JPH0154320B2 - - Google Patents
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- JPH0154320B2 JPH0154320B2 JP19112884A JP19112884A JPH0154320B2 JP H0154320 B2 JPH0154320 B2 JP H0154320B2 JP 19112884 A JP19112884 A JP 19112884A JP 19112884 A JP19112884 A JP 19112884A JP H0154320 B2 JPH0154320 B2 JP H0154320B2
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- JP
- Japan
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- crystal
- dies
- band
- shaped silicon
- die
- Prior art date
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- Expired
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C30—CRYSTAL GROWTH
- C30B—SINGLE-CRYSTAL GROWTH; UNIDIRECTIONAL SOLIDIFICATION OF EUTECTIC MATERIAL OR UNIDIRECTIONAL DEMIXING OF EUTECTOID MATERIAL; REFINING BY ZONE-MELTING OF MATERIAL; PRODUCTION OF A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; SINGLE CRYSTALS OR HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; AFTER-TREATMENT OF SINGLE CRYSTALS OR A HOMOGENEOUS POLYCRYSTALLINE MATERIAL WITH DEFINED STRUCTURE; APPARATUS THEREFOR
- C30B15/00—Single-crystal growth by pulling from a melt, e.g. Czochralski method
- C30B15/34—Edge-defined film-fed crystal-growth using dies or slits
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Crystallography & Structural Chemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Metallurgy (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Crystals, And After-Treatments Of Crystals (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の技術分野]
本発明は帯状シリコン結晶製造装置の改良に関
する。
する。
[発明の技術的背景]
近来、太陽光発電コストの減少のための一環と
して太陽電池用シリコン基板の価格低下が望まれ
ており、帯状シリコン結晶は、インゴツト結晶を
切断・加工する際に生じるような材料損失がな
く、加工費も安いことから有望視されている。
して太陽電池用シリコン基板の価格低下が望まれ
ており、帯状シリコン結晶は、インゴツト結晶を
切断・加工する際に生じるような材料損失がな
く、加工費も安いことから有望視されている。
本発明者らは、結晶成長が容易で長時間、安定
に成長を継続できる新規な帯状シリコン結晶製造
装置を提案した(特願昭58−53534号など)。第5
図は上記帯状シリコン結晶製造装置の概略構成図
である。図中11はグラフアイト製のルツボであ
り、このルツボ11内にはシリコン融液12が収
容されている。ルツボ11の上方には結晶成長用
ダイ13a,13bがそれぞれ設置されている。
ダイ13a,13bはルツボ11の外部に設けら
れた固定部14a,14bにそれぞれ取り付けら
れている。また、ルツボ11の底面下部にはルツ
ボ11を加熱するヒータ(図示せず)が設けら
れ、これとは別にダイ13a,13bをそれぞれ
独立に加熱するヒータ15a,15bが上記固定
部14a,14bに設けられている。
に成長を継続できる新規な帯状シリコン結晶製造
装置を提案した(特願昭58−53534号など)。第5
図は上記帯状シリコン結晶製造装置の概略構成図
である。図中11はグラフアイト製のルツボであ
り、このルツボ11内にはシリコン融液12が収
容されている。ルツボ11の上方には結晶成長用
ダイ13a,13bがそれぞれ設置されている。
ダイ13a,13bはルツボ11の外部に設けら
れた固定部14a,14bにそれぞれ取り付けら
れている。また、ルツボ11の底面下部にはルツ
ボ11を加熱するヒータ(図示せず)が設けら
れ、これとは別にダイ13a,13bをそれぞれ
独立に加熱するヒータ15a,15bが上記固定
部14a,14bに設けられている。
図中16はヒータ15a,15bの側部からの
熱放射によりルツボ温度が乱されないようにする
ための熱シールドである。また、以上述べた全て
の構成要素はアルゴンガスを充満させた金属容器
(図示せず)の中に収納されており、さらに該容
器の上方には帯状シリコン結晶を上方に引上げる
ための引上げ駆動部(図示せず)が配設される。
熱放射によりルツボ温度が乱されないようにする
ための熱シールドである。また、以上述べた全て
の構成要素はアルゴンガスを充満させた金属容器
(図示せず)の中に収納されており、さらに該容
器の上方には帯状シリコン結晶を上方に引上げる
ための引上げ駆動部(図示せず)が配設される。
第6図は上記装置による帯状シリコン結晶成長
の概念図である。結晶成長用ダイ13a,13b
の間隔よりやや幅のせまい種結晶17をシリコン
融液12に接触させると種結晶17付近のシリコ
ン融液が持上げられ図中ハツチングで示したメニ
スカス18が形成され、固液界面19は凹形とな
る。種結晶17を引上げるとその下に結晶成長用
ダイ13a,13bの間隔で規定された幅をもつ
帯状シリコン結晶20が成長する。メニスカス1
8の高さ(シリコン融液12の自由液面から固液
界面19の底部まで)は約7〜8mm、ダイ13
a,13bと種結晶17の側部との間のメニスカ
ス18の幅は約1mmである。
の概念図である。結晶成長用ダイ13a,13b
の間隔よりやや幅のせまい種結晶17をシリコン
融液12に接触させると種結晶17付近のシリコ
ン融液が持上げられ図中ハツチングで示したメニ
スカス18が形成され、固液界面19は凹形とな
る。種結晶17を引上げるとその下に結晶成長用
ダイ13a,13bの間隔で規定された幅をもつ
帯状シリコン結晶20が成長する。メニスカス1
8の高さ(シリコン融液12の自由液面から固液
界面19の底部まで)は約7〜8mm、ダイ13
a,13bと種結晶17の側部との間のメニスカ
ス18の幅は約1mmである。
上述の帯状シリコン結晶製造装置によれば、メ
ニスカス18の高さ、及びダイ13a,13bと
固液界面19との距離が大きいため(例えば
Edge−defined Film−fed Growth法(EFG法)
においては、キヤピラリダイ頂上のメニスカス高
さは0.25mm程度)多少の温度変動が生じても結晶
成長用ダイ13a,13bと帯状シリコン結晶2
0が固着したり、帯状シリコン結晶20がメニス
カス18と離れ結晶が切れたりすることが少な
く、安定に長時間成長が継続できることが特徴で
ある。
ニスカス18の高さ、及びダイ13a,13bと
固液界面19との距離が大きいため(例えば
Edge−defined Film−fed Growth法(EFG法)
においては、キヤピラリダイ頂上のメニスカス高
さは0.25mm程度)多少の温度変動が生じても結晶
成長用ダイ13a,13bと帯状シリコン結晶2
0が固着したり、帯状シリコン結晶20がメニス
カス18と離れ結晶が切れたりすることが少な
く、安定に長時間成長が継続できることが特徴で
ある。
[背景技術の問題点]
しかしながら、第5図に示した帯状シリコン結
晶製造装置においても、なんらかの原因によりシ
リコン融液温度が変動すると、結晶切れや固着が
生じるという問題点があつた。即ち、液温の上昇
で結晶切れが、液温の下降で固着がそれぞれ起こ
り、結晶成長が中断してしまうのである。第7図
a,bはそれぞれ左側のダイ13aにおいて結晶
切れが生じかけた時、生じた直後を模式的に表わ
した図、第8図a,bは同様に固着が生じかけた
時、生じた直後を模式的に表わした図である。注
目すべき点は、ダイ13aと結晶20との間のメ
ニスカス18の幅または高さが微妙に変化する点
である。
晶製造装置においても、なんらかの原因によりシ
リコン融液温度が変動すると、結晶切れや固着が
生じるという問題点があつた。即ち、液温の上昇
で結晶切れが、液温の下降で固着がそれぞれ起こ
り、結晶成長が中断してしまうのである。第7図
a,bはそれぞれ左側のダイ13aにおいて結晶
切れが生じかけた時、生じた直後を模式的に表わ
した図、第8図a,bは同様に固着が生じかけた
時、生じた直後を模式的に表わした図である。注
目すべき点は、ダイ13aと結晶20との間のメ
ニスカス18の幅または高さが微妙に変化する点
である。
これらの中断現象を物理的に説明すると次のよ
うになる。自由融液面より帯状シリコン結晶を引
上げる場合メニスカス18の高さは通常7〜8mm
となる。固液界面はシリコン融液(1420℃)の等
温線(等温面)と考えることができ、この高さは
液温影響を受け、高温の場合高く、低温では低く
なるが、表面張力に関するラプラスの差圧方程式
を解くと上記の7〜8mmのメニスカス高となる。
帯状結晶の本製造方法において固液界面19が凹
形になつているのは左右のダイ13a,13bを
加熱しているため等温線が凹形となるためであ
り、同時に、ダイ13a,13bと結晶20との
間で毛細管現象の効果があり、融液は7〜8mmよ
り高くまで上がる。さて、結晶左側のダイ13a
付近で温度上昇が生じた場合、第7図aの如く、
左側ダイ13a近くの固液界面19(すなわち
1420℃の等温線)が図の右側による。引上げを続
けると結晶20の幅が狭くなり左側ダイ13aと
結晶20の距離が大きくなる。このため上述した
毛細管効果が小さくなり、左側ダイ13aの部分
にはもはや融液が張られず同図bのように結晶切
れとなる。これとは逆に左側ダイ13a付近で温
度が下がると、第8図aの如く左側ダイ13a近
くの固液界面19が図の左側による。ダイ13a
の温度が1420℃以下にならなければ結晶幅がやや
広くなるだけで結晶成長は継続するが、温度が下
がりすぎると同図bのようにダイ13aと結晶2
0が固着する。ただしダイの鉛直方向の温度は下
方で高くなつているため、固着現象は結晶切れに
比べれば発生率が低い。
うになる。自由融液面より帯状シリコン結晶を引
上げる場合メニスカス18の高さは通常7〜8mm
となる。固液界面はシリコン融液(1420℃)の等
温線(等温面)と考えることができ、この高さは
液温影響を受け、高温の場合高く、低温では低く
なるが、表面張力に関するラプラスの差圧方程式
を解くと上記の7〜8mmのメニスカス高となる。
帯状結晶の本製造方法において固液界面19が凹
形になつているのは左右のダイ13a,13bを
加熱しているため等温線が凹形となるためであ
り、同時に、ダイ13a,13bと結晶20との
間で毛細管現象の効果があり、融液は7〜8mmよ
り高くまで上がる。さて、結晶左側のダイ13a
付近で温度上昇が生じた場合、第7図aの如く、
左側ダイ13a近くの固液界面19(すなわち
1420℃の等温線)が図の右側による。引上げを続
けると結晶20の幅が狭くなり左側ダイ13aと
結晶20の距離が大きくなる。このため上述した
毛細管効果が小さくなり、左側ダイ13aの部分
にはもはや融液が張られず同図bのように結晶切
れとなる。これとは逆に左側ダイ13a付近で温
度が下がると、第8図aの如く左側ダイ13a近
くの固液界面19が図の左側による。ダイ13a
の温度が1420℃以下にならなければ結晶幅がやや
広くなるだけで結晶成長は継続するが、温度が下
がりすぎると同図bのようにダイ13aと結晶2
0が固着する。ただしダイの鉛直方向の温度は下
方で高くなつているため、固着現象は結晶切れに
比べれば発生率が低い。
このような中断現象を防ぐには従来次のような
手法によつていた。つまり、結晶切れが起こりそ
うな場合、ヒータ入力を減少せしめルツボ温度も
しくはダイ13a,13bの温度を下げるか、あ
るいは引上げ速度を遅くすることにより中断現象
を避け、ダイと結晶が固着しそうな場合、逆にル
ツボ温度もしくはダイ温度を上げるか、あるいは
引上げ速度を速くして固着を防いだ。ところがル
ツボやダイの温度の増減は、系の熱容量の関係で
応答に時間がかかり、中断現象にまにあわないこ
とがままあり、一方引上げ速度の加減は結晶の厚
さに温度による以上に大きな影響を与えるという
不利な点であつた。また他にダイ13a,13b
を左右に移動させ、両ダイの間隔を変えるという
手段により中断現象を防ぐこともある程度可能で
あるが、移動させる距離が微妙で、例えば固着現
象を防ごうとしてダイ間隔を広げると逆に結晶切
れが生じるなど熟練を要する方法である。
手法によつていた。つまり、結晶切れが起こりそ
うな場合、ヒータ入力を減少せしめルツボ温度も
しくはダイ13a,13bの温度を下げるか、あ
るいは引上げ速度を遅くすることにより中断現象
を避け、ダイと結晶が固着しそうな場合、逆にル
ツボ温度もしくはダイ温度を上げるか、あるいは
引上げ速度を速くして固着を防いだ。ところがル
ツボやダイの温度の増減は、系の熱容量の関係で
応答に時間がかかり、中断現象にまにあわないこ
とがままあり、一方引上げ速度の加減は結晶の厚
さに温度による以上に大きな影響を与えるという
不利な点であつた。また他にダイ13a,13b
を左右に移動させ、両ダイの間隔を変えるという
手段により中断現象を防ぐこともある程度可能で
あるが、移動させる距離が微妙で、例えば固着現
象を防ごうとしてダイ間隔を広げると逆に結晶切
れが生じるなど熟練を要する方法である。
上述した中断現象は、±3℃程度の温度変動に
より生じるもので、EFG法において同様の現象
が±1℃以内の温度変動によつても生じるのに比
べればまだ欠点としては小さいが、結晶の連続成
長、ひいてはシリコン基板の低コスト化に向けて
は克服すべき点であつた。
より生じるもので、EFG法において同様の現象
が±1℃以内の温度変動によつても生じるのに比
べればまだ欠点としては小さいが、結晶の連続成
長、ひいてはシリコン基板の低コスト化に向けて
は克服すべき点であつた。
[発明の目的]
本発明は上述の問題点に鑑みて成されたもので
あり、本発明の目的は、帯状シリコン結晶成長の
際に生じ得る温度変動の許容幅を大きくでき、従
つて、結晶成長の長時間安定化及び製造コストの
低減化をはかり得る帯状シリコン結晶製造装置を
提供することにある。
あり、本発明の目的は、帯状シリコン結晶成長の
際に生じ得る温度変動の許容幅を大きくでき、従
つて、結晶成長の長時間安定化及び製造コストの
低減化をはかり得る帯状シリコン結晶製造装置を
提供することにある。
[発明の概要]
上記目的を達成し得る本発明の骨子は、前述し
た1対の結晶成長用ダイの相対するそれぞれの面
を鉛直方向に対し傾斜させることにある。
た1対の結晶成長用ダイの相対するそれぞれの面
を鉛直方向に対し傾斜させることにある。
すなわち、本発明は、ルツボ内に収容されたシ
リコン融液に種結晶を接触させ、この種結晶を引
上げることにより帯状シリコン結晶を成長せしめ
る装置において、成長すべき帯状シリコン結晶の
幅方向両端部の外側に、該端部と対向するよう配
置された一対の結晶成長用ダイと、これらのダイ
を加熱する手段とを具備し、上記一対の結晶成長
用ダイが成長すべき帯状シリコン結晶の端部に対
応する上記一対の結晶成長用ダイの相対するそれ
ぞれの面が鉛直方向に対し傾斜して成ることを特
徴とする。
リコン融液に種結晶を接触させ、この種結晶を引
上げることにより帯状シリコン結晶を成長せしめ
る装置において、成長すべき帯状シリコン結晶の
幅方向両端部の外側に、該端部と対向するよう配
置された一対の結晶成長用ダイと、これらのダイ
を加熱する手段とを具備し、上記一対の結晶成長
用ダイが成長すべき帯状シリコン結晶の端部に対
応する上記一対の結晶成長用ダイの相対するそれ
ぞれの面が鉛直方向に対し傾斜して成ることを特
徴とする。
[発明の実施例]
第1図は本発明の一実施例を示す模式図であ
る。グラフアイト製ルツボ11にシリコン融液1
2が収容されており、ルツボ11の上方には結晶
成長用ダイ13a,13bが10cmの間隔でそれぞ
れ設置されている。その他、ルツボ加熱用ヒータ
(図示せず)、ダイを加熱するヒータ(図示せず)
などの構成や、成長装置の全体的な構成は第5図
の説明において述べたものと同様である。第1図
における本発明の特徴はダイ13a,13bがそ
れぞれ鉛直方向に対して傾斜して設置された点で
あり、本実施例では、鉛直方向に対してそれぞれ
5゜の傾斜で1対のダイ13a,13bが上方で広
く、下方で狭くなるように設置されている。また
これらのダイ13a,13bはそれぞれ上下、左
右方向に移動できるようにしてある。
る。グラフアイト製ルツボ11にシリコン融液1
2が収容されており、ルツボ11の上方には結晶
成長用ダイ13a,13bが10cmの間隔でそれぞ
れ設置されている。その他、ルツボ加熱用ヒータ
(図示せず)、ダイを加熱するヒータ(図示せず)
などの構成や、成長装置の全体的な構成は第5図
の説明において述べたものと同様である。第1図
における本発明の特徴はダイ13a,13bがそ
れぞれ鉛直方向に対して傾斜して設置された点で
あり、本実施例では、鉛直方向に対してそれぞれ
5゜の傾斜で1対のダイ13a,13bが上方で広
く、下方で狭くなるように設置されている。また
これらのダイ13a,13bはそれぞれ上下、左
右方向に移動できるようにしてある。
上記装置により帯状シリコン結晶を製造した場
合の安定性について第2図を参考にして述べる。
第2図aは定常的に結晶成長がなされている場合
であり、第5図に示した場合と同様である。同図
bは結晶の左側ダイ13aの付近でなんらかの要
因により温度上昇が生じた場合であり、第6図で
説明したように固液界面19がダイ13aから遠
ざかり図の右側の方へ移り、結晶成長を続けると
結晶幅が狭くなる。従来の装置では前述した如く
このままでは左側ダイ13aと結晶20との間隔
が広くなりこの間にもはや融液が張られなくなり
結晶切れが生じたのであるが、本発明の装置によ
ればダイ13aが傾斜しているため結晶幅が狭く
なつても同図cのように左側ダイ13a側の融液
がやや低くなつたところで再び安定した固液界面
19を形成することができ、結晶切れは起こらず
成長を継続することができる。この際、ヒータの
加熱量を変化させたり、ダイを移動させる必要が
なく、極めて成長が容易になつた。
合の安定性について第2図を参考にして述べる。
第2図aは定常的に結晶成長がなされている場合
であり、第5図に示した場合と同様である。同図
bは結晶の左側ダイ13aの付近でなんらかの要
因により温度上昇が生じた場合であり、第6図で
説明したように固液界面19がダイ13aから遠
ざかり図の右側の方へ移り、結晶成長を続けると
結晶幅が狭くなる。従来の装置では前述した如く
このままでは左側ダイ13aと結晶20との間隔
が広くなりこの間にもはや融液が張られなくなり
結晶切れが生じたのであるが、本発明の装置によ
ればダイ13aが傾斜しているため結晶幅が狭く
なつても同図cのように左側ダイ13a側の融液
がやや低くなつたところで再び安定した固液界面
19を形成することができ、結晶切れは起こらず
成長を継続することができる。この際、ヒータの
加熱量を変化させたり、ダイを移動させる必要が
なく、極めて成長が容易になつた。
このように本実施例の装置によれば、結晶幅の
変動が±0.4mmとはなるものの原料シリコンの連
続供給を行いながらの結晶成長の継続時間が従来
の装置によつた場合、平均3時間であつたものが
10時間以上にのびた。
変動が±0.4mmとはなるものの原料シリコンの連
続供給を行いながらの結晶成長の継続時間が従来
の装置によつた場合、平均3時間であつたものが
10時間以上にのびた。
ところで上述の如き一対の結晶成長用ダイを上
方で広く、下方で狭くなるように傾斜させた場合
は結晶とダイの固着現象にとつては従来装置より
有利というわけではなかつた。固着現象防止に大
きな効果を持つ装置は以下の如くである。即ち、
第3図が実施例の模式図で、改良点は結晶成長用
ダイ13a,13bを上方で狭く、下方で広くな
るように傾斜させたことである。傾斜角度は鉛直
方向に対し5゜である。同図aは定常的に結晶が成
長している場合である。また、同図bは結晶の左
側ダイ13aの付近でなんらかの原因により温度
低下が生じた場合であり、第8図で説明したよう
に固液界面19がダイ13aに近付き結晶成長を
続けると結晶幅が広くなる。従来の装置では結晶
成長用ダイ13aと結晶20とがこのまま固着す
るのであるが、本発明の装置によれば、ダイ13
aが傾斜しているため、結晶幅が広くなつても同
図cのようにダイ13a側の融液面がやや高くな
つたところで、再び安定した固液界面19を形成
することができ、固着することなく成長を継続で
きる。ところで、本実施例の構成では、固着は起
こらずとも幅の広くなつた結晶がダイ13a,1
3b上方を通過しないのではないかという危惧が
あつた。しかしながら、例えば結晶左側で幅が拡
がり、左側ダイ13aの上方で結晶とダイとが接
触しても、固体同志の結晶とダイとが固着するこ
とはもちろん無く、結晶が右方向に振られるだけ
で成長を継続することができた。結晶の幅がダイ
13a,13b上端の幅より広くなつた場合に
は、従来装置のようにダイ13a,13bの間隔
を広げればよい。さらに、本実施例の装置によれ
ば、固着現象がおきにくいことからシリコン融液
の温度を低く設定できるので、成長速度を向上さ
せることができるという効果もある。
方で広く、下方で狭くなるように傾斜させた場合
は結晶とダイの固着現象にとつては従来装置より
有利というわけではなかつた。固着現象防止に大
きな効果を持つ装置は以下の如くである。即ち、
第3図が実施例の模式図で、改良点は結晶成長用
ダイ13a,13bを上方で狭く、下方で広くな
るように傾斜させたことである。傾斜角度は鉛直
方向に対し5゜である。同図aは定常的に結晶が成
長している場合である。また、同図bは結晶の左
側ダイ13aの付近でなんらかの原因により温度
低下が生じた場合であり、第8図で説明したよう
に固液界面19がダイ13aに近付き結晶成長を
続けると結晶幅が広くなる。従来の装置では結晶
成長用ダイ13aと結晶20とがこのまま固着す
るのであるが、本発明の装置によれば、ダイ13
aが傾斜しているため、結晶幅が広くなつても同
図cのようにダイ13a側の融液面がやや高くな
つたところで、再び安定した固液界面19を形成
することができ、固着することなく成長を継続で
きる。ところで、本実施例の構成では、固着は起
こらずとも幅の広くなつた結晶がダイ13a,1
3b上方を通過しないのではないかという危惧が
あつた。しかしながら、例えば結晶左側で幅が拡
がり、左側ダイ13aの上方で結晶とダイとが接
触しても、固体同志の結晶とダイとが固着するこ
とはもちろん無く、結晶が右方向に振られるだけ
で成長を継続することができた。結晶の幅がダイ
13a,13b上端の幅より広くなつた場合に
は、従来装置のようにダイ13a,13bの間隔
を広げればよい。さらに、本実施例の装置によれ
ば、固着現象がおきにくいことからシリコン融液
の温度を低く設定できるので、成長速度を向上さ
せることができるという効果もある。
発明者はさらに、結晶切れ、固着両者の防止に
効果がある帯状結晶成長装置を考え実施した。
効果がある帯状結晶成長装置を考え実施した。
即ち、第4図がその装置により結晶成長を行つ
ている模式図で、改良点は結晶成長用ダイ13
a,13bが中央部で狭く、かつ、上方部及び下
方部で広くなつているところである。この実施例
では、ダイ13a,13bの傾斜は上方、下方と
も鉛直方向に対して5゜とし、中央部には曲率をも
たせた。同図aは定常的に結晶が成長している場
合であり、固液界面19の底部がダイ13a,1
3bの鉛直方向のほぼ中央部にくるように系を調
整した。即ち、成長中に連続供給する原料シリコ
ンの量を成長した結晶の量と同じくなるように設
定し、シリコン融液面を一定に保つた。同図b
は、左側ダイ13aの近くでは温度上昇が生じた
場合の図であり、この場合は、前述の実施例と全
く同一の効果により結晶成長は継続する。また同
図cは左側ダイ13aの近くで温度下降が起こつ
た場合であるが、結晶20とダイ13aとの間隔
が下方に広がつているため、固着は生じにくい。
ている模式図で、改良点は結晶成長用ダイ13
a,13bが中央部で狭く、かつ、上方部及び下
方部で広くなつているところである。この実施例
では、ダイ13a,13bの傾斜は上方、下方と
も鉛直方向に対して5゜とし、中央部には曲率をも
たせた。同図aは定常的に結晶が成長している場
合であり、固液界面19の底部がダイ13a,1
3bの鉛直方向のほぼ中央部にくるように系を調
整した。即ち、成長中に連続供給する原料シリコ
ンの量を成長した結晶の量と同じくなるように設
定し、シリコン融液面を一定に保つた。同図b
は、左側ダイ13aの近くでは温度上昇が生じた
場合の図であり、この場合は、前述の実施例と全
く同一の効果により結晶成長は継続する。また同
図cは左側ダイ13aの近くで温度下降が起こつ
た場合であるが、結晶20とダイ13aとの間隔
が下方に広がつているため、固着は生じにくい。
この第3の実施例で説明した装置により成長継
続時間は更に長くなり24時間成長を続けても中断
現象は生じなかつた。
続時間は更に長くなり24時間成長を続けても中断
現象は生じなかつた。
なお、前述の実施例ではダイの傾斜角を鉛直方
向に対して5゜としたが、傾斜角はこれに限定され
るものではない。また本発明では、成長中断現象
を防止する為、従来技術と同様のダイを移動させ
るという操作を併用することもできる。その他本
発明の趣旨を逸脱しない範囲でさまざまに変形し
て実施することができる。
向に対して5゜としたが、傾斜角はこれに限定され
るものではない。また本発明では、成長中断現象
を防止する為、従来技術と同様のダイを移動させ
るという操作を併用することもできる。その他本
発明の趣旨を逸脱しない範囲でさまざまに変形し
て実施することができる。
[発明の効果]
以上述べたように、本発明による帯状シリコン
結晶製造装置を用いれば結晶成長中の温度変動の
許容範囲が従来の装置による場合より広くなり、
結晶成長の中断現象の発生率が極めて低くなるた
め、成長継続時間が向上するという効果がある。
また同時に従来装置で必要であつた成長中断現象
を防止するための熟練を要する操作が、不要もし
くは簡単になり成長技術が容易になるという利点
もある。
結晶製造装置を用いれば結晶成長中の温度変動の
許容範囲が従来の装置による場合より広くなり、
結晶成長の中断現象の発生率が極めて低くなるた
め、成長継続時間が向上するという効果がある。
また同時に従来装置で必要であつた成長中断現象
を防止するための熟練を要する操作が、不要もし
くは簡単になり成長技術が容易になるという利点
もある。
一方、本発明の特に第2の実施例に示した装置
によればルツボに収容したシリコン融液の温度を
下げても固着減少が生じにくく、融液温度を下げ
られる分だけ成長速度が向上するという効果があ
る。
によればルツボに収容したシリコン融液の温度を
下げても固着減少が生じにくく、融液温度を下げ
られる分だけ成長速度が向上するという効果があ
る。
また、本発明の装置は、結晶成長用ダイの間隔
を成長中にも変更でき結晶の幅を任意に変えられ
るのであるが本発明によるダイ形状を用いればこ
の操作が容易になるという利点がある。
を成長中にも変更でき結晶の幅を任意に変えられ
るのであるが本発明によるダイ形状を用いればこ
の操作が容易になるという利点がある。
第1図は本発明の一実施例を示す模式図、第2
図は本発明の一実施例による結晶成長の様子を説
明する模式図、第3図及び第4図は本発明の他の
実施例を示す模式図、第5図は従来の帯状シリコ
ン結晶製造装置の概略構成図、第6図は従来の装
置による結晶成長の概念図、第7図及び第8図は
従来の装置における結晶成長の中断現象を説明す
る模式図である。 11……ルツボ、12……シリコン融液、13
a,13b……結晶成長用ダイ、14a,14b
……固定部、15a,15b……ダイ加熱用ヒー
タ、16……熱シールド、17……種結晶、18
……メニスカス、19……固液界面、20……帯
状シリコン結晶。
図は本発明の一実施例による結晶成長の様子を説
明する模式図、第3図及び第4図は本発明の他の
実施例を示す模式図、第5図は従来の帯状シリコ
ン結晶製造装置の概略構成図、第6図は従来の装
置による結晶成長の概念図、第7図及び第8図は
従来の装置における結晶成長の中断現象を説明す
る模式図である。 11……ルツボ、12……シリコン融液、13
a,13b……結晶成長用ダイ、14a,14b
……固定部、15a,15b……ダイ加熱用ヒー
タ、16……熱シールド、17……種結晶、18
……メニスカス、19……固液界面、20……帯
状シリコン結晶。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ルツボ内に収容されたシリコン融液に種結晶
を接触させ、この種結晶を引上げることにより帯
状シリコン結晶を成長せしめる装置において、成
長すべき帯状シリコン結晶の幅方向両端部の外側
に、該端部と対向するよう配置された一対の結晶
成長用ダイと、これらのダイを加熱する手段とを
具備し、上記一対の結晶成長用ダイが成長すべき
帯状シリコン結晶の端部に対応する上記一対の結
晶成長用ダイの相対するそれぞれの面が鉛直方向
に対し傾斜をして成ることを特徴とする帯状シリ
コン結晶製造装置。 2 成長すべき帯状シリコン結晶の端部に対応す
る上記一対の結晶成長用ダイの相対するそれぞれ
の面は、それら面の間隔が上方で広く、下方で狭
くなるように、傾斜して成ることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の帯状シリコン結晶製造
装置。 3 成長すべき帯状シリコン結晶の端部に対応す
る上記一対の結晶成長用ダイの相対するそれぞれ
の面は、それら面の間隔が上方で狭く、下方で広
くなるように、傾斜して成ることを特徴とする特
許請求の範囲第1項記載の帯状シリコン結晶製造
装置。 4 成長すべき帯状シリコン結晶の端部に対応す
る上記一対の結晶成長用ダイの相対するそれぞれ
の面は、それら面の間隔が中央部で狭く、上方部
及び下方部で広くなるように傾斜して成ることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の帯状シリ
コン結晶製造装置。 5 前記各ダイを加熱する手段は、前記ルツボ内
のシリコンを加熱する加熱機構とは別の加熱機構
により上記ダイを加熱するものであることを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の帯状シリコン
結晶製造装置。 6 前記一対の結晶成長用ダイがそれぞれ独立に
上下方向及び左右方向に移動自在に設けられてい
ることを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の
帯状シリコン結晶製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19112884A JPS6168391A (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 帯状シリコン結晶製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19112884A JPS6168391A (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 帯状シリコン結晶製造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6168391A JPS6168391A (ja) | 1986-04-08 |
| JPH0154320B2 true JPH0154320B2 (ja) | 1989-11-17 |
Family
ID=16269334
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19112884A Granted JPS6168391A (ja) | 1984-09-12 | 1984-09-12 | 帯状シリコン結晶製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6168391A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115722750B (zh) * | 2022-10-21 | 2024-06-25 | 郑州机械研究所有限公司 | 铜铝线夹感应钎焊装置及其钎焊方法 |
-
1984
- 1984-09-12 JP JP19112884A patent/JPS6168391A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6168391A (ja) | 1986-04-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |