JPH0215612B2 - - Google Patents
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- JPH0215612B2 JPH0215612B2 JP13023986A JP13023986A JPH0215612B2 JP H0215612 B2 JPH0215612 B2 JP H0215612B2 JP 13023986 A JP13023986 A JP 13023986A JP 13023986 A JP13023986 A JP 13023986A JP H0215612 B2 JPH0215612 B2 JP H0215612B2
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- Heat Treatment Of Steel (AREA)
- Heat Treatment Of Sheet Steel (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本発明は成形性の優れた高強度冷延鋼板の製造
方法に関するものである。 [従来の技術] 従来の深絞り用高強度冷延鋼板の製造法は、比
較的ランダム方位をもつ熱延板を冷延・焼鈍して
製造する。それゆえ熱延板の状態ではr値の面内
異方性は小さい。しかし冷延率が大きくなるにつ
れて、r値の面内異方性は増加し、高値を示す
鋼板を製造するとΔrも大きくなる傾向にある。
また高r値を得るには、一般に70%以上の冷延を
行う必要がある。これは例えば特公昭58−57490
号公報で示されている。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明が解決しようとする問題点は、一つは従
来技術では低圧下率の冷延で高r値を有する鋼板
を製造することが難しいため、高圧下を達成し得
る大規模な冷延設備が必要であり、そのため設備
投資の負担が大きいことである。また今一つに高
r値を示す鋼板はr値の面内異方性が大きくなる
傾向があり、深絞り加工により顕著な耳が発生
し、製品の歩留りが低下する欠点がある。このよ
うな現象は特に高圧下冷延を行つた材料に頻繁に
みられる。 [問題点を解決するための手段] 本発明はかかる従来技術の問題点を解決するた
めに、C:0.05重量%以下、N:0.01重量%以
下、Nb:0.015重量%以上で該CおよびNの含有
量(重量%)がTi及びNbの一方あるいは両方の
添加量(重量%)とC/12+N/14<1.2(Ti/48
+Nb/93)の関係にあり、かつMnの含有量が
0.5重量%以上、3重量%以下であり、Pの含有
量が0.2重量%以下である鋼をAr3とAr3+150℃
の温度域で少なくとも60%以上圧延した後、仕上
圧延終了から捲取りまでの平均冷速を10℃/s以
上、50℃/s以下とし、550℃以上750℃以下で捲
取り、その後40%以上95%以下で冷延し再結晶処
理を施すことを特徴とする深絞り性の優れた冷延
鋼板を製造する方法を提供するものである。 以下、本発明の製造方法を詳細に説明する。な
お、以下の説明中の%は重量%である。 本発明のポイントは熱延時にr値が高く強い逆
V型のr値異方性を示す鋼板を製造し、それを冷
延、焼鈍することにより、値を下げることなし
に、r値の異方性を小さくする技術である。 本発明者等はNbを0.015重量%以上添加し、か
つ、Mnを0.5重量%以上添加した材料をAr3と
Ar3+150℃の温度域で60%以上圧延し、仕上か
ら捲取りまでの平均冷速を10℃/s以上で冷却す
ることにより、強い逆V型のr値異方性を示す熱
延板を製造できることを確認した。ここで、Nb
はオーステナイトの再結晶を抑制し、Mnの添加
は主に変態点を低下させることにより、間接的に
オーステナイトの再結晶を抑制していると思われ
る。オーステナイトをなるべく再結晶させない
で、強い圧延の集合組織を生成させるのには圧延
温度が高過ぎては難しい。本発明で、Ar3以上
Ar3+150℃の温度域で60%以上の圧下率で熱延
するという限定をおいたのは、Ar3+15℃以下で
60%以上熱延することによりオーステナイトがパ
ス間で、ほとんど再結晶することなしに、強い圧
延集合組織を持つためである。圧延をAr3以上と
限定したのは、周知のようにAr3変態点以下の温
度ではフエライトが生成し、これを圧延して得ら
れた熱延鋼板は、高いr値を示さないためであ
る。 本発明の説明で用いるAr3変態点はAr3(℃)=
910−507C(%)+27Si(%)−64Mn(%)で定義す
る。また圧延後捲取りまでの平均冷速を10℃/s
以上と限定したのは、これより遅い冷速で冷却す
ると変態前にオーステナイトが大部分再結晶を起
すと共に変態時に集合組織がランダム化し、所望
の強い逆V型のr値の異方性を有する熱延板が得
られないためである。また最大冷速を50℃/sと
したのはフエライト以外の変態組織率が高くなる
と最終製品のr値が低下するためである。また捲
取り温度の下限を550℃としたのは、これ以下の
捲取り温度ではフエライト以外の変態組織率が増
えるためである。そして上限温度を750℃とした
のは、酸洗性の劣化および品質の不均一化による
歩留りの低下を防ぐためである。 一方成分条件でC/12+N/14<1.2(Ti/48+
Nb/93)の限定を設けたのは、この条件下で高
r値が得られるためである。その理由は大部分の
C、NがTi、Nbによつて析出し、固溶状態の
C、Nが少なくr値の高い集合組織形成を抑制し
ないためと考えられる。またC、Nの量を、それ
ぞれ0.05%、及び0.01%以下に限定したのは、
C、N量がこれ以上添加されると前記の条件を満
足するTi、Nbの量も多くなり、経済的に不利に
なるだけでなく、鋼中に大量の析出物が存在する
と高r値を示す集合組織が形成されにくくなるた
めである。Mn量の上限を3%以下としたのは、
これ以上の添加は変態によるフエライトの生成分
率が減り逆V型のr異方性を示す熱延鋼板が得ら
れにくくなるばかりでなく、合金元素の添加によ
るコスト高を招くためである。また、強度向上の
ために添加したPの含有量を0.2%以下としたの
は、それ以上の添加により2次加工脆性の危険が
高まるためである。尚、本発明法による鋼の他の
成分としては、高強度鋼として含まれる成分、す
なわちSi<1.5%、S<0.02%、Al<0.1%、Cu<
1.0%、Cr<1.0%、Ni<1.0%、B<0.01%などが
添加されている。 最後に冷延率を2項にわけて限定した理由を述
べる。特許請求の範囲第1項に示した圧下率40%
から70%の冷延では、焼鈍板のLとC方向のr値
が向上し、値が大きくなると共にΔrが減少し、
異方性の小さい鋼板が得られる。本発明の熱延鋼
板はで1.1以上を示し、45゜方向のr値は非常に
高いので、このような低圧下の冷延でも高r値を
得ることができる。一方、特許請求範囲の第2項
で示した圧下率70%以上95%以下の冷延では、焼
鈍後非常に高いr値が得られる。そして、その際
のΔrは比較的小さく、深絞り加工後の耳の発生
は抑制される。95%以上の圧延では耳の発生が顕
著になるので冷延率の上限を95%とした。 [発明の効果] 本発明の方法によれば、設備投資費の低い小規
模冷延設備による低圧下率の冷延でも高いr値を
有する鋼板が製造できるばかりでなく、そのΔr
も小さいので歩留り向上にもつながり経済的効果
も大きい。又成分の調整により、特にMnとPの
量の調整により抗張力が300N/mm2から450N/mm2
の鋼板が製造でき、Δrが小さく、値の高い深
絞り性にすぐれた高強度冷延鋼板が製造でき工業
的に利用価値の高い発明である。
方法に関するものである。 [従来の技術] 従来の深絞り用高強度冷延鋼板の製造法は、比
較的ランダム方位をもつ熱延板を冷延・焼鈍して
製造する。それゆえ熱延板の状態ではr値の面内
異方性は小さい。しかし冷延率が大きくなるにつ
れて、r値の面内異方性は増加し、高値を示す
鋼板を製造するとΔrも大きくなる傾向にある。
また高r値を得るには、一般に70%以上の冷延を
行う必要がある。これは例えば特公昭58−57490
号公報で示されている。 [発明が解決しようとする問題点] 本発明が解決しようとする問題点は、一つは従
来技術では低圧下率の冷延で高r値を有する鋼板
を製造することが難しいため、高圧下を達成し得
る大規模な冷延設備が必要であり、そのため設備
投資の負担が大きいことである。また今一つに高
r値を示す鋼板はr値の面内異方性が大きくなる
傾向があり、深絞り加工により顕著な耳が発生
し、製品の歩留りが低下する欠点がある。このよ
うな現象は特に高圧下冷延を行つた材料に頻繁に
みられる。 [問題点を解決するための手段] 本発明はかかる従来技術の問題点を解決するた
めに、C:0.05重量%以下、N:0.01重量%以
下、Nb:0.015重量%以上で該CおよびNの含有
量(重量%)がTi及びNbの一方あるいは両方の
添加量(重量%)とC/12+N/14<1.2(Ti/48
+Nb/93)の関係にあり、かつMnの含有量が
0.5重量%以上、3重量%以下であり、Pの含有
量が0.2重量%以下である鋼をAr3とAr3+150℃
の温度域で少なくとも60%以上圧延した後、仕上
圧延終了から捲取りまでの平均冷速を10℃/s以
上、50℃/s以下とし、550℃以上750℃以下で捲
取り、その後40%以上95%以下で冷延し再結晶処
理を施すことを特徴とする深絞り性の優れた冷延
鋼板を製造する方法を提供するものである。 以下、本発明の製造方法を詳細に説明する。な
お、以下の説明中の%は重量%である。 本発明のポイントは熱延時にr値が高く強い逆
V型のr値異方性を示す鋼板を製造し、それを冷
延、焼鈍することにより、値を下げることなし
に、r値の異方性を小さくする技術である。 本発明者等はNbを0.015重量%以上添加し、か
つ、Mnを0.5重量%以上添加した材料をAr3と
Ar3+150℃の温度域で60%以上圧延し、仕上か
ら捲取りまでの平均冷速を10℃/s以上で冷却す
ることにより、強い逆V型のr値異方性を示す熱
延板を製造できることを確認した。ここで、Nb
はオーステナイトの再結晶を抑制し、Mnの添加
は主に変態点を低下させることにより、間接的に
オーステナイトの再結晶を抑制していると思われ
る。オーステナイトをなるべく再結晶させない
で、強い圧延の集合組織を生成させるのには圧延
温度が高過ぎては難しい。本発明で、Ar3以上
Ar3+150℃の温度域で60%以上の圧下率で熱延
するという限定をおいたのは、Ar3+15℃以下で
60%以上熱延することによりオーステナイトがパ
ス間で、ほとんど再結晶することなしに、強い圧
延集合組織を持つためである。圧延をAr3以上と
限定したのは、周知のようにAr3変態点以下の温
度ではフエライトが生成し、これを圧延して得ら
れた熱延鋼板は、高いr値を示さないためであ
る。 本発明の説明で用いるAr3変態点はAr3(℃)=
910−507C(%)+27Si(%)−64Mn(%)で定義す
る。また圧延後捲取りまでの平均冷速を10℃/s
以上と限定したのは、これより遅い冷速で冷却す
ると変態前にオーステナイトが大部分再結晶を起
すと共に変態時に集合組織がランダム化し、所望
の強い逆V型のr値の異方性を有する熱延板が得
られないためである。また最大冷速を50℃/sと
したのはフエライト以外の変態組織率が高くなる
と最終製品のr値が低下するためである。また捲
取り温度の下限を550℃としたのは、これ以下の
捲取り温度ではフエライト以外の変態組織率が増
えるためである。そして上限温度を750℃とした
のは、酸洗性の劣化および品質の不均一化による
歩留りの低下を防ぐためである。 一方成分条件でC/12+N/14<1.2(Ti/48+
Nb/93)の限定を設けたのは、この条件下で高
r値が得られるためである。その理由は大部分の
C、NがTi、Nbによつて析出し、固溶状態の
C、Nが少なくr値の高い集合組織形成を抑制し
ないためと考えられる。またC、Nの量を、それ
ぞれ0.05%、及び0.01%以下に限定したのは、
C、N量がこれ以上添加されると前記の条件を満
足するTi、Nbの量も多くなり、経済的に不利に
なるだけでなく、鋼中に大量の析出物が存在する
と高r値を示す集合組織が形成されにくくなるた
めである。Mn量の上限を3%以下としたのは、
これ以上の添加は変態によるフエライトの生成分
率が減り逆V型のr異方性を示す熱延鋼板が得ら
れにくくなるばかりでなく、合金元素の添加によ
るコスト高を招くためである。また、強度向上の
ために添加したPの含有量を0.2%以下としたの
は、それ以上の添加により2次加工脆性の危険が
高まるためである。尚、本発明法による鋼の他の
成分としては、高強度鋼として含まれる成分、す
なわちSi<1.5%、S<0.02%、Al<0.1%、Cu<
1.0%、Cr<1.0%、Ni<1.0%、B<0.01%などが
添加されている。 最後に冷延率を2項にわけて限定した理由を述
べる。特許請求の範囲第1項に示した圧下率40%
から70%の冷延では、焼鈍板のLとC方向のr値
が向上し、値が大きくなると共にΔrが減少し、
異方性の小さい鋼板が得られる。本発明の熱延鋼
板はで1.1以上を示し、45゜方向のr値は非常に
高いので、このような低圧下の冷延でも高r値を
得ることができる。一方、特許請求範囲の第2項
で示した圧下率70%以上95%以下の冷延では、焼
鈍後非常に高いr値が得られる。そして、その際
のΔrは比較的小さく、深絞り加工後の耳の発生
は抑制される。95%以上の圧延では耳の発生が顕
著になるので冷延率の上限を95%とした。 [発明の効果] 本発明の方法によれば、設備投資費の低い小規
模冷延設備による低圧下率の冷延でも高いr値を
有する鋼板が製造できるばかりでなく、そのΔr
も小さいので歩留り向上にもつながり経済的効果
も大きい。又成分の調整により、特にMnとPの
量の調整により抗張力が300N/mm2から450N/mm2
の鋼板が製造でき、Δrが小さく、値の高い深
絞り性にすぐれた高強度冷延鋼板が製造でき工業
的に利用価値の高い発明である。
【表】
【表】
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 C:0.05重量%以下、N:0.01重量%以下、
Nb:0.015重量%以上で該CおよびNの含有量
(重量%)がTiおよびNbの一方あるいは両方の
添加量(重量%)と C/12+N/14<1.2(Ti/48+Nb/93) の関係にあり、かつMnの含有量が0.5重量%以上
3重量%以下でPの含有量が0.2重量%以下であ
る鋼をAr3とAr3+150℃の温度域で少なくとも60
%以上圧延した後最終圧延より捲取りまでの平均
冷速を10℃/s以上、50℃/s以下で冷却し550
℃以上750℃以下で捲取り、その後40%以上70%
以下の冷延を行い再結晶処理を施した、r値の異
方性の小さい深絞り性の優れた高強度冷延鋼板の
製造方法。 2 C:0.05重量%以下、N:0.01重量%以下、
Nb:0.015重量%以上で該CおよびNの含有量
(重量%)がTi及びNbの一方あるいは両方の添
加量(重量%)と C/12+N/14<1.2(Ti/48+Nb/93) の関係にあり、かつMnの含有量が0.5重量%以上
3重量%以下でPの含有量が0.2重量%以下であ
る鋼をAr3とAr3+150℃の温度域で少なくとも60
%以上圧延した後最終圧延より捲取りまでの平均
冷速を10℃/s以上50℃/s以下で冷却し550℃
以上750℃以下で捲取り、その後この熱延板を70
%以上95%以下の圧下率で冷延し、再結晶処理を
行つた深絞り性の優れた高強度冷延鋼板の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13023986A JPS62287018A (ja) | 1986-06-06 | 1986-06-06 | 深絞り性の優れた高強度冷延鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13023986A JPS62287018A (ja) | 1986-06-06 | 1986-06-06 | 深絞り性の優れた高強度冷延鋼板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62287018A JPS62287018A (ja) | 1987-12-12 |
| JPH0215612B2 true JPH0215612B2 (ja) | 1990-04-12 |
Family
ID=15029447
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13023986A Granted JPS62287018A (ja) | 1986-06-06 | 1986-06-06 | 深絞り性の優れた高強度冷延鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62287018A (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0753889B2 (ja) * | 1986-10-15 | 1995-06-07 | 川崎製鉄株式会社 | 厚物超深絞り用冷延鋼板の製造方法 |
| JPS63310924A (ja) * | 1987-06-15 | 1988-12-19 | Kawasaki Steel Corp | 面内異方性の小さい極薄鋼板の製造方法 |
| DE3803064C2 (de) * | 1988-01-29 | 1995-04-20 | Preussag Stahl Ag | Kaltgewalztes Blech oder Band und Verfahren zu seiner Herstellung |
| JPH01294823A (ja) * | 1988-05-20 | 1989-11-28 | Kobe Steel Ltd | 超深絞り用冷延鋼板の製造方法 |
| JP2987815B2 (ja) * | 1988-12-15 | 1999-12-06 | 日新製鋼株式会社 | プレス成形性および耐二次加工割れ性に優れた高張力冷延鋼板の製造方法 |
| JPH0570836A (ja) * | 1991-09-17 | 1993-03-23 | Sumitomo Metal Ind Ltd | 深絞り用高強度冷延鋼板の製造方法 |
| JP6015602B2 (ja) * | 2013-09-11 | 2016-10-26 | Jfeスチール株式会社 | 高靭性高延性高強度熱延鋼板及びその製造方法 |
-
1986
- 1986-06-06 JP JP13023986A patent/JPS62287018A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62287018A (ja) | 1987-12-12 |
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