JPH0142946B2 - - Google Patents
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- JPH0142946B2 JPH0142946B2 JP62050951A JP5095187A JPH0142946B2 JP H0142946 B2 JPH0142946 B2 JP H0142946B2 JP 62050951 A JP62050951 A JP 62050951A JP 5095187 A JP5095187 A JP 5095187A JP H0142946 B2 JPH0142946 B2 JP H0142946B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
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- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Description
発明の目的
本発明は、式(1)(後記式)を有するβ−ラクタ
ム化合物に関する。 近年、グラム陽性菌およびグラム陰性菌にわた
る広範囲の病原菌に対して優れた抗菌活性を示す
ペネムおよびカルバペネム誘導体が見出され、そ
の合成法が報告(特開昭53−65892、54−88291)
されている。発明者等は、抗菌作用を有する医薬
の開発研究を進め、式(1)を有する化合物がペネム
およびカルバペネム誘導体の合成の中間体として
有用であることを見出し本発明を完成した。 発明の構成 本発明は一般式 を有する新規なβ−ラクタム化合物に関するもの
である。 上記式中、R1は水素原子または水酸基の保護
基を示し、R2は水素原子または窒素原子の保護
基を示し、R3およびR4は同一または異なつて水
素原子、カルボキシル基、保護されたカルボキシ
ル基、アシル基またはシアノ基を示す。たゞし
R3とR4がともに水素原子である場合を除く。 前記一般式(1)において好適には、R1は水素原
子;ホルミル、アセチル、プロピオニル、n−ブ
チリル、イソブチリルのような脂肪族アシル基;
ベンゾイル、2−ニトロベンゾイル、4−ニトロ
ベンゾイルのような芳香族アシル基;メトキシカ
ルボニル、エトキシカルボニル、n−ブトキシカ
ルボニル、イソブトキシカルボニルのような低級
アルコキシカルボニル基;2,2,2−トリクロ
ルエトキシカルボニル、2,2,2−トリブロム
エトキシカルボニルのようなハロゲノ低級アルコ
キシカルボニル基;ベンジル、2−ニトロベンジ
ル、4−ニトロベンジルのようなアラルキル基;
ベンジルオキシカルボニル、2−ニトロベンジル
オキシカルボニル、4−ニトロベンジルオキシカ
ルボニルのようなアラルキルオキシカルボニル
基;トリメチルシリル、ジメチル−tert−ブチル
シリルのようなトリ低級アルキルシリル基;2−
テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロピラニ
ル、4−メトキシテトラヒドロピラン−4−イ
ル、2−テトラヒドロチオピラニルのような低級
アルコキシ基を置換分として有するか有しない環
内に酸素原子または硫黄原子を含有する5乃至6
員複素環基;メトキシメチル、エトキシメチル、
1−エトキシエチル、ベンジルオキシメチルのよ
うな低級アルコキシ基またはアラルキルオキシ基
を置換分として有する低級アルキル基;メチルチ
オメチル、エチルチオメチル、n−プロピルチオ
メチル、イソプロピルチオメチルのような低級ア
ルキルチオメチル基またはベンジルチオメチル、
2−ニトロベンジルチオメチル、4−ニトロベン
ジルチオメチルのようなアラルキルチオメチル基
を示し、 R2は水素原子;ベンジル、2,4−ジメトキ
シベンジル、2,4,6−トリメトキシベンジ
ル、2,4,5−トリメトキシベンジル、3,4
−ジメトキシベンジル、4−ヒドロキシ−3,5
−ジ−tert−ブチルベンジル、4−メトキシ−
3,5−ジ−tert−ブチルベンジル、4−ヒドロ
キシ−3,5−ジメチルベンジル、4−メトキシ
−3,5−ジメチルベンジルのようなアラルキル
基;メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ
プロポキシのような低級アルコキシ基;フエノキ
シ、4−メトキシフエノキシ、4−ニトロフエノ
キシのようなアリールオキシ基;ベンジルオキ
シ、4−メトキシベンジルオキシ、4−ニトロベ
ンジルオキシのようなアラルキルオキシ基;トリ
メチルシリル、ジメチル−tert−ブチルシリルの
ようなトリ低級アルキルシリル基または4−メト
キシフエニル、4−メトキシメチルオキシフエニ
ル、2,4−ジメトキシフエニル、4−ヒドロキ
シフエニル、4−アミノフエニル、4−ニトロフ
エニルのようなアリール基を示し、 R3およびR4は同一または異なつて水素原子;
カルボキシル基;メトキシカルボニル、エトキシ
カルボニル、n−プロポキシカルボニル、イソプ
ロポキシカルボニル、n−ブトキシカルボニル、
イソブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボ
ニルのような低級アルコキシカルボニル基、2,
2,2−トリクロルエトキシカルボニル、2,
2,2−トリブロムエトキシカルボニルのような
ハロゲノ低級アルコキシカルボニル基またはベン
ジルオキシカルボニル、2−ニトロベンジルオキ
シカルボニル、4−ニトロベンジルオキシカルボ
ニルのようなアラルキルオキシカルボニル基など
の保護されたカルボキシル基;ホルミル、アセチ
ル、プロピオニル、n−ブチリル、イソブチリル
のような脂肪族アシル基、ヒドロキシアセチル、
メトキシアセチル、メトキシメトキシアセチル、
2−テトラヒドロピラニルオキシアセチル、ベン
ジルオキシアセチルのような保護されていてもよ
い水酸基を有する脂肪族アシル基、ベンゾイル、
4−ニトロベンゾイル、4−ブロムベンゾイルの
ような芳香族アシル基またはフエニルアセチル、
4−ニトロフエニルアセチルのような芳香脂肪族
アシル基などのアシル基またはシアノ基を示す。 本発明によつて得られる前記一般式(1)を有する
化合物においては、アゼチジノン環3および4位
に結合している置換分並びに側鎖
ム化合物に関する。 近年、グラム陽性菌およびグラム陰性菌にわた
る広範囲の病原菌に対して優れた抗菌活性を示す
ペネムおよびカルバペネム誘導体が見出され、そ
の合成法が報告(特開昭53−65892、54−88291)
されている。発明者等は、抗菌作用を有する医薬
の開発研究を進め、式(1)を有する化合物がペネム
およびカルバペネム誘導体の合成の中間体として
有用であることを見出し本発明を完成した。 発明の構成 本発明は一般式 を有する新規なβ−ラクタム化合物に関するもの
である。 上記式中、R1は水素原子または水酸基の保護
基を示し、R2は水素原子または窒素原子の保護
基を示し、R3およびR4は同一または異なつて水
素原子、カルボキシル基、保護されたカルボキシ
ル基、アシル基またはシアノ基を示す。たゞし
R3とR4がともに水素原子である場合を除く。 前記一般式(1)において好適には、R1は水素原
子;ホルミル、アセチル、プロピオニル、n−ブ
チリル、イソブチリルのような脂肪族アシル基;
ベンゾイル、2−ニトロベンゾイル、4−ニトロ
ベンゾイルのような芳香族アシル基;メトキシカ
ルボニル、エトキシカルボニル、n−ブトキシカ
ルボニル、イソブトキシカルボニルのような低級
アルコキシカルボニル基;2,2,2−トリクロ
ルエトキシカルボニル、2,2,2−トリブロム
エトキシカルボニルのようなハロゲノ低級アルコ
キシカルボニル基;ベンジル、2−ニトロベンジ
ル、4−ニトロベンジルのようなアラルキル基;
ベンジルオキシカルボニル、2−ニトロベンジル
オキシカルボニル、4−ニトロベンジルオキシカ
ルボニルのようなアラルキルオキシカルボニル
基;トリメチルシリル、ジメチル−tert−ブチル
シリルのようなトリ低級アルキルシリル基;2−
テトラヒドロフラニル、2−テトラヒドロピラニ
ル、4−メトキシテトラヒドロピラン−4−イ
ル、2−テトラヒドロチオピラニルのような低級
アルコキシ基を置換分として有するか有しない環
内に酸素原子または硫黄原子を含有する5乃至6
員複素環基;メトキシメチル、エトキシメチル、
1−エトキシエチル、ベンジルオキシメチルのよ
うな低級アルコキシ基またはアラルキルオキシ基
を置換分として有する低級アルキル基;メチルチ
オメチル、エチルチオメチル、n−プロピルチオ
メチル、イソプロピルチオメチルのような低級ア
ルキルチオメチル基またはベンジルチオメチル、
2−ニトロベンジルチオメチル、4−ニトロベン
ジルチオメチルのようなアラルキルチオメチル基
を示し、 R2は水素原子;ベンジル、2,4−ジメトキ
シベンジル、2,4,6−トリメトキシベンジ
ル、2,4,5−トリメトキシベンジル、3,4
−ジメトキシベンジル、4−ヒドロキシ−3,5
−ジ−tert−ブチルベンジル、4−メトキシ−
3,5−ジ−tert−ブチルベンジル、4−ヒドロ
キシ−3,5−ジメチルベンジル、4−メトキシ
−3,5−ジメチルベンジルのようなアラルキル
基;メトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イソ
プロポキシのような低級アルコキシ基;フエノキ
シ、4−メトキシフエノキシ、4−ニトロフエノ
キシのようなアリールオキシ基;ベンジルオキ
シ、4−メトキシベンジルオキシ、4−ニトロベ
ンジルオキシのようなアラルキルオキシ基;トリ
メチルシリル、ジメチル−tert−ブチルシリルの
ようなトリ低級アルキルシリル基または4−メト
キシフエニル、4−メトキシメチルオキシフエニ
ル、2,4−ジメトキシフエニル、4−ヒドロキ
シフエニル、4−アミノフエニル、4−ニトロフ
エニルのようなアリール基を示し、 R3およびR4は同一または異なつて水素原子;
カルボキシル基;メトキシカルボニル、エトキシ
カルボニル、n−プロポキシカルボニル、イソプ
ロポキシカルボニル、n−ブトキシカルボニル、
イソブトキシカルボニル、tert−ブトキシカルボ
ニルのような低級アルコキシカルボニル基、2,
2,2−トリクロルエトキシカルボニル、2,
2,2−トリブロムエトキシカルボニルのような
ハロゲノ低級アルコキシカルボニル基またはベン
ジルオキシカルボニル、2−ニトロベンジルオキ
シカルボニル、4−ニトロベンジルオキシカルボ
ニルのようなアラルキルオキシカルボニル基など
の保護されたカルボキシル基;ホルミル、アセチ
ル、プロピオニル、n−ブチリル、イソブチリル
のような脂肪族アシル基、ヒドロキシアセチル、
メトキシアセチル、メトキシメトキシアセチル、
2−テトラヒドロピラニルオキシアセチル、ベン
ジルオキシアセチルのような保護されていてもよ
い水酸基を有する脂肪族アシル基、ベンゾイル、
4−ニトロベンゾイル、4−ブロムベンゾイルの
ような芳香族アシル基またはフエニルアセチル、
4−ニトロフエニルアセチルのような芳香脂肪族
アシル基などのアシル基またはシアノ基を示す。 本発明によつて得られる前記一般式(1)を有する
化合物においては、アゼチジノン環3および4位
に結合している置換分並びに側鎖
【式】
基の配置により種々の立体異性体が存在する。前
記一般式(1)においては、これらの異性体およびこ
れらの異性体の混合物がすべて単一の式で示され
ているが、これにより本発明の記載の範囲は限定
されるものではない。 本発明の化合物(1)は、以下に示すAおよび/ま
たはBおよび/またはC法により合成される。 A法: 式中、R1、R2、R3およびR4は前述したものと
同意義を示し、Xは塩素、臭素、沃素のようなハ
ロゲン原子を示す。 化合物(2):スレオニンから導かれるカルボン酸
(3)あるいはその酸クロライド若しくは酸ブロマイ
ドのような反応性誘導体をアミン誘導体(4)と反応
させることによつて化合物(2)が得られる。 カルボン酸(3)を用いる場合にはジシクロヘキシ
ルカルボジイミドのような縮合剤を用い、その酸
クロライドのような反応性誘導体を用いる場合に
は水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、ナトリ
ウムエトキシド、トリエチルアミン、ピリジン、
1,5−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセン−
5(DBU)、1,5−ジアゾビシクロ〔4.3.0〕ノ
ネン−5(DBN)、n−ブチルリチウム、リチウ
ムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチル
ジシラザンのような塩基を用いて常法に従つて化
合物(2)を得ることができる。 化合物(1):化合物(2)を塩基で処理することによ
り得られる。 使用される塩基としては特に限定はないが、水
素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカ
リ金属水素化物、ナトリウムアミド、カリウムア
ミドのようなアルカリ金属アミド、トリエチルア
ミン、ピリジン、1,5−ジアザビシクロ
〔4.3.0〕ノナネン−5(DBN)、1,5−ジアザビ
シクロ〔5.4.0〕ウンデセン−5(DBU)のような
有機塩基、n−ブチルリチウム、tert−ブチルリ
チウムのようなアルキルリチウム、リチウムジイ
ソプロピルアミドドまたはリチウムヘキサメチル
ジシラザイドのようなリチウムアミド化合物、な
どが好適である。使用される溶剤としてはベンゼ
ン、トルエンのような芳香族炭化水素類、エチル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのよ
うなエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミドのような脂肪酸ジアルキルアミド
類、ジメチルスルホキシドなどが好適である。反
応温度は特に限定はないが、通常−50乃至100℃
で行なわれる。反応時間は原料化合物および使用
される塩基の種類などによつて異なるが、通常は
1乃至24時間である。 反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従つ
て反応混合物より採取することができる。例えば
反応混合物に酢酸エチルのような有機溶剤を加
え、有機溶剤層を洗浄し乾燥して後、溶剤を留去
することによつて得ることができる。 なお本反応において、R1が水素原子である化
合物(2)は、塩基処理によりエポキシド(5)を生成し
ついでエポキシドが開環すると同時に4員環が形
成され化合物(1)を生成する場合もある。 B法: 上記式中、R5は前述したR1と同意義を有する
水酸基の保護基を示し、R6は前述したR2と同意
義を有する水素原子または窒素原子の保護基を示
し、R7はメチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル
のような低級アルキル基、2,2,2−トリクロ
ルエチル、2,2,2−トリブロムエチルのよう
なハロゲノ低級アルキル基、ベンジル、2−ニト
ロベンジル、4−ニトロベンジルのようなアラル
キル基などのカルボキシル基の保護基を示し、X
は塩素、臭素のようなハロゲン原子を示す。 本発明の化合物(6)を出発原料として脱炭酸反応
を行なうことにより化合物(7)を製造する(第1工
程)。化合物(7)を常法によりカルボキシル基の保
護基を除去すると化合物(8)が得られる(第2工
程)。 第一工程 化合物(6)の溶液を塩基の存在下、50〜200℃に
10分〜5時間保つ。反応液を常法に従つて処理す
ると化合物(7)が得られる。 本反応に使用される溶媒は、たとえばテトラヒ
ドロフラン(THF)、ジオキサン、ジグライム、
ジメトキシエタン(DME)、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、N,N−ジメチルホルムアミド
(DMF)またはジメチルスルホキシド(DMSO)
の溶液があげられる。 本反応に使用される塩基は、たとえばトリエチ
ルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジ
ン、コリジン、ジメチルアニリン、ジエチルアニ
リン、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタ
ン(DABCO)、1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕
ノネン−5(DBN)または1,5−ジアザビシク
ロ〔5.4.0〕ウンデセン−5(DBU)があげられ
る。 第二工程 化合物(7)のR7が低級アルキル基の場合 化合物(7)の溶液に塩基を加え、−50〜100℃に10
〜24時間保つ。反応液を常法に従つて処理すると
化合物(8)が得られる。 本反応に使用される溶媒は、たとえば水または
THF、ジオキサン、DME、ジグライム、エタノ
ール、メタノール、イソプロピルアルコール、ブ
タノールもしくはt−ブタノールと水との混合溶
媒があげられる。 化合物(7)のR7がハロゲノ低級アルキル基の場
合 化合物(7)を酢酸に溶解し、活性化されたZn粉
末を加え、0〜100℃に保ちながら少しずつ加え
てゆくことによつて化合物(8)を得ることができ
る。なお場合によつては少量の水を加えることに
より収率が向上する。反応時間は、10分〜5時間
である。 化合物(7)のR4がアラルキル基の場合 化合物(7)の溶液に触媒を加え、水素気流中、0
〜100℃で1〜5時間撹拌する。反応液を常法に
従つて処理すると化合物(8)が得られる。 本反応に使用される溶媒は、たとえばTHF、
ジオキサン、エーテル、メタノール、エタノー
ル、酢酸エチルまたは酢酸があげられる。 本反応に使用される触媒は、たとえばパラジウ
ム、パラジウム/炭素、ラネイニツケルまたは酸
化白金があげられる。 上記式中、R1、R2およびR7は前述したものと
同意義を示し、R8は、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、メトキシメチル、2−テトラ
ヒドロピラニルメチル、ベンジルオキシメチル、
フエニル、4−ニトロフエニル、ベンジルまたは
4−ニトロベンジルを示す。 化合物(9)(シスとトランスの混合物)を加水分
解するとラクトン体(10)と4−カルボキシアゼチジ
ノン体(11)が得られる(第一工程)。ラクトン体(10)
とグリニア試薬とを反応させるとラクトール体(12)
が得られる(第二工程)。ラクトール体(12)を塩基
の存在下アシル化剤、アルキル化剤またはシリル
化剤と反応させると化合物(13)が得られる(第
三工程)。化合物(13)の窒素原子の保護基を除
去すると化合物(14)が得られる(第四工程)。 先に得られた4−カルボキシアゼチジノン(11)の
水酸基を保護すると化合物(15)が得られる(第
五工程)。化合物(15)を酸クロライドとし、こ
れと有機銅リチウムまたは有機カドミウム化合物
とを反応させると化合物(16)(化合物(13)の
トランス体)が得られる(第六工程)。化合物
(16)の窒素原子の保護基を除去すると化合物
(17)(化合物(14)のトランス体)が得られる。 第一工程 化合物(9)の溶液に塩基を加え、0〜100℃に10
分〜24時間保つ。反応液を常法に従つて処理する
とラクトン体(10)と4−カルボキシアゼチジノン体
(11)が得られる。 本反応に使用する溶媒は、たとえば水とTHF、
ジオキサン、DME、ジクライム、メタノール、
エタノールまたはイソプロパノールがあげられ
る。 本反応に使用する塩基は、たとえば水酸化リチ
ウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチルアミン、
ブチルジエチルアミン、ピリジン、4−ジメチル
アミノピリジン、ジメチルアニリン、ジエチルア
ニリン、DABCO、DBNまたはDBUがあげられ
る。 第二工程 ラクトン体(10)の溶液にグリニア試薬の溶液(た
とえば、ジエチルエーテルまたはTHFがあげら
れる)を加え、−78〜50℃で10分〜24時間撹拌す
る、反応液を常法に従つて処理するとラクトール
体(12)が得られる。 本反応に使用する溶媒は、たとえばジエチルエ
ーテル、THF、ジオキサン、DME、ジグライ
ム、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキ
サンまたはヘプタンがあげられる。 第三工程 ラクトール体(12)の溶液に塩基の存在下、アシル
化剤、アルコキシカルボニル化剤、アルキル化剤
又はシリル化剤を加え、−20〜50℃で1〜48時間
撹拌する、反応液を常法に従つて処理すると化合
物(13)が得られる。 本反応に使用する溶媒は、たとえばジエチルエ
ーテル、THF、ジオキサン、DME、ジグライ
ム、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキ
サン、スプタン、塩化メチレン、クロロホルム、
四塩化炭素、DMF、DMSOまたは酢酸エチルが
あげられる。 本反応に使用する塩基は、たとえばトリエチル
アミン、ブチルジエチルアミン、ピリジン、コリ
ジン、4−ジメチルアミノピリジン、DBU、
DBN、DABCO、ジメチルアニリン、またはジ
エチルアニリンがあげられる。 本反応に使用するアシル化剤は、たとえば無水
酢酸、塩化アセチルまたは塩化ベンゾイルがあげ
られる。本反応に使用するアルコキシカルボニル
化剤は、たとえばベンジルクロロホルメート、
2,2,2−トリクロロエチルホルメートまたは
4−ニトロベンジルクロロホルメートがあげられ
る。 本反応に使用するアルキル化剤は、たとえば沃
化メチル、メトキシメチルクロライドまたはベン
ジルクロライドがあげられる。 本反応に使用するシリル化剤は、たとえば塩化
トリメチルシリルまたは塩化t−ブチルジメチル
シリルがあげられる。 第四工程 化合物(13)のR2がアラルキル基またはアリ
ール基の場合 化合物(13)の溶液に酸化剤を加え、20〜150
℃で10〜24時間保つ、反応液を常法に従つて処理
すると化合物(14)が得られる。 本反応に使用する溶媒は、たとえば水とアセト
ン、アセトニトリル、ジオキサン、THF、塩化
メチレンまたはクロロホルムがあげられる。 本反応に使用する酸化剤は、たとえばセリツク
アンモニウムナイトライト、過硫酸ナトリウム、
過硫酸カリまたは2,3−ジクロロ−5,6−ジ
シアノ−1,4−ベンゾキノン(DDQ)があげ
られる。 化合物(13)のR2がアラルキルオキシ基、ア
ルコキシ基またはアリールオキシ基の場合 化合物(13)を液体アンモニア/ナトリウムに
溶かし−78〜40℃に30分〜24時間保つ、反応液を
常法に従つて処理すると化合物(14)が得られ
る。 化合物(13)のR2がトリ低級アルキルシリル
基の場合 化合物(13)の溶液に酸または弗化カリウムも
しくはテトラブチルアンモニウムフルオライドを
加え、−40〜50℃に30分〜12時間保つ、反応液を
常法に従つて処理すると化合物(14)が得られ
る。 本反応に使用する溶媒は、たとえば水、THF、
ジオキサン、DME、ジグライム、ベンゼンまた
はトルエンがあげられる。 本反応に使用する酸は、たとえば塩酸、硫酸、
メタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ボロン
トリフルオライドエーテルコンプレツクス、塩化
アルミニウム、塩化第二鉄または塩化第二錫があ
げられる。 第五工程 化合物(11)の溶液に、塩基の存在下、シリル化
剤、アルコキシカルボニル化剤、アシル化剤また
はアルキル化剤を加え、−20〜50℃に30分〜24時
間撹拌する、反応液を常法に従つて処理すると化
合物(15)が得られる。 本反応に使用する溶媒は、たとえばTHF、
DME、DMSO、DMF、ジオキサン、ジグライ
ム、ジエチルエーテル、ベンゼン、トルエン、酢
酸エチルまたはヘキサメチルホスホルアミドがあ
げられる。 本反応に使用する塩基は、たとえばトリエチル
アミン、ブチルジエチルアミン、ピリジン、4−
ジメチルアミノピリジン、PBU、DBN、
DABCO、ジメチルアニリンまたはジエチルアニ
リンがあげられる。 本反応に使用するシリル化剤は、たとえば塩化
トリメチルシリルまたは塩化t−ブチルジメチル
シリルがあげられる。 本反応に使用するアルコキシカルボニル化剤
は、たとえばt−ブチルクロロホルメートまたは
4−ニトロベンジルクロロホルメートがあげられ
る。 本反応に使用するアシル化剤は、たとえば無水
酢酸、塩化アセチルまたは塩化ベンゾイルがあげ
られる。 本反応に使用するアルキル化剤は、たとえば塩
化メトキシメチルまたは塩化ベンジルオキシメチ
ルがあげられる。 第六工程 化合物(15)の溶液にオキザリルクロライドま
たはチオニルクロライドを加え、−20〜30℃に、
4〜24時間保ち、反応液を濃縮すると化合物
(15)の酸クロライドが得られる。この酸クロラ
イドの溶液にジアルキル銅リチウム、ジアルキル
カドミウムまたはジアリールカドミウムを加え、
−100〜30℃に5〜90分保つ。反応液を常法に従
つて処理すると化合物(16)が得られる。 酸クロライドを合成する場合に使用する溶媒
は、たとえば触媒量のDMFとTHF、ジエチルエ
ーテル、塩化メチレンまたはクロロホルムとの混
合溶媒があげられる。 酸クロライドと有機金属との反応に使用する溶
媒は、たとえばジエチルエーテル、THF、DME
またはトルエンがあげられる。 第七工程 化合物(16)を前述した第四工程と同じ方法で
処理すると、化合物(17)が得られる。 本発明によつて得られる前記一般式(1)を有する
化合物としては例えば以下に記載する化合物があ
げられる。 1−(2,4−ジメトキシベンジル)−3−(1
−ヒドロキシエチル)−4,4−ビスエトキシカ
ルボニルアゼチジン−2−オン、 1−(2,4−ジメトキシベンジル)−3−(1
−ヒドロキシエチル)−4−tert−ブトキシカル
ボニルアゼチジン−2−オン、 1−(4−メトキシフエニル)−3−(1−ヒド
ロキシエチル)−4−tert−ブトキシカルボニル
アゼチジン−2−オン、 1−(2,4−ジメトキシベンジル)−3−(1
−アセトキシエチル)−4,4−ビスエトキシカ
ルボニルアゼチジン−2−オン、 1−(2,4−ジメトキシベンジル)−3−(1
−ベンゾイルオキシエチル)−4−カルボキシア
ゼチジン−2−オン、 1−(2,4−ジメトキシベンジル)−3−(1
−ヒドロキシエチル)−4−ベンゾイルアゼチジ
ン−2−オン、 1−(4−メトキシベンジル)−3−(1−t・
ブチルジメチルシリルオキシエチル)−4−ベン
ゾイルアゼチジン−2−オン、 1−(4−メトキシフエニル)−3−(1−ヒド
ロキシエチル)−4−ベンゾイルアゼチジン−2
−オン、 3−(1−t・ブチルジメチルシリルオキシエ
チル)−4−ベンゾイルアゼチジン−2−オン、 1−(4−メトキシフエニル)−3−(1−t・
ブチルジメチルシリルオキシエチル)−4−ベン
ゾイルアゼチジン−2−オン、 3−(1−ヒドロキシエチル)−4−ベンゾイル
アゼチジン−2−オン、 1−(4−メトキシフエニルオキシ)−3−(1
−トリクロルエチルオキシカルボニルオキシエチ
ル)−4−アセチル−4−シアノアゼチジン−2
−オン、 1−(2−4−ジメトキシベンジル)−3−(1
−ベンジルオキシエチル)−4−(4−ブロムベン
ゾイル)アゼチジン−2−オン、 1−(2,4−ジメトキシベンジル)−3−(1
−アセチルオキシエチル)−4−アセチルアゼチ
ジン−2−オン、 2,4−ジメチル−4−ヒドロキシ−6−(4
−メトキシベンジル)−7−オキソ−3−オキサ
−6−アザビシクロ〔3.2.0〕ヘプタン、 2−メチル−4−フエニル−4−ヒドロキシ−
6−(4−メトキシベンジル)−7−オキソ−3−
オキサ−6−アザビシクロ〔3.2.0〕ヘプタン、 2,4−ジメチル−4−ヒドロキシ−6−(t
−ブチルジメチルシリル)−7−オキソ−3−オ
キサ−6−アザビシクロ〔3.2.0〕ヘプタン、 2−メチル−4−フエニル−4−ヒドロキシ−
6−(t−ブチルジメチルシリル)−7−オキソ−
3−オキサ−6−アザビシクロ〔3.2.0〕ヘプタ
ン、 2,4−ジメチル−4−ヒドロキシ−6−(4
−メトキシフエニル)−7−オキソ−3−オキサ
−6−アザビシクロ〔3.2.0〕ヘプタン、 2−メチル−4−フエニル−4−ヒドロキシ−
6−(4−メトキシフエニル)−7−オキソ−3−
オキサ−6−アザビシクロ〔3.2.0〕ヘプタン、 発明の効果 本発明によつて得られる化合物(8)は、酸クロラ
イド(18)を経由してジアゾケトン(19)とし、
これを光分解しカルボン酸(20)とし、このカル
ボキシ基を還元し窒素原子の保護基を除去すると
アルコール体(21)が得られる。このアルコール
体はB.G.Christensen等の方法(J.Am.Chem.
Soc.、100、313(1978))にしたがつて、優れた抗
菌活性を示すチエナマイシン(22)へ導くことが
できる。 本発明によつて得られる化合物(14)および
(17)を、過酸で処理するとアシルオキシアゼチ
ジノン体(23)が得られる。このアシルオキシア
ゼチジノン体は、R.B.Woodwardの方法(特開
昭54−119486)したがつて、優れた抗菌活性を示
すペネム誘導体(24)に導ける。 上記式中R5、R6およびR8は、前述したものと
同意義を示す。 以下に実施例および参考例をあげ本発明を具体
的に示す。 実施例 1 1−(2,4−ジメトキシベンジル)−3−
(1′−アセトキシエチル)−4,4−ビスエトキ
シカルボニルアゼチジン−2−オン 参考例1で得られるα−ブロムアミド254gを
1.6のベンゼンに溶解し、さらに、76gのジア
ザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセン−5(DBU)の
200mlベンゼン溶液を加え、室温下、一夜放置す
る。析出するDBU・臭化水素酸塩を去し、
液に酢酸エチル2加え、10%塩酸、重曹水、飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
する。活性炭で脱色したのち、溶媒を除くと油状
の目的物206.5gを得る。 IR(film)1778、1747cm-1 NMRδ(CDCl3) 1.10(3H、t、J=7Hz) 1.15(3H、t、J=7Hz) 1.37(3H、d、J=6Hz) 1.93(3H、s) 3.76(6H、s) 3.7〜4.4(5H、m) 4.44(2H、bs) 5.20(1H、m) 6.45(2H、m) 7.14(1H、d、J=9Hz) MS m/e451(M+) 実施例 2 1−(2,4−ジメトキシベンジル)−3−
(1′−アセトキシエチル)−4−エトキシカルボ
ニル−4−カルボキシアゼチジン−2−オン 実施例1で得られるジエチルエステル206g
(0.456mol)をピリジン250mlに溶解する。氷冷
下、1N水酸化ナトリウム500mlを加え撹拌する。
この混合物を0℃に一夜放置する。この反応物に
重曹水300mlを加え、酢酸エチル1で2回洗い、
未反応の原料を回収するために酢酸エチル層は10
%塩酸、飽和食塩水で洗い、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、活性炭で脱色したのち、溶媒を除く
と82gの原料が回収される。水層は濃塩酸で酸性
とし酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル層は飽和
食塩水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。
溶媒を除くと、120gの油状の目的物が得られる。 IR νmax(film)1750(broad)cm-1 NMRδ(CDCl3) 0.93(3H、t、J=7Hz) 1.33(3H、d、J=6Hz) 1.89(3H、s) 3.66(3H、s) 3.76(3H、s) 3.6〜4.1(3H、m) 4.28、4.57(2H、AB−q、J=15Hz) 5.08(1H、quintet、J=6Hz) 6.36(1H、s) 6.35(1H、d、J=2Hz) 6.43(1H、dd、J=2、9Hz) 7.19(1H、d、J=9Hz) 7.67(1H、bs) MS m/e423(M+)、379(M+−CO2) 実施例 3 1−(2,4−ジメトキシベンジル)−3−
(1′−アセトキシエチル)−4−エトキシカルボ
ニルアゼチジン−2−オン 実施例2で得られるカルボン酸756mgにピリジ
ン0.1mlを加え、140℃で30分間加熱する。酢酸エ
チルを加え、10%塩酸、重曹水、食塩水で洗い、
無水硫酸マグネシウムで乾燥する。酢酸エチルを
除くと、油状物が残る。この油状物を薄層シリカ
ゲルクロマトグラフイーにて2種類の異性体を分
離する。ベンゼン−酢酸エチル(3:1)で分離
すると、Rf値大きい方(0.39)に、cis−異性体
308mg、Rf値、小さい方(0.28)にtrans−異性体
168mgを得る。 それぞれの物理恒数を記す。 cis−異性体: NMRδ(CDCl3) 1.20(3H、t、J=7Hz) 1.33(3H、d、J=6.5Hz) 1.90(3H、s) 3.42(1H、dd、J=6、11Hz) 3.73(3H、s) 3.77(3H、s) 3.97(1H、d、J=6Hz) 4.08(2H、q、J=7Hz) 4.08、4.56(2H、AB−q、J=15Hz) 5.13(1H、qd、J=6.5、11Hz) 6.42(1H、dd、J=2、9Hz) 6.43(1H、d、J=2Hz) 7.10(1H、d、J=9Hz) IR(film)νmax1768、1748、1615、1590cm-1 MS m/e379(M+) trans−異性体: NMRδ(CDCl3) 1.23(3H、t、J=7Hz) 1.28(3H、d、J=6.5Hz) 1.88(3H、s) 3.21(1H、dd、J=2.5、6.5Hz) 3.79(6H、s) 3.87(1H、d、J=2.5Hz) 4.14、4.65(2H、AB−q、J=15Hz) 4.21(2H、q、J=7Hz) 5.20(1H、quintet、J=6.5Hz) 6.44(1H、dd、J=3、9Hz) 6.47(1H、d、J=3Hz) 7.15(1H、d、J=9Hz) IR(film)νmax1765、1740、1615、1590cm-1 MS m/e379(M+) 実施例 4 トランス−1−(2,4−ジメトキシベンジル)
−3−(1′−アセトキシエチル)−4−カルボキ
シアゼチジン−2−オン 実施例3で述べられたようにして得られる、
trans−異性体229mgをピリジン3mlに溶解し
0.1N水酸化ナトリウム6mlを0℃にて滴下する。
1時間撹拌し、0℃にて一夜放置する。酢酸エチ
ルを加え重曹水で酸性部を抽出する。中性部分よ
り出発原料71mgを回収する。水層は塩酸で酸性と
し酢酸エチルで抽出。飽和食塩水で洗い、無水硫
酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を除くと、160
mgの目的物が得られる。 NMRδ(CDCl3) 1.29(3H、d、J=6.5Hz) 1.85(3H、s) 3.39(1H、dd、J=2、6.5Hz) 3.78(6H、s) 3.98(1H、d、J=2Hz) 4.16、4.68(2H、AB−q、J=15Hz) 5.25(1H、quintet、J=6.5Hz) 6.47(1H、dd、J=2、9Hz) 6.51(1H、d、J=2Hz) 7.20(1H、d、J=9Hz) 10.45(1H、bs) IR(film)νmax3500〜2400、1740(broad)cm-1 実施例 5 (1′R,3S,4S)−tert−ブチル1−(2,4−
ジメトキシベンジル)−3−(1′−ヒドロキシエ
チル)−2−アゼチジノン−4−カルボキシレ
ート (a) 参考例2で得られるヒドロキシブロム化合物
446.4mg(1.0mmol)の8mlテトラヒドロフラ
ン(THF)溶液に窒素気流化、0℃にて2.2m
molのLiN(SiMe3)2のTHF6ml溶液の半分(3
ml)を加え15分間撹拌すると原料は完全に消失
し中間体のエポキシドに変る。(TLCにて確認
し)残りの3mlを加え、20℃、20分間保つ。反
応液を希塩酸にて酸性とし酢酸エチルで希釈
し、炭酸水素ナトリウム水溶液飽和食塩水洗
し、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を溜去
しシリカゲルクロマトグラフイーにて精製する
と、185mg(50.6%)の目的物を得る。尚、中
間体のエポキシドを取り出してから、このエポ
キシドに同様の条件下でLiN(SiMe3)2を作用
させても全く同じ結果が得られる。 NMRδ(CDCl3) 1.23(3H、d、J=6Hz)、
1.45(9H、s)、2.83(1H、bs、OH)、3.10
(1H、dd、J=2.5、4Hz)3.79(6H、s)、
3.88(1H、d、J=2.5Hz)、4.11(1H、m)、
4.14、4.61(2H、AB−q、J=14Hz)、6.40
(1H、dd、J=2、9Hz)、6.41(1H、d、J
=2Hz)、7.11(1H、d、J=14Hz)。 IR νmax(film) 3430、1760、1745、1615、
1590cm-1。 MS m/e 365(M+)、337、321、309、265、
237、…、153。 〔α〕24 D+20.1゜(c=2.25、CHCl3)。 (b) 上記(a)の反応で、中間体のエポキシドに残り
の3mlのLiN(SiMe3)2のTHF溶液を−78℃に
冷却して加え3時間撹拌を続け、(a)と同様に処
理すると、エポキシド196mg、cis−異性体12mg
目的とするtrans−異性体91mgが得られる。 cis−異性体とエポキシドの物理恒数を次に記
す。 cis−異性体 NMRδ(CDCl3) 1.38(3H、d、J=6Hz)、
1.53(9H、s)、2.60(1H、bs、OH)、3.30
(1H、dd、J=5.5、10Hz)、3.81(6H、s)、
3.95(1H、d、J=5.5Hz)、4.12、4.69(2H、
AB−q、J=14Hz)、6.43(1H、dd、J=2、
9Hz)、6.45(1H、d、J=2Hz)、7.12(1H、
d、J=9Hz)。 IR νmax(film) 3430、1760、1745、1615、
1590cm-1。 MS m/e 365(M+)、337、321、309、153。 〔α〕25 D+13.1゜(c=0.75、CHCl3) エポキシド NMRδ(CDCl3) 1.36(3H、d、J=6Hz)、
1.44(9H、s)、3.32(1H、quintet、J=5
Hz)、3.81(6H、s)、3.81(1H、d、J=5
Hz)、3.70、4.18(2H、AB−qJ=16Hz)、4.59
(2H、s)、6.45(1H、dd、J=2、9Hz)6.47
(1H、d、J=2Hz)、7.05(1H、d、J=9
Hz) IR max(film) 1745、1665、1615、1590cm-1 MS m/e 365(M+) 〔α〕24 D+60.8゜(c=2.00、CHCl3) 実施例 6 (3S,1′R)−3−(1′−tert−ブチルジメチル
シリルオキシエチル)−4,4−ジカルボエト
キシ−1−(2,4−ジメトキシベンジル)−2
−アゼチジノン 参考例6で得られるブチリルアミド(261.5g、
0.43mol)の乾燥THF(1.5)溶液に室温でDBU
(65.9g、0.43mol)の乾燥THF(500ml)溶液を
添加し、一晩放置した。 反応混合物からDBUの臭化水素酸塩を去し、
臭化水素酸塩を乾燥THFで洗浄したのち、液
を減圧蒸発した。 次に、油状残渣を酢酸エチル(1.3)で希釈
し、飽和硫酸銅溶液、飽和炭酸水素ナトリウム溶
液、食塩水の順で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾
燥した。 活性炭処理後、硫酸マグネシウムを去し、溶
媒を考圧下蒸発すると、油状物の4,4−ジカル
ボエトキシアゼチジノン化合物が210g(93%)
得られた。 〔α〕25 D=+28.51゜(c=2.55)、CHCl3)。 NMR(CDCl3)δ: 0.08(6H、s)、0.88(9H、s)、1.04(3H、t、
J=7Hz)、1.26(3H、t、J=7Hz)、1.32
(3H、d、J=6Hz)、3.80(6H、s)、4.14
(2H、q、J=7Hz)、4.20(2H、q、J=7
Hz)、4.50、4.80 参考例 19 (1S,2R,5S)エチル−4,7−ジオキソ−
6(2,4−ジメトキシベンジル)−2−メチル
−3−オキサ−6−アザビシクロ〔3,2,
0〕ヘプタン−5−カルボキシレート 参考例7で得られるヒドロキシ化合物(100mg、
0.2mmol)の乾燥THF(5ml)溶液に、DBU(61
mg、0.2×2=0.4mmol)の乾燥THF(1ml)溶
液を添加し、室温で一晩放置した。反応混合物を
酢酸エチルで希釈し、10%塩酸、飽和炭酸水素ナ
トリウム、食塩水でそれぞれ洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。 次に硫酸マグネシウムを去し、溶媒を減圧蒸
発し残渣の油状物をシリカゲル(2.5g)を用い
たラピツドクロマトグラフイーに付して、シクロ
ヘキサン−酢酸エチル(1−1)で溶離した。そ
の結果、目的とするトランス化合物が35mg(47
%)得られた。 IR νmax(film) 1780、1770、1620、1590cm-1. NMR(CDCl3)δ 1.26(3H、t、J=7Hz)、1.46(3H、d、J=
6.5Hz)、3.64(1H、d、J=2Hz)、3.80(6H、
s)、4.25(2H、q、J=7Hz)、4.52(2H、
s)、4.88(1H、q、d、J=6.5、2Hz)、6.42
(1H、d.d、J=9、2Hz)、6.42(1H、d、J
=2Hz)、7.16(1H、d、J=9Hz)。 実施例 7 (3S,1′R)−1−(2,4−ジメトキシベンジ
ル)−3−(1′−アセトキシエチル)−4,4−
ジカルボエトキシ−2−アゼチジノン 参考例11で得られるα−ブロモアミド(396g、
0.744モル)の特級ベンゼン(2.5)溶液のDBU
(1.5−ジアザビシクロ〔5.4、0〕ウンデセン−
5)(119g、0.744×1.05=0.781モル)の特級ベ
ンゼン(300ml)溶液を15℃で添加(約5分)し、
室温で一晩放置した。添加後、室温に温度を上昇
させる間にDBU・臭化水素酸塩の沈澱がみられ
た。次にDBU・臭化水素酸塩をグラスフイルタ
ーで過し、この臭化水素塩を酢酸エチルで2回
洗浄した。この液を、10%塩酸で1回(400ml
×1)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で1回、
食塩水で1回それぞれ洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥した。やや多目の活性炭を使用して処理し
たのち、硫酸マグネシウム、活性炭を去し、溶
媒を浴温40℃で減圧蒸発した。 残渣の油状物を十分に乾燥すると、目的とする
アゼチジノンのジエステルが332g得られた。収
率98.7%。 薄層クロマトグラフイー:シクロヘキサン/酢酸
エチル=6/4 Rf=0.5 〔α〕24 D=+39.5゜(c=2.03・EtOH) NMR(CDCl3)δppm:1.15(3H、t、J=7
Hz)、1.20(3H、t、J=7Hz)、1.94(3H、
s)、3.78(6H、s)、3.7−4.4(5H、m)、4.54
(2H、bs)、4.8−5.3(1H、m)、6.3〜6.6(2H、
m)、7.0〜7.2(1H、d、J=9Hz)。 実施例 8 (3S,4S,1′R)−1−(2,4−ジメトキシベ
ンジル)−3−(1′−アセトキシエチル)−4−
カルボエトキシ−4−カルボキシ−2−アゼチ
ジノン 実施例7で得られるジエステル(331.2g、
0.73モル)のピリジン(375ml)溶液に氷冷下
(6℃以下)、氷冷1N−水酸化ナトリウム水溶液
(749ml、0.734×1.02=0.749モル)溶液を添加し
た。この時の添加温度は4〜6℃に保持し1時間
40分を費して加えた。添加後、氷冷で30分撹拌
し、0℃(冷蔵庫)で一晩放置した。 反応混合物からピリジンの半量以上を浴温40℃
で減圧蒸発してから飽和炭酸水素ナトリウム溶液
(700ml)を加え、酢酸エチルで2回(1×2)
洗浄して原料とピリジンを除去した。 水層を濃塩酸(約250ml)で酸性(PH−1)に
し、塩化ナトリウム(700g)で飽和し、酢酸エ
チルで3回(750ml×3)抽出、食塩水洗浄して、
硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウム
を別し、液を浴温60℃で減圧蒸発すると、粘
稠油状物の目的物と少量ラクトン化したカルボン
酸の混合物が197.5g得られた。 収率62.4% 薄層クロマトグラフイー:n−ブタノール/酢
酸/水=4/1/1、Rf=0.7。 〔α〕25 D=+37.3゜(c=2.136・EtOH)IR(CHCl3)
cm-1:1740、1770。 NMR(CDCl3)δ、1.00(3H、t、J=8Hz)、
1.38(3H、d、J=6Hz)、1.95(3H、s)、
3.66(3H、s)、3.76(3H、s)、3.6〜4.1(2H+
1H、m)、4.28、4.58(2H、ABq、J=15Hz)、
4.8−5.3(1H、m)、6.3〜6.6(2H、m)、7.12
(1H、d、J=9Hz)、8.60(1H、br.s) 実施例 9 (3S,4,1′R)−1−(2,4−ジメトキシベ
ンジル)−3−(1′−アセトキシエチル)−4−
エトキシカルボニル−2−アゼチジノン、
(3S,4S,1′R)−1−(2,4−ジメトキシベ
ンジル)−3−(1′−アセトキシエチル)−4−
エトキシカルボニル−2−アゼチジノン、
(1S,4R,5S)−2,6−ジオキソ−4−メチ
ル(2,4−ジメトキシベンジル)−3−オキ
サ−7−アザビシクロ〔3,2,0〕ヘプタン
−1−カルボン酸 実施例8で得られる少量のラクトンカルボン酸
を含むアセトキシカルボン酸(183.5g)を水酸
化ナトリウムで乾燥した2,4,6−コリジン
(740ml)に70℃に加温して溶解し、内温160℃で
45分間(内温が160℃に上昇してから45分間)撹
拌した。最初に炭酸ガスの発生が確認できた。ま
た、低沸点分(約20ml)は脱水管で除去した。 100℃に冷却してからコリジンを浴温70〜80℃
で減圧ポンプで蒸発、濃縮物に酢酸エチル2.5
を加えて希釈し、これを希塩酸で2回(400ml×
2)洗浄してコリジンを除き、更に食塩水で1
回、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で2回洗浄し
て酸性部を除き、食塩水洗浄、硫酸マグネシウム
で乾燥した。 活性炭処理後、硫酸マグネシウムを別し溶媒
を減圧下蒸発すると、油状のcisとtrans異性体の
混合物であるエステルが135.5g得られた。収率
82.5%。 また、酸性部は濃塩酸でPH2とし、塩化ナトリ
ウムで飽和して、酢酸エチル抽出3回、食塩水で
1旦洗浄して、乾燥、溶媒を留去すると、ラクト
ン化されたカルボン酸の結晶が25.9g得られた。
酢酸エチル/n−ヘキサンで再結晶して純品の結
晶を得た。融点179〜180℃ 〔α〕23 D=−77.9゜(c=2.00・THF). NMR.(DMF−d7).δ1.45(3H、d、J=7Hz)、
3.80(6H、s)、4.12(1H、d、J=2.5Hz)、
4.45(2H、s、CH2)、4.92(1H、q・d、J=
7Hz、2.5Hz)、6.42(1H、d.d、J=8Hz、2.5
Hz)、6.50(1H、d、J=2.5Hz)、7.13(1H、
d、J=8Hz)、8.0(1H、bs). 元素分析値 C16H17NO7とし 計算値:C、57.31、H、5.11、N、4.18% 実測値:C、57.49、H、5.22、N、4.18% IR(Nujol)cm-1;1745、1785. 実施例 10 (3S,4R,1′R)−1−(2,4−ジメトキシベ
ンジル)−3−(1′−ハイドロキシエチル)−2
−アゼチジノン−4−カルボン酸 実施例9で得られるcisとtransの混合物である
エチルエステル(282.9g、0.746モル)をピリジ
ンに溶解し、この溶液に10〜20℃で1N−水酸化
ナトリウム(1567ml、0.746×2.1=1.567モル)を
40分で添加した。室温で一晩放置後、反応液を浴
温40℃以下で3分の2に濃縮し、ピリジンを留去
した。これを飽和炭酸水素ナトリウム水(2)
で希釈し、酢酸エチルで3回(1×2、0.5
×1)洗浄して中性部(原料)とピリジンを除い
た。次に水層を濃塩酸(500ml)でPH2とし、塩
化ナトリウムで飽和して酢酸エチル抽出3回(1
×3)、食塩水洗浄1回、硫酸マグネシウムで
乾燥して過、溶媒を減圧下蒸発すると、粘稠油
状物であるcisとtransの混合物であるカルボン酸
が得られた。243.5g。 一方、酢酸エチル洗液の中性部は10%塩酸水、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、食塩水でそれぞ
れ洗浄して硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マ
グネシウムを別し、溶媒を減圧下蒸発すると、
cis−エステルを5.14g回収した。 実施例 11 (3S,4R,1′R)−1−(2,4−ジメトキシベ
ンジル)−3−(1′−ハイドロキシエチル)−2
−アゼチジノン−4−カルボン酸 実施例10で回収されるcis−エチルエステル
(5.14g、0.0136モル)をピリジン(15ml)に溶
解し、これに1N−水酸化ナトリウム(28.6ml、
0.0136×2.1=0.0286モル)を添加した。その後室
温で一晩放置した。 反応液を3分の2に濃縮(浴温40℃以下)し、
これに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50ml)を
添加し酢酸エチルで3回洗浄して中性部を除い
た。次に水層を濃塩酸でPH−2とし塩化ナトリウ
ムで飽和して酢酸エチルで3回抽出、食塩水洗
浄、硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシ
ウムを別し、溶媒を減圧蒸発すると、目的とす
る粘稠油状物のcis−カルボン酸が1.26g得られ
た。収率30.1%。 実施例 12 (1R,4R,5S)−2,6−ジオキソ−7−
(2,4−ジメトキシベンジル)−3−オキサ−
7−アザビシクロ〔3,2,0〕ヘプタン (3S,4S,1′R)−1−(2,4−ジメトキシ
ベンジル)−3−(1′−ハイドロキシエチル)−
2−アゼチジノン−4−カルボン酸 実施例10で得られるcisとtransカルボン酸の混
合物(243.5g)の乾燥THF(4)溶液に濃塩
酸(2ml)を添加して一晩室温で放置した。その
後THFを浴温40〜45℃で減圧蒸発して残渣の油
状物を、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液で3回(1×3)、食塩水で1回
洗浄し硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネ
シウムを別し、溶媒を減圧下蒸発すると、目的
とするラクトンが90.0g得られた。 末反応のシス体をラクトンに変えるため更に同
様にして次の実験を行なつた。 炭酸水素ナトリウム溶液(洗浄液)を濃塩酸
(約300g)で酸性(PH−2)とし、塩化ナトリウ
ムで飽和して酢酸エチルで2回(1×1、750
ml×1)抽出し、食塩水で洗浄して乾燥、溶媒を
減圧下蒸発した。残渣の油状物を乾燥THF(2
)に溶解し、濃塩酸(1ml)を添加して室温で
一日放置した。次にTHFを減圧蒸発し残渣の油
状物を酢酸エチル(1.5)に溶解し、これを飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液で3回、食塩水で1
回それぞれ洗浄して乾燥、溶媒を蒸発すると、更
にラクトン体が34.9g得られた。 同様にして、更に2回同じ操作をくりかえすと
11.0g、5.5gが得られ、合計すると141.4g得ら
れた。収率61.7%、融点87〜89℃。 (エチルエーテル) また、トランス体であるカルボン酸は65.6gを
回収した。 〔α〕23 D=−65.9゜(c=2.00・エタノール) NMR:(CDCl3)δ13.8(3H、d、J=6Hz)、
3.43(1H、dd、J=4Hz、2Hz)、3.80(3H、
s)、3.83(3H、s)、4.05(1H、d、J=4
Hz)、4.08、4.63(2H、AB−q、J=15Hz)、
4.93(1H、q.d、J=6Hz、2Hz)、6.40(1H、
dd、J=9Hz、2Hz)、6.42(1H、d、J=2
Hz)、7.15(1H、d、J=9Hz). 実施例 13 (3S,4R,1′R)−1−(2,4−ジメトキシベ
ンジル)−3−(1′−ハイドロキシエチル)−4
−アセチル−2−アゼチジノン 実施例12で得られるラクトン(133.6g、0.459
モル)の乾燥THF(1.68)溶液を−60℃に冷却
し、これに窒素ガス雰囲気下、メチルマグネシウ
ムブロマイド(918ml、0.459×2=0.918モル:
メチルマグネシウムブロマイド…約1mol/1
テトラヒドロフラン)の乾燥THF(420ml)希釈
液を−60℃〜−45℃で添加(約12分)し、−60℃
で30分攪拌した。 ここで薄層クロマトグラフイーにて、原料が残
つていないことを確認した。次に同温度で10%塩
酸(500ml)(計算量は317ml)、添加し、酢酸エチ
ル(7)で希釈、水層を分離し、有機層で飽和
重曹水で1回(300ml×1)、食塩水で1回(300
ml)、それぞれ洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
した。活性炭処理したのち、過して溶媒を減圧
蒸発すると、目的物(ヘミアセタール体とケト体
の3:1の平衡混合物)が138g得られた。収率
97.9%。 薄層クロマトグラフイー:ベンゼン/酢酸エチル
=2/1、Rf=0.15。 実施例 14 (3S,4R,1′R)−1−(2,4−ジメトキシベ
ンジル)−3−(1′−tert−ブチルジメチルシリ
ルオキシエチル)−4−アセチル−2−アゼチ
ジノン 実施例13で得られるアルコール(ケトアルコー
ル/ヘミケタール=1/3)(138g、0.449モル)
の乾燥ジメチルホルムアルデヒド(450ml)溶液
にtert−ブチルジメチルシリルクロライド(135.4
g、0.449×2=0.898モル)を添化し、溶解させ
た。次にジメチルアミノピリジン(110g、0.449
×2=0.898モル)を添加し室温で2日間撹拌し
た。ジメチルアミノピリジンを添加した際には完
全に溶解しなかつたが、そのまま撹拌をおこなつ
た。また、この時使用したジメチルホルムアルデ
ヒドはモレキユラールシーブ(4A)で乾燥した。 2日後に、ジメチルアミノピリジン・塩酸塩の
沈澱を含む反応混合物を酢酸エチル(4)で希
釈し、5%硫酸銅水溶液で2回(600ml×2)、水
で1回(500ml×1)、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液で2回(500ml×2)、食塩水で1回(500ml
×1)、それぞれ洗浄し硫酸マグネシウムで乾燥
した。硫酸マグネシウムを去したのち、溶媒を
減圧蒸発すると、油状残渣が230g得られた。 この残渣をシリカゲル(1.4Kg)を用いたシリ
カゲルラピツドクロマトグラフイーに付して、ベ
ンゼン/酢酸エチル=9/1の混合溶媒で溶離す
ると、目的とするcisアセトキシシリル体が167.3
g得られた。収率88.4%。 薄層クロマトグラフイー:ベンゼン/酢酸エチル
=9/1 Rf=0.35。 〔α〕25 D=−20.7゜(c=1.96・EtOH). NMR(CDCl3)δ0.05(6H、s)、0.86(9H、s)、
1.25(3H、d、J=7Hz)、2.20(3H、s)、
3.32(1H、d.d J=7、6Hz)、3.74(3H、s)、
3.78(3H、s)、3.92(1H、d、J=6Hz)、
4.10、4.63(2H、AB−q、J=14Hz)、4.20
(1H、q.d、J=7、6Hz)、6.40(1H、d.d、J
=9、2.5Hz)、6.40(1H、d、J=2.5Hz)、7.06
(1H、d、J=9Hz). 実施例 15 (3S,4R,1′R)−3−(1−tert−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル)−4−アセチル−2
−アゼチジノン 実施例14で得られるcis−アセトキシジメトキ
シベンジル体(64.3g、0.153モル)のアセトニ
トリル(特級)(2.2)溶液に、水(2.2)、リ
ン酸ニカリウム(120g)、過硫酸カリウム(360
g)を添加し、アルゴン雰囲気中、油浴で65℃に
加熱撹拌した。65℃に上昇してから35、45、60分
の3回、薄層クロマトグラフイーでチエツクし、
60分後に原料が消滅していることを確認して反応
液を冷却した。 次に、アセトニトリルを浴温40〜45℃で、減圧
下、ほぼ蒸発し、残つた水層を酢酸エチルで3回
(1、500ml、500ml)抽出し、飽和重曹水で1
回洗浄し硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグ
ネシウムを去したのち、溶媒を減圧下蒸発し、
残渣の油状物(54.6g)をシリカゲル(800g)
を用いたラピツドクロマトグラフイーに付してベ
ンゼン/酢酸エチル=7/3の溶媒系で溶離する
と、目的とする遊離アミド体が30.8g得られた。
収率74.4%。 薄層クロマトグラフイー;ベンゼン/酢酸エチル
=7/3、Rf=0.4(バナジン酸検出(青色)) NMR(CDCl3)δ0.06(6H、s)、0.86(9H、s)、
1.30(3H、d、J=6Hz)、2.32(3H、s)3.52
(1H、d、d、d、J=7、6、2Hz)、4.23
(1H、d、J=6Hz)、4.28(1H、q、d、J
=6、7Hz)、6.63(1H、bs) 実施例 16 (3SR,4RS,1′RS)−1−(2,4−ジメトキ
シベンジル)−3−(1′−ヒドロキシエチル)−
4−ベンゾイル−2−アゼチジノン 実施例12で得られるラクトン体(840mg)とフ
エニルマグネシウムとを実施例13と同様に反応、
処理すると目的物が油状物として(840mg)得ら
れた。 実施例 17 (3SR,4RS,1′RS)−1−(2,4−ジメトキ
シベンジル)−3−(1′−t−ブチルジメチルシ
リルオキシエチル)−4−ベンゾイル−2−ア
ゼチジノン 実施例16で得られる油状物を実施例14と同様に
反応処理すると収率86%で目的物が得られた。 NMR(CDCl3)δppm:−0.40(3H、s)、−0.22
(3H、s)、0.63(9H、s)、1.21(3H、d、J
=6Hz)、3.31(3H、s)、3.43(1H、dd、J=
5.5、8Hz)、4.16(1H、m)、4.10、4.63(2H、
AB−q、14Hz)、4.93(1H、d、J=5.5Hz)、
6.29(1H、d、J=2Hz)、6.35(1H、dd、J=
2、7.5Hz)、7.11(1H、d、J=7.5Hz)、7.4〜
8.0(5H、m) IR νmax(film) 1750、1685cm-1 Mass m/z 438(M+)、426 実施例 18 (3SR,4RS,1′RS)−3−(1′−ヒドロキシエ
チル)−4−ベンゾイル−2−アゼチジノン 実施例16で得られる油状物を実施例15と同様に
反応、処理すると収率76%で目的物が結晶として
得られた。mp114〜116℃(クロロホルムから再
結晶) NMR(DMF−d7)δppm:1.46(3H、d、J=7
Hz)、3.5〜3.7(1H、m)、4.22(1H、d、J=
4Hz)、4.4〜4.7(1H、m)、6.45(1H、br.S)、
7.2〜7.7(5H、m) IR νmax(Nujol)3420、3315、1732、1700(sh) Mass m/z220(M++1)、219(M+) 実施例 19 (3SR,4RS,1′RS)−3−(1′−t−ブチルジ
メチルシリルオキシエチル)−4−ベンゾイル
−2−アゼチジノン 実施例17で得られる化合物を実施例15と同様に
反応、処理すると収率70%で目的物が結晶として
得られた。mp127〜128℃ NMR(CDCl3)δppm:−0.23(3H、s)、−0.16
(3H、s)、0.72(9H、s)、1.04(3H、d、J
=6Hz)、3.69(1H、t、J=5.5)、4.23(1H、
quint.J=5.5Hz)、5.16(1H、d、J=5.5Hz)、
6.3(1H、br.s)、7.4〜8.1(5H、m) IR νnax(Nujol)3240、1780、1685cm-1 Mass m/z 276(M+−57) 実施例 20 (3S,4S,1′R)−1−(2,4−ジメトキシベ
ンジル)−3−(1′−tert−ブチルジメチルシリ
ルオキシエチル)−2−アゼチジノン−4−カ
ルボン酸 実施例12で得られるtrans体のオキシ酸1.5g
(4.85mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド
DMF6mlに溶解し、t−ブチルジメチルシリルク
ロライド2.20g(3.0eq、14.6mmol)とジメチル
アミノピリジン1.75g(3.0eq、14.6mmol)を加
えて室温下一夜撹拌を続ける。酢酸エチルを加え
5%硫酸銅水溶液で2回飽和食塩水で一回洗い硫
酸マグネシウムで乾燥する。酢酸エチルを減圧下
で除くと目的とするシリル体の油状物を得る。こ
の油状物はそのまゝ次の反応に使用した。 実施例 21 (3S,4S,1R)−1−(2,4−ジメトキシベ
ンジル)−3−(1−tert−ブチルジメチルシリ
ルオキシエチル)−4−アセチル−2−アゼジ
ノン 実施例20で得られた油状物をTHF20mlに溶解
し、オキザリルクロライド1.0mlを加え室温2時
間撹拌する。減圧下溶媒を除きポンプにて十分に
乾燥させると、目的とする酸クロライドを油状物
として得る。このものはそのまゝ次の反応に使用
した。 上で得られる酸クロライドを20mlのTHFに溶
解し、この溶液を15mmolメチルマグネシウムブ
ロマイドの1mol濃度THF溶液に氷冷下1.37gの
塩化カドミウム(7.5mmol)を加え室温1時間
撹拌して得られるジメチルカドミウム7.5mmol
のTHF溶液に氷冷下加える。室温で1.5〜2時間
撹拌した後氷冷し、10%硫酸銅水溶液を加え、過
剰のジメチルカドミウムをこわし、酢酸エチルで
抽出する。重曹水、飽和食塩水洗いし、硫酸マグ
ネシウムで乾燥する。活性炭で脱色した後酢酸エ
チルを減圧下除くと、1.358gを粗油状物として
得る。このものをpreparative TLCにて精製す
ると、831mgのtrans体の目的物を得る。参考例27
の原料であるtrans体のハイドロキシカルボン酸
より収率は45%である。 NMRδ(CDCl3) 0.04(6H、s)、0.80(9H、
s)、1.20(3H、d、J=6Hz)、2.05(3H、
s)、2.95(1H、dd、J=2.5、4Hz)、3.73
(3H、s)、3.78(3H、s)、4.00(1H、d、J
=2.5Hz)、4.21(1H、qd、J=6、4Hz)、
4.20、4.54(2H、AB−q、J=15Hz)、6.39
(1H、dd、J=2、9Hz)、6.39(1H、d、J
=2Hz)、7.11(1H、d、J=9Hz) MS.m/e 421(M+)、364(M+−C4H9) IR(film) 1760、1718、1616、1590cm-1 実施例 22 (3S,4S,1′R)−1−(2,4−ジメトキシベ
ンジル)−3−(1′−tert−ブチルジメチルシリ
ルオキシエチル)−4−アセチル−2−アゼチ
ジノン 氷冷下、窒素気流中、沃化銅(477mg)を乾燥
エーテル(5ml)に懸濁する。これにメチルリチ
ウム(3.5ml(1.6molエーテル溶液))を加え5〜
10分後−78℃に冷却する。この溶液に実施例21で
得られる酸クロライド(221mg)のエーテル/
THF(4/1、2.5ml)溶液を滴下し、15分後メ
タノール(1ml)を加える。、反応液に酢酸エチ
ルを加え水、食塩水の順で洗い、硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、溶媒を留去すると油状物が得られ
る。これをシリカゲル薄層クロマトグラフイーで
精製する(シクロヘキサン/酢酸エチル=3/
1)と標記化合物187mgが得られる。 実施例 23 (3S,4S,1′R)−3−(1′−tert−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル)−4−アセチル−2
−アゼチジノン 2,4−ジメトキシベンジル体792mgをアセト
ニトリル30mlと水30mlに溶解し、更に
K2HPO41.6gとK2S2O84.8gを加えアルゴン気流
中70℃1時間撹拌を続ける。減圧下溶媒を半量ま
で濃縮し、酢酸エチルで抽出する。重曹水、食塩
水洗いして硫酸マグネシウム乾燥する。減圧下酢
酸エチルを除くと油状物が残る。このものをカラ
ムクロマトグラフイー(シリカゲル)にて精製す
ると、目的物が416mg(収率82%)得られる。放
置すると結晶化する。融点72〜73℃(n−ヘキサ
ン) NMRδ(CDCl3) 0.11(6H、s)、0.91(9H、
s)、1.30(3H、d、J=6Hz)、2.26(3H、
s)、3.10(1H、m)、4.1−4.5(2H、m)、6.55
(1H、bs) 参考例 1 N−ジエチルマロニル−N−(2,4−ジメト
キシベンジル)−1−ブロム−2−アセトキシ
ブチルアミド ジエチルマロニル−2,4−ジメトキシベンジ
ルアミン160g(0.49mol)のTHF1.4の溶液に
エリスロ−β−アセトキシ−α−ブロムブチリル
クロライド132g(0.54mol)のTHF200ml溶液を
室温下加える。この混合溶液にトリエチルアミン
55g(0.54mol)のTHF200ml溶液を水冷(約15
℃)下撹拌しながら徐々に加える。直ちにトリエ
チルアミン塩酸塩が析出する。一夜室温に放置
し、トリエチルアミン塩酸塩を去し、液を減
圧下約800mlまで浴温40℃以下で濃縮する。これ
に1.5の酢酸エチルを加え、10%塩酸、重曹水、
飽和食塩水、で2回ずつ洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥してのち、活性炭で脱色する。溶媒
を減圧下除くと、254gの標記化合物が得られる。 IR(film) 1747、1670、1613、1590cm-1 NMRδ(CDCl3) 1.14(6H、t、J=7Hz)、
1.40(3H、d、J=6Hz)、2.03(3H、s)、
3.72(3H、s)、3.76(3H、s)、3.7〜4.3(2H+
1H、m)、4.60(2H、bs)、4.88(1H、s)、5.31
(1H、m)、6.35〜6.55(2H、m)、7.18(1H、
d、J=11Hz) 参考例 2 (2S,3R)−N−tert−ブトキシカルボニルメ
チル−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−2
−ブロモ−3−ヒドロキシブチリルアミド (2S,3R)−2−ブロモ−3−ヒドロキシ酪
酸、1.83g(10mmol)とtert−ブトキシカルボ
ニルメチル−(2,4−ジメトキシベンジル)ア
ミン2.81g(10mmol)を30mlのTHFに溶解した
混合溶液にN,N′−ジシクロヘキシルカルボジ
イミド(DCC)2.06g(10mmol)を加え室温で
15分間撹拌する。析出するDCC・H2Oを去し、
液を濃縮しシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ー(ヘキサン−酢酸エチル2:1溶出)にて精製
し、3.85g(収率86%)の標記化合物を得る。 IR νmax(film) 3430、1740、1640、1615、
1590cm-1 NMRδ(CDCl3) 1.28(3H、d、J=6Hz)、
1.45(9H、s)、3.81(6H、s)、3.9〜5.0(6H、
m)、6.35〜6.6(2H、m)、7.05(1H、d、J=
8.5Hz) MS m/e 447(M+、 81Br)445(M+、
79Br)、366、348、293、281、…. 参考例 3 (2R,3R)−2−ブロモ−3−ヒドロキシ酪
酸 D−アロスレオニン(247g、2.07mol)と臭
化カリウム(862g、2.07×3.5=7.25mol)の混
合物に1.25M−硫酸(4.3)を添加し、次にこ
の溶液氷冷下亜硝酸ナトリウム(228g、2.07×
1.6=3.31mol)の結晶を徐々に添加した。氷浴を
除き、15℃まで上昇させたのち室温で2.5時間撹
拌した。 反応混合物を塩化ナトリウムで飽和し、エチル
エーテルで4回抽出、硫酸マグネシウムで乾燥し
過して、溶媒を浴温40℃以下で減圧蒸発した。
減圧ポンプで十分に乾燥すると、黄色油状物のブ
ロマイド化合物を286g(75%)得られた。 NMR(CDCl3)δ:1.45(3H、d、J=6Hz)、
4.0〜4.5(2H、m)、7.3(2H、s、OH、
COOH). 参考例 4 (2R,3R)−2−ブロモ−3−tert−ブチルジ
メチルシリルオキシ酪酸 参考例3で得られる3−ヒドロキシ化合物
(91.5g、0.5mol)の乾燥ジメチルホルムアミド
(300ml)溶液に、tert−ブチルジメチルシリルク
ロライド(166g、0.5×2.2=1.1mol)を混合し、
この氷冷溶液のトリエチルアミン(109g、0.5×
2.15=1.08mol)を添加した。 この反応混合物を室温で一晩撹拌したのち酢酸
エチル(2.2)で希釈し、飽和硫酸銅溶液、水、
食塩水の順でそれぞれ洗浄して硫酸マグネシウム
で乾燥した。次に、硫酸マグネシウムを去し、
溶媒を減圧蒸発し、その後、浴温60〜65℃で十分
に減圧蒸発してDMFを留去すると、橙色油状物
の標記シリル化合物が158g(定量的)得られた。 NMR(CDCl3)δ:0.10(6H、s)、0.98(9H、
s)、1.36(3H、d、J=6Hz)、3.9〜4.5(2H、
m) 参考例 5 (2R,3R)−2−ブロモ−3−tert−ブチルジ
メチルシリルオキシブチリルクロライド 参考例4で得られるカルボン酸(158g、
0.53mol)の乾燥THF(1)溶液に、水冷下
(20℃)オキザリルクロライド(174.6g、0.53×
2.6=1.38mol)を添加したのち、少量(ピペツト
1滴)のDMFを加えて3時間還流した。 反応混合物を冷去したのち、浴温30℃で減圧蒸
発すると、標記酸クロライド化合物が136g(81
%)得られた。 NMR(CDCl3)δ:0.1(6H、s)、0.86(9H、
s)、1.38(3H、d、J=6Hz)、4.1〜4.6(2H、
m) 参考例 6 (2R,3R)−2−ブロモ−3−tert−ブチルジ
メチルシリルオキシ−N−(2,4−ジメトキ
シベンジル)−N−ジエチルマロニルブチルア
ミド ジエチルN−2,4−ジメトキシベンジルアミ
ノマロネート(115.6g、0.36mol)の乾燥THF
(700ml)溶液に、15℃に冷却下参考例5で得られ
るブロモブチリルクロライド(112.1g、
0.36mol)の乾燥THF(100ml)溶液を一気に混合
した。 次に反応温度を15℃に保持しながらトリエチル
アミン(35.9g、0.36mol)の乾燥THF(100ml)
溶液を添加した。反応混合物を室温で1.5時間撹
拌したのち、塩酸塩を去、乾燥THFで塩酸塩
を洗浄して、浴温40℃以下で溶媒を減圧蒸発し
た。この油状残渣を酢酸エチル(1.3)で希釈
し、希塩酸(<10%)、飽和炭酸水素ナトリウム、
食塩水の順でそれぞれ洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥した。硫酸マグネシウムを去し、溶媒を
浴温40℃以下で減圧蒸発すると、黒色油状物の標
記ブチリルアミド化合物が220g得られた。 融点 89〜90℃(エタノール) 〔α〕25 D=−17.7゜(C=1.0、CHCl3) NMR(CDCl3)δ 0.1(6H、s)、0.9(9H、s、
tBu(CH3)2−)、1.06(3H、t、J=7Hz、
CH3CH2−)、1.25(3H、t、J=7Hz)、1.34
(3H、d、J=6Hz)、3.78(3H、s)、3.80
(3H、s)、3.9−4.5(1H、m)、4.20(2H、q、
J=7Hz)、4.22(2H、q、J=7Hz)、4.69
(2H、s)、5.62(1H、s)、6.38(1H、d.d、J
=2、9Hz)、6.38(1H、d、J=2Hz)、7.22
(1H、d、J=9Hz). 参考例 7 (2R,3R)−2−ブロモ−N−(2,4−ジメ
トキシベンジル)−N−ジエチルマロニル−3
−ヒドロキシ ブチリルアミド 参考例6で得られるシリル化合物(3.18g、
5.26mmol)のエタノール(200ml)溶液に、氷
冷下10%塩酸(80ml)を添加した。反応混合物を
室温で1時間撹拌したのち、酢酸エチルで希釈
し、水洗、食塩水洗浄して硫酸マグネシウムで乾
燥した。溶媒を減圧下蒸発し、残渣の油状物をシ
リカゲル(135g)を用いたラピツドクロマトグ
ラフイーに付して、シクロヘキサン−酢酸エチル
(6−4)で溶離した。 その結果、標記ヒドロキシ化合物を1.4g(54
%)得た。 IR νmax(film) 3500、1750、1660、1620、
1590cm-1. NMR(CDCl3)δ 1.16(3H、t、J=7Hz)、
1.22(3H、t、J=7Hz)、1.40(3H、d、J=
6Hz)、3.78(3H、s)、3.8〜4.6(1H、m)、
3.82(3H、s)、4.07(2H、q、J=7Hz)、
4.10(2H、q、J=7Hz)、4.40(1H、d、J=
4Hz)、4.24、4.85(2H、ABq、J=16Hz)、
4.62(1H、s)、6.40(1H、dd、J=2、9Hz)、
6.40(1H、d、J=2Hz)、7.12(1H、d、J=
9Hz). 参考例 8 (2R,3R)−2−ブロモ−3−ヒドロキシ酪
酸 (2R,3R)−スレオニン(300g、2.52モル)
と、臭化カリウム(1050g、2.52×3.5=8.82モ
ル)の混合物に氷冷下、氷冷1.25N−硫酸(5.2
)を加えた。この氷冷溶液に亜硫酸ナトリウム
(278g、2.52×1.6=4.03モル)の結晶を90分かけ
て添加した。その間の温度は、0℃から14℃に上
昇し、NO2ガスが激しく発生した。氷浴をはず
し、15℃まで上昇させたのち、室温で2.5時間撹
拌した。 反応混合液を食塩(2Kg)で飽和し(NO2ガ
ス発生)、エチルエーテルで4回抽出(1.2×
4)、硫酸マグネシウムで乾燥し過して、溶媒
を浴温40℃以下で減圧蒸発した。減圧ポンプでよ
く乾燥すると、黄色油状物のブロマイドが、350
g得られた。収率84.1%。 参考例 9 (2R,3R)−2−ブロモ−3−アセトキシ酪
酸 参考例8で得られるブロマイド(350g、1.91
モル)の乾燥塩化メチレン(1)にアセチルク
ロライド(345g、1.91×2.3=4.39モル)を混合
し、この氷冷溶媒に、ピリジン(325g、1.91×
2.15=4.11モル)の乾燥塩化メチレン(1)溶
液を滴加(温度、5〜12℃、滴加時間50分)し、
氷冷、室温それぞれ1時間ずつ撹拌した。反応混
合物を希塩酸(濃塩酸/水=1/2)で、洗浄
(1×1)し、水洗(500ml×1)、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。 次に、塩化メチレンを浴温40℃以下で減圧蒸発
したのち、THF/水=1/1の混合物を1.5添
加して室温で4時間撹拌した。反応溶液から浴温
30℃でTHFを減圧下蒸発し、水層を塩化ナトリ
ウム(300g)で飽和し、エチルエーテルで3回
抽出(500ml×3)、食塩水で1回洗浄して硫酸ナ
トリウムで乾燥した。硫酸ナトリウムを過し、
溶媒を浴温30℃で減圧下蒸発したのちクロロホル
ムを加えて酢酸を共沸して(500ml×3)除き十
分乾燥すると、標記化合物が406.5g得られた。 NMR(CDCl3)δ:1.45(3H、d、J=6Hz)、
2.06(3H、s)、4.35(1H、d、J=7Hz)、
5.25(1H、q、d、J=6、7Hz)、8.36(1H、
s). 〔α〕24 D=+9.54゜(c=1.87・EtOH) 参考例 10 (2R,3R)−2−ブロモ−3−アセトキシブ
チリルクロライド 参考例9で得られるカルボン酸(445g、1.98
モル)の乾燥塩化メチレン(1.59)溶液に塩化
チオニル865g(1.98×3.67=7.27モル)を2〜3
分で滴加し、のち8時間還流した。塩化メチレ
ン/塩化チオニル=3/1の割合が反応を進行さ
せるための適当な温度であつた。また塩化チオニ
ルは当量以上は必要であつた。 次に反応混合物より、水流減圧ポンプで、溶
媒、塩化水素、塩化チオニル等を蒸発し、ほぼ蒸
発したのちベンゼンを加えて2回共沸した。この
ものを減圧ポンプで十分に乾燥すると、標記酸ク
ロライドが427g得られた。収率88.7%。 NMR(CDCl3)δ:1.44(3H、d、J=6Hz)、
2.07(3H、s)、4.60(1H、d、J=8Hz)、
5.26(1H、q、d、J=6、8Hz). 参考例 11 (2R,3R)−N−2,4−ジメトキシベンジ
ル−N−ジエチルマロニル−2−ブロモ−3−
アセトキシブチリルアミド ジエチルN−2,4−ジメトキシベンジルアミ
ノマロネート(266g、0.867×0.944=0.818モル)
の乾燥THF(2.3)溶液に、15℃に冷却下参考
例10で得られるアセトキシブロモブチリルクロラ
イド(211g、0.867モル)の乾燥THF溶液を一
気に添加した。この時の温度は28℃まで上昇し
た。 次に反応温度を13〜15℃に保持しながらトリエ
チルアミン(87.7g、0.867モル)の乾燥THF溶
液を40分をついやして滴加した。滴加と共にトリ
エチルアミンの塩酸塩が沈澱し、温度の上昇はほ
とんどなかつた。また、トリエチルアミンはブチ
リルクロライドと等モル加え、多くなりすぎぬ様
注意した。 この反応混合物を室温で一晩放置したのち(3
時間では収率が下がつた)、塩酸塩をグラスフイ
ルターで過し、乾燥THFで2〜3回ゆるやか
に吸引しながら洗浄し、次いで浴温40℃以下で溶
媒を減圧蒸発した。約1.3まで濃縮したものを
酢酸エチル(2.4)で希釈し、 *希塩酸で2回
(250ml×2)、炭酸水素ナトリウム水溶液で2回、
食塩水で1回それぞれ洗浄し、硫酸ナトリウムで
乾燥した。硫酸ナトリウムを去し、溶媒を浴温
40℃以下で減圧蒸発すると、標記化合物が431g
得られた。収率93.5%。*濃塩酸100ml+水400
ml。 参考例 12 トランス−1−(2,4−ジメトキシベンジル)
−3−(1′−アセトキシエチル)−4−(1−オ
キソ−2−ジアゾエチル)アゼチジン−2−オ
ン 実施例4で得られるカルボン酸160mgをTHF4
mlに溶解し、オキザリルクロライド0.15mlを加え
1時間、還流させる。減圧にて溶媒を除き、残る
油状物を4mlのTHFに溶解し、氷冷した過剰の
ジアゾメタンのエーテル溶液に撹拌しながら滴下
する。滴下後、室温で30分撹拌し、減圧下、溶媒
を除くと油状物が得られる。薄層クロマトグラフ
イーにて精製する(ベンゼン−酢酸エチル=2−
1で展開する。)と標記ジアゾケトンが114mg結晶
として得られる。 融点 69.5〜71℃ NMRδ(CDCl3) 1.25(3H、d、J=6.5Hz)、
1.87(3H、s)、3.17(1H、dd、J=2.5、6.5
Hz)、3.76(6H、s)、4.06、4.56(2H、AB−
q、J=15Hz)、5.13(1H、quintet、J=6.5
Hz)、5.35(1H、s)、6.4〜6.6(2H、m)、7.15
(1H、d、J=9Hz) 元素分析値 C18H21O6N3として 計算値:C、57.59;H、5.64;N、11.20 実測値:C、57.61;H、5.62;N、11.22 参考例 13 トランス−1−(2,4−ジメトキシベンジル)
−3−(1′−アセトキシエチル)−4−カルボキ
シメチルアゼチジン−2−オン 参考例12で得られるジアゾケトン82mgをジオキ
サン3ml−水3mlにパイレツクス試験管中溶解
し、高圧水銀灯(450W)で75分間、水冷下、光
照射する。酢酸エチルを加え、酸性部を重曹で抽
出する。水層は塩酸で酸性とし、酢酸エチルで抽
出し、飽和食塩水で洗い、無水硫酸マグネシウム
で乾燥する。溶媒を除くと、82mgの結晶が得られ
る。 融点 109.5〜110.5℃(酢酸エチルより再結晶 IR νmax(Nujol) 1735、1704、1615、1587cm
-1 NMRδ(CDCl3) 1.32(3H、d、J=6.5Hz)、
2.46(1H、dd、J=8.5、16Hz)、2.81(1H、dd、
J=4.5、16Hz)、3.06(1H、dd、J=1.5、8
Hz)、3.71(1H、ddd、J=1.5、4.5、8.5Hz)、
3.82(3H、s)、3.84(3H、s)、4.10、4.52
(2H、AB−q、J=15Hz)、5.16(1H、dq、J
=8、6.5Hz)、6.46(1H、dd、J=2.5、9Hz)、
6.47(1H、d、J=2.5Hz)、7.17(1H、d、J
=9Hz) 元素分析値 C18H23O7Nとして 計算値:C、59.18;H、6.33;N、3.83 実測値:C、59.11;H、6.29;N、3.96 参考例 14 3−(1−アセトキシエチル)−1−(2,4−
ジメトキシベンジル)−4−(2−ヒドロキシエ
チル)−2−アゼチジノン 参考例13で得られたカルボン酸(10mmol)と
メチルクロロホルメート(960mg)をTHF(20ml)
に溶かし、窒素気流中、−20℃に冷却し、ピリジ
ン(780mg)のTHF(10ml)を加え、10分間この
温度に保つ、反応液を手早く瀘過する。瀘液をソ
ジウムボロンハイドライド(750mg)の水−THF
(20ml/20ml)溶液に−15℃で滴下する。この溶
液をこの温度に15分間保つ。反応液に希塩酸を加
え酸性とし酢酸エチルで抽出する、抽出液を重曹
水、食塩水の順で洗い、乾燥(MgSO4)後シリ
カゲルクロマトグラフイー精製すると標記化合物
が得られる。 IRスペクトル(CHCl3)cm-1:1750 参考例 15 (3R,4S,1′R)−3−(1′−tert−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル)−4−アセトキシ−
2−アゼチジノン 実施例16で得られるcis−アセチル体(84.1g、
0.139モル)のクロロホルム(特級1.7)溶液に
m−クロル過安息香酸(280g)を溶解し、光を
しや断して89時間放置した。その間のNMRで反
応の進行状況をチエツクした結果は次のとおりで
あつた。(NMRチユーブで経時変化を測定し
た。) 17時間 アセチル体/アセトキシ体=1/2 24 〃 〃 / 〃 =1/3 89 〃 〃 / 〃 =1/22 反応混合物から浴温40℃でクロロホルムを減圧
下蒸発し、残渣を酢酸エチル(3)で希釈し
た。次いで、10%亜硫酸水素ナトリウム水溶液で
3回、(500ml×3)、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液で7回(700ml×7:洗浄液を濃塩酸で酸性
にして安息香酸の白色沈澱がでなくなるまで)、
食塩水で1回(500ml×1)洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。10%亜硫酸水素ナトリウムで
洗浄する際には発熱するため冷却した。硫酸マグ
ネシウムを去し、溶媒を浴温45〜50℃で減圧下
蒸発したのち十分に油状物のcis−アセトキシ体
を減圧ポンプで引き、標記化合物を85.1g得た。
収率95.6%。 この油状物の一部をn−ヘキサンで再結晶し
た。0℃中に放置して析出した結晶を冷時過す
ると融点52−53℃の針状晶が得られた。薄層クロ
マトグラフイー:ベンゼン/酢酸エチル=7/
3Rf=0.7(バナジン酸検出)。 〔α〕23 D=−119.1゜(c=2.00、EtOH) NMR(CDCl3)δ 0.12(6H、s)、0.83(9H、
s)、1.37(3H、d、J=6Hz)、2.14(3H、
s)、3.35(1H、d、d、d、J=9、5、2
Hz)、4.35(1H、q、d、J=6、9Hz)、5.84
(1H、d、J=5Hz)、6.90(1H、br.s、NH) 参考例 16 (3R,4R,1′R)−3−(1′−tert−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル)−4−アセトキシ−
2−アゼチジノン 実施例25より得られるtrans−アセチル体320mg
をクロロホルム5mlに溶解し、m−クロル過安息
香酸1.0gを加え、暗所にて二日間室温に放置す
る。酢酸エチルを加え10%Na2SO3で5〜6回洗
い完全に過安息香酸と安息香酸を除く。食塩水洗
いし硫酸マグネシウムで乾燥する。減圧下酢酸エ
チルを除くと、標記transアセトキシ体を285mg結
晶として得る。 融点 101〜103℃(n−ヘキサン) 〔α〕25 D+47.9゜(c=1.0、CHCl3) IR νmax(Nujol) 3200、1785、1745cm-1. MS.m/e230(M+−C4H9)、188、144… NMRδ(CDCl3)、0.07(6H、s)、0.85(9H、s)、
1.24(3H、d、J=6.5Hz)、2.12(3H、s)、
3.22(1H、dd、J=1、3Hz)、4.24(1H、q.d、
J=6.5、3Hz)、5.89(1H、d、J=1Hz). 参考例 17 (3SR,4RS,1′RS)−3−(1′−t−ブチルジ
メチルシリルオキシエチル)−4−ベンゾイル
オキシ−2−アゼチジノン 実施例20で得られるベンゾイル体を参考例16と
同様に反応、処理すると収率57%で標記化合物が
得られた。 NMR(CDCl3)δppm:0.09(3H、s)、0.12(3H、
s)、0.89(9H、s)、1.45(3H、d、J=6
Hz)、3.5〜3.9(1H、m)、4.4〜4.7(1H、m)、
6.28(1H、d、J=4Hz)、6.95(1H、br.s)、
7.4〜8.0(5H、m) 参考例 18 (3SR,4RS,1′RS)−3−(1′−ヒドロキシエ
チル)−4−ベンゾイルオキシ−2−アゼチジ
ノン 実施例19で得られるベンゾイル体を参考例16と
同様に反応、処理すると収率74%で標記化合物が
得られた。 NMR(CDCl3)δppm:1.51(3H、d、J=6
Hz)、3.45〜3.75(1H、m)、4.3〜4.7(1H、m)、
6.20(1H、d、J=4Hz)、7.4〜8.0(5H、m)
記一般式(1)においては、これらの異性体およびこ
れらの異性体の混合物がすべて単一の式で示され
ているが、これにより本発明の記載の範囲は限定
されるものではない。 本発明の化合物(1)は、以下に示すAおよび/ま
たはBおよび/またはC法により合成される。 A法: 式中、R1、R2、R3およびR4は前述したものと
同意義を示し、Xは塩素、臭素、沃素のようなハ
ロゲン原子を示す。 化合物(2):スレオニンから導かれるカルボン酸
(3)あるいはその酸クロライド若しくは酸ブロマイ
ドのような反応性誘導体をアミン誘導体(4)と反応
させることによつて化合物(2)が得られる。 カルボン酸(3)を用いる場合にはジシクロヘキシ
ルカルボジイミドのような縮合剤を用い、その酸
クロライドのような反応性誘導体を用いる場合に
は水素化ナトリウム、ナトリウムアミド、ナトリ
ウムエトキシド、トリエチルアミン、ピリジン、
1,5−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセン−
5(DBU)、1,5−ジアゾビシクロ〔4.3.0〕ノ
ネン−5(DBN)、n−ブチルリチウム、リチウ
ムジイソプロピルアミド、リチウムヘキサメチル
ジシラザンのような塩基を用いて常法に従つて化
合物(2)を得ることができる。 化合物(1):化合物(2)を塩基で処理することによ
り得られる。 使用される塩基としては特に限定はないが、水
素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカ
リ金属水素化物、ナトリウムアミド、カリウムア
ミドのようなアルカリ金属アミド、トリエチルア
ミン、ピリジン、1,5−ジアザビシクロ
〔4.3.0〕ノナネン−5(DBN)、1,5−ジアザビ
シクロ〔5.4.0〕ウンデセン−5(DBU)のような
有機塩基、n−ブチルリチウム、tert−ブチルリ
チウムのようなアルキルリチウム、リチウムジイ
ソプロピルアミドドまたはリチウムヘキサメチル
ジシラザイドのようなリチウムアミド化合物、な
どが好適である。使用される溶剤としてはベンゼ
ン、トルエンのような芳香族炭化水素類、エチル
エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンのよ
うなエーテル類、ジメチルホルムアミド、ジメチ
ルアセトアミドのような脂肪酸ジアルキルアミド
類、ジメチルスルホキシドなどが好適である。反
応温度は特に限定はないが、通常−50乃至100℃
で行なわれる。反応時間は原料化合物および使用
される塩基の種類などによつて異なるが、通常は
1乃至24時間である。 反応終了後、本反応の目的化合物は常法に従つ
て反応混合物より採取することができる。例えば
反応混合物に酢酸エチルのような有機溶剤を加
え、有機溶剤層を洗浄し乾燥して後、溶剤を留去
することによつて得ることができる。 なお本反応において、R1が水素原子である化
合物(2)は、塩基処理によりエポキシド(5)を生成し
ついでエポキシドが開環すると同時に4員環が形
成され化合物(1)を生成する場合もある。 B法: 上記式中、R5は前述したR1と同意義を有する
水酸基の保護基を示し、R6は前述したR2と同意
義を有する水素原子または窒素原子の保護基を示
し、R7はメチル、エチル、n−プロピル、イソ
プロピル、n−ブチル、イソブチル、t−ブチル
のような低級アルキル基、2,2,2−トリクロ
ルエチル、2,2,2−トリブロムエチルのよう
なハロゲノ低級アルキル基、ベンジル、2−ニト
ロベンジル、4−ニトロベンジルのようなアラル
キル基などのカルボキシル基の保護基を示し、X
は塩素、臭素のようなハロゲン原子を示す。 本発明の化合物(6)を出発原料として脱炭酸反応
を行なうことにより化合物(7)を製造する(第1工
程)。化合物(7)を常法によりカルボキシル基の保
護基を除去すると化合物(8)が得られる(第2工
程)。 第一工程 化合物(6)の溶液を塩基の存在下、50〜200℃に
10分〜5時間保つ。反応液を常法に従つて処理す
ると化合物(7)が得られる。 本反応に使用される溶媒は、たとえばテトラヒ
ドロフラン(THF)、ジオキサン、ジグライム、
ジメトキシエタン(DME)、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、N,N−ジメチルホルムアミド
(DMF)またはジメチルスルホキシド(DMSO)
の溶液があげられる。 本反応に使用される塩基は、たとえばトリエチ
ルアミン、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジ
ン、コリジン、ジメチルアニリン、ジエチルアニ
リン、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.2〕オクタ
ン(DABCO)、1,5−ジアザビシクロ〔4.3.0〕
ノネン−5(DBN)または1,5−ジアザビシク
ロ〔5.4.0〕ウンデセン−5(DBU)があげられ
る。 第二工程 化合物(7)のR7が低級アルキル基の場合 化合物(7)の溶液に塩基を加え、−50〜100℃に10
〜24時間保つ。反応液を常法に従つて処理すると
化合物(8)が得られる。 本反応に使用される溶媒は、たとえば水または
THF、ジオキサン、DME、ジグライム、エタノ
ール、メタノール、イソプロピルアルコール、ブ
タノールもしくはt−ブタノールと水との混合溶
媒があげられる。 化合物(7)のR7がハロゲノ低級アルキル基の場
合 化合物(7)を酢酸に溶解し、活性化されたZn粉
末を加え、0〜100℃に保ちながら少しずつ加え
てゆくことによつて化合物(8)を得ることができ
る。なお場合によつては少量の水を加えることに
より収率が向上する。反応時間は、10分〜5時間
である。 化合物(7)のR4がアラルキル基の場合 化合物(7)の溶液に触媒を加え、水素気流中、0
〜100℃で1〜5時間撹拌する。反応液を常法に
従つて処理すると化合物(8)が得られる。 本反応に使用される溶媒は、たとえばTHF、
ジオキサン、エーテル、メタノール、エタノー
ル、酢酸エチルまたは酢酸があげられる。 本反応に使用される触媒は、たとえばパラジウ
ム、パラジウム/炭素、ラネイニツケルまたは酸
化白金があげられる。 上記式中、R1、R2およびR7は前述したものと
同意義を示し、R8は、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、メトキシメチル、2−テトラ
ヒドロピラニルメチル、ベンジルオキシメチル、
フエニル、4−ニトロフエニル、ベンジルまたは
4−ニトロベンジルを示す。 化合物(9)(シスとトランスの混合物)を加水分
解するとラクトン体(10)と4−カルボキシアゼチジ
ノン体(11)が得られる(第一工程)。ラクトン体(10)
とグリニア試薬とを反応させるとラクトール体(12)
が得られる(第二工程)。ラクトール体(12)を塩基
の存在下アシル化剤、アルキル化剤またはシリル
化剤と反応させると化合物(13)が得られる(第
三工程)。化合物(13)の窒素原子の保護基を除
去すると化合物(14)が得られる(第四工程)。 先に得られた4−カルボキシアゼチジノン(11)の
水酸基を保護すると化合物(15)が得られる(第
五工程)。化合物(15)を酸クロライドとし、こ
れと有機銅リチウムまたは有機カドミウム化合物
とを反応させると化合物(16)(化合物(13)の
トランス体)が得られる(第六工程)。化合物
(16)の窒素原子の保護基を除去すると化合物
(17)(化合物(14)のトランス体)が得られる。 第一工程 化合物(9)の溶液に塩基を加え、0〜100℃に10
分〜24時間保つ。反応液を常法に従つて処理する
とラクトン体(10)と4−カルボキシアゼチジノン体
(11)が得られる。 本反応に使用する溶媒は、たとえば水とTHF、
ジオキサン、DME、ジクライム、メタノール、
エタノールまたはイソプロパノールがあげられ
る。 本反応に使用する塩基は、たとえば水酸化リチ
ウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム、トリエチルアミン、
ブチルジエチルアミン、ピリジン、4−ジメチル
アミノピリジン、ジメチルアニリン、ジエチルア
ニリン、DABCO、DBNまたはDBUがあげられ
る。 第二工程 ラクトン体(10)の溶液にグリニア試薬の溶液(た
とえば、ジエチルエーテルまたはTHFがあげら
れる)を加え、−78〜50℃で10分〜24時間撹拌す
る、反応液を常法に従つて処理するとラクトール
体(12)が得られる。 本反応に使用する溶媒は、たとえばジエチルエ
ーテル、THF、ジオキサン、DME、ジグライ
ム、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキ
サンまたはヘプタンがあげられる。 第三工程 ラクトール体(12)の溶液に塩基の存在下、アシル
化剤、アルコキシカルボニル化剤、アルキル化剤
又はシリル化剤を加え、−20〜50℃で1〜48時間
撹拌する、反応液を常法に従つて処理すると化合
物(13)が得られる。 本反応に使用する溶媒は、たとえばジエチルエ
ーテル、THF、ジオキサン、DME、ジグライ
ム、ベンゼン、トルエン、シクロヘキサン、ヘキ
サン、スプタン、塩化メチレン、クロロホルム、
四塩化炭素、DMF、DMSOまたは酢酸エチルが
あげられる。 本反応に使用する塩基は、たとえばトリエチル
アミン、ブチルジエチルアミン、ピリジン、コリ
ジン、4−ジメチルアミノピリジン、DBU、
DBN、DABCO、ジメチルアニリン、またはジ
エチルアニリンがあげられる。 本反応に使用するアシル化剤は、たとえば無水
酢酸、塩化アセチルまたは塩化ベンゾイルがあげ
られる。本反応に使用するアルコキシカルボニル
化剤は、たとえばベンジルクロロホルメート、
2,2,2−トリクロロエチルホルメートまたは
4−ニトロベンジルクロロホルメートがあげられ
る。 本反応に使用するアルキル化剤は、たとえば沃
化メチル、メトキシメチルクロライドまたはベン
ジルクロライドがあげられる。 本反応に使用するシリル化剤は、たとえば塩化
トリメチルシリルまたは塩化t−ブチルジメチル
シリルがあげられる。 第四工程 化合物(13)のR2がアラルキル基またはアリ
ール基の場合 化合物(13)の溶液に酸化剤を加え、20〜150
℃で10〜24時間保つ、反応液を常法に従つて処理
すると化合物(14)が得られる。 本反応に使用する溶媒は、たとえば水とアセト
ン、アセトニトリル、ジオキサン、THF、塩化
メチレンまたはクロロホルムがあげられる。 本反応に使用する酸化剤は、たとえばセリツク
アンモニウムナイトライト、過硫酸ナトリウム、
過硫酸カリまたは2,3−ジクロロ−5,6−ジ
シアノ−1,4−ベンゾキノン(DDQ)があげ
られる。 化合物(13)のR2がアラルキルオキシ基、ア
ルコキシ基またはアリールオキシ基の場合 化合物(13)を液体アンモニア/ナトリウムに
溶かし−78〜40℃に30分〜24時間保つ、反応液を
常法に従つて処理すると化合物(14)が得られ
る。 化合物(13)のR2がトリ低級アルキルシリル
基の場合 化合物(13)の溶液に酸または弗化カリウムも
しくはテトラブチルアンモニウムフルオライドを
加え、−40〜50℃に30分〜12時間保つ、反応液を
常法に従つて処理すると化合物(14)が得られ
る。 本反応に使用する溶媒は、たとえば水、THF、
ジオキサン、DME、ジグライム、ベンゼンまた
はトルエンがあげられる。 本反応に使用する酸は、たとえば塩酸、硫酸、
メタンスルホン酸、トルエンスルホン酸、ボロン
トリフルオライドエーテルコンプレツクス、塩化
アルミニウム、塩化第二鉄または塩化第二錫があ
げられる。 第五工程 化合物(11)の溶液に、塩基の存在下、シリル化
剤、アルコキシカルボニル化剤、アシル化剤また
はアルキル化剤を加え、−20〜50℃に30分〜24時
間撹拌する、反応液を常法に従つて処理すると化
合物(15)が得られる。 本反応に使用する溶媒は、たとえばTHF、
DME、DMSO、DMF、ジオキサン、ジグライ
ム、ジエチルエーテル、ベンゼン、トルエン、酢
酸エチルまたはヘキサメチルホスホルアミドがあ
げられる。 本反応に使用する塩基は、たとえばトリエチル
アミン、ブチルジエチルアミン、ピリジン、4−
ジメチルアミノピリジン、PBU、DBN、
DABCO、ジメチルアニリンまたはジエチルアニ
リンがあげられる。 本反応に使用するシリル化剤は、たとえば塩化
トリメチルシリルまたは塩化t−ブチルジメチル
シリルがあげられる。 本反応に使用するアルコキシカルボニル化剤
は、たとえばt−ブチルクロロホルメートまたは
4−ニトロベンジルクロロホルメートがあげられ
る。 本反応に使用するアシル化剤は、たとえば無水
酢酸、塩化アセチルまたは塩化ベンゾイルがあげ
られる。 本反応に使用するアルキル化剤は、たとえば塩
化メトキシメチルまたは塩化ベンジルオキシメチ
ルがあげられる。 第六工程 化合物(15)の溶液にオキザリルクロライドま
たはチオニルクロライドを加え、−20〜30℃に、
4〜24時間保ち、反応液を濃縮すると化合物
(15)の酸クロライドが得られる。この酸クロラ
イドの溶液にジアルキル銅リチウム、ジアルキル
カドミウムまたはジアリールカドミウムを加え、
−100〜30℃に5〜90分保つ。反応液を常法に従
つて処理すると化合物(16)が得られる。 酸クロライドを合成する場合に使用する溶媒
は、たとえば触媒量のDMFとTHF、ジエチルエ
ーテル、塩化メチレンまたはクロロホルムとの混
合溶媒があげられる。 酸クロライドと有機金属との反応に使用する溶
媒は、たとえばジエチルエーテル、THF、DME
またはトルエンがあげられる。 第七工程 化合物(16)を前述した第四工程と同じ方法で
処理すると、化合物(17)が得られる。 本発明によつて得られる前記一般式(1)を有する
化合物としては例えば以下に記載する化合物があ
げられる。 1−(2,4−ジメトキシベンジル)−3−(1
−ヒドロキシエチル)−4,4−ビスエトキシカ
ルボニルアゼチジン−2−オン、 1−(2,4−ジメトキシベンジル)−3−(1
−ヒドロキシエチル)−4−tert−ブトキシカル
ボニルアゼチジン−2−オン、 1−(4−メトキシフエニル)−3−(1−ヒド
ロキシエチル)−4−tert−ブトキシカルボニル
アゼチジン−2−オン、 1−(2,4−ジメトキシベンジル)−3−(1
−アセトキシエチル)−4,4−ビスエトキシカ
ルボニルアゼチジン−2−オン、 1−(2,4−ジメトキシベンジル)−3−(1
−ベンゾイルオキシエチル)−4−カルボキシア
ゼチジン−2−オン、 1−(2,4−ジメトキシベンジル)−3−(1
−ヒドロキシエチル)−4−ベンゾイルアゼチジ
ン−2−オン、 1−(4−メトキシベンジル)−3−(1−t・
ブチルジメチルシリルオキシエチル)−4−ベン
ゾイルアゼチジン−2−オン、 1−(4−メトキシフエニル)−3−(1−ヒド
ロキシエチル)−4−ベンゾイルアゼチジン−2
−オン、 3−(1−t・ブチルジメチルシリルオキシエ
チル)−4−ベンゾイルアゼチジン−2−オン、 1−(4−メトキシフエニル)−3−(1−t・
ブチルジメチルシリルオキシエチル)−4−ベン
ゾイルアゼチジン−2−オン、 3−(1−ヒドロキシエチル)−4−ベンゾイル
アゼチジン−2−オン、 1−(4−メトキシフエニルオキシ)−3−(1
−トリクロルエチルオキシカルボニルオキシエチ
ル)−4−アセチル−4−シアノアゼチジン−2
−オン、 1−(2−4−ジメトキシベンジル)−3−(1
−ベンジルオキシエチル)−4−(4−ブロムベン
ゾイル)アゼチジン−2−オン、 1−(2,4−ジメトキシベンジル)−3−(1
−アセチルオキシエチル)−4−アセチルアゼチ
ジン−2−オン、 2,4−ジメチル−4−ヒドロキシ−6−(4
−メトキシベンジル)−7−オキソ−3−オキサ
−6−アザビシクロ〔3.2.0〕ヘプタン、 2−メチル−4−フエニル−4−ヒドロキシ−
6−(4−メトキシベンジル)−7−オキソ−3−
オキサ−6−アザビシクロ〔3.2.0〕ヘプタン、 2,4−ジメチル−4−ヒドロキシ−6−(t
−ブチルジメチルシリル)−7−オキソ−3−オ
キサ−6−アザビシクロ〔3.2.0〕ヘプタン、 2−メチル−4−フエニル−4−ヒドロキシ−
6−(t−ブチルジメチルシリル)−7−オキソ−
3−オキサ−6−アザビシクロ〔3.2.0〕ヘプタ
ン、 2,4−ジメチル−4−ヒドロキシ−6−(4
−メトキシフエニル)−7−オキソ−3−オキサ
−6−アザビシクロ〔3.2.0〕ヘプタン、 2−メチル−4−フエニル−4−ヒドロキシ−
6−(4−メトキシフエニル)−7−オキソ−3−
オキサ−6−アザビシクロ〔3.2.0〕ヘプタン、 発明の効果 本発明によつて得られる化合物(8)は、酸クロラ
イド(18)を経由してジアゾケトン(19)とし、
これを光分解しカルボン酸(20)とし、このカル
ボキシ基を還元し窒素原子の保護基を除去すると
アルコール体(21)が得られる。このアルコール
体はB.G.Christensen等の方法(J.Am.Chem.
Soc.、100、313(1978))にしたがつて、優れた抗
菌活性を示すチエナマイシン(22)へ導くことが
できる。 本発明によつて得られる化合物(14)および
(17)を、過酸で処理するとアシルオキシアゼチ
ジノン体(23)が得られる。このアシルオキシア
ゼチジノン体は、R.B.Woodwardの方法(特開
昭54−119486)したがつて、優れた抗菌活性を示
すペネム誘導体(24)に導ける。 上記式中R5、R6およびR8は、前述したものと
同意義を示す。 以下に実施例および参考例をあげ本発明を具体
的に示す。 実施例 1 1−(2,4−ジメトキシベンジル)−3−
(1′−アセトキシエチル)−4,4−ビスエトキ
シカルボニルアゼチジン−2−オン 参考例1で得られるα−ブロムアミド254gを
1.6のベンゼンに溶解し、さらに、76gのジア
ザビシクロ〔5.4.0〕ウンデセン−5(DBU)の
200mlベンゼン溶液を加え、室温下、一夜放置す
る。析出するDBU・臭化水素酸塩を去し、
液に酢酸エチル2加え、10%塩酸、重曹水、飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥
する。活性炭で脱色したのち、溶媒を除くと油状
の目的物206.5gを得る。 IR(film)1778、1747cm-1 NMRδ(CDCl3) 1.10(3H、t、J=7Hz) 1.15(3H、t、J=7Hz) 1.37(3H、d、J=6Hz) 1.93(3H、s) 3.76(6H、s) 3.7〜4.4(5H、m) 4.44(2H、bs) 5.20(1H、m) 6.45(2H、m) 7.14(1H、d、J=9Hz) MS m/e451(M+) 実施例 2 1−(2,4−ジメトキシベンジル)−3−
(1′−アセトキシエチル)−4−エトキシカルボ
ニル−4−カルボキシアゼチジン−2−オン 実施例1で得られるジエチルエステル206g
(0.456mol)をピリジン250mlに溶解する。氷冷
下、1N水酸化ナトリウム500mlを加え撹拌する。
この混合物を0℃に一夜放置する。この反応物に
重曹水300mlを加え、酢酸エチル1で2回洗い、
未反応の原料を回収するために酢酸エチル層は10
%塩酸、飽和食塩水で洗い、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、活性炭で脱色したのち、溶媒を除く
と82gの原料が回収される。水層は濃塩酸で酸性
とし酢酸エチルで抽出する。酢酸エチル層は飽和
食塩水洗し、無水硫酸マグネシウムで乾燥する。
溶媒を除くと、120gの油状の目的物が得られる。 IR νmax(film)1750(broad)cm-1 NMRδ(CDCl3) 0.93(3H、t、J=7Hz) 1.33(3H、d、J=6Hz) 1.89(3H、s) 3.66(3H、s) 3.76(3H、s) 3.6〜4.1(3H、m) 4.28、4.57(2H、AB−q、J=15Hz) 5.08(1H、quintet、J=6Hz) 6.36(1H、s) 6.35(1H、d、J=2Hz) 6.43(1H、dd、J=2、9Hz) 7.19(1H、d、J=9Hz) 7.67(1H、bs) MS m/e423(M+)、379(M+−CO2) 実施例 3 1−(2,4−ジメトキシベンジル)−3−
(1′−アセトキシエチル)−4−エトキシカルボ
ニルアゼチジン−2−オン 実施例2で得られるカルボン酸756mgにピリジ
ン0.1mlを加え、140℃で30分間加熱する。酢酸エ
チルを加え、10%塩酸、重曹水、食塩水で洗い、
無水硫酸マグネシウムで乾燥する。酢酸エチルを
除くと、油状物が残る。この油状物を薄層シリカ
ゲルクロマトグラフイーにて2種類の異性体を分
離する。ベンゼン−酢酸エチル(3:1)で分離
すると、Rf値大きい方(0.39)に、cis−異性体
308mg、Rf値、小さい方(0.28)にtrans−異性体
168mgを得る。 それぞれの物理恒数を記す。 cis−異性体: NMRδ(CDCl3) 1.20(3H、t、J=7Hz) 1.33(3H、d、J=6.5Hz) 1.90(3H、s) 3.42(1H、dd、J=6、11Hz) 3.73(3H、s) 3.77(3H、s) 3.97(1H、d、J=6Hz) 4.08(2H、q、J=7Hz) 4.08、4.56(2H、AB−q、J=15Hz) 5.13(1H、qd、J=6.5、11Hz) 6.42(1H、dd、J=2、9Hz) 6.43(1H、d、J=2Hz) 7.10(1H、d、J=9Hz) IR(film)νmax1768、1748、1615、1590cm-1 MS m/e379(M+) trans−異性体: NMRδ(CDCl3) 1.23(3H、t、J=7Hz) 1.28(3H、d、J=6.5Hz) 1.88(3H、s) 3.21(1H、dd、J=2.5、6.5Hz) 3.79(6H、s) 3.87(1H、d、J=2.5Hz) 4.14、4.65(2H、AB−q、J=15Hz) 4.21(2H、q、J=7Hz) 5.20(1H、quintet、J=6.5Hz) 6.44(1H、dd、J=3、9Hz) 6.47(1H、d、J=3Hz) 7.15(1H、d、J=9Hz) IR(film)νmax1765、1740、1615、1590cm-1 MS m/e379(M+) 実施例 4 トランス−1−(2,4−ジメトキシベンジル)
−3−(1′−アセトキシエチル)−4−カルボキ
シアゼチジン−2−オン 実施例3で述べられたようにして得られる、
trans−異性体229mgをピリジン3mlに溶解し
0.1N水酸化ナトリウム6mlを0℃にて滴下する。
1時間撹拌し、0℃にて一夜放置する。酢酸エチ
ルを加え重曹水で酸性部を抽出する。中性部分よ
り出発原料71mgを回収する。水層は塩酸で酸性と
し酢酸エチルで抽出。飽和食塩水で洗い、無水硫
酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を除くと、160
mgの目的物が得られる。 NMRδ(CDCl3) 1.29(3H、d、J=6.5Hz) 1.85(3H、s) 3.39(1H、dd、J=2、6.5Hz) 3.78(6H、s) 3.98(1H、d、J=2Hz) 4.16、4.68(2H、AB−q、J=15Hz) 5.25(1H、quintet、J=6.5Hz) 6.47(1H、dd、J=2、9Hz) 6.51(1H、d、J=2Hz) 7.20(1H、d、J=9Hz) 10.45(1H、bs) IR(film)νmax3500〜2400、1740(broad)cm-1 実施例 5 (1′R,3S,4S)−tert−ブチル1−(2,4−
ジメトキシベンジル)−3−(1′−ヒドロキシエ
チル)−2−アゼチジノン−4−カルボキシレ
ート (a) 参考例2で得られるヒドロキシブロム化合物
446.4mg(1.0mmol)の8mlテトラヒドロフラ
ン(THF)溶液に窒素気流化、0℃にて2.2m
molのLiN(SiMe3)2のTHF6ml溶液の半分(3
ml)を加え15分間撹拌すると原料は完全に消失
し中間体のエポキシドに変る。(TLCにて確認
し)残りの3mlを加え、20℃、20分間保つ。反
応液を希塩酸にて酸性とし酢酸エチルで希釈
し、炭酸水素ナトリウム水溶液飽和食塩水洗
し、硫酸マグネシウムで乾燥する。溶媒を溜去
しシリカゲルクロマトグラフイーにて精製する
と、185mg(50.6%)の目的物を得る。尚、中
間体のエポキシドを取り出してから、このエポ
キシドに同様の条件下でLiN(SiMe3)2を作用
させても全く同じ結果が得られる。 NMRδ(CDCl3) 1.23(3H、d、J=6Hz)、
1.45(9H、s)、2.83(1H、bs、OH)、3.10
(1H、dd、J=2.5、4Hz)3.79(6H、s)、
3.88(1H、d、J=2.5Hz)、4.11(1H、m)、
4.14、4.61(2H、AB−q、J=14Hz)、6.40
(1H、dd、J=2、9Hz)、6.41(1H、d、J
=2Hz)、7.11(1H、d、J=14Hz)。 IR νmax(film) 3430、1760、1745、1615、
1590cm-1。 MS m/e 365(M+)、337、321、309、265、
237、…、153。 〔α〕24 D+20.1゜(c=2.25、CHCl3)。 (b) 上記(a)の反応で、中間体のエポキシドに残り
の3mlのLiN(SiMe3)2のTHF溶液を−78℃に
冷却して加え3時間撹拌を続け、(a)と同様に処
理すると、エポキシド196mg、cis−異性体12mg
目的とするtrans−異性体91mgが得られる。 cis−異性体とエポキシドの物理恒数を次に記
す。 cis−異性体 NMRδ(CDCl3) 1.38(3H、d、J=6Hz)、
1.53(9H、s)、2.60(1H、bs、OH)、3.30
(1H、dd、J=5.5、10Hz)、3.81(6H、s)、
3.95(1H、d、J=5.5Hz)、4.12、4.69(2H、
AB−q、J=14Hz)、6.43(1H、dd、J=2、
9Hz)、6.45(1H、d、J=2Hz)、7.12(1H、
d、J=9Hz)。 IR νmax(film) 3430、1760、1745、1615、
1590cm-1。 MS m/e 365(M+)、337、321、309、153。 〔α〕25 D+13.1゜(c=0.75、CHCl3) エポキシド NMRδ(CDCl3) 1.36(3H、d、J=6Hz)、
1.44(9H、s)、3.32(1H、quintet、J=5
Hz)、3.81(6H、s)、3.81(1H、d、J=5
Hz)、3.70、4.18(2H、AB−qJ=16Hz)、4.59
(2H、s)、6.45(1H、dd、J=2、9Hz)6.47
(1H、d、J=2Hz)、7.05(1H、d、J=9
Hz) IR max(film) 1745、1665、1615、1590cm-1 MS m/e 365(M+) 〔α〕24 D+60.8゜(c=2.00、CHCl3) 実施例 6 (3S,1′R)−3−(1′−tert−ブチルジメチル
シリルオキシエチル)−4,4−ジカルボエト
キシ−1−(2,4−ジメトキシベンジル)−2
−アゼチジノン 参考例6で得られるブチリルアミド(261.5g、
0.43mol)の乾燥THF(1.5)溶液に室温でDBU
(65.9g、0.43mol)の乾燥THF(500ml)溶液を
添加し、一晩放置した。 反応混合物からDBUの臭化水素酸塩を去し、
臭化水素酸塩を乾燥THFで洗浄したのち、液
を減圧蒸発した。 次に、油状残渣を酢酸エチル(1.3)で希釈
し、飽和硫酸銅溶液、飽和炭酸水素ナトリウム溶
液、食塩水の順で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾
燥した。 活性炭処理後、硫酸マグネシウムを去し、溶
媒を考圧下蒸発すると、油状物の4,4−ジカル
ボエトキシアゼチジノン化合物が210g(93%)
得られた。 〔α〕25 D=+28.51゜(c=2.55)、CHCl3)。 NMR(CDCl3)δ: 0.08(6H、s)、0.88(9H、s)、1.04(3H、t、
J=7Hz)、1.26(3H、t、J=7Hz)、1.32
(3H、d、J=6Hz)、3.80(6H、s)、4.14
(2H、q、J=7Hz)、4.20(2H、q、J=7
Hz)、4.50、4.80 参考例 19 (1S,2R,5S)エチル−4,7−ジオキソ−
6(2,4−ジメトキシベンジル)−2−メチル
−3−オキサ−6−アザビシクロ〔3,2,
0〕ヘプタン−5−カルボキシレート 参考例7で得られるヒドロキシ化合物(100mg、
0.2mmol)の乾燥THF(5ml)溶液に、DBU(61
mg、0.2×2=0.4mmol)の乾燥THF(1ml)溶
液を添加し、室温で一晩放置した。反応混合物を
酢酸エチルで希釈し、10%塩酸、飽和炭酸水素ナ
トリウム、食塩水でそれぞれ洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。 次に硫酸マグネシウムを去し、溶媒を減圧蒸
発し残渣の油状物をシリカゲル(2.5g)を用い
たラピツドクロマトグラフイーに付して、シクロ
ヘキサン−酢酸エチル(1−1)で溶離した。そ
の結果、目的とするトランス化合物が35mg(47
%)得られた。 IR νmax(film) 1780、1770、1620、1590cm-1. NMR(CDCl3)δ 1.26(3H、t、J=7Hz)、1.46(3H、d、J=
6.5Hz)、3.64(1H、d、J=2Hz)、3.80(6H、
s)、4.25(2H、q、J=7Hz)、4.52(2H、
s)、4.88(1H、q、d、J=6.5、2Hz)、6.42
(1H、d.d、J=9、2Hz)、6.42(1H、d、J
=2Hz)、7.16(1H、d、J=9Hz)。 実施例 7 (3S,1′R)−1−(2,4−ジメトキシベンジ
ル)−3−(1′−アセトキシエチル)−4,4−
ジカルボエトキシ−2−アゼチジノン 参考例11で得られるα−ブロモアミド(396g、
0.744モル)の特級ベンゼン(2.5)溶液のDBU
(1.5−ジアザビシクロ〔5.4、0〕ウンデセン−
5)(119g、0.744×1.05=0.781モル)の特級ベ
ンゼン(300ml)溶液を15℃で添加(約5分)し、
室温で一晩放置した。添加後、室温に温度を上昇
させる間にDBU・臭化水素酸塩の沈澱がみられ
た。次にDBU・臭化水素酸塩をグラスフイルタ
ーで過し、この臭化水素塩を酢酸エチルで2回
洗浄した。この液を、10%塩酸で1回(400ml
×1)、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で1回、
食塩水で1回それぞれ洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥した。やや多目の活性炭を使用して処理し
たのち、硫酸マグネシウム、活性炭を去し、溶
媒を浴温40℃で減圧蒸発した。 残渣の油状物を十分に乾燥すると、目的とする
アゼチジノンのジエステルが332g得られた。収
率98.7%。 薄層クロマトグラフイー:シクロヘキサン/酢酸
エチル=6/4 Rf=0.5 〔α〕24 D=+39.5゜(c=2.03・EtOH) NMR(CDCl3)δppm:1.15(3H、t、J=7
Hz)、1.20(3H、t、J=7Hz)、1.94(3H、
s)、3.78(6H、s)、3.7−4.4(5H、m)、4.54
(2H、bs)、4.8−5.3(1H、m)、6.3〜6.6(2H、
m)、7.0〜7.2(1H、d、J=9Hz)。 実施例 8 (3S,4S,1′R)−1−(2,4−ジメトキシベ
ンジル)−3−(1′−アセトキシエチル)−4−
カルボエトキシ−4−カルボキシ−2−アゼチ
ジノン 実施例7で得られるジエステル(331.2g、
0.73モル)のピリジン(375ml)溶液に氷冷下
(6℃以下)、氷冷1N−水酸化ナトリウム水溶液
(749ml、0.734×1.02=0.749モル)溶液を添加し
た。この時の添加温度は4〜6℃に保持し1時間
40分を費して加えた。添加後、氷冷で30分撹拌
し、0℃(冷蔵庫)で一晩放置した。 反応混合物からピリジンの半量以上を浴温40℃
で減圧蒸発してから飽和炭酸水素ナトリウム溶液
(700ml)を加え、酢酸エチルで2回(1×2)
洗浄して原料とピリジンを除去した。 水層を濃塩酸(約250ml)で酸性(PH−1)に
し、塩化ナトリウム(700g)で飽和し、酢酸エ
チルで3回(750ml×3)抽出、食塩水洗浄して、
硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシウム
を別し、液を浴温60℃で減圧蒸発すると、粘
稠油状物の目的物と少量ラクトン化したカルボン
酸の混合物が197.5g得られた。 収率62.4% 薄層クロマトグラフイー:n−ブタノール/酢
酸/水=4/1/1、Rf=0.7。 〔α〕25 D=+37.3゜(c=2.136・EtOH)IR(CHCl3)
cm-1:1740、1770。 NMR(CDCl3)δ、1.00(3H、t、J=8Hz)、
1.38(3H、d、J=6Hz)、1.95(3H、s)、
3.66(3H、s)、3.76(3H、s)、3.6〜4.1(2H+
1H、m)、4.28、4.58(2H、ABq、J=15Hz)、
4.8−5.3(1H、m)、6.3〜6.6(2H、m)、7.12
(1H、d、J=9Hz)、8.60(1H、br.s) 実施例 9 (3S,4,1′R)−1−(2,4−ジメトキシベ
ンジル)−3−(1′−アセトキシエチル)−4−
エトキシカルボニル−2−アゼチジノン、
(3S,4S,1′R)−1−(2,4−ジメトキシベ
ンジル)−3−(1′−アセトキシエチル)−4−
エトキシカルボニル−2−アゼチジノン、
(1S,4R,5S)−2,6−ジオキソ−4−メチ
ル(2,4−ジメトキシベンジル)−3−オキ
サ−7−アザビシクロ〔3,2,0〕ヘプタン
−1−カルボン酸 実施例8で得られる少量のラクトンカルボン酸
を含むアセトキシカルボン酸(183.5g)を水酸
化ナトリウムで乾燥した2,4,6−コリジン
(740ml)に70℃に加温して溶解し、内温160℃で
45分間(内温が160℃に上昇してから45分間)撹
拌した。最初に炭酸ガスの発生が確認できた。ま
た、低沸点分(約20ml)は脱水管で除去した。 100℃に冷却してからコリジンを浴温70〜80℃
で減圧ポンプで蒸発、濃縮物に酢酸エチル2.5
を加えて希釈し、これを希塩酸で2回(400ml×
2)洗浄してコリジンを除き、更に食塩水で1
回、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液で2回洗浄し
て酸性部を除き、食塩水洗浄、硫酸マグネシウム
で乾燥した。 活性炭処理後、硫酸マグネシウムを別し溶媒
を減圧下蒸発すると、油状のcisとtrans異性体の
混合物であるエステルが135.5g得られた。収率
82.5%。 また、酸性部は濃塩酸でPH2とし、塩化ナトリ
ウムで飽和して、酢酸エチル抽出3回、食塩水で
1旦洗浄して、乾燥、溶媒を留去すると、ラクト
ン化されたカルボン酸の結晶が25.9g得られた。
酢酸エチル/n−ヘキサンで再結晶して純品の結
晶を得た。融点179〜180℃ 〔α〕23 D=−77.9゜(c=2.00・THF). NMR.(DMF−d7).δ1.45(3H、d、J=7Hz)、
3.80(6H、s)、4.12(1H、d、J=2.5Hz)、
4.45(2H、s、CH2)、4.92(1H、q・d、J=
7Hz、2.5Hz)、6.42(1H、d.d、J=8Hz、2.5
Hz)、6.50(1H、d、J=2.5Hz)、7.13(1H、
d、J=8Hz)、8.0(1H、bs). 元素分析値 C16H17NO7とし 計算値:C、57.31、H、5.11、N、4.18% 実測値:C、57.49、H、5.22、N、4.18% IR(Nujol)cm-1;1745、1785. 実施例 10 (3S,4R,1′R)−1−(2,4−ジメトキシベ
ンジル)−3−(1′−ハイドロキシエチル)−2
−アゼチジノン−4−カルボン酸 実施例9で得られるcisとtransの混合物である
エチルエステル(282.9g、0.746モル)をピリジ
ンに溶解し、この溶液に10〜20℃で1N−水酸化
ナトリウム(1567ml、0.746×2.1=1.567モル)を
40分で添加した。室温で一晩放置後、反応液を浴
温40℃以下で3分の2に濃縮し、ピリジンを留去
した。これを飽和炭酸水素ナトリウム水(2)
で希釈し、酢酸エチルで3回(1×2、0.5
×1)洗浄して中性部(原料)とピリジンを除い
た。次に水層を濃塩酸(500ml)でPH2とし、塩
化ナトリウムで飽和して酢酸エチル抽出3回(1
×3)、食塩水洗浄1回、硫酸マグネシウムで
乾燥して過、溶媒を減圧下蒸発すると、粘稠油
状物であるcisとtransの混合物であるカルボン酸
が得られた。243.5g。 一方、酢酸エチル洗液の中性部は10%塩酸水、
飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、食塩水でそれぞ
れ洗浄して硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マ
グネシウムを別し、溶媒を減圧下蒸発すると、
cis−エステルを5.14g回収した。 実施例 11 (3S,4R,1′R)−1−(2,4−ジメトキシベ
ンジル)−3−(1′−ハイドロキシエチル)−2
−アゼチジノン−4−カルボン酸 実施例10で回収されるcis−エチルエステル
(5.14g、0.0136モル)をピリジン(15ml)に溶
解し、これに1N−水酸化ナトリウム(28.6ml、
0.0136×2.1=0.0286モル)を添加した。その後室
温で一晩放置した。 反応液を3分の2に濃縮(浴温40℃以下)し、
これに飽和炭酸水素ナトリウム水溶液(50ml)を
添加し酢酸エチルで3回洗浄して中性部を除い
た。次に水層を濃塩酸でPH−2とし塩化ナトリウ
ムで飽和して酢酸エチルで3回抽出、食塩水洗
浄、硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネシ
ウムを別し、溶媒を減圧蒸発すると、目的とす
る粘稠油状物のcis−カルボン酸が1.26g得られ
た。収率30.1%。 実施例 12 (1R,4R,5S)−2,6−ジオキソ−7−
(2,4−ジメトキシベンジル)−3−オキサ−
7−アザビシクロ〔3,2,0〕ヘプタン (3S,4S,1′R)−1−(2,4−ジメトキシ
ベンジル)−3−(1′−ハイドロキシエチル)−
2−アゼチジノン−4−カルボン酸 実施例10で得られるcisとtransカルボン酸の混
合物(243.5g)の乾燥THF(4)溶液に濃塩
酸(2ml)を添加して一晩室温で放置した。その
後THFを浴温40〜45℃で減圧蒸発して残渣の油
状物を、酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液で3回(1×3)、食塩水で1回
洗浄し硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグネ
シウムを別し、溶媒を減圧下蒸発すると、目的
とするラクトンが90.0g得られた。 末反応のシス体をラクトンに変えるため更に同
様にして次の実験を行なつた。 炭酸水素ナトリウム溶液(洗浄液)を濃塩酸
(約300g)で酸性(PH−2)とし、塩化ナトリウ
ムで飽和して酢酸エチルで2回(1×1、750
ml×1)抽出し、食塩水で洗浄して乾燥、溶媒を
減圧下蒸発した。残渣の油状物を乾燥THF(2
)に溶解し、濃塩酸(1ml)を添加して室温で
一日放置した。次にTHFを減圧蒸発し残渣の油
状物を酢酸エチル(1.5)に溶解し、これを飽
和炭酸水素ナトリウム水溶液で3回、食塩水で1
回それぞれ洗浄して乾燥、溶媒を蒸発すると、更
にラクトン体が34.9g得られた。 同様にして、更に2回同じ操作をくりかえすと
11.0g、5.5gが得られ、合計すると141.4g得ら
れた。収率61.7%、融点87〜89℃。 (エチルエーテル) また、トランス体であるカルボン酸は65.6gを
回収した。 〔α〕23 D=−65.9゜(c=2.00・エタノール) NMR:(CDCl3)δ13.8(3H、d、J=6Hz)、
3.43(1H、dd、J=4Hz、2Hz)、3.80(3H、
s)、3.83(3H、s)、4.05(1H、d、J=4
Hz)、4.08、4.63(2H、AB−q、J=15Hz)、
4.93(1H、q.d、J=6Hz、2Hz)、6.40(1H、
dd、J=9Hz、2Hz)、6.42(1H、d、J=2
Hz)、7.15(1H、d、J=9Hz). 実施例 13 (3S,4R,1′R)−1−(2,4−ジメトキシベ
ンジル)−3−(1′−ハイドロキシエチル)−4
−アセチル−2−アゼチジノン 実施例12で得られるラクトン(133.6g、0.459
モル)の乾燥THF(1.68)溶液を−60℃に冷却
し、これに窒素ガス雰囲気下、メチルマグネシウ
ムブロマイド(918ml、0.459×2=0.918モル:
メチルマグネシウムブロマイド…約1mol/1
テトラヒドロフラン)の乾燥THF(420ml)希釈
液を−60℃〜−45℃で添加(約12分)し、−60℃
で30分攪拌した。 ここで薄層クロマトグラフイーにて、原料が残
つていないことを確認した。次に同温度で10%塩
酸(500ml)(計算量は317ml)、添加し、酢酸エチ
ル(7)で希釈、水層を分離し、有機層で飽和
重曹水で1回(300ml×1)、食塩水で1回(300
ml)、それぞれ洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥
した。活性炭処理したのち、過して溶媒を減圧
蒸発すると、目的物(ヘミアセタール体とケト体
の3:1の平衡混合物)が138g得られた。収率
97.9%。 薄層クロマトグラフイー:ベンゼン/酢酸エチル
=2/1、Rf=0.15。 実施例 14 (3S,4R,1′R)−1−(2,4−ジメトキシベ
ンジル)−3−(1′−tert−ブチルジメチルシリ
ルオキシエチル)−4−アセチル−2−アゼチ
ジノン 実施例13で得られるアルコール(ケトアルコー
ル/ヘミケタール=1/3)(138g、0.449モル)
の乾燥ジメチルホルムアルデヒド(450ml)溶液
にtert−ブチルジメチルシリルクロライド(135.4
g、0.449×2=0.898モル)を添化し、溶解させ
た。次にジメチルアミノピリジン(110g、0.449
×2=0.898モル)を添加し室温で2日間撹拌し
た。ジメチルアミノピリジンを添加した際には完
全に溶解しなかつたが、そのまま撹拌をおこなつ
た。また、この時使用したジメチルホルムアルデ
ヒドはモレキユラールシーブ(4A)で乾燥した。 2日後に、ジメチルアミノピリジン・塩酸塩の
沈澱を含む反応混合物を酢酸エチル(4)で希
釈し、5%硫酸銅水溶液で2回(600ml×2)、水
で1回(500ml×1)、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液で2回(500ml×2)、食塩水で1回(500ml
×1)、それぞれ洗浄し硫酸マグネシウムで乾燥
した。硫酸マグネシウムを去したのち、溶媒を
減圧蒸発すると、油状残渣が230g得られた。 この残渣をシリカゲル(1.4Kg)を用いたシリ
カゲルラピツドクロマトグラフイーに付して、ベ
ンゼン/酢酸エチル=9/1の混合溶媒で溶離す
ると、目的とするcisアセトキシシリル体が167.3
g得られた。収率88.4%。 薄層クロマトグラフイー:ベンゼン/酢酸エチル
=9/1 Rf=0.35。 〔α〕25 D=−20.7゜(c=1.96・EtOH). NMR(CDCl3)δ0.05(6H、s)、0.86(9H、s)、
1.25(3H、d、J=7Hz)、2.20(3H、s)、
3.32(1H、d.d J=7、6Hz)、3.74(3H、s)、
3.78(3H、s)、3.92(1H、d、J=6Hz)、
4.10、4.63(2H、AB−q、J=14Hz)、4.20
(1H、q.d、J=7、6Hz)、6.40(1H、d.d、J
=9、2.5Hz)、6.40(1H、d、J=2.5Hz)、7.06
(1H、d、J=9Hz). 実施例 15 (3S,4R,1′R)−3−(1−tert−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル)−4−アセチル−2
−アゼチジノン 実施例14で得られるcis−アセトキシジメトキ
シベンジル体(64.3g、0.153モル)のアセトニ
トリル(特級)(2.2)溶液に、水(2.2)、リ
ン酸ニカリウム(120g)、過硫酸カリウム(360
g)を添加し、アルゴン雰囲気中、油浴で65℃に
加熱撹拌した。65℃に上昇してから35、45、60分
の3回、薄層クロマトグラフイーでチエツクし、
60分後に原料が消滅していることを確認して反応
液を冷却した。 次に、アセトニトリルを浴温40〜45℃で、減圧
下、ほぼ蒸発し、残つた水層を酢酸エチルで3回
(1、500ml、500ml)抽出し、飽和重曹水で1
回洗浄し硫酸マグネシウムで乾燥した。硫酸マグ
ネシウムを去したのち、溶媒を減圧下蒸発し、
残渣の油状物(54.6g)をシリカゲル(800g)
を用いたラピツドクロマトグラフイーに付してベ
ンゼン/酢酸エチル=7/3の溶媒系で溶離する
と、目的とする遊離アミド体が30.8g得られた。
収率74.4%。 薄層クロマトグラフイー;ベンゼン/酢酸エチル
=7/3、Rf=0.4(バナジン酸検出(青色)) NMR(CDCl3)δ0.06(6H、s)、0.86(9H、s)、
1.30(3H、d、J=6Hz)、2.32(3H、s)3.52
(1H、d、d、d、J=7、6、2Hz)、4.23
(1H、d、J=6Hz)、4.28(1H、q、d、J
=6、7Hz)、6.63(1H、bs) 実施例 16 (3SR,4RS,1′RS)−1−(2,4−ジメトキ
シベンジル)−3−(1′−ヒドロキシエチル)−
4−ベンゾイル−2−アゼチジノン 実施例12で得られるラクトン体(840mg)とフ
エニルマグネシウムとを実施例13と同様に反応、
処理すると目的物が油状物として(840mg)得ら
れた。 実施例 17 (3SR,4RS,1′RS)−1−(2,4−ジメトキ
シベンジル)−3−(1′−t−ブチルジメチルシ
リルオキシエチル)−4−ベンゾイル−2−ア
ゼチジノン 実施例16で得られる油状物を実施例14と同様に
反応処理すると収率86%で目的物が得られた。 NMR(CDCl3)δppm:−0.40(3H、s)、−0.22
(3H、s)、0.63(9H、s)、1.21(3H、d、J
=6Hz)、3.31(3H、s)、3.43(1H、dd、J=
5.5、8Hz)、4.16(1H、m)、4.10、4.63(2H、
AB−q、14Hz)、4.93(1H、d、J=5.5Hz)、
6.29(1H、d、J=2Hz)、6.35(1H、dd、J=
2、7.5Hz)、7.11(1H、d、J=7.5Hz)、7.4〜
8.0(5H、m) IR νmax(film) 1750、1685cm-1 Mass m/z 438(M+)、426 実施例 18 (3SR,4RS,1′RS)−3−(1′−ヒドロキシエ
チル)−4−ベンゾイル−2−アゼチジノン 実施例16で得られる油状物を実施例15と同様に
反応、処理すると収率76%で目的物が結晶として
得られた。mp114〜116℃(クロロホルムから再
結晶) NMR(DMF−d7)δppm:1.46(3H、d、J=7
Hz)、3.5〜3.7(1H、m)、4.22(1H、d、J=
4Hz)、4.4〜4.7(1H、m)、6.45(1H、br.S)、
7.2〜7.7(5H、m) IR νmax(Nujol)3420、3315、1732、1700(sh) Mass m/z220(M++1)、219(M+) 実施例 19 (3SR,4RS,1′RS)−3−(1′−t−ブチルジ
メチルシリルオキシエチル)−4−ベンゾイル
−2−アゼチジノン 実施例17で得られる化合物を実施例15と同様に
反応、処理すると収率70%で目的物が結晶として
得られた。mp127〜128℃ NMR(CDCl3)δppm:−0.23(3H、s)、−0.16
(3H、s)、0.72(9H、s)、1.04(3H、d、J
=6Hz)、3.69(1H、t、J=5.5)、4.23(1H、
quint.J=5.5Hz)、5.16(1H、d、J=5.5Hz)、
6.3(1H、br.s)、7.4〜8.1(5H、m) IR νnax(Nujol)3240、1780、1685cm-1 Mass m/z 276(M+−57) 実施例 20 (3S,4S,1′R)−1−(2,4−ジメトキシベ
ンジル)−3−(1′−tert−ブチルジメチルシリ
ルオキシエチル)−2−アゼチジノン−4−カ
ルボン酸 実施例12で得られるtrans体のオキシ酸1.5g
(4.85mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド
DMF6mlに溶解し、t−ブチルジメチルシリルク
ロライド2.20g(3.0eq、14.6mmol)とジメチル
アミノピリジン1.75g(3.0eq、14.6mmol)を加
えて室温下一夜撹拌を続ける。酢酸エチルを加え
5%硫酸銅水溶液で2回飽和食塩水で一回洗い硫
酸マグネシウムで乾燥する。酢酸エチルを減圧下
で除くと目的とするシリル体の油状物を得る。こ
の油状物はそのまゝ次の反応に使用した。 実施例 21 (3S,4S,1R)−1−(2,4−ジメトキシベ
ンジル)−3−(1−tert−ブチルジメチルシリ
ルオキシエチル)−4−アセチル−2−アゼジ
ノン 実施例20で得られた油状物をTHF20mlに溶解
し、オキザリルクロライド1.0mlを加え室温2時
間撹拌する。減圧下溶媒を除きポンプにて十分に
乾燥させると、目的とする酸クロライドを油状物
として得る。このものはそのまゝ次の反応に使用
した。 上で得られる酸クロライドを20mlのTHFに溶
解し、この溶液を15mmolメチルマグネシウムブ
ロマイドの1mol濃度THF溶液に氷冷下1.37gの
塩化カドミウム(7.5mmol)を加え室温1時間
撹拌して得られるジメチルカドミウム7.5mmol
のTHF溶液に氷冷下加える。室温で1.5〜2時間
撹拌した後氷冷し、10%硫酸銅水溶液を加え、過
剰のジメチルカドミウムをこわし、酢酸エチルで
抽出する。重曹水、飽和食塩水洗いし、硫酸マグ
ネシウムで乾燥する。活性炭で脱色した後酢酸エ
チルを減圧下除くと、1.358gを粗油状物として
得る。このものをpreparative TLCにて精製す
ると、831mgのtrans体の目的物を得る。参考例27
の原料であるtrans体のハイドロキシカルボン酸
より収率は45%である。 NMRδ(CDCl3) 0.04(6H、s)、0.80(9H、
s)、1.20(3H、d、J=6Hz)、2.05(3H、
s)、2.95(1H、dd、J=2.5、4Hz)、3.73
(3H、s)、3.78(3H、s)、4.00(1H、d、J
=2.5Hz)、4.21(1H、qd、J=6、4Hz)、
4.20、4.54(2H、AB−q、J=15Hz)、6.39
(1H、dd、J=2、9Hz)、6.39(1H、d、J
=2Hz)、7.11(1H、d、J=9Hz) MS.m/e 421(M+)、364(M+−C4H9) IR(film) 1760、1718、1616、1590cm-1 実施例 22 (3S,4S,1′R)−1−(2,4−ジメトキシベ
ンジル)−3−(1′−tert−ブチルジメチルシリ
ルオキシエチル)−4−アセチル−2−アゼチ
ジノン 氷冷下、窒素気流中、沃化銅(477mg)を乾燥
エーテル(5ml)に懸濁する。これにメチルリチ
ウム(3.5ml(1.6molエーテル溶液))を加え5〜
10分後−78℃に冷却する。この溶液に実施例21で
得られる酸クロライド(221mg)のエーテル/
THF(4/1、2.5ml)溶液を滴下し、15分後メ
タノール(1ml)を加える。、反応液に酢酸エチ
ルを加え水、食塩水の順で洗い、硫酸マグネシウ
ムで乾燥し、溶媒を留去すると油状物が得られ
る。これをシリカゲル薄層クロマトグラフイーで
精製する(シクロヘキサン/酢酸エチル=3/
1)と標記化合物187mgが得られる。 実施例 23 (3S,4S,1′R)−3−(1′−tert−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル)−4−アセチル−2
−アゼチジノン 2,4−ジメトキシベンジル体792mgをアセト
ニトリル30mlと水30mlに溶解し、更に
K2HPO41.6gとK2S2O84.8gを加えアルゴン気流
中70℃1時間撹拌を続ける。減圧下溶媒を半量ま
で濃縮し、酢酸エチルで抽出する。重曹水、食塩
水洗いして硫酸マグネシウム乾燥する。減圧下酢
酸エチルを除くと油状物が残る。このものをカラ
ムクロマトグラフイー(シリカゲル)にて精製す
ると、目的物が416mg(収率82%)得られる。放
置すると結晶化する。融点72〜73℃(n−ヘキサ
ン) NMRδ(CDCl3) 0.11(6H、s)、0.91(9H、
s)、1.30(3H、d、J=6Hz)、2.26(3H、
s)、3.10(1H、m)、4.1−4.5(2H、m)、6.55
(1H、bs) 参考例 1 N−ジエチルマロニル−N−(2,4−ジメト
キシベンジル)−1−ブロム−2−アセトキシ
ブチルアミド ジエチルマロニル−2,4−ジメトキシベンジ
ルアミン160g(0.49mol)のTHF1.4の溶液に
エリスロ−β−アセトキシ−α−ブロムブチリル
クロライド132g(0.54mol)のTHF200ml溶液を
室温下加える。この混合溶液にトリエチルアミン
55g(0.54mol)のTHF200ml溶液を水冷(約15
℃)下撹拌しながら徐々に加える。直ちにトリエ
チルアミン塩酸塩が析出する。一夜室温に放置
し、トリエチルアミン塩酸塩を去し、液を減
圧下約800mlまで浴温40℃以下で濃縮する。これ
に1.5の酢酸エチルを加え、10%塩酸、重曹水、
飽和食塩水、で2回ずつ洗浄し、無水硫酸マグネ
シウムで乾燥してのち、活性炭で脱色する。溶媒
を減圧下除くと、254gの標記化合物が得られる。 IR(film) 1747、1670、1613、1590cm-1 NMRδ(CDCl3) 1.14(6H、t、J=7Hz)、
1.40(3H、d、J=6Hz)、2.03(3H、s)、
3.72(3H、s)、3.76(3H、s)、3.7〜4.3(2H+
1H、m)、4.60(2H、bs)、4.88(1H、s)、5.31
(1H、m)、6.35〜6.55(2H、m)、7.18(1H、
d、J=11Hz) 参考例 2 (2S,3R)−N−tert−ブトキシカルボニルメ
チル−N−(2,4−ジメトキシベンジル)−2
−ブロモ−3−ヒドロキシブチリルアミド (2S,3R)−2−ブロモ−3−ヒドロキシ酪
酸、1.83g(10mmol)とtert−ブトキシカルボ
ニルメチル−(2,4−ジメトキシベンジル)ア
ミン2.81g(10mmol)を30mlのTHFに溶解した
混合溶液にN,N′−ジシクロヘキシルカルボジ
イミド(DCC)2.06g(10mmol)を加え室温で
15分間撹拌する。析出するDCC・H2Oを去し、
液を濃縮しシリカゲルカラムクロマトグラフイ
ー(ヘキサン−酢酸エチル2:1溶出)にて精製
し、3.85g(収率86%)の標記化合物を得る。 IR νmax(film) 3430、1740、1640、1615、
1590cm-1 NMRδ(CDCl3) 1.28(3H、d、J=6Hz)、
1.45(9H、s)、3.81(6H、s)、3.9〜5.0(6H、
m)、6.35〜6.6(2H、m)、7.05(1H、d、J=
8.5Hz) MS m/e 447(M+、 81Br)445(M+、
79Br)、366、348、293、281、…. 参考例 3 (2R,3R)−2−ブロモ−3−ヒドロキシ酪
酸 D−アロスレオニン(247g、2.07mol)と臭
化カリウム(862g、2.07×3.5=7.25mol)の混
合物に1.25M−硫酸(4.3)を添加し、次にこ
の溶液氷冷下亜硝酸ナトリウム(228g、2.07×
1.6=3.31mol)の結晶を徐々に添加した。氷浴を
除き、15℃まで上昇させたのち室温で2.5時間撹
拌した。 反応混合物を塩化ナトリウムで飽和し、エチル
エーテルで4回抽出、硫酸マグネシウムで乾燥し
過して、溶媒を浴温40℃以下で減圧蒸発した。
減圧ポンプで十分に乾燥すると、黄色油状物のブ
ロマイド化合物を286g(75%)得られた。 NMR(CDCl3)δ:1.45(3H、d、J=6Hz)、
4.0〜4.5(2H、m)、7.3(2H、s、OH、
COOH). 参考例 4 (2R,3R)−2−ブロモ−3−tert−ブチルジ
メチルシリルオキシ酪酸 参考例3で得られる3−ヒドロキシ化合物
(91.5g、0.5mol)の乾燥ジメチルホルムアミド
(300ml)溶液に、tert−ブチルジメチルシリルク
ロライド(166g、0.5×2.2=1.1mol)を混合し、
この氷冷溶液のトリエチルアミン(109g、0.5×
2.15=1.08mol)を添加した。 この反応混合物を室温で一晩撹拌したのち酢酸
エチル(2.2)で希釈し、飽和硫酸銅溶液、水、
食塩水の順でそれぞれ洗浄して硫酸マグネシウム
で乾燥した。次に、硫酸マグネシウムを去し、
溶媒を減圧蒸発し、その後、浴温60〜65℃で十分
に減圧蒸発してDMFを留去すると、橙色油状物
の標記シリル化合物が158g(定量的)得られた。 NMR(CDCl3)δ:0.10(6H、s)、0.98(9H、
s)、1.36(3H、d、J=6Hz)、3.9〜4.5(2H、
m) 参考例 5 (2R,3R)−2−ブロモ−3−tert−ブチルジ
メチルシリルオキシブチリルクロライド 参考例4で得られるカルボン酸(158g、
0.53mol)の乾燥THF(1)溶液に、水冷下
(20℃)オキザリルクロライド(174.6g、0.53×
2.6=1.38mol)を添加したのち、少量(ピペツト
1滴)のDMFを加えて3時間還流した。 反応混合物を冷去したのち、浴温30℃で減圧蒸
発すると、標記酸クロライド化合物が136g(81
%)得られた。 NMR(CDCl3)δ:0.1(6H、s)、0.86(9H、
s)、1.38(3H、d、J=6Hz)、4.1〜4.6(2H、
m) 参考例 6 (2R,3R)−2−ブロモ−3−tert−ブチルジ
メチルシリルオキシ−N−(2,4−ジメトキ
シベンジル)−N−ジエチルマロニルブチルア
ミド ジエチルN−2,4−ジメトキシベンジルアミ
ノマロネート(115.6g、0.36mol)の乾燥THF
(700ml)溶液に、15℃に冷却下参考例5で得られ
るブロモブチリルクロライド(112.1g、
0.36mol)の乾燥THF(100ml)溶液を一気に混合
した。 次に反応温度を15℃に保持しながらトリエチル
アミン(35.9g、0.36mol)の乾燥THF(100ml)
溶液を添加した。反応混合物を室温で1.5時間撹
拌したのち、塩酸塩を去、乾燥THFで塩酸塩
を洗浄して、浴温40℃以下で溶媒を減圧蒸発し
た。この油状残渣を酢酸エチル(1.3)で希釈
し、希塩酸(<10%)、飽和炭酸水素ナトリウム、
食塩水の順でそれぞれ洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥した。硫酸マグネシウムを去し、溶媒を
浴温40℃以下で減圧蒸発すると、黒色油状物の標
記ブチリルアミド化合物が220g得られた。 融点 89〜90℃(エタノール) 〔α〕25 D=−17.7゜(C=1.0、CHCl3) NMR(CDCl3)δ 0.1(6H、s)、0.9(9H、s、
tBu(CH3)2−)、1.06(3H、t、J=7Hz、
CH3CH2−)、1.25(3H、t、J=7Hz)、1.34
(3H、d、J=6Hz)、3.78(3H、s)、3.80
(3H、s)、3.9−4.5(1H、m)、4.20(2H、q、
J=7Hz)、4.22(2H、q、J=7Hz)、4.69
(2H、s)、5.62(1H、s)、6.38(1H、d.d、J
=2、9Hz)、6.38(1H、d、J=2Hz)、7.22
(1H、d、J=9Hz). 参考例 7 (2R,3R)−2−ブロモ−N−(2,4−ジメ
トキシベンジル)−N−ジエチルマロニル−3
−ヒドロキシ ブチリルアミド 参考例6で得られるシリル化合物(3.18g、
5.26mmol)のエタノール(200ml)溶液に、氷
冷下10%塩酸(80ml)を添加した。反応混合物を
室温で1時間撹拌したのち、酢酸エチルで希釈
し、水洗、食塩水洗浄して硫酸マグネシウムで乾
燥した。溶媒を減圧下蒸発し、残渣の油状物をシ
リカゲル(135g)を用いたラピツドクロマトグ
ラフイーに付して、シクロヘキサン−酢酸エチル
(6−4)で溶離した。 その結果、標記ヒドロキシ化合物を1.4g(54
%)得た。 IR νmax(film) 3500、1750、1660、1620、
1590cm-1. NMR(CDCl3)δ 1.16(3H、t、J=7Hz)、
1.22(3H、t、J=7Hz)、1.40(3H、d、J=
6Hz)、3.78(3H、s)、3.8〜4.6(1H、m)、
3.82(3H、s)、4.07(2H、q、J=7Hz)、
4.10(2H、q、J=7Hz)、4.40(1H、d、J=
4Hz)、4.24、4.85(2H、ABq、J=16Hz)、
4.62(1H、s)、6.40(1H、dd、J=2、9Hz)、
6.40(1H、d、J=2Hz)、7.12(1H、d、J=
9Hz). 参考例 8 (2R,3R)−2−ブロモ−3−ヒドロキシ酪
酸 (2R,3R)−スレオニン(300g、2.52モル)
と、臭化カリウム(1050g、2.52×3.5=8.82モ
ル)の混合物に氷冷下、氷冷1.25N−硫酸(5.2
)を加えた。この氷冷溶液に亜硫酸ナトリウム
(278g、2.52×1.6=4.03モル)の結晶を90分かけ
て添加した。その間の温度は、0℃から14℃に上
昇し、NO2ガスが激しく発生した。氷浴をはず
し、15℃まで上昇させたのち、室温で2.5時間撹
拌した。 反応混合液を食塩(2Kg)で飽和し(NO2ガ
ス発生)、エチルエーテルで4回抽出(1.2×
4)、硫酸マグネシウムで乾燥し過して、溶媒
を浴温40℃以下で減圧蒸発した。減圧ポンプでよ
く乾燥すると、黄色油状物のブロマイドが、350
g得られた。収率84.1%。 参考例 9 (2R,3R)−2−ブロモ−3−アセトキシ酪
酸 参考例8で得られるブロマイド(350g、1.91
モル)の乾燥塩化メチレン(1)にアセチルク
ロライド(345g、1.91×2.3=4.39モル)を混合
し、この氷冷溶媒に、ピリジン(325g、1.91×
2.15=4.11モル)の乾燥塩化メチレン(1)溶
液を滴加(温度、5〜12℃、滴加時間50分)し、
氷冷、室温それぞれ1時間ずつ撹拌した。反応混
合物を希塩酸(濃塩酸/水=1/2)で、洗浄
(1×1)し、水洗(500ml×1)、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。 次に、塩化メチレンを浴温40℃以下で減圧蒸発
したのち、THF/水=1/1の混合物を1.5添
加して室温で4時間撹拌した。反応溶液から浴温
30℃でTHFを減圧下蒸発し、水層を塩化ナトリ
ウム(300g)で飽和し、エチルエーテルで3回
抽出(500ml×3)、食塩水で1回洗浄して硫酸ナ
トリウムで乾燥した。硫酸ナトリウムを過し、
溶媒を浴温30℃で減圧下蒸発したのちクロロホル
ムを加えて酢酸を共沸して(500ml×3)除き十
分乾燥すると、標記化合物が406.5g得られた。 NMR(CDCl3)δ:1.45(3H、d、J=6Hz)、
2.06(3H、s)、4.35(1H、d、J=7Hz)、
5.25(1H、q、d、J=6、7Hz)、8.36(1H、
s). 〔α〕24 D=+9.54゜(c=1.87・EtOH) 参考例 10 (2R,3R)−2−ブロモ−3−アセトキシブ
チリルクロライド 参考例9で得られるカルボン酸(445g、1.98
モル)の乾燥塩化メチレン(1.59)溶液に塩化
チオニル865g(1.98×3.67=7.27モル)を2〜3
分で滴加し、のち8時間還流した。塩化メチレ
ン/塩化チオニル=3/1の割合が反応を進行さ
せるための適当な温度であつた。また塩化チオニ
ルは当量以上は必要であつた。 次に反応混合物より、水流減圧ポンプで、溶
媒、塩化水素、塩化チオニル等を蒸発し、ほぼ蒸
発したのちベンゼンを加えて2回共沸した。この
ものを減圧ポンプで十分に乾燥すると、標記酸ク
ロライドが427g得られた。収率88.7%。 NMR(CDCl3)δ:1.44(3H、d、J=6Hz)、
2.07(3H、s)、4.60(1H、d、J=8Hz)、
5.26(1H、q、d、J=6、8Hz). 参考例 11 (2R,3R)−N−2,4−ジメトキシベンジ
ル−N−ジエチルマロニル−2−ブロモ−3−
アセトキシブチリルアミド ジエチルN−2,4−ジメトキシベンジルアミ
ノマロネート(266g、0.867×0.944=0.818モル)
の乾燥THF(2.3)溶液に、15℃に冷却下参考
例10で得られるアセトキシブロモブチリルクロラ
イド(211g、0.867モル)の乾燥THF溶液を一
気に添加した。この時の温度は28℃まで上昇し
た。 次に反応温度を13〜15℃に保持しながらトリエ
チルアミン(87.7g、0.867モル)の乾燥THF溶
液を40分をついやして滴加した。滴加と共にトリ
エチルアミンの塩酸塩が沈澱し、温度の上昇はほ
とんどなかつた。また、トリエチルアミンはブチ
リルクロライドと等モル加え、多くなりすぎぬ様
注意した。 この反応混合物を室温で一晩放置したのち(3
時間では収率が下がつた)、塩酸塩をグラスフイ
ルターで過し、乾燥THFで2〜3回ゆるやか
に吸引しながら洗浄し、次いで浴温40℃以下で溶
媒を減圧蒸発した。約1.3まで濃縮したものを
酢酸エチル(2.4)で希釈し、 *希塩酸で2回
(250ml×2)、炭酸水素ナトリウム水溶液で2回、
食塩水で1回それぞれ洗浄し、硫酸ナトリウムで
乾燥した。硫酸ナトリウムを去し、溶媒を浴温
40℃以下で減圧蒸発すると、標記化合物が431g
得られた。収率93.5%。*濃塩酸100ml+水400
ml。 参考例 12 トランス−1−(2,4−ジメトキシベンジル)
−3−(1′−アセトキシエチル)−4−(1−オ
キソ−2−ジアゾエチル)アゼチジン−2−オ
ン 実施例4で得られるカルボン酸160mgをTHF4
mlに溶解し、オキザリルクロライド0.15mlを加え
1時間、還流させる。減圧にて溶媒を除き、残る
油状物を4mlのTHFに溶解し、氷冷した過剰の
ジアゾメタンのエーテル溶液に撹拌しながら滴下
する。滴下後、室温で30分撹拌し、減圧下、溶媒
を除くと油状物が得られる。薄層クロマトグラフ
イーにて精製する(ベンゼン−酢酸エチル=2−
1で展開する。)と標記ジアゾケトンが114mg結晶
として得られる。 融点 69.5〜71℃ NMRδ(CDCl3) 1.25(3H、d、J=6.5Hz)、
1.87(3H、s)、3.17(1H、dd、J=2.5、6.5
Hz)、3.76(6H、s)、4.06、4.56(2H、AB−
q、J=15Hz)、5.13(1H、quintet、J=6.5
Hz)、5.35(1H、s)、6.4〜6.6(2H、m)、7.15
(1H、d、J=9Hz) 元素分析値 C18H21O6N3として 計算値:C、57.59;H、5.64;N、11.20 実測値:C、57.61;H、5.62;N、11.22 参考例 13 トランス−1−(2,4−ジメトキシベンジル)
−3−(1′−アセトキシエチル)−4−カルボキ
シメチルアゼチジン−2−オン 参考例12で得られるジアゾケトン82mgをジオキ
サン3ml−水3mlにパイレツクス試験管中溶解
し、高圧水銀灯(450W)で75分間、水冷下、光
照射する。酢酸エチルを加え、酸性部を重曹で抽
出する。水層は塩酸で酸性とし、酢酸エチルで抽
出し、飽和食塩水で洗い、無水硫酸マグネシウム
で乾燥する。溶媒を除くと、82mgの結晶が得られ
る。 融点 109.5〜110.5℃(酢酸エチルより再結晶 IR νmax(Nujol) 1735、1704、1615、1587cm
-1 NMRδ(CDCl3) 1.32(3H、d、J=6.5Hz)、
2.46(1H、dd、J=8.5、16Hz)、2.81(1H、dd、
J=4.5、16Hz)、3.06(1H、dd、J=1.5、8
Hz)、3.71(1H、ddd、J=1.5、4.5、8.5Hz)、
3.82(3H、s)、3.84(3H、s)、4.10、4.52
(2H、AB−q、J=15Hz)、5.16(1H、dq、J
=8、6.5Hz)、6.46(1H、dd、J=2.5、9Hz)、
6.47(1H、d、J=2.5Hz)、7.17(1H、d、J
=9Hz) 元素分析値 C18H23O7Nとして 計算値:C、59.18;H、6.33;N、3.83 実測値:C、59.11;H、6.29;N、3.96 参考例 14 3−(1−アセトキシエチル)−1−(2,4−
ジメトキシベンジル)−4−(2−ヒドロキシエ
チル)−2−アゼチジノン 参考例13で得られたカルボン酸(10mmol)と
メチルクロロホルメート(960mg)をTHF(20ml)
に溶かし、窒素気流中、−20℃に冷却し、ピリジ
ン(780mg)のTHF(10ml)を加え、10分間この
温度に保つ、反応液を手早く瀘過する。瀘液をソ
ジウムボロンハイドライド(750mg)の水−THF
(20ml/20ml)溶液に−15℃で滴下する。この溶
液をこの温度に15分間保つ。反応液に希塩酸を加
え酸性とし酢酸エチルで抽出する、抽出液を重曹
水、食塩水の順で洗い、乾燥(MgSO4)後シリ
カゲルクロマトグラフイー精製すると標記化合物
が得られる。 IRスペクトル(CHCl3)cm-1:1750 参考例 15 (3R,4S,1′R)−3−(1′−tert−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル)−4−アセトキシ−
2−アゼチジノン 実施例16で得られるcis−アセチル体(84.1g、
0.139モル)のクロロホルム(特級1.7)溶液に
m−クロル過安息香酸(280g)を溶解し、光を
しや断して89時間放置した。その間のNMRで反
応の進行状況をチエツクした結果は次のとおりで
あつた。(NMRチユーブで経時変化を測定し
た。) 17時間 アセチル体/アセトキシ体=1/2 24 〃 〃 / 〃 =1/3 89 〃 〃 / 〃 =1/22 反応混合物から浴温40℃でクロロホルムを減圧
下蒸発し、残渣を酢酸エチル(3)で希釈し
た。次いで、10%亜硫酸水素ナトリウム水溶液で
3回、(500ml×3)、飽和炭酸水素ナトリウム水
溶液で7回(700ml×7:洗浄液を濃塩酸で酸性
にして安息香酸の白色沈澱がでなくなるまで)、
食塩水で1回(500ml×1)洗浄し、硫酸マグネ
シウムで乾燥した。10%亜硫酸水素ナトリウムで
洗浄する際には発熱するため冷却した。硫酸マグ
ネシウムを去し、溶媒を浴温45〜50℃で減圧下
蒸発したのち十分に油状物のcis−アセトキシ体
を減圧ポンプで引き、標記化合物を85.1g得た。
収率95.6%。 この油状物の一部をn−ヘキサンで再結晶し
た。0℃中に放置して析出した結晶を冷時過す
ると融点52−53℃の針状晶が得られた。薄層クロ
マトグラフイー:ベンゼン/酢酸エチル=7/
3Rf=0.7(バナジン酸検出)。 〔α〕23 D=−119.1゜(c=2.00、EtOH) NMR(CDCl3)δ 0.12(6H、s)、0.83(9H、
s)、1.37(3H、d、J=6Hz)、2.14(3H、
s)、3.35(1H、d、d、d、J=9、5、2
Hz)、4.35(1H、q、d、J=6、9Hz)、5.84
(1H、d、J=5Hz)、6.90(1H、br.s、NH) 参考例 16 (3R,4R,1′R)−3−(1′−tert−ブチルジメ
チルシリルオキシエチル)−4−アセトキシ−
2−アゼチジノン 実施例25より得られるtrans−アセチル体320mg
をクロロホルム5mlに溶解し、m−クロル過安息
香酸1.0gを加え、暗所にて二日間室温に放置す
る。酢酸エチルを加え10%Na2SO3で5〜6回洗
い完全に過安息香酸と安息香酸を除く。食塩水洗
いし硫酸マグネシウムで乾燥する。減圧下酢酸エ
チルを除くと、標記transアセトキシ体を285mg結
晶として得る。 融点 101〜103℃(n−ヘキサン) 〔α〕25 D+47.9゜(c=1.0、CHCl3) IR νmax(Nujol) 3200、1785、1745cm-1. MS.m/e230(M+−C4H9)、188、144… NMRδ(CDCl3)、0.07(6H、s)、0.85(9H、s)、
1.24(3H、d、J=6.5Hz)、2.12(3H、s)、
3.22(1H、dd、J=1、3Hz)、4.24(1H、q.d、
J=6.5、3Hz)、5.89(1H、d、J=1Hz). 参考例 17 (3SR,4RS,1′RS)−3−(1′−t−ブチルジ
メチルシリルオキシエチル)−4−ベンゾイル
オキシ−2−アゼチジノン 実施例20で得られるベンゾイル体を参考例16と
同様に反応、処理すると収率57%で標記化合物が
得られた。 NMR(CDCl3)δppm:0.09(3H、s)、0.12(3H、
s)、0.89(9H、s)、1.45(3H、d、J=6
Hz)、3.5〜3.9(1H、m)、4.4〜4.7(1H、m)、
6.28(1H、d、J=4Hz)、6.95(1H、br.s)、
7.4〜8.0(5H、m) 参考例 18 (3SR,4RS,1′RS)−3−(1′−ヒドロキシエ
チル)−4−ベンゾイルオキシ−2−アゼチジ
ノン 実施例19で得られるベンゾイル体を参考例16と
同様に反応、処理すると収率74%で標記化合物が
得られた。 NMR(CDCl3)δppm:1.51(3H、d、J=6
Hz)、3.45〜3.75(1H、m)、4.3〜4.7(1H、m)、
6.20(1H、d、J=4Hz)、7.4〜8.0(5H、m)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 式 (式中、R1は水素原子または水酸基の保護基を
示し、R2は水素原子または窒素原子の保護基を
示し、R3およびR4は同一または異なつて水素原
子、カルボキシル基、保護されたカルボキシル
基、アシル基またはシアノ基を示す。ただしR3
とR4がともに水素原子である場合を除く。)を有
するβ−ラクタム化合物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62050951A JPS6345250A (ja) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | β−ラクタム化合物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62050951A JPS6345250A (ja) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | β−ラクタム化合物 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3047780A Division JPS56142259A (en) | 1980-03-11 | 1980-03-11 | Beta-lactam compound and its preparation |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6345250A JPS6345250A (ja) | 1988-02-26 |
| JPH0142946B2 true JPH0142946B2 (ja) | 1989-09-18 |
Family
ID=12873132
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62050951A Granted JPS6345250A (ja) | 1987-03-05 | 1987-03-05 | β−ラクタム化合物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6345250A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2590429B2 (ja) * | 1994-03-08 | 1997-03-12 | 工業技術院長 | β‐ラクタム誘導体及びその製造方法 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS557251A (en) * | 1978-07-03 | 1980-01-19 | Sankyo Co Ltd | Preparation 2-azetidinone derivative |
| US4174316A (en) * | 1978-08-14 | 1979-11-13 | Merck & Co., Inc. | 4-Iodomethylazetidin-2-one |
-
1987
- 1987-03-05 JP JP62050951A patent/JPS6345250A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6345250A (ja) | 1988-02-26 |
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