JPH0213845Y2 - - Google Patents

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JPH0213845Y2
JPH0213845Y2 JP1985087935U JP8793585U JPH0213845Y2 JP H0213845 Y2 JPH0213845 Y2 JP H0213845Y2 JP 1985087935 U JP1985087935 U JP 1985087935U JP 8793585 U JP8793585 U JP 8793585U JP H0213845 Y2 JPH0213845 Y2 JP H0213845Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は放熱管に温水、冷媒等の流体を流通さ
せ、床の暖冷房を行なうようにした床暖冷房用畳
床に関するものである。
〔従来技術〕
従来、畳床内に温水管を埋設し、該温水管内に
温水を流通させることにより、畳全体を暖房する
ようにした床暖房畳は種々のものが提案されてい
る。
ところで、通常上記床暖房畳に用いる畳床に
は、JIS A5905、またはJIS A5913に規定されて
いるインシユレーシヨンフアイバーボード、JIS
A5911に規定されているフオームポリスチレンボ
ード等(以下、これら「ボード」という)を用い
ることにより化学畳床として仕上げたものが多く
使用されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、従来技術によるものは、これらのボー
ドのうち例えばインシユレーシヨンフアイバーボ
ードは含水率の大小によつて拡縮するものである
から、温水管に通湯することによつてボードが乾
燥し、当該ボードが縮んでしまい、畳と畳の間に
隙間が生じてしまう欠点がある。
特に、この種の床暖房畳は複数枚のボードを重
ね合せて畳床とし、必要に応じて温水管に接触さ
せるようにして伝熱板を介装し、ボードとボード
との間、ボードと伝熱板との間を接着剤等によつ
て固着する構成となつているから、これらのボー
ドは前後、左右方向に対して1枚のボードとして
形成されることになり、畳外周縁の縮みの絶対値
が非常に大きくなつてしまうという問題点があ
る。
本考案は、前述した従来技術による床暖冷房用
の化学畳床の欠点に鑑みなされたもので、部屋に
畳を敷設したとき畳と畳との間に隙間が生じるの
を防止するようにした床暖冷房用畳床を提供する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、本考案は、畳針
が挿通可能な畳一畳分の大きさを有するボードを
複数のボード片に分割した上ボードと、畳針が挿
通可能な1枚または複数枚のボードからなり、前
記上ボードを重ね合わせるべく畳一畳分の大きさ
を有する下ボードと、該下ボードの上面側に位置
し、かつ畳表加工時の支障とならないように該下
ボードの周縁に対して所定範囲内に形成された放
熱管配設用の管溝と、該管溝内に配設された放熱
管と、該放熱管と接触するように前記上ボードと
下ボードとの間に設けられ、畳針が挿通可能な金
属箔からなる伝熱板と、前記下ボードの管溝に放
熱管を配設した上に、伝熱板と上ボードの各ボー
ド片を順次載置した状態で、畳床として一体に縫
合せる畳糸とから構成したことにある。
〔作用〕
このように構成することにより、畳糸を用いて
上ボードを構成する複数のボード片、下ボードお
よび伝熱板を一体に縫合せ、畳床として製造する
ことができ、畳床として使用過程で乾燥等によつ
て縮んでも、上ボードはボード片1枚毎の縮みの
絶対値を小さく抑えることができ、さらに放熱管
は畳床の周縁に対して所定範囲内に埋設されてい
るだけであるから、畳店によつて畳表、畳へり地
を縫い付ける際にも何等の支障となることがな
く、通常の稲わら畳と同等の扱いを可能とする。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を第1図ないし第10図
に基づいて詳細に述べる。
図面において、1は上ボードを示し、該上ボー
ド1は例えば繊維化した木材を主原料とするイン
シユレーシヨンフアイバーボード等の軟質繊維
板、フオームポリスチレンボード等の発泡樹脂
板、さらにインシユレーシヨンフアイバーボード
にダンボール紙、発泡樹脂板、フエルト等を重ね
てなる複合板が使用される。そして、本実施例で
は該上ボード1は幅910mm、長さ1820mm、厚さ10
mmのものが使用され、該上ボード1は第3図に示
す如く6枚のボード片1A,1B,…1Fに切断
され、後述するように縮み代が可及的に小さくな
るようになされている。
2は下ボードを示し、該下ボード2も前記上ボ
ード1と同様の材料が使用される。そして、本実
施例では該下ボード2は長さ1820mm、幅910mm、
厚さ40mmのものが使用され、上面側には第4図に
示す如き放熱管配設用の管溝3が蛇行状に形成さ
れている。管溝3の両端には後述するようにアダ
プタ取付穴3A,3Aが穿設される。ここで、前
記管溝3は長さ方向、幅方向の中央寄りにそれぞ
れ長さが1560mm、横幅が680mmの範囲となるよう
に設定され、畳表加工時の作業に支障とならない
ようになつている。
4は前記管溝3内に嵌合するように加工され、
該管溝3内に配設された蛇管状の放熱管で、該放
熱管4としては銅管、アルミニウム管等の金属管
の他、架橋ポリエチレン管、ナイロン管等の樹脂
管、エチレンプロピレンゴム等のゴム管を使用す
ることができる。そして、5,5は前記放熱管4
の管端にろう付等の手段で固着された配管接続用
の六角形状のアダプタ、6,6は該各アダプタ5
の外周に設けられ、底部に工具差込用の凹部6A
を有するゴムリングで(第6図参照)、該各ゴム
リング6は六角形状のアダプタ5の外周と嵌合
し、配管接続工事等において凹部6Aにスパナ等
をあてがい、該アダプタ5に外力を加えたとき、
放熱管4が動いてろう付部が損傷するのを防止す
るためのものである。
7は上ボード1と下ボード2との間に介在する
伝熱板で、該伝熱板7は放熱管4と接触して上ボ
ード1の全面に亘つて熱を伝熱するもので、該伝
熱板7としては畳針の挿通が容易なるようにアル
ミニウム箔が使用される。そして、本実施例の場
合には該アルミニウム箔は幅910mm、厚さ0.15mm
のロール状アルミニウム箔を長さ方向に1820mmに
切断したものが使用される。なお、前記伝熱板7
はアルミニウム箔に代えて、銅箔、極薄の鉄箔等
を使用してもよく、畳針の挿通が可能な金属箔で
あればよい。
8は下ボード2の下面側に設けられる防虫、防
湿用の裏面材である(第5図、6図参照)。
次に、前述した各部材を用いて畳床として製造
する場合の行程について述べる。
まず、準備作業として、上ボード1を第3図に
示すように6個のボード片1A〜1Fに切断し、
下ボード2に第4図に示すような管溝3を溝加工
する。一方、放熱管4とするため銅管等を管溝3
に合致するように曲げ加工し、管端にアダプタ
5,5をろう付する。
次に、畳床加工台上に、裏面材8、下ボード2
を順次載置し、管溝3の両端にアダプタ取付け穴
3A,3Aを下面に貫通するように穿設する。そ
して、放熱管4を管溝3に載置し、アダプタ取付
け穴3Aにゴムリング6、アダプタ5を挿嵌す
る。その上にアルミニウム箔からなる伝熱板7、
ボード片1A〜1Fからなる上ボード1を順次載
置し、畳床製造機を使用し、畳糸9によつてこれ
らを縫合せることにより、第1図に示す如き畳床
10を製造することができる。なお、畳床製造機
によつて縫合せる際、畳針が放熱管4に当らない
ように、畳針の送り幅が設定される。
最後に、前述のようにして組立てられた畳床1
0には、放熱管4の埋設範囲を示すマーキング
(例えば、長さ1580mm、幅700mm)を付与した後、
検査、包装され、各畳店等に向けて出荷される。
さて、前述のようにして製造された畳床10
は、各地域の畳店で畳表11、畳へり地12,1
2を縫いつけることにより、第2図に示す如き、
暖冷房用畳13として加工することができる。こ
の際、放熱管4は長さ1560mm、幅680mmの範囲に
収容されており、畳へり地12を縫いつけるべき
位置には放熱管4は存在しないから、畳表11の
加工に何等の支障となることはない。
而して、本実施例では上ボード1は6個のボー
ド片1A〜1Fに分割されており、放熱管4内に
温水を通湯しても、暖冷房用畳13全体としての
縮みを最小限とすることができる。
即ち、第7図は非分割なボードを重ね合せるこ
とにより製造された従来技術による畳床の縮み状
態を示す説明図で、図中点線が縮み前、実線が縮
み後の状態を表し、温水の通湯によつて畳床が乾
燥し(含水率が低下し)、長手方向にΔLずつ縮ん
だものとする。いま、含水率が1%変化するとき
のボードの縮み率を0.02〜0.03%、乾燥による含
水率の低下を最大10%とすると、江戸間の畳(長
さ1760mm、幅880mm)の長手方向に最大5.2mm縮む
ことになり、ΔLの最大値は2.6mmとなる。
ところが、本実施例では上ボード1は第3図の
ように分割されているから、本実施例による畳床
10の表面側の縮み状態は第8図に示す状態とな
り、長手方向にはそれぞれΔL/4だけしか縮ま
ず、縮み代の絶対値を1/4とすることができる。
かくして、本実施例では畳床10内に放熱管4を
配設したにも拘わらず、畳全体の縮みを小さく抑
えることができ、畳と畳との間に隙間が発生する
ことはない。なお、上ボード1と下ボード2とは
畳糸9によつて第1図の状態に縫合せることによ
り、縮み代の絶対値を小さく抑えることができる
もので、接着剤等を用いた場合には、かかる効果
を発揮しえないことは勿論である。
また、本実施例では上ボード1と下ボード2と
の間に伝熱板7を使用しているから、畳表11の
表面温度を均一化することができる。しかも、前
記伝熱板7にアルミニウム箔を使用することによ
つて、畳糸9による畳床加工に際して、畳針の挿
通に何らの支障がなく、従来から使用されている
畳床製造機を使用することができる。また、畳床
10として縫合せるときに、アルミニウム箔に多
数の穴(約400)が形成され、通気性を確保する
ことができる。
さらに、放熱管4は第4図の如く長さ1560mm、
幅680mmの範囲に配設されているから、畳店での
畳表加工時には稲わらを原料とした畳床と全く同
様の感覚で作業することができる。しかも、江戸
間の畳であつても、周囲に100mm幅で放熱管4が
存在しない部分ができ、畳へり地12の縫付けも
円滑に行なうことができる。
なお、実施例では上ボード1は6個のボード片
1A〜1Fに分割するものとして述べたが2片な
いし5片のボード片に分割してもよく、さらに、
7片以上に分割してもよい。また、実施例では管
溝3、放熱管4は蛇行状に形成したが、各放熱管
を並列に配設してなるヘツダー方式としてもよ
い。さらに、放熱管4の管端位置は第1図の位置
に限ることなく、第9図Aの如く対角線の位置と
してもよく、また第9図Bの如く長手方向中央位
置としてもよい。さらにまた、下ボード2は1枚
のボードで構成するものに限らず、第10図に示
すように管溝3を形成した上部下ボード21と、
該上部下ボード21の下側に位置する下部下ボー
ド22とに上下方向に2枚重ねとしてもよく、要
は伝熱板7を境とする下側のボードが上ボード1
のように複数のボード片に分割されることなく、
全面にわたつて非分割なものであればよい。
〔考案の効果〕
本考案に係る床暖冷房用畳床は以上詳細に述べ
たように、上ボードを複数のボード片に分割し、
該各ボード片と下ボード片の間に伝熱板と放熱管
を挟むようにして畳糸で縫合せることにより製造
する構成としたから、畳糸を用いる畳床加工が容
易であるばかりでなく、上ボードを複数のボード
片に分割してあるから乾燥等による畳床の外周の
縮みを小さくすることができ、暖冷房用畳の使用
状態において畳と畳との間の隙間をなくすことが
でき、さらに畳床の周縁に放熱管が埋設されてい
ないから、畳店において畳表や畳へり地の加工を
行うときにも、通常の稲わら製畳床と同様の感覚
で作業を行うことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例による暖冷房用畳床を示す外
観斜視図、第2図は第1図の畳床に畳表を取付け
た状態を示す斜視図、第3図は分割された上ボー
ドを示す平面図、第4図は下ボードを示す平面
図、第5図は第1図の幅方向部分断面図、第6図
は放熱管の接続部を示す第1図の長さ方向部分断
面図、第7図は従来技術による畳床の縮み状態を
示す説明図、第8図は本実施例による上ボードの
縮み状態を示す説明図、第9図A,Bは放熱管の
接続位置の変形例を示す説明図、第10図は下ボ
ードの変形例を示す第5図と同様の幅方向部分断
面図である。 1……上ボード、1A,1B,…1F……ボー
ド片、2……下ボード、3……管溝、4……放熱
管、5……アダプタ、6……ゴムリング、7……
伝熱板、8……裏面材、9……畳糸、10……畳
床、11……畳表、13……暖冷房用畳。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 畳針が挿通可能な畳一畳分の大きさを有するボ
    ードを複数のボード片に分割した上ボードと、畳
    針が挿通可能な1枚または複数枚のボードからな
    り、前記上ボードと重ね合わせるべく畳一畳分の
    大きさを有する下ボードと、該下ボードの上面側
    に位置し、かつ畳表加工時の支障とならないよう
    に該下ボードの周縁に対して所定範囲内に形成さ
    れた放熱管配設用の管溝と、該管溝内に配設され
    た放熱管と、該放熱管と接触するように前記上ボ
    ードと下ボードとの間に設けられ、畳針が挿通可
    能な金属箔からなる伝熱板と、前記下ボードの管
    溝に放熱管を配設した上に、伝熱板と上ボードの
    各ボード片を順次載置した状態で、畳床として一
    体に縫合せる畳糸とから構成してなる床暖冷房用
    畳床。
JP1985087935U 1985-06-11 1985-06-11 Expired JPH0213845Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985087935U JPH0213845Y2 (ja) 1985-06-11 1985-06-11

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JP1985087935U JPH0213845Y2 (ja) 1985-06-11 1985-06-11

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JPS61203215U JPS61203215U (ja) 1986-12-20
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5215860U (ja) * 1975-07-21 1977-02-04
JPS52152648A (en) * 1976-06-14 1977-12-19 Shintarou Makino Method of installing floor heating system
DE7720015U1 (de) * 1977-06-25 1977-10-06 Webasto-Werk W. Baier Gmbh & Co, 8031 Stockdorf Elektrische antriebsvorrichtung fuer schiebedaecher, fensterscheiben u.dgl. von kraftfahrzeugen
JPS5725053U (ja) * 1980-07-21 1982-02-09

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JPS61203215U (ja) 1986-12-20

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