JPH0158148B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0158148B2 JPH0158148B2 JP58105516A JP10551683A JPH0158148B2 JP H0158148 B2 JPH0158148 B2 JP H0158148B2 JP 58105516 A JP58105516 A JP 58105516A JP 10551683 A JP10551683 A JP 10551683A JP H0158148 B2 JPH0158148 B2 JP H0158148B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- parts
- water repellency
- molded
- sio
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
Description
本発明は、撥水性成形硬化体の製造方法に関す
るものであり、詳しくは、石灰質原料とケイ酸質
原料を主原料とする、特に、建築材料として有用
な軽量気泡コンクリートの耐候性のある撥水性を
付与した撥水性成形硬化体の製造方法に関するも
のである。 従来、石灰質原料とケイ酸質原料を主原料とす
る成形硬化体は起泡剤の添加または無添加で、高
圧蒸気養生、常圧蒸気養生、湿潤養生、気乾養生
等により製造され、断熱材、保温材、コンクリー
ト、モルタル、スチームパイプ、セメント瓦、ス
レート等として広い範囲で使用されている。特に
近年、建築材料としての軽量気泡コンクリートは
めざましい発展をとげ、使用量も年々増大してき
ている。 しかし、これらの成形体、特に、軽量気泡コン
クリートは吸水性が大きいため、表面に撥水剤を
塗布・含浸するか、または添加して水の浸入を防
止する必要がある。シリコーンを撥水剤として内
部添加したものについては次の発明がある。例え
ば、特開昭58−2252号公報にはジメチルポリシロ
キサン、特開昭57−123851号公報にはジメチルポ
リシロキサン、メチルフエニルポリシロキサン、
メチルハイドロジエンポリシロキサンまたはメチ
ルカルボキシル変性ポリシロキサンをアニオン系
界面活性剤で乳化したもの、特開昭55−42272号
公報にはジメチルポリシロキサン、アミノ基含有
ポリシロキサン、オレフイン含有ポリシロキサ
ン、弗素含有ポリシロキサンおよびアルコール変
性ポリシロキサン、特開昭55−85452号公報には
メチルフエニルポリシロキサンおよびクロルフエ
ニルメチルポリシロキサン、特開昭55−90460号
公報にはメチルシリコーンワニス、フエニルメチ
ルシリコーンワニス、シリコーン・エポキシ変性
ワニス、シリコーン・アルキツド変性ワニス、シ
リコーン・アクリル変性ワニスおよびシリコー
ン・ポリエステル変性ワニスを撥水剤として添加
することが開示されている。 上記に引用した種々のオルガノポリシロキサン
を添加することにより、撥水性の効果の程度の差
は多少あるが、確実に撥水性を示すようになる。
しかし、いずれも、屋外に曝露しておくと、比較
的容易に撥水性が消失ないし低下するという欠点
があることが判明した。 また、特開昭57−92561号公報にはケイ素原子
に結合するオルガノ基の10%以上が少なくとも4
個の炭素原子数を有するアルキル基であり、か
つ、ケイ素原子1個当り平均で0.01〜2.0個のア
ルコキシ基を有するオルガノポリシロキサンを撥
水剤として添加することが開示されている。 この撥水剤はある範囲内では耐候性を有してい
るが、アルコキシ基を含有しているため、アルカ
リ性のスリラー中ではアルコールが遊離し、作業
環境の汚染、人体への悪影響、火災爆発の危険性
もあり、取扱い上および環境整備の面で細心の注
意が必要である。 本発明者らは、上記欠点を解決するためシリコ
ーン添加剤について鋭意研究した結果、石灰質原
料とケイ酸質原料を主原料とする成形硬化体を製
造する際、特定範囲のアルキル基と特定範囲の重
合度を有するオルガノポリシロキサンを添加する
ことにより、耐候性を有する優れた撥水性(すな
わち、撥水性の持続性)が得られることを見出し
たものである。 すなわち、本発明は、 (A) CaO単位を主成分として含む石灰質原料と
SiO2単位を主成分として含むケイ酸質原料
100重量部 (B) R(CH3)SiO2/2、R(CH3)2SiO1/2および
RSiO3/2(式中、Rは炭素原子数4〜12個のアル
キル基)から選択されるシロキサン単位を1分
子中に少なくとも1個有し、かつ、1分子中の
シロキサン単位の総数が2〜20個の範囲内であ
るオルガノポリシロキサン 0.05〜10重量部 (C) 任意量の水 とを混合し、成形した後乾燥または蒸気養生後
乾燥することを特徴とする撥水性成形硬化体の
製造方法に関するものである。 本発明に使用される(A)成分のうち、石灰質原料
はCaO単位を主成分として含むものであればよ
く、これには微粉砕した生石灰、石灰石、消石
灰、セメント、ケイ酸カルシウム、炭酸カルシウ
ム、等があげられる。もう一方のケイ酸質原料は
SiO2単位を主成分として含むものであればよく、
これにはシリカ、砂、ケイ石、粘土、パーライ
ト、ケイそう土、岩石粉(例えば長石粉、石英
粉)、ガラス粉末等が例示される。前者と後者の
配合割合は用途によつて大きく変るため、特に限
定するものではない。 本発明に使用される(B)成分のオルガノポリシロ
キサンはR(CH3)SiO2/2、R(CH3)2SiO1/2およ
びRSiO3/2(式中、Rは炭素原子数4〜12個のアル
キル基、すなわち、ブチル基からドデシル基まで
の範囲であり、その異性体も使用できる。)から
選択されるシロキサン単位を1分子中に少なくと
も1個有するものである。したがつて、(B)成分の
オルガノポリシロキサンは上記のシロキサン単位
の1種〜3種から構成されていてもよいし、ま
た、それとR1 2SiO2/2、R1 3SiO1/2、R1SiO3/2および
SiO4/2(式中、R1は同一か相異なる1価炭化水素
基であり、メチル基、エチル基、プロピル基、フ
エニル基、ビニル基、アリル基が例示されるが、
撥水性の点から好ましいのはメチル基である。)
から選択されるシロキサン単位との組合せから成
り立つていてもよい。 Rの炭素原子数を4〜12個としたのは4より小
さい場合は耐候性が十分でなく、また、炭素原子
数が12より大きくなると撥水性が低下する傾向が
あるためであり、特に好ましい範囲は炭素原子数
が5〜10個のものである。なお、1分子中のRは
同一でも異なつてもよい。また、もう一つの限定
条件である1分子中のシロキサン単位の総数が2
〜20個の範囲内としたのは、その範囲を外れる
と、優れた撥水性とその撥水性の十分な耐候性が
得られなくなるからである。 次に、(B)成分の具体例をあげる。 およびシロキサン単位の総数が20個までのオルガ
ノポリシロキサンレジン。 このオルガノポリシロキサンの添加量は、(A)成
分100重量部(石灰質原料とケイ酸質原料との合
計量)に対し、0.05〜10重量部の範囲で添加され
る。0.05重量部以下では十分な撥水性を有する成
形硬化体が得られないし、10重量部を越えると成
形硬化体の強度が低下するためである。好ましい
添加量は0.5〜8重量部である。 (B)成分のオルガノポリシロキサンを製造する方
法の1例をあげると、シロキサン単位が20までの
SiH基を有するオルガノポリシロキサンに、CH2
=CH(CH2)7CH3のような不飽和化合物を付加反
応させることにより、容易に製造できる。また、
他の1例としては、R(CH3)SiCl2、R
(CH3)2SiCl、RSiCl3から選択されるケイ素化合
物を水の存在下加水分解して縮合反応させるか、
上記から選択されるケイ素化合物とR1 2SiCl2、R1 3
SiCl、R1SiCl3、SiCl4から選択されるケイ素化合
物とを水の存在下加水分解して縮合反応させるこ
とによつて製造できる。ただし、この場合、加水
分解縮合後のシロキサン単位の総数が20を越えな
いような条件を選定することが重要である。 (C)成分の水は(A)成分をスラリー化するためのも
のであり、通常は(A)成分100重量部に対し、水10
〜300重量部添加されるが、条件によつては1000
重量部を越える場合もあつて、特定されないた
め、任意量とするものである。 上記した(A)〜(C)成分以外に、必要に応じて他の
成分を添加することができる。例えば、酸化マグ
ネシウム、アルミナ、酸化鉄などの金属酸化物、
アスベスト、合成繊維、ガラス繊維、合成樹脂粉
末、などの補強剤、木屑、鉱物油、(B)成分以外の
オルガノポリシロキサン、界面活性剤、金属粉末
などの発泡剤、硬化促進剤、防錆剤、着色剤など
があげられる。 本発明は(A)〜(C)成分または(A)〜(C)成分と他の添
加剤を混合してスラリー状とし、型に流し込んで
成形し、そのまま乾燥するかまたは半硬化ないし
硬化状態で、50〜200℃常圧〜高圧、乾熱ないし
湿熱(スチームを含む)から選択される条件で養
生することによつて(蒸気養生および湿潤養生の
場合はそのあとで更に乾燥する。)耐候性のある
優れた撥水性を有する成形硬化体を製造すること
ができる。 本発明の成形硬化体は、耐候性のある優れた撥
水性を有するため、特に、軽量気泡コンクリー
ト、ケイ酸カルシカム板として有用であるが、こ
れ以外にコンクリート、モルタル、スチームパイ
プ、セメント瓦、スレート等にも有用である。 次に、実施例をあげて説明する。実施例および
比較例中の部とあるのは重量部を意味し、粘度は
25℃における値である。 なお、撥水性試験は5×5×3cmに切断した成
形硬化体の表面の3箇所に、約0.03グラムの水滴
をそれぞれ滴下し、その撥水状態を観察して、次
の5段階で評価した。 ◎ 30分後も水滴は球状に保たれ、撥水性は非常
に良好。 ○ 20分後には水滴は半球状となるが、撥水性は
良好。 △ 10分後には水滴はくずれるが吸収されるまで
に至らず、撥水性はやや良好。 × 2〜3分後に水滴は吸収、拡散され、撥水性
は悪い。 ×× 水滴は直ちに吸収、拡散され、撥水性は非
常に悪い。 実施例 1 ポルトランドセメント90部、100メツシユ通過
のケイ石粉10部、アルミニウム微粉末1部をプロ
ペラ式攪拌機を有する混合槽でゆつくり混合後、
15部の水と第1表に示すオルガノポリシロキサン
をそれぞれ2部添加し、高速で3分間混合した。
このスラリーを15×15×3cmの型枠に流し込み、
湿度100%の室内で3日間湿潤養生して発泡硬化
させた。次いで、成形体を型枠から取下した後、
170℃の熱風循環式オーブン中で3時間加熱して
乾燥した。いずれの成形体も堅固であり、比重は
約0.7g/cm3であつた。 この成形体を5×5×3cmに切断し、サンシヤ
イン型ウエザメーターで15時間および30時間照射
し、照射しなかつたものも含め撥水性の試験を行
なつた。その結果を第2表に示す。 本発明になる成形体はウエザメーターで30時間
照射しても、撥水性は照射前と変らず、耐候性が
非常に良好であるのに対し、比較例としてあげた
従来使用のジメチルポリシロキサン、メチルフエ
ニルポリシロキサンおよび本発明の条件から外れ
るオルガノポリシロキサンを使用した成形体は、
いずれもウエザメーター照射後急激に撥水性が低
下し、耐候性が劣ることが判明した。
るものであり、詳しくは、石灰質原料とケイ酸質
原料を主原料とする、特に、建築材料として有用
な軽量気泡コンクリートの耐候性のある撥水性を
付与した撥水性成形硬化体の製造方法に関するも
のである。 従来、石灰質原料とケイ酸質原料を主原料とす
る成形硬化体は起泡剤の添加または無添加で、高
圧蒸気養生、常圧蒸気養生、湿潤養生、気乾養生
等により製造され、断熱材、保温材、コンクリー
ト、モルタル、スチームパイプ、セメント瓦、ス
レート等として広い範囲で使用されている。特に
近年、建築材料としての軽量気泡コンクリートは
めざましい発展をとげ、使用量も年々増大してき
ている。 しかし、これらの成形体、特に、軽量気泡コン
クリートは吸水性が大きいため、表面に撥水剤を
塗布・含浸するか、または添加して水の浸入を防
止する必要がある。シリコーンを撥水剤として内
部添加したものについては次の発明がある。例え
ば、特開昭58−2252号公報にはジメチルポリシロ
キサン、特開昭57−123851号公報にはジメチルポ
リシロキサン、メチルフエニルポリシロキサン、
メチルハイドロジエンポリシロキサンまたはメチ
ルカルボキシル変性ポリシロキサンをアニオン系
界面活性剤で乳化したもの、特開昭55−42272号
公報にはジメチルポリシロキサン、アミノ基含有
ポリシロキサン、オレフイン含有ポリシロキサ
ン、弗素含有ポリシロキサンおよびアルコール変
性ポリシロキサン、特開昭55−85452号公報には
メチルフエニルポリシロキサンおよびクロルフエ
ニルメチルポリシロキサン、特開昭55−90460号
公報にはメチルシリコーンワニス、フエニルメチ
ルシリコーンワニス、シリコーン・エポキシ変性
ワニス、シリコーン・アルキツド変性ワニス、シ
リコーン・アクリル変性ワニスおよびシリコー
ン・ポリエステル変性ワニスを撥水剤として添加
することが開示されている。 上記に引用した種々のオルガノポリシロキサン
を添加することにより、撥水性の効果の程度の差
は多少あるが、確実に撥水性を示すようになる。
しかし、いずれも、屋外に曝露しておくと、比較
的容易に撥水性が消失ないし低下するという欠点
があることが判明した。 また、特開昭57−92561号公報にはケイ素原子
に結合するオルガノ基の10%以上が少なくとも4
個の炭素原子数を有するアルキル基であり、か
つ、ケイ素原子1個当り平均で0.01〜2.0個のア
ルコキシ基を有するオルガノポリシロキサンを撥
水剤として添加することが開示されている。 この撥水剤はある範囲内では耐候性を有してい
るが、アルコキシ基を含有しているため、アルカ
リ性のスリラー中ではアルコールが遊離し、作業
環境の汚染、人体への悪影響、火災爆発の危険性
もあり、取扱い上および環境整備の面で細心の注
意が必要である。 本発明者らは、上記欠点を解決するためシリコ
ーン添加剤について鋭意研究した結果、石灰質原
料とケイ酸質原料を主原料とする成形硬化体を製
造する際、特定範囲のアルキル基と特定範囲の重
合度を有するオルガノポリシロキサンを添加する
ことにより、耐候性を有する優れた撥水性(すな
わち、撥水性の持続性)が得られることを見出し
たものである。 すなわち、本発明は、 (A) CaO単位を主成分として含む石灰質原料と
SiO2単位を主成分として含むケイ酸質原料
100重量部 (B) R(CH3)SiO2/2、R(CH3)2SiO1/2および
RSiO3/2(式中、Rは炭素原子数4〜12個のアル
キル基)から選択されるシロキサン単位を1分
子中に少なくとも1個有し、かつ、1分子中の
シロキサン単位の総数が2〜20個の範囲内であ
るオルガノポリシロキサン 0.05〜10重量部 (C) 任意量の水 とを混合し、成形した後乾燥または蒸気養生後
乾燥することを特徴とする撥水性成形硬化体の
製造方法に関するものである。 本発明に使用される(A)成分のうち、石灰質原料
はCaO単位を主成分として含むものであればよ
く、これには微粉砕した生石灰、石灰石、消石
灰、セメント、ケイ酸カルシウム、炭酸カルシウ
ム、等があげられる。もう一方のケイ酸質原料は
SiO2単位を主成分として含むものであればよく、
これにはシリカ、砂、ケイ石、粘土、パーライ
ト、ケイそう土、岩石粉(例えば長石粉、石英
粉)、ガラス粉末等が例示される。前者と後者の
配合割合は用途によつて大きく変るため、特に限
定するものではない。 本発明に使用される(B)成分のオルガノポリシロ
キサンはR(CH3)SiO2/2、R(CH3)2SiO1/2およ
びRSiO3/2(式中、Rは炭素原子数4〜12個のアル
キル基、すなわち、ブチル基からドデシル基まで
の範囲であり、その異性体も使用できる。)から
選択されるシロキサン単位を1分子中に少なくと
も1個有するものである。したがつて、(B)成分の
オルガノポリシロキサンは上記のシロキサン単位
の1種〜3種から構成されていてもよいし、ま
た、それとR1 2SiO2/2、R1 3SiO1/2、R1SiO3/2および
SiO4/2(式中、R1は同一か相異なる1価炭化水素
基であり、メチル基、エチル基、プロピル基、フ
エニル基、ビニル基、アリル基が例示されるが、
撥水性の点から好ましいのはメチル基である。)
から選択されるシロキサン単位との組合せから成
り立つていてもよい。 Rの炭素原子数を4〜12個としたのは4より小
さい場合は耐候性が十分でなく、また、炭素原子
数が12より大きくなると撥水性が低下する傾向が
あるためであり、特に好ましい範囲は炭素原子数
が5〜10個のものである。なお、1分子中のRは
同一でも異なつてもよい。また、もう一つの限定
条件である1分子中のシロキサン単位の総数が2
〜20個の範囲内としたのは、その範囲を外れる
と、優れた撥水性とその撥水性の十分な耐候性が
得られなくなるからである。 次に、(B)成分の具体例をあげる。 およびシロキサン単位の総数が20個までのオルガ
ノポリシロキサンレジン。 このオルガノポリシロキサンの添加量は、(A)成
分100重量部(石灰質原料とケイ酸質原料との合
計量)に対し、0.05〜10重量部の範囲で添加され
る。0.05重量部以下では十分な撥水性を有する成
形硬化体が得られないし、10重量部を越えると成
形硬化体の強度が低下するためである。好ましい
添加量は0.5〜8重量部である。 (B)成分のオルガノポリシロキサンを製造する方
法の1例をあげると、シロキサン単位が20までの
SiH基を有するオルガノポリシロキサンに、CH2
=CH(CH2)7CH3のような不飽和化合物を付加反
応させることにより、容易に製造できる。また、
他の1例としては、R(CH3)SiCl2、R
(CH3)2SiCl、RSiCl3から選択されるケイ素化合
物を水の存在下加水分解して縮合反応させるか、
上記から選択されるケイ素化合物とR1 2SiCl2、R1 3
SiCl、R1SiCl3、SiCl4から選択されるケイ素化合
物とを水の存在下加水分解して縮合反応させるこ
とによつて製造できる。ただし、この場合、加水
分解縮合後のシロキサン単位の総数が20を越えな
いような条件を選定することが重要である。 (C)成分の水は(A)成分をスラリー化するためのも
のであり、通常は(A)成分100重量部に対し、水10
〜300重量部添加されるが、条件によつては1000
重量部を越える場合もあつて、特定されないた
め、任意量とするものである。 上記した(A)〜(C)成分以外に、必要に応じて他の
成分を添加することができる。例えば、酸化マグ
ネシウム、アルミナ、酸化鉄などの金属酸化物、
アスベスト、合成繊維、ガラス繊維、合成樹脂粉
末、などの補強剤、木屑、鉱物油、(B)成分以外の
オルガノポリシロキサン、界面活性剤、金属粉末
などの発泡剤、硬化促進剤、防錆剤、着色剤など
があげられる。 本発明は(A)〜(C)成分または(A)〜(C)成分と他の添
加剤を混合してスラリー状とし、型に流し込んで
成形し、そのまま乾燥するかまたは半硬化ないし
硬化状態で、50〜200℃常圧〜高圧、乾熱ないし
湿熱(スチームを含む)から選択される条件で養
生することによつて(蒸気養生および湿潤養生の
場合はそのあとで更に乾燥する。)耐候性のある
優れた撥水性を有する成形硬化体を製造すること
ができる。 本発明の成形硬化体は、耐候性のある優れた撥
水性を有するため、特に、軽量気泡コンクリー
ト、ケイ酸カルシカム板として有用であるが、こ
れ以外にコンクリート、モルタル、スチームパイ
プ、セメント瓦、スレート等にも有用である。 次に、実施例をあげて説明する。実施例および
比較例中の部とあるのは重量部を意味し、粘度は
25℃における値である。 なお、撥水性試験は5×5×3cmに切断した成
形硬化体の表面の3箇所に、約0.03グラムの水滴
をそれぞれ滴下し、その撥水状態を観察して、次
の5段階で評価した。 ◎ 30分後も水滴は球状に保たれ、撥水性は非常
に良好。 ○ 20分後には水滴は半球状となるが、撥水性は
良好。 △ 10分後には水滴はくずれるが吸収されるまで
に至らず、撥水性はやや良好。 × 2〜3分後に水滴は吸収、拡散され、撥水性
は悪い。 ×× 水滴は直ちに吸収、拡散され、撥水性は非
常に悪い。 実施例 1 ポルトランドセメント90部、100メツシユ通過
のケイ石粉10部、アルミニウム微粉末1部をプロ
ペラ式攪拌機を有する混合槽でゆつくり混合後、
15部の水と第1表に示すオルガノポリシロキサン
をそれぞれ2部添加し、高速で3分間混合した。
このスラリーを15×15×3cmの型枠に流し込み、
湿度100%の室内で3日間湿潤養生して発泡硬化
させた。次いで、成形体を型枠から取下した後、
170℃の熱風循環式オーブン中で3時間加熱して
乾燥した。いずれの成形体も堅固であり、比重は
約0.7g/cm3であつた。 この成形体を5×5×3cmに切断し、サンシヤ
イン型ウエザメーターで15時間および30時間照射
し、照射しなかつたものも含め撥水性の試験を行
なつた。その結果を第2表に示す。 本発明になる成形体はウエザメーターで30時間
照射しても、撥水性は照射前と変らず、耐候性が
非常に良好であるのに対し、比較例としてあげた
従来使用のジメチルポリシロキサン、メチルフエ
ニルポリシロキサンおよび本発明の条件から外れ
るオルガノポリシロキサンを使用した成形体は、
いずれもウエザメーター照射後急激に撥水性が低
下し、耐候性が劣ることが判明した。
【表】
【表】
【表】
実施例 2
実施例1で使用したオルガノポリシロキサンの
代りに、第3表に示すオルガノポリシロキサンを
それぞれ同量添加した以外は実施例1と同一条件
で成形発泡硬化体を製造した。これについて、実
施例1と同様の撥水性試験を行なつた結果を第4
表に示す。 実施例1と同様の結果が得られた。
代りに、第3表に示すオルガノポリシロキサンを
それぞれ同量添加した以外は実施例1と同一条件
で成形発泡硬化体を製造した。これについて、実
施例1と同様の撥水性試験を行なつた結果を第4
表に示す。 実施例1と同様の結果が得られた。
【表】
【表】
【表】
実施例 3
セメントと乾燥砂とを配合した家庭用簡易型セ
メント100部、粉砕した石綿3部、実施例1で使
用したオルガノポリシロキサンNo.2および4の添
加量をそれぞれ0.1、0.5、1、3、5、8部およ
び水15部とをプロペラ式攪拌機を用いて十分混練
した後、厚さ2cmのセメント瓦に成形し、湿度
100%の室内で5日間硬化させた。次いで、熱風
乾燥機中で130℃、5時間乾燥した。 このセメント瓦について、南方向に45度傾け
て、屋外曝露試験を2箇月および4箇月行ない、
撥水性を比較した。その結果を第5表に示すとお
り、本発明の撥水性は比較例にくらべて極めて良
好であつた。
メント100部、粉砕した石綿3部、実施例1で使
用したオルガノポリシロキサンNo.2および4の添
加量をそれぞれ0.1、0.5、1、3、5、8部およ
び水15部とをプロペラ式攪拌機を用いて十分混練
した後、厚さ2cmのセメント瓦に成形し、湿度
100%の室内で5日間硬化させた。次いで、熱風
乾燥機中で130℃、5時間乾燥した。 このセメント瓦について、南方向に45度傾け
て、屋外曝露試験を2箇月および4箇月行ない、
撥水性を比較した。その結果を第5表に示すとお
り、本発明の撥水性は比較例にくらべて極めて良
好であつた。
【表】
実施例 4
生石灰30部にケイ石粉末70部、水1500部を加
え、180℃のオートクレーブ中で6時間熱処理し
た。次いで、冷却したスラリー中に粉砕したアス
ベスト繊維100部、ポルトランドセメント100部お
よび実施例1で使用したオルガノポリシロキサン
No.1、2、3、4および9(無添加)を、No.9を
除き各8部添加後、フエルトクロスを使つて脱水
成形し、再び、180℃のオートクレーブ中で3時
間熱処理した。その後120℃で10時間乾燥して成
形体を作製した。この成形体を5×5cmの大きさ
に切断し、サンシヤイン型のウエザメータで30時
間照射し、照射しないものも含めて撥水性の試験
を行なつた。この結果を第6表に示す。第6表に
示したように、本発明になる成形体の撥水性は比
較例にくらべ、ウエザメータ照射後も良好であ
り、耐候性があることを示した。
え、180℃のオートクレーブ中で6時間熱処理し
た。次いで、冷却したスラリー中に粉砕したアス
ベスト繊維100部、ポルトランドセメント100部お
よび実施例1で使用したオルガノポリシロキサン
No.1、2、3、4および9(無添加)を、No.9を
除き各8部添加後、フエルトクロスを使つて脱水
成形し、再び、180℃のオートクレーブ中で3時
間熱処理した。その後120℃で10時間乾燥して成
形体を作製した。この成形体を5×5cmの大きさ
に切断し、サンシヤイン型のウエザメータで30時
間照射し、照射しないものも含めて撥水性の試験
を行なつた。この結果を第6表に示す。第6表に
示したように、本発明になる成形体の撥水性は比
較例にくらべ、ウエザメータ照射後も良好であ
り、耐候性があることを示した。
【表】
実施例 5
攪拌機およびコンデンサーのついた1の四つ
口フラスコに、C6H13SiCl3を131.7g(25モル
%)、(CH3)2SiCl2を103.2g(33モル%)、
(CH3)3SiClを108.5g(42モル%)およびトルエ
ン300gを加え、攪拌しながら昇温し、水60gを
滴下した。反応終了後、苛性ソーダ溶液で中和
し、水洗後、トルエンを留去し、粘度450センチ
ストークスのオルガノポリシロキサン油状物を得
た。 実施例1で使用したオルガノポリシロキサンの
代りに、上記のオルガノポリシロキサンを使用し
た以外は実施例1と同じ条件で発泡成形し、実施
例1同様撥水性試験を行なつた結果、ウエザメー
タ30時間照射後も撥水性は極めて良好で、照射前
と変らなかつた。
口フラスコに、C6H13SiCl3を131.7g(25モル
%)、(CH3)2SiCl2を103.2g(33モル%)、
(CH3)3SiClを108.5g(42モル%)およびトルエ
ン300gを加え、攪拌しながら昇温し、水60gを
滴下した。反応終了後、苛性ソーダ溶液で中和
し、水洗後、トルエンを留去し、粘度450センチ
ストークスのオルガノポリシロキサン油状物を得
た。 実施例1で使用したオルガノポリシロキサンの
代りに、上記のオルガノポリシロキサンを使用し
た以外は実施例1と同じ条件で発泡成形し、実施
例1同様撥水性試験を行なつた結果、ウエザメー
タ30時間照射後も撥水性は極めて良好で、照射前
と変らなかつた。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 (A) CaO単位を主成分として含む石灰質原料
とSiO2単位を主成分として含むケイ酸質原料
100重量部 (B) R(CH3)SiO2/2、R(CH3)2SiO1/2および
RSiO3/2(式中、Rは炭素原子数4〜12個のアル
キル基)から選択されるシロキサン単位を1分
子中に少なくとも1個有し、かつ、1分子中の
シロキサン単位の総数が2〜20個の範囲内であ
るオルガノポリシロキサン 0.05〜10重量部 (C) 任意量の水 とを混合し、成形した後乾燥または蒸気養生後
乾燥することを特徴とする撥水性成形硬化体の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10551683A JPS59232954A (ja) | 1983-06-13 | 1983-06-13 | 撥水性成形硬化体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10551683A JPS59232954A (ja) | 1983-06-13 | 1983-06-13 | 撥水性成形硬化体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS59232954A JPS59232954A (ja) | 1984-12-27 |
| JPH0158148B2 true JPH0158148B2 (ja) | 1989-12-08 |
Family
ID=14409762
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10551683A Granted JPS59232954A (ja) | 1983-06-13 | 1983-06-13 | 撥水性成形硬化体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS59232954A (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS61197454A (ja) * | 1985-02-25 | 1986-09-01 | 三菱レイヨン株式会社 | 軽量硅酸カルシウム製品の製造法 |
| JPS62252357A (ja) * | 1986-04-23 | 1987-11-04 | 三菱化学株式会社 | 撥水性珪酸カルシウム成形体の製造法 |
| JPH02311348A (ja) * | 1989-05-26 | 1990-12-26 | Tokuyama Soda Co Ltd | 珪酸カルシウム成形体の製造方法 |
| JPH0672063B2 (ja) * | 1989-07-21 | 1994-09-14 | 住友金属鉱山株式会社 | 耐凍害性に優れた軽量気泡コンクリート |
| EP1055648A4 (en) * | 1998-12-14 | 2003-03-19 | Sumitomo Metal Mining Co | LOW WEIGHT CELL CEMENT HAVING EXCELLENT CARBONIZATION RESISTANCE |
| FR2852312B1 (fr) * | 2003-03-10 | 2007-04-06 | Rhodia Chimie Sa | Un procede pour augmenter l'hydrofugation de compositions de liants mineraux ainsi que les compositions susceptibles d'etre obtenues par ce procede et leurs utilisations |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3044948A1 (de) * | 1980-11-28 | 1982-07-01 | Wacker-Chemie GmbH, 8000 München | Verfahren zum herstellen von bausteinen oder bauteilen |
-
1983
- 1983-06-13 JP JP10551683A patent/JPS59232954A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS59232954A (ja) | 1984-12-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6294608B1 (en) | Emulsions of organosilicon compounds for imparting water repellency to building materials | |
| AU709998B2 (en) | Emulsions of organosilicon compounds for imparting water repellency to building materials | |
| US7875674B2 (en) | Building materials incorporated with hydrophobic silicone resin(s) | |
| JP4708542B2 (ja) | 撥水性組成物及び撥水性基材の製造方法 | |
| JPH0144673B2 (ja) | ||
| WO2012023825A2 (en) | Paste composition for artificial marble and method of manufacturing artificial marble using the same | |
| AU2012339015B2 (en) | Composition comprising block cocondensates of propylfunctional alkaline siliconates and silicates, and method for the production thereof | |
| EP1086935A2 (en) | Cement composition comprising silicone oil emulsion | |
| CA1174807A (en) | Shaped articles made from expanded minerals | |
| CN106747174A (zh) | 一种利用磷石膏水硬性复合胶凝材料制备的耐水型加气混凝土砌块 | |
| JP2640514B2 (ja) | 水硬性無機質組成物 | |
| JPH0158148B2 (ja) | ||
| JP2686792B2 (ja) | 水硬性無機質組成物 | |
| RU2162455C1 (ru) | Сырьевая смесь для изготовления пенобетона на магнезиальном вяжущем | |
| US20050000392A1 (en) | Mortar or concrete composition | |
| JP2971240B2 (ja) | 撥水性成形硬化体の製造方法 | |
| CA1103528A (en) | Process for rendering building materials hydrophobic | |
| JPH03261642A (ja) | 水硬性無機質組成物 | |
| JP2003252670A (ja) | セメント系成形品 | |
| KR0152464B1 (ko) | 고성능 발수 방수성 경량 기포 콘크리트의 제조 방법 | |
| JP2826881B2 (ja) | 水硬性無機質組成物 | |
| EP1086933A2 (en) | Cement composition | |
| JP2993375B2 (ja) | 撥水性硬化体用組成物及び撥水性硬化体 | |
| JPH0761876A (ja) | 無機質硬化体の製造方法 | |
| KR100394748B1 (ko) | 통기성 탄성모르타르 도막방수재 |