JPH0842564A - X線管回転陽極用玉軸受 - Google Patents

X線管回転陽極用玉軸受

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JPH0842564A
JPH0842564A JP18331494A JP18331494A JPH0842564A JP H0842564 A JPH0842564 A JP H0842564A JP 18331494 A JP18331494 A JP 18331494A JP 18331494 A JP18331494 A JP 18331494A JP H0842564 A JPH0842564 A JP H0842564A
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JP
Japan
Prior art keywords
balls
peripheral surface
ray tube
cylindrical portion
ring raceway
Prior art date
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Pending
Application number
JP18331494A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyotoshi Ueda
清利 上田
Tomoyuki Watanabe
友之 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0842564A publication Critical patent/JPH0842564A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 十分な耐熱性を確保しつつターゲットの高速
回転を可能にして、X線管回転陽極の高性能化に寄与す
る。 【構成】 内輪12外周面の内輪軌道と外輪13内周面
の外輪軌道との間に、金属製の玉14、14とセラミッ
ク製の玉15、15とを配置する。玉14、14により
ターゲットへの通電を可能にし、玉15、15により耐
熱性確保と高速回転時の荷重低減とを図る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係るX線管回転陽極用
玉軸受は、X線管回転陽極に組み込んで、ターゲットを
回転自在に支持する為に利用する。
【0002】
【従来の技術】X線を放射する為のX線管のうち、回転
陽極型と呼ばれるものが、例えば特開平2−18611
9号公報に記載されている様に、従来から知られてい
る。図2〜3は、この様な従来から知られたX線管回転
陽極の2例を示している。このX線管回転陽極は何れ
も、固定の陰極1と、陽極である回転自在なターゲット
(回転陽極)2とから構成されている。X線を放射する
場合、陰極1からターゲット2に向けて電子を照射する
と、このターゲット2は回転しつつX線を放射する。こ
の際、上記ターゲット2部分で、電子の持っているエネ
ルギがX線のエネルギに変換される。
【0003】回転支持部であるブッシング3に形成され
た円筒部4の内側にはロータ5の円柱部6を挿入し、こ
のロータ5の先端部に上記ターゲット2を固定してい
る。ロータ5の円柱部6の外周面と上記ブッシング3の
円筒部4の内周面との間には、互いに間隔をあけて1対
の玉軸受7a、7bを装着し、上記ロータ5をブッシン
グ3に対し回転自在に支持している。即ち、上記円筒部
4の内周面には、互いに間隔をあけて1対の外輪8a、
8bを、ロータ5の円柱部6の外周面には、互いに間隔
をあけて1対の内輪9a、9bを(図2の場合。図3の
場合は内輪を省略し、円柱部6の外周面に、直接内輪軌
道を形成している。)、それぞれ固定している。そし
て、一方の外輪8aの内周面に形成した外輪軌道と内輪
9aの外周面に形成した内輪軌道との間に、保持器11
aによって保持された複数の玉10a、10aを設けて
いる。又、他方の外輪8bの内周面に形成した外輪軌道
と内輪9bの外周面に形成した内輪軌道との間に、保持
器11bによって保持された複数の玉10b、10bを
設けている。これら玉10a、10bの転動に基づい
て、ロータ5をブッシング3に対し回転自在に支持して
いる。
【0004】上述の様に、円筒部4の内側に円柱部6を
回転自在に支持する為の玉軸受7a、7bを構成する外
輪8a、8b、内輪9a、9b、並びに玉10a、10
bを従来は、高速度鋼により造っていた。これは、上記
円筒部4と円柱部6との間の通電性を確保しつつ、高温
下での高速回転を可能にする為である。即ち、X線管回
転陽極の使用時に上記円柱部6は、高速で回転すると同
時に高温になる。この様に円柱部6が高温になるのは、
前記ターゲット2に衝突する電子のエネルギのうちの大
部分が、X線のエネルギに変換される事なく、熱エネル
ギに変換される為である。例えば、X線管回転陽極の使
用時に上記ターゲット2の温度は、瞬間的には2500
℃、平均でも1500℃に達する。従って、上記円柱部
6を支持する玉軸受7a、7bの温度も、これら各玉軸
受7a、7bとターゲット2との間に断熱構造を設けて
いた場合でも、400〜600℃に達する。又、上記タ
ーゲット2を陽極として機能させるべく、上記ブッシン
グ3とターゲット2とを電気的に導通させておく必要が
ある。この為、上記各玉10a、10bを、或る程度の
耐熱性を有し、しかも導電性を有する高速度鋼により造
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の様
に、各玉軸受7a、7bを構成する玉10a、10bの
総てを高速度鋼製とした、従来のX線管回転陽極用玉軸
受が、X線管回転陽極の性能向上を図る場合のネックに
なっている。即ち、近年X線を使用する各種機器の解像
度向上を目的として、X線管回転陽極の高出力化が図ら
れている。この様な高出力化の為、ターゲット2に衝突
させる電子の密度を高くしたり、或は衝突速度を速くし
た場合、このターゲット2並びに上記各玉軸受7a、7
bの温度が高く、しかも回転速度が速くなる。
【0006】この様に、上記各玉軸受7a、7bの温度
が高く、しかも回転速度が速くなった場合には、上記各
玉10a、10bとしてセラミックを使用する事が、こ
れら各玉軸受7a、7bの耐久性を確保する面からは好
ましい。即ち、セラミック製の玉は、高速度鋼製の玉に
比べて耐熱性が優れており、より高温に耐えられるだけ
でなく、質量が小さい(比重が軽い)為、高速回転時の
遠心力に基づいて外輪8a、8b内周面の外輪軌道に加
わる荷重の低減を図れる。これらにより、上記各玉10
a、10bの材質として、高速度鋼に代えてセラミック
を使用すれば、上記各玉軸受7a、7bの耐久性を向上
させる事ができる。
【0007】ところが、単に上記各玉10a、10bの
材質を高速度鋼からセラミックに変えただけの場合に
は、ターゲット2とブッシング3との間の電気的導通を
確保できなくなって、上記ターゲット2を陽極として機
能させる事ができなくなる。本発明のX線管回転陽極用
玉軸受は、この様な事情に鑑みて発明したものである。
【0008】
【課題を解決する為の手段】本発明のX線管回転陽極用
玉軸受は、前述した従来のX線管回転陽極用玉軸受と同
様に、ブッシングに形成された円筒部の内周面と先端部
にターゲットを固定したロータの円柱部の外周面との間
に設けられ、この円柱部を上記円筒部の内側に回転自在
に支持すべく、上記円柱部に固定の部分の外周面に形成
された内輪軌道と、上記円筒部に固定の部分の内周面に
形成された外輪軌道と、これら内輪軌道と外輪軌道との
間に転動自在に設けられた複数の玉とを備えている。
【0009】特に、本発明のX線管回転陽極用玉軸受に
於いては、上記複数の玉には、少なくとも1個の金属製
の玉が含まれており、残りの複数個の玉はセラミック製
である事を特徴としている。
【0010】
【作用】上述の様に構成される本発明のX線管回転陽極
用玉軸受の場合には、少なくとも1個の金属製の玉によ
りブッシングとターゲットとの間の電気的導通が確保さ
れる。又、残りの複数個の玉はセラミック製である為、
玉軸受全体としての耐熱性を十分に確保できる。更に、
上記複数個のセラミック製の玉の高速回転に基づく遠心
力が小さくなる分、外輪軌道に加わる荷重が小さくなっ
て、この外輪軌道の疲れ寿命が向上する(長くなる)。
【0011】
【実施例】図1は本発明の実施例を示している。外周面
に深溝型の内輪軌道を形成した内輪12と、内周面に深
溝型の外輪軌道を形成した外輪13とが、互いに同心に
配置されている。そして、上記内輪軌道と外輪軌道との
間に、それぞれ複数個ずつの玉14、15を、転動自在
に設けている。図示の実施例では、これら玉14、15
を、保持器を使用する事なく設ける、所謂総玉型の玉軸
受としている。
【0012】上記複数個ずつの玉14、15のうち、斜
格子で示した3個の玉14、14は、それぞれ軸受鋼に
より造られており、円周方向に亙って等間隔に配置され
ている。又、残りの玉15、15は、それぞれセラミッ
クにより造られており、上記軸受鋼製の玉14、14同
士の間に複数個(図示の例では3個)ずつ配置されてい
る。
【0013】上述の様な玉軸受は、上記内輪12を円柱
部6に外嵌固定し、上記外輪13を円筒部4に内嵌固定
する事で、前記図2〜3に示す様なX線管回転陽極に組
み込まれ、上記円柱部6を上記上記円筒部4の内側に回
転自在に支持する。
【0014】前述の様に構成され、上述の様にX線管回
転陽極に組み込まれる本発明のX線管回転陽極用玉軸受
の場合には、円周方向に亙って等間隔に配置された3個
の金属製の玉14、14により、ブッシング3とターゲ
ット2(図2〜3)との間の電気的導通が確保される。
又、上記各金属製の玉14、14同士の間に3個ずつ配
置された玉15、15はセラミック製である為、玉軸受
全体としての耐熱性を十分に確保できる。更に、上記複
数個のセラミック製の玉15、15の高速回転に基づく
遠心力が小さくなる分、上記外輪13内周面の外輪軌道
に加わる荷重が小さくなって、この外輪軌道の疲れ寿命
が向上する。
【0015】特に、図示の実施例の場合には、互いに比
重が異なる金属製の玉14、14とセラミック製の玉1
5、15とが、円周方向に亙って均等に配置されてい
る。従って、円周方向に亙る重量バランスが取れた状態
となって、高速回転時にも振動を起こしにくい。尚、こ
の様に重量バランスを取る為には、上記セラミック製の
玉15、15を少なくとも2個使用し、この玉15、1
5を円周方向に亙り等間隔で配置する。又、上記各玉1
4、15の表面には、必要に応じて、グラファイト、弗
化黒鉛、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、窒化
硼素、金、銀等の固体潤滑剤の皮膜を形成する。
【0016】又、必要とすれば、上記内輪軌道、外輪軌
道にも同様の皮膜を形成しても良い。この場合に於い
て、セラミック製の玉15、15の表面に形成する皮膜
の材質は問わないが、金属製の玉14、14の表面、及
び内輪軌道、外輪軌道に形成する皮膜の材質は導電性を
有する材質とする。又、内輪軌道は、必ずしも図1に示
す様に独立した内輪12の外周面に形成する必要はな
く、例えば図3に示す様に、円柱部6の外周面に直接形
成する事もできる。同様に、外輪軌道を円筒部4の内周
面に直接形成する事もできる。更に、各玉14、15を
保持する為の保持器を設ける事もできる。
【0017】
【発明の効果】本発明のX線管回転陽極用玉軸受は、以
上に述べた通り構成され作用する為、十分な耐熱性を確
保しつつターゲットの高速回転を可能にでき、X線管回
転陽極の高性能化に寄与できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す正面図。
【図2】本発明の玉軸受が組み込まれるX線管回転陽極
の回転支持部分の第1例を示す断面図。
【図3】同第2例の回転支持部分を組み込んだX線管回
転陽極の断面図。
【符号の説明】
1 陰極 2 ターゲット 3 ブッシング 4 円筒部 5 ロータ 6 円柱部 7a、7b 玉軸受 8a、8b 外輪 9a、9b 内輪 10a、10b 玉 11a、11b 保持器 12 内輪 13 外輪 14、15 玉

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ブッシングに形成された円筒部の内周面
    と先端部にターゲットを固定したロータの円柱部の外周
    面との間に設けられ、この円柱部を上記円筒部の内側に
    回転自在に支持すべく、上記円柱部に固定の部分の外周
    面に形成された内輪軌道と、上記円筒部に固定の部分の
    内周面に形成された外輪軌道と、これら内輪軌道と外輪
    軌道との間に転動自在に設けられた複数の玉とを備えた
    X線管回転陽極用玉軸受に於いて、上記複数の玉には、
    少なくとも1個の金属製の玉が含まれており、残りの複
    数個の玉はセラミック製である事を特徴とするX線管回
    転陽極用玉軸受。
JP18331494A 1994-08-04 1994-08-04 X線管回転陽極用玉軸受 Pending JPH0842564A (ja)

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JP18331494A JPH0842564A (ja) 1994-08-04 1994-08-04 X線管回転陽極用玉軸受

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JPH0842564A true JPH0842564A (ja) 1996-02-13

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ID=16133535

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JP18331494A Pending JPH0842564A (ja) 1994-08-04 1994-08-04 X線管回転陽極用玉軸受

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JP (1) JPH0842564A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1843381A1 (de) * 2006-04-04 2007-10-10 Paul Müller GmbH & Co. KG Unternehmensbeteiligungen Lagereinheit für Drehanoden von Röntgenröhren

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1843381A1 (de) * 2006-04-04 2007-10-10 Paul Müller GmbH & Co. KG Unternehmensbeteiligungen Lagereinheit für Drehanoden von Röntgenröhren
WO2008019682A1 (de) * 2006-04-04 2008-02-21 Paul Müller Gmbh & Co Kg Unternehmensbeteiligungen Lagereinheit für drehanoden von röntgenröhren
US7970104B2 (en) 2006-04-04 2011-06-28 Paul Mueller Gmbh & Co. Kg Unternehmensbeteiligungen Bearing unit for rotary anodes of X-ray tubes

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