JPH0158278B2 - - Google Patents
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- JPH0158278B2 JPH0158278B2 JP10111085A JP10111085A JPH0158278B2 JP H0158278 B2 JPH0158278 B2 JP H0158278B2 JP 10111085 A JP10111085 A JP 10111085A JP 10111085 A JP10111085 A JP 10111085A JP H0158278 B2 JPH0158278 B2 JP H0158278B2
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- electrodeposit
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Landscapes
- Revetment (AREA)
- Prevention Of Electric Corrosion (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は電着装置に係り、特に海中に対設した
電極の陰極体表面に海水から炭酸カルシウムを主
成分とする硬質電着物を電着する装置に関するも
のである。
電極の陰極体表面に海水から炭酸カルシウムを主
成分とする硬質電着物を電着する装置に関するも
のである。
海水中にはカルシウムイオンが400ppm、マグ
ネシウムイオンが1200ppm程度溶存しており、こ
れらのイオンをCaCO3、Mg(OH)2として析出さ
せる手段が知られている。
ネシウムイオンが1200ppm程度溶存しており、こ
れらのイオンをCaCO3、Mg(OH)2として析出さ
せる手段が知られている。
従来のこの種の電着技術は、第3図に示される
ように、陽極2と陰極4とを海水中に対向して設
け、両電極に直流電源6を接続し通電することに
より陰極4の表面にCaCO3を主成分とする電着
物8を形成するようになつている。
ように、陽極2と陰極4とを海水中に対向して設
け、両電極に直流電源6を接続し通電することに
より陰極4の表面にCaCO3を主成分とする電着
物8を形成するようになつている。
しかし従来の電着方法では、第3図に示される
ように、潮の満ち干により満潮時の水位Aと干潮
時の水位Bとにおいて水位差が大きく、陰極4の
満潮時の水位Aに近いほど海水の浸漬される期間
が短いため電着物が薄く、水位方向に均一厚の電
着物が得られないという問題点があつた。また
CaCO3を主成分とする硬質の電着物を形成しよ
うとすると陰極側電流密度は0.2mA/cm2前後とす
ることが望ましいが、従来は陰極側電流値を一定
とするように通電しており、そのため干潮時の低
水位状態では電流密度が大きくなつてMg(OH)2
の組成比割合の大きい電着物の付着量が増大し、
水位方向の電着物厚みの不均衡を一層大きくする
という問題点もあつた。また満潮時の水位A近傍
領域4Aに加え、波浪にさらされる飛沫帯領域4
Bも腐食しやすい部位であるが、この飛沫帯領域
は海水中に浸漬されていないので従来この領域に
電着物を形成するという手段はなく、この飛沫帯
領域4Bの電着による防食手段が希求されてい
た。
ように、潮の満ち干により満潮時の水位Aと干潮
時の水位Bとにおいて水位差が大きく、陰極4の
満潮時の水位Aに近いほど海水の浸漬される期間
が短いため電着物が薄く、水位方向に均一厚の電
着物が得られないという問題点があつた。また
CaCO3を主成分とする硬質の電着物を形成しよ
うとすると陰極側電流密度は0.2mA/cm2前後とす
ることが望ましいが、従来は陰極側電流値を一定
とするように通電しており、そのため干潮時の低
水位状態では電流密度が大きくなつてMg(OH)2
の組成比割合の大きい電着物の付着量が増大し、
水位方向の電着物厚みの不均衡を一層大きくする
という問題点もあつた。また満潮時の水位A近傍
領域4Aに加え、波浪にさらされる飛沫帯領域4
Bも腐食しやすい部位であるが、この飛沫帯領域
は海水中に浸漬されていないので従来この領域に
電着物を形成するという手段はなく、この飛沫帯
領域4Bの電着による防食手段が希求されてい
た。
本発明は前記従来例の問題点に鑑みなされたも
ので、その目的は鋼製海洋構造物の海水にさらさ
れる部位全域に電着物を形成することのできる電
着装置を提供することにある。
ので、その目的は鋼製海洋構造物の海水にさらさ
れる部位全域に電着物を形成することのできる電
着装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記課題を解決するための手段として、本発明
に係る電着装置は、鋼製構造物の海水にさらされ
る部位を陰極体をし、この陰極体に対向させて陽
極体を配置し、電極間に通電して陰極体表面に炭
酸カルシウムを主成分とする電着物を形成する電
着装置であつて、陰極体の干満帯部位に対向さ
せ、満潮時水位側程電極間距離が小さくなるよう
に第1の陽極体を配置するとともに、陰極体の飛
沫帯部位を海水で浸漬状態に保持するための筒状
容器を設置し、この筒状容器内に第2の陽極体を
配置し、前記第1の陽極体と第2の陽極体とを電
源に対し並列に接続したことを特徴とするもので
ある。
に係る電着装置は、鋼製構造物の海水にさらされ
る部位を陰極体をし、この陰極体に対向させて陽
極体を配置し、電極間に通電して陰極体表面に炭
酸カルシウムを主成分とする電着物を形成する電
着装置であつて、陰極体の干満帯部位に対向さ
せ、満潮時水位側程電極間距離が小さくなるよう
に第1の陽極体を配置するとともに、陰極体の飛
沫帯部位を海水で浸漬状態に保持するための筒状
容器を設置し、この筒状容器内に第2の陽極体を
配置し、前記第1の陽極体と第2の陽極体とを電
源に対し並列に接続したことを特徴とするもので
ある。
本発明は前記のごとく構成されているので、飛
沫帯領域はその水位が一定に保たれ、陰極電流密
度が水位方向に一定で構造体表面に付着する電着
物の組成比および電着物厚さは水位方向に一定と
なる。
沫帯領域はその水位が一定に保たれ、陰極電流密
度が水位方向に一定で構造体表面に付着する電着
物の組成比および電着物厚さは水位方向に一定と
なる。
本発明によれば、陽極体と陰極体との電極体間
距離は満潮時の水位に近づくにしたがつて小さく
なるので、満潮時の陰極体における電流分布は第
2図に示されるように、満潮時の水位A近くの電
流値が最も大きくなるようになつている。そのた
め干潮時に水位が下がつて干潮帯領域14Bに電
着物が形成されない期間があつても、満潮時に多
量の電着物が形成されるので、長期的に見ると上
下方向に略均一な厚さの電着物が形成されること
になる。なお第2図において、符号14は陰極体
である鋼製構造物の脚部、符号12は陽極部材、
符号Bは干潮時の水位を示している。
距離は満潮時の水位に近づくにしたがつて小さく
なるので、満潮時の陰極体における電流分布は第
2図に示されるように、満潮時の水位A近くの電
流値が最も大きくなるようになつている。そのた
め干潮時に水位が下がつて干潮帯領域14Bに電
着物が形成されない期間があつても、満潮時に多
量の電着物が形成されるので、長期的に見ると上
下方向に略均一な厚さの電着物が形成されること
になる。なお第2図において、符号14は陰極体
である鋼製構造物の脚部、符号12は陽極部材、
符号Bは干潮時の水位を示している。
次に本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
る。
第1図は本発明の実施例の全体構成図である。
この図において、鋼製海洋構造物の鋼製脚部14
は海底10に固定されており、この脚部14の満
潮水位位置Aと干潮水位位置Bとの間に位置する
部位(以下、これを干潮帯領域という)14Bに
対向させて陽極部材12が配置され、脚部14と
陽極部材12とは直流電源16に接続され、通電
によつて陰極体となる干潮帯領域表面に電着物が
付着するようになつている。陽極部材12は干潮
水位位置Bから満潮時の水位位置Aに向うにした
がつて電極間距離dが小さくなるように傾斜状態
に配置されており、満潮時の陰極側電流分布が第
2図に示されるような状態となるようになつてい
る。すなわち潮の満ち引きによつて海水中に浸漬
状態となる時間の短かい部位ほど流れる陰極電流
が大きくなつており、それだけ単位時間当りの電
着物析出速度が早くなつている。そのため数カ月
という長期間にわたつて通電を続けると、干潮帯
領域14Bでは海水浸漬期間が短いが、電着物が
形成される速度は満潮水位位置A近傍に近い程速
いので、脚部14の長手方向に略均一厚の電着物
を形成することができる。なお電着物は主として
CaCO3とMg(OH)2よりなり、陰極電流密度が0.1
〜0.5mA/cm2の範囲内で剥離しにくい電着物の被
覆層を形成することができ、この所定の電流密度
の範囲内で陽極部材12の傾斜角θおよび脚部1
4からの距離を設定することが望ましい。
この図において、鋼製海洋構造物の鋼製脚部14
は海底10に固定されており、この脚部14の満
潮水位位置Aと干潮水位位置Bとの間に位置する
部位(以下、これを干潮帯領域という)14Bに
対向させて陽極部材12が配置され、脚部14と
陽極部材12とは直流電源16に接続され、通電
によつて陰極体となる干潮帯領域表面に電着物が
付着するようになつている。陽極部材12は干潮
水位位置Bから満潮時の水位位置Aに向うにした
がつて電極間距離dが小さくなるように傾斜状態
に配置されており、満潮時の陰極側電流分布が第
2図に示されるような状態となるようになつてい
る。すなわち潮の満ち引きによつて海水中に浸漬
状態となる時間の短かい部位ほど流れる陰極電流
が大きくなつており、それだけ単位時間当りの電
着物析出速度が早くなつている。そのため数カ月
という長期間にわたつて通電を続けると、干潮帯
領域14Bでは海水浸漬期間が短いが、電着物が
形成される速度は満潮水位位置A近傍に近い程速
いので、脚部14の長手方向に略均一厚の電着物
を形成することができる。なお電着物は主として
CaCO3とMg(OH)2よりなり、陰極電流密度が0.1
〜0.5mA/cm2の範囲内で剥離しにくい電着物の被
覆層を形成することができ、この所定の電流密度
の範囲内で陽極部材12の傾斜角θおよび脚部1
4からの距離を設定することが望ましい。
脚部14の満潮水位位置Aより上方で波しぶき
を受ける飛沫帯領域14Aまわりには、内部に陽
極部材24が配置された略筒形状容器22が取付
けられており、この容器22内はポンプ26によ
つて供給される海水で常に満たされた状態となつ
ている。陽極部材24は直流電源16の陽極側に
接続されている。即ち、陽極部材12と陽極部材
24とは並列状態に接続されている。容器22内
の海水は容器上端開口部からオーバーフローによ
り流出するようになつているので、容器22内の
海水の水位は常に一定に保持されている。そのた
め陰極体である飛沫帯領域14Aの陰極電流の大
きさは水深方向に一定であり、飛沫帯領域14A
表面に形成される電着物の厚さも水深方向に一定
となる。
を受ける飛沫帯領域14Aまわりには、内部に陽
極部材24が配置された略筒形状容器22が取付
けられており、この容器22内はポンプ26によ
つて供給される海水で常に満たされた状態となつ
ている。陽極部材24は直流電源16の陽極側に
接続されている。即ち、陽極部材12と陽極部材
24とは並列状態に接続されている。容器22内
の海水は容器上端開口部からオーバーフローによ
り流出するようになつているので、容器22内の
海水の水位は常に一定に保持されている。そのた
め陰極体である飛沫帯領域14Aの陰極電流の大
きさは水深方向に一定であり、飛沫帯領域14A
表面に形成される電着物の厚さも水深方向に一定
となる。
このように第1図に示す実施例では、脚部14
の飛沫帯領域14Aおよび干潮帯領域14Bに長
手方向に均一厚の電着物18を形成することがで
きる。
の飛沫帯領域14Aおよび干潮帯領域14Bに長
手方向に均一厚の電着物18を形成することがで
きる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれ
ば鋼製構造物の海水にさらされる部位全域への電
着物の形成および電着物の均厚化ができるので、
耐食性が高まつて鋼製構造物の寿命が延びるとい
う効果がある。
ば鋼製構造物の海水にさらされる部位全域への電
着物の形成および電着物の均厚化ができるので、
耐食性が高まつて鋼製構造物の寿命が延びるとい
う効果がある。
第1図は本発明の実施例の全体構成図、第2図
は本発明の陰極電流の分布状態を示す図、第3図
は従来の電着装置の全体構成図である。 12,24…陽極部材、14…鋼製海洋構造物
の脚部、14A…飛沫帯領域、14B…干潮帯領
域、16…直流電源、18…電着物、22…筒状
容器、26…ポンプ。
は本発明の陰極電流の分布状態を示す図、第3図
は従来の電着装置の全体構成図である。 12,24…陽極部材、14…鋼製海洋構造物
の脚部、14A…飛沫帯領域、14B…干潮帯領
域、16…直流電源、18…電着物、22…筒状
容器、26…ポンプ。
Claims (1)
- 1 鋼製構造物の海水にさらされる部位を陰極体
とし、この陰極体に対向させて陽極体を配置し、
電極間に通電して陰極体表面に炭酸カルシウムを
主成分とする電着物を形成する電着装置であつ
て、陰極体の干満帯部位に対向させ、満潮時水位
側程電極間距離が小さくなるように第1の陽極体
を配置するとともに、陰極体の飛沫帯部位を海水
で浸漬状態に保持するための筒状容器を設置し、
この筒状容器内に第2の陽極体を配置し、前記第
1の陽極体と第2の陽極体とを電源に対し並列に
接続したことを特徴とする電着装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10111085A JPS61261499A (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | 電着装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10111085A JPS61261499A (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | 電着装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61261499A JPS61261499A (ja) | 1986-11-19 |
| JPH0158278B2 true JPH0158278B2 (ja) | 1989-12-11 |
Family
ID=14291931
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10111085A Granted JPS61261499A (ja) | 1985-05-13 | 1985-05-13 | 電着装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61261499A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4424059B2 (ja) * | 2004-05-11 | 2010-03-03 | 株式会社Ihi | 防食膜形成方法 |
-
1985
- 1985-05-13 JP JP10111085A patent/JPS61261499A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61261499A (ja) | 1986-11-19 |
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