JPH0149606B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0149606B2 JPH0149606B2 JP14922381A JP14922381A JPH0149606B2 JP H0149606 B2 JPH0149606 B2 JP H0149606B2 JP 14922381 A JP14922381 A JP 14922381A JP 14922381 A JP14922381 A JP 14922381A JP H0149606 B2 JPH0149606 B2 JP H0149606B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- plastisol
- roll
- vinyl chloride
- air bubbles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、軟質塩化ビニル樹脂ロールの製造方
法に係る。
法に係る。
塩化ビニル樹脂が印材の素材として使用し得る
ことは既に公知であり、例えば、特開昭52−
120009号公報、特開昭54−2801号公報及び特開昭
56−73240号公報がある。しかし、前二者は、平
板または円筒形状の基体面上にプラスチゾル等を
スプレー法、刷毛塗り法、デイツピング法などに
より塗布した後溶融した後表面を研磨するグラビ
ア印刷版に係るものであり、塩化ビニル樹脂は基
体表面に薄く塗布されているのみで、本来の軟質
ロールとは云い難い。また後者は、ペーストレン
ジに高分子量可塑剤を配合したプラスチゾルを脱
泡調整した後金型で注型する方法が記載されてい
るけれども、プラスチゾル調整時の攪拌により空
気を巻き込んで無数の大小の気泡が生じ、それを
脱泡させるためには静置して長期間かける必要が
あり、小気泡まで完全に除去するためには真空装
置等別途の脱泡装置を備える必要があつた。さら
に脱泡装置を備えても完全に脱泡できず、金型注
入後の加熱により残留気泡が膨張し、または会合
して大きな気泡となつて軟質ロール中に現われ、
これを表面研磨仕上げする際に、軟質ロール表面
が凹凸になつて、実用に供することができなかつ
た。また、外観的にも商品的価値が損なわれてい
た。この現象は、プラスチゾル中に充填材を混入
した場合などに一段と増強されていた。
ことは既に公知であり、例えば、特開昭52−
120009号公報、特開昭54−2801号公報及び特開昭
56−73240号公報がある。しかし、前二者は、平
板または円筒形状の基体面上にプラスチゾル等を
スプレー法、刷毛塗り法、デイツピング法などに
より塗布した後溶融した後表面を研磨するグラビ
ア印刷版に係るものであり、塩化ビニル樹脂は基
体表面に薄く塗布されているのみで、本来の軟質
ロールとは云い難い。また後者は、ペーストレン
ジに高分子量可塑剤を配合したプラスチゾルを脱
泡調整した後金型で注型する方法が記載されてい
るけれども、プラスチゾル調整時の攪拌により空
気を巻き込んで無数の大小の気泡が生じ、それを
脱泡させるためには静置して長期間かける必要が
あり、小気泡まで完全に除去するためには真空装
置等別途の脱泡装置を備える必要があつた。さら
に脱泡装置を備えても完全に脱泡できず、金型注
入後の加熱により残留気泡が膨張し、または会合
して大きな気泡となつて軟質ロール中に現われ、
これを表面研磨仕上げする際に、軟質ロール表面
が凹凸になつて、実用に供することができなかつ
た。また、外観的にも商品的価値が損なわれてい
た。この現象は、プラスチゾル中に充填材を混入
した場合などに一段と増強されていた。
本発明者らは、気泡を含まない軟質塩化ビニル
ロールを効率よく生産する方法につき鋭意検討し
ていたところ、プラスチゾル中に消泡剤を少量含
有せしめることによりゾルから容易に気泡が除か
れ、真空脱気等の脱泡操作を施こさなくとも、製
造された軟質塩化ビニル樹脂ロールには気泡は含
まれておらず、これを切削研磨する工程において
も気泡が障害になることはなかつた。また、金型
にプラスチゾルを注入後、ゲル化するまでの間に
該プラスチゾルに振動を付与することにより、気
泡は一層完全に脱気除去されることが判つた。
ロールを効率よく生産する方法につき鋭意検討し
ていたところ、プラスチゾル中に消泡剤を少量含
有せしめることによりゾルから容易に気泡が除か
れ、真空脱気等の脱泡操作を施こさなくとも、製
造された軟質塩化ビニル樹脂ロールには気泡は含
まれておらず、これを切削研磨する工程において
も気泡が障害になることはなかつた。また、金型
にプラスチゾルを注入後、ゲル化するまでの間に
該プラスチゾルに振動を付与することにより、気
泡は一層完全に脱気除去されることが判つた。
すなわち、本発明の目的は、気泡の含まれない
軟質塩化ビニル樹脂ロールを効率良く製造する方
法を提供するにあり、しかして、本発明の要旨
は、消泡剤0.1〜8重量%含有するポリ塩化ビニ
ル系プラスチゾルを金型に注入して該プラスチゾ
ルがゲル化する温度に加熱し、冷却後離型して表
面研磨を施こすことを特徴とする軟質塩化ビニル
樹脂ロールの製造方法に存する。
軟質塩化ビニル樹脂ロールを効率良く製造する方
法を提供するにあり、しかして、本発明の要旨
は、消泡剤0.1〜8重量%含有するポリ塩化ビニ
ル系プラスチゾルを金型に注入して該プラスチゾ
ルがゲル化する温度に加熱し、冷却後離型して表
面研磨を施こすことを特徴とする軟質塩化ビニル
樹脂ロールの製造方法に存する。
本発明を詳細に説明する。
本発明方法に使用するポリ塩化ビニル系プラス
チゾルとは、塩化ビニル系ペーストレジン、可塑
剤及び消泡剤を必須の成分としている。
チゾルとは、塩化ビニル系ペーストレジン、可塑
剤及び消泡剤を必須の成分としている。
塩化ビニル系ペーストレジンは、塩化ビニルを
単独で、または塩化ビニルとそれと共重合可能な
コモノマー、例えば酢酸ビニル、アクリル酸、ア
クリル酸メチル、エチレン、プロピレン、スチレ
ン等の混合物を通常の方法によつて乳化重合法に
よりまたは微細懸濁重合法によつて製造されたも
のであるのが好ましい。塩化ビニルに共重合可能
なコモノマーは、上述の具体例に限定されるもの
ではなく、また重合時に用いられる乳化剤または
懸濁剤もその種類に特に限定されるものではな
い。ペーストレジンは、可塑剤を加えてゾル状に
なる粒形、性状であれば良い。ペーストレジンに
は、粘度降下を目的に、必要に応じ塩化ビニル混
合用レジンを混合してもよい。該混合用レジンの
添加量は、ペーストレジンとの合計量に対して50
重量%以内の範囲で使用される。(以下、混合用
レジンが配合されたものであつてもペーストレジ
ンという。) 塩化ビニル系プラスチゾル(以下プラスチゾル
という)の調整に用いられる可塑剤は、塩化ビニ
ル樹脂の可塑剤として使用されるものなら種々の
ものが使用され、特に限定されるものではない。
例えばフタル酸ジブチル、フタル酸ジヘプチル、
フタル酸ジオクチル(DOP)、フタル酸ジイソデ
シル、フタル酸ブチルラウリル、フタル酸ジトリ
デシル、フタル酸ブチルベンジル、ブチルフタリ
ルブチルグリコレート等のフタル酸エステル系可
塑剤、トリメリツト酸トリオクチル等のトリメリ
ツト酸エステル系可塑剤、燐酸トリクレジル、燐
酸トリオクチル等の燐酸エステル系可塑剤、クエ
ン酸トリ−n−ブチル、アジピン酸ジオクチル、
アジピン酸ブチルベンジル、アゼライン酸ジオク
チル、セバシン酸ジオクチル、アセチルリシノー
ル酸メチル等の脂肪酸エステル系可塑剤等を挙げ
ることができ、これらを一種または二種以上混合
して使用する。
単独で、または塩化ビニルとそれと共重合可能な
コモノマー、例えば酢酸ビニル、アクリル酸、ア
クリル酸メチル、エチレン、プロピレン、スチレ
ン等の混合物を通常の方法によつて乳化重合法に
よりまたは微細懸濁重合法によつて製造されたも
のであるのが好ましい。塩化ビニルに共重合可能
なコモノマーは、上述の具体例に限定されるもの
ではなく、また重合時に用いられる乳化剤または
懸濁剤もその種類に特に限定されるものではな
い。ペーストレジンは、可塑剤を加えてゾル状に
なる粒形、性状であれば良い。ペーストレジンに
は、粘度降下を目的に、必要に応じ塩化ビニル混
合用レジンを混合してもよい。該混合用レジンの
添加量は、ペーストレジンとの合計量に対して50
重量%以内の範囲で使用される。(以下、混合用
レジンが配合されたものであつてもペーストレジ
ンという。) 塩化ビニル系プラスチゾル(以下プラスチゾル
という)の調整に用いられる可塑剤は、塩化ビニ
ル樹脂の可塑剤として使用されるものなら種々の
ものが使用され、特に限定されるものではない。
例えばフタル酸ジブチル、フタル酸ジヘプチル、
フタル酸ジオクチル(DOP)、フタル酸ジイソデ
シル、フタル酸ブチルラウリル、フタル酸ジトリ
デシル、フタル酸ブチルベンジル、ブチルフタリ
ルブチルグリコレート等のフタル酸エステル系可
塑剤、トリメリツト酸トリオクチル等のトリメリ
ツト酸エステル系可塑剤、燐酸トリクレジル、燐
酸トリオクチル等の燐酸エステル系可塑剤、クエ
ン酸トリ−n−ブチル、アジピン酸ジオクチル、
アジピン酸ブチルベンジル、アゼライン酸ジオク
チル、セバシン酸ジオクチル、アセチルリシノー
ル酸メチル等の脂肪酸エステル系可塑剤等を挙げ
ることができ、これらを一種または二種以上混合
して使用する。
本発明は、上記可塑剤に加え、分子量が約1000
〜7000程度の高分子可塑剤を併用することにより
得られる軟質塩化ビニル樹脂ロール(以下単に塩
ビロールという)の劣化防止、耐久性等の品質を
向上させることが出来る。高分子可塑剤のみであ
ればペーストレジンを可塑化し難く、また塩ビロ
ールの品質はあまり向上せず、通常の可塑剤を併
用してはじめて塩ビロールの性質向上に役立つ。
高分子可塑性としてはポリエステル系可塑剤、エ
ポキシ系可塑剤が挙げられ、具体例としてはプロ
ピレングリコールとアジピン酸またはセバシン酸
との反応によつて得られるポリプロピレンアジペ
ート、ポリプロピレンセバケート、エポキシ化大
豆油、液状ニトリルゴム等が使用される。また、
高分子可塑剤としてジアリルアジペート、ジアリ
ルマレエート、ジクロルアリルマレエート、ジア
リルマロネート、ポリエチレングリコールジアク
リレート等で代表される反応系可塑剤を通常の可
塑剤と併用することもできる。
〜7000程度の高分子可塑剤を併用することにより
得られる軟質塩化ビニル樹脂ロール(以下単に塩
ビロールという)の劣化防止、耐久性等の品質を
向上させることが出来る。高分子可塑剤のみであ
ればペーストレジンを可塑化し難く、また塩ビロ
ールの品質はあまり向上せず、通常の可塑剤を併
用してはじめて塩ビロールの性質向上に役立つ。
高分子可塑性としてはポリエステル系可塑剤、エ
ポキシ系可塑剤が挙げられ、具体例としてはプロ
ピレングリコールとアジピン酸またはセバシン酸
との反応によつて得られるポリプロピレンアジペ
ート、ポリプロピレンセバケート、エポキシ化大
豆油、液状ニトリルゴム等が使用される。また、
高分子可塑剤としてジアリルアジペート、ジアリ
ルマレエート、ジクロルアリルマレエート、ジア
リルマロネート、ポリエチレングリコールジアク
リレート等で代表される反応系可塑剤を通常の可
塑剤と併用することもできる。
しかして、可塑剤の使用量は、塩化ビニルペー
ストレジン100重量部に対して30〜400重量部、好
ましくは50〜250部、特に50〜200重量部の範囲で
用いられる。可塑剤の添加量が30重量部以下で
は、常温で充分な液状流動体となりにくく、金型
注入の際に支障をきたし、特に脱泡が難しくな
り、塩ビロール内に気泡が出来やすくなる。一
方、400重量部以上使用した場合、脱泡は容易に
なるが、製品としての塩ビロールが柔らかすぎ、
通常の目的には使用し難くなる。
ストレジン100重量部に対して30〜400重量部、好
ましくは50〜250部、特に50〜200重量部の範囲で
用いられる。可塑剤の添加量が30重量部以下で
は、常温で充分な液状流動体となりにくく、金型
注入の際に支障をきたし、特に脱泡が難しくな
り、塩ビロール内に気泡が出来やすくなる。一
方、400重量部以上使用した場合、脱泡は容易に
なるが、製品としての塩ビロールが柔らかすぎ、
通常の目的には使用し難くなる。
本発明の一必須成分である消泡剤は、プラスチ
ゾルに対して消泡作用または脱泡作用のあるもの
なら特に制限されない。消泡作用及び脱泡作用と
は、ペーストレジンと可塑剤、または必要に応じ
添加する後述の充填材との混合時に気泡を生じさ
せない作用を有するもの、または気泡が生じても
容易に脱泡するような作用を有するものを云い、
プラスチゾルがゲル化するまでに気泡が除去され
ればよい。消泡剤としては、シリコンエマルジヨ
ン、シリコンオイル、ポリグリコール系化合物、
ポリエーテル系化合物、アニオン系界面活性剤、
ノニオン系界面活性剤等が使用され、量的には塩
化ビニル系プラスチゾルに対して0.1〜8重量%、
好ましくは1〜5重量%が最も有効である。8重
量%以上の添加は、消泡効果においてそれ以上の
促進はなく、また消泡剤の種類によつては8重量
%を超えるとプラスチゾルのゲル化時に表面への
滲出をきたし、また塩ビローラーとしての機能を
阻害するようになる。
ゾルに対して消泡作用または脱泡作用のあるもの
なら特に制限されない。消泡作用及び脱泡作用と
は、ペーストレジンと可塑剤、または必要に応じ
添加する後述の充填材との混合時に気泡を生じさ
せない作用を有するもの、または気泡が生じても
容易に脱泡するような作用を有するものを云い、
プラスチゾルがゲル化するまでに気泡が除去され
ればよい。消泡剤としては、シリコンエマルジヨ
ン、シリコンオイル、ポリグリコール系化合物、
ポリエーテル系化合物、アニオン系界面活性剤、
ノニオン系界面活性剤等が使用され、量的には塩
化ビニル系プラスチゾルに対して0.1〜8重量%、
好ましくは1〜5重量%が最も有効である。8重
量%以上の添加は、消泡効果においてそれ以上の
促進はなく、また消泡剤の種類によつては8重量
%を超えるとプラスチゾルのゲル化時に表面への
滲出をきたし、また塩ビローラーとしての機能を
阻害するようになる。
本発明方法に使用するプラスチゾルには、必要
に応じて上記必須成分のほかに、例えば稀釈剤、
紫外線吸収剤、着色剤、熱安定剤、酸化防止剤、
充填材等通常のプラスチゾルに使用される添加剤
(材)を適宜添加できることは勿論である。充填
材としては、タルク、炭酸カルシウム、シリカ、
ガラス粉、ガラス球、ガラス繊維、天然繊維、合
成繊維、炭素繊維、金属繊維等があげられ、プラ
スチゾル100重量部に対し、10〜50重量部の範囲
で使用するのが好ましい。
に応じて上記必須成分のほかに、例えば稀釈剤、
紫外線吸収剤、着色剤、熱安定剤、酸化防止剤、
充填材等通常のプラスチゾルに使用される添加剤
(材)を適宜添加できることは勿論である。充填
材としては、タルク、炭酸カルシウム、シリカ、
ガラス粉、ガラス球、ガラス繊維、天然繊維、合
成繊維、炭素繊維、金属繊維等があげられ、プラ
スチゾル100重量部に対し、10〜50重量部の範囲
で使用するのが好ましい。
本発明方法は、例えば図面に示す注型用金型を
用いるのが気泡の除去する効率が高く好都合であ
る。
用いるのが気泡の除去する効率が高く好都合であ
る。
図面は、注型用金型の斜視図である。図中、1
は注型用金型、2,2′は金型側端面、3はロー
ル軸芯受孔、4,4′は軸芯押え板をそれぞれ示
している。金型1は、両側端面2及び2′を有す
る上方が四角形に開口しており、該両側端面2,
2′それぞれには塩ビロールの金属製の軸芯を支
えるロール軸芯受孔3が設けられている。該受孔
3は、両側端面中央の若干下に設けられており、
金型1の内壁は、少なくとも受孔3より下の部分
が軸芯に対して略等間隔の、好ましくは等間隔の
円弧を形成しているのが望ましい。そして受孔3
より上は周壁が上方に伸びた箱型である。受孔3
より上方の周壁は、箱型に限定されるものではな
く、軸芯に対して楕円形の弧を形成していてもよ
い。勿論、金型1はそれを安定させるために脚ま
たは袴を有してもよい。また受孔3は、通常側端
面2,2′上部から削成し、最下部の位置でロー
ル軸芯が載置されるようになつているのが好まし
い。軸芯を載置した後断面H形をした軸芯押え板
4,4′をもつて削成された側端面2,2′を上下
摺動可能に側端面の開口部を閉鎖するようになつ
ている。
は注型用金型、2,2′は金型側端面、3はロー
ル軸芯受孔、4,4′は軸芯押え板をそれぞれ示
している。金型1は、両側端面2及び2′を有す
る上方が四角形に開口しており、該両側端面2,
2′それぞれには塩ビロールの金属製の軸芯を支
えるロール軸芯受孔3が設けられている。該受孔
3は、両側端面中央の若干下に設けられており、
金型1の内壁は、少なくとも受孔3より下の部分
が軸芯に対して略等間隔の、好ましくは等間隔の
円弧を形成しているのが望ましい。そして受孔3
より上は周壁が上方に伸びた箱型である。受孔3
より上方の周壁は、箱型に限定されるものではな
く、軸芯に対して楕円形の弧を形成していてもよ
い。勿論、金型1はそれを安定させるために脚ま
たは袴を有してもよい。また受孔3は、通常側端
面2,2′上部から削成し、最下部の位置でロー
ル軸芯が載置されるようになつているのが好まし
い。軸芯を載置した後断面H形をした軸芯押え板
4,4′をもつて削成された側端面2,2′を上下
摺動可能に側端面の開口部を閉鎖するようになつ
ている。
本発明方法によつて塩ビロールを製造するに
は、まずロール軸芯を金型1の軸芯受孔3に載置
し、軸芯押え板4,4′で金型1の側端面を閉鎖
し、前述のプラスチゾルを金型1内に注入充填す
る。プラスチゾルを速やかに金型内に注入するた
め空気の巻き込み等により気泡が生ずるが、極め
て短時間に金型上部開口面に気泡が集合し、容易
に脱気される。プラスチゾルの入つた金型は、プ
ラスチゾルがゲル化するまで加熱される。本発明
方法は、金型内にプラスチゾルを注入したときま
たは加熱中に、振動を付与することにより消泡剤
の作用と相俟つて脱気する速度を著しく速めるこ
とができる。振動の付与は、超音波等で行つても
よく、その方法、手段は特に制限はなく、最も単
純なバイブレーター法でよい。例えば、振幅10〜
30mm、60〜120回/分のサイクルで5〜10分間で
充分である。しかし振動を付与する温度は、ゲル
化温度、振動による歪等を勘案すると120℃の温
度に達するまでの間に行うのが望ましい。プラス
チゾルのゲル化は、130〜300℃、好ましくは160
〜250℃、特に180〜230℃の温度範囲で行うのが
最適である。
は、まずロール軸芯を金型1の軸芯受孔3に載置
し、軸芯押え板4,4′で金型1の側端面を閉鎖
し、前述のプラスチゾルを金型1内に注入充填す
る。プラスチゾルを速やかに金型内に注入するた
め空気の巻き込み等により気泡が生ずるが、極め
て短時間に金型上部開口面に気泡が集合し、容易
に脱気される。プラスチゾルの入つた金型は、プ
ラスチゾルがゲル化するまで加熱される。本発明
方法は、金型内にプラスチゾルを注入したときま
たは加熱中に、振動を付与することにより消泡剤
の作用と相俟つて脱気する速度を著しく速めるこ
とができる。振動の付与は、超音波等で行つても
よく、その方法、手段は特に制限はなく、最も単
純なバイブレーター法でよい。例えば、振幅10〜
30mm、60〜120回/分のサイクルで5〜10分間で
充分である。しかし振動を付与する温度は、ゲル
化温度、振動による歪等を勘案すると120℃の温
度に達するまでの間に行うのが望ましい。プラス
チゾルのゲル化は、130〜300℃、好ましくは160
〜250℃、特に180〜230℃の温度範囲で行うのが
最適である。
軸芯がインサートされている金型内の溶融した
ゲル化物は、冷却歪を除去するため、徐々に冷却
される。プラスチゾルの昇温、ゲル化中に生じた
気泡は、金型上方に上昇し、金型開口面に集合
し、その少数が泡のまゝ固化される。次いで冷却
固化した弾性のあるゲル化物は、離型した後機械
的方法、例えばバイト等を使用して塩ビロールの
形状に切削、表面研磨が行われ製品とされる。金
型開口面に集合した泡は、切削の際に完全に除か
れ、塩ビロールには気泡は全く含まれていない。
したがつて、表面研磨によつて塩ビロール表面に
凹凸は生じず、滑らかな表面に仕上げることがで
きる。
ゲル化物は、冷却歪を除去するため、徐々に冷却
される。プラスチゾルの昇温、ゲル化中に生じた
気泡は、金型上方に上昇し、金型開口面に集合
し、その少数が泡のまゝ固化される。次いで冷却
固化した弾性のあるゲル化物は、離型した後機械
的方法、例えばバイト等を使用して塩ビロールの
形状に切削、表面研磨が行われ製品とされる。金
型開口面に集合した泡は、切削の際に完全に除か
れ、塩ビロールには気泡は全く含まれていない。
したがつて、表面研磨によつて塩ビロール表面に
凹凸は生じず、滑らかな表面に仕上げることがで
きる。
金型として、ロールそのものの形状をした金型
を用いて、すなわち軸芯受孔3より上部が軸芯に
対して等間隔の円弧となつた金型内でゲル化した
場合、金型上半分に気泡が付着して完全に脱泡が
できないため、得られた塩ビロールは、その上半
分表面に気泡が巻き込まれたまま固化される。こ
の塩ビロールは、離型した時点ですでに表面に凹
凸があり、表面研磨を施こすことによりその表面
があばた状になり、商品価値は失なわれる。
を用いて、すなわち軸芯受孔3より上部が軸芯に
対して等間隔の円弧となつた金型内でゲル化した
場合、金型上半分に気泡が付着して完全に脱泡が
できないため、得られた塩ビロールは、その上半
分表面に気泡が巻き込まれたまま固化される。こ
の塩ビロールは、離型した時点ですでに表面に凹
凸があり、表面研磨を施こすことによりその表面
があばた状になり、商品価値は失なわれる。
本発明の方法によつて得られた塩ビロールは、
凸版印刷、オフセツト印刷、フレキソ印刷等のロ
ールとして、また脱水用ロールとして従来のゴム
ロール同様に使用される。
凸版印刷、オフセツト印刷、フレキソ印刷等のロ
ールとして、また脱水用ロールとして従来のゴム
ロール同様に使用される。
本発明方法によれば金型内のプラスチゾルから
気泡が速やかに脱泡され、かつ振動を付与するこ
とにより一層脱泡の程度を向上させることができ
る。そして、上部が広く開放された金型を用いる
ことにより加熱、ゲル化中に発生した気泡をゲル
化物の開放表面に集合させることができ、これを
切削・研磨することにより気泡の含まれない極め
て表面平滑な軟質塩化ビニル樹脂ロールが製造さ
れる。また、プラスチゾルからの脱泡が容易であ
るため、プラスチゾルを長時間静置する必要はな
く、生産性の向上に大きく寄与している。
気泡が速やかに脱泡され、かつ振動を付与するこ
とにより一層脱泡の程度を向上させることができ
る。そして、上部が広く開放された金型を用いる
ことにより加熱、ゲル化中に発生した気泡をゲル
化物の開放表面に集合させることができ、これを
切削・研磨することにより気泡の含まれない極め
て表面平滑な軟質塩化ビニル樹脂ロールが製造さ
れる。また、プラスチゾルからの脱泡が容易であ
るため、プラスチゾルを長時間静置する必要はな
く、生産性の向上に大きく寄与している。
以下に本発明方法を実施例にて詳述するが、本
発明は、その要旨を超えない限り以下の実施例に
限定されるものではない。
発明は、その要旨を超えない限り以下の実施例に
限定されるものではない。
実施例
重合度約2000のポリ塩化ビニルペーストレジン
100重量部に、可塑剤250重量部、及び熱安定剤5
重量部を混合し25℃での粘度25000cpのプラスチ
ゾルを調整した。これに消泡剤としてシリコンオ
イルを2重量%に相当する量添加して均一に攪拌
した。
100重量部に、可塑剤250重量部、及び熱安定剤5
重量部を混合し25℃での粘度25000cpのプラスチ
ゾルを調整した。これに消泡剤としてシリコンオ
イルを2重量%に相当する量添加して均一に攪拌
した。
このようにして得たプラスチゾルを軸芯を受孔
に載置した図面に示した金型に注入し、50℃まで
昇温する間に5分間横振動を与え、さらに200℃
の温度に昇温してゲル化した。ゲル化物をゆつく
り常温まで冷却して固化させ、次いで離型後バイ
トにより切削、研磨し、表面平滑な塩ビロールを
製造した。該塩ビロールには気泡は含まれていな
かつた。
に載置した図面に示した金型に注入し、50℃まで
昇温する間に5分間横振動を与え、さらに200℃
の温度に昇温してゲル化した。ゲル化物をゆつく
り常温まで冷却して固化させ、次いで離型後バイ
トにより切削、研磨し、表面平滑な塩ビロールを
製造した。該塩ビロールには気泡は含まれていな
かつた。
比較のため、消泡剤を添加しなかつたほかは実
施例と同様にして塩ビロールを製造した。この塩
ビロールの中には大小の多数の気泡が含まれてお
り、ロール表面にも若干の穴が生じていた。
施例と同様にして塩ビロールを製造した。この塩
ビロールの中には大小の多数の気泡が含まれてお
り、ロール表面にも若干の穴が生じていた。
図面は、本発明のロールの製造に用いる金型の
1例でその斜視図である。
1例でその斜視図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 消泡剤0.1〜8重量%含有するポリ塩化ビニ
ル系プラスチゾルを金型に注入して該プラスチゾ
ルがゲル化する温度に加熱し、冷却後離型して表
面研磨を施こすことを特徴とする軟質塩化ビニル
樹脂ロールの製造方法。 2 プラスチゾルの温度が120℃に達するまでに
振動を付与する特許請求の範囲第1項記載の軟質
塩化ビニル樹脂ロールの製造方法。 3 金型が両側端面にロール軸芯受孔を有し、少
なくとも該受孔より下の部分の内面をロール軸芯
に対して略等間隔の円弧に形成した構造である特
許請求の範囲第1項または第2項記載の軟質塩化
ビニル樹脂ロールの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14922381A JPS5851111A (ja) | 1981-09-21 | 1981-09-21 | 軟質塩化ビニル樹脂ロ−ルの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14922381A JPS5851111A (ja) | 1981-09-21 | 1981-09-21 | 軟質塩化ビニル樹脂ロ−ルの製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5851111A JPS5851111A (ja) | 1983-03-25 |
| JPH0149606B2 true JPH0149606B2 (ja) | 1989-10-25 |
Family
ID=15470546
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14922381A Granted JPS5851111A (ja) | 1981-09-21 | 1981-09-21 | 軟質塩化ビニル樹脂ロ−ルの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5851111A (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63151811U (ja) * | 1987-03-27 | 1988-10-05 | ||
| JPS63239018A (ja) * | 1987-03-27 | 1988-10-05 | Takara Co Ltd | スラッシュ成形に供される真空脱泡装置 |
| JPH0640782Y2 (ja) * | 1987-08-27 | 1994-10-26 | 積水ハウス株式会社 | 天端用高さ決め具 |
| JP2507035Y2 (ja) * | 1990-07-31 | 1996-08-14 | 株式会社原田総合土木 | セメントモルタルのならし定規 |
| JP4657460B2 (ja) * | 2001-01-12 | 2011-03-23 | 株式会社ブリヂストン | ローラの製造方法及びストッパ部材 |
-
1981
- 1981-09-21 JP JP14922381A patent/JPS5851111A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5851111A (ja) | 1983-03-25 |
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