JPH0214533Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0214533Y2 JPH0214533Y2 JP1983142034U JP14203483U JPH0214533Y2 JP H0214533 Y2 JPH0214533 Y2 JP H0214533Y2 JP 1983142034 U JP1983142034 U JP 1983142034U JP 14203483 U JP14203483 U JP 14203483U JP H0214533 Y2 JPH0214533 Y2 JP H0214533Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- plunger
- handle
- guide member
- rotating cam
- cam surface
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Mechanical Control Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の目的〕
(産業上の利用分野)
本考案は車両用ステツキ型ハンドブレーキの安
全装置に関するものである。
全装置に関するものである。
(従来の技術)
車両用ステツキ型ハンドブレーキは、周知の如
く、一端側にハンドルを取付けたプランジヤを車
体に対し軸線方向に摺動可能で且つ軸線周りに回
転可能に装着し、このプランジヤの他端にブレー
キ作動用ワイヤーを直接又はレバー等を介して間
接的に連結して運転者がハンドルを持つてプラン
ジヤを引くことによりブレーキが作動するように
し、且つ、ブレーキ反力に抗してプランジヤを引
き出し位置に保持し、この保持作用をプランジヤ
の一方向回転により解くロツク機構(一般的には
プランジヤの表面に軸方向に列設されたラチエツ
トと車体に枢支され且つラチエツトと係合するよ
うにスプリングで付勢されたポールとからなる。)
を付設してなる。
く、一端側にハンドルを取付けたプランジヤを車
体に対し軸線方向に摺動可能で且つ軸線周りに回
転可能に装着し、このプランジヤの他端にブレー
キ作動用ワイヤーを直接又はレバー等を介して間
接的に連結して運転者がハンドルを持つてプラン
ジヤを引くことによりブレーキが作動するように
し、且つ、ブレーキ反力に抗してプランジヤを引
き出し位置に保持し、この保持作用をプランジヤ
の一方向回転により解くロツク機構(一般的には
プランジヤの表面に軸方向に列設されたラチエツ
トと車体に枢支され且つラチエツトと係合するよ
うにスプリングで付勢されたポールとからなる。)
を付設してなる。
(考案が解決しようとする課題)
このようなステツキ型ハンドブレーキにおい
て、ハンドルをプランジヤの一端上に固定した場
合には、ブレーキ作用状態において運転者等が誤
つてハンドルに触れたりすることによつてハンド
ルが一方向へ回転されることでプランジヤも回転
してロツク機構がプランジヤの位置保持を解き、
ブレーキ反力によりプランジヤが引き戻されてブ
レーキ作用が解除し、従つて再びブレーキ作用操
作をしなければならない不都合がある。
て、ハンドルをプランジヤの一端上に固定した場
合には、ブレーキ作用状態において運転者等が誤
つてハンドルに触れたりすることによつてハンド
ルが一方向へ回転されることでプランジヤも回転
してロツク機構がプランジヤの位置保持を解き、
ブレーキ反力によりプランジヤが引き戻されてブ
レーキ作用が解除し、従つて再びブレーキ作用操
作をしなければならない不都合がある。
このような不都合を解消するための安全装置と
して既に様々な構造のものが知られている。これ
ら安全装置の1つのタイプとして、運転者等がハ
ンドルに誤つて触れてハンドルに回転力が加わつ
た時にはハンドルがプランジヤ上で空回りするこ
とによりプランジヤが回転されることを回避させ
るタイプのものが知られている。このタイプのも
のにおいては、前述の如き危険性を可及的に低く
する意味からハンドルの空回り角度に限界のない
ことが望ましく、またブレーキ作用時及びブレー
キ作用解除時の操作を容易にするとともにロツク
機構の作用を確実化する意味から通常はハンドル
がプランジヤに対し規定の位置関係に保持される
ことが望ましく、さらには、ブレーキ作用解除時
にはハンドルとプランジヤとが一体回転するよう
に確実に連結されることや、耐久性が良いことや
ハンドルのグリツプ部を大型化する必要がないこ
とも望ましい。然しながら、これらの要望を全て
満足させ得るものは従来には見当たらない。
して既に様々な構造のものが知られている。これ
ら安全装置の1つのタイプとして、運転者等がハ
ンドルに誤つて触れてハンドルに回転力が加わつ
た時にはハンドルがプランジヤ上で空回りするこ
とによりプランジヤが回転されることを回避させ
るタイプのものが知られている。このタイプのも
のにおいては、前述の如き危険性を可及的に低く
する意味からハンドルの空回り角度に限界のない
ことが望ましく、またブレーキ作用時及びブレー
キ作用解除時の操作を容易にするとともにロツク
機構の作用を確実化する意味から通常はハンドル
がプランジヤに対し規定の位置関係に保持される
ことが望ましく、さらには、ブレーキ作用解除時
にはハンドルとプランジヤとが一体回転するよう
に確実に連結されることや、耐久性が良いことや
ハンドルのグリツプ部を大型化する必要がないこ
とも望ましい。然しながら、これらの要望を全て
満足させ得るものは従来には見当たらない。
そこで本考案は、前述のタイプのものにおい
て、前述の要望を全て満足させることを、その技
術的課題とする。
て、前述の要望を全て満足させることを、その技
術的課題とする。
(課題を解決するための手段)
上記した技術的課題を解決するために講じた手
段は、当該車両用ステツキ型ハンドブレーキにお
いて、ハンドルにそのグリツプ部の一端寄り部位
からグリツプ部に対し直角に突出するハンドル軸
部を設け、このハンドル軸部と前記プランジヤの
一端のいずれか一方にスリーブとこのスリーブを
開口部内に嵌入した有底円筒状のガイド部材とを
固設し、またその他方はガイド部材の底壁を軸方
向へ摺動可能に貫通させてガイド部材の内側に挿
入し且つガイド部材の内側に摺動及び回転可能に
嵌合したロツク部材と一体的に結合し、このロツ
ク部材及びスリーブの対向端面にはロツク部材と
ガイド部材の底壁間に介装した圧縮スプリングの
力によりハンドルのプランジヤに対する回転位置
を複数の規定位置に保持させるところの複数の谷
及び複数の山を有した回転カム面を形状し、これ
ら回転カム面は回転カム上の直線で該回転カム面
の中心を通るものは、どの方向のものでも回転カ
ムの中心軸に垂直な連続した面となるよう形成
し、ガイド部材の底壁と対向するロツク部材の端
面にはハンドルがプランジヤに対し上記規定位置
のうちの正規位置を占めている状態でのみハンド
ルが引かれることにより係合する複数の切欠き及
び突起をプランジヤの軸芯に関して非対称に形成
し、ハンドルがプランジヤに対して上記規定位置
を占めている状態での切欠きと突起との間隔を回
転カム面の軸方向寸法よりも大きく設定したこと
である。
段は、当該車両用ステツキ型ハンドブレーキにお
いて、ハンドルにそのグリツプ部の一端寄り部位
からグリツプ部に対し直角に突出するハンドル軸
部を設け、このハンドル軸部と前記プランジヤの
一端のいずれか一方にスリーブとこのスリーブを
開口部内に嵌入した有底円筒状のガイド部材とを
固設し、またその他方はガイド部材の底壁を軸方
向へ摺動可能に貫通させてガイド部材の内側に挿
入し且つガイド部材の内側に摺動及び回転可能に
嵌合したロツク部材と一体的に結合し、このロツ
ク部材及びスリーブの対向端面にはロツク部材と
ガイド部材の底壁間に介装した圧縮スプリングの
力によりハンドルのプランジヤに対する回転位置
を複数の規定位置に保持させるところの複数の谷
及び複数の山を有した回転カム面を形状し、これ
ら回転カム面は回転カム上の直線で該回転カム面
の中心を通るものは、どの方向のものでも回転カ
ムの中心軸に垂直な連続した面となるよう形成
し、ガイド部材の底壁と対向するロツク部材の端
面にはハンドルがプランジヤに対し上記規定位置
のうちの正規位置を占めている状態でのみハンド
ルが引かれることにより係合する複数の切欠き及
び突起をプランジヤの軸芯に関して非対称に形成
し、ハンドルがプランジヤに対して上記規定位置
を占めている状態での切欠きと突起との間隔を回
転カム面の軸方向寸法よりも大きく設定したこと
である。
(作用及び考案の効果)
斯有る構成の本考案においては、常態では圧縮
スプリングの力によりスプリングとロツク部材の
回転カム面が係合されていることによつてハンド
ルのプランジヤに対する回転位置が正規位置に保
持され、ハンドルのグリツプ部は略水平で且つそ
の一端及び他端がこのグリツプ部に掛けられる運
転者の手の人指し指側及び小指側にそれぞれ位置
する。
スプリングの力によりスプリングとロツク部材の
回転カム面が係合されていることによつてハンド
ルのプランジヤに対する回転位置が正規位置に保
持され、ハンドルのグリツプ部は略水平で且つそ
の一端及び他端がこのグリツプ部に掛けられる運
転者の手の人指し指側及び小指側にそれぞれ位置
する。
パーキングブレーキを作用させるべく運転者が
手をハンドルのグリツプ部に掛けて引いた時、ロ
ツク部材とガイド部材との相対摺動によりガイド
部材の底壁とロツク部材の端面とが当接し、この
当接によつてプランジヤもハンドルと一緒に引か
れ、パーキングブレーキ作動用ケーブルが引かれ
てパーキングブレーキが作用し、ロツク機構によ
りプランジヤが引き出し位置に保持されてパーキ
ングブレーキ作用状態が保持される。このパーキ
ングブレーキ作用状態において運転者が誤つてハ
ンドルにふれて回転力が加わると、ブレーキ反力
が加わつているプランジヤはロツク機構によつて
比較的大きな抵抗が作用していることから、スリ
ーブとロツク部材の回転カム面間に滑りを生じて
ハンドルだけが空回りし、プランジヤの回転が回
避され、パーキングブレーキ作用の解除が防止さ
れる。このハンドルの空回りは何回転も可能であ
るからパーキングブレーキの作用が不用意に解除
する危険性が極めて低い。このようにパーキング
ブレーキが空回りする際、ハンドルが回転カムの
軸方向寸法分だけ運転者側へ移動するが、回転カ
ム面を複数の谷及び複数の山を有するものとして
回転カム面の軸方向寸法を短くしてあるので、ハ
ンドルが運転者側へ移動する行程で何かに突き当
つてその移動を規制され、これにより回転カム面
間の滑りが不可となることでプランジヤがハンド
ルと一緒に回転してしまうという現象が発生する
可能性も少なく、また回転カム面を回転カム面上
の直線で該回転カム面の中心を通るものはどの方
向のものでも回転カムの中心軸に垂直な連続した
面となるように形成したことにより、ロツク部材
とスリーブとが常に軸芯に関して対称な2点で線
接触又は近似の面接触をすることから、回転カム
面の面圧が低くて摩耗が少なく耐久性が良いと共
に、ハンドルに偏荷重が働かないので、ロツク部
材とガイド部材との摩擦力が異常に大きくなるこ
とがなく、ハンドルの空回りを解決することがで
きる。尚、これが回転カム面を単に複数の谷及び
該谷に一致する複数の山を有するものとした場合
には、両回転カム面が、特に山の頂上部分で接触
する状態ではロツク部材とスリーブとが軸芯に関
して対称な2点で点接触となり、カム面に作用す
る面圧が高くなり摩耗が生じやすく耐久性が低下
してしまう。
手をハンドルのグリツプ部に掛けて引いた時、ロ
ツク部材とガイド部材との相対摺動によりガイド
部材の底壁とロツク部材の端面とが当接し、この
当接によつてプランジヤもハンドルと一緒に引か
れ、パーキングブレーキ作動用ケーブルが引かれ
てパーキングブレーキが作用し、ロツク機構によ
りプランジヤが引き出し位置に保持されてパーキ
ングブレーキ作用状態が保持される。このパーキ
ングブレーキ作用状態において運転者が誤つてハ
ンドルにふれて回転力が加わると、ブレーキ反力
が加わつているプランジヤはロツク機構によつて
比較的大きな抵抗が作用していることから、スリ
ーブとロツク部材の回転カム面間に滑りを生じて
ハンドルだけが空回りし、プランジヤの回転が回
避され、パーキングブレーキ作用の解除が防止さ
れる。このハンドルの空回りは何回転も可能であ
るからパーキングブレーキの作用が不用意に解除
する危険性が極めて低い。このようにパーキング
ブレーキが空回りする際、ハンドルが回転カムの
軸方向寸法分だけ運転者側へ移動するが、回転カ
ム面を複数の谷及び複数の山を有するものとして
回転カム面の軸方向寸法を短くしてあるので、ハ
ンドルが運転者側へ移動する行程で何かに突き当
つてその移動を規制され、これにより回転カム面
間の滑りが不可となることでプランジヤがハンド
ルと一緒に回転してしまうという現象が発生する
可能性も少なく、また回転カム面を回転カム面上
の直線で該回転カム面の中心を通るものはどの方
向のものでも回転カムの中心軸に垂直な連続した
面となるように形成したことにより、ロツク部材
とスリーブとが常に軸芯に関して対称な2点で線
接触又は近似の面接触をすることから、回転カム
面の面圧が低くて摩耗が少なく耐久性が良いと共
に、ハンドルに偏荷重が働かないので、ロツク部
材とガイド部材との摩擦力が異常に大きくなるこ
とがなく、ハンドルの空回りを解決することがで
きる。尚、これが回転カム面を単に複数の谷及び
該谷に一致する複数の山を有するものとした場合
には、両回転カム面が、特に山の頂上部分で接触
する状態ではロツク部材とスリーブとが軸芯に関
して対称な2点で点接触となり、カム面に作用す
る面圧が高くなり摩耗が生じやすく耐久性が低下
してしまう。
また、回転カム面を回転カム面上の直線で該回
転カム面の中心を通るものはどの方向のものでも
回転カムの中心軸に垂直な連続した面となるよう
に形成したことにより、回転カム面の山の頂上部
分の丸みの半径を任意の値まで小さく設定でき軽
快なハンドルの空回りを確保できる。即ち、回転
カム面の面圧を低くでき耐久性を向上できること
から、面圧の増大を懸念することなく回転カム面
の山の頂上部分の丸みの半径を任意の値まで小さ
く設定でき、この半径を設定した後に設定された
回転カム面の軸方向寸法が得られるように且つロ
ツク部材とスリーブとが規定位置からずれた状態
にてスプリングの力によりロツク部材とスリーブ
との間の摩擦力に抗して規定位置に戻り得るよう
に規定位置にて一致する回転カム面の谷及び山の
角度を決めれば良い。そのため、回転カム面の山
の頂上部分の丸みの半径を任意の値まで小さく設
定できることから、両回転カム面が山の頂上部分
で接触する状態でスプリングの力では回転カム面
に沿つて滑動しない現象が起こり得る範囲を小さ
くできて、軽快なハンドルの空回りを確保でき
る。尚、これが回転カム面を単に複数の谷及び該
谷に一致する複数の山を有するものとした場合に
は、回転カム面の山の頂上部分の丸みの半径は、
回転カム面の軸方向寸法を決めるロツク部材及び
スリーブの径と規定位置にて一致する回転カム面
の谷及び山の角度によつて決まつてしまうため、
該半径が大きくなつてしまい両回転カム面が山の
頂上部分で接触する状態でスプリングの力では回
転しないという現象が起こり得る範囲が大きく軽
快なハンドルの空回り動作が得られない。パーキ
ングブレーキ作用を解除するには先ずハンドルの
グリツプ部に指を掛けてブレーキ反力が感じられ
るまで手前に引き、次いでハンドルを所定の方向
に回転させる。その際、ハンドルのプランジヤに
対する回転位置が正規位置であればハンドルを引
く行程でロツク部材の複数の突起がガイド部材の
底壁の複数の切欠きと係合してハンドルとプラン
ジヤとが一体回転するように連結するので、ハン
ドルを回転させることによりプランジヤが回転し
てロツク機構がプランジヤの位置保持を解くの
で、ブレーキ反力に引かれるままプランジヤ及び
ハンドルを戻せばパーキングブレーキ作用が解除
する。また、ハンドルのプランジヤに対する回転
位置が正規位置以外にあれば、ハンドルを引いて
もロツク部材の突起とガイド部材の底壁の切欠き
とが係合せず、ハンドルを回してもプランジヤが
回転せず、これにより運転者はハンドルを正規位
置へ転位させた後、再び操作してパーキングブレ
ーキ作用を解除することになる。更に、スリー
ブ、ガイド部材、ロツク部材及び圧縮スプリング
はハンドルのグリツプ部の外部に配置してあるの
で、ハンドルのグリツプ部が大型化して操作性を
悪くすると言うこともない。
転カム面の中心を通るものはどの方向のものでも
回転カムの中心軸に垂直な連続した面となるよう
に形成したことにより、回転カム面の山の頂上部
分の丸みの半径を任意の値まで小さく設定でき軽
快なハンドルの空回りを確保できる。即ち、回転
カム面の面圧を低くでき耐久性を向上できること
から、面圧の増大を懸念することなく回転カム面
の山の頂上部分の丸みの半径を任意の値まで小さ
く設定でき、この半径を設定した後に設定された
回転カム面の軸方向寸法が得られるように且つロ
ツク部材とスリーブとが規定位置からずれた状態
にてスプリングの力によりロツク部材とスリーブ
との間の摩擦力に抗して規定位置に戻り得るよう
に規定位置にて一致する回転カム面の谷及び山の
角度を決めれば良い。そのため、回転カム面の山
の頂上部分の丸みの半径を任意の値まで小さく設
定できることから、両回転カム面が山の頂上部分
で接触する状態でスプリングの力では回転カム面
に沿つて滑動しない現象が起こり得る範囲を小さ
くできて、軽快なハンドルの空回りを確保でき
る。尚、これが回転カム面を単に複数の谷及び該
谷に一致する複数の山を有するものとした場合に
は、回転カム面の山の頂上部分の丸みの半径は、
回転カム面の軸方向寸法を決めるロツク部材及び
スリーブの径と規定位置にて一致する回転カム面
の谷及び山の角度によつて決まつてしまうため、
該半径が大きくなつてしまい両回転カム面が山の
頂上部分で接触する状態でスプリングの力では回
転しないという現象が起こり得る範囲が大きく軽
快なハンドルの空回り動作が得られない。パーキ
ングブレーキ作用を解除するには先ずハンドルの
グリツプ部に指を掛けてブレーキ反力が感じられ
るまで手前に引き、次いでハンドルを所定の方向
に回転させる。その際、ハンドルのプランジヤに
対する回転位置が正規位置であればハンドルを引
く行程でロツク部材の複数の突起がガイド部材の
底壁の複数の切欠きと係合してハンドルとプラン
ジヤとが一体回転するように連結するので、ハン
ドルを回転させることによりプランジヤが回転し
てロツク機構がプランジヤの位置保持を解くの
で、ブレーキ反力に引かれるままプランジヤ及び
ハンドルを戻せばパーキングブレーキ作用が解除
する。また、ハンドルのプランジヤに対する回転
位置が正規位置以外にあれば、ハンドルを引いて
もロツク部材の突起とガイド部材の底壁の切欠き
とが係合せず、ハンドルを回してもプランジヤが
回転せず、これにより運転者はハンドルを正規位
置へ転位させた後、再び操作してパーキングブレ
ーキ作用を解除することになる。更に、スリー
ブ、ガイド部材、ロツク部材及び圧縮スプリング
はハンドルのグリツプ部の外部に配置してあるの
で、ハンドルのグリツプ部が大型化して操作性を
悪くすると言うこともない。
以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
第1図において、10はハンドブレーキで、一
端側にハンドル11を取付けたプランジヤ12は
車体に固定のサポート13によりその軸線方向へ
摺動可能で且つその軸線周りに回転可能に支持さ
れている。プランジヤ12の他端にはサポート1
3に枢着されたローラー15に巻かれたブレーキ
作動用ワイヤー14の一端が連結され、ハンドル
11を持つてプランジヤ12を図面右方へ引くこ
とによりブレーキが作用するようになつている。
ブレーキを作用させた時ブレーキ反力に抗してプ
ランジヤ12を引き出し位置に保持するロツク機
構として、プランジヤ12の表面にラチエツト1
2aがその軸方向に列設され、またこのラチエツ
ト12aに対応するポール16がサポート13に
枢着され、ポール16はスプリング17によりプ
ランジヤ12の表面に向けて付勢される。而し
て、プランジヤ12が右方向へ引き出された時ポ
ール16がラチエツト12aと係合してプランジ
ヤ12の戻りを規制し、プランジヤの作用を保持
するのであるが、このポール16とラチエツト1
2aとの係合はプランジヤ12を矢示方向へ回転
させることで外れ、プランジヤ12を回転させた
ままでブレーキ反力によるプランジヤの引き戻し
作用に従つてプランジヤを戻すことでブレーキ作
用が解除する。このブレーキ作用の解除の際、プ
ランジヤ12が復帰位置近くまで戻るとプランジ
ヤ12に固定されたピン18がサポート13のカ
ム面13aと係合し、この係合によりプランジヤ
12はラチエツト12aがポール16と対向する
回転位置を強制される。
端側にハンドル11を取付けたプランジヤ12は
車体に固定のサポート13によりその軸線方向へ
摺動可能で且つその軸線周りに回転可能に支持さ
れている。プランジヤ12の他端にはサポート1
3に枢着されたローラー15に巻かれたブレーキ
作動用ワイヤー14の一端が連結され、ハンドル
11を持つてプランジヤ12を図面右方へ引くこ
とによりブレーキが作用するようになつている。
ブレーキを作用させた時ブレーキ反力に抗してプ
ランジヤ12を引き出し位置に保持するロツク機
構として、プランジヤ12の表面にラチエツト1
2aがその軸方向に列設され、またこのラチエツ
ト12aに対応するポール16がサポート13に
枢着され、ポール16はスプリング17によりプ
ランジヤ12の表面に向けて付勢される。而し
て、プランジヤ12が右方向へ引き出された時ポ
ール16がラチエツト12aと係合してプランジ
ヤ12の戻りを規制し、プランジヤの作用を保持
するのであるが、このポール16とラチエツト1
2aとの係合はプランジヤ12を矢示方向へ回転
させることで外れ、プランジヤ12を回転させた
ままでブレーキ反力によるプランジヤの引き戻し
作用に従つてプランジヤを戻すことでブレーキ作
用が解除する。このブレーキ作用の解除の際、プ
ランジヤ12が復帰位置近くまで戻るとプランジ
ヤ12に固定されたピン18がサポート13のカ
ム面13aと係合し、この係合によりプランジヤ
12はラチエツト12aがポール16と対向する
回転位置を強制される。
次に、ハンドル11に誤つて回転力が加わつて
もプランジヤ12を回転させないための構造を第
2〜8図により説明する。ハンドルは合成樹脂よ
りなるグリツプ部11aとこのグリツプ部11a
内の芯金11bと、この芯金11bに固着された
ハンドル軸部11cとよりなる。ハンドル軸部1
1cはグリツプ部11aに対し直角であり、グリ
ツプ部11aの一端(第2図で上端)寄りの部位
から突出している。ハンドル軸部11cの先端部
には、スリーブ19とこのスリーブ19が開口部
内に嵌入する有底円筒状のガイド部材20とが、
ハンドル軸部11c、スリーブ19及びガイド部
材20の径方向孔に圧入されたピン21により固
設されている。プランジヤ12の一端部はガイド
部材20の底壁20aを軸方向へ摺動可能で且つ
回転可能に貫通してガイド部材20の内側に挿入
されており、ガイド部材20の内側に摺動可能に
嵌合された筒状のロツク部材22と一体的に結合
されている。この結合はプランジヤ12およびロ
ツク部材22の径方向孔に圧入されたピン25で
おこなわれている。ロツク部材22とガイド部材
20の底壁20aとの間には圧縮スプリング23
が摩擦係合の小さい材料からなるワツシヤ24を
介して介装されており、ハンドル11を圧縮スプ
リング23に抗して第2図で右方へ引きた時、ロ
ツク部材22の2個の突起22bがガイド部材2
0の底壁20aの2個の切欠き20bと係合して
ガイド部材20とロツク部材22とが一体回転す
るようになるとともにロツク部材22の当接部2
2cとガイド部材20の底壁20aとが当接して
ガイド部材20の第2図での右方向移動がロツク
部材22に伝達される。第7a〜7c図及び第8
図に示されるように、ロツク部材22およびスリ
ーブ19の対向端面22a及び19aは、展開形
状がW形で2つの谷と2つの山を有する回転カム
面として形成されており、常態では圧縮スプリン
グ23の力によりロツク部材22の回転カム面2
2aがスプリング19の回転カム面19aに押圧
されてハンドル11がその自重や車両走行中の振
動による回転力に抗して第1〜3図の正規位置ま
たはこの第1位置に対して180゜ずれた別の規定位
置に保持されるようになつている。これら回転カ
ム面19a,22aは各回転カム面19a,22
a上の直線で該回転カム面19a,22aの中心
を通るものは夫々どの方向のものでも各回転カム
面19a,22aの中心軸に垂直となつている。
つまり、第7a〜7c図にスリーブ19を代表し
て示すように、回転カム面19aは軸芯を通り全
ての任意の点(例えば、a点、b点及びc点、d
点)を通る直線が軸芯に直交するように形成され
ている。尚、回転カム面22aは回転カム面19
aに一致するように同様に形成されている。第2
図におけるロツク部材22の突起22bとガイド
部材20の切欠き20bとの間隔は、ハンドル回
転時回転カム面19a,22aのカム作用により
生じるガイド部材20の摺動量A(回転カム面1
9a,22aの軸方向寸法)よりも大なる値(A
+α)である。
もプランジヤ12を回転させないための構造を第
2〜8図により説明する。ハンドルは合成樹脂よ
りなるグリツプ部11aとこのグリツプ部11a
内の芯金11bと、この芯金11bに固着された
ハンドル軸部11cとよりなる。ハンドル軸部1
1cはグリツプ部11aに対し直角であり、グリ
ツプ部11aの一端(第2図で上端)寄りの部位
から突出している。ハンドル軸部11cの先端部
には、スリーブ19とこのスリーブ19が開口部
内に嵌入する有底円筒状のガイド部材20とが、
ハンドル軸部11c、スリーブ19及びガイド部
材20の径方向孔に圧入されたピン21により固
設されている。プランジヤ12の一端部はガイド
部材20の底壁20aを軸方向へ摺動可能で且つ
回転可能に貫通してガイド部材20の内側に挿入
されており、ガイド部材20の内側に摺動可能に
嵌合された筒状のロツク部材22と一体的に結合
されている。この結合はプランジヤ12およびロ
ツク部材22の径方向孔に圧入されたピン25で
おこなわれている。ロツク部材22とガイド部材
20の底壁20aとの間には圧縮スプリング23
が摩擦係合の小さい材料からなるワツシヤ24を
介して介装されており、ハンドル11を圧縮スプ
リング23に抗して第2図で右方へ引きた時、ロ
ツク部材22の2個の突起22bがガイド部材2
0の底壁20aの2個の切欠き20bと係合して
ガイド部材20とロツク部材22とが一体回転す
るようになるとともにロツク部材22の当接部2
2cとガイド部材20の底壁20aとが当接して
ガイド部材20の第2図での右方向移動がロツク
部材22に伝達される。第7a〜7c図及び第8
図に示されるように、ロツク部材22およびスリ
ーブ19の対向端面22a及び19aは、展開形
状がW形で2つの谷と2つの山を有する回転カム
面として形成されており、常態では圧縮スプリン
グ23の力によりロツク部材22の回転カム面2
2aがスプリング19の回転カム面19aに押圧
されてハンドル11がその自重や車両走行中の振
動による回転力に抗して第1〜3図の正規位置ま
たはこの第1位置に対して180゜ずれた別の規定位
置に保持されるようになつている。これら回転カ
ム面19a,22aは各回転カム面19a,22
a上の直線で該回転カム面19a,22aの中心
を通るものは夫々どの方向のものでも各回転カム
面19a,22aの中心軸に垂直となつている。
つまり、第7a〜7c図にスリーブ19を代表し
て示すように、回転カム面19aは軸芯を通り全
ての任意の点(例えば、a点、b点及びc点、d
点)を通る直線が軸芯に直交するように形成され
ている。尚、回転カム面22aは回転カム面19
aに一致するように同様に形成されている。第2
図におけるロツク部材22の突起22bとガイド
部材20の切欠き20bとの間隔は、ハンドル回
転時回転カム面19a,22aのカム作用により
生じるガイド部材20の摺動量A(回転カム面1
9a,22aの軸方向寸法)よりも大なる値(A
+α)である。
尚、圧縮スプリング23により回転カム面19
aと22aが押圧されることでスリーブ19とロ
ツク部材22間に生じる伝達トルクと、ロツク部
材22及びハンドル軸部11cとガイド部材20
の摺動部の摩擦によりこれらの部材間に生じる伝
達トルクと、ワツシヤ24と圧縮スプリング23
の両端部又はスプリング22、ガイド部材20と
の当接部の摩擦で生じる伝達トルクの総和が、第
1図のポール16とラチエツト12aとの係合を
解くために必要なプランジヤ12のトルクよりも
小であることは当然である。
aと22aが押圧されることでスリーブ19とロ
ツク部材22間に生じる伝達トルクと、ロツク部
材22及びハンドル軸部11cとガイド部材20
の摺動部の摩擦によりこれらの部材間に生じる伝
達トルクと、ワツシヤ24と圧縮スプリング23
の両端部又はスプリング22、ガイド部材20と
の当接部の摩擦で生じる伝達トルクの総和が、第
1図のポール16とラチエツト12aとの係合を
解くために必要なプランジヤ12のトルクよりも
小であることは当然である。
また、ロツク部材22の2個の突起22bとガ
イド部材20の2個の切欠き20bは軸芯に関し
て非対称に設けられており、ハンドル11のプラ
ンジヤ12に対する回転方向位置が前記規定位置
の場合にはハンドル11を引いても突起22bと
切欠き20aが係合しないようになつている。
イド部材20の2個の切欠き20bは軸芯に関し
て非対称に設けられており、ハンドル11のプラ
ンジヤ12に対する回転方向位置が前記規定位置
の場合にはハンドル11を引いても突起22bと
切欠き20aが係合しないようになつている。
上述の如く構造において、運転者がプランジヤ
を作用させるべくハンドル11を持つて第2図で
右方向へ引いた時、ハンドル11と一体関係にあ
るガイド部材20がプランジヤ12及びロツク部
材22上を第2図で右方へ摺動し、ロツク部材2
2の当接部22cとガイド部材20の底壁20a
とが当接し、これにより、ハンドル11に加えら
れた引張り力がガイド部材20からロツク部材2
2とピン25を介してプランジヤ12に伝達して
プランジヤ12も第2図の右方向へ摺動されるた
め、ブレーキが作用する。
を作用させるべくハンドル11を持つて第2図で
右方向へ引いた時、ハンドル11と一体関係にあ
るガイド部材20がプランジヤ12及びロツク部
材22上を第2図で右方へ摺動し、ロツク部材2
2の当接部22cとガイド部材20の底壁20a
とが当接し、これにより、ハンドル11に加えら
れた引張り力がガイド部材20からロツク部材2
2とピン25を介してプランジヤ12に伝達して
プランジヤ12も第2図の右方向へ摺動されるた
め、ブレーキが作用する。
ブレーキを作用させた後ハンドル11を放す
と、圧縮スプリング23の力によつて再び第2図
の状態となる。そこで、例えば運転者の身体の一
部がハンドル11に触れてハンドル11に大きな
回転力が作用しても、圧縮スプリング23の力で
回転カム面22aが回転カム面19aに押圧され
ること等により発生するプランジヤ12とハンド
ル軸部11c間の伝達トルクは第1図に示すポー
ル16とラチエツト12aとの係合を外すために
必要なトルクよりも小さいため、ハンドル11、
スリーブ10、ガイド部材20が空回りするだけ
であり、プランジヤ12は回転せず、従つてブレ
ーキ作用は保持される。この時、ハンドル11が
回転カム面19a,22aの軸方向寸法分だけ運
転者側へ移動するが、回転カム面19a,22a
を複数の谷及び複数の山を有するものとして回転
カム面19a,22aの軸方向寸法を短くしてあ
るので、ハンドル11が運転者側へ移動する行程
で何かに突き当つてその移動を規制され、これに
より回転カム面19a,22a間の滑りが不可能
となることでプランジヤ12がハンドル11と一
緒に回転してしまうという現象が発生する可能性
も少なく、また回転カム面19a,22aを各回
転カム面19a,22a上の直線で該回転カム面
19a,22aの中心を通るものは夫々どの方向
のものでも各回転カム面19a,22aの中心軸
に垂直な連続した面となるように形成したことに
より、ロツク部材22とスリーブ19とが常に軸
芯に関して対称な2点で線接触又は近似の面接触
をすることから、回転カム面9a,22aの摩耗
が少なく耐久性が良いと共にハンドル11に偏荷
重が働かないので、ロツク部材22とガイド部材
20との摩擦力が異常に大きくなることがなく、
ハンドル11は軽快に空回りする。つまり、回転
カム面19a,22aを単に複数の谷及び該谷に
一致する複数の山を有するものとした場合には、
両回転カム面が、特に山の頂上部分で接触する状
態ではロツク部材とスリーブとが軸芯に関して対
称な2点で点接触となり、カム面に作用する面圧
が高くなり摩耗が生じやすく耐久性が低下する
が、本実施例によればこのような不具合は発生し
ない。
と、圧縮スプリング23の力によつて再び第2図
の状態となる。そこで、例えば運転者の身体の一
部がハンドル11に触れてハンドル11に大きな
回転力が作用しても、圧縮スプリング23の力で
回転カム面22aが回転カム面19aに押圧され
ること等により発生するプランジヤ12とハンド
ル軸部11c間の伝達トルクは第1図に示すポー
ル16とラチエツト12aとの係合を外すために
必要なトルクよりも小さいため、ハンドル11、
スリーブ10、ガイド部材20が空回りするだけ
であり、プランジヤ12は回転せず、従つてブレ
ーキ作用は保持される。この時、ハンドル11が
回転カム面19a,22aの軸方向寸法分だけ運
転者側へ移動するが、回転カム面19a,22a
を複数の谷及び複数の山を有するものとして回転
カム面19a,22aの軸方向寸法を短くしてあ
るので、ハンドル11が運転者側へ移動する行程
で何かに突き当つてその移動を規制され、これに
より回転カム面19a,22a間の滑りが不可能
となることでプランジヤ12がハンドル11と一
緒に回転してしまうという現象が発生する可能性
も少なく、また回転カム面19a,22aを各回
転カム面19a,22a上の直線で該回転カム面
19a,22aの中心を通るものは夫々どの方向
のものでも各回転カム面19a,22aの中心軸
に垂直な連続した面となるように形成したことに
より、ロツク部材22とスリーブ19とが常に軸
芯に関して対称な2点で線接触又は近似の面接触
をすることから、回転カム面9a,22aの摩耗
が少なく耐久性が良いと共にハンドル11に偏荷
重が働かないので、ロツク部材22とガイド部材
20との摩擦力が異常に大きくなることがなく、
ハンドル11は軽快に空回りする。つまり、回転
カム面19a,22aを単に複数の谷及び該谷に
一致する複数の山を有するものとした場合には、
両回転カム面が、特に山の頂上部分で接触する状
態ではロツク部材とスリーブとが軸芯に関して対
称な2点で点接触となり、カム面に作用する面圧
が高くなり摩耗が生じやすく耐久性が低下する
が、本実施例によればこのような不具合は発生し
ない。
また回転カム面19a,22aを各回転カム1
9a,22a上の直線で該回転カム面19a,2
2aの中心を通るものは夫々どの方向のものでも
各回転カム19a,22aの中心軸に垂直な連続
した面となるように形成したことにより、回転カ
ム面19a,22aの山の頂上部分の丸みの半径
を任意の値まで小さく設定でき軽快なハンドルの
空回りを確保できる。即ち、回転カム面19a,
22aの面圧を低くでき耐久性を向上できること
から、面圧の増大を懸念することなく回転カム面
19a,22aの山の頂上部分の丸みの半径を任
意の値まで小さく設定でき、この半径を設定した
後に設定された回転カム面19a,22aの軸方
向寸法が得られるように且つロツク部材22とス
リーブ19とが規定位置からずれた状態にて圧縮
スプリング23の力によりロツク部材22とスリ
ーブ19との間に摩擦力に抗して規定位置に戻り
得るように規定位置にて一致する回転カム面19
a,22aの谷及び山の角度を決めれば良い。そ
のため、回転カム面19a,22aの山の頂上部
分の丸みの半径を任意の値まで小さく設定できる
ことから、両回転カム面19a,22aが山の頂
上部分で接触する状態で圧縮スプリング23の力
では回転カム面19a,22aに沿つて滑動しな
い現象が起こり得る範囲を小さくできて、軽快な
ハンドルの空回りを確保できる。つまり、回転カ
ム面19a,22aを単に複数の谷及び該谷に一
致する複数の山を有するものとした場合には、回
転カム面の山の頂上部分の丸みの半径は、回転カ
ム面の軸方向寸法を決めるロツク部材及びスリー
ブの径と規定位置にて一致する回転カム面の谷及
び山の角度によつて決まつてしまうため、該半径
が大きくなつてしまい両回転カム面が山の頂上部
分で接触する状態で圧縮スプリングの力では回転
しないという現象が起こり得る範囲が大きく軽快
なハンドルの空回り動作が得られないが、本実施
例によればこのようなことはない。
9a,22a上の直線で該回転カム面19a,2
2aの中心を通るものは夫々どの方向のものでも
各回転カム19a,22aの中心軸に垂直な連続
した面となるように形成したことにより、回転カ
ム面19a,22aの山の頂上部分の丸みの半径
を任意の値まで小さく設定でき軽快なハンドルの
空回りを確保できる。即ち、回転カム面19a,
22aの面圧を低くでき耐久性を向上できること
から、面圧の増大を懸念することなく回転カム面
19a,22aの山の頂上部分の丸みの半径を任
意の値まで小さく設定でき、この半径を設定した
後に設定された回転カム面19a,22aの軸方
向寸法が得られるように且つロツク部材22とス
リーブ19とが規定位置からずれた状態にて圧縮
スプリング23の力によりロツク部材22とスリ
ーブ19との間に摩擦力に抗して規定位置に戻り
得るように規定位置にて一致する回転カム面19
a,22aの谷及び山の角度を決めれば良い。そ
のため、回転カム面19a,22aの山の頂上部
分の丸みの半径を任意の値まで小さく設定できる
ことから、両回転カム面19a,22aが山の頂
上部分で接触する状態で圧縮スプリング23の力
では回転カム面19a,22aに沿つて滑動しな
い現象が起こり得る範囲を小さくできて、軽快な
ハンドルの空回りを確保できる。つまり、回転カ
ム面19a,22aを単に複数の谷及び該谷に一
致する複数の山を有するものとした場合には、回
転カム面の山の頂上部分の丸みの半径は、回転カ
ム面の軸方向寸法を決めるロツク部材及びスリー
ブの径と規定位置にて一致する回転カム面の谷及
び山の角度によつて決まつてしまうため、該半径
が大きくなつてしまい両回転カム面が山の頂上部
分で接触する状態で圧縮スプリングの力では回転
しないという現象が起こり得る範囲が大きく軽快
なハンドルの空回り動作が得られないが、本実施
例によればこのようなことはない。
ブレーキ作用を解除するに当たつては、ハンド
ル11を引いてロツク部材22の突起22bとガ
イド部材20の切欠き部20bとを係合させ、次
いでハンドル11を回転させればプランジヤ12
が回転し、第1図のポール16とラチエツト12
aとの係合が外れるため、ブレーキ反力によるプ
ランジヤ12の戻り摺動が可能となり、従つてブ
レーキ作用が解除されるものである。
ル11を引いてロツク部材22の突起22bとガ
イド部材20の切欠き部20bとを係合させ、次
いでハンドル11を回転させればプランジヤ12
が回転し、第1図のポール16とラチエツト12
aとの係合が外れるため、ブレーキ反力によるプ
ランジヤ12の戻り摺動が可能となり、従つてブ
レーキ作用が解除されるものである。
尚、本考案の実施に当たつては、スリーブ及び
ガイド部材をプランジヤに、またロツク部材をハ
ンドル軸にそれぞれ一体的に係合することもでき
る。
ガイド部材をプランジヤに、またロツク部材をハ
ンドル軸にそれぞれ一体的に係合することもでき
る。
第1図は本考案の一実施例の全体を示す図、第
2図は第1図中の−線断面拡大図、第3図は
第2図中の−線断面図、第4図は第2図中の
−線断面図、第5図は第2図中の−線断
面図、第6図は第2図中の矢示視図、第7a図
はスリーブの外観を示す図、第7b図は第7a図
中の矢示視図、第7c図は第7a図中の矢示
図、第8図はロツク部材の外観を示す図である。 10……ステツキ型ハンドブレーキ、11……
ハンドル、11a……グリツプ部、11c……ハ
ンドル軸部、12……プランジヤ、12a……ラ
チエツト、14……ブレーキ作動用ワイヤー、1
6……ポール、19……スリーブ、20……ガイ
ド部材、20a……底壁、20b……切欠き、2
2……ロツク部材、22b……突起、23……圧
縮スプリング、19a,22a……回転カム面。
2図は第1図中の−線断面拡大図、第3図は
第2図中の−線断面図、第4図は第2図中の
−線断面図、第5図は第2図中の−線断
面図、第6図は第2図中の矢示視図、第7a図
はスリーブの外観を示す図、第7b図は第7a図
中の矢示視図、第7c図は第7a図中の矢示
図、第8図はロツク部材の外観を示す図である。 10……ステツキ型ハンドブレーキ、11……
ハンドル、11a……グリツプ部、11c……ハ
ンドル軸部、12……プランジヤ、12a……ラ
チエツト、14……ブレーキ作動用ワイヤー、1
6……ポール、19……スリーブ、20……ガイ
ド部材、20a……底壁、20b……切欠き、2
2……ロツク部材、22b……突起、23……圧
縮スプリング、19a,22a……回転カム面。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 一端側にハンドルを取付けたプランジヤを車体
に対し軸線方向に摺動可能で且つ軸線周りに回転
可能に装着し、このプランジヤの他端にブレーキ
作動用ワイヤーを直接又は間接適に連結し、運転
者がハンドルを持つてプランジヤを引きブレーキ
を作動させた時ブレーキ反力に抗してプランジヤ
を引き出し位置に保持し、この保持をプランジヤ
の一方向回転により解くロツク機構を設けてなる
車両用ステツキ型ハンドブレーキにおいて、 前記ハンドルにそのグリツプ部一端寄り部位か
らグリツプ部に対し直角に突出するハンドル軸部
を設け、このハンドル軸部と前記プランジヤの一
端のいずれか一方にスリーブとこのスリーブを開
口部内に嵌入した有底円筒状のガイド部材とを固
設し、またその他方は前記ガイド部材の底壁を軸
方向へ摺動可能に貫通させて前記ガイド部材の内
側に挿入し且つ前記ガイド部材の内側に摺動及び
回転可能に嵌合したロツク部材と一体的に結合
し、このロツク部材及び前記スリーブの対向端面
にはロツク部材と前記ガイド部材の底壁との間に
介装した圧縮スプリングの力により前記ハンドル
の前記プランジヤに対する回転位置を複数の規定
位置に保持させるところの複数の谷及び複数の山
を有した回転カム面を形成し、これら回転カム面
は回転カム面上の直線で該回転カム面の中心を通
るものはどの方向のものでも回転カムの中心軸に
垂直な連続した面となるように形成し、前記ガイ
ド部材の底壁及びこの底壁と対向する前記ロツク
部材の端面には前記ハンドルが前記プランジヤに
対し前記規定位置のうちの正規位置を占めている
状態でのみ前記ハンドルが引かれることにより係
合する複数の切欠き及び突起を前記プランジヤの
軸芯に関して非対称に形成し、前記ハンドルが前
記プランジヤに対して前記規定位置を占める状態
での前記切欠きと前記突起との間隔を前記回転カ
ム面の軸方向寸法よりも大きく設定したことを特
徴とする車両用ステツキ型ハンドブレーキの安全
装置。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14203483U JPS6049061U (ja) | 1983-09-12 | 1983-09-12 | 車両用ステツキ型ハンドブレ−キの安全装置 |
| DE8484101339T DE3464565D1 (en) | 1983-02-11 | 1984-02-09 | Stick type vehicle hand brake |
| US06/578,569 US4643043A (en) | 1983-02-11 | 1984-02-09 | Stick type vehicle hand brake lever means |
| EP84101339A EP0118773B1 (en) | 1983-02-11 | 1984-02-09 | Stick type vehicle hand brake |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14203483U JPS6049061U (ja) | 1983-09-12 | 1983-09-12 | 車両用ステツキ型ハンドブレ−キの安全装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6049061U JPS6049061U (ja) | 1985-04-06 |
| JPH0214533Y2 true JPH0214533Y2 (ja) | 1990-04-19 |
Family
ID=30317492
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14203483U Granted JPS6049061U (ja) | 1983-02-11 | 1983-09-12 | 車両用ステツキ型ハンドブレ−キの安全装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6049061U (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6953713B2 (en) | 1992-05-29 | 2005-10-11 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Electric device, matrix device, electro-optical display device and semiconductor memory having thin-film transistors |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5889468A (ja) * | 1981-11-19 | 1983-05-27 | Nippon Denso Co Ltd | 車両用動力舵取装置 |
-
1983
- 1983-09-12 JP JP14203483U patent/JPS6049061U/ja active Granted
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6953713B2 (en) | 1992-05-29 | 2005-10-11 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Electric device, matrix device, electro-optical display device and semiconductor memory having thin-film transistors |
| US7223996B2 (en) | 1992-05-29 | 2007-05-29 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Electric device, matrix device, electro-optical display device, and semiconductor memory having thin-film transistors |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6049061U (ja) | 1985-04-06 |
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