JPH0153344B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0153344B2 JPH0153344B2 JP59237786A JP23778684A JPH0153344B2 JP H0153344 B2 JPH0153344 B2 JP H0153344B2 JP 59237786 A JP59237786 A JP 59237786A JP 23778684 A JP23778684 A JP 23778684A JP H0153344 B2 JPH0153344 B2 JP H0153344B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- less
- steel
- corrosion resistance
- rust
- corrosion
- Prior art date
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- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本発明は耐錆性(耐食性)に優れた自動車用、
製缶用等の高耐食性鋼板に関するものである。 (従来の技術) 従来、自動車用鋼板や食缶用鋼板などには耐錆
性(耐食性)が要求されることから、自動車用鋼
板には例えば特開昭55−73826号公報にあるよう
な亜鉛メツキ鋼板などが使われ、食缶用鋼板には
錫メツキ、クロムメツキその他の化成処理などの
表面処理を施こした鋼板が使用されている。 (発明が解決しようとする問題点) しかし、これら鋼板は曲げ加工、絞りおよび張
出し加工、しごき加工、あるいはこれらを複合し
た加工がなされるために、表面被膜の剥離あるい
は損傷などによる素地鉄の露出部が容易に錆びる
という欠点がある。これを補うため加工後再び表
面被覆を施こしている場合もある。 仮りに加工の程度が小さく、表面被膜の剥離、
損傷がなくても、加工前後に行われる剪断あるい
は打抜きなどがなされた端面においては、表面被
膜がなく素地鉄が露出しているため容易に発錆
し、しばしば問題になる。 このように自動車や食缶などの用途において腐
食や錆びは鋼板それ自身の性能、機能を損ない
数々の問題を引き起す原因ともなる。 本発明者らは表面処理を必要とせず自動車の使
用環境および食品などの環境で腐食しない、錆び
ない耐食性の良い、又加工性を具備した鋼板を得
るため種々検討した。 (問題点を解決するための手段、作用) その結果、低炭素チタン添加鋼にCrを5.5〜10
重量%未満含有させ、かつ特定量の酸可溶Alを
含ませることで、自動車および食缶などの腐食環
境で腐食しない、錆びないそして加工性の優れた
鋼板を得ることに成功した。 その要旨とするところは、重量%としてC:
0.02%以下、Si:0.3%以下、Mn:0.5%以下、
P:0.025%以下、S:0.025%以下、酸可溶Al:
0.02〜0.15%、Ti:C量の4倍以上でかつ0.02%
以上0.3%以下、Cr:5.5〜10%未満を含有し、さ
らに必要に応じてCu:0.01〜0.50%、Ni:0.01〜
0.50%の1種または2種を含有し、残部は鉄およ
び不可避的不純物からなる成形性の優れた高耐食
性鋼板にある。 以下、本発明に係る鋼板の各成分を上記のよう
に限定した理由を詳細に説明する。 Cは0.02%を超えると耐食性が悪くなり、本発
明の目的を達成し得ない。望ましくは0.01%以下
で、低ければ低いほどよい。 Si、Mnは製鋼上必要な成分であるが、多量に
含まれると加工性が劣化するので、Siは0.3%以
下、Mnは0.5%以下とした。しかし、高水準の加
工性を維持するためにはSi0.1%以下、Mn0.35%
以下が好ましい。 PおよびSは出来る限り低い方が耐食性や加工
性に良い結果を持たらすが、製鋼作業の経済的制
約からそれぞれ0.025%以下に限定した。 Tiは各種の成形に必要な加工性を付与するた
めに必要であるが、耐食性を確保するためにも必
要で、含有量としては0.02%以上0.3%以下で、
かつTi/Cで4以上が必要である。0.3%より多
くすることは再結晶温度をあげるばかりであり、
製造コストも高くなるだけである。好ましくは
0.1%以下がよい。 Alは脱酸剤として鋼の清浄化に必要であると
ともに、本発明鋼においてはCr同様耐食(錆)
性を確保するために欠かせぬ元素で、CrとAlの
共存により耐食性を著しく高める。この作用を得
るためには酸可溶Alにて0.02%以上必要である。
一方その含有量が0.15%超では耐食性の助長効果
は飽和する。それに0.15%超の添加は介在物の生
成を多くする。耐食性に対するより好ましい共存
効果を得るためには0.030〜0.100%である。 Crは本発明鋼の耐食性を付与するのに必要な
元素であり、自動車や食缶など種々の腐食環境で
耐食性を解保するためには5.5%以上が必要であ
る。しかし、Cr含有量を10%以上とすることは
経済上好ましくない。また、前記酸可溶Alとの
共存により耐食性が高められているので10%未満
とする。 さらに必要に応じて選択元素としてCrとNiを
含有させる。CuおよびNiの耐錆性助長効果はそ
れぞれ0.01%以下では認められず、0.5%超では
鋼を脆化し、加工性を劣化させる。 (実施例) 以下に実施例を述べる。 真空溶解炉にて第1表に示すような成分の鋼を
溶製し、鋼塊とした。これらの鋼塊を1150℃×1
時間均熱後板厚30mmに粗圧延し、再び1150℃×1
時間加熱後板厚3.0mmに熱延した。これら熱延板
を酸洗した後0.5mmに冷延し、焼鈍を行つた。焼
鈍の条件は75%H2+25%N2(露点−50℃)の還
元零囲気の中に焼鈍温度750℃で60秒間保定し、
室温まで炉中冷却した。こうして作製した鋼板の
機械的性質、耐食性を調査しその結果を第2表に
示す。
製缶用等の高耐食性鋼板に関するものである。 (従来の技術) 従来、自動車用鋼板や食缶用鋼板などには耐錆
性(耐食性)が要求されることから、自動車用鋼
板には例えば特開昭55−73826号公報にあるよう
な亜鉛メツキ鋼板などが使われ、食缶用鋼板には
錫メツキ、クロムメツキその他の化成処理などの
表面処理を施こした鋼板が使用されている。 (発明が解決しようとする問題点) しかし、これら鋼板は曲げ加工、絞りおよび張
出し加工、しごき加工、あるいはこれらを複合し
た加工がなされるために、表面被膜の剥離あるい
は損傷などによる素地鉄の露出部が容易に錆びる
という欠点がある。これを補うため加工後再び表
面被覆を施こしている場合もある。 仮りに加工の程度が小さく、表面被膜の剥離、
損傷がなくても、加工前後に行われる剪断あるい
は打抜きなどがなされた端面においては、表面被
膜がなく素地鉄が露出しているため容易に発錆
し、しばしば問題になる。 このように自動車や食缶などの用途において腐
食や錆びは鋼板それ自身の性能、機能を損ない
数々の問題を引き起す原因ともなる。 本発明者らは表面処理を必要とせず自動車の使
用環境および食品などの環境で腐食しない、錆び
ない耐食性の良い、又加工性を具備した鋼板を得
るため種々検討した。 (問題点を解決するための手段、作用) その結果、低炭素チタン添加鋼にCrを5.5〜10
重量%未満含有させ、かつ特定量の酸可溶Alを
含ませることで、自動車および食缶などの腐食環
境で腐食しない、錆びないそして加工性の優れた
鋼板を得ることに成功した。 その要旨とするところは、重量%としてC:
0.02%以下、Si:0.3%以下、Mn:0.5%以下、
P:0.025%以下、S:0.025%以下、酸可溶Al:
0.02〜0.15%、Ti:C量の4倍以上でかつ0.02%
以上0.3%以下、Cr:5.5〜10%未満を含有し、さ
らに必要に応じてCu:0.01〜0.50%、Ni:0.01〜
0.50%の1種または2種を含有し、残部は鉄およ
び不可避的不純物からなる成形性の優れた高耐食
性鋼板にある。 以下、本発明に係る鋼板の各成分を上記のよう
に限定した理由を詳細に説明する。 Cは0.02%を超えると耐食性が悪くなり、本発
明の目的を達成し得ない。望ましくは0.01%以下
で、低ければ低いほどよい。 Si、Mnは製鋼上必要な成分であるが、多量に
含まれると加工性が劣化するので、Siは0.3%以
下、Mnは0.5%以下とした。しかし、高水準の加
工性を維持するためにはSi0.1%以下、Mn0.35%
以下が好ましい。 PおよびSは出来る限り低い方が耐食性や加工
性に良い結果を持たらすが、製鋼作業の経済的制
約からそれぞれ0.025%以下に限定した。 Tiは各種の成形に必要な加工性を付与するた
めに必要であるが、耐食性を確保するためにも必
要で、含有量としては0.02%以上0.3%以下で、
かつTi/Cで4以上が必要である。0.3%より多
くすることは再結晶温度をあげるばかりであり、
製造コストも高くなるだけである。好ましくは
0.1%以下がよい。 Alは脱酸剤として鋼の清浄化に必要であると
ともに、本発明鋼においてはCr同様耐食(錆)
性を確保するために欠かせぬ元素で、CrとAlの
共存により耐食性を著しく高める。この作用を得
るためには酸可溶Alにて0.02%以上必要である。
一方その含有量が0.15%超では耐食性の助長効果
は飽和する。それに0.15%超の添加は介在物の生
成を多くする。耐食性に対するより好ましい共存
効果を得るためには0.030〜0.100%である。 Crは本発明鋼の耐食性を付与するのに必要な
元素であり、自動車や食缶など種々の腐食環境で
耐食性を解保するためには5.5%以上が必要であ
る。しかし、Cr含有量を10%以上とすることは
経済上好ましくない。また、前記酸可溶Alとの
共存により耐食性が高められているので10%未満
とする。 さらに必要に応じて選択元素としてCrとNiを
含有させる。CuおよびNiの耐錆性助長効果はそ
れぞれ0.01%以下では認められず、0.5%超では
鋼を脆化し、加工性を劣化させる。 (実施例) 以下に実施例を述べる。 真空溶解炉にて第1表に示すような成分の鋼を
溶製し、鋼塊とした。これらの鋼塊を1150℃×1
時間均熱後板厚30mmに粗圧延し、再び1150℃×1
時間加熱後板厚3.0mmに熱延した。これら熱延板
を酸洗した後0.5mmに冷延し、焼鈍を行つた。焼
鈍の条件は75%H2+25%N2(露点−50℃)の還
元零囲気の中に焼鈍温度750℃で60秒間保定し、
室温まで炉中冷却した。こうして作製した鋼板の
機械的性質、耐食性を調査しその結果を第2表に
示す。
【表】
【表】
表中(A)は板厚0.5mm×巾20mm×長さ80mmの試験
片をオレンジジユース、コカ・コーラ(登録商
標)、アツプルジユースに7日間浸漬した後の腐
食減量で、表中(B)は板厚0.5mm×巾50mm×長さ100
mmの試験片を35℃に保持した湿気槽(純水噴霧)
中に24時間保持した後の表面の発錆状況を示す。 なお、食缶においては僅かな腐食減量も許され
ない。 (発明の効果) 第2表より明らかな如く、本発明鋼は比較鋼よ
りも格段に優れた耐食性を有していることがわか
る。又、伸び、値も高水準を維持し、プレス加
工性にも優れ、自動車用鋼板としても極めて適す
る。
片をオレンジジユース、コカ・コーラ(登録商
標)、アツプルジユースに7日間浸漬した後の腐
食減量で、表中(B)は板厚0.5mm×巾50mm×長さ100
mmの試験片を35℃に保持した湿気槽(純水噴霧)
中に24時間保持した後の表面の発錆状況を示す。 なお、食缶においては僅かな腐食減量も許され
ない。 (発明の効果) 第2表より明らかな如く、本発明鋼は比較鋼よ
りも格段に優れた耐食性を有していることがわか
る。又、伸び、値も高水準を維持し、プレス加
工性にも優れ、自動車用鋼板としても極めて適す
る。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 重量%としてC:0.02%以下、 Si:0.3%以下、 Mn:0.5%以下、 P:0.025%以下、 S:0.025%以下、 酸可溶Al:002〜0.15%、 Ti:C量の4倍以上でかつ0.02%以上0.3%以
下、 Cr:5.5〜10%未満 を含有し、残部は鉄および不可避的不純物からな
る成形性の優れた高耐食性鋼板。 2 重量%としてC:0.02%以下、 Si:0.3%以下、 Mn:0.5%以下、 P:0.025%以下、 S:0.025%以下、 酸可溶Al:0.02〜0.15%、 Ti:C量の4倍以上でかつ0.02%以上0.30%以
下、 Cr:5.5〜10%未満 を含有し、さらに Cu:0.01〜0.50%、 Ni:0.01〜0.50% の1種または2種を含有し、残部は鉄および不可
避的不純物からなる成形性の優れた高耐食性鋼
板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23778684A JPS61117249A (ja) | 1984-11-12 | 1984-11-12 | 成形性の優れた高耐食性鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23778684A JPS61117249A (ja) | 1984-11-12 | 1984-11-12 | 成形性の優れた高耐食性鋼板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61117249A JPS61117249A (ja) | 1986-06-04 |
| JPH0153344B2 true JPH0153344B2 (ja) | 1989-11-14 |
Family
ID=17020408
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23778684A Granted JPS61117249A (ja) | 1984-11-12 | 1984-11-12 | 成形性の優れた高耐食性鋼板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61117249A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH02156048A (ja) * | 1988-12-09 | 1990-06-15 | Kawasaki Steel Corp | 耐食性に優れたクロム鋼 |
| US4994122A (en) * | 1989-07-13 | 1991-02-19 | Carpenter Technology Corporation | Corrosion resistant, magnetic alloy article |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5031531A (ja) * | 1973-07-21 | 1975-03-28 | ||
| JPS5541290B2 (ja) * | 1973-11-02 | 1980-10-23 | ||
| JPS559053B2 (ja) * | 1973-11-02 | 1980-03-07 | ||
| JPS5319914A (en) * | 1976-08-10 | 1978-02-23 | Nisshin Steel Co Ltd | Low chrome ferritic soft magnetic steel |
| JPS5441530A (en) * | 1977-09-07 | 1979-04-02 | Hitachi Shipbuilding Eng Co | Method of cutting surface of pier abutment* etc* |
-
1984
- 1984-11-12 JP JP23778684A patent/JPS61117249A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61117249A (ja) | 1986-06-04 |
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