわち、上記シール部材は、本来的機能であ
る軸受装置組立後のシール作用に加えて、軸受装
置組立時において、回転軸嵌入前の内輪の保持作
用もなし、これにより、特別な保持具を使用する
ことなく、内輪が回転軸嵌入前に軸受から抜け落
ちるのを有効に防止し、さらにはこの内輪抜け落
ちによる円すいころの脱落をも有効に防止するこ
とができ、軸受装置の組立作業をきわめて容易か
つ円滑に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例の要部立断面図、第
2図、第3図は従来例の要部立断面図である。 1……外輪、1a……フランジ、6……内輪、
6a……正面、6b……油溝、7……軸(回転
軸)、8……圧入リング、8b……空所、9……
円すいころ、9a……小端面、11……オイルシ
ール(シール部材)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ハウジングに固定される外輪と、回転軸に固
    定される内輪と、該内外輪間に転動可能に介装
    される円すいころとを備えてなり、 前記外輪のころ大端側の軸方向延長部に、フ
    ランジが内径側へ突出して一体に形成されると
    ともに、該フランジに円すいころの大端面が摺
    接支持され、 前記フランジにシール部材が取付固定される
    とともに、該シール部材のリツプ部が前記内輪
    のころ大端側の軸方向延長部外周に摺接され、 前記回転軸に、前記内輪のころ小端側を当接
    支持する圧入リングが圧入固定され、 該圧入リングの肉厚は、少なくとも前記内輪
    の半径方向の肉厚より大きく設定され、 前記内輪のころ小端側端面に当接する前記圧
    入リングの端面は、前記ころ小端側端面の軌道
    直径より大径に設定されるとともに、その外縁
    部が前記円すいころの小端面を摺接支持する摺
    接面とされている ことを特徴とする円すいころ軸受装置。 (2) 前記圧入リングの前記端面の内径側部分に、
    潤滑油を蓄えるための空所が設けられている実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の円すいころ
    軸受装置。 (3) 前記内輪のころ小端側端面に、前記圧入リン
    グの空所に連通する油溝が放射状に設けられて
    いる実用新案登録請求の範囲第2項記載の円す
    いころ軸受装置。
JP1985031328U 1985-03-05 1985-03-05 Expired JPH0142661Y2 (ja)

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JP1985031328U JPH0142661Y2 (ja) 1985-03-05 1985-03-05

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JP1985031328U JPH0142661Y2 (ja) 1985-03-05 1985-03-05

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JPS61148920U JPS61148920U (ja) 1986-09-13
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS476249U (ja) * 1971-02-17 1972-09-21

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JPS61148920U (ja) 1986-09-13

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