JPH0193628A - 変速機の同期噛合装置 - Google Patents

変速機の同期噛合装置

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JPH0193628A
JPH0193628A JP62248380A JP24838087A JPH0193628A JP H0193628 A JPH0193628 A JP H0193628A JP 62248380 A JP62248380 A JP 62248380A JP 24838087 A JP24838087 A JP 24838087A JP H0193628 A JPH0193628 A JP H0193628A
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JP
Japan
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cone
gear
spline
hub
synchronizer ring
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Application number
JP62248380A
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English (en)
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Norihide Yamane
山根 教秀
Keiji Araki
啓二 荒木
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
    • F16D23/04Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch
    • F16D23/06Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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    • F16D2023/0662Details relating to special geometry of arrangements of teeth
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は変速機の同期噛合装置に関するものである。
〔従来技術〕
従来より、エンジンにクラッチを介して接続された人力
軸と、駆動輪に連結された出力軸とを有し、両軸の間に
設けられた複数組の歯車装置のうちの一つを選択的に駆
動力伝達状態にするようにした自動車用歯車式変速機が
知られている。この種の歯車式変速機においては、一般
に両軸上の歯車列が常時噛合い状態とされ、一方の軸側
の歯車は該軸に固定されるが、該歯車に噛合した歯車す
なわち他方の軸側の歯車はその軸に遊嵌され、該他方の
軸に固定されたクラッチハブと上記遊嵌された歯車とが
ハブスリーブによって選択的に連結されることによって
両軸が駆動力伝達状態にされる。すなわち上述の遊嵌さ
れた歯車と一体的にギヤスプラインが設けられる一方、
上記ハブスリーブはクラッチハブにスプライン係合して
該ハブと一体的に回転し、ハブ外周上を軸方向に摺動し
て上記ギヤスプラインに噛合することにより、上記遊嵌
された歯車とクラッチハブとを連結する。
上記構成の歯車式変速機においては、一般に遊嵌された
前進段用歯車装置のギヤスプラインとハブスリーブとの
噛合を円滑にするための同期噛合装置が設けられる。
この同期噛合装置として、従来上記遊嵌された歯車と一
体的に形成されたコーン部と、該コーン部と向き合うテ
ーバ面を有するとともに前記ハブスリーブにスプライン
係合するシンクロナイザリングと、ハブスリーブの摺動
にともなって移動するシンクロナイザ−キーとを備え、
ハブスリーブが前述のように摺動する際にシンクロナイ
ザ−キーによってシンクロナイザ−リングを押して上記
コーン部に摩擦係合させ、この保合によってギヤスプラ
インとハブスリーブとを、両者の噛合に先行して同期回
転させるようにしたものが広く実用に供されている(実
開昭58−132229号公報参照)。
ところで、ドライバビリティをより向上させるためには
変速操作力の軽減が望まれ特にl、2速用歯車装置等に
あっては、上記シンクロナイザ−リングあるいはコーン
部が高トルクで回転するので、両者間のクラッチ容量す
なわち同期容量が高いことが望まれる。
そこで、上記摩擦係合の箇所を2カ所として同期容量を
高めるようにした、謂ゆるダブルコーン型の同期噛合装
置がUSP、No、3.272゜291号公報に提案さ
れている。このダブルコーン型の同期噛合装置は第15
図〜第17図に示すように、クラッチハブ15のハブ部
15aに所定量だけ相対回転可能に係合されてクラッチ
ハブ15とともに回転する外周面テーバ状のインナコー
ン41と、ハブスリーブ21と同軸に配設され、クラッ
チハブ15と一体的に回転するシンクロナイザ−キー1
8と係合するとともに、内周面が上記インナコーン41
の外周面と対向するテーバ状とされたシンクロナイザ−
リング32と、8亥シンクロナイザーリング32の内周
面とインナコーン41の外周面との間に配設され、歯車
12とともに回転可能でかつ歯車軸方向に移動可能に支
持された中間コーン51とを備え、上記ハブスリーブ2
1の摺動にともなってシンクロナイザ−キー18がハブ
軸方向に移動してシンクロナイザ−リング32をこの方
向に押すとともに、スプライン30のチャンファ−がシ
ンクロナイザ−リング32のチャンファ−を押し、該シ
ンクロナイザ−リング32を上記中間コーン51に、ま
たこの中間コーン51をインナコーン41に摩擦係合さ
せるよう構成されたものである。このダブルコーン型の
同期噛合装置においては、ハブスリーブ21がギヤスプ
ライン61に噛合するのに先行して、インナコーン41
及び、ハブスリーブ21とスプラインのチャンファ−が
係合したシンクロナイザ−リング32が中間コーン51
に両側から摩擦係合し、それによりギヤスプライン61
とハブスリーブ21とが同期回転する。この同期噛合装
置においては、回転速度が異なるギヤスプライン61と
ハブスリーブ21とを2箇所で摩擦係合させるようにし
ているので、同期容量が高められる。
なお、上記公報に記載された実施例では、第16図に示
すようにクラッチハブ15の係合溝44の周方向溝幅は
インナコーン41の係合歯43の周方向幅よりもギヤス
プライン61の約172ビッチ程度の遊転しろ分大きく
形成されている。また、第17図に示すように中間コー
ン51の係合歯52が係合するギヤ12の係合溝54の
周方向幅は係合歯52の周方向幅と略同じで、係合歯5
2は係合溝54に隙間なしに係合している。
ところで、上記ハブスリーブ21とギヤスプライン61
とを同期回転させるときに、中間コーン51とシンクロ
ナイザ−リング32との接触面に作用する摩擦トルクT
I、中間コーン51とインナコーン41との接触面に作
用する摩擦トルクをT2、ハブスリーブ21のチャンフ
ァ−からシンクロナイザ−リング32のチャンファ−に
作用するかき分はトルクをT、とすると、同期トルクT
、はTA=T+ +T’、 、同期回転が成立するため
にはT I < T Iの関係が必要である。
従来装置においては、上記摩擦トルクT、とT2の大小
関係を特定の関係に設定することはせずに、一般に中間
コーン51の内外両面の摩擦係数を同程度に設定してい
た関係上、上記アウタ側の摩擦トルクT、とインナ側の
摩擦トルクT2とが同程度の大きさに設定されていた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
・ 上記公報に記載された歯車式変速機のダブルコーン
型同期噛合装置において、シフトレバ−を操作すること
によりシフトフォークを介してハブスリーブ21を摺動
させて同期噛合させる場合に、同期回転させるステップ
と、ハブスリーブ21のチャンファ−によるシンクロナ
イザ−リング32のチャンファ−のかき分けのステップ
と、ハブスリーブ21のチャンファ−によるギヤスプラ
イン61のチャンファ−のかき分けのステップとで同期
噛合がなされる。本願では、シフトフォークを操作して
同期噛合させるときの操作力を問題としており、上記第
2ステツプにおいて、ハブスリーブ21のチャンファ−
でシンクロナイザ−リング32のチャンファ−をかき分
ける際には、ハブスリーブ21(つまり、クラッチハブ
15)に対してシンクロナイザ−リング32をシンクロ
ナイザ−リングスプライン37の約3/8ピツチ(つま
り、ギヤスプライン61の約3/8ピツチ)だけ相対回
転させる必要がある。この場合前記保合溝44にギヤス
プライン61の約1/2ピツ千程度の遊転隙間が形成さ
れているので、摩擦係合状態にあるシンクロナイザ−リ
ング32と中間コーン51とインナコーン41とはクラ
ッチハブ15に対して円滑に相対回転可能であり、第2
ステツプにおけるシンクロナイザ−リングスプライン3
7のかき分けは円滑になされ、操作力は大して大きくな
らない。
しかしながら、上記第3ステツプにおいて、ハブスリー
ブ21のチャンファ−でギヤスプライン61のチャンフ
ァ−をかき分けるときには、クラッチハブ15に対して
ギヤスプライン61をギヤスプライン61の約4/8ピ
ツチ(つまり、シンクロナイザ−リングスプライン37
の約4/8ピツチ)だけ相対回転させる必要がある。こ
の場合クラッチハブ15の係合溝44に遊転隙間は残さ
れておらず、またギヤ12の係合溝54にも遊転隙間が
存在せず、シンクロナイザ−リング32はハブスリーブ
21とスプライン係合しているので、中間コーン51は
シンクロナイザ−リング32に対してもまたインナコー
ン41に対しても相対回転することになり、アウタ側摩
擦トルクT、及びインナ側摩擦トルクT2に抗してハブ
スリーブ21をギヤ12側へ摺動させることになる。
そして、同期成立条件T、<T、を充足するため、アウ
タ側の摩擦トルクT、をある程度大きくすると、インチ
側の摩擦トルクT2も大きくなるから、結局これら大き
な摩擦トルクT、とT2とに抗してハブスリーブ21を
ギヤ12側を摺動させることになって、操作力が大きく
なるという問題がある。
更に、クラッチハブ15の保合溝44にシンクロナイザ
−リング32のかき分けのための遊転隙間を設けると同
期噛合を繰返すうちにその係合溝44や係合歯43がへ
たってくるという問題がある。
これ以外に、一般に、トリプルコーン型同期噛合装置の
ように、3面以上のテーパコーン面を備えたものでは、
同期容量が大きくなる反面、ハブスリーブを軸方向に操
作する操作力が大きくなるという問題もある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係る変速機の同期噛合装置は、入力軸と、この
入力軸上の歯車列に噛合した歯車列を有する出力軸と、
上記両軸の一方に遊嵌されて歯車列を構成する歯車と、
該一方の軸に固定されたクラッチハブと、上記歯車と一
体的に設けられたギヤスプラインと、上記クラッチハブ
にスプライン係合して該ハブと一体的に回転し、その外
周上を軸方向に摺動して上記ギヤスプラインに選択的に
噛合するハブスリーブとを備えた変速機において、上記
一方の軸に対して回転可能に配設され上記クラッチハブ
にこのクラッチハブとともに回転可能に係合された少な
くとも外周面がテーパコーン状のインナコーンと、上記
クラッチハブの外周溝に嵌合されたシンクロナイザ−キ
ーと、上記ハブスリーブと係合するスプラインを形成し
た外周部と上記インナコーンの外周面と対向するテーパ
コーン状の内周面とを有し、上記シンクロナイザ−キー
と係合して上記クラッチハブおよびハブスリーブと一体
的に回転するシンクロナイザ−リングと、上記シンクロ
ナイザ−リングの内周面とインナコーンの外周面との間
に配設され、上記歯車とともに回転可能かつ軸方向に移
動可能に支持された外周面および内周面がテーパコーン
状の中間コーンとを備えるとともに、上記中間コーンと
インナコーンとが接触するテーパコーン面に作用する摩
擦力が、上記中間コーンとシンクロナイザ−リングとが
接触するテーパコーン面に作用する摩擦力よりも小さ(
なるように設定されているものである。
(作用〕 本発明に係る変速機の同期噛合装置においては、上記中
間コーンとインナコーンとが接触するテーパコーン面に
作用する摩擦力(F2)が、中間コーンとシンクロナイ
ザ−リングとが接触するテーパコーン面に作用する摩擦
力(Fl )よりも小さくなるように設定されているの
で、ハブスリーブのチャンファ−でシンクロナイザ−リ
ングのチャンファ−をかき分けるときに、インナコーン
の係合歯が係合するクラッチハブの係合溝に遊転隙間が
存在しない場合でも、同期成立条件 〔かき分はトルク
(T、)く摩擦トルク(’rs))を成立させながらイ
ンナコーンに対して中間コーンとシンクロナイザ−リン
グとが軽く相対回転してシンクロナイザ−リングのかき
分けが円滑になされる。
つまり、摩擦トルク(’r+)>摩擦トルク(T富)と
し、かつ摩擦力(Fl)>摩擦力(F2)としたことに
より、中間コーンとインナコーン間が軽(スリップして
シンクロナイザ−リングと中間コーンに対してインナコ
ーンとクラッチハブとハブスリーブとが軽く回動し、シ
ンクロナイザ−リングのかき分けが円滑になされる。
次に、ハブスリーブのチャンファ−でギヤスプラインの
チャンファ−をかき分けるときには、ギヤスプラインの
回転方向へ或いはそれと反対方向へかき分けるにしても
、シンクロナイザ−リングとハブスリーブとクラッチハ
ブとインナコーンとに対してギヤスプラインと中間コー
ンとがギヤスプラインの約1/2ピツチの遊転しろだけ
相対回転する。つまり中間コーンの内外両面の摩擦トル
クに抗してハブスリーブをギヤスプラインの方へ移動さ
せてギヤスプラインのかき分けがなされる。
しかし、中間コーンとインナコーン間に作用する摩擦力
を小さ(設定し得るので、中間コーンの内外両面の摩擦
トルクの総和を小さく設定できる。
従って、同期成立条件を成立させながらギヤスプライン
をかき分けるときの操作力を低減させることが出来る。
〔発明の効果〕
本発明に係る変速機の同期噛合装置によれば、以上説明
したように同期後の噛合動作時、ギヤスプラインがどち
らの回転方向にかき分けられても、同期成立条件を維持
しつつ、操作力アップを低減させ、操作フィーリングを
向上させることが出来る。
加えて、複数のテーパコーン面を有する同期噛合装置の
操作力の低減を図ることが出来る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基いて説明する。
第1図は歯車式変速機を示し、第2図以降は上記変速機
に適用した同期噛合装置を示すものである。第1図に示
すように、歯車式変速機1は、トランスミッションケー
ス2に軸受3・3を介して回転自在に支持されかつクラ
ッチ4を介してエンジン出力軸5に接続される入力軸6
と、この入力軸6と平行に配されてトランスミッション
ケース2に軸受7・7を介して回転自在に支持された出
力軸8とを有する。これらの入力軸6と出力軸8との間
には、入力軸6上の歯車11・12・13・14・15
と、これらの歯車に各々常時噛合した歯車16・17・
18・19・20とからなる1速用・2速用・3速用・
4速用および5速用の歯車装置21・22・23・24
゛・25が設けられている。
ここで、各歯車装置21〜25を構成する一方の歯車1
】・12・18・19・15は入力軸6または出力軸8
に一体形成されあるいはスプライン嵌合されて該軸と一
体回転するようになされ、また他方の歯車16・17・
13・14・20は出力軸8または入力軸6に対して相
対回転可能に遊嵌されている。そして、1速用および2
速用歯車装置21・22における出力軸8に遊嵌された
歯車16・17の間、3速用および4速用歯車装置23
・24における入力軸6に遊嵌された歯車13・14の
間、さらに5速用歯車装置25における出力軸8に遊嵌
された歯車20の後方(図中左方)には、シフトレバ−
(図示略)の操作によって上記の遊嵌された各歯車16
・17・13・14・20の一つを当該入力軸6または
出力軸8に選択的に結合する1−2連用、3−4速用お
よび5速用の同期噛合装置26・27・28が設けられ
ている。
一方、上記入力軸6と出力軸8との間に設けられた1速
用および2速用歯車装置21・22の間にはリバース歯
車装置31が設けられている。このリバース歯車装置3
1は、入力軸6に一体形成されたリバース歯車32と、
1−2速用間期噛合装置26のハブスリーブ33の外周
囲に形成されたリバース歯車34と、図に展開して示す
アイドル軸35上に回転可能かつスライド可能に支持さ
れ、後進時間中左方にスライドされて上記リバース歯車
32および34に噛合されるリバースアイドル歯車36
とから構成されている。そして出力軸8の前端部に形成
された出力歯車9には、例えば差動装置(図示略)の入
力歯車10が噛合され、これらの歯車9・10を介して
出力軸8の回転が駆動輪に伝達される。
上記3つの同期噛合装置のうち、3−4速用と5速用の
同期噛合装置27・28は、それぞれ−船釣なシンクロ
ナイザ−リング29・30を用いる公知のものであり、
一方1−2速用同期噛合装W26は、本発明によるダブ
ルコーン型同期噛合装置を採用して構成されている。
以下、この同期噛合装置26について第2図以降を参照
して詳細に説明する。この同期噛合装置26は1速側と
2速側とが対称的に形成されているので、互いに対称的
に配置される同等の要素には同番号を付し、そして以下
、1連用歯車16と出力軸8とを結合する方の機構を例
にとって説明する。
第2図に示すように、クラッチハブ371よ出力軸8に
対してスプライン嵌合され、また出力軸8に遊嵌された
1速用歯車16に一体的にギヤスプライン形成リング3
8が固着され、そのギヤスプライン形成リング38の外
周部にはギヤスプライン38aが形成されている。この
歯車16のクラッチハブ37側の端部にはハブ部16a
が形成され、このハブ部16aにはインナコーン39が
回転可能に遊嵌されている。このインナコーン39は略
円環状の炭素網製の部材からなり、上記ハブ部16a上
において歯車16と同軸に配されている。このインナコ
ーン39の外周面は、クラッチハブ37側に向かって次
第に小径となるテーパコーン状とされている。そしてこ
のインナコーン39の先端部にはいくつかの係合歯39
aが互いに間隔をおいて形成され、これらの係合歯39
aはクラッチハブ37の複数の係合溝37aに夫々係合
されている。ここで係合溝37aの周方向溝幅は、第8
図に示すように係合歯39aが殆ど隙間なしに係合する
幅に設定されており、インナコーン39はクラッチハブ
37に対して相対回転不能となっている。
クラッチハブ37の外周面にはハブスリーブ33がスプ
ライン33aを介してスプライン係合されている。した
がって該ハブスリーブ33はクラッチハブ37とともに
回転するが、クラッチハブ37に対してハブ軸方向に(
出力軸8の長さ方向に)摺動可能となっている。またク
ラッチハブ37の外周の溝には、スプリング45を介し
て複数のシンクロナイザ−キー40が保持されている。
該シンクロナイザ−キー40はハブスリーブ33に係合
しており、ハブスリーブ33が上記のように摺動する際
このハブスリーブ33とともに移動する。一方ギヤスプ
ライン38aとクラッチハブ37との間には、シンクロ
ナイザ−リング41が配設されている。このシンクロナ
イザ−リング41はインナコーン39の外周面に対向す
るテーパコーン状の内周面を有し、その外周部にはスプ
ライン41aが形成された黄銅製の部材で、またシンク
ロナイザ−キー40と常時係合する係合溝41bを有し
、この保合溝41b内に上述のようにシンクロナイザ−
キー40が移動した際に該シンクロナイザ−キー40に
よって押される面を有する。このシンクロナイザ−リン
グ41の内周面とインナコーン39の外周面との間には
、テーパの付いた円筒状の中間コーン42が配設されて
いる。
この中間コーン42の歯車16側の端部には複数の係合
歯42aが形成され、これらの保合歯42aはギヤスプ
ライン形成リング38の係合溝38bに係合されている
(第9図参照)。そして上記係合溝38bの周方向溝幅
は係合歯42aの周方向幅よりギヤスプライン38aの
1/2ピツチの遊転しろ以上大きく形成されている。そ
れにより該中間コーン42はギヤスプライン38aとと
もに回転し、またある程度歯車16の軸方向に移動自在
となっている。そしてこの中間コーン42の外周面には
大きな摩擦係数を有するアウタライニング42bが設け
られている。
ここで、中間コーン42とシンクロナイザ−リング41
とが摩擦係合したときに両者間に作用する摩擦トルクT
I 、中間コーン42とインナコーン39とが摩擦係合
したときに両者間に作用する摩擦トルクT2、ハブスリ
ーブ33のスプライン33aのチャンファ−でシンクロ
ナイザ−リング41をかき分けるときのかき分はトルク
’r、  (押し分はトルク)は次のようになる。
T+ = P X B r X RI/sin αTt
 =PXμz XRz /sin OtT++ = P
 jan(θ−p)XR。
但し、Pはハブスリーブ37で押す軸方向の押付力、μ
mは中間コーン42とシンクロナイザ−リング41との
間の摩擦係数、μ2は中間コーン42とインナコーン3
9との間の摩擦係数、αはテーパコーン面のコーン角、
R3は出力軸8の軸心から摩擦トルクT、の作用点まで
の半径、R2は出力軸8の軸心から摩擦トルクT2の作
用点までの半径、θはチャンファ−角、ρはチャンファ
一部の摩擦角である。尚、中間コーン42とシンクロナ
イザ−リング41間に作用する摩擦力F1はF I−T
 I/ Rs 、中間コーン42とインナコーン39間
に作用する摩擦力FtはFz=Tz/R2である。
本願の同期噛合装置では、上記摩擦力F2よりも摩擦力
F+を大きくつまり上記摩擦トルクT2よりも摩擦トル
クT1を大きく設定することにより、同期成立条件T 
s < T rを充足させつつ摩擦トルクT+ とT2
の総和を小さく設定している。
そのため、シンクロナイザ−リング41を黄銅製とし、
インナコーン39を麺皮の観点から黄銅と同程度の摩擦
係数を有する炭素鋼製とし、且つ中間コーン42の外周
面にのみベーパ製の摩擦ライニング42bを設け、これ
により上記摩擦係数μ、を摩擦係数μ2よりもかなり大
きく設定し、摩擦トルクTI>摩擦トルクT!と設定し
である。
上記の構成において、歯車16が矢印Rの方向へ回転し
ているものとして説明すると(第8図参照)、ハブスリ
ーブ33の外周の周溝33bに係合されたシフトフォー
ク(図示略)を操作して該ハブスリーブ33を歯車16
側に摺動させると、シンクロナイザ−キー40がシンク
ロナイザ−リング41を歯車16側に押し、次にハブス
リーブ33のスプライン33aのチャンファ−がシンク
ロナイザ−リング41のスプライン41aのチャンファ
−を押すので、該シンクロナイザ−リング41の内周面
が中間コーン42に押し付けられアウタライニング42
bを介してこの中間コーン42と摩擦係合し、またこの
中間コーン42も歯車16側に押されるのでインナコー
ン39の外周面に押し付けられ、該インナコーン39と
摩擦係合する。中間コーン42はギヤスプライン38a
とともに回転しているので、上述の摩擦係合がなされる
とギヤスプライン形成リング38とハブスリーブ33と
が同期回転する。
この同期状態が第5図(a)、第6図(a)、第7図(
a)及び第10図(a)に示されており、シンクロナイ
ザ−キー40はシンクロナイザ−リング41の係合溝4
1bのトレーリング端に当接し、ハブスリーブ33のス
プライン33aのチャンファ−がシンクロナイザ−リン
グ41のスプライン41aのチャンファ−に当接し、中
間コーン42の係合歯42aはギヤスプライン形成リン
グ38の係合溝38bのトレーリング端に当接し、この
保合溝38bのリーディング側には遊転隙間W(但し、
W≧ギヤスプライン38aの1/2ピツチの遊転しろ)
が残されている。
上記同期回転状態でハブスリーブ33が更に歯車16側
(X方向)に摺動されると、上記ハブスリーブ33のス
プライン33aのチャンファ−によりシンクロナイザ−
リング41のスプライン41aのかき分けが行なわれる
が、上述のように中間コーン42の内周側の摩擦力F2
が外周側の摩擦力F、よりも小さく設定されているため
、中間コーン42とインナコーン39間がスリップし、
ハブスリーブ33とクラッチハブ37とインナコ233
9に対してシンクロナイザ−リング41と中間コーン4
2とがX方向へギヤスプライン38aの約3/8ピツチ
に相当する角度θ1だけ相対回転し、シンクロナイザ−
リング41のスプライン41aがハブスリーブ33のス
プライン33aのチャンファ−でかき分けられる。この
シンクロナイザ−リング41のかき分は直後の状態は第
3図、第5図(b)、第6図(b)、第7図(b)、第
8図、及び第10図(b)に示されており、ハブスリー
ブ33とシンクロナイザ−リング41とがスプライン係
合され、シンクロナイザ−キー40は係合溝41bの中
間に位置し、中間コーン42の係合歯42aはギヤスプ
ライン形成リング38の係合溝38bのトレーリング端
に当接状態となっている。
上記シンクロナイザ−リング41のスプライン41aの
かき分は後、更にハブスリーブ33がX方向へ摺動され
ると、シンクロナイザ−リング41はハブスリーブ33
と既にスプライン係合して相対回転不能であり、クラッ
チハブ33に対してX方向へかき分ける場合には、保合
溝38bのリーディング側に遊転隙間Wが残されている
ので、ハブスリーブ33とクラッチハブ37とインナコ
ーン39と中間コーン42とシンクロナイザ−リング4
1とに対してギヤスプライン38aがX方向へギヤスプ
ライン38aの約1/2ピツチに相当する角度θ2だけ
軽く相対回転してギヤスプライン38aがハブスリーブ
33のスプライン33aのチャンファ−でかき分けられ
、ハブスリーブ33により歯車16と出力軸8とが連結
される。
これに対して、ハブスリーブ33に対して相対的にR方
向へかき分ける場合には、クラッチハブ37に対してシ
ンクロナイザ−リング41もインナコーン39も相対回
転不能で、中間コーン42の係合歯42aが係合溝38
bのトレーリング端に当接状態になっているので、中間
コーン42の内外両面でスリップが生じ、ハブスリーブ
33とクラッチハブ37とインナコーン39とシンクロ
ナイザ−リング41とに対して中間コーン42とギヤス
プライン38aとがギヤスプライン38aの約1/2ピ
ツチに相当する角度θ2だけR方向へ相対回転してかき
分けられる。但し、この場合でも摩擦トルクT、と摩擦
トルクT2との総和が比較的小さく設定されているので
、操作力は軽くなる。上記X方向へのギヤスプライン3
8aのかき分は後の状態は第4図、第5図(C)、第6
図(C)、第7図(C)、第9図及び第10図(C)に
示されており、ハブスリーブ33とギヤスプライン38
aとがスプライン係合され、中間コーン42の係合歯4
2aは係合溝38bのリーディング端に当接ないし近接
している。
従来装置においては、クラッチハブ37の保合溝37a
にギヤスプライン38aの約1/2ピツチ程度の遊転隙
間を設けていたので、シンクロナイザ−リング41のス
プライン41aのかき分けは軽く行われるが、ギヤスプ
ライン38aをY方向へかき分ける際にはr問題点」の
項で既述の如く、中間コーン42の外面側の摩擦トルク
T+ と内面側の摩擦トルクT2とに抗してギヤスプラ
イン38aを回動させてかき分けることになるので、シ
フトフォークを操作する操作力は第11図に仮想線で図
示のように非常に大きくなる。これに対して上記実施例
の同期噛合装置においては、ギヤスプライン38aをY
方向へかき分ける際に係合溝38bの遊転隙間Wの作用
で軽くかき分けられるので、操作力は第11図に実線で
図示のように格段に小さくなる。
尚、第12図に示すように、歯車16のハブ部16aに
テーパコーン面を形成し、そこにインナコーン39のラ
イニング付きのテーパコーン状内周面39bを外嵌させ
、該ハブ部16aとインナコーン39とを摩擦係合させ
るようにして変速操作力をさらに低減したものにも本発
明を同様に適用し得る。但し、上記実施例と同一部材に
同一符号を付して説明を省略する。
尚、第13図に示すように、ギヤスプライン形成リング
38の係合溝38bに中間コーン42の係合歯42aが
殆ど隙間なしに係合するように構成してもよい。この場
合、ギヤスプライン38aのかき分は時に何れの方向へ
かき分けるにしても、中間コーン42の内外両面でスリ
ップが生じるが、摩擦トルクT+ とT2の総和が小さ
くなっている分だけ操作力が低減する(第14図参照)
以上説明したように、上記実施例に係る同期噛合装置で
は、クラッチハブ37の係合溝37aに遊転隙間を設け
ないにも拘らず、摩擦力F2を小さく設定することによ
りシンクロナイザ−リング41のかき分は時の操作力ア
ップを防止できる。
また、ギヤスプライン形成リング38の係合溝38bに
ギヤスプライン38aの1/2ピツチの遊転しろ以上の
遊転隙間Wを設けることによりギヤスプライン38aの
かき分は時の操作力を大幅に低減して操作フィーリング
を向上させることが出来る。更に、クラッチハブ37の
係合溝37aにインナコーン39の係合歯39aが殆ど
隙間なしに係合するようになっているので、変速操作時
にこの部分にガタつきが起らずへたりを防止出来る。
また、第13図のように係合溝38bに遊転隙間を設け
ないときにも同様にその部分のへたりを防止出来る。加
えて、複数のテーパコーン状摩擦面を備えた同期噛合装
置のシフトフォーク操作力を低減することが出来る。
【図面の簡単な説明】
図面のうち第1図〜第14図は本発明の実施例を示すも
ので、第1図は歯車式変速機の側断面図、第2図・第3
図・第4図は夫々各段階における同期噛合装置の側断面
図、第5図(a)・第6図(a)・第7図(a)は夫々
第2図のv−v線・Vl−VI線・■−■線断面展開図
、第5図(b)  ・第6図(b)・第7図(b)は夫
々第3図の■−■線・Vl−VI線・■−■線断面展開
図、第5図(c) ・第6図(C) −第7図(C)は
夫々第4図のV−V線・VI−VI線・■−■線断面展
開図、第8図は第3図の■−■線断面図、第9図は第4
図のIX−IX線断面図、第10図(a) ・ (b)
  ・(c)は夫々同期及びかき分けの各段階を説明す
る説明図、第11図は操作力の線図、第12図は変形例
に係る第2図相当図、第13図は第2変形例に係る第9
図相当図、第14図は同変形例に係る第11図相当図、
第15図〜第17図は従来の同期噛合装置に係り、第1
5図は第2図相当図、第16図は第15図のA−A線断
面図、第17図は第15図のB−B線断面図である。 1・・歯車式変速機、 6・・入力軸、 8・・出力軸
、 26・・同期噛合装置、 33・・ハブスリーブ、
  33a・・スプライン、  37・・クラッチハブ
、 37a・・係合溝゛、 38・・ギヤスプライン形
成リング、  38a・・ギヤスプライン、  39・
・インナコーン、  39a・・係合歯、 40・・シ
ンクロナイザ−キー、41・・シンクロナイザ−リング
、  41a・・スプライン、  42・・中間コーン
、  42a・・係合歯。 特 許 出 願 人  マツダ株式会社第12図 第3図 第9図 第10図 第11図 狩闇 A 第17図 第16図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 入力軸と、この入力軸上の歯車列に噛合した歯車列を有
    する出力軸と、上記両軸の一方に遊嵌されて歯車列を構
    成する歯車と、該一方の軸に固定されたクラッチハブと
    、上記歯車と一体的に設けられたギヤスプラインと、上
    記クラッチハブにスプライン係合して該ハブと一体的に
    回転し、その外周上を軸方向に摺動して上記ギヤスプラ
    インに選択的に噛合するハブスリーブとを備えた変速機
    において、 上記一方の軸に対して回転可能に配設され上記クラッチ
    ハブにこのクラッチハブとともに回転可能に係合された
    少なくとも外周面がテーパコーン状のインナコーンと、
    上記クラッチハブの外周溝に嵌合されたシンクロナイザ
    ーキーと、 上記ハブスリーブと係合するスプラインを形成した外周
    部と上記インナコーンの外周面と対向するテーパコーン
    状の内周面とを有し、上記シンクロナイザーキーと係合
    して上記クラッチハブおよびハブスリーブと一体的に回
    転するシンクロナイザーリングと、 上記シンクロナイザーリングの内周面とインナコーンの
    外周面との間に配設され、上記歯車とともに回転可能か
    つ軸方向に移動可能に支持された外周面および内周面が
    テーパコーン状の中間コーンとを備えるとともに、 上記中間コーンとインナコーンとが接触するテーパコー
    ン面に作用する摩擦力が、上記中間コーンとシンクロナ
    イザーリングとが接触するテーパコーン面に作用する摩
    擦力よりも小さくなるように設定されていることを特徴
    とする変速機の同期噛合装置。
JP62248380A 1987-10-01 1987-10-01 変速機の同期噛合装置 Pending JPH0193628A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0330625U (ja) * 1989-08-04 1991-03-26
KR100402058B1 (ko) * 1996-12-30 2003-12-18 현대자동차주식회사 수동 변속기의 더블 콘 싱크로나이저
JP2010084942A (ja) * 2008-09-11 2010-04-15 Oerlikon Graziano Spa シンクロナイザ
JP2014058989A (ja) * 2012-09-14 2014-04-03 Isuzu Motors Ltd シンクロメッシュ機構と、それを搭載する車両用の変速装置

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JP2010084942A (ja) * 2008-09-11 2010-04-15 Oerlikon Graziano Spa シンクロナイザ
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