JPH0212180B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0212180B2 JPH0212180B2 JP57007130A JP713082A JPH0212180B2 JP H0212180 B2 JPH0212180 B2 JP H0212180B2 JP 57007130 A JP57007130 A JP 57007130A JP 713082 A JP713082 A JP 713082A JP H0212180 B2 JPH0212180 B2 JP H0212180B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- epoxy resin
- copper
- experimental example
- prepreg
- brominated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K1/00—Printed circuits
- H05K1/02—Details
- H05K1/03—Use of materials for the substrate
- H05K1/0313—Organic insulating material
- H05K1/032—Organic insulating material consisting of one material
- H05K1/0326—Organic insulating material consisting of one material containing O
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Description
本発明は、銅張積層板に関する。
近年、ガウスエポキシ銅張積層板は、宇宙開発
用機器や種々のコンピユータ、無線応用機器、工
業計測機器、医療用機器などの産業用機器に多く
使用されている。このような産業用機器に用いら
れるガラスエポキシ銅張積層板は、何れのものも
高い信頼性を要求される。このような要望を満す
ものとして難燃タイプの銅張積層板が開発され、
この銅張積層板の耐熱性、耐ミーズリング性、耐
薬品性を更に高めることが要求されている。 而して、難燃タイプの銅張積層板であるために
は、UL規格で「94V―0」と表示される難燃性
試験に耐え得るものでなければならない。この条
件を満すために銅張積層板は、19%以上の臭素を
含有していることを必要とする。このため臭素含
有率が19〜21%の汎用ブロム化エポキシ樹脂を主
体にして、これに成形性を良くし、しかも製造コ
ストを低減させるために液状エポキシ樹脂を配合
し、更に硬化剤及び硬化促進剤を添加してなる銅
張積層板が使用されている。 しかしながら、このような樹脂組成を有する銅
張積層板は、十分に硬化させても架橋密度が低
く、耐熱性、耐ミーズリング性を十分に高めるこ
とができない。しかも、加工工程の途中で有機溶
剤、特に塩化メチレンに浸漬すると、基板の樹脂
の一部が抽出され、板としての信頼性が著しく損
われる欠点がある。 この欠点を解消するために、銅張積層板を構成
する主体に、クレゾール、ノボラツク型のエポキ
シ樹脂やフエノールノボラツク型のエポキシ樹脂
等の分子1個に3個以上のグリシジル基を有する
多官能エポキシ樹脂を配合する技術手段がある。
多官能エポキシ樹脂を配合したものでは、耐熱
性、耐ミーズリング性、耐薬品性等の諸特性を向
上させることができるが、このような変性剤の量
が5部を越えると臭素の含有率が19%以下にな
り、UL規格で表示される94V―0の難燃性を得
ることができない。 また、通常、歩留、材料効率を向上させるため
に、樹脂の流れを抑えて成形する技術手段が採用
されているが、樹脂の流れを抑えるためには、銅
張積層板を構成するプリプレグのゲルタイムを短
くする必要がある。プリプレグのゲルタイムを短
くすると、ワニス中の低分子量の分子の数が少な
いとボイドが発生し易くなる問題があつた。 本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、
ボイド等の欠陥がなく、しかも、耐熱性、耐薬品
性に優れた銅張積層板を提供するものである。 以下、本発明の実施例について図面を参照して
説明する。 図は、本発明の一実施例の構成を示す説明図で
ある。図中1は、エポキシ樹脂組成物を含浸させ
たプリプレグ2を複数枚積層したプリプレグ層で
ある。プリプレグ層1上には、銅箔層3が圧着さ
れている。プリプレグ層1と銅箔層3は、加圧加
熱により所定の肉厚になるように一体に圧着され
て銅張積層板4を構成している。 ここで、エポキシ樹脂組成物は臭素化率が18〜
25%の臭素化汎用エポキシ樹脂、多官能エポキシ
樹脂、及び高臭素化エポキシ樹脂を含む組成から
なり、これら三つのエポキシ樹脂の配合割合は臭
素化汎用エポキシ樹脂30〜92重量%、多官能エポ
キシ樹脂5〜30重量%、高臭素化エポキシ樹脂3
〜40重量%とすることが望ましい。 臭素化汎用エポキシ樹脂とは、液状ビスフエノ
ール型エポキシ樹脂とテトラブロムビスフエノー
ルAとを反応させたものであり、必要に応じてグ
リシジル型或いは非グリシジル型のエポキシ樹脂
を配合してもよい。 多官能エポキシ樹脂とは、フエノール及びアル
キルフエノールノボラツク型エポキシ樹脂、テト
ラグリシジルアミノジフエニルメタンなどのよう
に、1分子中に3個以上のグリシジル基を持つエ
ポキシ樹脂である。前記三つのエポキシ樹脂中の
多官能エポキシ樹脂の配合量を5重量%未満にす
ると銅張積層板4に十分な耐熱性、耐薬品性を付
与することが困難となり、一方30重量%を越える
と多官能エポキシ樹脂は見掛けの反応速度が大き
いため、硬化剤、硬化促進剤と先に反応して臭素
化エポキシ樹脂が残存し、その結果かえつて架橋
速度が低下して銅張積層板4の耐熱性、耐薬品性
を低下させる恐れがある。 また、高臭素化エポキシ樹脂は例えば下記一般
式で表わされるものが用いられる。前記三つのエ
ポキシ樹脂中の高臭素化エポキシ樹脂の配合量を
3重量%未満にするとボイド発生防止効果を十分
達成することが困難となり、一方40重量%を越え
ると高臭素化エポキシ樹脂に含まれる低分子量の
分子の量が多くなり、これが基材から流出する、
いわゆるフロー現象が起き、成形性が悪化する恐
れがある。即ち、高臭素化エポキシ樹脂を前記範
囲にすることによつて、臭素化率の低下を抑え、
ボイドを発生させない程度にプリプレグのゲルタ
イムを短くして材料効率を向上することが可能と
なる。また、成形性を悪化させない程度にフロー
現象を抑えることが可能となる。 但し、式中のXは水素又は臭素、nは正の整数
を示す。 エポキシ樹脂組成物に添加する硬化剤として
は、ジシアンジアジド、ジアミノジフエニルスル
ホン、ジアミノジフエニルメタン、3,3′―ジク
ロロ4,4―ジアミノジフエニルメタンなどの芳
香族系硬化剤、酸無水物系硬化剤、有機金属系硬
化剤等を使用するのが望ましい。また、これに必
要に応じて硬化促進剤、希釈剤、充填剤、顔料等
の各種の添加剤を加えても良い。硬化促進剤とし
ては、例えば、ベンジルジメチルアミン、トリエ
チルアミンなどの3級アミン類、2―メチルイミ
ダゾール、2―エチルイミダゾールなどのイミダ
ゾール類、2―エチル―4―メチルイミダゾリ
ン、2―メチルイミダゾリンなどのイミダゾリン
類からなるものを使用するのが望ましい。 このように構成された銅張積層板4によれば、
プリプレグ2を形成する基材に多官能エポキシ樹
脂と高臭素化エポキシ樹脂を含浸せしめたので、
耐熱性、耐ミーズリング性、耐薬品性を十分に向
上させることができる。しかも、高臭素化エポキ
シ樹脂中に含まれる低分子量の分子によつてボイ
ドの発生を阻止した上で成形性を十分に高めるこ
とができる。 尚、実施例では、プリプレグ層1の片面に銅箔
層3を形成したものについて説明したが、この他
にもプリプレグ層1の両面に銅箔層3を形成して
も良いことは勿論である。 次に、本発明の効果を確認するために行つた実
験例について説明する。 実験例 1 臭素化エポキシ樹脂であるアラルダイト8011
(チバガイギー社、商品名、臭素含有率21%、エ
ポキシ当量445〜530)の65部に、高臭素化エポキ
シ樹脂であるエポトートYDB―400(東部化成(株)
社商品名、臭素含有率48%、エポキシ当量330〜
420)を20部、クレゾールノボラツク型エポキシ
樹脂であるエポトートYDCN―220HH(東部化成
(株)社商品名、平均グリシジル基数11.3個)を15部
配合し、これにジシアンジアミド3部、ベンジル
ジメチルアミン0.1部およびアセトンを加え、エ
ポキシ樹脂ワニスを調整した。エポキシシラン処
理した厚さ0.18mmのガラス布からなる基材にこの
ワニスを含浸塗布し、160℃の温度で乾燥して樹
脂分が43%のプリプレグを作製した。次いで、こ
のプリプレグ8枚を積層してプリプレグ層を形成
し、プリプレグ層の両面に厚さ18μmの銅箔を重
ねて銅箔層を形成し、これらを170℃の温度下で
90分間加熱しながら40Kg/cm2の圧力で一体に圧着
せしめて板厚が1.6mmの銅張積層板を作製した。 実験例 2 臭素化エポキシ樹脂であるアラルダイト8011
(実験例1のものと同じ)の65部に、高臭素化エ
ポキシ樹脂であるエポトートYDB―400(実験例
1のものと同じ)を20部、フエノールノボラツク
型エポキシ樹脂であるDEN―438(ダウ・ケミカ
ル社商品名、平均グリシジル基数3.8個)を10部
配合し、これにジシアンジアミド2部、3,3′―
ジクロロ―4,4ジアミノジフエニルメタン5
部、ベンジルジメチルアミン0.1部、及びアセト
ンを加え、エポキシ樹脂ワニスを調整した。この
エポキシ樹脂ワニスを用いて実験例1と同様の処
理条件に従つてプリプレグを作製した。このプリ
プレグを用いて実験例1と全く同様の処理条件に
よつて銅張積層板を作製した。 実験例 3 臭素化エポキシ樹脂であるアラルダイト8011
(実験例1のものと同じ)の40部に、高臭素化エ
ポキシ樹脂エポトートYDB―400(実験例1のも
のと同じ)を30部、フエノールノボラツク型エポ
キシ樹脂DEN―438(実験例2のものと同じ)を
30部配合し、これにジシアンジアミド3部、ベン
ジルジメチルアミン0.1部、及びアセトンを加え、
エポキシ樹脂ワニスを調整した。 このエポキシ樹脂ワニスを用いて、実験例1と
同様の処理条件によつて、プリプレグを作製し、
このプリプレグを用いて実験例1と同様の処理条
件により銅張積層板を作製した。 実験例 4 臭素化エポキシ樹脂であるアラルダイト8011
(実験例1のものと同じ)の85部に、高臭素化エ
ポキシ樹脂エポトートYDB―400(実験例1のも
のと同じ)の10部、クレゾールノボラツク型エポ
キシ樹脂YDCN―220HH(実験例1のものと同
じ)の5部を配合し、これにジシアンジアミド3
部、ベンジルジメチルアミン0.1部、及びアセト
ンを加え、エポキシ樹脂ワニスを調整した。この
エポキシ樹脂ワニスを用いて実験例1と同じ処理
条件によつてプリプレグを作製し、このプリプレ
グを用いて実験例1と同様の処理条件によつて銅
張積層板を作製した。 このようにして得られた実験例1〜4の銅張積
層板の耐熱性、ミーズリング性、耐塩化メチレン
性、難燃性、成形性を調べたところ下記表に示す
結果を得た。 次に、実験例1〜4の銅張積層板と比較するた
めに以下に示す比較例1〜4の銅張積層板を作製
し、実験例1〜4のものと同様に耐熱性、ミーズ
リング性、耐塩化メチレン性、難燃性、成形性を
調べたところ同表に併記する結果を得た。 比較例 1 臭素化エポキシ樹脂であるアラルダイト8011
(実験例1のものと同じ)の75部に、液状エポキ
シ樹脂であるアラルダイトGY260(チバガイギー
社商品名、エポキシ当量180〜200)を5部、クレ
ゾールノボラツク型エポキシ樹脂であるエポトー
トYDCN―220HH(実験例1のものと同じ)を20
部配合し、これにジシアンジアミド3部、ベンジ
ルジメチルアミン0.1部及びアセトンを加え、エ
ポキシ樹脂ワニスを調整した。 このエポキシ樹脂ワニスを用いて実験例1と
用機器や種々のコンピユータ、無線応用機器、工
業計測機器、医療用機器などの産業用機器に多く
使用されている。このような産業用機器に用いら
れるガラスエポキシ銅張積層板は、何れのものも
高い信頼性を要求される。このような要望を満す
ものとして難燃タイプの銅張積層板が開発され、
この銅張積層板の耐熱性、耐ミーズリング性、耐
薬品性を更に高めることが要求されている。 而して、難燃タイプの銅張積層板であるために
は、UL規格で「94V―0」と表示される難燃性
試験に耐え得るものでなければならない。この条
件を満すために銅張積層板は、19%以上の臭素を
含有していることを必要とする。このため臭素含
有率が19〜21%の汎用ブロム化エポキシ樹脂を主
体にして、これに成形性を良くし、しかも製造コ
ストを低減させるために液状エポキシ樹脂を配合
し、更に硬化剤及び硬化促進剤を添加してなる銅
張積層板が使用されている。 しかしながら、このような樹脂組成を有する銅
張積層板は、十分に硬化させても架橋密度が低
く、耐熱性、耐ミーズリング性を十分に高めるこ
とができない。しかも、加工工程の途中で有機溶
剤、特に塩化メチレンに浸漬すると、基板の樹脂
の一部が抽出され、板としての信頼性が著しく損
われる欠点がある。 この欠点を解消するために、銅張積層板を構成
する主体に、クレゾール、ノボラツク型のエポキ
シ樹脂やフエノールノボラツク型のエポキシ樹脂
等の分子1個に3個以上のグリシジル基を有する
多官能エポキシ樹脂を配合する技術手段がある。
多官能エポキシ樹脂を配合したものでは、耐熱
性、耐ミーズリング性、耐薬品性等の諸特性を向
上させることができるが、このような変性剤の量
が5部を越えると臭素の含有率が19%以下にな
り、UL規格で表示される94V―0の難燃性を得
ることができない。 また、通常、歩留、材料効率を向上させるため
に、樹脂の流れを抑えて成形する技術手段が採用
されているが、樹脂の流れを抑えるためには、銅
張積層板を構成するプリプレグのゲルタイムを短
くする必要がある。プリプレグのゲルタイムを短
くすると、ワニス中の低分子量の分子の数が少な
いとボイドが発生し易くなる問題があつた。 本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、
ボイド等の欠陥がなく、しかも、耐熱性、耐薬品
性に優れた銅張積層板を提供するものである。 以下、本発明の実施例について図面を参照して
説明する。 図は、本発明の一実施例の構成を示す説明図で
ある。図中1は、エポキシ樹脂組成物を含浸させ
たプリプレグ2を複数枚積層したプリプレグ層で
ある。プリプレグ層1上には、銅箔層3が圧着さ
れている。プリプレグ層1と銅箔層3は、加圧加
熱により所定の肉厚になるように一体に圧着され
て銅張積層板4を構成している。 ここで、エポキシ樹脂組成物は臭素化率が18〜
25%の臭素化汎用エポキシ樹脂、多官能エポキシ
樹脂、及び高臭素化エポキシ樹脂を含む組成から
なり、これら三つのエポキシ樹脂の配合割合は臭
素化汎用エポキシ樹脂30〜92重量%、多官能エポ
キシ樹脂5〜30重量%、高臭素化エポキシ樹脂3
〜40重量%とすることが望ましい。 臭素化汎用エポキシ樹脂とは、液状ビスフエノ
ール型エポキシ樹脂とテトラブロムビスフエノー
ルAとを反応させたものであり、必要に応じてグ
リシジル型或いは非グリシジル型のエポキシ樹脂
を配合してもよい。 多官能エポキシ樹脂とは、フエノール及びアル
キルフエノールノボラツク型エポキシ樹脂、テト
ラグリシジルアミノジフエニルメタンなどのよう
に、1分子中に3個以上のグリシジル基を持つエ
ポキシ樹脂である。前記三つのエポキシ樹脂中の
多官能エポキシ樹脂の配合量を5重量%未満にす
ると銅張積層板4に十分な耐熱性、耐薬品性を付
与することが困難となり、一方30重量%を越える
と多官能エポキシ樹脂は見掛けの反応速度が大き
いため、硬化剤、硬化促進剤と先に反応して臭素
化エポキシ樹脂が残存し、その結果かえつて架橋
速度が低下して銅張積層板4の耐熱性、耐薬品性
を低下させる恐れがある。 また、高臭素化エポキシ樹脂は例えば下記一般
式で表わされるものが用いられる。前記三つのエ
ポキシ樹脂中の高臭素化エポキシ樹脂の配合量を
3重量%未満にするとボイド発生防止効果を十分
達成することが困難となり、一方40重量%を越え
ると高臭素化エポキシ樹脂に含まれる低分子量の
分子の量が多くなり、これが基材から流出する、
いわゆるフロー現象が起き、成形性が悪化する恐
れがある。即ち、高臭素化エポキシ樹脂を前記範
囲にすることによつて、臭素化率の低下を抑え、
ボイドを発生させない程度にプリプレグのゲルタ
イムを短くして材料効率を向上することが可能と
なる。また、成形性を悪化させない程度にフロー
現象を抑えることが可能となる。 但し、式中のXは水素又は臭素、nは正の整数
を示す。 エポキシ樹脂組成物に添加する硬化剤として
は、ジシアンジアジド、ジアミノジフエニルスル
ホン、ジアミノジフエニルメタン、3,3′―ジク
ロロ4,4―ジアミノジフエニルメタンなどの芳
香族系硬化剤、酸無水物系硬化剤、有機金属系硬
化剤等を使用するのが望ましい。また、これに必
要に応じて硬化促進剤、希釈剤、充填剤、顔料等
の各種の添加剤を加えても良い。硬化促進剤とし
ては、例えば、ベンジルジメチルアミン、トリエ
チルアミンなどの3級アミン類、2―メチルイミ
ダゾール、2―エチルイミダゾールなどのイミダ
ゾール類、2―エチル―4―メチルイミダゾリ
ン、2―メチルイミダゾリンなどのイミダゾリン
類からなるものを使用するのが望ましい。 このように構成された銅張積層板4によれば、
プリプレグ2を形成する基材に多官能エポキシ樹
脂と高臭素化エポキシ樹脂を含浸せしめたので、
耐熱性、耐ミーズリング性、耐薬品性を十分に向
上させることができる。しかも、高臭素化エポキ
シ樹脂中に含まれる低分子量の分子によつてボイ
ドの発生を阻止した上で成形性を十分に高めるこ
とができる。 尚、実施例では、プリプレグ層1の片面に銅箔
層3を形成したものについて説明したが、この他
にもプリプレグ層1の両面に銅箔層3を形成して
も良いことは勿論である。 次に、本発明の効果を確認するために行つた実
験例について説明する。 実験例 1 臭素化エポキシ樹脂であるアラルダイト8011
(チバガイギー社、商品名、臭素含有率21%、エ
ポキシ当量445〜530)の65部に、高臭素化エポキ
シ樹脂であるエポトートYDB―400(東部化成(株)
社商品名、臭素含有率48%、エポキシ当量330〜
420)を20部、クレゾールノボラツク型エポキシ
樹脂であるエポトートYDCN―220HH(東部化成
(株)社商品名、平均グリシジル基数11.3個)を15部
配合し、これにジシアンジアミド3部、ベンジル
ジメチルアミン0.1部およびアセトンを加え、エ
ポキシ樹脂ワニスを調整した。エポキシシラン処
理した厚さ0.18mmのガラス布からなる基材にこの
ワニスを含浸塗布し、160℃の温度で乾燥して樹
脂分が43%のプリプレグを作製した。次いで、こ
のプリプレグ8枚を積層してプリプレグ層を形成
し、プリプレグ層の両面に厚さ18μmの銅箔を重
ねて銅箔層を形成し、これらを170℃の温度下で
90分間加熱しながら40Kg/cm2の圧力で一体に圧着
せしめて板厚が1.6mmの銅張積層板を作製した。 実験例 2 臭素化エポキシ樹脂であるアラルダイト8011
(実験例1のものと同じ)の65部に、高臭素化エ
ポキシ樹脂であるエポトートYDB―400(実験例
1のものと同じ)を20部、フエノールノボラツク
型エポキシ樹脂であるDEN―438(ダウ・ケミカ
ル社商品名、平均グリシジル基数3.8個)を10部
配合し、これにジシアンジアミド2部、3,3′―
ジクロロ―4,4ジアミノジフエニルメタン5
部、ベンジルジメチルアミン0.1部、及びアセト
ンを加え、エポキシ樹脂ワニスを調整した。この
エポキシ樹脂ワニスを用いて実験例1と同様の処
理条件に従つてプリプレグを作製した。このプリ
プレグを用いて実験例1と全く同様の処理条件に
よつて銅張積層板を作製した。 実験例 3 臭素化エポキシ樹脂であるアラルダイト8011
(実験例1のものと同じ)の40部に、高臭素化エ
ポキシ樹脂エポトートYDB―400(実験例1のも
のと同じ)を30部、フエノールノボラツク型エポ
キシ樹脂DEN―438(実験例2のものと同じ)を
30部配合し、これにジシアンジアミド3部、ベン
ジルジメチルアミン0.1部、及びアセトンを加え、
エポキシ樹脂ワニスを調整した。 このエポキシ樹脂ワニスを用いて、実験例1と
同様の処理条件によつて、プリプレグを作製し、
このプリプレグを用いて実験例1と同様の処理条
件により銅張積層板を作製した。 実験例 4 臭素化エポキシ樹脂であるアラルダイト8011
(実験例1のものと同じ)の85部に、高臭素化エ
ポキシ樹脂エポトートYDB―400(実験例1のも
のと同じ)の10部、クレゾールノボラツク型エポ
キシ樹脂YDCN―220HH(実験例1のものと同
じ)の5部を配合し、これにジシアンジアミド3
部、ベンジルジメチルアミン0.1部、及びアセト
ンを加え、エポキシ樹脂ワニスを調整した。この
エポキシ樹脂ワニスを用いて実験例1と同じ処理
条件によつてプリプレグを作製し、このプリプレ
グを用いて実験例1と同様の処理条件によつて銅
張積層板を作製した。 このようにして得られた実験例1〜4の銅張積
層板の耐熱性、ミーズリング性、耐塩化メチレン
性、難燃性、成形性を調べたところ下記表に示す
結果を得た。 次に、実験例1〜4の銅張積層板と比較するた
めに以下に示す比較例1〜4の銅張積層板を作製
し、実験例1〜4のものと同様に耐熱性、ミーズ
リング性、耐塩化メチレン性、難燃性、成形性を
調べたところ同表に併記する結果を得た。 比較例 1 臭素化エポキシ樹脂であるアラルダイト8011
(実験例1のものと同じ)の75部に、液状エポキ
シ樹脂であるアラルダイトGY260(チバガイギー
社商品名、エポキシ当量180〜200)を5部、クレ
ゾールノボラツク型エポキシ樹脂であるエポトー
トYDCN―220HH(実験例1のものと同じ)を20
部配合し、これにジシアンジアミド3部、ベンジ
ルジメチルアミン0.1部及びアセトンを加え、エ
ポキシ樹脂ワニスを調整した。 このエポキシ樹脂ワニスを用いて実験例1と
【表】
同じ処理条件によりプリプレグを作製し、このプ
リプレグを用いて実験例1と同じ処理条件により
銅張積層板を作製した。 比較例 2 臭素化エポキシ樹脂であるアラルダイト8011
(実験例1のものと同じ)の35部に、高臭素化エ
ポキシ樹脂であるエポトートYDB―400(実験例
1のものと同じ)を30部、クレゾールノボラツク
型エポキシ樹脂であるエポトートYDCN―
220HH(実験例1のものと同じ)を35部配合し、
これにジシアンジアミド3部、ベンジルジメチル
アミン0.1部、及びアセトンを加え、エポキシ樹
脂ワニスを調整した。このワニスを用いて実験例
1と同様の処理条件によりプリプレグを用いて実
験例1と同様の処理条件により銅張積層板を作製
した。 比較例 3 臭素化エポキシ樹脂であるアラルダイト8011
(実験例1のものと同じ)の95部に、液状エポキ
シ樹脂であるアラルダイト260(比較例1のものと
同じ)を5部配合し、これにジシアンジアミド3
部、ベンジルジメチルアミン0.1部及びアセトン
を加え、エポキシ樹脂ワニスを調整した。このワ
ニスを用いて実験例1の処理条件と同様の処理条
件にてプリプレグを作製し、このプリプレグを用
いて実験例1と同様の処理条件にて銅張積層板を
作製した。 比較例 4 臭素化エポキシ樹脂であるアラルダイト8011
(実験例1のものと同じ)の35部に、高臭素化エ
ポキシ樹脂であるエポトートYDB―400(実験例
1のものと同じ)を50部、フエノールノボラツク
型エポキシ樹脂DEN―438(実験例2のものと同
じ)を15部配合し、これにジシアンジアミド3
部、ベンジルジメチルアミン0.1部及びアセトン
を加え、エポキシ樹脂ワニスを調整した。このワ
ニスを用いて実験例1と同様の処理条件によりプ
リプレグを作製し、このプリプレグを用いて実験
例1と同様の処理条件により銅張積層板を作製し
た。 前記表に記載した結果から明らかなように、実
験例1〜4の銅張積層板は、比較例1〜4の銅張
積層板に比べて、遥かに優れた耐熱性、ミーズリ
ング性、耐メチレン性、難燃性、成形性を有する
ことが判る。しかも、実験例1〜4の銅張積層板
では、ボイドの発生は皆無であることが確認され
た。 以上説明した如く、本発明に係る銅張積層板
は、ボイド等の欠陥がなく、耐熱性、耐薬品性に
優れている等顕著な効果を奏するものである。
リプレグを用いて実験例1と同じ処理条件により
銅張積層板を作製した。 比較例 2 臭素化エポキシ樹脂であるアラルダイト8011
(実験例1のものと同じ)の35部に、高臭素化エ
ポキシ樹脂であるエポトートYDB―400(実験例
1のものと同じ)を30部、クレゾールノボラツク
型エポキシ樹脂であるエポトートYDCN―
220HH(実験例1のものと同じ)を35部配合し、
これにジシアンジアミド3部、ベンジルジメチル
アミン0.1部、及びアセトンを加え、エポキシ樹
脂ワニスを調整した。このワニスを用いて実験例
1と同様の処理条件によりプリプレグを用いて実
験例1と同様の処理条件により銅張積層板を作製
した。 比較例 3 臭素化エポキシ樹脂であるアラルダイト8011
(実験例1のものと同じ)の95部に、液状エポキ
シ樹脂であるアラルダイト260(比較例1のものと
同じ)を5部配合し、これにジシアンジアミド3
部、ベンジルジメチルアミン0.1部及びアセトン
を加え、エポキシ樹脂ワニスを調整した。このワ
ニスを用いて実験例1の処理条件と同様の処理条
件にてプリプレグを作製し、このプリプレグを用
いて実験例1と同様の処理条件にて銅張積層板を
作製した。 比較例 4 臭素化エポキシ樹脂であるアラルダイト8011
(実験例1のものと同じ)の35部に、高臭素化エ
ポキシ樹脂であるエポトートYDB―400(実験例
1のものと同じ)を50部、フエノールノボラツク
型エポキシ樹脂DEN―438(実験例2のものと同
じ)を15部配合し、これにジシアンジアミド3
部、ベンジルジメチルアミン0.1部及びアセトン
を加え、エポキシ樹脂ワニスを調整した。このワ
ニスを用いて実験例1と同様の処理条件によりプ
リプレグを作製し、このプリプレグを用いて実験
例1と同様の処理条件により銅張積層板を作製し
た。 前記表に記載した結果から明らかなように、実
験例1〜4の銅張積層板は、比較例1〜4の銅張
積層板に比べて、遥かに優れた耐熱性、ミーズリ
ング性、耐メチレン性、難燃性、成形性を有する
ことが判る。しかも、実験例1〜4の銅張積層板
では、ボイドの発生は皆無であることが確認され
た。 以上説明した如く、本発明に係る銅張積層板
は、ボイド等の欠陥がなく、耐熱性、耐薬品性に
優れている等顕著な効果を奏するものである。
図は、本発明の実施例の構成を示す説明図であ
る。 1…プリプレグ層、2…プリプレグ、3…銅箔
層、4…銅張積層板。
る。 1…プリプレグ層、2…プリプレグ、3…銅箔
層、4…銅張積層板。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 臭素化汎用エポキシ樹脂、多官能エポキシ樹
脂及び臭素含有量35〜55%の高臭素化エポキシ樹
脂を含むエポキシ樹脂組成物を、基材に含浸させ
てなるプリプレグを複数枚積層したプリプレグ層
の片面又は両面に銅箔層を形成してなることを特
徴とする銅張積層板。 2 前記エポキシ樹脂組成物中に含まれる各樹脂
の配合割合は、臭素化汎用エポキシ樹脂30〜92重
量%、多官能エポキシ樹脂5〜30重量%、高臭素
化エポキシ樹脂3〜40重量%であることを特徴と
する特許請求の範囲第1項記載の銅張積層板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP713082A JPS58124643A (ja) | 1982-01-20 | 1982-01-20 | 銅張積層板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP713082A JPS58124643A (ja) | 1982-01-20 | 1982-01-20 | 銅張積層板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58124643A JPS58124643A (ja) | 1983-07-25 |
| JPH0212180B2 true JPH0212180B2 (ja) | 1990-03-19 |
Family
ID=11657491
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP713082A Granted JPS58124643A (ja) | 1982-01-20 | 1982-01-20 | 銅張積層板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58124643A (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6262747A (ja) * | 1985-09-14 | 1987-03-19 | 松下電工株式会社 | 積層板 |
| JPS62167044A (ja) * | 1986-01-20 | 1987-07-23 | 東芝ケミカル株式会社 | 銅張積層板 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5145636A (ja) * | 1974-10-17 | 1976-04-19 | Nippon Steel Corp | Shoseigatasenkoyosetsuyofuratsukusu oyobi sonoseizohoho |
-
1982
- 1982-01-20 JP JP713082A patent/JPS58124643A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS58124643A (ja) | 1983-07-25 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2002003711A (ja) | 熱可塑性ポリヒドロキシポリエーテル樹脂を含有する硬化性樹脂組成物 | |
| US5405931A (en) | Epoxy resin compositions for use in electrical laminates | |
| WO2006109744A1 (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
| JP3809273B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
| JP2003119253A (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
| JP2000219799A (ja) | 難燃性エポキシ樹脂組成物および積層板 | |
| CN102838842A (zh) | 环氧树脂组合物以及使用其制作的半固化片与覆铜箔层压板 | |
| JPH0113422B2 (ja) | ||
| JPH0212180B2 (ja) | ||
| US6265469B1 (en) | Epoxy resin adhesive for flexible printed circuits | |
| JPH0959346A (ja) | 積層板用エポキシ樹脂組成物 | |
| JPH09143247A (ja) | 積層板用樹脂組成物、プリプレグ及び積層板 | |
| EP0394965A2 (en) | Resin composition for laminate | |
| JP2833433B2 (ja) | 積層板用エポキシ樹脂組成物および積層板の製造法 | |
| JP3226515B2 (ja) | エポキシ基を含む含燐化合物の樹脂組成物およびその用途 | |
| JP2001011157A (ja) | エポキシ樹脂組成物及び電気積層板 | |
| US5661223A (en) | Composition of phenolic resin-modified epoxy resin and straight chain polymer | |
| JP4567132B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
| JP3010534B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
| JP3009947B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
| JP3218436B2 (ja) | エポキシ樹脂組成物 | |
| US5364925A (en) | Epoxy resin advanced with a dihydric phenol and further chain extended with an additional dihydric phenol for use in electrical laminates | |
| JP3159390B2 (ja) | 積層板の製造方法 | |
| JP3440365B2 (ja) | 積層板用エポキシ樹脂組成物 | |
| JP2002047334A (ja) | エポキシ樹脂組成物及び電気積層板 |