JPH0153400B2 - - Google Patents

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JPH0153400B2
JPH0153400B2 JP58097512A JP9751283A JPH0153400B2 JP H0153400 B2 JPH0153400 B2 JP H0153400B2 JP 58097512 A JP58097512 A JP 58097512A JP 9751283 A JP9751283 A JP 9751283A JP H0153400 B2 JPH0153400 B2 JP H0153400B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
synthetic
fiber
synthetic leather
leather
Prior art date
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Expired
Application number
JP58097512A
Other languages
English (en)
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JPS59223377A (ja
Inventor
Hiroshi Yamada
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanei KK
Original Assignee
Sanei KK
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Publication date
Application filed by Sanei KK filed Critical Sanei KK
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Publication of JPS59223377A publication Critical patent/JPS59223377A/ja
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  • Synthetic Leather, Interior Materials Or Flexible Sheet Materials (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は合成皮革特に靴底や履物の底面に好適
な合成皮革の製法に関する。 合成皮革は天然皮革に比べて耐水性、耐摩耗
性、反発弾性、抗張力等の物理特性が優れてお
り、合成皮革を用いた靴底は天然皮底よりも耐久
性があるので、靴底は次第に天然皮革から合成皮
革に変つてきており、実用履物では合成皮革が主
流を占めるまでに普及している。しかし合成皮革
は天然皮革に比べてその風合が高級感覚に欠けて
おり、表面にプリント印刷や塗装を行い、研磨や
バフ仕上げを施して風合いを改善しているが天然
皮革に及ばず、このため高価な靴には現在でも天
然皮革が使用されている。 天然皮革は第1図に示す如く天皮11と多孔質
の繊維層2の二重構造になつており、天皮11は
薄くて組織が緻密であり、極めて微細な独立気泡
が無数にかつ万遍なく存在しており、繊維層2は
かなりの厚みがあつて組織が粗く、無数の連続し
た気泡が万遍なく存在している。この連続気泡は
天皮に近づくほど微細化し、繊維層2の組織は天
皮に近づくほど徐々に緻密となつている。天然皮
革は繊維層2にこのような連続気泡が存在するこ
とにより、軽くて弾性に富みかつ通気性を有する
という性状を備える。このような構造に由来して
天然皮革を靴底用に1足取りをすると、繊維層の
粗い部分が収縮して裏側へ反り返り、自然にくせ
づけされて足裏にフイツトするようになる。又天
然皮革の天皮と1足取りの断面を塗装すると、塗
料が繊維層の気泡に吸収されて独特の風合いを生
ずる。天然皮革の靴底は自然にくせづけされるこ
とと全体に軽くて弾性に富むことから、履き具合
が良く、通気性を有するので足がむれないし、地
面に接触する天皮が緻密であるから耐久性を備え
る等の多くの機能的な利点をもつている。 本発明の目的は合成皮革の耐水性その他の物理
特性をそのまま保持させ、風合的及び機能的に天
然皮革と変らないものを提供することにある。 本発明は天皮と中味層の二重構造とし、天皮用
の合成ゴム組成物に架橋剤と共架橋剤及び分解温
度の高い発泡剤を加え、中味層用の合成ゴム組成
物に繊維層と分解温度の低い発泡剤及び熱可塑性
樹脂を加え、この配合物を2枚分の厚さに部出し
て上下に天皮部出し品を重ねたものを型枠に納
め、型枠内の三層の部出し品を上下の熱盤でプレ
ス加硫して一体に成形したのち1/2に漉割りし、
一度に2枚分の合成皮革を得るのである。 次に本発明の実施例を説明する。 () 天皮用配合物
【表】 この配合物は通常の合成ゴム組成物に、架橋
剤のほかに共架橋剤及び分解温度の高い発泡剤
を加えている。 () 中味層用配合物
【表】
【表】 この配合物は通常の合成ゴム配合物に、ナイ
ロン繊維屑とポリブテン及び分解温度の低い発
泡剤を加えており、ナイロン繊維屑は太さ15〜
20デニール、長さ1〜5mmのものを用いる。な
おナイロン繊維屑の添加量の範囲は10〜
50PHRであり、ナイロンの代りに木綿その他
の繊維屑を用いてもよい。 天皮用配合物をミキサーで充分に混練したのち
カレンダで0.8〜1.5m/mの厚さに部出し、中味
層用配合物もミキサーで充分に混練してカレンダ
で6〜8mm(2枚分の厚さ)に部出し、各部出し
品を90cm角に裁断する。次に中味層部出し品Bの
上下に天皮部出し品A,Aを重ねて第2図に示す
型枠3に納め、型枠内の三層の部出し品を上下の
熱盤4,4でプレス加硫して一体に成形する。熱
盤4,4はその内面に皮シボ模様を施した型板
5,5を有し、この型板により成形品の表面を皮
調の模様に仕上げる。ここに加硫条件は圧力が約
150Kg/cm2、温度は150゜±10℃、時間は約13分で
ある。 プレス加硫が始まると配合物()、()の加
硫度及び発泡係数の差異により両側の天皮部出し
品A,Aが先に硬化し始め、その内面から中味層
部出し品Bへと熱が次第に伝つて架橋反応及び加
硫反応が進行し、この熱伝導により各部出し品に
含まれる発泡剤が分解してガスを発生する。この
ガスは中味層部出し品Bに添加されている繊維屑
のからみ合つた間隙に沿うて移動し、未だ熱の伝
つていない中味層部出し品Bの内部に無数の連続
した気泡が万遍なく形成される。 ここにガスの移動が加硫時に行われるので、連
続気泡が中味層部出し品の中央部へ至るに従つて
大きくなり、天皮部出し品A,Aに近づくほど微
細な連続気泡のまま残り、天皮部出し品には極め
て微細な独立気泡が万遍なく存在する。この結果
粗くて厚い中味層12を挾んで薄くて緻密な天皮
11,11が一体に形成され、この成形品を金型
3から取出して中味層12の中央線Lに沿うて1/
2に漉割りし、一度に天皮11と中味層12から
なる2枚の合成皮革を得る。 本実施例においては配合物()は地面に当た
る天皮用であるから、耐久性や耐摩耗性を重視し
ている。すなわち天皮用配合物()では架橋剤
と共架橋剤を併用しており、このため架橋反応が
早くて硬化時間が短いので、発泡剤より分解した
ガスが小さく閉じ込められ、極めて微細な独立気
泡(ミクロの単泡体)として天皮内に万遍なく存
在し、耐水性及び耐摩耗性の優れた天皮が得られ
る。又天皮用配合物()に加えた発泡剤は中味
層用配合物()の発泡剤よりも分解温度が高
く、従つて天皮用配合物()は硬化が進行し始
めたのちガス分解を起す。これは上記と相俟つて
天皮内にミクロの単泡体を生成するのに役立つ。 本実施例における中味層用配合物()にはナ
イロン繊維屑(長さ1〜5m/m、太さ15〜25デ
ニール)とポリブテンを加えている。ここにポリ
ブテンは温度の上昇に伴つて粘度が低下する液体
で、粘着剤と滑剤の両方の働きをなし、中味層用
配合物()を混練するとナイロン繊維屑がその
表面にポリブテンがコーテイングされた状態でか
らみ合う。この結果プレス加硫が始まつて発泡剤
が分解すると、ガスがポリブテン膜に添うてナイ
ロン繊維屑の間隙を移動し、ナイロン繊維屑がい
かに複雑にからみ合つていてもガスの移動は極め
て順調に行われるので、中味層の内部に万遍なく
連続気泡を生成し、かつその中央部に至るに従つ
て大きな連続気泡となり、天然皮革の繊維屑と同
じような構造の中味層が得られることになる。 中味層用配合物()では分解温度110℃以下
の発泡剤を用い、この配合物の架橋反応が進行し
ない間にガスを発生して移動させ、これにより繊
維屑の配合量に応じた複雑な連続気泡が生成され
る。 中味層用配合物()には塩化ビニールを加え
ているが、これは他の熱可塑性樹脂に代えてもよ
い。熱可塑性樹脂を加えたのは、次の理由によ
る。すなわち架橋反応用として与えられる熱はゴ
ム分を硬化させるが、樹脂はその性質から軟化又
は溶融される。このことにより架橋反応の終る直
後に複雑な気泡構造となつた成形品を金型から取
出すとその形状が正確に出ないことが多い。しか
し成形品を取出してプレス圧よりも低い空気中に
置いた時点では、熱可塑性樹脂は軟化状態であ
り、従つて圧縮された状態の分解ガスが平均的に
軟化した樹脂の内部で膨脹し、その後の自然冷却
で収縮する。このことから熱可塑性樹脂は成形品
の寸法安定化にも欠かせない。成形品は1/2に漉
割りするが、樹脂分の配合により伸びが少なくか
つ切断が容易となる。成形品を漉割りしたのち1
足取りに裁断したものを研磨する工程では、樹脂
分が研石との摩擦熱で溶け、連続気泡を適度に目
詰りさせて天然皮革に似た風合いに仕上がる。な
お中味層用配合物()における繊維屑と熱可塑
性樹脂が中味層を天然皮革の繊維屑に近い伸び率
にするので、本実施例による合成皮革はゴム底加
工機と皮底加工機の両方を用いてミシン縫いを行
なうことができる。 このようにして得た合成皮革の断面を顕微鏡で
観察すると、第1図に示す天然皮革と同じように
天皮11は組織が緻密で極めて微細な独立気泡が
万遍なく存在しており、中味層12は天然皮革の
繊維屑と同じように組織が粗く、無数の連続気泡
が万遍なく存在し、この連続気泡は天皮11に近
づくほど微細となり、漉き断面に至るに従つて大
きくなつていることが判る。 本実施例による合成皮革は耐水性その他の物理
特性を従来通り保持し、中味層に上記のような連
続気泡が存在することにより、軽く弾性に富み、
かつ通気性を有する。さらにこの合成皮革は従来
のものと同じように地面に当たる天皮11が緻密
であるから耐久性を有し、1足取りに裁断すると
周縁部分の残留ガスが抜け、連続気泡の大きい裏
側部分が繊維のからみで引張られて収縮するので
反り返り現象を起す。又この合成皮革は1足取り
の断面を研磨してこの面と天皮面に塗装すると、
塗料が連続気泡に吸収されて天然皮革と同じよう
な風合を生ずる。なおこの塗料に天然皮革の匂を
有する香料を混ぜるとよい。 本発明において天皮と中味層の二重構造とし、
天皮用の合成ゴム組成物に架橋剤と共架橋剤及び
分解温度の高い発泡剤を加え、中味層用の合成ゴ
ム組成物に繊維屑と分解温度の低い発泡剤及び熱
可塑性樹脂を加え、この配合物を2枚の厚さに部
出して上下に天皮部出し品を重ねたものを型枠に
納め、型枠内の三層の部出し品を上下の熱盤でプ
レス加硫して一体に成形したのち1/2に漉割りし、
一度に2枚の合成皮革を得ることからなり、天然
皮革と同じように緻密で極めて微細な無数の独立
気泡を万遍なく有する天皮と、粗くて無数の独立
気泡を万遍なく有する中味層を一体に成形し、中
味層の連続気泡は天皮に近づくに従つて微細とな
り、裏側に至るに従つて大きくなつているから、
合成皮革の耐水性その他の物理特性を従来通り保
持したまま、軽くて弾性に富み、かつ通気性を有
する天然皮革の特性並びに天然皮革のくせつけ並
びに風合い等を付与することができ、天然皮革よ
りも丈夫でそれと同じ機能及び風合いをもつ合成
皮革を一度に2枚ずつ製造しうる効果がある。又
繊維屑として太さ5〜30デニール、長さ1〜5mm
の合成繊維又は天然繊維を用い、液状合成樹脂と
ポリマーを併用するものは、ガスの移動が極めて
順調に行われるので、中味層内の連続気泡をより
確実に生成して品質の向上をはかり得る利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は天然皮革の拡大断面図、第2図は本発
明に係る製法の一例を示す拡大断面図である。 なおAは天皮部出し品、Bは中味層部出し品、
3は金型、4は熱盤、11は天皮、12は中味層
である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 天皮と中味層の二重構造とし、天皮用の合成
    ゴム組成物に架橋剤と共架橋剤及び分解温度の高
    い発泡剤を加え、中味層用の合成ゴム組成物に架
    橋剤及び繊維屑と分解温度の低い発泡剤、そして
    熱可塑性樹脂を加え、この配合物を2枚の厚さに
    部出して上下に天皮部出し品を重ねたものを型枠
    に納め、型枠内の三層の部出し品を上下の熱盤で
    プレス加硫して一体に形成したのち1/2に漉割り
    し、一度に2枚分の合成皮革を得ることを特徴と
    する合成皮革の製法。 2 中味層用配合に使用する繊維屑が太さ5〜30
    デニール、長さ1〜5mmの合成繊維又は天然繊維
    であり、その繊維屑と常温液状ポリマー(流動点
    +30℃以下の樹脂状物質あるいは液状ゴム)を併
    用する特許請求の範囲第1項に記載の合成皮革の
    製法。
JP58097512A 1983-06-01 1983-06-01 合成皮革の製法 Granted JPS59223377A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58097512A JPS59223377A (ja) 1983-06-01 1983-06-01 合成皮革の製法

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JPS59223377A JPS59223377A (ja) 1984-12-15
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