JPH0155222B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0155222B2 JPH0155222B2 JP60241834A JP24183485A JPH0155222B2 JP H0155222 B2 JPH0155222 B2 JP H0155222B2 JP 60241834 A JP60241834 A JP 60241834A JP 24183485 A JP24183485 A JP 24183485A JP H0155222 B2 JPH0155222 B2 JP H0155222B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fibers
- weight
- boron compound
- water
- compound powder
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明は、高温耐熱用断熱材、高熱流体用フイ
ルター、触媒担体、金属補強用等に用いるセラミ
ツクフアイバー製の多孔質耐火物の製造方法に関
する。 〔従来の技術〕 Al2O3−B2O3−SiO2繊維を成形し焼結した繊
維多孔質耐火物は米国航空宇宙局でスペースシヤ
トル等に使用され公知である。この繊維は結合剤
を使用しなくても繊維間の接触部を加熱によつて
融着でき、強度の大きい繊維多孔質耐火物を形成
できる。しかしこの繊維は非常に高価であつて経
済性を必要とする一般工業用材料としては使用で
きない。 一般工業用には、Al2O3−SiO2繊維、Al2O3繊
維、SiO2繊維を、シリカゾル、アルミナゾル等
の無機バインタと共に水中に分散して、真空成形
し、乾燥して焼成し、繊維間の接触部をSiO2、
AL2O3で融着して作つた繊維多孔質耐火物が用
いられている。しかしこのものは強度がなく、曲
げ強さ(JIS9503−1969 5.7曲げ強さ、による。
以下同じ)は2〜4Kg/cm2で、取扱いに耐える充
分な強さを有しない。シリカゾル、アルミナゾル
以外のリン酸、水ガラス等を結合剤として用いる
と、繊維を劣化させ、耐熱性や強度が低下する。 Al2O3繊維と、SiO2繊維と、酸化ホウ素とを水
中に分散し、真空成形し、乾燥し焼成して酸化ホ
ウ素で繊維間の接触部を融着した繊維多孔質耐火
物も提案されている。この場合、酸化ホウ素
(B2O3)は潮解性を有し水と反応してホウ酸とな
つて水に溶ける(溶解度4g/100ml20℃)為、
真空成形の際水中に残つて損失となり、繊維に付
着したものも、乾燥や焼成中に、メタホウ酸、四
ホウ酸を経てB2O3に変化する過程でも昇華して
散逸する。これは分散媒である水の温度、乾燥及
び焼成の時の条件によつて微妙に変化し、繊維へ
の付着量が一定しないため、得られた繊維多孔質
耐火物の強度が一定しないという問題がある。 また酸化ホウ素のみを結合剤として用いた場
合、繊維中のAl2O3、SiO2と、ガラス状物質を生
成することによつて結合強度が生ずるので、使用
した酸化ホウ素がこのガラス状物質を充分生成す
るように長時間熱エネルギーを与える必要があ
る。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明はAl2O3−SiO2繊維、Al2O3繊維、SiO2
繊維を使用し、安定した強度の繊維多孔質耐火物
を経済的に製造する方法を提供せんとするもので
ある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は上記の目的を達するために、Al2O3−
SiO2繊維、Al2O3繊維、SiO2繊維の一つ又は複数
の繊維と、シリカゾルと、水に溶解せずシリカと
共存状態で加熱によりボロシリケートを形成する
ホウ素化合物粉末を水中に分散し、真空成形し、
成形物を焼成して焼結することにある。 本発明に使用しうるホウ素化合物としては、
BNの他B4C、TiB2、CrB2、TaB2、MnB2、
MoB2、VB2、HfB2、AlB2、MgB2、ZrB2、
W2B5、Mo2B5等を挙げることができる。 ホウ素化合物粉末の粒度は、小さすぎると真空
成形した成形物を乾燥の際、粒子が水と共に表面
まで移動し、乾燥板に貼りつき、取外しに苦労し
商品性を損なうことがしばしば生じ、また粒度が
大きすぎると真空成形時に一方に片寄り、焼結状
態が不均一となるので、平均10μm前後で80重量
%以上が粒径1〜44μmの粒度分布を有するもの
を使用する。 ホウ素化合物粉末は繊維100重量部に対しB2O3
換算で2〜7重量部を使用する。2重量部未満で
は、焼結性が不足し、7重量部を超える量使用し
ても、焼結した後の強度はもはや向上せず、更に
未反応のホウ素化合物が焼結体中に残存するよう
になるため、再加熱時に製品の強度が低下するよ
うになる。 シリカゾルの添加量は繊維100重量部に対し、
固形分として3〜10重量部程度用いる。 繊維は長さ30〜1mm、大部分を5〜7mmの長さ
とし、水100重量部に対し約10重量部以下を水中
に分散させ、シリカゾルと、ホウ素化合物粉末を
添加して、有機凝集剤を加え、真空成形を行ない
乾燥し、1250〜1400℃で1〜1.5時間焼成して焼
結し繊維多孔質耐火物を作る。 〔作 用〕 水中に繊維と共に分散されたシリカゾルとホウ
素化合物粉末は、真空成形後、乾燥されるとき、
毛細管現象により繊維と繊維の接触点に主に沈着
する。乾燥沈着したシリカゾルは、ホウ素源であ
るホウ素化合物粉末と接しており、非晶質且つ多
孔質で反応性に富み接触面積も大きいため、高温
によつて昇華したホウ素化合物の又は加熱によつ
て分解したホウ素と反応しボロシリケートガラス
となつて繊維と繊維の接触部を強固に結合する。
そしてホウ素化合物は焼成の際、高温で分解や昇
華するまで、成形体物にとどまるので、B2O3を
使用した場合よりも、効率良くボロシリケートの
生成に使用できる。特にホウ素化合物としてBN
を使用すると窒素を含有したボロシリケートガラ
スを形成して繊維を結合する。 〔実施例〕 実施例 1 水100重量部に10重量部のAl2O3−SiO2繊維
(出願人製造の商品名カオウール)と、固形分で
0.7重量部のシリカゾルと、B2O3換算で、1〜15
重量部のBNとを水中に分散し、有機凝集剤を加
えたのち、真空成形を行ない乾燥し、1300℃で1
時間焼成し焼結した。焼結体より曲げ強度試験片
を作成し強度比較を行なつた。 結果を第1表に示す。
ルター、触媒担体、金属補強用等に用いるセラミ
ツクフアイバー製の多孔質耐火物の製造方法に関
する。 〔従来の技術〕 Al2O3−B2O3−SiO2繊維を成形し焼結した繊
維多孔質耐火物は米国航空宇宙局でスペースシヤ
トル等に使用され公知である。この繊維は結合剤
を使用しなくても繊維間の接触部を加熱によつて
融着でき、強度の大きい繊維多孔質耐火物を形成
できる。しかしこの繊維は非常に高価であつて経
済性を必要とする一般工業用材料としては使用で
きない。 一般工業用には、Al2O3−SiO2繊維、Al2O3繊
維、SiO2繊維を、シリカゾル、アルミナゾル等
の無機バインタと共に水中に分散して、真空成形
し、乾燥して焼成し、繊維間の接触部をSiO2、
AL2O3で融着して作つた繊維多孔質耐火物が用
いられている。しかしこのものは強度がなく、曲
げ強さ(JIS9503−1969 5.7曲げ強さ、による。
以下同じ)は2〜4Kg/cm2で、取扱いに耐える充
分な強さを有しない。シリカゾル、アルミナゾル
以外のリン酸、水ガラス等を結合剤として用いる
と、繊維を劣化させ、耐熱性や強度が低下する。 Al2O3繊維と、SiO2繊維と、酸化ホウ素とを水
中に分散し、真空成形し、乾燥し焼成して酸化ホ
ウ素で繊維間の接触部を融着した繊維多孔質耐火
物も提案されている。この場合、酸化ホウ素
(B2O3)は潮解性を有し水と反応してホウ酸とな
つて水に溶ける(溶解度4g/100ml20℃)為、
真空成形の際水中に残つて損失となり、繊維に付
着したものも、乾燥や焼成中に、メタホウ酸、四
ホウ酸を経てB2O3に変化する過程でも昇華して
散逸する。これは分散媒である水の温度、乾燥及
び焼成の時の条件によつて微妙に変化し、繊維へ
の付着量が一定しないため、得られた繊維多孔質
耐火物の強度が一定しないという問題がある。 また酸化ホウ素のみを結合剤として用いた場
合、繊維中のAl2O3、SiO2と、ガラス状物質を生
成することによつて結合強度が生ずるので、使用
した酸化ホウ素がこのガラス状物質を充分生成す
るように長時間熱エネルギーを与える必要があ
る。 〔発明が解決しようとする問題点〕 本発明はAl2O3−SiO2繊維、Al2O3繊維、SiO2
繊維を使用し、安定した強度の繊維多孔質耐火物
を経済的に製造する方法を提供せんとするもので
ある。 〔問題点を解決するための手段〕 本発明は上記の目的を達するために、Al2O3−
SiO2繊維、Al2O3繊維、SiO2繊維の一つ又は複数
の繊維と、シリカゾルと、水に溶解せずシリカと
共存状態で加熱によりボロシリケートを形成する
ホウ素化合物粉末を水中に分散し、真空成形し、
成形物を焼成して焼結することにある。 本発明に使用しうるホウ素化合物としては、
BNの他B4C、TiB2、CrB2、TaB2、MnB2、
MoB2、VB2、HfB2、AlB2、MgB2、ZrB2、
W2B5、Mo2B5等を挙げることができる。 ホウ素化合物粉末の粒度は、小さすぎると真空
成形した成形物を乾燥の際、粒子が水と共に表面
まで移動し、乾燥板に貼りつき、取外しに苦労し
商品性を損なうことがしばしば生じ、また粒度が
大きすぎると真空成形時に一方に片寄り、焼結状
態が不均一となるので、平均10μm前後で80重量
%以上が粒径1〜44μmの粒度分布を有するもの
を使用する。 ホウ素化合物粉末は繊維100重量部に対しB2O3
換算で2〜7重量部を使用する。2重量部未満で
は、焼結性が不足し、7重量部を超える量使用し
ても、焼結した後の強度はもはや向上せず、更に
未反応のホウ素化合物が焼結体中に残存するよう
になるため、再加熱時に製品の強度が低下するよ
うになる。 シリカゾルの添加量は繊維100重量部に対し、
固形分として3〜10重量部程度用いる。 繊維は長さ30〜1mm、大部分を5〜7mmの長さ
とし、水100重量部に対し約10重量部以下を水中
に分散させ、シリカゾルと、ホウ素化合物粉末を
添加して、有機凝集剤を加え、真空成形を行ない
乾燥し、1250〜1400℃で1〜1.5時間焼成して焼
結し繊維多孔質耐火物を作る。 〔作 用〕 水中に繊維と共に分散されたシリカゾルとホウ
素化合物粉末は、真空成形後、乾燥されるとき、
毛細管現象により繊維と繊維の接触点に主に沈着
する。乾燥沈着したシリカゾルは、ホウ素源であ
るホウ素化合物粉末と接しており、非晶質且つ多
孔質で反応性に富み接触面積も大きいため、高温
によつて昇華したホウ素化合物の又は加熱によつ
て分解したホウ素と反応しボロシリケートガラス
となつて繊維と繊維の接触部を強固に結合する。
そしてホウ素化合物は焼成の際、高温で分解や昇
華するまで、成形体物にとどまるので、B2O3を
使用した場合よりも、効率良くボロシリケートの
生成に使用できる。特にホウ素化合物としてBN
を使用すると窒素を含有したボロシリケートガラ
スを形成して繊維を結合する。 〔実施例〕 実施例 1 水100重量部に10重量部のAl2O3−SiO2繊維
(出願人製造の商品名カオウール)と、固形分で
0.7重量部のシリカゾルと、B2O3換算で、1〜15
重量部のBNとを水中に分散し、有機凝集剤を加
えたのち、真空成形を行ない乾燥し、1300℃で1
時間焼成し焼結した。焼結体より曲げ強度試験片
を作成し強度比較を行なつた。 結果を第1表に示す。
【表】
【表】
実施例 2
またBNの代りにB4Cを用いた以外は実施例1
と同様にして焼結体を作り試験した結果は第2表
の通りであつた。
と同様にして焼結体を作り試験した結果は第2表
の通りであつた。
【表】
備考
第1表と同じ
対比例 実施例1においてシリカゾルを使用せずBNの
代りにB2O3を使用した以外は、実施例1と同様
にして焼結体を作り試験した結果は第3表に示す
通りであつた。
第1表と同じ
対比例 実施例1においてシリカゾルを使用せずBNの
代りにB2O3を使用した以外は、実施例1と同様
にして焼結体を作り試験した結果は第3表に示す
通りであつた。
B2O3に代えて、水に溶解せずシリカと共存状
態でボロシリケートを形成するホウ素化合物粉末
を使用することにより、B2O3使用の場合よりも
安定に、強度の大きい繊維多孔質耐火物を経済的
に作ることができる。
態でボロシリケートを形成するホウ素化合物粉末
を使用することにより、B2O3使用の場合よりも
安定に、強度の大きい繊維多孔質耐火物を経済的
に作ることができる。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 Al2O3−SiO2繊維、Al2O3繊維、SiO2繊維の
一つまたは複数の繊維と、シリカゾルと、水に溶
解せずシリカと共存状態で加熱によりボロシリケ
ートを形成するホウ素化合物粉末を水中に分散
し、真空成形し、成形物を焼成して焼結すること
を特徴とする繊維多孔質耐火物の製造方法。 2 ホウ素化合物粉末が窒化ホウ素である特許請
求の範囲1項記載の繊維多孔質耐火物の製造方
法。 3 ホウ素化合物粉末が平均粒径10μm前後で80
重量%以上が粒径1〜44μmである粒度分布を有
する特許請求の範囲1項又は2項に記載の繊維多
孔質耐火物の製造方法。 4 ホウ素化合物粉末を繊維100重量部に対し
B2O3換算で2〜7重量部使用する特許請求の範
囲1、2、3項の何れかひとつに記載の繊維多孔
質耐火物の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24183485A JPS62100488A (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 | 繊維多孔質耐火物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24183485A JPS62100488A (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 | 繊維多孔質耐火物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62100488A JPS62100488A (ja) | 1987-05-09 |
| JPH0155222B2 true JPH0155222B2 (ja) | 1989-11-22 |
Family
ID=17080188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24183485A Granted JPS62100488A (ja) | 1985-10-28 | 1985-10-28 | 繊維多孔質耐火物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62100488A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62230683A (ja) * | 1986-02-24 | 1987-10-09 | ニチアス株式会社 | 高耐熱性・高強度繊維質成形体およびその製造方法 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4510253A (en) * | 1983-05-26 | 1985-04-09 | Combustion Engineering, Inc. | Aluminum resistant ceramic fiber composition |
-
1985
- 1985-10-28 JP JP24183485A patent/JPS62100488A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62100488A (ja) | 1987-05-09 |
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