JPH02131537A - チーズフードの製造法 - Google Patents

チーズフードの製造法

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JPH02131537A
JPH02131537A JP28508988A JP28508988A JPH02131537A JP H02131537 A JPH02131537 A JP H02131537A JP 28508988 A JP28508988 A JP 28508988A JP 28508988 A JP28508988 A JP 28508988A JP H02131537 A JPH02131537 A JP H02131537A
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司城 不二
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皆川 悦雄
Takushi Mikami
三上 拓志
Masahiko Nonaka
雅彦 野中
Masao Motoki
本木 正雄
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 《産業上の利用分野) 本発明はナチュラルチーズ又はプロセスチーズを主原料
とし、これと水及び融解塩並びに所望により各種添加物
、例えば、牛乳由来の蛋白質、調味料及び香料、とを用
いて融解調製したチーズ融解物にトランスグルタミナー
ゼを作用させることを特徴とする加熱による融解変形性
(易融性》及び曳糸性を適度に併有する又は加熱による
融解変形の生じない(耐熱保型性》、歯切れの良好なカ
マボニ1様の組織を有するヂーズフードの製造法に閏す
る。
(従来技術と問題点) 従来法で製造されたプロセスヂーズは、そのほとんどが
蛋白質のナ゜l〜リウムパラ力ゼイネート化が生じてい
るため、オーブン等で加熱しても不融であり、適度な流
動性を望まれる用途(ハンバーグやビザパイなと》には
不向きであるという欠点があった。また、ナチュラルチ
ーズでは熱により過度な変型、融解してしまうため、上
記用途には適さないというのが現状であった。近年では
、易融性のプロセスチーズに関する研究が行なわれてい
たが、融解性は改善されても曳糸性を有さないものが通
常であって、チーズに閏する晒好調査では、チーズ独特
のチーズ臭あるいは食用時の粘着性がチーズ嗜好が低い
要因のひとつともなっており、チーズ消費の延びを妨げ
る結果となっている。
又、近年チーズを水産練製品、ハンバーグ、その他各種
調理食品に利用し、粘着性及び風味の向上などが行なわ
れている。しかし、この場合のチーズは一般に熱によっ
て変形し、融解してしまう傾向にある。それゆえに、製
品形態によっては、商品価値の高いものとは言えなかっ
た。また、熱により融けないものであっても食感的に付
着性があり、歯に付着しやすいというものであった。
(発明が解決しようとする課題》 本発明は、上述したごとき問題点を解決しようとしたも
のであり、加熱による融解変形性及び曳糸性を併有する
ヂーズフード及び耐熱保型性を有するとともに食感的に
従来のチーズ様組織とは異なった歯切れのよいチーズフ
ードを製造するための方法及びそのようにして製造され
るチーズフードを提供することを目的とするものである
(問題を解決覆るための手段、発明の効果)本発明は、
tチュラルチーズ又はプロセスチーズを主原料とし、こ
れと水及び融解塩並びに所望により各種添加物とを用い
て融解調製したチーズ融解物を必要に応じて加熱殺菌、
冷却してヂーズフードを製造する際、チーズ融解物にト
ランスグルタミナーゼ(以下、TGaSeと略記するこ
とがある。)を作用させると、この作用条件により得ら
れるチーズフードの特性を変えることができて、チーズ
フードに所望の易融性及び曳糸性を同時に容易に付与し
又は所望の耐熱保型性を容易に付与することができるこ
とを見出し、この知見に基づいて完成されたものである
因みに、従来、ナチュラルチーズ又はプロセスチーズを
主原料としてチーズフードを製造する際にTGaSeを
使用した例はない。
なお、本発明において、易融性とはオーブンなどを用い
た加熱の際に比較的容易に溶@(メルトダウン)を生じ
とろける性質、曳糸性とはオーブンなどを用いた加熱の
際に糸を曳く性質、及び耐熱保型性とはオーブンなどを
用いた加熱の際に、溶融(メルトダウン)を生じること
なく、そのままの形態を保持する性質である。
以下、本発明の方法について詳しく説明する。
上記のように、TGaseの作用条件を変えることによ
り得られるチーズフードの特性を変えることができるの
であるが、一般的に、TGaSeをより少量でより短時
間作用させるなど、より温和に作用させると易融性及び
曳糸性を併有するチーズフードが得られ、反対により強
く作用させると耐熱保型性に優れたチーズフードが得ら
れる。
チーズフードに所望の特性を付与するためのTGase
の具体的作用条件は、当業者であれば、以下に説明する
ところを考慮して予備的実験をすることにより、極めて
容易に定めることができる。
本発明において用いられる原料チーズとしては、広範囲
な種類のチーズを使用することができ、未熟のものから
熟成度の進んだ、例えば、ゴーグチーズ、チェダーチー
ズなどのナチュラルチーズ及びプロセスチーズを用い得
る。
融解塩は、各種リン′M塩、クエン酸などの1種を単用
又は2種以上を併用することは、従来周知のナチュラル
チーズ及びプロセスチーズを主原料としてチーズフード
を製造する場合と同様である。
所望により添加する各種添加物としては、これまた従来
法でヂーズフードを製造する場合と同様で、牛乳由来の
蛋白質、調味料、香料などを挙げることがでぎる。
原料チーズ、融解塩、所望による各種添加物、及び水を
、例えば乳化可能な容器に投入して混合する。
融解塩は、原料ヂーズ1重量部に対し、1〜3巾吊%、
好ましくは2〜2.5重量%、使用する。
@解塩の使用吊が少な過ぎると乳化不良やかたい組織と
なり、多過ぎると軟質組織や溶融塩に由来する薬品臭の
原囚となる。各種添加物は、従来法におけると同様で、
これは通常香り、及び味を付与する目的で食品を加える
場合は製品固型分の1/6以内、乳に由来しない各成分
については最終製品重桁の10%以内とする。
原料チーズ及び添加水は、チーズフードに付与したい特
性により若干異なる。加熱による易融性及び曳糸性を付
与したいときは、チーズ融解物にお【ノる乳固形分が3
5重ω%以上、好ましくは35〜40重吊%で乳蛋白質
吊が13重世%以上、好ましくは13〜20重吊%とな
るように原料チーズを選び、添加水吊を選ぶ。乳固形分
及び乳蛋白質吊が前記範囲外では加熱時に易融性及び曳
糸性は呈しない。
耐熱保望性を付ちしたいときは、チーズ@解物における
乳固形分が401td%以上、好ましくは40〜45重
r%で乳蛋白質色が15重ω%以上、好ましくは15〜
20j4 ffi%となるように原料ヂーズを選び、添
加水吊を選ぶ。乳固形分及び乳蛋白質昂が前記範囲外で
は適正な耐熱保型性を右さず、歯切れの不良な組織とな
る。
次いで、混合物は、例えばiyi記容器を温水加熱する
ことにより、例えば85℃まで加熱して撹拌乳化してチ
ーズが完全に融解したチーズ融解物とづる。
チーズ融解物にトランスグルタミナーゼを作用させるに
は、次のようにする。
本発明で使用するトランスグルタミナーゼは、特に起源
を問わず、例えばモルモッ1・の肝臓から分離したもの
(以下、MTGaseと略記することがある)、微生物
が産生ずるものく以下、BTGaseと略記することが
ある》を挙げることができる。前者のMTGaSeは、
例えば、特開昭58−14964号に記載の方法で調製
することができる。後者のBTGaseは、新規酵素で
あって、本発明者の一部が発明者として関与した発明(
特願昭62 − 165067>に係わるもので、その
酵素特性、製造法等については別項に記載する。
l”Qaseの使用母は、チーズに付与したい特性によ
り異なる。加熱による易融性及び曳糸性を付与したいと
きは、チーズ融解物中の蛋白1g当り5〜20U1好ま
しくは8〜13uである。
T G a S eの使用間が少なすぎると曳糸性の低
下、軟質組織となる。多くなると所望の易溶性及び曳糸
性が得られずに耐熱保型性が生ずるようになる。耐熱保
型性を付与したいときは、12u以上、好ましくは13
〜15uである。TGaseの使用吊が多過ぎると、非
常に硬く歯切れが不良で塊が口腔内に残るような組織と
なる。
TGaseを、例えば少聞の水に溶解して、上記使用ω
で萌記チーズ融解物に均一に分散混合する。TGase
がM丁Gaseのように特定物質依存性の場合は、その
物質をTGaseに共存させることはもちろんである。
分r1混合の際は、TGaseの作用温度を考慮して、
チーズ融解物の温度は40〜60℃、好ましくは45〜
50℃、例えば50℃まであらかじめ降温しておく。
TGaseを均一に分散混合したチーズ融解物は、必要
に応じて迅速に容器に充填成型し、例えば温水により上
記温度に保持してTGaseを作用させる。酵素反応時
間は所望のヂーズフードの特性により異なり、加熱によ
る易融性及び曳糸性を付与したいときは20〜120分
間、好ましくは25〜60分間であり、耐熱保型性を所
望のとぎは1時間以上、好ましくは1〜3時間である。
TGaSeを上のようにして作用させたチーズ融解物は
、ついで酵素を失活させ同時に殺菌する。
これは、例えば沸騰水を使用して例えば80℃以上で3
0分間保持することにより行うことができる。
殺菌侵のものは、必要に応じて容器に充填成型し、例え
ば冷水檜又は冷蔵庫を使用して、故冷してチーズフード
製品とする。
このようにして得られた製品中、加熱により易融性及び
曳糸性を併有するチーズフードは、加熱に対し良好なメ
ルトダウン性(易融性)に示し、かつ非常に滑らかな曳
糸性を呈するものである。
更に、至温状態において、咀噛時の歯切れが通常のナチ
ュラルチーズやプロセスチーズに比べ良好であり、口腔
内に付着しにくいという性質も有している。しかも、調
味処理により、呈味上多様性のある製品を提供する事も
可能である。
一方、耐熱保型f1をイ1−1′5されたチーズフード
は、加熱に対する保型性が良好であり、1〜ランスグル
タミノーゼを利用した凝固物であるため、従来のチーズ
組織とは異なった歯切れの良好な竹質を有するものであ
る。また、上述したごとき装品II v&が魚肉蛋白質
を主原料とする[カマボ]」に非7’jj゛に類似して
いるが、カマボロと比較して1烏カルシウム、低ナトリ
ウムであり、また、ビタミンAを多mに含み、高エネル
ギーな製品となり1:?ろ。さらに、本発明では、調味
処叩により?味十多様性のある製品を提供することも町
能である。
イ【お、木発明の易融性及び曳糸性を仇右1ろチーズフ
ードの曳糸性については、本発明着の胡穴では、乳蛋白
質を多く含む製品は、曳糸性を〒寸る温度域(曳糸温度
帯)が高温側になる傾向にあり、同一の成分の場合は、
酵素の添加fが多いものもまた曳糸性を呈する温度域が
高温化する事が判明した。つまり、成分の調整により酵
素活性を変動させるとき、低い活性の時は高1域、高い
活性の時は低温域となる。また、一方、酵素の添加固で
酵素活性を変動させるとき、低い活性の時は低温域、高
い活性の時は高温域という具合に良好な曳糸性を示す温
度域が変わるのである。反応時閂も、曳糸性に影響を及
ぼす要因の一つとして留意すべき部分である。前述の如
く、本発明は、良好なメルトダウン性と曳糸性の出現を
目的とし、効果的にトランスグルタミナーゼを作用せし
める諸条件を設定すべく行なったものであり、本発明の
諸条件により弾力性の強い、油分離の生じない糸状とな
る。
《新規トランスグルタミナーゼBTGase)(1)ト
ランスグルタミナーゼとその由来トランスグルタミナー
ゼ(TGase)は、べプチド鎖内にあるグルタミン残
りのγ〜カルポキシアミド基のアシル転移反応を触奴ナ
ろ^′1次である。このTG a s eは、アシノレ
受a{木としてタンパク質中のりジン残基のε−7ミノ
Vが作川づると、分子内及び分子間にε−(γ−Qlu
)Lys架橋結合が形成される。また水が7シル受容体
として機能するときは、グルタミン残りが脱アミド化さ
れグルタミン酸残塁になる反応を進行させる酵素である
TGaseのこのような性質により、TGaSeを用い
てタンパク含有溶液又はスラリーをゲル化させることが
できる。
TGaSeは、これまでモル七ツ!〜肝由来のもの(M
TGase)などの動物由来のものが知られているが、
初物由来のものは、安価にまた人f’Qに入手するのが
困難であり、タンパク質をゲル化するときは酵素ci度
および基質濃度をJ(に畠くする必要があり、またCa
2゜依存性であるので用途が制限される。
本発明で使用できる新規トランスグルタミナーゼ( B
 T G a s e )は、微生物、例えば、ストレ
ブトベルチシリウム属の菌により産生されるものである
が、微生物由来のTGaseについての報告は現時点で
はない。
本発明で使用できる微生物由来のBTGaseは安価に
供給され、かつ精製も容易であるので実用性が大である
。また、BTGaseを用いることにより、カルシウム
非存在下又カルシウム存在下のいずれでも酵素(BTG
ase)m度及び基質濃度が非常に低いところで品質の
優れたゲル化物を製造できるという利点がある。
■BTGase(7)[i BTGaseを産生する微生物は、例えば、ストレプト
ベルチシリウム・グリセオカノレネウム( S tre
ptoverticilllm  griseocar
neui)I  F 012776、ストレブトベルチ
シリウム・シナモネウム・サブ・エスビー・シナモネウ
ム ( 3 treptoverticillium ci
nnamoncum sub sp .cinnaa+
oneum) I F O 12852、ストレプトベ
ルチシリウム・モバラエンス( S treptove
rt ic i l l iummobaraense
) I F Q 13819等があげられる。
これら微生物を培養し、トランスグルタミナーゼを取得
するための培養法及び精製法等は次の通りである。
培養形態としては、液体培養、固体培養いずれも可能で
あるが、工業的には深部通気撹拌培養を行うのが有利で
ある。又、使用する培養源としては、一般に微生物培養
に用いられる炭素源、窒素源、無機塩及びその他の微m
栄養源の他、ストレブトベルチシリウム属に属する微生
物の利用出来る栄養源であれば全て使用出来る。培地の
炭素源としでは、ブドウ糖、シヨ糖、ラスターゲン、グ
リセリン、デキストリン、澱粉等の他、脂肪酸、油脂、
有Billなどが単独で又は組合せて用いられる。窒素
源としては、無機窒素源、有磯窒素源のいずれも使用可
能であり、無機窒素源としては硝酸アンモニウム、硫酸
アンモニウム、尿素、硝酸ソーダ、塩化アンモニウム等
が挙げられる。又、有機窒素源としては大豆、米、トウ
モロコシ、小麦などの粉、糠、脱脂粕をはじめコーンス
テイープリカー、ベブi・ン、肉エキス、カゼイン、ア
ミノ酸、N母エキス等が挙げられる。無n塩及び微h″
!栄養A;としては、リン酸、マグネシウム、カリfク
ム、鉄、カルシウム、亜鉛等の塩類の他ビタミン、非イ
オン界面活性剤、消泡剤等の菌の生育やB王GaSeの
産生を促進するものであれば必要に応じて使用出来る。
PJ養は好気的条件で、培!M温度は菌が発育し[3T
Ga seが産生する範囲であれば良く、好ましくは2
5〜35℃である。培養時間は、条件により異なるが、
BTGaseが最も産生される時間まで培養すれば良く
、通常2〜4日程度である。
BTGaseは液体培養では培養液中に溶解されており
、培養終了後培養液より固形分を除いた培養ろ液より採
取される。
培養ろ液よりBTGaSeを精製するには、通常酵素精
製に用いられるあらゆる方法が使用出来る。
例えば、エタノール、アセトン、イソブロビルアルコー
ル等の有機溶媒による処理、硫安、食塩等にまり塩析、
透析、限外ろ過法、イオン交換クロマトグラフィー、吸
着クロマトグラフィー、ゲルろ過、吸着剤、等電点分画
等の方法が使用出来る。又、これらの方法を適当に組合
せる事によりBTGaseの精製度が1二る場合は適宜
組合Uて行う事が出来る。これらの方法によって得られ
る酵素は、安定化剤として各種の塩類、糖類、蛋白質、
脂質、界面活性剤等を加え或いは加えることなく、限外
ろ過濃縮、逆浸透濃縮、減圧乾燥、凍結乾燥、噴霧乾燥
の方法により液状又は固形のBTGaseを得ることが
出来る。
[3TGaseの活性測定はペンジルオキシカルボニル
ーし−グルタミニルグリシンとヒドロキシルアミンをM
質としてCa2+8存在下で反応を行い、生成したヒド
ロキサム酸をトリクロ口酢酸存在下で鉄錯 を形成させ
525nmの吸収を測定し、ヒドロキサム酸の吊を検吊
線より求め活性を粋出する。
BTGase活性は、特に記載しないかぎり以下に記載
する方法により測定した。
く活性測定法〉 試薬A0.2Mトリス塩酸緩衝液(pH 6.010.
1Mヒドロキシルアミン 0.OiMN元型グルタチAン 003Mペンジルオキシノノルボニル−1−グルタミニ
ルグリシン 試薬8   3N−塩酸 12%一トリクロ口酢酸 5% FeCI      ・ f3  ト1  2 
 0   (   0.INHCρに溶@) 上記溶液の1:1:1の混合液を試奈Bとする。
酵素液の005dに試薬A 0.5dを加えて混合し3
7℃で10分間反応後、試[8を加えて反応停止とFe
銘 の形成を行った9 525nmの吸光度を測定する
。対照としてあらかじめ熱失活させた酵素液を用いて同
様に反応させたものの吸光度を測定し、醇索液との吸光
度差を求める。別に酵素液のかわりに1−グルタミン酸
γ−モノヒドロキサム酸を用いて検吊線を作成し、前配
吸光度差より生成されたヒドロキサム酸のaを求め、1
分間に1μモルのヒドロキサム酸を生成する酵素活性を
1131位とした。
GBTGase(7)gi特性 上のようにしてISられる精製BTGase,即ちスト
レプトベヂシリウム・モバランスIF01381gのト
ランスグルタミナーゼ(BTG−1と命名)、ストレプ
トベノレチシリウム・グリセオ力ルネウムI F O 
12776の1−ランスグルタミナーぜ(BTG−2と
命名》、ストレブトベルヂシリウム・シナモネウム・サ
ブ・エスビー・シナモネウムI F 0 12852の
トランスグルタミナーゼ(BTG−3と命名)について
の酵素化学的性質は次の通り。
a)至適pH: 基質としてペンジルオキシカルボニルーし−グルタミニ
ルグリシンとヒドロキシルアミンを使用した場合、37
℃、10分反応で、BTG−1の至適pl−1は6〜7
にあり、BTG−2の至適11Hは6〜1付近にあり、
BTG−3の至適ρHは6〜γ付近にある。
b)至適温度: 基質としてペンジノレオキシカノレボニルーし−グルタ
ミニルグリシンとヒドロキシルアミンを使用した場合、
ilH6 、10分反応で、87G−1の至適温度は5
5℃付近であり、BTG−2の至適温度は45℃付近で
あり、BTG−3の至適温度は45℃付近にある。
c)  pH安定性: 37℃、10分間処理で、BTG−1は r)H 5〜
9で安定であり、BTG−2はDH 5〜9で安定であ
り、BTG−3はl)H 6〜9で安定である。
d)温度安定性: pl−17で10分間処理では、BTG−1は40℃で
は88%活性が残存し、50℃ではγ4%活性が残存し
、BTG−2は40℃では86%活性が残存し、50℃
では56%活性が残存し、BTG−3は40℃で80%
活性が残存し、50℃では53%活性が残存する。
0)基質特異性: 各BTGaseを用い、各種合成基質とヒドロキシルア
ミンとの反応を調べた。いずれのBTGaseも合成阜
質がペンジルオキシ力ルボニルアスパラギニルグリシン
、ペンジルオキシ力ルボニルグルタミン、グリシルグル
タミニルグリシンの場合反応しない。しかし合成基質が
ペンジルオキシ力ルポニルグルタミニルグリシンの場合
の反応性は最も高い。この時の各種合成基質園度は5 
mHとした。結宋は表−1に示される。
なお、表−1中のCBZはペンジルオキシカルボニル基
の略であり、Qlnはグルタミニル基の餡であり、G1
yはグリシル基の略であり、ASρはアスパラギニルL
tの略である。
表−1 f) 金属イオンの彰v!: 活性測定系に 1 mM濃度になるように各種金属イオ
ンを加えて影響を調べた(結果は表−2に示される)。
いずれのBTGaseもCu2+7n2゛により活性が
阻害される。
表 g)阻害剤の影費: 各阻害剤を1 mMになるように加え、25℃、30分
M買後、活性を測定したく結果は表−3に示される)。
いずれのBTGaseもバラクロロマーキュリー安息香
M(PCMBと略する)、N一エヂルマレイミド(NE
Mと略する)、モノヨード酢酸により活性が阻害される
表−3 表−3中PMSFはフエニルメチルスルホニルフルオラ
イドの略である。
h)等電点: アンホライン等電点電気泳勤により求めたところ、BT
G−1の等電点1)Iは9付近であり、BTG−2の等
電点piは9.7付近であり、BTG3の等電点plは
9.8付近である。
)分子吊: SOSディスク電気泳動法より求めたところ、BTG−
 1の分子量は約38, 000であり、BTG−2の
分子量は約41,000であり、BTG−3の分子Mは
約41,000である。
j)MTGaseとの比較: 次にBTGaseとモルモット肝由来のトランスグルタ
ミナーゼ(MTGase)との性質を比較する。尚、M
TGaseは、特開昭58− 149645号に記載さ
れた方法で調製した。
表−4には各酵素化学的性質の比較を、表−5にはCa
2+の活性に及ぼす影響を示づ。表−4および表−5よ
り明らかのように従来主として研究されているMTGa
seと放線菌由来のBTGaseとには酵素化学的性質
において種々の差が見られ、特に温度安定性、分子;f
H ,等電貞、基^1特異性に差が見られる。また、C
a2+の存在下及び非存在下においてもBTGaseは
作用げる点等でもMTGaseとは明らかな差がみられ
る。従ッT.、BTGaseの各酵素はM T G a
 S eとはその性質を異にするものと考えられる。
表−5 表 (4) 8 T G a s aの”IJ ’lb }
5’1a)  H’rG− 1の製造 ストレブトベルブ−シリウム・[バラエンスIF0 1
3819を培地組成ポリベブトン0.2%、グリコース
0.5%、リン酸二カリウム0.2%、硫酸マグネシウ
ム0.1%からなる培地(1)H7) 200〃ii!
に接種し、30℃、48時『3培養し、{1られた杆l
g養液をポリベブトン2.0%、ラスターゲン20%、
リン酸二カリウム02%、硫酸マグネシウム0.1%、
酵母エキス02%、消泡剤どしてアγカノール(商品名
、旭電化社製品)005%からなる培地201’(1)
H7)に加え30℃で3日間培養侵ろ過し、培養液18
5l得た。このものの活性は、0. 35u/+j!で
ある。
培首液を塩酸でl)■6.5に調整し、予め0. 05
Mノン酸緩衝液(t)Hl3.5)で平衡化しておいた
CG−50(商品名、オルガノ社製品)のカラムに通し
た。
この操作て゛トランスグルタミ犬−ぜは吸着された。
さらに同緩衝液で不純蛋白質を洗い流した後、さらに0
05〜0.5 Mの同緩衝液の束度匂配をつくり、通液
して溶出液を分画回収し、比活性の高い分画を集めた。
電導度を10ms以下になるように希釈後ブルーセファ
ロースのカラムに通した。この操作でトランスグルタミ
ナーゼは吸着された。更に005Mリン酸緩衝液(pH
7)で不純蛋白質を洗い流した後、0〜IMの食塩濃度
匂配をつくり通液して溶出液を回収し比活性の高い両分
を集めた。UF 6000膜を使い濃縮し、0. 5M
の食塩を含む0.05Mリン酸緩衝液(pH7)で緩衝
液を用いて甲衡化させた。
{11られたf,l fi液を同緩衝液で予め平衡化し
ておいたヒフ7デックスG − 75 (ファルマシア
ファインケミカル社製)を含むカラムに通し、同緩豹液
を流して溶出液を分画した。この結果活刊画分は単一の
ピークとして溶出された。このものの比活性は、培養ろ
液に対し625倍であり、回収率は47%であった。
b)  BTG−2の製造 BTG− 1の場合と同様にして、ストレブトベルチシ
リウム・グリセオ力ルネウムI FO 12776を3
0℃で3日間培養後ろ過し、培養液19lを17だ。
このものの活性は0.28u/dであった。
BTG−1の場合と同様な方法で酵素を精製して、SD
Sディスク電気泳動で甲一の酵素をえた。
c)  B丁G−3の製造 B丁G−1の場合と同様にして、ストレプトベルチシリ
ウム・シナ七ネウム・サブ・エスビー・シナモネ『クム
l FO 12852を30℃で3日培養俊ろ過し、培
だ液18. 5 1を得た。このものの酵素活性は0.
5u/dであった。
BTG−1の場合と同様な方法で醇素を精製して、SD
Sディスク電気泳動で甲一の酵素を得た。
以下、本発明を実施例により更に説明する。
実施例1 原料ブーズ(熟成9ケ月チューダーチーズ冫に加水し、
乳固形分403%、乳蛋白質1!115.8%に調整し
、融解塩LJCHA−89.ヘキストジャパン製のリン
酸塩混合物)を原料チーズに対し25重吊%添加優、8
0℃に加熱撹拌Fa解した。
その後、50℃に降温して融解チーズに対しトランスグ
ルタミナーゼBTG−1 (比活性2.95LJ/η)
を水に溶解したものを11u / g蛋白質の活性とな
るように添加混合し、引きつづき50℃にて30分問撹
拌反応させた。
その摂85℃で30分間の殺菌処理により反応を停止し
、冷却してチーズフード製品を得た。
比較のために、トランスグルタミナーピを使用しなかっ
た以外はまったく同様にしてヂーズフードを装造した(
対照)。
得られた製品は、ビーカー内に 100g採取し、湯煎
にて品温を測定しながらその糸の曳く状態を肉眼にて調
査した。その結果、本発明のチーズフードは明らかに曵
糸性を?する時の品温は下限が50℃、上限が72℃で
あったのに対し、対照のチーズフードは仝く曳糸性を呈
さなかった。メルトダウン性においても、本発明のチー
ズフードはずみやかであり、非常に清めらかなしのであ
ったのに対し、対照のチーズフードは速やかな融解性を
示すが、強い加熱により過度の融解に伴ない粘度の低下
が著しくなった。
実施例2〜14 これらの実施例は、実施例1に記載のチーズフードの製
造方法に準拠してチーズフードを製造したものであって
、重要な製造条件と得られた製品の物性を表1にまとめ
てボす。
これらの実施例において得られた製品についても、実施
例1に記載したと同様の手順でメルトダウン性(易融性
)及び曳糸性を調べたところいずれも良好なものであっ
た。
なお、実施例4.5,7,8.10及び11は所望添加
物としてカゼインを添加した例である。
表 実施例15 原料チーズ(熟成9ケ月チ1ダーチーズ)に加水し、乳
固形分40.3%、ツし蛋白質吊158%に調整し、融
解塩(JOHA−89)を原料チーズに対し25重ω%
添加後、80℃に加熱融解した。
その後50℃にて冷却して融解チーズに対しトランスグ
ルタミナーゼBTG−1 (比活性2.95u/my 
>をi5LJ/9蛋白質の活性となるように添加混合し
たものを容器内に充填成型し、同温度で2時間酵素反応
させた。
その後85℃で30分間の殺菌処理により、反応を停止
し、冷却してチーズフード製品を得た。
比較のために、トランスグルタミナーゼを使用しなかっ
た以外は全く同様にしてチーズフードを製造した(対照
)。
1gられた製品は、1辺30麿の立方体に切り、10片
はビーカー内での湯煎(80℃、30分)、もう10片
はろ紙上でのオーブン加熱(180℃、15分)におけ
る底面の広がりむら耐熱保型性を調べた。その結果、本
発明のチーズフードは底面の広がりは仝く観られず、保
型性は良好であったのに対し、対照のチーズフードは融
解や、油分離を生じた。
また、組織については、本発明のチーズフードは、カマ
ボコないしハンベン様のものであり、分離やダレは生じ
なかったし、耐冷凍性についても、冷凍後の組織は、冷
凍しないものと同一であったのに対し、対照のヂーズフ
ードは水分離を生じ、凍結水となりヂーズ表面に付着し
た状態であった。
実施例16〜20 これらの実施例は、実施例15に記載のチーズフードの
製造方法に準拠してチーズフードを製造したものであっ
て、重要なrTIJ造条件と19られた製品の物性を実
施例15のそれらとともに表2にまとめて小す。
これらの実施例において11Iられた製品についても、
実施例15に記載したと同様の手順で耐熱保聖性を調べ
たところ弾力のある良好な保型性を示した。
ズの値からΩ出して行ない、これを蒸しカマボコ、なお
、実施例17は、 所望添加物どしてカゼイン ハンベン及びチーズのイれらと比較できるようにを添加
した例である。
表3に示した。
表 なお、表2において、耐熱保型性における評価でのAは
、80℃で30分、180℃で15分の加熱条件で−1
分に保型性を有するランクであり、耐凍性における評価
ぐのAは、−80℃で3日間保存後の組織状態が良好で
あるランクである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ナチュラルチーズ又はプロセスチーズに水及び融
    解塩を加えて融解調製した、乳固形分35重量%以上で
    乳蛋白質量13重量%以上のチーズ融解物にトランスグ
    ルタミナーゼを作用させることを特徴とする易融性及び
    曳糸性又は耐熱保型性を有するチーズフードの製造法。
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