JPH0153677B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0153677B2 JPH0153677B2 JP56129121A JP12912181A JPH0153677B2 JP H0153677 B2 JPH0153677 B2 JP H0153677B2 JP 56129121 A JP56129121 A JP 56129121A JP 12912181 A JP12912181 A JP 12912181A JP H0153677 B2 JPH0153677 B2 JP H0153677B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- soluble
- antibiotic
- melting point
- strain
- dimethyl sulfoxide
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Saccharide Compounds (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Compounds Of Unknown Constitution (AREA)
Description
本発明は抗生物質AB−116に関する。
本発明者らは放線菌が生産する抗生物質を検索
中、アクチノプラネス(Actinoplanes)属に属
する菌が抗生物質AB−116を産生することを見
い出し本発明を完成した。 本発明の抗生物質AB−116の物理化学的性状
ならびに抗菌スペクトルは次のとおりであり、こ
れらのデータから本物質は新規抗生物質と認めら
れる。 物理化学的性状 1 元素分析(実験値%) C H N 44.08 5.32 19.18 2 モノアセテート体の分子量:381(マススペク
トル法) 3 融 点:明確な融点は示さないが約225℃で
黄色に、約258℃で茶褐色に変化する 4 比旋光度:〔α〕25 D−14.0(c=1、ジメチル
スルホキシド中) 5 紫外部吸収スペクトル:第1図に示すとお
り、その特徴的な吸収を次表に示す。
中、アクチノプラネス(Actinoplanes)属に属
する菌が抗生物質AB−116を産生することを見
い出し本発明を完成した。 本発明の抗生物質AB−116の物理化学的性状
ならびに抗菌スペクトルは次のとおりであり、こ
れらのデータから本物質は新規抗生物質と認めら
れる。 物理化学的性状 1 元素分析(実験値%) C H N 44.08 5.32 19.18 2 モノアセテート体の分子量:381(マススペク
トル法) 3 融 点:明確な融点は示さないが約225℃で
黄色に、約258℃で茶褐色に変化する 4 比旋光度:〔α〕25 D−14.0(c=1、ジメチル
スルホキシド中) 5 紫外部吸収スペクトル:第1図に示すとお
り、その特徴的な吸収を次表に示す。
【表】
6 赤外部吸収スペクトル:第2図に示すとお
り、その主な吸収の位置は3350、1710およ
び1630cm-1である。 7 溶剤に対する溶解性: 易溶;ジメチルスルホキシド 可溶;ピリジン、メタノール、エタノー
ル、水 僅溶;n−ブタノール 不溶;エチルエーテル、n−ヘキサン、ク
ロロホルム、アセトン、酢酸エチル 8 呈色反応: ニンヒドリン反応;陽性 9 塩基性・酸性・中性の区別:塩基性 10 物質の色:無色
り、その主な吸収の位置は3350、1710およ
び1630cm-1である。 7 溶剤に対する溶解性: 易溶;ジメチルスルホキシド 可溶;ピリジン、メタノール、エタノー
ル、水 僅溶;n−ブタノール 不溶;エチルエーテル、n−ヘキサン、ク
ロロホルム、アセトン、酢酸エチル 8 呈色反応: ニンヒドリン反応;陽性 9 塩基性・酸性・中性の区別:塩基性 10 物質の色:無色
【表】
【表】
以上の物理化学的性状ならびに抗菌スペクトル
と一致する既知の抗生物質はないので本発明の抗
生物質AB−116は新規物質と認められる。本発
明の抗生物質AB−116は核酸系の化合物であり、
その構造は次のとおりと推定される。 核酸系抗生物質としては、例えばAgr.Biol.
chem.、38(12)2465〜2469(1974)に記載され
ているものが挙げられるが、元素分析値、融点、
赤外部吸収スペクトルおよび構造において本発明
のAB−116とは明確に区別できる。 本発明の抗生物質AB−116はアクチノプラネ
ス属に属する抗生物質AB−116生産菌を培養し、
その培養物から目的物を分離精製することにより
得られる。抗生物質AB−116生産菌としては例
えば本発明者らが神奈川県相模原市上の原の土壌
から分離同定したアクチノプラネス カナガワエ
ンシス232−4株(Actinoplanes
kanagawaensis232−4)ならびにその変異株が
挙げられる。 この菌株は工業技術院微生物工業技術研究所に
微工研菌寄第6094号(FERMP−6094)として寄
託されている(寄託日:昭和56年8月6日)。 次に本菌株の菌学的性質を示す。
と一致する既知の抗生物質はないので本発明の抗
生物質AB−116は新規物質と認められる。本発
明の抗生物質AB−116は核酸系の化合物であり、
その構造は次のとおりと推定される。 核酸系抗生物質としては、例えばAgr.Biol.
chem.、38(12)2465〜2469(1974)に記載され
ているものが挙げられるが、元素分析値、融点、
赤外部吸収スペクトルおよび構造において本発明
のAB−116とは明確に区別できる。 本発明の抗生物質AB−116はアクチノプラネ
ス属に属する抗生物質AB−116生産菌を培養し、
その培養物から目的物を分離精製することにより
得られる。抗生物質AB−116生産菌としては例
えば本発明者らが神奈川県相模原市上の原の土壌
から分離同定したアクチノプラネス カナガワエ
ンシス232−4株(Actinoplanes
kanagawaensis232−4)ならびにその変異株が
挙げられる。 この菌株は工業技術院微生物工業技術研究所に
微工研菌寄第6094号(FERMP−6094)として寄
託されている(寄託日:昭和56年8月6日)。 次に本菌株の菌学的性質を示す。
【表】
【表】
【表】
色番号を示す。
232−4株はオートミール寒天培地、スターチ
寒天培地、シユクロース・硝酸塩寒天培地および
グリセリン・アスパラギン寒天培地等の上で原始
的な気菌糸な見られる。
232−4株はオートミール寒天培地、スターチ
寒天培地、シユクロース・硝酸塩寒天培地および
グリセリン・アスパラギン寒天培地等の上で原始
的な気菌糸な見られる。
【表】
なお本菌株はグルコース・ペプトンゼラチン培
地で発育しないので、本菌株のゼラチン液化能は
判定できない。
地で発育しないので、本菌株のゼラチン液化能は
判定できない。
【表】
V 細胞壁組成
232−4株の細胞壁はメソジアミノピメリン
酸およびリジンを含み、LL−ジアミノピメリ
ン酸は含まない。 Lechevallerの分類〔Intr.J.Syst.Bact.20435
−443(1970)〕に従うと本菌はCell walltype
型である。 以上の菌学的性質からすれば、232−4株は亜
球形の胞子嚢を基底菌糸上に形成し、胞子は球形
で運動性を有し、細胞壁は型であることから放
線菌のアクチノプラネス属に分類される新種であ
ることは明らかである。 本菌株の類縁種としてはアクチノプラネス イ
タリカスA−5221〔Intr.J.Syst.Bact.2337(1973)〕
が挙げられる。しかし、232−4株はグリセリ
ン・アスパラギン寒天培地およびグルコース・ア
スパラギン寒天培地上で弱ピンク色の可溶性色素
を生産するが、A−5221株はチエリー色の可溶性
色素を生産する。また232−4株は、ほとんどの
培地で胞子嚢を豊富に形成するが、A−5221株は
スターチ寒天培地およびミツク寒天培地に限つて
形成するにすぎない。以上から両者は明確に区別
される。 アクチノプラネス属に属する微生物の諸性質は
他の放線菌たとえば、ストレプトマイセスなどと
同様に自然的にあるいは人工的に変異する。232
−4菌株もまたその例外ではない。すなわちこれ
らの菌株は自然的にまたは人為的に変異を起し
て、上記の形質と異なる菌株となることもある。 アクチノプラネス属に属する抗生物質AB−
116の生産菌の培養は適当な栄養源を有する人口
培地または天然培地を用い好気的条件下で行うこ
とができる。培地の栄養源としては放線菌の培養
に繁用されるものが一般に用いられる。例えば、
炭素源としてはグルコース、ラムノース、アラビ
ノース、フラクトース等が、また窒素源としては
コーンスチープリカー、ポリペプトン、大豆粉等
が挙げられ、この他必要に応じ食塩、炭酸カルシ
ウムの如き塩類や消泡剤等を用いてもよい。 培養物から目的とする抗生物質AB−116を採
取するには通常の物理化学的手段を適当に組み合
せることにより行なえる。 次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明す
る。 実施例 1 グルコース1.5%、大豆粉1.5%、食塩0.1%およ
び炭酸カルシウム0.1%(残余は水)からなる培
地(以下A培地という)5mlを試験管に分注滅菌
後、斜面培養から得た232−4菌株の1白金耳を
接種し、往復振盪培養機で30℃、5日間培養す
る。更にロータリーフラスコ(500ml容)にA培
地70mlを分注滅菌したものに前記種菌5mlを接種
し、ロータリー振盪機上で30℃、3日間培養す
る。三角フラスコ(3容)にA培地700mlを分
注滅菌したものにこの種菌70mlを接種し、同様に
3日間培養する。次いでグルコース1.5%、大豆
粉1.5%、食塩0.3%および炭酸カルシウム0.1%か
らなる培地(PH7.0)100をステンレス・スチー
ルタンク(200容)に注入滅菌したものに前記
種培養3.5を移植し30℃において、通気撹拌下
(通気50/分、撹拌150回/分、内圧0.5Kg/cm2)
120時間培養する。培養物にセライト(過助剤)
を加えて過し、得られる液にダイヤイオン
Hp−20を6加えて室温で1時間撹拌後、ダイ
ヤイオンHp−20をカラムに充填する。カラムを
10の水で洗浄後10%アセトン水で溶出する。ア
セトンを減圧留去し、アンバーライトIRC−50
(H型)500mlに吸着させ水で洗浄する。0.1N塩
酸で溶出し、溶出液を1N水酸化ナトリウムで中
和する。これをダイヤイオンHp−20(500ml)カ
ラムに通し、次いで10%アセトン水で溶出する。
溶出液を減圧濃縮し、セフアデツクスG−10に通
して濃縮乾回する。残渣を少量の90%メタノール
に溶解し、セフアデツクスLH20に通し、活性区
分を集めて濃縮乾回し、薄層クロマト的に単一ス
ポツトのAB−116を500mg得る。
酸およびリジンを含み、LL−ジアミノピメリ
ン酸は含まない。 Lechevallerの分類〔Intr.J.Syst.Bact.20435
−443(1970)〕に従うと本菌はCell walltype
型である。 以上の菌学的性質からすれば、232−4株は亜
球形の胞子嚢を基底菌糸上に形成し、胞子は球形
で運動性を有し、細胞壁は型であることから放
線菌のアクチノプラネス属に分類される新種であ
ることは明らかである。 本菌株の類縁種としてはアクチノプラネス イ
タリカスA−5221〔Intr.J.Syst.Bact.2337(1973)〕
が挙げられる。しかし、232−4株はグリセリ
ン・アスパラギン寒天培地およびグルコース・ア
スパラギン寒天培地上で弱ピンク色の可溶性色素
を生産するが、A−5221株はチエリー色の可溶性
色素を生産する。また232−4株は、ほとんどの
培地で胞子嚢を豊富に形成するが、A−5221株は
スターチ寒天培地およびミツク寒天培地に限つて
形成するにすぎない。以上から両者は明確に区別
される。 アクチノプラネス属に属する微生物の諸性質は
他の放線菌たとえば、ストレプトマイセスなどと
同様に自然的にあるいは人工的に変異する。232
−4菌株もまたその例外ではない。すなわちこれ
らの菌株は自然的にまたは人為的に変異を起し
て、上記の形質と異なる菌株となることもある。 アクチノプラネス属に属する抗生物質AB−
116の生産菌の培養は適当な栄養源を有する人口
培地または天然培地を用い好気的条件下で行うこ
とができる。培地の栄養源としては放線菌の培養
に繁用されるものが一般に用いられる。例えば、
炭素源としてはグルコース、ラムノース、アラビ
ノース、フラクトース等が、また窒素源としては
コーンスチープリカー、ポリペプトン、大豆粉等
が挙げられ、この他必要に応じ食塩、炭酸カルシ
ウムの如き塩類や消泡剤等を用いてもよい。 培養物から目的とする抗生物質AB−116を採
取するには通常の物理化学的手段を適当に組み合
せることにより行なえる。 次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明す
る。 実施例 1 グルコース1.5%、大豆粉1.5%、食塩0.1%およ
び炭酸カルシウム0.1%(残余は水)からなる培
地(以下A培地という)5mlを試験管に分注滅菌
後、斜面培養から得た232−4菌株の1白金耳を
接種し、往復振盪培養機で30℃、5日間培養す
る。更にロータリーフラスコ(500ml容)にA培
地70mlを分注滅菌したものに前記種菌5mlを接種
し、ロータリー振盪機上で30℃、3日間培養す
る。三角フラスコ(3容)にA培地700mlを分
注滅菌したものにこの種菌70mlを接種し、同様に
3日間培養する。次いでグルコース1.5%、大豆
粉1.5%、食塩0.3%および炭酸カルシウム0.1%か
らなる培地(PH7.0)100をステンレス・スチー
ルタンク(200容)に注入滅菌したものに前記
種培養3.5を移植し30℃において、通気撹拌下
(通気50/分、撹拌150回/分、内圧0.5Kg/cm2)
120時間培養する。培養物にセライト(過助剤)
を加えて過し、得られる液にダイヤイオン
Hp−20を6加えて室温で1時間撹拌後、ダイ
ヤイオンHp−20をカラムに充填する。カラムを
10の水で洗浄後10%アセトン水で溶出する。ア
セトンを減圧留去し、アンバーライトIRC−50
(H型)500mlに吸着させ水で洗浄する。0.1N塩
酸で溶出し、溶出液を1N水酸化ナトリウムで中
和する。これをダイヤイオンHp−20(500ml)カ
ラムに通し、次いで10%アセトン水で溶出する。
溶出液を減圧濃縮し、セフアデツクスG−10に通
して濃縮乾回する。残渣を少量の90%メタノール
に溶解し、セフアデツクスLH20に通し、活性区
分を集めて濃縮乾回し、薄層クロマト的に単一ス
ポツトのAB−116を500mg得る。
第1図および第2図は抗生物質AB−116の紫
外部吸収スペクトルおよびKBr法による赤外部
吸収スペクトルをそれぞれ示す。
外部吸収スペクトルおよびKBr法による赤外部
吸収スペクトルをそれぞれ示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 アクチノプラネス(Actinoplanes)属に属
する菌によつて生産され、下記の諸性質を有する
抗生物質AB−116: (1) 元素分析; 元素分析の実験値はほぼ次のとおりである、 C:44.08(%)H:5.32(%)N:19.18(%) (2) AB−116のモノアセテート体の分子量; 381(マススペクトル法) (3) 融点:明確な融点を示さないが、約225℃で
黄色に、約258℃で茶褐色に変化する、 (4) 比施光度;[α]25 D−14付近(c=1、ジメチ
ルスルホキシド中) (5) 紫外部吸収スペクトル;AB−116の水溶液
の吸収極大波長は234nm、272nmおよび298nm
付近である、 (6) 赤外部吸収スペクトル;主な吸収位置は
3350、1710および1630cm-1付近である、 (7) 溶剤に対する溶解度: 易溶〜ジメチルスルホキシド 可溶〜ピリジン、メタノール、エタノール、水 僅溶〜n−ブタノール 不溶〜エチルエーテル、n−ヘキサン、クロロ
ホルム、アセトン、酢酸エチル (8) 呈色反応;ニンヒドリン反応陽性 (9) 塩基性・酸性・中性の区別;塩基性 (10) 物質の色;無色。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56129121A JPS5832893A (ja) | 1981-08-17 | 1981-08-17 | 抗生物質ab−116 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56129121A JPS5832893A (ja) | 1981-08-17 | 1981-08-17 | 抗生物質ab−116 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5832893A JPS5832893A (ja) | 1983-02-25 |
| JPH0153677B2 true JPH0153677B2 (ja) | 1989-11-15 |
Family
ID=15001589
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56129121A Granted JPS5832893A (ja) | 1981-08-17 | 1981-08-17 | 抗生物質ab−116 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5832893A (ja) |
-
1981
- 1981-08-17 JP JP56129121A patent/JPS5832893A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5832893A (ja) | 1983-02-25 |
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