JPH0147150B2 - - Google Patents
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- JPH0147150B2 JPH0147150B2 JP57011303A JP1130382A JPH0147150B2 JP H0147150 B2 JPH0147150 B2 JP H0147150B2 JP 57011303 A JP57011303 A JP 57011303A JP 1130382 A JP1130382 A JP 1130382A JP H0147150 B2 JPH0147150 B2 JP H0147150B2
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- Japan
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- cholesterol oxidase
- cholesterol
- enzyme
- medium
- hydrogen peroxide
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- Measuring Or Testing Involving Enzymes Or Micro-Organisms (AREA)
Description
本発明は、コレステロールオキシダーゼ
(Cholesterol oxidase)の製造法に関する。 従来、コレステロールオキシダーゼ生産菌とし
ては種々知られている。 本発明者らは、静岡県田方郡大仁町の苺畑の土
壤から採取したセルロモナス(Cellulomonas)
属に属する細菌B−0814が、その培養物中に、少
なくともコレステロールに基質特異性を有し、か
つ1モルのコレステロールに対して1モルの酸素
を消費し、1モルのコレステノンおよび1モルの
過酸化水素を生成する反応を触媒する作用を有す
るコレステロールオキシダーゼを生産する新規な
コレステロールオキシダーゼ生産菌を見い出し
た。 まず上記の細菌B−0814の肉眼的および顕微鏡
的観察に基く各種培地上における培養の特徴は、
次の記載する通りである。 (A) 肉眼的観察 (1) 肉汁寒天平板培地(30℃、40時間)円形で平
らまたは丘状の集落を形成し、周囲はなめら
か、湿潤半透明で、灰白色〜淡黄色を呈する。 可溶性色素は産生しない。 (2) 肉汁寒天斜面培地(30℃、40時間) 生育はやや弱く、線状に生育し、湿潤半透明
で、灰白色〜淡黄色を呈する。 可溶性色素は産生しない。 (3) 肉汁液体培地(30℃、40時間) 生育は弱いが一様に混濁する。沈澱を生ず
る。 (B) 顕微鏡的観察 普通寒天培地にて30℃、18時間培養した後その
形態的特徴を観察した。 (1) 細胞の形・大きさ 単独、二連、たまに短連鎖する。端の丸くまつ
すぐな桿状で、大きさは0.4×0.8〜1.5μである。 (2) 多形性の有無 なし。 (3) 運動性および鞭毛 陰性。 (4) 芽胞(形、位置、大きさ、菌体のふくらみ) なし。 (C) 生理的性質 硝酸塩還元 + 脱窒反応 − MRテスト + VPテスト − インドールの産生 − 硫化水素の産生(SIM培地) − ゼラチンの加水分解 + デンプンの加水分解 + クエン酸の利用 (シモンズ培地) − (クリステンゼン培地) − 硝酸塩の利用 + アンモニウム塩の利用 + 可溶性色素の生成 − オキシダーゼ − カラターゼ + ウレアーゼ(SSR培地) − 生育の範囲 生育PH 5.5〜 8.0 生育温度 10 〜35 ℃ 酸素に対する態度 通性嫌気性 OFテスト(Hugh Leifson培地) F エスクリンの分解 + セルロースの分解 + カゼインの分解 + グラム染色 陽性または不定 抗酸性染色 陰性 酸・ガスの産生(Hugh−Leifson Base
Difco) 酸 ガス アドニトール + − L(+)アラビノース + − セロビオース + − ヅルシトール − − メソ−エリストール − − D(−)フラクトース + − D(+)ガラクトース + − D(+)グルコース + − グリセリン − − イノシトール − − イヌリン − − ラクトース + − マルトース + − D−マンニトール − − D−マンノース − − ラフイノース + − L(+)ラムノース + − サリシン + − L−ソルボース − − ソルビトール − − スターチ + − サツカロース + − トレハロース + − D−キシロース + − 上記の菌学的性質より、本菌B−0814はグラム
陽性または不定の桿菌でセルロースを分解する特
徴を有するもので、バージース・マニユアル・オ
ブ・デタミネイテイブ・バクテリオロジー
(Bergey,s Manual of Determinative
Bacteriologe)第8版(1974)によれば本菌株は
セルロモナス(Cellulomonas)属に属するもの
と認められた。さらに本菌株の諸性状を、バージ
ース・マニユアル・オブ・デタミネイテイブ・バ
クテリオロジー第7版、第8版に対比したが、本
菌株と性状がよく一致する菌種の記載はなく、よ
つて本菌株をセルロモナス・エス・ピー・B−
0814(Cellulomonas sp.B−0814)と同定命名し
た。さらに本菌株は工業技術院微生物工業技術研
究所に「微工研菌寄第6316号(FERM−PNo.
6316)」として寄託した。 本発明は、上記の知見に基いて完成されたもの
で、セルロモナス属に属するコレステロールオキ
シダーゼ生産菌を培地に培養し、その培養物から
コレステロールオキシダーゼを採取することを特
徴とするコレステロールオキシダーゼの製造法で
ある。 本発明における使用菌としては、上記のセルロ
モナス・エス・ピー・B−0814はその一例であつ
て、この菌だけでなくセルロモナス属に属する菌
でコレステロールオキシダーゼ生産菌を生産する
菌は、すべて本発明において使用することができ
る。 本発明を実施するに当つては、セルロモナス属
に属するコレステロールオキシダーゼ生産菌を酵
素を生産する通常の方法で培養する。培養の形態
は液体培養でも固体培養でもよく、工業的にはコ
レステロールオキシダーゼ生産菌の細胞をその生
産用培地に接種し、深部通気撹拌培養を行なうの
が有利である。 培地の栄養源としては、微生物の培養に通常用
いられているものが広く使用され得る。炭素源と
しては同化可能な炭素化合物であればよく、例え
ばブドウ糖、シヨ糖、乳糖、麦芽糖、スターチ、
デキストリン、糖密、廃糖密、グリセリンなどが
挙られる。窒素源としては利用可能な窒素化合物
であればよく、例えばコーン・スチープ・リカ
ー、大豆粉、綿実粉、小麦グルテン、ペプトン、
肉エキス、酵母エキス、カゼイン加水分解物など
が使用される。その他、リン酸塩、マグネシウ
ム、カルシウム、カリウム、ナトリウム、亜鉛、
鉄、マンガン、ハロゲンなどの塩類が必要に応じ
て使用される。さらに培地に、コレステロールオ
キシダーゼの産生を誘導せしめるために、コレス
テロールを誘導物質として培地中に0.1〜1.5%程
度添加せしめることが好ましい。 培養温度は、菌が発育し、コレステロールオキ
シダーゼを生産する範囲内で適宜変更し得るが、
好ましくは25〜30℃、特に26℃程度が好ましい。
培養時間は、条件によつて多少異なるが、通常12
〜50時間程度行なえばよく、さらに200〜400rpm
の条件にて撹拌しつつ通気せしめればよく、コレ
ステロールオキシダーゼが最高力価に達する時期
をみはからつて適当な時期に培養を終了すればよ
い。 このようにして得られたコレステロールオキシ
ダーゼ生産菌の培養物において、コレステロール
オキシダーゼは主にその菌体内に含有される。 本酵素を採取するに当つて例示すれば、まず得
られた培養物を過または遠心分離などの手段に
よりその菌体を採取し、次いでこの菌体を超音波
処理、フレンチプレス処理やガラスビーズ処理な
どの機械的破壊手段やリゾチームなどの酵素的破
壊手段によつて破壊し、また必要に応じてトリト
ンX−100(TritonX−100:商品名)、アデカトー
ルSO−120(商品名)などの界面活性剤を添加し
てもよい。次いでこのようにして得られたコレス
テロールオキシダーゼ含有液は、濃縮するか、ま
たは濃縮することなく、可溶性塩類、例えば硫安
なを用いて塩析せしめるか、親水性有機溶媒、例
えばメタノール、エタノール、アセトン、イソプ
ロパノールなどを用いて本酵素を沈澱せしめれば
よい。さらにこの沈澱物は、水または緩衝液に溶
解後、必要に応じて半透膜にて透析せしめ、さら
にDEAE−セフアデツクス、DEAE−セフアロー
スやDEAE−セルロースなどやカルボキシメチル
−セルロース、カルボキシメチル−セフアロー
ス、カルボキシメチル−セフアデツクスなどのイ
オン交換樹脂を用いるクロマトグラフイーやセフ
アデツクスG200、セフアロースCL−6B、セフア
クリルS−200などの分子篩剤などのゲル過剤
を用いるクロマトグラフイーにて精製せしめ、そ
の後凍結乾燥などの処理により、精製されたコレ
ステロールオキシダーゼを得る。 次に本発明のコレステロールオキシダーゼの活
性測定法および性質について述べる。 活性測定法 0.2M リン酸緩衝液(PH8.0) 0.25ml 0.3% 4−アミノアンチピリン 0.1ml 0.2% フエノール 0.1ml 1% トリトンX−100 0.3ml (50U/ml)ペルオキシダーゼ 0.1ml 1mM コレステロール 0.1ml 蒸留水 0.05ml 計 1.0ml 上記の各組成を有する反応液1.0mlを37℃に予
備加温し、次いでこれに酵素液20μを加えて37
℃で正確に10分間反応せしめる。反応後、エタノ
ール2.0mlを加えて反応を停止せしめ、次いでそ
の呈色を波長490nmにて吸光度測定する。酵素活
性は、1分間に1μmoleの過酸化水素を生ずる活
性を1単位(1unit,1U)とする。また力価の算
出は、次式に従う。 酵素活性(U/ml)=△A490×1.0/1
8×1/2×0.02×1/10×稀釈倍率 (ただし、△A490は、波長490nmにおける吸光
値を示す) 作用 コレステロール1モルに対して、1モルの酸素
を消費して、1モルのコレステノンおよび過酸化
水素を生成する反応を触媒する作用を有する。 基質特異性 前記の活性測定法において、コレステロールの
代りに、下記の種々の基質を用いて、その活性を
測定した。その結果、第1表に示す通りであつ
た。
(Cholesterol oxidase)の製造法に関する。 従来、コレステロールオキシダーゼ生産菌とし
ては種々知られている。 本発明者らは、静岡県田方郡大仁町の苺畑の土
壤から採取したセルロモナス(Cellulomonas)
属に属する細菌B−0814が、その培養物中に、少
なくともコレステロールに基質特異性を有し、か
つ1モルのコレステロールに対して1モルの酸素
を消費し、1モルのコレステノンおよび1モルの
過酸化水素を生成する反応を触媒する作用を有す
るコレステロールオキシダーゼを生産する新規な
コレステロールオキシダーゼ生産菌を見い出し
た。 まず上記の細菌B−0814の肉眼的および顕微鏡
的観察に基く各種培地上における培養の特徴は、
次の記載する通りである。 (A) 肉眼的観察 (1) 肉汁寒天平板培地(30℃、40時間)円形で平
らまたは丘状の集落を形成し、周囲はなめら
か、湿潤半透明で、灰白色〜淡黄色を呈する。 可溶性色素は産生しない。 (2) 肉汁寒天斜面培地(30℃、40時間) 生育はやや弱く、線状に生育し、湿潤半透明
で、灰白色〜淡黄色を呈する。 可溶性色素は産生しない。 (3) 肉汁液体培地(30℃、40時間) 生育は弱いが一様に混濁する。沈澱を生ず
る。 (B) 顕微鏡的観察 普通寒天培地にて30℃、18時間培養した後その
形態的特徴を観察した。 (1) 細胞の形・大きさ 単独、二連、たまに短連鎖する。端の丸くまつ
すぐな桿状で、大きさは0.4×0.8〜1.5μである。 (2) 多形性の有無 なし。 (3) 運動性および鞭毛 陰性。 (4) 芽胞(形、位置、大きさ、菌体のふくらみ) なし。 (C) 生理的性質 硝酸塩還元 + 脱窒反応 − MRテスト + VPテスト − インドールの産生 − 硫化水素の産生(SIM培地) − ゼラチンの加水分解 + デンプンの加水分解 + クエン酸の利用 (シモンズ培地) − (クリステンゼン培地) − 硝酸塩の利用 + アンモニウム塩の利用 + 可溶性色素の生成 − オキシダーゼ − カラターゼ + ウレアーゼ(SSR培地) − 生育の範囲 生育PH 5.5〜 8.0 生育温度 10 〜35 ℃ 酸素に対する態度 通性嫌気性 OFテスト(Hugh Leifson培地) F エスクリンの分解 + セルロースの分解 + カゼインの分解 + グラム染色 陽性または不定 抗酸性染色 陰性 酸・ガスの産生(Hugh−Leifson Base
Difco) 酸 ガス アドニトール + − L(+)アラビノース + − セロビオース + − ヅルシトール − − メソ−エリストール − − D(−)フラクトース + − D(+)ガラクトース + − D(+)グルコース + − グリセリン − − イノシトール − − イヌリン − − ラクトース + − マルトース + − D−マンニトール − − D−マンノース − − ラフイノース + − L(+)ラムノース + − サリシン + − L−ソルボース − − ソルビトール − − スターチ + − サツカロース + − トレハロース + − D−キシロース + − 上記の菌学的性質より、本菌B−0814はグラム
陽性または不定の桿菌でセルロースを分解する特
徴を有するもので、バージース・マニユアル・オ
ブ・デタミネイテイブ・バクテリオロジー
(Bergey,s Manual of Determinative
Bacteriologe)第8版(1974)によれば本菌株は
セルロモナス(Cellulomonas)属に属するもの
と認められた。さらに本菌株の諸性状を、バージ
ース・マニユアル・オブ・デタミネイテイブ・バ
クテリオロジー第7版、第8版に対比したが、本
菌株と性状がよく一致する菌種の記載はなく、よ
つて本菌株をセルロモナス・エス・ピー・B−
0814(Cellulomonas sp.B−0814)と同定命名し
た。さらに本菌株は工業技術院微生物工業技術研
究所に「微工研菌寄第6316号(FERM−PNo.
6316)」として寄託した。 本発明は、上記の知見に基いて完成されたもの
で、セルロモナス属に属するコレステロールオキ
シダーゼ生産菌を培地に培養し、その培養物から
コレステロールオキシダーゼを採取することを特
徴とするコレステロールオキシダーゼの製造法で
ある。 本発明における使用菌としては、上記のセルロ
モナス・エス・ピー・B−0814はその一例であつ
て、この菌だけでなくセルロモナス属に属する菌
でコレステロールオキシダーゼ生産菌を生産する
菌は、すべて本発明において使用することができ
る。 本発明を実施するに当つては、セルロモナス属
に属するコレステロールオキシダーゼ生産菌を酵
素を生産する通常の方法で培養する。培養の形態
は液体培養でも固体培養でもよく、工業的にはコ
レステロールオキシダーゼ生産菌の細胞をその生
産用培地に接種し、深部通気撹拌培養を行なうの
が有利である。 培地の栄養源としては、微生物の培養に通常用
いられているものが広く使用され得る。炭素源と
しては同化可能な炭素化合物であればよく、例え
ばブドウ糖、シヨ糖、乳糖、麦芽糖、スターチ、
デキストリン、糖密、廃糖密、グリセリンなどが
挙られる。窒素源としては利用可能な窒素化合物
であればよく、例えばコーン・スチープ・リカ
ー、大豆粉、綿実粉、小麦グルテン、ペプトン、
肉エキス、酵母エキス、カゼイン加水分解物など
が使用される。その他、リン酸塩、マグネシウ
ム、カルシウム、カリウム、ナトリウム、亜鉛、
鉄、マンガン、ハロゲンなどの塩類が必要に応じ
て使用される。さらに培地に、コレステロールオ
キシダーゼの産生を誘導せしめるために、コレス
テロールを誘導物質として培地中に0.1〜1.5%程
度添加せしめることが好ましい。 培養温度は、菌が発育し、コレステロールオキ
シダーゼを生産する範囲内で適宜変更し得るが、
好ましくは25〜30℃、特に26℃程度が好ましい。
培養時間は、条件によつて多少異なるが、通常12
〜50時間程度行なえばよく、さらに200〜400rpm
の条件にて撹拌しつつ通気せしめればよく、コレ
ステロールオキシダーゼが最高力価に達する時期
をみはからつて適当な時期に培養を終了すればよ
い。 このようにして得られたコレステロールオキシ
ダーゼ生産菌の培養物において、コレステロール
オキシダーゼは主にその菌体内に含有される。 本酵素を採取するに当つて例示すれば、まず得
られた培養物を過または遠心分離などの手段に
よりその菌体を採取し、次いでこの菌体を超音波
処理、フレンチプレス処理やガラスビーズ処理な
どの機械的破壊手段やリゾチームなどの酵素的破
壊手段によつて破壊し、また必要に応じてトリト
ンX−100(TritonX−100:商品名)、アデカトー
ルSO−120(商品名)などの界面活性剤を添加し
てもよい。次いでこのようにして得られたコレス
テロールオキシダーゼ含有液は、濃縮するか、ま
たは濃縮することなく、可溶性塩類、例えば硫安
なを用いて塩析せしめるか、親水性有機溶媒、例
えばメタノール、エタノール、アセトン、イソプ
ロパノールなどを用いて本酵素を沈澱せしめれば
よい。さらにこの沈澱物は、水または緩衝液に溶
解後、必要に応じて半透膜にて透析せしめ、さら
にDEAE−セフアデツクス、DEAE−セフアロー
スやDEAE−セルロースなどやカルボキシメチル
−セルロース、カルボキシメチル−セフアロー
ス、カルボキシメチル−セフアデツクスなどのイ
オン交換樹脂を用いるクロマトグラフイーやセフ
アデツクスG200、セフアロースCL−6B、セフア
クリルS−200などの分子篩剤などのゲル過剤
を用いるクロマトグラフイーにて精製せしめ、そ
の後凍結乾燥などの処理により、精製されたコレ
ステロールオキシダーゼを得る。 次に本発明のコレステロールオキシダーゼの活
性測定法および性質について述べる。 活性測定法 0.2M リン酸緩衝液(PH8.0) 0.25ml 0.3% 4−アミノアンチピリン 0.1ml 0.2% フエノール 0.1ml 1% トリトンX−100 0.3ml (50U/ml)ペルオキシダーゼ 0.1ml 1mM コレステロール 0.1ml 蒸留水 0.05ml 計 1.0ml 上記の各組成を有する反応液1.0mlを37℃に予
備加温し、次いでこれに酵素液20μを加えて37
℃で正確に10分間反応せしめる。反応後、エタノ
ール2.0mlを加えて反応を停止せしめ、次いでそ
の呈色を波長490nmにて吸光度測定する。酵素活
性は、1分間に1μmoleの過酸化水素を生ずる活
性を1単位(1unit,1U)とする。また力価の算
出は、次式に従う。 酵素活性(U/ml)=△A490×1.0/1
8×1/2×0.02×1/10×稀釈倍率 (ただし、△A490は、波長490nmにおける吸光
値を示す) 作用 コレステロール1モルに対して、1モルの酸素
を消費して、1モルのコレステノンおよび過酸化
水素を生成する反応を触媒する作用を有する。 基質特異性 前記の活性測定法において、コレステロールの
代りに、下記の種々の基質を用いて、その活性を
測定した。その結果、第1表に示す通りであつ
た。
【表】
至適PH
前記の活性測定法における緩衝液において、PH
4〜5.5の酢酸緩衝液(●−●)、PH5.5〜8.5のリ
ン酸緩衝液(Γ−Γ)、PH8.5〜10のホウ酸緩衝液
(△−△)を用いて、その酵素活性を測定した。
その結果、第1図に示す通りで、本酵素はPH7付
近に至適PHを有すると認められる。 PH安定性 コレステロールオキシダーゼ含有酵素液を、各
種の緩衝液(PH4〜5.5の酢酸緩衝液・PH5.5〜8.5
のリン酸緩衝液、PH8.5〜10ホウ酸緩衝液)で37
℃、60分間加熱処理した後、その残存活性を前記
活性測定法に基いて測定した。その結果、第2図
に示す通りで、本酵素はPH6〜7の範囲で安定と
認められた。 熱安定性 コレステロールオキシダーゼ含有酵素液を、
50mMリン酸緩衝液(PH7.0)で10分間、10〜70
℃にて加熱処理した後、その残存活性を前記活性
測定法に基いて測定した。その結果、第3図を示
す通りで、本酵素は50℃まで安定と認められた。 等電点 PH4.8付近(キヤリア・アンフオライトる用い
た電気泳動法により測定した。) 分子量 約58000(セフアデツクスG−150) 約58000(SDSポリアクリルアミド電気泳動) Km値 約2×10-5M(コレステロール) 以上の本酵素の性質により、本酵素をコレステ
ロールオキシダーゼと認めたものである。 さらにこのコレステロールオキシダーゼは、コ
レステロールを遊離する試料やコレステロールを
含有する試料の定量に使用される。例えばコレス
テロール含有試料に、このコレステロールオキシ
ダーゼを作用せしめることにより、このコレステ
ロールオキシダーゼの酵素作用に基いて消費され
る酵素、または生成される過酸化水素またはコレ
ステノンを定量することにより、コレステロール
の定量をなし得るものである。また酸素や過酸化
水素定量に当つては、酸素電極、過酸化水素電極
などの目的とする成分に感応する電極による電気
的手段によつて行なつてもよく、また酵素を公知
の種々の手段によつて固定化酵素となして、電気
的手段に用いられる電極面に固着せしめた酵素電
極となして行なつてもよい。さらに過酸化水素を
測定するに当つては、好ましくは過酸化水素の存
在下で色調変化を受ける1種もしくは2種以上の
呈色剤によるシステムにて比色測定する。測定す
る方法としては、例えば生成する過酸化水素と反
応して安定した赤色を形成する4価のチタン化合
物とキシレノールオレンジによつて、生成した過
酸化水素の量をその呈色の強さによつて測定する
か、フエノール、4−アミノアンチピリンおよび
ペルオキシダーゼとの反応によつて、その色調の
変化を測定する方法などが挙られる。またこの4
−アミノアンチピリンの代りに4−アミノフエナ
ゾーンを用いてもよい。さらにジエチル−m−ト
ルイジン、4−アミノアンチピリン、ペルオキシ
ダーゼを含有する試薬を用いて、生成した過酸化
水素の量をその呈色の強さによつて測定してもよ
い。その他、2.6−ジクロルフエノールインドフ
エノールとペルオキシダーゼとの組合せによる過
酸化水素の定量測定、グアヤク脂とペルオキシダ
ーゼの組合せによる過酸化水素の定量測定、ホモ
バニリン酸とペルオキシダーゼの組合せによる過
酸化水素の定量測定などのペルオキシダーゼを用
いる定量法が簡便かつ正確なために好ましい。さ
らにこの過酸化水素の定量用試薬を、フイルムや
紙などの担体面に塗布せしめた簡便な積層一体
型となしてもよい。 次いで本発明の実施例を挙げて具体的に述べる
が、本発明はこれらによつて何んら限定されるも
のではない。 実施例 1 コレステロール1.0%、肉エキス0.5%、
K2HPO0.1%、KCl 0.05%、MgSO4・7H2O 0.05
%含有培地100mlを500ml容三角フラスコにとり、
120℃20分間滅菌後セルロモナス・エス・ピー・
B−0814菌体を白金耳で接種約26℃で24時間振盪
培養を行なつた。 次いで、この培養物200ml(2本分)を同一組
成の培地20を含む30容ジヤーフアーメンター
に植菌し、26℃で、撹拌速度200rpm、通気量20
/minで培養を行ない、24時間後反応を停止
し、菌体を5000rpm、15分で集菌した。集菌した
ものは、0.1%リゾチーム、5mM・EDTA含有
20mM・リン酸緩衝液(PH7.5)、5.0に分散さ
せ、37℃で3時間菌体を溶解させ酵素を可溶化し
た。 可溶化後、不溶物を5000rpmで15分間遠心して
除去し、得られた上清4.8(3.3/ml、16000
u)について硫安分画を行ない、0.54〜0.7飽和
画分を集めた。この沈澱画分を20mM・リン酸緩
衝液(PH7.5)800mlに溶解後透析チユーブに入
れ、流水に対して透析した。その後不溶物を
12000rpm、10分間遠心分離して、上清760mlを得
た。(17,26u/ml、13120u)。 さらに得られた上清液を、20mM・リン酸緩衝
液(PH7.5)で緩衝化したDEAE−Sepharose CL
−6B(5×70cm)にチヤージし、KCl濃度0〜
0.5Mの濃度勾配で溶出を行ない、KCl濃度0.28〜
0.32Mで溶出された画分を集めた(37.72u/ml、
12070u)。この画分を10mM・リン酸緩衝液(PH
7.0)10に対して透析し、同じ緩衝液で緩衝化
したDEAE−Sepharose CL−6B(5×30cm)カ
ラムにチヤージしKCl濃度0.1〜0.5Mの濃度勾配
で容出し、0.29〜0.31M・KClで溶出された画分
を集めた(76.32u/ml、10380)。この画分を即
外ロ過膜(アミコン社製)で濃縮し、セフアデツ
クスG−100カラム(5×70cm)にチヤージし、
20mMリン酸緩衝液(PH7.5)で溶出を行ない活
性画分を集め、凍結乾燥した(276mg,8096.4u、
収率50.6%、本標品の比活性は31.6u/mg蛋白質
で電気泳動的に単一バンドであつた。 実施例 2 コレステロールオキシダーゼの至適量。 50mM リン酸緩衝液(PH7.5) 0.03% 4−アミノアンチピリン 0.02% フエノール リパーゼ(クロモバクテリウム属に属する生産
菌由来) 200u/ml ペルオキシダーゼ 2u/ml コレステロールオキシダーゼ(2種)* 0〜1.67u/ml (*コレステロールオキシダーゼは本発明のも
のとストレプトマイセス属由来のものとの2種を
比較した。) 上記の組成液3mlを小試験管にとり37℃に予備
加温後、人血清20μを添加後正確に5分間37℃
で反応し、直ちに500nmで比色定量を行なつた。
その結果、第4図に示す通りで、図中Γ−Γは本
発明のコレステロールオキシダーゼの場合を示
し、●−●はストレプトマイセス属由来のコレス
テロールオキシダーゼの場合を示すもので、スト
レプトマイセス属の由来のコレステロールオキシ
ダーゼが1テスト当り約5必要なのに対し、本
発明のコレステロールオキシダーゼは0.5/テ
スト有れば十分で非常に反応の速いことが確認さ
れた。
4〜5.5の酢酸緩衝液(●−●)、PH5.5〜8.5のリ
ン酸緩衝液(Γ−Γ)、PH8.5〜10のホウ酸緩衝液
(△−△)を用いて、その酵素活性を測定した。
その結果、第1図に示す通りで、本酵素はPH7付
近に至適PHを有すると認められる。 PH安定性 コレステロールオキシダーゼ含有酵素液を、各
種の緩衝液(PH4〜5.5の酢酸緩衝液・PH5.5〜8.5
のリン酸緩衝液、PH8.5〜10ホウ酸緩衝液)で37
℃、60分間加熱処理した後、その残存活性を前記
活性測定法に基いて測定した。その結果、第2図
に示す通りで、本酵素はPH6〜7の範囲で安定と
認められた。 熱安定性 コレステロールオキシダーゼ含有酵素液を、
50mMリン酸緩衝液(PH7.0)で10分間、10〜70
℃にて加熱処理した後、その残存活性を前記活性
測定法に基いて測定した。その結果、第3図を示
す通りで、本酵素は50℃まで安定と認められた。 等電点 PH4.8付近(キヤリア・アンフオライトる用い
た電気泳動法により測定した。) 分子量 約58000(セフアデツクスG−150) 約58000(SDSポリアクリルアミド電気泳動) Km値 約2×10-5M(コレステロール) 以上の本酵素の性質により、本酵素をコレステ
ロールオキシダーゼと認めたものである。 さらにこのコレステロールオキシダーゼは、コ
レステロールを遊離する試料やコレステロールを
含有する試料の定量に使用される。例えばコレス
テロール含有試料に、このコレステロールオキシ
ダーゼを作用せしめることにより、このコレステ
ロールオキシダーゼの酵素作用に基いて消費され
る酵素、または生成される過酸化水素またはコレ
ステノンを定量することにより、コレステロール
の定量をなし得るものである。また酸素や過酸化
水素定量に当つては、酸素電極、過酸化水素電極
などの目的とする成分に感応する電極による電気
的手段によつて行なつてもよく、また酵素を公知
の種々の手段によつて固定化酵素となして、電気
的手段に用いられる電極面に固着せしめた酵素電
極となして行なつてもよい。さらに過酸化水素を
測定するに当つては、好ましくは過酸化水素の存
在下で色調変化を受ける1種もしくは2種以上の
呈色剤によるシステムにて比色測定する。測定す
る方法としては、例えば生成する過酸化水素と反
応して安定した赤色を形成する4価のチタン化合
物とキシレノールオレンジによつて、生成した過
酸化水素の量をその呈色の強さによつて測定する
か、フエノール、4−アミノアンチピリンおよび
ペルオキシダーゼとの反応によつて、その色調の
変化を測定する方法などが挙られる。またこの4
−アミノアンチピリンの代りに4−アミノフエナ
ゾーンを用いてもよい。さらにジエチル−m−ト
ルイジン、4−アミノアンチピリン、ペルオキシ
ダーゼを含有する試薬を用いて、生成した過酸化
水素の量をその呈色の強さによつて測定してもよ
い。その他、2.6−ジクロルフエノールインドフ
エノールとペルオキシダーゼとの組合せによる過
酸化水素の定量測定、グアヤク脂とペルオキシダ
ーゼの組合せによる過酸化水素の定量測定、ホモ
バニリン酸とペルオキシダーゼの組合せによる過
酸化水素の定量測定などのペルオキシダーゼを用
いる定量法が簡便かつ正確なために好ましい。さ
らにこの過酸化水素の定量用試薬を、フイルムや
紙などの担体面に塗布せしめた簡便な積層一体
型となしてもよい。 次いで本発明の実施例を挙げて具体的に述べる
が、本発明はこれらによつて何んら限定されるも
のではない。 実施例 1 コレステロール1.0%、肉エキス0.5%、
K2HPO0.1%、KCl 0.05%、MgSO4・7H2O 0.05
%含有培地100mlを500ml容三角フラスコにとり、
120℃20分間滅菌後セルロモナス・エス・ピー・
B−0814菌体を白金耳で接種約26℃で24時間振盪
培養を行なつた。 次いで、この培養物200ml(2本分)を同一組
成の培地20を含む30容ジヤーフアーメンター
に植菌し、26℃で、撹拌速度200rpm、通気量20
/minで培養を行ない、24時間後反応を停止
し、菌体を5000rpm、15分で集菌した。集菌した
ものは、0.1%リゾチーム、5mM・EDTA含有
20mM・リン酸緩衝液(PH7.5)、5.0に分散さ
せ、37℃で3時間菌体を溶解させ酵素を可溶化し
た。 可溶化後、不溶物を5000rpmで15分間遠心して
除去し、得られた上清4.8(3.3/ml、16000
u)について硫安分画を行ない、0.54〜0.7飽和
画分を集めた。この沈澱画分を20mM・リン酸緩
衝液(PH7.5)800mlに溶解後透析チユーブに入
れ、流水に対して透析した。その後不溶物を
12000rpm、10分間遠心分離して、上清760mlを得
た。(17,26u/ml、13120u)。 さらに得られた上清液を、20mM・リン酸緩衝
液(PH7.5)で緩衝化したDEAE−Sepharose CL
−6B(5×70cm)にチヤージし、KCl濃度0〜
0.5Mの濃度勾配で溶出を行ない、KCl濃度0.28〜
0.32Mで溶出された画分を集めた(37.72u/ml、
12070u)。この画分を10mM・リン酸緩衝液(PH
7.0)10に対して透析し、同じ緩衝液で緩衝化
したDEAE−Sepharose CL−6B(5×30cm)カ
ラムにチヤージしKCl濃度0.1〜0.5Mの濃度勾配
で容出し、0.29〜0.31M・KClで溶出された画分
を集めた(76.32u/ml、10380)。この画分を即
外ロ過膜(アミコン社製)で濃縮し、セフアデツ
クスG−100カラム(5×70cm)にチヤージし、
20mMリン酸緩衝液(PH7.5)で溶出を行ない活
性画分を集め、凍結乾燥した(276mg,8096.4u、
収率50.6%、本標品の比活性は31.6u/mg蛋白質
で電気泳動的に単一バンドであつた。 実施例 2 コレステロールオキシダーゼの至適量。 50mM リン酸緩衝液(PH7.5) 0.03% 4−アミノアンチピリン 0.02% フエノール リパーゼ(クロモバクテリウム属に属する生産
菌由来) 200u/ml ペルオキシダーゼ 2u/ml コレステロールオキシダーゼ(2種)* 0〜1.67u/ml (*コレステロールオキシダーゼは本発明のも
のとストレプトマイセス属由来のものとの2種を
比較した。) 上記の組成液3mlを小試験管にとり37℃に予備
加温後、人血清20μを添加後正確に5分間37℃
で反応し、直ちに500nmで比色定量を行なつた。
その結果、第4図に示す通りで、図中Γ−Γは本
発明のコレステロールオキシダーゼの場合を示
し、●−●はストレプトマイセス属由来のコレス
テロールオキシダーゼの場合を示すもので、スト
レプトマイセス属の由来のコレステロールオキシ
ダーゼが1テスト当り約5必要なのに対し、本
発明のコレステロールオキシダーゼは0.5/テ
スト有れば十分で非常に反応の速いことが確認さ
れた。
第1図は、本発明のコレステロールオキシダー
ゼ至適PH曲線、第2図はPH安定性曲線、第3図は
熱安定性曲線を示し、第4図はコレステロールオ
キシダーゼの至適量を示す曲線である。
ゼ至適PH曲線、第2図はPH安定性曲線、第3図は
熱安定性曲線を示し、第4図はコレステロールオ
キシダーゼの至適量を示す曲線である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 セルロモナス属に属するコレステロールオキ
シダーゼ生産菌を培地に培養し、その培養物から
コレステロールオキシダーゼを採取することを特
徴とするコレステロールオキシダーゼの製造法。 2 セルロモナス属に属するコレステロールオキ
シダーゼ生産菌が、セルロモナス・エス・ピー・
B−0814菌である特許請求の範囲第1項記載のコ
レステロールオキシダーゼ生産菌の製造法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57011303A JPS58129973A (ja) | 1982-01-26 | 1982-01-26 | コレステロ−ルオキシダ−ゼの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57011303A JPS58129973A (ja) | 1982-01-26 | 1982-01-26 | コレステロ−ルオキシダ−ゼの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58129973A JPS58129973A (ja) | 1983-08-03 |
| JPH0147150B2 true JPH0147150B2 (ja) | 1989-10-12 |
Family
ID=11774226
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57011303A Granted JPS58129973A (ja) | 1982-01-26 | 1982-01-26 | コレステロ−ルオキシダ−ゼの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58129973A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6131097A (ja) * | 1984-07-23 | 1986-02-13 | Toyo Jozo Co Ltd | 新規な高感度酵素的測定法 |
| JP2786679B2 (ja) * | 1989-07-24 | 1998-08-13 | 旭化成工業株式会社 | 新規なω位カルボキシアルコール酸化酵素 |
| US5206148A (en) * | 1989-07-24 | 1993-04-27 | Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha | Method for assaying aliphatic alcohol, aliphatic aldehyde or ω-carboxylic acid derivatives thereof |
-
1982
- 1982-01-26 JP JP57011303A patent/JPS58129973A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58129973A (ja) | 1983-08-03 |
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