JPH0150231B2 - - Google Patents

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JPH0150231B2
JPH0150231B2 JP3681282A JP3681282A JPH0150231B2 JP H0150231 B2 JPH0150231 B2 JP H0150231B2 JP 3681282 A JP3681282 A JP 3681282A JP 3681282 A JP3681282 A JP 3681282A JP H0150231 B2 JPH0150231 B2 JP H0150231B2
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JPS58154576A (ja
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Mitsuo Okahara
Yoji Nakatsuji
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  • Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規クラウンエーテル、更に詳しくは
下記一般式によつて示される環外に二個のブロモ
メチル基を有するクラウンエーテル化合物及びそ
の製造法に関する。 (式中、Rは水素原子又はアルキル基、mは0〜
3の整数、nは0〜2の整数を示す) クラウンエーテル類(crown ethers)とは、
大環状ポリエーテルに慣用的に付された名称であ
つて、種々の陽イオンに対して錯形成能を有する
ことが明らかになるにつれて、有機合成、分離分
析、生化学、医薬品等広い分野にわたつて利用さ
れ始めており、工業的に興味深い化合物である。 近年、クラウンエーテルの化学にあつて注目を
集めているのは各種の機能性クラウンエーテル合
成の重要な鍵化合物となる官能基をもつクラウン
エーテルの合成である。 本発明者等はかねてよりかゝる官能基をもつク
ラウンエーテルの合成並びに利用研究に従事し、
先にクロルメチル基又は水酸基を有するクラウン
エーテルの合成法について報告した(M.
Okahara、Y.Nakatsuji et al、Bull.Chem.Soc.
Jpn.、1980.53.481;J.Org.Chem.1980、45、
5355)。又、最近に至つて次式に示すようにポリ
エチレングリコールモノ−2−メチルアリルエー
テル(a)の分子内ブロモアルキル化によつて環外に
一個のブロモメチル基を有するクラウンエーテル
(b)の合成法を確立した(J.C.S.Chem.Comm.、
1981、219)。 その後引き続き研究した結果、下記一般式によ
つて示すように環外に二個のブロモメチル基を有
するクラウンエーテル化合物の合成に成功した。
このような二官能性クラウンエーテルはブロモメ
チル基の反応性を利用してポリマーに直接組みこ
むことができるのみならず、オリゴエチレングリ
コールと反応させて二本の側鎖をもつクラウンエ
ーテルやナトリウムアルコキシドと反応させて側
鎖に電子供与基をもつラリアートエーテル、更に
はビニル基の導入による重合性モノマーへの誘導
など巾広く応用可能な化合物である。 (但し、式中Rは水素原子又はアルキル基、mは
0〜3の整数、nは0〜2の整数を示す) 上記一般式表示のクラウンエーテル化合物は文
献未載の新規物質で、本発明によれば一般式
() (但し、式中Rは水素原子又はアルキル基、mは
0〜3の整数を示す) にて表わされるポリエチレングリコール不飽和ジ
エーテルとこれに対しN−ブロモスクシンイミド
及び一般式() (但し、式中nは0〜2の整数を示す) にて表わされるポリエチレングリコールを夫々少
くとも2倍モル反応させて一般式() (但し、式中R、m及びnは前記と同意義) にて表わされる化合物を生成せしめ、次いでこれ
を塩基の存在下に、スルホン酸ハライドと反応さ
せることによつて製造取得することができる。 本発明に於て出発原料として使用されるポリエ
チレングリコール不飽和ジエーテル()のう
ち、置換基Rが水素原子又はメチル基である不飽
和ジエーテルは例えばW.T.Olson et al、J.Am.
Chem.Soc.、69、2451(1947)に記載の方法に準
じてアリルクロリド(CH2=CHCHCl)又は2
−メチルアリルクロリド
【式】 と一般式 (式中、mは0〜3の整数、Mはアルカリ金属を
示す) にて表わされるポリエチレングリコールのアルカ
リ金属塩とをモル比2:1で反応させることによ
つて容易に製造取得することができる。又、置換
基Rがメチル基以外のアルキル基である不飽和ジ
エーテルについては対応するアルデヒドから下記
の反応工程を経由して製造することができる。 本発明の方法のうち前段の反応工程に於て、ポ
リエチレングリコール不飽和ジエーテル()に
作用させるN−ブロモスクシンイミド及びポリエ
チレングリコール()(例えばエチレングリコ
ール、ジエチレングリコール、トリエチレングリ
コール、テトラエチレングリコール又はそれらの
2種以上の混合物)の使用量に関しては、N−ブ
ロモスクシンイミド2倍モル程度であればよい
が、ポリエチレングリコール()は通常反応溶
媒として兼用した方が好ましく、この場合10〜20
倍モルの過剰量が使用される。勿論、過剰のポリ
エチレングリコールを溶媒とする他に、不活性有
機溶媒、特に含塩素系溶媒(例えば1.2−ジクロ
ロエタン、ジクロロメタン等)が好適であり、エ
ーテル系溶媒(例えばジオキサン、テトラヒドロ
フラン等)も使用することができる。 この前段の工程はポリエチレングリコール
()にN−ブロモスクシンイミドを懸濁し、こ
れにポリエチレングリコール不飽和ジエーテル
()を添加することによつて行われる。 本反応は発熱を伴ない、約50℃に達すると速や
かに進行する。反応温度は室温乃至70℃、特に30
℃〜50℃になるように制御するのがよい。反応の
終了は沃化カリウム水溶液を用い活性ブロムの消
失で容易に確認することができる。反応終了後、
反応液より析出した副生スクシンイミドを除去
し、更に減圧蒸留に付して未反応ポリエチレング
リコールを留去すると中間生成物()が得られ
る。 中間生成物のジヒドロキシ化合物()が調製
されたならば、引き続き次工程の環化縮合反応を
行なわしめる。本工程は通常塩基の存在下に中間
生成物のジヒドロキシ化合物()とスルホニル
ハライドをモル比1:1にて反応させることによ
つて行われる。 反応系に共存せしめる塩基としてはアルカリ金
属の水酸化物、水素化物又はアルコキシドが好ま
しく用いられる。具体的には水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、水酸化リチウム、水素化ナトリ
ウム、水素化カリウム、水素化リチウム、ナトリ
ウム−t−ブトキシド、カリウム−t−ブトキシ
ド等を挙げることができる。これら塩基の使用量
は中間生成物()の有する二個の水酸基に対し
て化学的当量以上であればよく、アルカリ金属化
合物の場合には2倍モル以上、好ましくは2.5〜
4倍モルである。 本反応は通常不活性有機溶媒中で行なわれる。
適当な溶媒として例えば、ジエチルエーテル、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン、モノグライム、
ジグライム、ジメチルスルホキシド、N,N−ジ
メチルホルムアミド、t−ブタノール、ヘキサメ
チルリン酸トリアミド、ジクロルメタン、四塩化
炭素、ジクロルエタン、トリクロルエタン、テト
ラクロルエタン、クロロホルム等が挙げられる。
又スルホン酸ハライドとしては塩化メタンスルホ
ニル、塩化エタンスルホニル等の塩化アルカンス
ルホニル、塩化ベンゼンスルホニル、塩化−p−
トルエンスルホニル等の塩化アレンスルホニル、
塩化トリクロロスルホニル等が挙げられる。 環化縮合反応を行なうには通常は中間生成物ジ
ヒドロキシ化合物()とスルホン酸ハライドと
をモル比1:1で含む溶液を上記塩基化合物粉末
の懸濁液もしくは塩基溶液中に撹拌しながら徐々
に滴下する。この際水酸化ナトリウム−ジオキサ
ン系、カリウム−t−ブトキシド−t−ブタノー
ル系、水素化ナトリウム−ジメチルスルホキシド
系が好ましい。又、別々に調製したジヒドロキシ
化合物()とスルホン酸ハライドの各溶液を同
時に塩基化合物の懸濁液もしくは塩基溶液中に滴
下してもよい。反応温度は一般に常温〜100℃程
度がテンプレート効果が期待できるので望まし
い。又反応時間に関しては常温でも4〜5時間程
度で十分であるが、温度が高くなると更に短縮し
得る。 反応終了後、反応混合物より副生した塩を除去
し、次いで溶媒を留去する。得られた残渣を適当
な溶媒、例えば水−メチレンクロリドで抽出し、
メチレンクロリド層より溶媒を留去することによ
り目的物を単離することができる。更に必要に応
じてカラムクロマトグラフイーによつて精製して
もよい。 以下参考例及び実施例により具体的に説明す
る。 参考例 エチレングリコールジ2−メチルアリルエーテ
ルの製造 t−ブタノール500mlに金属ナトリウム22.99g
(1.0モル)を加え、70℃でエチレングリコール
31.04g(0.5モル)を2時間を要して滴下した。
70℃で5時間撹拌して金属ナトリウムを完全に溶
解させ、これに2−メチルアリルクロリド99.61
g(1.1モル)を5時間で滴下し、更に10時間反
応させた。反応終了後反応液を過して塩を除去
し、t−ブタノールを減圧下に留去した。次いで
ヘキサン−水系で抽出し、ヘキサンを留去した。
減圧蒸留によりb.p.45〜50℃/3Torrの留分とし
てエチレングリコールジ2−メチルアリルエーテ
ルを55.8g得た。収率65%。 元素分析 C H(%) 実測値 70.15 10.82 計算値 70.55 10.66 Mass(m/e) 170(M+、1)、155(2)、115
(34)、73(61)、71(85)、55(100)、43(37)、4
1
(21) NMR(δ、CCl4) 1.68(s、6H)、3.36〜3.44
(t+t、4H)、3.82(s、4H)、4.76〜4.92(m
+m、4H) IR(cm-1) 3090(m)、2890(s)、1660(m)、
1450(m)、1380(m)、1380(m)、1350(m)、
1120(s)、910(s) 尚ポリエチレングリコールジ2−メチルアリル
エーテル及びポリエチレングリコールジアリルエ
ーテルの合成は上記方法に準じて行なつた。 実施例 1 2,9−ジブロモメチル−2,9−ジメチル−
15−クラウン−5(1a)の製造 エチレングリコール18.62g(0.3モル)にN−
ブロモスクシンイミド(NBS)10.68g(0.06モ
ル)を加えて35℃に保ち、これに参考例で得たエ
チレングリコールジ2−メチルアリルエーテル
(3a)5.11g(0.03モル)を1時間で滴下した後、
50℃に昇温し更に4時間反応させた。反応終了
後、析出した白色結晶(スクシンイミド)を別
し、液を減圧下に濃縮して過剰のエチレングリ
コールを留去して(2a)を73%の収率で得た。 ジオキサン100mlに粉砕した水酸化ナトリウム
(95%)3.37g(0.08モル)を加えて撹拌下、50
℃でベンゼンスルホニルクロリド3.57g(0.02モ
ル)、(2a)9.04g(0.02モル)及びジオキサン
100mlからなる均一混合溶液を5時間に亘つて滴
下し、更に4時間反応させた。反応終了後過し
て塩を除き、溶媒を留去した。残渣に水を加えて
メチレンクロリドで抽出し、メチレンクロリド層
より溶媒を留去して粗精製物を得た。精製はシリ
カゲルカラムクロマトグラフイー(アセトン−ヘ
キサン系)で行ない、淡黄色液体として(1a)
を得た。収率41%。 元素分析値(%) C H Br 実測値 38.35 6.32 36.43 計算値 6.32 6.04 36.81 IR(neat) 2890(s)、1460(m)、1380(m)、
1300(m)、1260(m)、1200(m)、1140(s)、
970cm-1(m)、680(m) Mass(m/e) 436、434、432、355(2)、353(2)、
139(42)、137(49)、115(32)、101(30)、73
(62)、71(43)、55(69)、45(95)、43(100) NMR(δ、CCl4) 1.23(s、6H)、3.23〜3.61
(m、20H) 屈折率(n20 D) 1.5115 又上記方法のうち後段(2a)の環化縮合工程
に於て反応媒体としてジオキサンの代りにジメチ
ルスルホキシドを、又塩基として水酸化ナトリウ
ムの代りに水素化ナトリウム1.92g(0.08モル)
を夫々用いた以外は全く同一の条件下で反応させ
たところ、(1a)を35%の収率で得た。 実施例 2 2,12−ジブロモメチル−2,12−ジメチル−
18−クラウン−6(1b)の製造 エチレングリコール31.04g(0.5モル)にN−
ブロモスクシンイミド17.80g(0.1モル)を加え
て35℃に保ち、これにジエチレングリコールジ2
−メチルアリルエーテル(3b)10.72g(0.05モ
ル)を1時間で滴下した後、50℃に昇温し、更に
4時間反応させた。反応終了後析出したスクシン
イミド結晶を去し、液より過剰のエチレング
リコールを留去して(2b)を20.10g(0.041モ
ル)得た。収率81%であつた。 ジオキサン100mlに粉末状の水酸化カリウム
(85%)13.37g(0.203モル)を加えて撹拌下、
50℃でベンゼンスルホニルクロリド7.87g
(0.045モル)、(2b)20.10g(0.041モル)及びジ
オキサン100mlからなる均一混合溶液を5時間要
して滴下し、更に4時間反応させた。以下実施例
と同様な操作を行なつて淡黄色液体として(1b)
を得た。収率25%。 元素分析(%) C H Br 実測値 40.05 6.50 33.20 計算値 40.19 6.32 33.42
【表】 又上記(2b)の環化縮合工程に於て水酸化ナ
トリウム−ジオキサン系の代りにカリウム−t−
ブトキシド22.4g(0.2モル)−ベンゼン100ml系
を用いた以外は全く同一条件下で反応させたとこ
ろ、(1b)を40%の収率で得た。 実施例 3 2,6−ジブロモメチル−2,6−ジメチル−
18−クラウン−6(1c)の製造 ジエチレングリコール31.84g(0.30モル)、N
−ブロモスクシンイミド10.68g(0.06モル)及
び(3c)3.79g(0.03モル)を用い、実施例1と
同様な反応操作を繰返して(2c)12.50g(0.025
モル)を得た。収率84%。次いでジオキサン100
mlに粉砕した水酸化カリウム(85%)8.31g
(0.126モル)を加えて撹拌下、50℃でベンゼンス
ルホニルクロリド4.89g(0.028モル)、(2c)
12.50g(0.025モル)及びジオキサン100mlから
なる均一混合溶液を5時間要して滴下し、以後実
施例1と同様な操作を行なつて(1c)を淡黄色液
体として得た。収率31%。 元素分析(%) C H Br 実測値 40.13 6.34 33.48 計算値 40.19 6.32 33.42
【表】 実施例 4 2,9−ジブロモメチル−2,9−ジメチル−
21−クラウン−7(1d)の製造 ジエチレングリコール53.06g(0.5モル)、N
−ブロモスクシンイミド17.80g(0.10モル)及
びエチレングリコールジ2−メチルアリルエーテ
ル(3d)8.51g(0.05モル)を用いて実施例1と
同一の反応操作を行なつて(2d)22.9g(0.042
モル)を得た。収率85%。次いでジオキサン100
mlに水酸化カリウム(85%)13.99g(0.212モ
ル)を加えて撹拌下、50℃でベンゼンスルホニル
クロリド8.23g(0.047モル)、(2d)22.9g
(0.042モル)及びジオキサン100mlからなる混合
溶液を5時間を要して滴下し、以後実施例1と同
様な操作を行なつて(1d)を淡黄色液体として
得た。収率19%。 元素分析(%) C H Br 実測値 41.26 6.62 30.50 計算値 41.40 6.56 30.60
【表】 〓

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式 (但し、式中Rは水素原子又はアルキル基、mは
    0〜3の整数、nは0〜2の整数を示す) にて表わされる環外に二個のブロモメチル基を有
    するクラウンエーテル化合物。 2 一般式() (但し、式中Rは水素原子又はアルキル基、mは
    0〜3の整数を示す) にて表わされるポリエチレングリコール不飽和ジ
    エーテルと、これに対しN−ブロモスクシンイミ
    ド及び一般式() (但し、式中nは0〜2の整数を示す) にて表わされるポリエチレングリコールを夫々少
    くとも2倍モル反応させて、一般式() (但し、式中R、m及びnは前記と同意義) にて表わされる化合物を生成せしめ、次いでこれ
    を塩基の存在下にスルホン酸ハライドと反応させ
    ることを特徴とする一般式() (但し、式中R、m及びnは前記と同意義) にて表わされる環外に二個のブロモメチル基を有
    するクラウンエーテル化合物の製造法。 3 塩基がアルカリ金属の水酸化物、水素化物又
    はアルコキシドである特許請求の範囲2項記載の
    製造法。 4 スルホン酸ハライドがスルホン酸塩化物であ
    る特許請求の範囲2項記載の製造法。
JP3681282A 1982-03-09 1982-03-09 環外に二個のブロモメチル基を有するクラウンエ−テル及びその製造法 Granted JPS58154576A (ja)

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