JPH0156160B2 - - Google Patents

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JPH0156160B2
JPH0156160B2 JP56181713A JP18171381A JPH0156160B2 JP H0156160 B2 JPH0156160 B2 JP H0156160B2 JP 56181713 A JP56181713 A JP 56181713A JP 18171381 A JP18171381 A JP 18171381A JP H0156160 B2 JPH0156160 B2 JP H0156160B2
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JP
Japan
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brass
wire
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rubber
Prior art date
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JP56181713A
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English (en)
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JPS5884992A (ja
Inventor
Kunihiko Kataoka
Kazuo Arai
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は伸線性及びゴムとの接着性特に耐水
接着性の優れたブラスめつき鋼線に関するもので
ある。 ブラスめつきを施した鋼線は、ゴムとの接着性
及び伸線性の優秀さから、直径0.15mm〜0.40mmの
細線に伸線され、このような細線を複数本撚り合
わせてタイヤの骨格を形成する所謂スチールコー
ド、或は高圧ゴムホースの補強用線、その他のゴ
ム、プラスチツク、コンクリート等の補強用材と
して近年大量に使用されて来ている。 この様なブラスめつき鋼線には、従来亜鉛成分
20〜35重量%、従つて、銅成分80〜65重量%(以
下%は総て重量%とする)の、即ち、高銅組成側
に属する、厚みが0.5〜2.0μのブラスを使用して
いるが、このブラスめつき鋼線をスチールコード
として使用したタイヤを、特に高温多湿地域、或
は凍結防止のため道路上に食塩や塩化カルシウム
等を散布する寒冷地域で使用する場合はブラスめ
つき鋼線の耐水、耐塩接着性が問題となつてい
る。 ところで、このブラスめつき鋼線の耐水接着性
を良くする為には、ブラス組成を低銅側(好まし
くは銅%60%以下)に設定すると良いと云うこと
は既に知られていたが、唯、低銅組成では、βブ
ラスが出現して来て、そのため伸線加工が極めて
困難になると云う事態を生じ、耐水接着性を生か
したくとも叙上の伸線困難の点で行詰つていた。 即ち、ブラス層中の銅%とβブラス率((ここで
はαブラスとβブラスとのX線回析強度ピークを
夫々I〓、I〓とすると、(I〓×100/I〓+I〓)%をβ

ラス率と定義する))と伸線性との関係は第1図に
示すように、銅%が下がるとβブラス率が上が
り、その結果伸線性が落ちると云う関係にあつ
た。 そこでこの発明は、伸線加工が十分に、即ち、
引抜き時、断線の発生が少く、且つダイス摩耗が
少い状態でなされ、而し、例えばタイヤのスチー
ルコードに使用した場合、満足できる程度の、ゴ
ムとの接着性特に耐水接着性を得られる、伸線性
及びゴムとの接着性の優れたブラスつき鋼線を提
供するのをその目的とする。 今この発明の基になつた知見について述べる
と、第1図はCu%−βブラス率線図であり、第
1図中A線は本来のブラス合金(なお合金めつき
ブラスも含む)のβブラス率を示すものである
が、Cu%=62%程度以下の低Cu側において急激
にβブラス率の増加するのが認められる。 ここで、ブラスめつき鋼線のβブラス率はX線
回析装置(機種:理学電機製ミニフレツクス)を
用い、Co−Kd線を2次電圧30KV、電流10mA
で試料に照射し、スケールレンジ4000Cpsでのα
ブラス(111)とβブラス(110)とのX光線回析
ピーク高さを用いて下記のように定義した値であ
る。 記 ブラスめつき鋼線のβブラス率(%) =I〓×100/I〓+I〓 上式にてI〓:βブラス(110)のX線回析ピー
ク高さ I〓:αブラス(111)のX線回析ピーク高さ 又第1図において曲線a,b,cは何れも、鋼
線に銅めつき後、亜鉛めつきを行い、熱拡散処理
を温度を変へて行つたブラスめつき鋼線(但しブ
ラスの組成はA線を示すブラス合金と同じ)にお
けるβブラス率を示すもので、何れも加熱時間は
同じであつて、唯aよりb、bよりcの方が加熱
温度が高くなつているものである。 次に上掲の本来のブラス合金、及び熱拡散処理
法でめつきしたブラスめつき鋼線の伸線性を評価
するのに「断線」と云う現象を取上げることに
し、その「断線」に関する種類を分類して置くと (i) 細まり:伸線完了時の測定で鋼線径が直前の
ダイス径よりも1/100(mm)以上小さくなるこ
と。 (ii) 細まり断線:絞り切れ。 (iii) 摩耗断線:断線部の鋼線径がダイス径よりも
太目で断線した場合及び断線しないが摩耗のた
めダイスを交換した場合。 (iv) その他の断線:疵原因及びその他の原因によ
る場合。 であり、先づ「細まり断線」の点から見るのに先
だち、更に下記の用語の意味を明らかにして置く
と、 Γ細まり発生率……上記「細まり」発生の有無を
計10箇のボビン毎に調べ、10箇のボビン中5箇
あれば50%とするもの。 Γ細まり断線発生率……仕上素線ボビン単位に
「細まり断線」の発生の有無を計10箇のボビン
毎に調べ、10箇のボビン中5箇あれば50%とす
るもの。 であり、第2図イは、第1図中の曲線bの特性を
示す熱拡散処理法で作つたブラスめつき鋼線を伸
線したときの細まり発生率とCu%との関係を見
た線図であり、第2図ロは同じく曲線bの特性を
示す熱拡散処理法で作つたブラスめつき鋼線を伸
線したときの細まり断線発生率とCu%との関係
を見た線図で、何れも横軸Cu%の下の( )内
には第1図より読み取つたβブラス率を附したも
のである。 ところでこれらの線図を見ると、Cu%が62%
以下、即ち、βブラス率が略30%以上において
「細まり発生率」及び「細まり断線発生率」が何
れも急激に増加していることが明らかに看取でき
るる。 即ち、βブラスの現出が多くなると伸線し難い
と云う現象は既に知られているが、ダイス間での
素線の異常な細まり現象に着目すると、第3図に
示すように、βブラス率30%を境にして30%以上
で細まり発生率、細まり断線発生率が、又βブラ
ス率10%以上で総断線頻度比(βブラス率0の場
合の素線長106m当り総断線発生回数を1.0として
任意のβブラス率の場合のその指数を示すもの。)
が急激に増加しているのが明瞭に認められるの
で、βブラス率により伸線し難さを定量化できる
ことがわかる。 なお第3図は種々のCu%のCu−Zn2層めつき
に対し、種々の温度で熱拡散処理を行い、0〜
100%の範囲のβブラス率を現出させた線材を、
通常の湿式伸線を行つて、その場合の細まり発生
率、細まり断線発生率及び総断線頻度比とβブラ
ス率との関係を見た線図であるが、この線図を見
れば鋼線の表面に銅と亜鉛とのめつきを層状に別
個に行つた後、合金化したブラスのめつき層を作
るめつき方法によつて形成したブラスめつき鋼線
の伸線加工性はめつきの銅成分よりもβブラス率
で一義的に関係づけられること、即ち細まり発生
率と細まり断線発生率とはβブラス率が30%を越
えると急増すること、又総断線頻度比はβブラス
率が10%を超えると急増すると云う知見が得られ
る。 なお、又第3図においてB,C線間のギヤツプ
はその殆んどがダイス摩耗発生に起因する。又細
まり断線は通常16〜20枚のダイスの内、前半のダ
イスで発生するが、断線はロスタイムが非常に大
きく、全く発生させない様にすることが望まし
い。 種々実験の結果、ブラスめつき鋼線の伸線加工
性は本質的にはブラス自身の加工性に左右され、
各ダイス毎の落し率を16%とする通常の伸線条件
では、βブラス率が30%を超えると許容し難い伸
線トラブル、例えば断線とダイス摩耗等を生じる
ことが今回これ等の実験により明らかにされた。
蓋し潤滑剤の改良等で伸線条件を改善しても、大
体βブラス率30%を境にしてそれより以上の範囲
で伸線加工性が急激に劣化する現象は避けること
は困難である。 次に、タイヤコードを入れたゴムを加硫後高湿
潤雰囲気中で7日間放置し、約15時間大気中に保
管した後タイヤコードを引抜きその付着性をゴム
付着率(引抜後、ゴムで被覆されている部分の、
ゴムで被覆されておるべき部分に対するコード表
面積率%)で見ると、同様にCu%とは無関係に
βブラス率と一義的な関係があり、その状況は第
3図に示したようにβブラス率が10%以下になる
と急激に低下すると云う知見が得られた。 従来、Cu%が低い程ゴムとの接着性が良好で
あると、漠然と云われて来ていたが、発明者の行
つた実験により、ゴムとブラスめつき鋼線との耐
水接着性はめつき層のβブラス率と関係があり、
βブラス率10%を境として10%未満ではβブラス
率の低下と共にゴムに対する耐水接着性が急激に
低下し、βブラス率10%以上ではβブラス率の上
昇と共に耐水接着性が漸増することが明らかとな
つた。従つて銅と亜鉛との二元素のみの合金に関
する限りでは、ブラスはβブラス率を10〜30%の
範囲に選択することにより、伸線加工性において
はα固溶体単相のブラスに比して殆んど損色のな
いものが得られ、而も更にゴムとの優れた耐水接
着性を有するものが得られると云う知見を得た。 そこで、これらの知見に基づきこの発明に係
る、伸線性及びゴムとの耐水接着性の優れたブラ
スめつき鋼線が着想されるに至り、その構成を説
明すると、鋼線の表面に、銅と亜鉛とのめつきを
層状に別個に行つた後、合金化してブラスのめつ
き層を作るめつき方法によつて形成したブラスめ
つき層を有するブラスめつき鋼線であつて、更
に、αブラスとβブラスとのX線回析強度ピーク
を夫々I〓、I〓とし、(I〓×100/I〓+I〓)%をβブ

ス率と定義した時、該βブラス率が10〜30%の範
囲にあることを特徴とするものである。 このブラスめつき鋼線は叙上のような構成を有
するから、タイヤのスチールコードに使用するた
め、直径0.15mm〜0.40mmの細線に伸線する時、
「細まり断線」(絞り切れ)の発生が殆んどなく、
「ダイス摩耗」も殆んどなく行え、而も伸線素線
を撚り合わせて作つたスチールコードをコムに埋
め込んで加硫したゴム板は苛酷な湿潤雰囲気中に
放置しても充分に高いゴム付着率80%を確保でき
る鋼線が得られ、高圧ゴムホースの補強用線、そ
の他ゴム、プラスチツク、コンクリート等の補強
用材として一層細く伸線する場も容易に冷間伸線
が行える。 実施例 直径0.90mmの線材をパーライト変態後、銅と亜
鉛とのめつきを層状に別個に行つた後、合金化し
てブラスのめつき層を作るめつき方法、例えば熱
拡散処理法で、ブラスめつき層を作る時、ブラス
の銅組成が銅65〜70%レベル、総めつき厚が1.5μ
と、選ぶβブラス率が0、10、15、30、50%にな
るように、直接通電加熱により鋼線温度を種々変
えて熱拡散処理を行い、メツキ層表面のZnO膜を
化学処理し、後該線材をダイス19枚で直径0.175
mmまで、又引抜線速1000m/minで湿式伸線し、
この素線によつて1×3、+9、+15と順次撚り合
わせて加工し、最後に直径0.15mmの素線でラツピ
ング仕上げでタイヤコード〔コード構成3+9+
15(0.175φ)+1.(0.15φ)〕を作つた。 このものにつき耐水接着性試験を行い、そのゴ
ム引抜力とゴム付着率を見ると、第1表に示す通
りとなつた。なお伸線前の線材のCu%、βブラ
ス率及び伸線での細まり断線発生率、総断線頻度
比は第1表中に示した通りであつた。 即ち、Cu%(65.1〜70.2%)でβブラス率が10
〜30%の範囲にあるこの発明に係る鋼線は細まり
断線発生率は1.5〜4.3%の間にあつて十分小さ
く、総断線頻度比も総て1.0〜1.8内にありゴム付
着率比は3.1以上であるのに、Cu%はこの発明鋼
線と同じである65〜69.7%のものでもβブラス率
が0〜2%の比較鋼線は伸線断線状況はこの発明
鋼線と同じでもゴム付着率比は1.00〜1.18と極端
に低いし、又βブラス率45.5〜49.7%の比較鋼線
はゴム付着率比は3.77〜3.85と極めて優れている
が、反面、総断線頻度比は3.9〜5.2と全く許容出
来ない水準となつている。 【表】
【図面の簡単な説明】
第1図はブラスの組成とβブラス率との関係及
び銅めつき後、亜鉛めつきを行ない、熱拡散温度
を変えてめつき層をブラス化したブラス鋼線のブ
ラス組成とβブラス率との関係を示す線図、第2
図イはブラスにおけるCu%及びβブラス率と細
まり発生率との関係をプロツトした線図、第2図
ロはブラスにおけるCu%及びβブラス率と細ま
り断線発生率との関係をプロツトした線図、第3
図は種々のCu%のものを総合して得られたβブ
ラス率と細まり発生率、細まり断線発生率、総断
線頻度比及び耐水接着性試験におけるゴム附着率
比との関係を示す線図を夫々示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 鋼線の表面に、銅と亜鉛とのめつきを層状に
    別個に行つた後、合金化してブラスのめつき層を
    作るめつき方法によつて形成したブラスめつき層
    を有するブラスめつき鋼線であつて、βブラス率
    が10〜30%の範囲にあることを特徴とする、伸線
    性及びゴムとの接着性の優れたブラスめつき鋼
    線。
JP56181713A 1981-11-14 1981-11-14 伸線性及びゴムとの接着性の優れたブラスめつき鋼線 Granted JPS5884992A (ja)

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JP56181713A JPS5884992A (ja) 1981-11-14 1981-11-14 伸線性及びゴムとの接着性の優れたブラスめつき鋼線

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Publication Number Publication Date
JPS5884992A JPS5884992A (ja) 1983-05-21
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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