JPH0215421B2 - - Google Patents
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- JPH0215421B2 JPH0215421B2 JP56079927A JP7992781A JPH0215421B2 JP H0215421 B2 JPH0215421 B2 JP H0215421B2 JP 56079927 A JP56079927 A JP 56079927A JP 7992781 A JP7992781 A JP 7992781A JP H0215421 B2 JPH0215421 B2 JP H0215421B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pressure
- chamber
- output
- valve
- hydraulic
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T8/00—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force
- B60T8/26—Arrangements for adjusting wheel-braking force to meet varying vehicular or ground-surface conditions, e.g. limiting or varying distribution of braking force characterised by producing differential braking between front and rear wheels
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Hydraulic Control Valves For Brake Systems (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、車両用の制動油圧制御装置に関する
もので、特に、後輪の制動油圧として前輪の制動
油圧より減圧した油圧を供給するようにした制動
油圧制御装置に関するものである。
もので、特に、後輪の制動油圧として前輪の制動
油圧より減圧した油圧を供給するようにした制動
油圧制御装置に関するものである。
従来、自動車の制動装置において、制動時、車
両における荷重の前方移動による後輪荷重の減少
に応じ、後輪ブレーキの油圧の上昇を抑制して、
後輪のロツク現象を防止し、効率の良い制動作用
を得るために、マスタシリンダと後輪ブレーキ間
を結ぶ油路に、車両の所定値以上の制動効果、す
なわち所定値以上の減速度を感知したとき、マス
タシリンダの出力油圧を減圧して後輪ブレーキに
伝達するようにした制動油圧制御装置を介装した
ものが知られている。この制御装置は、マスタシ
リンダ側の油圧と後輪ブレーキ側の油圧とを両側
から受ける差動ピストンと、マスタシリンダ側と
後輪ブレーキ側とを連通あるいは遮断する重錘弁
体とを有するもので、車両の減速度が所定値以上
に達すると、その重錘弁体がマスタシリンダと後
輪ブレーキの油圧作動部との間を遮断し、マスタ
シリンダからの油圧により差動ピストンを移動さ
せて、後輪ブレーキ側に一定の比率で減圧した制
動油圧を加えるようになつている。このようにし
て、前輪と後輪の制動力の比は、重錘弁体の作動
時点で折曲する直線状に変化することとなり、そ
の比の理想的変化を表す制動力理想曲線に近似し
た特性を得ることができる。
両における荷重の前方移動による後輪荷重の減少
に応じ、後輪ブレーキの油圧の上昇を抑制して、
後輪のロツク現象を防止し、効率の良い制動作用
を得るために、マスタシリンダと後輪ブレーキ間
を結ぶ油路に、車両の所定値以上の制動効果、す
なわち所定値以上の減速度を感知したとき、マス
タシリンダの出力油圧を減圧して後輪ブレーキに
伝達するようにした制動油圧制御装置を介装した
ものが知られている。この制御装置は、マスタシ
リンダ側の油圧と後輪ブレーキ側の油圧とを両側
から受ける差動ピストンと、マスタシリンダ側と
後輪ブレーキ側とを連通あるいは遮断する重錘弁
体とを有するもので、車両の減速度が所定値以上
に達すると、その重錘弁体がマスタシリンダと後
輪ブレーキの油圧作動部との間を遮断し、マスタ
シリンダからの油圧により差動ピストンを移動さ
せて、後輪ブレーキ側に一定の比率で減圧した制
動油圧を加えるようになつている。このようにし
て、前輪と後輪の制動力の比は、重錘弁体の作動
時点で折曲する直線状に変化することとなり、そ
の比の理想的変化を表す制動力理想曲線に近似し
た特性を得ることができる。
ところで、この制動力理想曲線は、車種によつ
ては、言い換えれば車両の前、後輪の荷重配分に
よつては、運転者のみが乗車している1名時と所
定の人員あるいは貨物を積載している定積時とで
変化する。すなわち、1名時には定積時より後輪
がロツクしやすいので、前後輪の制動圧力の比は
大きくしなければならない。したがつて、このよ
うな車種においては、1名時と定積時とで制動油
圧制御装置の特性が変えられることが望ましい。
ては、言い換えれば車両の前、後輪の荷重配分に
よつては、運転者のみが乗車している1名時と所
定の人員あるいは貨物を積載している定積時とで
変化する。すなわち、1名時には定積時より後輪
がロツクしやすいので、前後輪の制動圧力の比は
大きくしなければならない。したがつて、このよ
うな車種においては、1名時と定積時とで制動油
圧制御装置の特性が変えられることが望ましい。
本発明は上述の点に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、1名時と定積時とで特性
が自動的に変化する車両用の制動油圧制御装置を
得ることにある。
の目的とするところは、1名時と定積時とで特性
が自動的に変化する車両用の制動油圧制御装置を
得ることにある。
本発明の他の目的は、定積時のマスタシリンダ
の出力油圧が所定の大きさに達したとき、差動ピ
ストンの移動を停止させて後輪の制動油圧を一定
に保持する圧力不変区間を設けることにより、後
輪のロツク現象を一層防止するようにした車両用
制動油圧制御装置を得ることである。
の出力油圧が所定の大きさに達したとき、差動ピ
ストンの移動を停止させて後輪の制動油圧を一定
に保持する圧力不変区間を設けることにより、後
輪のロツク現象を一層防止するようにした車両用
制動油圧制御装置を得ることである。
本発明の更に他の目的は、重錘弁体が誤作動し
た場合でも、後輪の制動作用は確実に働くように
した車両用制動油圧制御装置を得ることである。
た場合でも、後輪の制動作用は確実に働くように
した車両用制動油圧制御装置を得ることである。
そして上記目的を達成するために本発明によれ
ば、マスタシリンダの出力油圧を後輪ブレーキの
油圧作動部に供給する油路に介装したハウジング
と;このハウジング内のシリンダ孔に摺動可能に
嵌合され、前記マスタシリンダに連通する入力油
圧室と前記後輪ブレーキの油圧作動部に連通する
出力油圧室とを画成すると共に、その出力油圧室
側の受圧面積が入力油圧室側のそれよりも大きく
設定された差動ピストンと;この差動ピストンを
出力油圧室側に弾発する調圧ばねと;前記差動ピ
ストンの出力油圧室側の端面に開口すると共に前
記入、出力油圧室間を連通するよう該差動ピスト
ンに形成した連通路内に収容されて、通常は前記
シリンダ孔の出力油圧室側の内端壁に当接するよ
うばね付勢された弁体と;前記ハウジング内に設
けられ、前記連通路を迂回して前記入、出力油圧
室間を連通させる弁孔に連なる弁室と;この弁室
内に収容され、車両の減速度が所定値以上の時に
その慣性力により移動して前記弁孔を閉塞する重
錘弁体と;を少なくとも備え、前記差動ピストン
には、前記出力油圧の増大に伴い該差動ピストン
が入力油圧室側に所定量以上移動したとき前記弁
体に当接して前記連通路を閉鎖する弁座が設けら
れ、前記調圧ばねは、前記弁孔が閉塞され且つ前
記弁体が前記内端壁に当接した状態で前記出力油
圧が所定値を越えた時に前記差動ピストン及び弁
体との協働により該出力油圧を比例的に減圧して
後輪ブレーキの油圧作動部側に伝達し得るよう構
成されたことを特徴とする。
ば、マスタシリンダの出力油圧を後輪ブレーキの
油圧作動部に供給する油路に介装したハウジング
と;このハウジング内のシリンダ孔に摺動可能に
嵌合され、前記マスタシリンダに連通する入力油
圧室と前記後輪ブレーキの油圧作動部に連通する
出力油圧室とを画成すると共に、その出力油圧室
側の受圧面積が入力油圧室側のそれよりも大きく
設定された差動ピストンと;この差動ピストンを
出力油圧室側に弾発する調圧ばねと;前記差動ピ
ストンの出力油圧室側の端面に開口すると共に前
記入、出力油圧室間を連通するよう該差動ピスト
ンに形成した連通路内に収容されて、通常は前記
シリンダ孔の出力油圧室側の内端壁に当接するよ
うばね付勢された弁体と;前記ハウジング内に設
けられ、前記連通路を迂回して前記入、出力油圧
室間を連通させる弁孔に連なる弁室と;この弁室
内に収容され、車両の減速度が所定値以上の時に
その慣性力により移動して前記弁孔を閉塞する重
錘弁体と;を少なくとも備え、前記差動ピストン
には、前記出力油圧の増大に伴い該差動ピストン
が入力油圧室側に所定量以上移動したとき前記弁
体に当接して前記連通路を閉鎖する弁座が設けら
れ、前記調圧ばねは、前記弁孔が閉塞され且つ前
記弁体が前記内端壁に当接した状態で前記出力油
圧が所定値を越えた時に前記差動ピストン及び弁
体との協働により該出力油圧を比例的に減圧して
後輪ブレーキの油圧作動部側に伝達し得るよう構
成されたことを特徴とする。
以下、図面により本発明の一実施例について説
明すると、第1図において、ブレーキペダル1に
より作動されるタンデム型マスタシリンダ2の出
力ポートP1,P2には、それぞれ油路L1,L2が接
続され、マスタシリンダ2の出力油圧が前輪ブレ
ーキBf及び後輪ブレーキBrの各油圧作動部に給
送されるようになつている。油路L2には、制動
油圧制御装置Cのハウジング3が介装されてい
る。このハウジング3は、車両の進行方向に対し
て前方上向きの所定の傾斜角θをもつて車体に固
着されている。
明すると、第1図において、ブレーキペダル1に
より作動されるタンデム型マスタシリンダ2の出
力ポートP1,P2には、それぞれ油路L1,L2が接
続され、マスタシリンダ2の出力油圧が前輪ブレ
ーキBf及び後輪ブレーキBrの各油圧作動部に給
送されるようになつている。油路L2には、制動
油圧制御装置Cのハウジング3が介装されてい
る。このハウジング3は、車両の進行方向に対し
て前方上向きの所定の傾斜角θをもつて車体に固
着されている。
ハウジング3には、小径孔部4と大径孔部5と
を有するシリンダ孔6が形成されており、このシ
リンダ孔6の後端(図では右端)は、エンドプラ
グ7により封鎖されている。このエンドプラグ7
には、シリンダ孔6の小径孔部4より更に小径の
小径シリンダ孔8が形成されており、この小径シ
リンダ孔8とシリンダ孔6の小径孔部4とには、
段付きの差動ピストン9の小径部10と大径部1
1とがそれぞれ摺合している。かくして、シリン
ダ孔6の大径孔部5と差動ピストン9の小径部1
0との間には、入力油圧室12が画成され、シリ
ンダ孔6の小径孔部4と差動ピストン9の前端面
(図の左端面)との間には、出力油圧室13が画
成される。これらの入力油圧室12及び出力油圧
室13は、それぞれ油路L2の上流側に接続され
る入力ポート14及び油路L2の下流側に接続さ
れる出力ポート15を通して、マスタシリンダ2
及び後輪ブレーキBrの油圧作動部に常時連通し
ている。また、エンドプラグ7の小径シリンダ孔
8には、差動ピストン9の後端面により大気室1
6が画成される。この大気室16は、エンドプラ
グ7の端壁に形成された通気孔17及びエンドプ
ラグ7の背面に止め輪18によつて装着されたダ
ストシール19を通して、大気に連通している。
を有するシリンダ孔6が形成されており、このシ
リンダ孔6の後端(図では右端)は、エンドプラ
グ7により封鎖されている。このエンドプラグ7
には、シリンダ孔6の小径孔部4より更に小径の
小径シリンダ孔8が形成されており、この小径シ
リンダ孔8とシリンダ孔6の小径孔部4とには、
段付きの差動ピストン9の小径部10と大径部1
1とがそれぞれ摺合している。かくして、シリン
ダ孔6の大径孔部5と差動ピストン9の小径部1
0との間には、入力油圧室12が画成され、シリ
ンダ孔6の小径孔部4と差動ピストン9の前端面
(図の左端面)との間には、出力油圧室13が画
成される。これらの入力油圧室12及び出力油圧
室13は、それぞれ油路L2の上流側に接続され
る入力ポート14及び油路L2の下流側に接続さ
れる出力ポート15を通して、マスタシリンダ2
及び後輪ブレーキBrの油圧作動部に常時連通し
ている。また、エンドプラグ7の小径シリンダ孔
8には、差動ピストン9の後端面により大気室1
6が画成される。この大気室16は、エンドプラ
グ7の端壁に形成された通気孔17及びエンドプ
ラグ7の背面に止め輪18によつて装着されたダ
ストシール19を通して、大気に連通している。
差動ピストン9の大径部11の内部には、円筒
状の空所20が形成されており、この空所20内
に弁体21の弁頭22が収容されている。この空
所20は、差動ピストン9の前端部に固着された
端部ピストン23とこれを貫通する弁体21とに
より前端面を封鎖されるようになつている。そし
て、この空所20は、差動ピストン9に設けた貫
通孔24及び端部ピストン23に設けた貫通孔2
5によつて、それぞれ入力油圧室12及び出力油
圧室13に連通するようになつており、この空所
20及び貫通孔24,25によつて、入力油圧室
12と出力油圧室13間を連通させ得る連通路p
を形成している。端部ピストン23の後端には弁
座26が形成されており、この弁座26に弁体2
1の弁頭22が当接したときは、入力油圧室12
と出力油圧室13間の作動油の流通は遮断され
る。
状の空所20が形成されており、この空所20内
に弁体21の弁頭22が収容されている。この空
所20は、差動ピストン9の前端部に固着された
端部ピストン23とこれを貫通する弁体21とに
より前端面を封鎖されるようになつている。そし
て、この空所20は、差動ピストン9に設けた貫
通孔24及び端部ピストン23に設けた貫通孔2
5によつて、それぞれ入力油圧室12及び出力油
圧室13に連通するようになつており、この空所
20及び貫通孔24,25によつて、入力油圧室
12と出力油圧室13間を連通させ得る連通路p
を形成している。端部ピストン23の後端には弁
座26が形成されており、この弁座26に弁体2
1の弁頭22が当接したときは、入力油圧室12
と出力油圧室13間の作動油の流通は遮断され
る。
空所20内には、弁体21をシリンダ孔6の端
壁Wに当接させる方向に常時付勢する弁ばね27
が縮設されている。また、入力油圧室12内に
は、差動ピストン9を前方、すなわち出力油圧室
13の方向に一定のばね力で押圧する調圧ばねと
してのばね28が収容されている。したがつて、
通常は、差動ピストン9の前端の端部ピストン2
3及び弁体21の各前端面がいずれもシリンダ孔
6の端壁Wに当接した図示の位置にあり、弁頭2
2は弁座26から離れている。
壁Wに当接させる方向に常時付勢する弁ばね27
が縮設されている。また、入力油圧室12内に
は、差動ピストン9を前方、すなわち出力油圧室
13の方向に一定のばね力で押圧する調圧ばねと
してのばね28が収容されている。したがつて、
通常は、差動ピストン9の前端の端部ピストン2
3及び弁体21の各前端面がいずれもシリンダ孔
6の端壁Wに当接した図示の位置にあり、弁頭2
2は弁座26から離れている。
ハウジング3には、また、車両の前後方向に延
びる軸線をもつ円筒状の弁室29が形成されてい
る。この弁室29の後端(図では右端)は、蓋体
30によつて閉塞されている。この蓋体30の上
部には、弁室29の軸線に平行な絞り孔31が形
成されており、この絞り孔31及びハウジング3
に設けられた流入路32によつて、弁室29が入
力油圧室12に連通している。ハウジング3に
は、更に弁室29の前面に開口する弁孔33と、
この弁孔33を出力油圧室13に連通する流出路
34とが形成されている。この弁室29に開口す
る弁孔33の周囲には弾性弁座35が設けられて
おり、弁室29内に収容された球状の重錘弁体3
6がこの弁座34に着座あるいは離脱することに
よつて、弁孔33を開閉制御するようになつてい
る。ハウジング3は車両の進行方向に対して前方
上向きに取り付けられているので、弁室29の底
面は傾斜しており、それによつて重錘弁体36は
通常は蓋体30に支承された下方位置にあり、弁
孔33を開放している。
びる軸線をもつ円筒状の弁室29が形成されてい
る。この弁室29の後端(図では右端)は、蓋体
30によつて閉塞されている。この蓋体30の上
部には、弁室29の軸線に平行な絞り孔31が形
成されており、この絞り孔31及びハウジング3
に設けられた流入路32によつて、弁室29が入
力油圧室12に連通している。ハウジング3に
は、更に弁室29の前面に開口する弁孔33と、
この弁孔33を出力油圧室13に連通する流出路
34とが形成されている。この弁室29に開口す
る弁孔33の周囲には弾性弁座35が設けられて
おり、弁室29内に収容された球状の重錘弁体3
6がこの弁座34に着座あるいは離脱することに
よつて、弁孔33を開閉制御するようになつてい
る。ハウジング3は車両の進行方向に対して前方
上向きに取り付けられているので、弁室29の底
面は傾斜しており、それによつて重錘弁体36は
通常は蓋体30に支承された下方位置にあり、弁
孔33を開放している。
次に、上記制動油圧制御装置の作用を説明する
と、通常の車両走行時には、差動ピストン9及び
重錘弁体36は第1図に示す位置にある。したが
つて、ここでブレーキペダル1によりマスタシリ
ンダ2を作動すると、その一方の出力ポートP1
から送出される圧油は、油路L1を経て前輪ブレ
ーキBfの油圧作動部に供給されてそれを作動す
る。同時にマスタシリンダ2の他方の出力ポート
P2から送出される圧油は、油路L2を経て制動油
圧制御装置Cの入力ポート14に導入され、入力
油圧室12から貫通孔24、空所20、貫通孔2
5よりなる連通路pを通して出力油圧室13に、
また、流入路32、絞り孔31、弁室29から弁
孔33、流出路34を介して出力油圧室13に、
両方から流入し、出力ポート15、油路L2の下
流を経て、後輪ブレーキBrの油圧作動部に供給
され、それを作動する。したがつて、この間にお
いては、マスタシリンダ2の出力油圧、すなわち
制動油圧制御装置Cの入力油圧室12内の油圧が
上昇すると、後輪ブレーキBrの制動油圧、すな
わち出力油圧室13内の油圧もそれに比例して上
昇する。この間の制御装置Cの入力油圧、すなわ
ち入力油圧室12内の油圧と出力油圧、すなわち
出力油圧室13内の油圧の関係は、第2図の特性
図の実線a1のようになる。
と、通常の車両走行時には、差動ピストン9及び
重錘弁体36は第1図に示す位置にある。したが
つて、ここでブレーキペダル1によりマスタシリ
ンダ2を作動すると、その一方の出力ポートP1
から送出される圧油は、油路L1を経て前輪ブレ
ーキBfの油圧作動部に供給されてそれを作動す
る。同時にマスタシリンダ2の他方の出力ポート
P2から送出される圧油は、油路L2を経て制動油
圧制御装置Cの入力ポート14に導入され、入力
油圧室12から貫通孔24、空所20、貫通孔2
5よりなる連通路pを通して出力油圧室13に、
また、流入路32、絞り孔31、弁室29から弁
孔33、流出路34を介して出力油圧室13に、
両方から流入し、出力ポート15、油路L2の下
流を経て、後輪ブレーキBrの油圧作動部に供給
され、それを作動する。したがつて、この間にお
いては、マスタシリンダ2の出力油圧、すなわち
制動油圧制御装置Cの入力油圧室12内の油圧が
上昇すると、後輪ブレーキBrの制動油圧、すな
わち出力油圧室13内の油圧もそれに比例して上
昇する。この間の制御装置Cの入力油圧、すなわ
ち入力油圧室12内の油圧と出力油圧、すなわち
出力油圧室13内の油圧の関係は、第2図の特性
図の実線a1のようになる。
このように入力油圧と出力油圧が同様に上昇す
ると、差動ピストン9の入力油圧室12側の受圧
面積と出力油圧室13側の受圧面積との差によ
り、差動ピストン9全体に働く後方、すなわち入
力油圧室12側への押圧力が、ばね28のセツト
荷重より大となり、差動ピストン9を入力油圧室
12側へ摺動させる。そして、前後輪ブレーキ
Bf,Brの作動により車両は減速するが、運転者
のみが乗車している1名時には、制動油圧が比較
的低いうちに大きな減速度が得られるので、差動
ピストン9が後退して弁頭22に弁座26が着座
する以前に、車両の減速度は所定値に達する。
ると、差動ピストン9の入力油圧室12側の受圧
面積と出力油圧室13側の受圧面積との差によ
り、差動ピストン9全体に働く後方、すなわち入
力油圧室12側への押圧力が、ばね28のセツト
荷重より大となり、差動ピストン9を入力油圧室
12側へ摺動させる。そして、前後輪ブレーキ
Bf,Brの作動により車両は減速するが、運転者
のみが乗車している1名時には、制動油圧が比較
的低いうちに大きな減速度が得られるので、差動
ピストン9が後退して弁頭22に弁座26が着座
する以前に、車両の減速度は所定値に達する。
このように車両に所定の減速度が発生すると、
重錘弁体36がそれを感知して、自己の慣性力に
より弁室29の底面の傾斜面を登り、弁座35に
着座して弁孔33を閉じる。しかしながら、出力
油圧室13には入力油圧室12からの貫通孔2
4、空所20、貫通孔25を通して圧油が供給さ
れるので、弁体21の弁頭22と弁座26とが当
接するまでは、出力油圧室13内の油圧は入力油
圧室12内の油圧の上昇に伴つて依然上昇する。
重錘弁体36がそれを感知して、自己の慣性力に
より弁室29の底面の傾斜面を登り、弁座35に
着座して弁孔33を閉じる。しかしながら、出力
油圧室13には入力油圧室12からの貫通孔2
4、空所20、貫通孔25を通して圧油が供給さ
れるので、弁体21の弁頭22と弁座26とが当
接するまでは、出力油圧室13内の油圧は入力油
圧室12内の油圧の上昇に伴つて依然上昇する。
差動ピストン9が後退して弁体21の弁頭22
が弁座26に当接すると、入力油圧室12から出
力油圧室13への圧油の流通は完全に遮断され
る。したがつて、後輪ブレーキBrの制動油圧の
上昇は抑制される。その後、更にブレーキペダル
1の踏力を増大させて、マスタシリンダ2の出力
油圧、したがつて入力油圧室12内の油圧を上昇
させると、差動ピストン9に加わる前方への押圧
力が大きくなり、差動ピストン9が前方へ摺動
し、この摺動によつて出力油圧室13内の油圧が
上昇する。同時に、その摺動に伴い弁頭22と弁
座26との間が開いて入力油圧室12から出力油
圧室13に圧油が流入するので、出力油圧室13
内の油圧は更に上昇する。この油圧が入力油圧室
12内の油圧に近い値まで達すると、再び差動ピ
ストン9が後退して、弁体21により入力油圧室
12と出力油圧室13間の連通路pが閉塞され、
出力油圧室13内の油圧の上昇が抑制される。こ
のような作用の繰り返しによつて、制動油圧制御
装置Cの出力油圧は入力油圧に比べて低く保持さ
れる。このときの減圧比は、差動ピストン9の入
力油圧室12側及び出力油圧室13側の各受圧面
積から弁体21の有効断面積を差し引いた有効面
積の比となる。したがつて、このときの入力油圧
との関係は、第2図の特性曲線上の実線b1で示さ
れるようになる。
が弁座26に当接すると、入力油圧室12から出
力油圧室13への圧油の流通は完全に遮断され
る。したがつて、後輪ブレーキBrの制動油圧の
上昇は抑制される。その後、更にブレーキペダル
1の踏力を増大させて、マスタシリンダ2の出力
油圧、したがつて入力油圧室12内の油圧を上昇
させると、差動ピストン9に加わる前方への押圧
力が大きくなり、差動ピストン9が前方へ摺動
し、この摺動によつて出力油圧室13内の油圧が
上昇する。同時に、その摺動に伴い弁頭22と弁
座26との間が開いて入力油圧室12から出力油
圧室13に圧油が流入するので、出力油圧室13
内の油圧は更に上昇する。この油圧が入力油圧室
12内の油圧に近い値まで達すると、再び差動ピ
ストン9が後退して、弁体21により入力油圧室
12と出力油圧室13間の連通路pが閉塞され、
出力油圧室13内の油圧の上昇が抑制される。こ
のような作用の繰り返しによつて、制動油圧制御
装置Cの出力油圧は入力油圧に比べて低く保持さ
れる。このときの減圧比は、差動ピストン9の入
力油圧室12側及び出力油圧室13側の各受圧面
積から弁体21の有効断面積を差し引いた有効面
積の比となる。したがつて、このときの入力油圧
との関係は、第2図の特性曲線上の実線b1で示さ
れるようになる。
すなわち、この制動油圧制御装置Cの1名時の
場合の特性は、重錘弁体36の作動時点P1の圧
力よりやや高い圧力点q1において折曲する直線
a1,b1により表され、この場合の制動力理想曲線
m1に近似した特性となる。
場合の特性は、重錘弁体36の作動時点P1の圧
力よりやや高い圧力点q1において折曲する直線
a1,b1により表され、この場合の制動力理想曲線
m1に近似した特性となる。
車両が所定の人員あるいは貨物を積載している
定積時には、車両の減速度が所定の値に達するま
でに制動油圧はかなり高くなる。したがつて、こ
の場合には、ブレーキペダル1によりマスタシリ
ンダ2を作動させ、その出力油圧を上昇させる
と、制動油圧制御装置Cの入力油圧室12内の油
圧及び出力油圧室13内の油圧はともに上昇し
て、差動ピストン9を後方、すなわち入力油圧室
12側に摺動させ、弁体21により入力油圧室1
2と出力油圧室13間の連通路pを閉塞する。し
かし、出力油圧室13には入力油圧室12から弁
室29を通しての圧油が供給されるので、出力油
圧室13内の油圧は上昇を続ける。そして、差動
ピストン9は更に後方に移動して、弁体21をシ
リンダ孔6の端壁Wから離れさせる。このとき、
弁体21は弁ばね27及び入力油圧により押圧さ
れて、その弁頭22を弁座26に着座させた状態
に保持される。この間の制動油圧制御装置Cの入
力油圧と出力油圧の関係は、第2図の特性図上の
実線a2のようになる。
定積時には、車両の減速度が所定の値に達するま
でに制動油圧はかなり高くなる。したがつて、こ
の場合には、ブレーキペダル1によりマスタシリ
ンダ2を作動させ、その出力油圧を上昇させる
と、制動油圧制御装置Cの入力油圧室12内の油
圧及び出力油圧室13内の油圧はともに上昇し
て、差動ピストン9を後方、すなわち入力油圧室
12側に摺動させ、弁体21により入力油圧室1
2と出力油圧室13間の連通路pを閉塞する。し
かし、出力油圧室13には入力油圧室12から弁
室29を通しての圧油が供給されるので、出力油
圧室13内の油圧は上昇を続ける。そして、差動
ピストン9は更に後方に移動して、弁体21をシ
リンダ孔6の端壁Wから離れさせる。このとき、
弁体21は弁ばね27及び入力油圧により押圧さ
れて、その弁頭22を弁座26に着座させた状態
に保持される。この間の制動油圧制御装置Cの入
力油圧と出力油圧の関係は、第2図の特性図上の
実線a2のようになる。
制動油圧が上昇して、車両に所定の減速度が発
生すると、重錘弁体36が慣性力によつて移動し
て、弁孔33を閉じる。こうして、入力油圧室1
2から出力油圧室13への圧油の流通は完全に遮
断され、後輪ブレーキBrの制動油圧の上昇は抑
制される。更に入力油圧室12内の油圧を上昇さ
せると、差動ピストン9に加わる前方への押圧力
が大きくなり、差動ピストン9が前方へ移動す
る。この移動によつて出力油圧室13内の油圧は
上昇するが、その圧力は差動ピストン9の入力油
圧室12側の受圧面積と出力油圧室13側の受圧
面積の比に等しい割合で減圧される。したがつ
て、このときの減圧比は1名時の場合よりは1に
近づき、その特性図は第2図の実線b2に示すよう
に、1名時の場合の実線b1に比べて大きな勾配の
直線となる。
生すると、重錘弁体36が慣性力によつて移動し
て、弁孔33を閉じる。こうして、入力油圧室1
2から出力油圧室13への圧油の流通は完全に遮
断され、後輪ブレーキBrの制動油圧の上昇は抑
制される。更に入力油圧室12内の油圧を上昇さ
せると、差動ピストン9に加わる前方への押圧力
が大きくなり、差動ピストン9が前方へ移動す
る。この移動によつて出力油圧室13内の油圧は
上昇するが、その圧力は差動ピストン9の入力油
圧室12側の受圧面積と出力油圧室13側の受圧
面積の比に等しい割合で減圧される。したがつ
て、このときの減圧比は1名時の場合よりは1に
近づき、その特性図は第2図の実線b2に示すよう
に、1名時の場合の実線b1に比べて大きな勾配の
直線となる。
入力油圧室12内の油圧の上昇に伴い差動ピス
トン9が前方に向かつて摺動し、弁体21の前端
面がシリンダ孔6の端壁Wに当接すると、受圧面
積が変化するために、出力油圧室13内の油圧に
より差動ピストン9に加えられる後方への力の方
が、入力油圧室12内の油圧により加えられる前
方への力より大きくなり、差動ピストン9の前進
は停止される。この状態は、入力油圧室12内の
圧力が更に上昇して差動ピストン9を前進させ、
弁体21の弁頭22から弁座26が離れるように
なるまで続く。すなわち、この間は出力油圧室1
3内の油圧、したがつて後輪の制動油圧が一定に
保持される。この間が第2図の実線zで示す圧力
不変区間である。
トン9が前方に向かつて摺動し、弁体21の前端
面がシリンダ孔6の端壁Wに当接すると、受圧面
積が変化するために、出力油圧室13内の油圧に
より差動ピストン9に加えられる後方への力の方
が、入力油圧室12内の油圧により加えられる前
方への力より大きくなり、差動ピストン9の前進
は停止される。この状態は、入力油圧室12内の
圧力が更に上昇して差動ピストン9を前進させ、
弁体21の弁頭22から弁座26が離れるように
なるまで続く。すなわち、この間は出力油圧室1
3内の油圧、したがつて後輪の制動油圧が一定に
保持される。この間が第2図の実線zで示す圧力
不変区間である。
このように、制動油圧制御装置Cの定積時の場
合の特性は、重錘弁体36の作動時点p2において
折曲し、更に弁体21が前進してその前端面がシ
リンダ孔6の端壁Wに当接する点r2において折曲
する直線a2,b2、zにより表され、この場合の制
動力理想曲線m2に近似した特性となる。
合の特性は、重錘弁体36の作動時点p2において
折曲し、更に弁体21が前進してその前端面がシ
リンダ孔6の端壁Wに当接する点r2において折曲
する直線a2,b2、zにより表され、この場合の制
動力理想曲線m2に近似した特性となる。
何らかの原因により重錘弁体36が誤作動した
場合、例えば車両が所定の減速度に達する前に弁
孔33が閉じられた場合には、弁体21が入力油
圧室12と出力油圧室13間の連通路pを閉じる
前であればそこを通して流入する圧油により後輪
ブレーキBrが作動されるし、弁体21が連通路
pを閉じた後であれば1名時の特性図実線b1のよ
うに作動して後輪ブレーキBrを作動する。した
がつて、いずれの場合にも後輪ブレーキBrは確
実に作動する。
場合、例えば車両が所定の減速度に達する前に弁
孔33が閉じられた場合には、弁体21が入力油
圧室12と出力油圧室13間の連通路pを閉じる
前であればそこを通して流入する圧油により後輪
ブレーキBrが作動されるし、弁体21が連通路
pを閉じた後であれば1名時の特性図実線b1のよ
うに作動して後輪ブレーキBrを作動する。した
がつて、いずれの場合にも後輪ブレーキBrは確
実に作動する。
なお、上記実施例においては、入力油圧室12
をシリンダ孔6の大径孔部5と差動ピストン9と
の間に形成し、エンドプラグ7の小径シリンダ孔
8に差動ピストン9の後端面により画成される室
16を大気室としているが、この大気室16の位
置を入力油圧室としてマスタシリンダ2からの出
力油圧を導くようにし、この入力油圧室から空所
20に連通する貫通孔を設けて、上記と同様の制
動油圧制御装置を構成することもできる。
をシリンダ孔6の大径孔部5と差動ピストン9と
の間に形成し、エンドプラグ7の小径シリンダ孔
8に差動ピストン9の後端面により画成される室
16を大気室としているが、この大気室16の位
置を入力油圧室としてマスタシリンダ2からの出
力油圧を導くようにし、この入力油圧室から空所
20に連通する貫通孔を設けて、上記と同様の制
動油圧制御装置を構成することもできる。
以上のように本発明によれば、マスタシリンダ
の出力油圧を後輪ブレーキの油圧作動部に供給す
る油路に介装したハウジングと;このハウジング
内のシリンダ孔に摺動可能に嵌合され、前記マス
タシリンダに連通する入力油圧室と前記後輪ブレ
ーキの油圧作動部に連通する出力油圧室とを画成
すると共に、その出力油圧室側の受圧面積が入力
油圧室側のそれよりも大きく設定された差動ピス
トンと;この差動ピストンを出力油圧室側に弾発
する調圧ばねと;前記差動ピストンの出力油圧室
側の端面に開口すると共に前記入、出力油圧室間
を連通するよう誤差動ピストンに形成した連通路
内に収容されて、通常は前記シリンダ孔の出力油
圧室側の内端壁に当接するようばね付勢された弁
体と;前記ハウジング内に設けられ、前記連通路
を迂回して前記入、出力油圧室間を連通させる弁
孔に連なる弁室と;この弁室内に収容され、車両
の減速度が所定値以上の時にその慣性力により移
動して前記弁孔を閉塞する重錘弁体と;を少なく
とも備え、前記差動ピストンには、前記出力油圧
の増大に伴い該差動ピストンが入力油圧室側に所
定量以上移動したとき前記弁体に当接して前記連
通路を閉鎖する弁座が設けられ、前記調圧ばね
は、前記弁孔が閉塞され且つ前記弁体が前記内端
壁に当接した状態で前記出力油圧が所定値を越え
た時に前記差動ピストン及び弁体との協働により
該出力油圧を比例的に減圧して後輪ブレーキの油
圧作動部側に伝達し得るよう構成されるので、1
名乗車時には前記重錘弁体による弁孔閉塞時点で
も前記弁体を前記内端壁に当接させておき、また
定積時には同時点の前より弁体を差動ピストンに
追従移動させて前記内端壁より離間させておくこ
とができ、これにより、1名乗車時と定積時とで
差動ピストンの入力油圧室側及び出力油圧室側の
各受圧面積の比率を異ならせることができ、しか
も上記1名乗車時には、調圧ばね及び差動ピスト
ンと、前記内端壁に接する弁体との協働によりマ
スタシリンダの出力油圧を比例的に減圧して後輪
ブレーキ側に伝えることができる一方、上記定積
時には、差動ピストンに弁体が実質的に一体化す
ることによつて変更される上記受圧面積の比率に
基づいて、同じくマスタシリンダの出力油圧を比
例的に減圧して後輪ブレーキ側に伝えることがで
き、それらの結果、上記1名乗車時と定積時とで
マスタシリンダの出力油圧の減圧比を変えること
ができて、その各々の状態における制動力理想曲
線にそれぞれ近似した理想的な減圧特性を与える
ことができる。しかもこのような2種類の減圧特
性を得るのに差動ピストンは1個で済み、構造が
特別に複雑化することもないからコストの低減お
よび組立性の向上に寄与することができる。
の出力油圧を後輪ブレーキの油圧作動部に供給す
る油路に介装したハウジングと;このハウジング
内のシリンダ孔に摺動可能に嵌合され、前記マス
タシリンダに連通する入力油圧室と前記後輪ブレ
ーキの油圧作動部に連通する出力油圧室とを画成
すると共に、その出力油圧室側の受圧面積が入力
油圧室側のそれよりも大きく設定された差動ピス
トンと;この差動ピストンを出力油圧室側に弾発
する調圧ばねと;前記差動ピストンの出力油圧室
側の端面に開口すると共に前記入、出力油圧室間
を連通するよう誤差動ピストンに形成した連通路
内に収容されて、通常は前記シリンダ孔の出力油
圧室側の内端壁に当接するようばね付勢された弁
体と;前記ハウジング内に設けられ、前記連通路
を迂回して前記入、出力油圧室間を連通させる弁
孔に連なる弁室と;この弁室内に収容され、車両
の減速度が所定値以上の時にその慣性力により移
動して前記弁孔を閉塞する重錘弁体と;を少なく
とも備え、前記差動ピストンには、前記出力油圧
の増大に伴い該差動ピストンが入力油圧室側に所
定量以上移動したとき前記弁体に当接して前記連
通路を閉鎖する弁座が設けられ、前記調圧ばね
は、前記弁孔が閉塞され且つ前記弁体が前記内端
壁に当接した状態で前記出力油圧が所定値を越え
た時に前記差動ピストン及び弁体との協働により
該出力油圧を比例的に減圧して後輪ブレーキの油
圧作動部側に伝達し得るよう構成されるので、1
名乗車時には前記重錘弁体による弁孔閉塞時点で
も前記弁体を前記内端壁に当接させておき、また
定積時には同時点の前より弁体を差動ピストンに
追従移動させて前記内端壁より離間させておくこ
とができ、これにより、1名乗車時と定積時とで
差動ピストンの入力油圧室側及び出力油圧室側の
各受圧面積の比率を異ならせることができ、しか
も上記1名乗車時には、調圧ばね及び差動ピスト
ンと、前記内端壁に接する弁体との協働によりマ
スタシリンダの出力油圧を比例的に減圧して後輪
ブレーキ側に伝えることができる一方、上記定積
時には、差動ピストンに弁体が実質的に一体化す
ることによつて変更される上記受圧面積の比率に
基づいて、同じくマスタシリンダの出力油圧を比
例的に減圧して後輪ブレーキ側に伝えることがで
き、それらの結果、上記1名乗車時と定積時とで
マスタシリンダの出力油圧の減圧比を変えること
ができて、その各々の状態における制動力理想曲
線にそれぞれ近似した理想的な減圧特性を与える
ことができる。しかもこのような2種類の減圧特
性を得るのに差動ピストンは1個で済み、構造が
特別に複雑化することもないからコストの低減お
よび組立性の向上に寄与することができる。
また、定積時にマスタシリンダの出力油圧を増
大させた場合、差動ピストンが前進して弁体がシ
リンダ孔の端壁に当接すると、ある程度の時間は
後輪の制動油圧が一定に保たれるようになつてい
るので、後輪のロツク現象を一層防止することが
できる。
大させた場合、差動ピストンが前進して弁体がシ
リンダ孔の端壁に当接すると、ある程度の時間は
後輪の制動油圧が一定に保たれるようになつてい
るので、後輪のロツク現象を一層防止することが
できる。
更に、重錘弁体が適切に作動しない場合にあつ
ても、差動ピストンと弁体の作動によつて後輪の
制動作用を確保することができる。作動確実な車
両用制動油圧制御装置を得ることができるもので
ある。
ても、差動ピストンと弁体の作動によつて後輪の
制動作用を確保することができる。作動確実な車
両用制動油圧制御装置を得ることができるもので
ある。
第1図は、本発明装置の一実施例を示す縦断面
図、第2図は、同装置の特性を示すグラフであ
る。 2……マスタシリンダ、3……ハウジング、6
……シリンダ孔、9……差動ピストン、12……
入力油圧室、13……出力油圧室、20……空
所、21……弁体、29……弁室、33……弁
孔、36……重錘弁体、Br……後輪ブレーキ、
C……制動油圧制御装置、L2……油路。
図、第2図は、同装置の特性を示すグラフであ
る。 2……マスタシリンダ、3……ハウジング、6
……シリンダ孔、9……差動ピストン、12……
入力油圧室、13……出力油圧室、20……空
所、21……弁体、29……弁室、33……弁
孔、36……重錘弁体、Br……後輪ブレーキ、
C……制動油圧制御装置、L2……油路。
Claims (1)
- 1 マスタシリンダ2の出力油圧を後輪ブレーキ
Brの油圧作動部に供給する油路L2に介装したハ
ウジング3と;このハウジング3内のシリンダ孔
6に摺動可能に嵌合され、前記マスタシリンダ2
に連通する入力油圧室12と前記後輪ブレーキ
Brの油圧作動部に連通する出力油圧室13とを
画成すると共に、その出力油圧室13側の受圧面
積が入力油圧室12側のそれよりも大きく設定さ
れた差動ピストン9と;この差動ピストン9を出
力油圧室13側に弾発する調圧ばね28と;前記
差動ピストン9の出力油圧室13側の端面に開口
すると共に前記入、出力油圧室12,13間を連
通するよう該差動ピストン9に形成した連通路p
内に収容されて、通常は前記シリンダ孔6の出力
油圧室13側の内端壁Wに当接するようばね27
付勢された弁体21と;前記ハウジング3内に設
けられ、前記連通路pを迂回して前記入、出力油
圧室12,13間を連通させる弁孔33に連なる
弁室29と;この弁室29内に収容され、車両の
減速度が所定値以上の時にその慣性力により移動
して前記弁孔33を閉塞する重錘弁体36と;を
少なくとも備え、前記差動ピストン9には、前記
出力油圧の増大に伴い該差動ピストン9が入力油
圧室12側に所定量以上移動したとき前記弁体2
1に当接して前記連通路pを閉鎖する弁座26が
設けられ、前記調圧ばね28は、前記弁孔33が
閉塞され且つ前記弁体21が前記内端壁Wに当接
した状態で前記出力油圧が所定値を越えた時に前
記差動ピストン9及び弁体21との協働により該
出力油圧を比例的に減圧して後輪ブレーキBrの
油圧作動部側に伝達し得るよう構成されたことを
特徴とする、車両用制動油圧制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7992781A JPS57194146A (en) | 1981-05-26 | 1981-05-26 | Brake hydraulic control device for vehicle |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7992781A JPS57194146A (en) | 1981-05-26 | 1981-05-26 | Brake hydraulic control device for vehicle |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57194146A JPS57194146A (en) | 1982-11-29 |
| JPH0215421B2 true JPH0215421B2 (ja) | 1990-04-12 |
Family
ID=13703938
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7992781A Granted JPS57194146A (en) | 1981-05-26 | 1981-05-26 | Brake hydraulic control device for vehicle |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57194146A (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5568447A (en) * | 1978-11-20 | 1980-05-23 | Toyota Motor Corp | Deceleration detecting type braking hydraulic controller for vehicle |
-
1981
- 1981-05-26 JP JP7992781A patent/JPS57194146A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57194146A (en) | 1982-11-29 |
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