JPH0145081Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0145081Y2 JPH0145081Y2 JP1982145673U JP14567382U JPH0145081Y2 JP H0145081 Y2 JPH0145081 Y2 JP H0145081Y2 JP 1982145673 U JP1982145673 U JP 1982145673U JP 14567382 U JP14567382 U JP 14567382U JP H0145081 Y2 JPH0145081 Y2 JP H0145081Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- balls
- ball
- ray tube
- rotating
- target
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Description
【考案の詳細な説明】
考案の技術分野
本考案は回転陽極形X線管に係り、特にその回
転機構の改良に関する。
転機構の改良に関する。
背景技術およびその問題点
回転陽極形X線管は、所定間隔を置いて設けら
れた少なくとも1つのボールベアリングに回転自
在に支えられたロータのシヤフトに回転陽極ター
ゲツト円板(以下、単にターゲツトと記す)が固
定され、例えば毎分9000回転という高速でターゲ
ツトが回転される。ボールベアリングはこの高速
回転を行わしめるとともに陽極電流の通路の機能
ももつている。このため従来一般にこのボールベ
アリングは、金属製の内輪、外輪および多数のボ
ールによつて構成されており、これら相互間の摩
滅を抑制するためボールの表面に鉛や金のような
導電性の固体潤滑材が付着されている。X線管の
動作時にはターゲツトからの伝導熱のため、ベア
リングは数百度Cの高温になり、これが真空中で
あるためベアリングの潤滑材が比較的短時間のう
ちに蒸発してしまい回転性能の低下をきたすおそ
れがある。一対のボールベアリングのうち、とく
にターゲツトに熱経路的に近い方のベアリングが
遠方のものよりも約100℃以上高温となる傾向に
ある。ベアリングが500℃以上の高温になるとボ
ールの硬度低下をきたし、また熱膨張のため変形
したり、内、外輪との適度の接触性が損われ、極
端な場合は回転不能に至ることが考えられる。一
般にはこのような不都合を未然に防ぐため、ター
ゲツトへの入力を過少に抑えてベアリング温度の
上昇を抑制するなどの対策をとつているのが実状
である。
れた少なくとも1つのボールベアリングに回転自
在に支えられたロータのシヤフトに回転陽極ター
ゲツト円板(以下、単にターゲツトと記す)が固
定され、例えば毎分9000回転という高速でターゲ
ツトが回転される。ボールベアリングはこの高速
回転を行わしめるとともに陽極電流の通路の機能
ももつている。このため従来一般にこのボールベ
アリングは、金属製の内輪、外輪および多数のボ
ールによつて構成されており、これら相互間の摩
滅を抑制するためボールの表面に鉛や金のような
導電性の固体潤滑材が付着されている。X線管の
動作時にはターゲツトからの伝導熱のため、ベア
リングは数百度Cの高温になり、これが真空中で
あるためベアリングの潤滑材が比較的短時間のう
ちに蒸発してしまい回転性能の低下をきたすおそ
れがある。一対のボールベアリングのうち、とく
にターゲツトに熱経路的に近い方のベアリングが
遠方のものよりも約100℃以上高温となる傾向に
ある。ベアリングが500℃以上の高温になるとボ
ールの硬度低下をきたし、また熱膨張のため変形
したり、内、外輪との適度の接触性が損われ、極
端な場合は回転不能に至ることが考えられる。一
般にはこのような不都合を未然に防ぐため、ター
ゲツトへの入力を過少に抑えてベアリング温度の
上昇を抑制するなどの対策をとつているのが実状
である。
考案の目的
本考案はボールベアリングが高温においても高
速回転性能がほとんど劣化しない回転機構をもつ
回転陽極形X線管を提供するものである。
速回転性能がほとんど劣化しない回転機構をもつ
回転陽極形X線管を提供するものである。
考案の概要
本考案はターゲツトを支える回転支持体および
固定支持体間に少なくとも1つのボールベアリン
グを介在し、このボールベアリングのボールが耐
摩耗性のすぐれたセラミツクで形成されたボール
と、金属製ボールとが混在されたものである。
固定支持体間に少なくとも1つのボールベアリン
グを介在し、このボールベアリングのボールが耐
摩耗性のすぐれたセラミツクで形成されたボール
と、金属製ボールとが混在されたものである。
考案の実施例
本考案実施例のX線管は第1図に示す構造をな
している。図中の符号1は真空外囲器、2は陰極
構体、3はその電子放出部、4は回転ターゲツ
ト、5はターゲツト支持用シヤフト、6はロー
タ、7はステータ、8は回転軸、9は固定陽極、
10はそれに一体になつている固定軸筒、11,
12は封着リング、13,14は後述する一対の
ボールベアリング、15は各ベアリングの内輪相
互間隔を一定に保つための回転軸用スリーブ、1
6はターゲツトがわベアリング13の外輪を固定
軸筒10に押圧しながら固定するための固定軸筒
用スリーブ、17は可動スリーブ、18は両スリ
ーブ16,17相互間に互いに反対方向に押し広
げる圧力をかけ、両ベアリングの外輪に予圧をか
けるためのスプリングをそれぞれあらわしてい
る。
している。図中の符号1は真空外囲器、2は陰極
構体、3はその電子放出部、4は回転ターゲツ
ト、5はターゲツト支持用シヤフト、6はロー
タ、7はステータ、8は回転軸、9は固定陽極、
10はそれに一体になつている固定軸筒、11,
12は封着リング、13,14は後述する一対の
ボールベアリング、15は各ベアリングの内輪相
互間隔を一定に保つための回転軸用スリーブ、1
6はターゲツトがわベアリング13の外輪を固定
軸筒10に押圧しながら固定するための固定軸筒
用スリーブ、17は可動スリーブ、18は両スリ
ーブ16,17相互間に互いに反対方向に押し広
げる圧力をかけ、両ベアリングの外輪に予圧をか
けるためのスプリングをそれぞれあらわしてい
る。
次にボールベアリングの構成について説明す
る。
る。
この考案のボールベアリングは、第2図および
第3図に示すようにアンギユラーコンタクト形に
なつている。その外輪21および内輪22は高速
度鋼のような金属で形成されている。そこで、こ
れら内、外輪間に介在される多数のボールは、耐
摩耗性セラミツクで形成されたボール23と、金
属製のボール26とが交互に配列され、混在され
ている。セラミツク製ボールは、例えばアルミナ
(Al2O3)、炭化珪素(SiC)、窒化珪素(Si3N4)、
あるいはサーメツトなどのうちから選び球状に形
成したものである。なおこの場合、金属製ボール
26をセラミツク製ボール23よりもわずかに小
さい直径に形成しておく方がよく、これによつて
金属製ボールの早期摩滅を抑えることができる。
そして内、外輪のボールを介しての電気的接触
は、回転停止時は金属製ボールの自重で、また回
転時は遠心力で多数の金属製ボールのうちのいく
つかが内、外輪に接触して電流経路を形づくる。
また外輪21にはスリーブ16を介して予圧Fが
加えられる。
第3図に示すようにアンギユラーコンタクト形に
なつている。その外輪21および内輪22は高速
度鋼のような金属で形成されている。そこで、こ
れら内、外輪間に介在される多数のボールは、耐
摩耗性セラミツクで形成されたボール23と、金
属製のボール26とが交互に配列され、混在され
ている。セラミツク製ボールは、例えばアルミナ
(Al2O3)、炭化珪素(SiC)、窒化珪素(Si3N4)、
あるいはサーメツトなどのうちから選び球状に形
成したものである。なおこの場合、金属製ボール
26をセラミツク製ボール23よりもわずかに小
さい直径に形成しておく方がよく、これによつて
金属製ボールの早期摩滅を抑えることができる。
そして内、外輪のボールを介しての電気的接触
は、回転停止時は金属製ボールの自重で、また回
転時は遠心力で多数の金属製ボールのうちのいく
つかが内、外輪に接触して電流経路を形づくる。
また外輪21にはスリーブ16を介して予圧Fが
加えられる。
このようなベアリングを、ターゲツトに近い
方、遠い方の一方、または両方に用いることがで
きる。またこのベアリングをターゲツトに近い方
に用い、熱経路的に遠い方のベアリングを金属製
ボールのみのベアリングとすることもできる。
方、遠い方の一方、または両方に用いることがで
きる。またこのベアリングをターゲツトに近い方
に用い、熱経路的に遠い方のベアリングを金属製
ボールのみのベアリングとすることもできる。
なお、ボールあるいはこれに接する内、外輪の
面の一部又は全部に固体潤滑材が付着されてな
る。
面の一部又は全部に固体潤滑材が付着されてな
る。
このような構成のX線管はその動作においてき
わめて安定に長時間、高速回転性能が維持でき
る。すなわち、セラミツク製のボール23は800
〜1000℃の高温でもその強度低下がなく、また金
属製の内輪、外輪との摩擦係数および摩耗熱が小
さく、回転性は何ら劣化しない。一方セラミツク
製ボールは電気抵抗が大きいので、X線管電流の
経路は主として金属製ボール26を介して形成さ
れる。このようにして本考案X線管は長時間の高
速回転および比較的大入力でも安定動作が維持さ
れる。
わめて安定に長時間、高速回転性能が維持でき
る。すなわち、セラミツク製のボール23は800
〜1000℃の高温でもその強度低下がなく、また金
属製の内輪、外輪との摩擦係数および摩耗熱が小
さく、回転性は何ら劣化しない。一方セラミツク
製ボールは電気抵抗が大きいので、X線管電流の
経路は主として金属製ボール26を介して形成さ
れる。このようにして本考案X線管は長時間の高
速回転および比較的大入力でも安定動作が維持さ
れる。
なおセラミツク製ボールは、表面荒度が1.2S以
下、真球度が5μm以下、ボール直径のだらつき
が5μm以下に仕上げれば、回転陽極X線管のベ
アリングに充分使用できることがわかつた。この
ような精度は今日のセラミツク加工技術で充分製
作可能である。しかも例えば直径のばらつきがあ
つても上記実施例の如くアンギユラーコンタクト
形として予圧をかけながら用いる構造とすること
により、大きい径のボールが次第に摩耗してゆく
と大きさが全体的にそろつてきて、長時間の安定
動作が維持される。
下、真球度が5μm以下、ボール直径のだらつき
が5μm以下に仕上げれば、回転陽極X線管のベ
アリングに充分使用できることがわかつた。この
ような精度は今日のセラミツク加工技術で充分製
作可能である。しかも例えば直径のばらつきがあ
つても上記実施例の如くアンギユラーコンタクト
形として予圧をかけながら用いる構造とすること
により、大きい径のボールが次第に摩耗してゆく
と大きさが全体的にそろつてきて、長時間の安定
動作が維持される。
考案の効果
以上のように本考案は、ボールベアリングのボ
ールとして耐摩耗性のすぐれたセラミツク製のボ
ールと金属製のボールとを混在させてなる回転陽
極形X線管であり、これによつて比較的高入力で
ベアリング部分が高温となつても高速回転性能が
長時間維持される。このため大容量のX線管の長
寿命化に実用上すぐれた利点を有する。そして陽
極電流経路が金属製ボールを通じて形成されるの
で、複数個のベアリングを用いる場合も組合わせ
に特別の制約がなく、汎用性にすぐれている。
ールとして耐摩耗性のすぐれたセラミツク製のボ
ールと金属製のボールとを混在させてなる回転陽
極形X線管であり、これによつて比較的高入力で
ベアリング部分が高温となつても高速回転性能が
長時間維持される。このため大容量のX線管の長
寿命化に実用上すぐれた利点を有する。そして陽
極電流経路が金属製ボールを通じて形成されるの
で、複数個のベアリングを用いる場合も組合わせ
に特別の制約がなく、汎用性にすぐれている。
なお以上の実施例はターゲツトを支える回転支
持体が管軸上にある回転軸8で、固定支持体が回
転支持体10である場合を述べたが、これに限ら
ず回転支持体が筒状体でベアリングの外輪と一体
的に固定され、固定支持体がその内側にあつてベ
アリングの内輪と一体的に固定される構造の回転
機構にも適用できることはいうまでもない。
持体が管軸上にある回転軸8で、固定支持体が回
転支持体10である場合を述べたが、これに限ら
ず回転支持体が筒状体でベアリングの外輪と一体
的に固定され、固定支持体がその内側にあつてベ
アリングの内輪と一体的に固定される構造の回転
機構にも適用できることはいうまでもない。
またボールベアリングは少なくとも1つを有し
他は別のベアリングであつてもよい。
他は別のベアリングであつてもよい。
第1図は本考案の実施例を示す縦断面図、第2
図はその要部平面図、第3図は第2図の3−3に
おける断面図である。 4……ターゲツト、8……回転軸、6……ロー
タ、10……固定軸筒、13,14……ボールベ
アリング、21……外輪、22……内輪、23…
…セラミツク製ボール、26……金属製ボール。
図はその要部平面図、第3図は第2図の3−3に
おける断面図である。 4……ターゲツト、8……回転軸、6……ロー
タ、10……固定軸筒、13,14……ボールベ
アリング、21……外輪、22……内輪、23…
…セラミツク製ボール、26……金属製ボール。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 回転陽極ターゲツトを支持しロータと一体的
に設けられた回転支持体と、この回転支持体に
対し同軸的に設けられた固定支持体と、これら
両支持体間に介在された内輪、外輪および多数
のボールを備えるボールベアリングとを具備す
る回転陽極形X線管において、上記ボールベア
リングはその多数のボールが耐摩耗性セラミツ
クで形成されたボールと、金属製ボールとが混
在されてなることを特徴とする回転陽極形X線
管。 (2) ボールベアリングはアンギユラーコンタクト
形であり、内輪または外輪にスラスト方向の予
圧を加えてなる実用新案登録請求の範囲第1項
記載の回転陽極形X線管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14567382U JPS5951441U (ja) | 1982-09-28 | 1982-09-28 | 回転陽極形x線管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14567382U JPS5951441U (ja) | 1982-09-28 | 1982-09-28 | 回転陽極形x線管 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5951441U JPS5951441U (ja) | 1984-04-04 |
| JPH0145081Y2 true JPH0145081Y2 (ja) | 1989-12-26 |
Family
ID=30324485
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14567382U Granted JPS5951441U (ja) | 1982-09-28 | 1982-09-28 | 回転陽極形x線管 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5951441U (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS495586A (ja) * | 1972-04-06 | 1974-01-18 |
-
1982
- 1982-09-28 JP JP14567382U patent/JPS5951441U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5951441U (ja) | 1984-04-04 |
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