JPH0143406Y2 - - Google Patents

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JPH0143406Y2
JPH0143406Y2 JP13575384U JP13575384U JPH0143406Y2 JP H0143406 Y2 JPH0143406 Y2 JP H0143406Y2 JP 13575384 U JP13575384 U JP 13575384U JP 13575384 U JP13575384 U JP 13575384U JP H0143406 Y2 JPH0143406 Y2 JP H0143406Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はフローテイングゾーン法による単結晶
の製造等に用いられる輻射線加熱装置に関するも
のである。
(従来技術とその問題点) 輻射線加熱装置は、回転楕円面鏡からなる反射
鏡の一方の焦点に熱光源ランプを置き、もう一方
の焦点に試料をおいて熱光源から出た光(輻射
線)を試料側の焦点に集光し、試料を加熱するも
のである。この装置には反射鏡を1個の回転楕円
面のみで構成する単楕円型、反射鏡が2個の回転
楕円面の組合わせで構成される双楕円型、更に反
射鏡を3個以上の回転楕円面の組合わせで構成す
る多楕円型がある。
輻射線加熱装置では通常FZ法による結晶成長
を行なうために使用される。この場合には種とな
る単結晶と育成する結晶の素材を供給するための
素材棒とをそれぞれ試料として炉内に装着する。
本考案はこれらの試料の装着のための試料ホルダ
ーの構造に関するものである。
次に従来の輻射線加熱装置の構造及び欠点を図
に従つて説明する。
第3図は、ジヤーナル オブ クリスタル グ
ロース(Jounal of Crystal Grouth62(1983)
475ー480)に示された従来構造を有する単楕円型
の輻射線加熱装置の主要部の概念図である。
図において、201が反射鏡であり、その反射
鏡面202は焦点F1′,F2′をもつ回転楕円面であ
る。203は反射鏡面202の一方の焦点F1′に
おかれた熱光源としてのハロゲンランプである。
204は上側試料であり、結晶素材を棒状にした
もので、205は下側試料であり種結晶である。
206は加熱されて融液になつている溶融域(モ
ルテンゾーン)である。また207は透明なガラ
スでできた炉心管である。
上側試料204は細い金属線208で上試料ホ
ルダ209に釣り下げられ、上試料ホルダ209
は上シヤフト210に固定されており、また下側
試料205は下試料ホルダ211を介して下シヤ
フト212に固定されている。また上シヤフト2
10及び下シヤフト212はそれぞれ独立した回
転構構(図示せず)により、互いに独立にシヤフ
ト軸まわりに回転する。
第4図は従来の輻射線加熱装置で使用されてい
る試料ホルダの構造を示す説明図である。
図において304は上側試料、305が下側試
料であり、308は金属線で白金線やニツケル線
などが用いられ、309が上試料ホルダで上シヤ
フト310とネジ結合されている。また305は
下側試料で下試料ホルダ311に白金等の金属線
でゆわえつけられており、下試料ホルダ311は
下シヤフト312にネジ結合されている。ここで
上試料ホルダ309には回転自在なフツク313
が組込まれており、上側試料204は金属線30
8により、このフツク313から釣り下げられ
る。
FZ法による結晶成長を行なうには、互いに対
向している上側試料304の下部と下側試料30
5の上部を反射鏡(図示せず)で集光した熱光線
で加熱溶融し、第1図に示したような溶融域を形
成させる。この場合溶融域は融液の表面張力のみ
で自重を保持し、その形状を維持しているのであ
るから、上側試料304の中心軸と下側試料30
5の中心軸が上シヤフト310及び下シヤフト3
12の中心軸であるZ′軸と一致していないと融液
を保持する力のバランスがくずれ、溶融域が流れ
落ちてしまう。
このため、上側試料304及び下側試料305
を中心軸が一致するようにそれぞれ上試料ホルダ
309及び下試料ホルダ311にとりつけること
が必要となる。特に上側試料304の中心軸合わ
せが重要である。
第5図は上側試料304の中心軸が傾いた状態
を示す説明図である。上側試料を普通に釣り下げ
たのでは、第5図に示すように、上側試料が傾
き、上側試料の重心GはZ′軸上にあつても試料端
面の中心はZ′軸から外れることになる。従つて釣
り下げに使用している金属線308の形状を調整
して第4図のように上側試料304の中心軸を
Z′軸に一致させることが必要であり、この調整作
業は輻射線加熱装置を使用して結晶成長を行う場
合、作業者が行なわねばならない重要な作業で、
非常な熟練と時間を要する。
しかしながら、この従来構造においては結晶成
長中に溶融域が固化してしまつた場合に、下側試
料305が回転していても上側試料ホルダ309
のフツク313の部分が自由回転してすべるため
試料を破損することがない。このような試料破損
防止の機能を満たす必要から、第4図に示す構造
の試料ホルダが使用されていた。このため従来の
輻射線加熱装置では試料の中心軸合せのための熟
練を要する煩雑な作業が必要であつた。
(考案の目的) 本考案の目的は、このような従来の欠点を除去
せしめて炉を操作する作業者が特別な調整作業を
しなくても試料が所定の姿勢に装着でき、なおか
つシヤフト軸まわりに自由回転が可能な構造を有
する試料ホルダを備えた輻射線加熱装置を提供す
ることにある。
(考案の構成) 本考案によれば円柱状の試料取付部と、これよ
り径の細い円柱状のロツド部からなる試料固定シ
リンダと、その外径に合わせた内径をもつケース
シリンダとがロツド部の先端にはめ込んだ止め輪
により回転自由に固定されている構造を有する試
料ホルダを備えたことを特徴とする輻射線加熱装
置が得られる。
(構成の詳細な説明) 本考案は上述の構成をとることにより、従来の
問題点を解決した。
すなわち、無機接着剤等により、試料を接着固
定する試料固定シリンダがケースシリンダの内壁
を摺動面として自由に回転できるようにケースシ
リンダに取りつけられることで、溶融域が固化し
た時に上シヤフトまたは下シヤフトの回転により
試料を破損しないためのスリツプ機能を持たせ
た。
また、試料と試料固定シリンダをあらかじめ中
心軸を一致させて接着固定しておく構造を選ぶこ
とにより、試料を装置に取りつける時点における
煩雑な試料姿勢の調整作業を無くすことに成功し
た。
(実施例) 以下、本考案の実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
第1図は本考案の実施例に使用する試料ホルダ
を示す断面図であり、第2図は第1図の試料ホル
ダを用いた本考案の一実施例を示す単楕円型の輻
射線加熱装置の主要部を断面にした側面図であ
る。
図において101が反射鏡であり、その反射鏡
面102は焦点F2,F2をもつ回転楕円面である。
103は反射鏡面102の一方の焦点F1におか
れた熱光源としてのハロゲンランプである。10
4は上側試料、105は下側試料であり、106
は溶融域(モルテンゾーン)であり、107は石
英等の透明ガラスでできた炉心管である。
上側試料104は上試料ホルダ109により、
上シヤフト110に固定されており、また下側試
料105は下試料ホルダ111を介して下シヤフ
ト112に固定されている。また上シヤフト11
0及び下シヤフト112はそれぞれ独立した回転
機構(図示せず)により、互いに独立にシヤフト
軸まわりに回転する。
上試料ホルダ109は試料固定シリンダ11
4、ケースシリンダ115、座金116及び止め
輪117からなり、また試料固定シリンダ114
は円柱状の試料取付部118とこれより径の細い
円柱状のロツド部119からなる。試料固定シリ
ンダ114の試料取付部118の側には上側試料
104がスミセラムなどの無機接着剤120によ
り固定されており、上側試料104と試料固定シ
リンダ114とは、両者を嵌合によるはめ合わせ
で組立てるか、両者を接着固定後に上側試料10
4を整形加工するなどの方法により、それぞれの
中心軸が同一軸上にあるように構成されている。
また試料固定シリンダ114は、その外形に一致
した内径をもつケースシリンダ115の中にはめ
込まれ、座金116と止め輪117により、回転
自由な状態でケースシリンダ115に結合されて
いる。ケースシリンダ115はねじ部121を有
し、これにより上シヤフト110に結合される。
上試料ホルダ109はこのような構造を有して
いるため上試料ホルダ190の中心軸と上側試料
の中心軸は一致しており、またケースシリンダ1
15に対して上側試料104は自由に回転でき
る。
次に本実施例を用いて、FZ法による結晶成長
を行なう手順について述べる。まず、下側試料1
05として種結晶を用い、上側試料104として
種結晶と同じ組成の素材棒を用意する。上側試料
104と上試料ホルダ109をあらかじめ第1図
に示したように結合しておき、これを一体として
上シヤフト110に取りつける。また下側試料1
05も下試料ホルダ111を使つて下シヤフト1
12にとりつける。次に第2図に示すように上側
試料104の端面と下側試料105の端面をF2
点で対向するように配置し、ハロゲンランプ10
3を点灯し、その光をF2点に集光して、上側試
料104と下側試料105の間に溶融域106を
形成させる。更に上シヤフト110と下シヤフト
112を互いに逆方向に回転して溶融域106の
融液を攬拌しながら、反射鏡101をZ方向に移
動させ、溶融域106をZ方向に移動させるここ
で単結晶の成長を行なう。
この場合、本実施例によれば、上側試料104
を上シヤフトに取りつける際に操作者は上試料ホ
ルダ109を上シヤフト110にねじ込むだけ
で、特別な調整作業を行なわなくとも上側試料の
中心軸が上下のシヤフトの中心であるZ軸と一致
し、従来必要であつた煩雑で時間のかかる試料姿
勢の調整作業が不要となる。
更に結晶成長中に溶融域が固化してしまつた場
合にも、上試料ホルダ109の試料固定シリンダ
114とケースシリンダ115がスリツプして自
由回転するため、回転方向の異なる上シヤフトと
下シヤフトの回転で生ずるねじり力が試料に加わ
ることはなく、溶融域が固定した場合にも試料が
破損することはない。
(考案の効果) 以上述べてきたように、本考案を実施すれば、
試料を装置に取りつける際の試料姿勢の調整作業
が不要になり、操作者の労力を著るしく軽減で
き、また操作者の熟練も不要となり、結晶成長の
作業が円滑化できるなどの効果がある。しかも、
結晶成長中に溶融域が固化した場合の試料破損防
止の機能も同時に実現できる。
なお、以上の説明では上試料ホルダとして、第
1図に示す構造のホルダーを使用した実施例に従
つて説明してきたが、第1図に示す如き構造の試
料ホルダを下試料ホルダに使用した場合でも、あ
るいは上試料ホルダ及び下試料ホルダの双方に使
用した場合でも本考案は適用でき、同様の効果を
生ずることは明白である。
また、ここでは単楕円型の輻射線加熱装置につ
いて説明したが、双楕円型あるいは多楕円型の輻
射線加熱装置についても本考案は適用でき、同様
の効果を生ずる。
更に、以上の説明ではハロゲンランプを熱光源
とする実施例について述べたが、キセノンランプ
水銀ランプ等の任意のランプを熱光源とする輻射
線加熱装置に対しても本考案は適用でき、同様の
効果が得られることは明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例に使用する試料ホル
ダを示す断面図であり、第2図は第1図の試料ホ
ルダを用いた本考案の一実施例を示す単楕円型の
輻射線加熱装置の主要部を断面した側面図であ
る。また、第3図は従来構造を有する単楕円型の
輻射線加熱装置の主要部の概念図であり、第4図
は従来の輻射線加熱装置で使用されている試料ホ
ルダの構造を示す説明図、第5図は上側試料の中
心軸が傾いた状態を示す説明図である。図におい
て、101,201……反射鏡、103,203
……ハロゲンランプ、104,204,304…
…上側試料、105,205,305……下側試
料、106,206……溶融域、107,207
……炉心管、109,209,309……上試料
ホルダ、110,210,310……上シヤフ
ト、111,211,311……下試料ホルダ、
112,212,312……下シヤフト、114
……試料固定シリンダ、115……ケースシリン
ダ、116……座金、117……止め輪、118
……試料取付部、119……ロツド部、である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 1個または複数個の回転楕円面からなる反射鏡
    の一方の焦点に熱光源ランプを配し、他の一方の
    焦点に配した試料に光を集中して加熱する輻射線
    加熱装置のうち、円柱状の試料取付部とこれより
    径の細い円柱状のロツド部からなる試料固定シリ
    ンダとその外径に合わせた内径をもつケースシリ
    ンダとがロツド部の先端にはめ込んだ止め輪によ
    り回転自由に固定されている構造を有する試料ホ
    ルダを備えたことを特徴とする輻射線加熱装置。
JP13575384U 1984-09-07 1984-09-07 Expired JPH0143406Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13575384U JPH0143406Y2 (ja) 1984-09-07 1984-09-07

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13575384U JPH0143406Y2 (ja) 1984-09-07 1984-09-07

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Publication Number Publication Date
JPS6151683U JPS6151683U (ja) 1986-04-07
JPH0143406Y2 true JPH0143406Y2 (ja) 1989-12-15

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JP13575384U Expired JPH0143406Y2 (ja) 1984-09-07 1984-09-07

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