JPH019647Y2 - - Google Patents

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JPH019647Y2
JPH019647Y2 JP1873884U JP1873884U JPH019647Y2 JP H019647 Y2 JPH019647 Y2 JP H019647Y2 JP 1873884 U JP1873884 U JP 1873884U JP 1873884 U JP1873884 U JP 1873884U JP H019647 Y2 JPH019647 Y2 JP H019647Y2
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  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)
  • Electrostatic Spraying Apparatus (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は塗装装置に係り、特に蝋材を含有する
固形のストリツパブル塗料を加熱溶融して塗料噴
霧装置から噴霧させ、これを高電圧が印加された
グリツド電極により被塗装物に対して静電塗着さ
せるようにした塗装装置に関する。
この種の塗装装置は、例えば鋼板、アルミニウ
ム板、銅板等の被塗装物の表面に一時的に塗膜を
施して錆の発生や汚れを防止するために使用さ
れ、この塗膜を形成する塗料はその目的を果たし
た後は被塗装物の表面から容易に剥ぎ取ることが
できるものであることが要求されるから所謂スト
リツパブル塗料(又はストリツプ塗料)と称され
ている。
このストリツパブル塗料としては、例えば塩化
ビニル−酢酸ビニル共重合体にパラフイン等の蝋
材を含有する軟化剤を多量に配合したものが用い
られている。中でも、プラスチゾル型及びオルガ
ノゾル型のストリツパブル塗料(通称:プレス
油)は、防錆効果があるのみならず板金加工性を
も良好にすることから、例えば製罐プレス加工に
供される前の金属板の表面等に塗装される。
ところで、このようなストリツパブル塗料は、
蝋材を含有するものであるから常温においては固
形状となつている。したがつて、このストリツパ
ブル塗料を前記金属板等の被塗装物の表面に塗布
するためには、これを加熱溶融した状態で塗料噴
霧装置に供給すると共に、比較的高温の雰囲気中
で噴霧させなければならない。
そこで、このための塗装装置を第1図に基づい
て説明すると、所要速度で移送される帯状金属板
等の被塗装物1が搬入出される搬入口2及び搬出
口3が上下に形成され且つ周壁にグラスウール等
の断熱材4が配設されたチヤンバ5内に、被塗装
物1を介して互いに対向する塗料噴霧装置6R及
び6Lが配設されると共に、その上方にやはり被
塗装物1を介して互いに対向するグリツド電極7
R及び7Lが配設されている。
塗料噴霧装置6R,6Lは、加熱溶融した状態
で塗料溜室(図示せず)内に送給されたストリツ
パブル塗料にその一部が浸漬された状態で駆動モ
ータ(図示せず)により回転駆動されるピツクア
ツプローラ8と、回転するピツクアツプローラ8
の表面に付着する塗料を剥ぎ取つて加圧空気によ
り微粒化させて噴霧する噴霧器9とから構成され
ており、特に溶融せられたストリツパブル塗料を
固化させないようにするために塗料溜室及び噴霧
器9を約100〜120℃程度に加熱する電熱ヒータ
(図示せず)が配設されると共に、噴霧された塗
料粒子を固化させないように前記加圧空気を例え
ば約200〜300℃程度の高温に加熱している。
また、ストリツパブル塗料10を貯留する塗料
タンク11は電熱ヒータ12により約100〜120℃
に加熱されて該塗料を加熱溶融すると共に、塗料
タンク11内の塗料を塗料噴霧装置6R及び6L
に送給する塗料供給管13及び圧送ポンプ14の
外周にもリボンヒータ15が倦回されて塗料の固
化を防止している。
グリツド電極7R,7Lは、例えばDC−10〜
100KV程度の高電圧が印加される線条体で構成
され、絶縁支持体16を介してチヤンバ5内に固
設されたアルミニウム製の電極取付板17に張設
されている。
而して、電熱ヒータ12によつて加熱溶融され
た塗料タンク11内のストリツパブル塗料10
は、圧送ポンプ14により塗料供給管13を通じ
て塗料噴霧装置6R,6Lの塗料溜室内に送給さ
れて、回転するピツクアツプローラ8に付着せら
れ、これが噴霧器9によつて剥取され200〜300℃
に加熱された加圧空気で吸引されてその噴射ノズ
ル9aから上方に向けて噴霧される。
ここで、塗料噴霧装置6R,6Lの上方に配設
されたグリツド電極7R,7Lには、DC−10〜
100KVの高電圧が印加されているから、該グリ
ツド電極7R,7Lを陰極、接地された被塗装物
1を陽極として両極間に静電場が形成されてい
る。したがつて、前記の如く塗料噴霧装置6R,
6Lの噴霧器9から上方に向けて噴霧されて舞い
上がつた塗料粒子は、グリツド電極7R,7Lに
よつて帯電せられて反対極である被塗装物1の表
面に静電塗着される。
然しながら、従来の塗装装置にあつては、噴霧
器9から噴霧された塗料粒子の一部がグリツド電
極7R,7Lの表面に付着し、これが融点以下の
温度に冷却されて固化するという問題があつた。
即ち、噴霧器9から200〜300℃に加熱された加
圧空気と共に噴霧された塗料粒子の一部が、グリ
ツド電極7R,7Lに付着して冷却された後に該
グリツド電極7R,7Lから糸状又は塊状となつ
て崩落し、これが静電吸引力によつて被塗装物1
の表面に吸着されて塗膜ムラを生ずるという欠点
があつた。
殊に、被塗装物1が製罐プレス加工に供される
前の金属板であつて、これにプレス油等のストリ
ツパブル塗料10を塗布する場合に、前記の如き
塗膜ムラが発生すると、プレス加工の際に金属板
とこれを押圧するプレス機との間の摩擦係数が部
分的に異なつて、金属板に異常スリツプによる変
形や板切れ等を生ずるという重大な欠点を有して
いた。
そこで本考案は、蝋材を含有するストリツパブ
ル塗料を使用する場合に、該塗料がグリツド電極
に付着して固化することを防止して、塗膜ムラを
生ずることのない塗装装置を提供することを目的
とする。
この目的を達成するために、本考案は、蝋材を
含有する固形のストリツパブル塗料を加熱溶融し
て噴霧させる塗料噴霧装置と、該塗料噴霧装置か
ら噴霧された塗料粒子を帯電させて被塗装物に対
して静電塗着させるグリツド電極とを有する塗装
装置において、前記グリツド電極が電熱線によつ
て形成されると共に、該電熱線を所要温度に加熱
する通電手段を有することを特徴とする。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて具体的
に説明する。
なお、前述した構成と共通する部分については
同一符号を附してその詳細説明は省略する。
第1図は本考案による塗装装置の一例構成を示
す側面図であり、本考案においては特にグリツド
電極7R,7Lが例えばニクロム線等の電熱線に
よつて形成されると共に、該電熱線を所要温度に
加熱する通電手段を具有する。
即ち、第2図は本考案に係るグリツド電極7
R,7Lの一例を示す正面図であつて、アルミニ
ウム板の左右両端を折曲して成る電極取付板17
の側板部17a,17aに夫々所定間隔で管状の
絶縁碍子18が貫設されると共に、一本の電熱線
Nが各絶縁碍子18に順次挿通されて蛇行状に張
設されている。また、この電熱線Nの両端は、コ
ネクタ20,21を介して発電機22を介装した
導線23に接続されて、閉回路が構成されてい
る。
発電機22にはこれを回転駆動させるエアモー
タ24が直結され、これら発電機22及びエアモ
ータ24は絶縁支持台25に載置されて電気的絶
縁状態に維持されている。なお、26は、電熱線
Nに高電圧を印加する直流高電圧発生器である。
第3図はグリツド電極7R,7Lの背面側から
みた斜視図であつて、電極取付板17の背面に加
熱蛇管27が付設されている。
この加熱蛇管27は、第1図及び第3図に示す
ように、チヤンバ5外に配設されたオイルタンク
28内の絶縁性油29をヒータ30によつて加熱
してポンプ31により圧送する循環往路32と、
圧送された絶縁性油29をオイルタンク28内に
回収する循環帰路33とから成る絶縁性油循環管
路系に介挿されている。
なお、第1図において、34及び35は夫々エ
アモータ24の送気管及び排気管である。
以上が本考案による塗装装置の一例構成であ
り、次にその作用について説明する。
まず、オイルタンク28内に貯留された絶縁性
油29をヒータ30によつて所要温度に加熱し、
これをポンプ31により循環往路32を通じてグ
リツド電極7R,7Lの背面に付設された加熱蛇
管27に送給して、該加熱蛇管27及びこれと接
触する電極取付板17をストリツパブル塗料を溶
融するに充分な温度(約60〜100℃)に加熱する。
また、これと同時に、エアモータ24にその送
気管34から高圧空気を供給して該エアモータ2
4を高速回転させ、これによつて該エアモータ2
4と直結せられた発電機22を回転させて発電さ
せる。そして、その電力を導線23を通じてグリ
ツド電極7R,7Lを構成する電熱線Nに供給
し、該電熱線Nを前記と同様にストリツパブル塗
料を加熱溶融するに充分な温度である約60〜100
℃程度に加熱すると同時に、該電熱線Nに対して
直流高電圧発生器26からDC−10〜100KV程度
の高電圧を印加する。
次に、塗料タンク11内に貯留されたストリツ
パブル塗料10を電熱ヒータ12によつて加熱溶
融して、圧送ポンプ14により塗料供給管13を
通じて塗料噴霧装置6R,6Lの塗料溜室内に送
給し、ここで約100〜120℃あるいは最高250℃に
加熱する。そしてこの塗料溜室内に送給された溶
融状態の塗料を、回転するピツクアツプローラ8
に付着させると共に噴霧器9によつて剥取し、約
200〜300℃に加熱された加圧空気によつて噴霧器
9の噴射ノズル9aから上方に向けて微粒化して
噴霧する。
これと同時に、接地された板状の被塗装物1を
所要速度で移送させる。
ここで、塗料噴霧装置6R,6Lの上方に配設
されたグリツド電極7R,7Lの電熱線Nには、
DC−10〜100KVの高電圧が印加されているか
ら、該電熱線Nを陰極、接地された被塗装物1を
陽極として両極間に静電場が形成され、したがつ
て噴霧器9から上方に向けて噴霧されて舞い上が
つた塗料粒子は、電熱線Nによつて帯電せられて
反対極である被塗装物1の表面に静電塗着され
る。
この際、前記の如く微粒化されて噴霧された塗
料粒子の一部が、電熱線N及びこれを取付支持す
る電極取付板17に付着するが、これら電熱線N
及び電極取付板17は共に、付着する塗料を加熱
溶融させるに充分な温度に加熱されているから、
その表面で冷却して固化することがない。
したがつて、従来のようにグリツド電極に付着
した塗料が冷却して固化し、これが該グリツド電
極から糸状又は塊状となつて崩落して被塗装物1
に静電塗着され、被塗装物1の表面に塗膜ムラを
生ずるということが全くない。
また、上記の如く電熱線N及び電極取付板17
に付着する塗料を加熱溶融させるようにすれば、
付着した塗料が一定量に達すると液滴となつて滴
下するから、これを容易に回収して再利用するこ
とがき、塗料の無駄もないという利点がある。
なお、上述の実施例においては、電熱線Nを加
熱する通電手段として、エアモータ24によつて
発電機22を回転駆動させてその電力を供給する
場合について説明したが、本考案はこれに限らず
他の任意の通電手段を採用することができ、図示
は省略するが例えばチヤンバ5の外に電動モータ
を配設し、該電動モータの回転を絶縁シヤフトを
介して発電機22に伝達して回動駆動させるよう
にしても良い。
また、グリツド電極7R,7Lを形成する電熱
線Nを張設する電極取付板17は、前記の如くア
ルミニウム板で成形する場合に限らず、例えばデ
ルリン等の比較的耐熱性のある合成樹脂材で成形
する場合であつても良い。また、デルリン等の絶
縁性材で成形すれば、絶縁碍子18等を使用する
ことなく電熱線Nを電極取付板17に直接張設す
ることができる。
更に、塗料噴霧装置6R,6Lとしては、上記
の如くピツクアツプローラ8を使用する装置以外
にも、従来公知のエア霧化機構を有する任意の塗
料噴霧装置を適用し得る。
以上述べたように、本考案によれば、グリツド
電極が電熱線によつて形成されると共に、該電熱
線を所要温度に加熱する通電手段を具有するか
ら、蝋材を含有する固形のストリツパブル塗料を
加熱溶融して噴霧させる場合に、該ストリツパブ
ル塗料がグリツド電極に付着してもこれが固化す
ることがない。したがつて、グリツド電極に付着
した塗料が塊状となつてグリツド電極から崩落し
て離脱し、被塗装物の表面に塗着して塗膜ムラを
生ずることがないという優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による塗装装置の一例構成を示
す側面図、第2図はそのグリツド電極の一例を示
す正面図、第3図はその背面側から見た斜視図で
ある。 符号の説明、1……被塗装物、5……チヤン
バ、6R,6L……塗料噴霧装置、7R,7L…
…グリツド電極、N……電熱線、22……発電
機、24……エアモータ、26……直流高電圧発
生器。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 蝋材を含有する固形のストリツパブル塗料を
    加熱溶融して噴霧させる塗料噴霧装置と、該塗
    料噴霧装置から噴霧された塗料粒子を帯電させ
    て被塗装物に対して静電塗着させるグリツド電
    極とを有する塗装装置において、前記グリツド
    電極が電熱線によつて形成されると共に、該電
    熱線を所要温度に加熱する通電手段を有するこ
    とを特徴とする塗装装置。 (2) 前記通電手段が、エアモータによつて駆動さ
    れる発電機を介装した閉回路で構成された前記
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の塗装装
    置。
JP1873884U 1984-02-14 1984-02-14 塗装装置 Granted JPS60132861U (ja)

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JPS60132861U JPS60132861U (ja) 1985-09-05
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