JPH0211357B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0211357B2 JPH0211357B2 JP57066792A JP6679282A JPH0211357B2 JP H0211357 B2 JPH0211357 B2 JP H0211357B2 JP 57066792 A JP57066792 A JP 57066792A JP 6679282 A JP6679282 A JP 6679282A JP H0211357 B2 JPH0211357 B2 JP H0211357B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electron beam
- axis
- scanning
- deflection
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23K—SOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
- B23K15/00—Electron-beam welding or cutting
- B23K15/02—Control circuits therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Welding Or Cutting Using Electron Beams (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、電子ビーム加工装置において、電
子ビームの被照射物表面上の照射位置を、現在位
置から目標位置へ高速かつ高精度で移動させる電
子ビーム偏向装置に関するものである。
子ビームの被照射物表面上の照射位置を、現在位
置から目標位置へ高速かつ高精度で移動させる電
子ビーム偏向装置に関するものである。
この種の装置の例として、第1図〜第8図に示
すインプロセス溶接線検出を行なう電子ビーム溶
接機について説明する。第1図は電子ビーム溶接
におけるインプロセス溶接線検出装置の構成例で
あり、図において、1は電子銃、2は被溶接物、
3は被溶接物2の溶接線、4は溶接を行なう電子
ビーム(以下、溶接電子ビームという)、5は溶
接線3の検出を行なうための走査電子ビーム、6
は溶接電子ビーム4の現照射位置を原点としたX
軸、7は同じくY軸、8は走査電子ビーム5を得
るためのX軸偏向コイル、9は同じくY軸偏向コ
イル、10は被溶接物2上における走査電子ビー
ム5の照射位置(以下、単に照射位置という)の
三角形の軌跡(以下、単に軌跡という)、11は
走査電子ビーム5を被溶接物2に照射した場合に
発生する反射電子、二次電子またはX線(以下、
反射電子またはX線という)、12は反射電子ま
たはX線11の検出子、13は検出子12の出力
信号の増幅器、14は溶接線検出期間を指令する
ゲートパルス発生器、15はY軸走査波形発生
器、16はY軸走査波形発生器、17はX軸走査
波形の増幅器(以下、X軸増幅器という)、18
はY軸走査波形の増幅器(以下、Y軸増幅器とい
う)、19はX軸偏向電流、20はY軸偏向電流、
21はX軸偏向電流19の検出抵抗(以下、X軸
検出抵抗という)、22はY軸偏向電流20の検
出抵抗(以下、Y軸検出抵抗という)、23はゲ
ートパルス発生器14の出力信号により動作を開
始し、X軸偏向電流19の検出信号、Y軸偏向電
流20の検出信号および検出子12の増幅器13
の出力信号により溶接線3のズレ量を求める演算
装置、24は演算装置23の出力信号によりモー
ター駆動信号を発生するサーボ増幅器、25は電
子銃駆動装置、26は被溶接物駆動装置である。
すインプロセス溶接線検出を行なう電子ビーム溶
接機について説明する。第1図は電子ビーム溶接
におけるインプロセス溶接線検出装置の構成例で
あり、図において、1は電子銃、2は被溶接物、
3は被溶接物2の溶接線、4は溶接を行なう電子
ビーム(以下、溶接電子ビームという)、5は溶
接線3の検出を行なうための走査電子ビーム、6
は溶接電子ビーム4の現照射位置を原点としたX
軸、7は同じくY軸、8は走査電子ビーム5を得
るためのX軸偏向コイル、9は同じくY軸偏向コ
イル、10は被溶接物2上における走査電子ビー
ム5の照射位置(以下、単に照射位置という)の
三角形の軌跡(以下、単に軌跡という)、11は
走査電子ビーム5を被溶接物2に照射した場合に
発生する反射電子、二次電子またはX線(以下、
反射電子またはX線という)、12は反射電子ま
たはX線11の検出子、13は検出子12の出力
信号の増幅器、14は溶接線検出期間を指令する
ゲートパルス発生器、15はY軸走査波形発生
器、16はY軸走査波形発生器、17はX軸走査
波形の増幅器(以下、X軸増幅器という)、18
はY軸走査波形の増幅器(以下、Y軸増幅器とい
う)、19はX軸偏向電流、20はY軸偏向電流、
21はX軸偏向電流19の検出抵抗(以下、X軸
検出抵抗という)、22はY軸偏向電流20の検
出抵抗(以下、Y軸検出抵抗という)、23はゲ
ートパルス発生器14の出力信号により動作を開
始し、X軸偏向電流19の検出信号、Y軸偏向電
流20の検出信号および検出子12の増幅器13
の出力信号により溶接線3のズレ量を求める演算
装置、24は演算装置23の出力信号によりモー
ター駆動信号を発生するサーボ増幅器、25は電
子銃駆動装置、26は被溶接物駆動装置である。
第2図は軌跡10付近の拡大図であり、27は
既に溶接を終了した部分(以下、既溶接部とい
う)、28は溶接電子ビームの現照射位置である
原点、29は三角形走査を行なう場合の第1の走
査線、30は溶接線検出の開始点、31は三角形
走査を行なう場合の第2の走査線、32は溶接線
3を検出する点、33は溶接線検出の終了点、3
4は三角形走査を行なう場合の第3の走査線であ
る。
既に溶接を終了した部分(以下、既溶接部とい
う)、28は溶接電子ビームの現照射位置である
原点、29は三角形走査を行なう場合の第1の走
査線、30は溶接線検出の開始点、31は三角形
走査を行なう場合の第2の走査線、32は溶接線
3を検出する点、33は溶接線検出の終了点、3
4は三角形走査を行なう場合の第3の走査線であ
る。
第3図はX軸走査波形発生器15およびY軸走
査波形発生器16の構成図であり、35は基準電
源、36はゲートパルス発生器14の出力信号の
立上り部分で動作を開始し、立下り部分でリセツ
トされる基準電源35の積分器、37はゲートパ
ルス発生器14の出力信号と積分器36の出力信
号の加算器である。
査波形発生器16の構成図であり、35は基準電
源、36はゲートパルス発生器14の出力信号の
立上り部分で動作を開始し、立下り部分でリセツ
トされる基準電源35の積分器、37はゲートパ
ルス発生器14の出力信号と積分器36の出力信
号の加算器である。
第4図は走査電子ビームの走査信号を示す波形
図であり、aはX軸信号、bはY軸信号、tは時
間軸、39aはX軸走査波形発生器15の出力電
圧(以下、X軸出力電圧という)、40aはY軸
走査波形発生器16の出力電圧(以下、Y軸出力
電圧という)である。
図であり、aはX軸信号、bはY軸信号、tは時
間軸、39aはX軸走査波形発生器15の出力電
圧(以下、X軸出力電圧という)、40aはY軸
走査波形発生器16の出力電圧(以下、Y軸出力
電圧という)である。
第5図は走査電子ビームの軌跡であり、41は
実際に得られる走査電子ビームの軌跡(以下、実
際の軌跡という)である。第6図はX軸増幅器1
7またはY軸増幅器18に用いる定電流増幅器
(図ではX軸用である)であり、42は出力の大
きい演算増幅器、43は入力抵抗、44は電流検
出抵抗、45は帰還抵抗である。第7図は走査電
子ビームの走査信号であり、aはX軸信号、bは
Y軸信号である。第8図は走査電子ビームの軌跡
である。
実際に得られる走査電子ビームの軌跡(以下、実
際の軌跡という)である。第6図はX軸増幅器1
7またはY軸増幅器18に用いる定電流増幅器
(図ではX軸用である)であり、42は出力の大
きい演算増幅器、43は入力抵抗、44は電流検
出抵抗、45は帰還抵抗である。第7図は走査電
子ビームの走査信号であり、aはX軸信号、bは
Y軸信号である。第8図は走査電子ビームの軌跡
である。
次に動作について説明する。電子銃1から放射
された溶接電子ビーム4で被溶接物2の溶接線3
を溶接する場合、溶接電子ビーム4の被溶接物2
上の照射点を溶接線3に正確に一致させる必要が
ある。その方法としてインプロセス溶接線検出法
がある。この検出法では、溶接電子ビーム4を偏
向コイル8,9により時分割で偏向して走査電子
ビーム5を作り、溶接電子ビーム4の現照射点の
前方を走査する。走査電子ビーム5は次のように
して作られる。ゲートパルス発生器14の出力信
号によりX軸走査波形発生器15およびY軸走査
波形発生器16が動作し、その出力信号はそれぞ
れX軸増幅器17およびY軸増幅器18で増幅さ
れ、X軸偏向電流19およびY軸偏向電流20と
なつてX軸偏向コイル8およびY軸偏向コイル9
に流れて、走査電子ビーム5のX軸6およびY軸
7の偏向を行なう。X軸偏向電流19およびY軸
偏向電流20はそれぞれX軸検出抵抗21および
Y軸検出抵抗22で検出され、演算装置23に入
力される。一方、走査電子ビーム5が被溶接物2
に衝突して発生する反射電子またはX線11は周
知の如く照射点が溶接線3に一致した場合に最小
となり、それは検出子12で検出され、その検出
信号は増幅器13で増幅され、その出力信号は演
算装置23に入力される。演算装置23はゲート
パルス発生器14の出力期間中動作し、Y軸偏向
電流20が零になる時間と反射電子またはX軸1
1の強度が零になる時間との差を求める。この時
間差は、X軸偏向電流19から求められる溶接電
子ビーム4の現照射点の前方の位置における溶接
線3と照射点の誤差である。この誤差は誤差信号
として演算装置23から出力され、サーボ増幅器
24で増幅される。次いで、電子銃駆動装置25
または被溶接物駆動装置26がそれぞれ電子銃1
または被溶接物2をY軸方向に移動させて、溶接
電子ビーム4の被溶接物2上における照射点の位
置修正を行なう。
された溶接電子ビーム4で被溶接物2の溶接線3
を溶接する場合、溶接電子ビーム4の被溶接物2
上の照射点を溶接線3に正確に一致させる必要が
ある。その方法としてインプロセス溶接線検出法
がある。この検出法では、溶接電子ビーム4を偏
向コイル8,9により時分割で偏向して走査電子
ビーム5を作り、溶接電子ビーム4の現照射点の
前方を走査する。走査電子ビーム5は次のように
して作られる。ゲートパルス発生器14の出力信
号によりX軸走査波形発生器15およびY軸走査
波形発生器16が動作し、その出力信号はそれぞ
れX軸増幅器17およびY軸増幅器18で増幅さ
れ、X軸偏向電流19およびY軸偏向電流20と
なつてX軸偏向コイル8およびY軸偏向コイル9
に流れて、走査電子ビーム5のX軸6およびY軸
7の偏向を行なう。X軸偏向電流19およびY軸
偏向電流20はそれぞれX軸検出抵抗21および
Y軸検出抵抗22で検出され、演算装置23に入
力される。一方、走査電子ビーム5が被溶接物2
に衝突して発生する反射電子またはX線11は周
知の如く照射点が溶接線3に一致した場合に最小
となり、それは検出子12で検出され、その検出
信号は増幅器13で増幅され、その出力信号は演
算装置23に入力される。演算装置23はゲート
パルス発生器14の出力期間中動作し、Y軸偏向
電流20が零になる時間と反射電子またはX軸1
1の強度が零になる時間との差を求める。この時
間差は、X軸偏向電流19から求められる溶接電
子ビーム4の現照射点の前方の位置における溶接
線3と照射点の誤差である。この誤差は誤差信号
として演算装置23から出力され、サーボ増幅器
24で増幅される。次いで、電子銃駆動装置25
または被溶接物駆動装置26がそれぞれ電子銃1
または被溶接物2をY軸方向に移動させて、溶接
電子ビーム4の被溶接物2上における照射点の位
置修正を行なう。
軌跡10の例として三角形のものを第2図に示
す。この場合、溶接線検出は第2の走査線31の
部分で行なわれる。この三角形の軌跡を作成する
ためのX軸およびY軸の走査波形発生器の構成を
第3図に示す。X軸の走査波形の信号はゲートパ
ルス発生器14の出力信号がそのまま用いられ
る。また、Y軸の走査波形の信号は、ゲートパル
ス発生器14の出力信号の立上り部分より基準電
源35の電圧を積分器36で積分し、ゲートパル
ス発生器14の出力信号の立下り部分で積分器3
6をリセツトして三角波を作り、それをゲートパ
ルス発生器14の出力信号に加算器37で加算す
ることにより得られる。従つて、X軸増幅器17
およびY軸増幅器18の出力電圧は、各増幅器1
7,18に電圧増幅形のものを用いると第4図
a,bに示す各増幅器17,18の入力信号39
a,40aと同じ波形となる。しかし、各増幅器
17,18の負荷が偏向コイルつまり誘導性であ
るため、第4図a,bに示すようにX軸偏向電流
19aおよびY軸偏向電流20aはX軸出力電圧
39aおよびY軸出力電圧40aとは異なつたも
のとなる。従つて、軌跡は三角形にならず、第5
図に41で示すような軌跡となる。
す。この場合、溶接線検出は第2の走査線31の
部分で行なわれる。この三角形の軌跡を作成する
ためのX軸およびY軸の走査波形発生器の構成を
第3図に示す。X軸の走査波形の信号はゲートパ
ルス発生器14の出力信号がそのまま用いられ
る。また、Y軸の走査波形の信号は、ゲートパル
ス発生器14の出力信号の立上り部分より基準電
源35の電圧を積分器36で積分し、ゲートパル
ス発生器14の出力信号の立下り部分で積分器3
6をリセツトして三角波を作り、それをゲートパ
ルス発生器14の出力信号に加算器37で加算す
ることにより得られる。従つて、X軸増幅器17
およびY軸増幅器18の出力電圧は、各増幅器1
7,18に電圧増幅形のものを用いると第4図
a,bに示す各増幅器17,18の入力信号39
a,40aと同じ波形となる。しかし、各増幅器
17,18の負荷が偏向コイルつまり誘導性であ
るため、第4図a,bに示すようにX軸偏向電流
19aおよびY軸偏向電流20aはX軸出力電圧
39aおよびY軸出力電圧40aとは異なつたも
のとなる。従つて、軌跡は三角形にならず、第5
図に41で示すような軌跡となる。
そこで、実際の軌跡41を三角形にするために
各増幅器17,18を第6図に示した定電流形に
することが考えられる。この場合、偏向電流を電
流検出抵抗44で検出し、負帰還をかけて入力電
圧信号と同じ出力電流とする。しかし、溶接線検
出期間中は溶接が中断するため、検出に許される
時間は1〜10msであり、しかも矩形波信号を用
いているため各増幅器17,18の周波数帯域は
非常に広いことが要求される。従つて、各増幅器
17,18の不安定性による出力電流の過渡的な
振動は避けられず、第7図a,bに示すような波
形19b,20bとなる。故に、軌跡は、第8図
に示すように検出開始点30付近で振動し41a
のようになり、また原点28付近で振動して41
bのようになる。
各増幅器17,18を第6図に示した定電流形に
することが考えられる。この場合、偏向電流を電
流検出抵抗44で検出し、負帰還をかけて入力電
圧信号と同じ出力電流とする。しかし、溶接線検
出期間中は溶接が中断するため、検出に許される
時間は1〜10msであり、しかも矩形波信号を用
いているため各増幅器17,18の周波数帯域は
非常に広いことが要求される。従つて、各増幅器
17,18の不安定性による出力電流の過渡的な
振動は避けられず、第7図a,bに示すような波
形19b,20bとなる。故に、軌跡は、第8図
に示すように検出開始点30付近で振動し41a
のようになり、また原点28付近で振動して41
bのようになる。
従来のインプロセス溶接検出を行なう電子ビー
ム溶接機は以上のように構成されているので、電
圧増幅形の偏向信号増幅器を用いると、偏向コイ
ル電流の過渡応答は偏向コイル回路の時定数より
も速くすることはできず、電子ビームの偏向速度
が遅くなる。従つて、溶接中に時分割により溶接
ビーム電流で溶接線検出を行なう場合、溶接線検
出に要する時間が長くなるので溶接部分の溶融部
に悪影響を与え、また溶接線検出のための被溶接
物の走査部分への入熱が大きくなつて、非溶接部
分の溶融や熱歪の原因となる。また、定電流形の
偏向信号増幅器を用いると、偏向電流が過渡的に
振動し、走査電子ビームの被溶接物上の軌跡が歪
み、溶接線検出後の信号処理が複雑かつ長時間を
要するなどの欠点があつた。
ム溶接機は以上のように構成されているので、電
圧増幅形の偏向信号増幅器を用いると、偏向コイ
ル電流の過渡応答は偏向コイル回路の時定数より
も速くすることはできず、電子ビームの偏向速度
が遅くなる。従つて、溶接中に時分割により溶接
ビーム電流で溶接線検出を行なう場合、溶接線検
出に要する時間が長くなるので溶接部分の溶融部
に悪影響を与え、また溶接線検出のための被溶接
物の走査部分への入熱が大きくなつて、非溶接部
分の溶融や熱歪の原因となる。また、定電流形の
偏向信号増幅器を用いると、偏向電流が過渡的に
振動し、走査電子ビームの被溶接物上の軌跡が歪
み、溶接線検出後の信号処理が複雑かつ長時間を
要するなどの欠点があつた。
この発明は上記のような従来のものの欠点を除
去するためになされたもので、被溶接物上で電子
ビーム照射位置を瞬時に移動させるパルス電圧
と、被溶接物上の走査電子ビームの軌跡に対応し
た電圧波形を、同時にまたは順次に偏向コイルに
印加することにより、電子ビームの高速偏向が可
能な電子ビーム偏向装置を提供することを目的と
している。
去するためになされたもので、被溶接物上で電子
ビーム照射位置を瞬時に移動させるパルス電圧
と、被溶接物上の走査電子ビームの軌跡に対応し
た電圧波形を、同時にまたは順次に偏向コイルに
印加することにより、電子ビームの高速偏向が可
能な電子ビーム偏向装置を提供することを目的と
している。
以下、まず、この発明の原理を図について説明
する。第9図aにおいて、46は偏向信号発生
器、47は自己インダクタンスLを持つ偏向コイ
ル、48は偏向信号発生器46の出力抵抗および
偏向コイル47の内部抵抗を等価的に表わす抵抗
値Rの直列抵抗、iはこの回路を流れる偏向電流
である。
する。第9図aにおいて、46は偏向信号発生
器、47は自己インダクタンスLを持つ偏向コイ
ル、48は偏向信号発生器46の出力抵抗および
偏向コイル47の内部抵抗を等価的に表わす抵抗
値Rの直列抵抗、iはこの回路を流れる偏向電流
である。
偏向コイル47に第9図bに示すi0の電流を流
すためには、偏向信号発生器46は波形50で示
されるE0=Ri0のステツプ電圧を発生すればよい
が、この場合、電流iの過渡応答は第9図bの波
形51に示すようになり、次式で表わされる。
すためには、偏向信号発生器46は波形50で示
されるE0=Ri0のステツプ電圧を発生すればよい
が、この場合、電流iの過渡応答は第9図bの波
形51に示すようになり、次式で表わされる。
i=E0/R(1−e-t/〓)
但し、τ=L/Rであり、回路固有の定数であ
る。従つて、i0の値に近づく規格化された時間
t/τは i0の90%:t/τ=2.30 i0の99%:t/τ=4.61 i0の99.9%:t/τ=6.91 となる。
る。従つて、i0の値に近づく規格化された時間
t/τは i0の90%:t/τ=2.30 i0の99%:t/τ=4.61 i0の99.9%:t/τ=6.91 となる。
次に、偏向信号発生器46でE0より大きいス
テツプ電圧E152を発生し、電流iがi0に達した
時刻t0にE1をE0に低下させる方法を考える。この
場合、電流iの過度応答は第9図cの波形53に
示すようになり、次式で表わされる。
テツプ電圧E152を発生し、電流iがi0に達した
時刻t0にE1をE0に低下させる方法を考える。この
場合、電流iの過度応答は第9図cの波形53に
示すようになり、次式で表わされる。
i=E1/R(1−e-t/〓) O≦t≦t0
i=E0/R t0<t
また、t0/τは次式で表わされる。
t0/τ=−ln(1−E0/E1)
従つて、E0/E1とt0/τとの関係は
E1=10E0:t0/τ=0.105
E1=100E0:t0/τ=0.0101
となる。例えば、前者の方法によりi0の99%の値
に達する時間に対して、後者のE1=10E0のパル
スを追加する方法は約1/44の時間でよく、しかも
最終設定値i0との偏差は生じない。
に達する時間に対して、後者のE1=10E0のパル
スを追加する方法は約1/44の時間でよく、しかも
最終設定値i0との偏差は生じない。
次に、偏向コイル47にランプ電流i=Ktを
流す場合を考える。この場合、偏向信号発生器4
6でランプ電圧54E=KRtを発生すると、電流i
の過渡応答は第10図aの波形55に示すように
なり、次式で表わされる。
流す場合を考える。この場合、偏向信号発生器4
6でランプ電圧54E=KRtを発生すると、電流i
の過渡応答は第10図aの波形55に示すように
なり、次式で表わされる。
i=Kτ(e-t/〓−1)+Kt
従つて、設定値に対してKτ(e-t/〓−1)の偏差
が生じる。次に、偏向信号発生器46でE=KRt
にE2=Kτのステツプ電圧を重畳させた波形56
を発生すると、電流iの過渡応答は第10図bの
波形57に示すようになり、次式で表わされる。
が生じる。次に、偏向信号発生器46でE=KRt
にE2=Kτのステツプ電圧を重畳させた波形56
を発生すると、電流iの過渡応答は第10図bの
波形57に示すようになり、次式で表わされる。
i=Kt
従つて、設定値に対する偏差は生じない。
次に、上記の原理に基づく一実施例を図につい
て説明する。第11図において、58a,58
b,58cおよび58dは、照射位置を瞬時に移
動させるパルス電圧(以下、移動パルス電圧とい
う)、59aおよび59bは軌跡に対応した電圧
波形(以下、基準電圧波形という)である。ま
た、第12図において、60はX軸D/Aコンバ
ータ、61はY軸D/Aコンバータ、62は従来
方式のゲートパルス発生器の出力信号に対応する
ゲート信号、63はマイクロコンピユータであ
る。
て説明する。第11図において、58a,58
b,58cおよび58dは、照射位置を瞬時に移
動させるパルス電圧(以下、移動パルス電圧とい
う)、59aおよび59bは軌跡に対応した電圧
波形(以下、基準電圧波形という)である。ま
た、第12図において、60はX軸D/Aコンバ
ータ、61はY軸D/Aコンバータ、62は従来
方式のゲートパルス発生器の出力信号に対応する
ゲート信号、63はマイクロコンピユータであ
る。
次に動作について説明する。
被溶接物上に第2図の三角波形の軌跡29,3
1,34に沿つて電子ビームを走査し、溶接線3
の検出を行なう場合を考える。原点28から検出
開始点30への走査と検出終了点33から原点2
8への走査は溶接線検出に関係なく、瞬時に行な
う。検出開始点30から検出終了点33への走査
はY軸7に平行に、等速度で行なう。この場合、
X軸の偏向電流に要求される波形は第11図aの
19cであり、この電流19cを流すために必要
な電圧波形は上記の原理により58a,59a,
58bとなる。また、Y軸の偏向電流に要求され
る波形は第11図bの20cであり、この電流2
0cを流すために必要な電圧波形は上記の原理に
より58c,59b,58dとなる。これらの電
圧波形はいくつかの基本波形に分けることができ
る。移動パルス電圧58a,58cは照射位置を
原点28から検出開始点30へ移動させるもので
あり、移動パルス電圧58b,58dは照射位置
を検出終了点33から原点28へ移動させるもの
である。移動パルス電圧58a,58b,58
c,58dのピーク電圧はX軸増幅器17aおよ
びY軸増幅器18aの出し得る最大電圧近くの走
査に設定する。また、基準電圧波形59aは溶接
線検出期間中、照射位置のX軸座標を一定にする
ものであり、基準電圧波形59bは溶接線検出期
間中、照射位置をY軸に平行に一定速度で移動さ
せるもので、上記の原理で示したようにランプ電
圧にステツプ電圧を重畳させている。これらの移
動パルス電圧58a,58b,58c,58dお
よび基準電圧波形59a,59bの合成された電
圧波形39b,40bはパルス回路を用いても容
易に作成することができるが、これらの電圧波形
39b,40bはパルス電圧とランプ電圧の単な
る組み合わせであり、第12図に示すようにマイ
クロコンピユーター63とX軸およびY軸D/A
コンバータ60,61により高速かつ容易に電圧
波形を合成することができる。
1,34に沿つて電子ビームを走査し、溶接線3
の検出を行なう場合を考える。原点28から検出
開始点30への走査と検出終了点33から原点2
8への走査は溶接線検出に関係なく、瞬時に行な
う。検出開始点30から検出終了点33への走査
はY軸7に平行に、等速度で行なう。この場合、
X軸の偏向電流に要求される波形は第11図aの
19cであり、この電流19cを流すために必要
な電圧波形は上記の原理により58a,59a,
58bとなる。また、Y軸の偏向電流に要求され
る波形は第11図bの20cであり、この電流2
0cを流すために必要な電圧波形は上記の原理に
より58c,59b,58dとなる。これらの電
圧波形はいくつかの基本波形に分けることができ
る。移動パルス電圧58a,58cは照射位置を
原点28から検出開始点30へ移動させるもので
あり、移動パルス電圧58b,58dは照射位置
を検出終了点33から原点28へ移動させるもの
である。移動パルス電圧58a,58b,58
c,58dのピーク電圧はX軸増幅器17aおよ
びY軸増幅器18aの出し得る最大電圧近くの走
査に設定する。また、基準電圧波形59aは溶接
線検出期間中、照射位置のX軸座標を一定にする
ものであり、基準電圧波形59bは溶接線検出期
間中、照射位置をY軸に平行に一定速度で移動さ
せるもので、上記の原理で示したようにランプ電
圧にステツプ電圧を重畳させている。これらの移
動パルス電圧58a,58b,58c,58dお
よび基準電圧波形59a,59bの合成された電
圧波形39b,40bはパルス回路を用いても容
易に作成することができるが、これらの電圧波形
39b,40bはパルス電圧とランプ電圧の単な
る組み合わせであり、第12図に示すようにマイ
クロコンピユーター63とX軸およびY軸D/A
コンバータ60,61により高速かつ容易に電圧
波形を合成することができる。
なお、上記実施例ではインプロセス溶接線検出
を行なう電子ビーム溶接機について説明したが、
電子ビームの照射位置を高速かつ高精度で移動さ
せる必要がある電子ビーム焼入れ機であつてもよ
く、上記実施例と同様の効果を奏する。電子ビー
ム焼入れ機の場合、電子ビーム電力の入熱範囲を
限定するため、高速かつ間欠的に走査を行なう。
を行なう電子ビーム溶接機について説明したが、
電子ビームの照射位置を高速かつ高精度で移動さ
せる必要がある電子ビーム焼入れ機であつてもよ
く、上記実施例と同様の効果を奏する。電子ビー
ム焼入れ機の場合、電子ビーム電力の入熱範囲を
限定するため、高速かつ間欠的に走査を行なう。
以上のように、この発明によれば被溶接物上で
電子ビーム照射位置を瞬時に移動させるパルス電
圧と、被溶接物上の走査電子ビームの軌跡に対応
した電圧波形を、同時にまたは順次に偏向コイル
に印加するように構成したので、移動パルス電圧
を加えない場合に比較して10〜100倍の高速走査
ができ、移動後の過渡振動が発生せず、移動中も
位置精度の高い走査ができる効果がある。
電子ビーム照射位置を瞬時に移動させるパルス電
圧と、被溶接物上の走査電子ビームの軌跡に対応
した電圧波形を、同時にまたは順次に偏向コイル
に印加するように構成したので、移動パルス電圧
を加えない場合に比較して10〜100倍の高速走査
ができ、移動後の過渡振動が発生せず、移動中も
位置精度の高い走査ができる効果がある。
第1図はインプロセス溶接線検出を行なう電子
ビーム溶接機を示す概略構成図、第2図は走査電
子ビームの被溶接物上の照射位置の軌跡を示す
図、第3図は従来の走査波形発生器の構成図、第
4図ないし第8図は従来の欠点を説明するための
図、第9図a,b,cおよび第10図a,bはこ
の発明の原理を説明するための図、第11図aお
よびbはこの発明の一実施例による動作を説明す
るための図、第12図はこの発明の一実施例によ
る走査波形発生器を示す概略構成図である。図に
おいて、1は電子銃、2は被溶接物、8はX軸偏
向コイル、9はY軸偏向コイル、12は検出子、
13は増幅器、19はX軸偏向電流、20はY軸
偏向電流、21はX軸検出抵抗、22はY軸検出
抵抗、23は演算装置、24はサーボ増幅器、2
5は電子銃駆動装置、、26は被溶接物駆動装置、
58aおよび58bはX軸の移動パルス電圧、5
8cおよび58dはY軸の移動パルス電圧、60
はX軸D/Aコンバータ、61はY軸D/Aコン
バータ、62はマイクロコンピユータである。な
お、図中、同一符号は同一、または相当部分を示
す。
ビーム溶接機を示す概略構成図、第2図は走査電
子ビームの被溶接物上の照射位置の軌跡を示す
図、第3図は従来の走査波形発生器の構成図、第
4図ないし第8図は従来の欠点を説明するための
図、第9図a,b,cおよび第10図a,bはこ
の発明の原理を説明するための図、第11図aお
よびbはこの発明の一実施例による動作を説明す
るための図、第12図はこの発明の一実施例によ
る走査波形発生器を示す概略構成図である。図に
おいて、1は電子銃、2は被溶接物、8はX軸偏
向コイル、9はY軸偏向コイル、12は検出子、
13は増幅器、19はX軸偏向電流、20はY軸
偏向電流、21はX軸検出抵抗、22はY軸検出
抵抗、23は演算装置、24はサーボ増幅器、2
5は電子銃駆動装置、、26は被溶接物駆動装置、
58aおよび58bはX軸の移動パルス電圧、5
8cおよび58dはY軸の移動パルス電圧、60
はX軸D/Aコンバータ、61はY軸D/Aコン
バータ、62はマイクロコンピユータである。な
お、図中、同一符号は同一、または相当部分を示
す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 電子ビーム加工装置において、電子ビームが
所定の走査軌跡を描くようにその電子ビームを偏
向するための偏向電流が供給される偏向コイル
と、 前記所定の走査軌跡に対応した走査軌跡電圧波
形を発生すると共に、前記偏向電流の過渡応答に
よる前記走査軌跡電圧波形との波形差を補正する
ための電圧パルスを前記走査軌跡電圧波形に同時
にまたは順次に重畳させる手段とを備えたことを
特徴とする電子ビーム偏向装置。 2 前記電子ビーム加工装置は電子ビーム溶接機
であり、前記偏向コイルと前記手段とは溶接中に
時分割で溶接線検出を行うために設けられた特許
請求の範囲第1項記載の電子ビーム偏向装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57066792A JPS58181489A (ja) | 1982-04-19 | 1982-04-19 | 電子ビ−ム偏向装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP57066792A JPS58181489A (ja) | 1982-04-19 | 1982-04-19 | 電子ビ−ム偏向装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58181489A JPS58181489A (ja) | 1983-10-24 |
| JPH0211357B2 true JPH0211357B2 (ja) | 1990-03-13 |
Family
ID=13326062
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP57066792A Granted JPS58181489A (ja) | 1982-04-19 | 1982-04-19 | 電子ビ−ム偏向装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58181489A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6224548A (ja) * | 1985-07-25 | 1987-02-02 | Mitsubishi Electric Corp | 電子ビ−ム偏向装置 |
| CN110253130A (zh) * | 2019-07-03 | 2019-09-20 | 中国航空制造技术研究院 | 电子束焊接异种合金薄板时的偏转扫描控制方法 |
-
1982
- 1982-04-19 JP JP57066792A patent/JPS58181489A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58181489A (ja) | 1983-10-24 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| GB1329559A (en) | Apparatus and method for controlling an electronically generated beam | |
| JPH0796377A (ja) | 電子ビーム溶接法及び装置 | |
| JPH0211357B2 (ja) | ||
| US3842236A (en) | Process to control the movement of a workpiece with respect to a beam of a stock processing machine operating by means of controllable power irradiation | |
| CA1285621C (en) | Beam position correction device | |
| US4012620A (en) | Electron beam seam finding device | |
| JPH0545356B2 (ja) | ||
| JPS61293690A (ja) | 電子ビ−ム溶接における加工距離の検出方法 | |
| JPS6324535A (ja) | 電子ビ−ム加工装置 | |
| JPH0360879A (ja) | 電子ビーム加工機 | |
| JPS62151283A (ja) | 電子ビ−ム溶接機のシ−ムトラツカ− | |
| JPS6134914B2 (ja) | ||
| JPS62286691A (ja) | 電子ビ−ム溶接における継目位置検出装置 | |
| JPS61293689A (ja) | 電子ビ−ム溶接におけるビ−ム揺動幅の自動設定方法 | |
| JPH0510192B2 (ja) | ||
| JPH0357573A (ja) | 電子ビーム加工機 | |
| JP2836224B2 (ja) | 電子ビームの焦点調整方法 | |
| JPH0545355B2 (ja) | ||
| JPH0422586A (ja) | 電子ビーム加工装置および加工方法 | |
| JPH0785828A (ja) | 電子ビーム装置 | |
| GB1604222A (en) | Controlling impinge ment of high-energy beam of charged particles on a workpiece | |
| JP2512530B2 (ja) | 電子ビ―ム露光装置及び電子ビ―ム露光方法 | |
| JP2005224825A (ja) | 電子ビーム溶接方法 | |
| JPH0671464A (ja) | 電子ビームを用いた溶接方法 | |
| JPH05813B2 (ja) |