JPH02170886A - 蓄熱ペレットおよびその製法 - Google Patents

蓄熱ペレットおよびその製法

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JPH02170886A
JPH02170886A JP63327090A JP32709088A JPH02170886A JP H02170886 A JPH02170886 A JP H02170886A JP 63327090 A JP63327090 A JP 63327090A JP 32709088 A JP32709088 A JP 32709088A JP H02170886 A JPH02170886 A JP H02170886A
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resin
heat storage
pellets
storage material
impregnated
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JP63327090A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Maruo
勝彦 丸尾
Masashi Urano
雅司 浦野
Shigeru Douno
茂 堂埜
Shinobu Ikeno
池野 忍
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 C産業上の利用分野〕 この発明は、蓄熱ペレットおよびその製法に関する。
〔従来の技術〕
放熱温度がほぼ一定しており、がっ、蓄熱密度が大きい
という特性を有する潜熱蓄熱材は、建材、施設園芸など
の分野でさかんに応用開発がなされている。この潜熱蓄
熱材の使用形態としては、■バルクのまま蓄熱槽として
使用する、■小型容器に蓄熱材を封入する、■カプセル
化またはミクロカプセル化する(以下、「(ミクロ)カ
プセル化する」と称する)、という3つの形態が提案さ
れている。熱交換の効率の点からは、体積あたりの表面
積が小さい■および■の使用形態よりも、■の形態の方
が好ましい。
ところで、結晶性の長鎖アルキルハイドロカーボン、高
級脂肪酸、高級脂肪酸エステル、および、高級脂肪族ア
ルコールなどの結晶性有機化合物からなる蓄熱材は、無
機水和塩系蓄熱材に見られるような相分離や過冷却とい
った問題がなく好ましい。このような蓄熱材を(ミクロ
)カプセル化したものとして、この蓄熱材を架橋ポリオ
レフィン樹脂ペレットに含浸してなるN熱ペレットが提
案されている(特開昭62−187782号公報)。こ
の蓄熱ペレットは、従来のカプセル化方法であるオリフ
ィス法によるものに比べて経済的に製造できる。その上
、得られた蓄熱ペレットは、含浸されている蓄熱材が融
解した状態でも、担体である架橋ポリオレフィン樹脂が
機械的強度のあるペレット形伏を保持し、ペレットがな
い場合のような蓄熱材が流れ出すといった問題がない点
では優れたものである。
しかしながら、前記公開公報記載の蓄熱ペレットは、架
橋ポリオレフィン樹脂ペレットに蓄熱材を含浸して、樹
脂中にその蓄熱材を担持しただけであるので、融解−凝
固サイクルが繰り返されると、蓄熱材がペレット内部か
らしみ出してくるという問題点のあることがわかった。
特に、蓄熱材の含浸量が高い場合にそのしみ出しが著し
い。
この問題を解決するためには、ペレットの表面にしみ出
し防止樹脂層を皮膜として形成させることが有効である
。そこで、発明者らは、架橋ポリオレフィン樹脂ペレッ
トに蓄熱材を含浸してなる含浸ペレットの表面にしみ出
し防止樹脂層を形成した蓄熱ペレットをすでに提案して
いる(特願昭62−294899)。この提案では、し
み出し防止樹脂層は、たとえば、しみ出し防止樹脂を有
機溶剤に溶解させてコーティングしたり、しみ出し防止
樹脂のエマルジョンをコーティングしたりして形成され
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
第2図は、含浸ペレット12の表面に直接、しみ出し防
止樹脂層14を形成してなる蓄熱ペレット11の1例の
模式断面図である。発明者らの研究によれば、しみ出し
防止樹脂を有機溶剤に熔解させてコーティングするより
も、しみ出し防止樹脂のエマルシランをコーティングす
ることによりしみ出し防止樹脂層14を形成する方が経
済的に優位であることがわかっている。
しかしながら、前記エマルジョンは、水を媒体としてい
るので、結晶性有機化合物からなる蓄熱材を膨潤させた
ポリオレフィン樹脂のような疎水性表面には濡れ性が悪
い。発明者らのその後の研究によれば、樹脂ペレットの
大きさが小さいと、濡れ性の悪さはあまり顕著にはなら
ないが、樹脂ペレットが大きかったり、様々な形態をと
っていたりすると、前記エマルジョンを樹脂ペレットに
直接塗布してしみ出し防止樹脂層を形成するのが困難に
なることがわかった。
そこで、この発明は、この問題を解決し、経済的に優位
なエマルジョンコーティングにより、蓄熱材のしみ出し
を防止した蓄熱ペレットを提供することを第1の課題と
し、そのような優れた蓄熱ペレットの製造方法を提供す
ることを第2の課題とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記第1の課題を解決するために、請求項1の発明にか
かる蓄熱ペレットは、蓄熱材が含浸されている架橋ポリ
オレフィン樹脂ペレットの表面に、ブライマー層を介し
て、樹脂エマルジョンによる蓄熱材しみ出し防止樹脂層
が形成されているものとされている。
上記第2の課題を解決するために、請求項2の発明にか
かる蓄熱ペレットの製法は、蓄熱材が含浸されている架
橋ポリオレフィン樹脂ペレットの表面にブライマー層を
形成しておき、前記樹脂ペレットを独立浮遊させた状態
でその表面に樹脂エマルジョンをスプレー塗装して、前
記ブライマー層の上に、蓄熱材しみ出し防止樹脂(以下
、「しみ出し防止樹脂」と言う)層を形成することを特
徴とする 請求項3の発明にかかるM熱ペレットの製法は、請求項
2の製法において、蓄熱材が含浸されている架橋ポリオ
レフィン樹脂ペレットを独立浮遊させた状態でブライマ
ーをスプレー塗装することにより前記樹脂ペレットの表
面にブライマー層を形成することを特徴とする。
〔作   用〕
蓄熱材が含浸されている架橋ポリオレフィン樹脂ペレッ
トの表面にあらかじめブライマー層を形成しておくこと
により、前記樹脂ペレットの形状や大きさなどに関わり
なく、樹脂エマルジョンの濡れ性が良くなり、同エマル
ジョンによるしみ出し防止樹脂層が形成される。
表面にプライマー層を形成しておいた前記樹脂ペレット
を独立浮遊させた状態で、その表面に樹脂エマルジョン
をスプレー塗装して、前記プライマー層の上にしみ出し
防止樹脂層を形成すると、均一またはほぼ均一の厚みを
有するしみ出し防止樹脂層がペレット表面全体に形成さ
れる。
前記プライマー層の形成も、蓄熱材が含浸されている架
橋ポリオレフィン樹脂ペレットを独立浮遊させた状態で
ブライマーをスプレー塗装することにより行うと、コー
ティング装置を樹脂エマルジョンのコーティングと共用
することが可能であり、あるいは、ブライマー塗布から
樹脂エマルジョンコーティングへの連続操作が可能であ
る。
〔実 施 例] 第1図は、請求項1の発明にかかるN熱ペレットの1実
施例を模式的に断面で表す。この図にみるように、架橋
ポリオレフィン樹脂ペレットに蓄熱材が含浸されてなる
含浸ペレット2の表面に、プライマー層3を介して、樹
脂エマルジョンによるしみ出し防止樹脂層4が形成され
ている。プライマー層3は、前記樹脂エマルジョンの濡
れ性を良くすれば十分であり、蓄熱材のしみ出しを防ぐ
必要はないので、できるだけ薄くすることができる。こ
のため、樹脂エマルジョンによるしみ出し防止樹脂層4
を形成する場合の経済的な利点を損なわない。
この発明で用いる蓄熱材は、相変化により蓄熱放熱する
いわゆる潜熱型のものである。この蓄熱材としては、特
に限定されないが、ポリオレフィン樹脂と相溶性があり
、融点および凝固点が5〜50℃程度である結晶性の長
鎖アルキルハイドロカーボン、結晶性の高級脂肪酸、結
晶性の高級脂肪酸エステル、および、結晶性の高級脂肪
族アルコールなどの結晶性の有機化合物(以下、これら
を「ワックス」と称する)などが好ましい。これらは、
それぞれ、単独でまたは2種以上の混合物で用いられる
。
この発明で蓄熱材の担体として用いるポリオレフィン樹
脂は、特に限定されないが、特開昭62187782号
公報などにも記載されているように、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリブテン(ポリブチレンも含める)、
結晶性ポリスチレン、ポリ (4−メチル−ペンテン−
1)などである。ポリオレフィン樹脂の架橋は、特開昭
62−187782号公報などにも記載されているよう
に、電子線照射やT線照射、過酸化物処理、シラン架橋
等の公知または周知の方法によって行うことができる。
架橋されたポリオレフィン樹脂の架橋度は、キシレン抽
出によるゲル含有量(ゲル残留量)が10〜90重量%
(以下、特に断らない限り、単に「%」と記す)である
ように調節されることが好ましく、30〜50%であれ
ばより好ましい。ゲル含有量が10%未満であると、含
浸ペレットが柔らかく粘りのあるもの(たとえば、「も
ち状」)となり、互いにくっつきやすくなることがある
。また、ゲル含有量が90%を越えると、ワックスの含
浸が雑しくなることがある。
ポリオレフィン樹脂としては、架橋の容易さ、含浸のし
やすさ、入手の容易さからポリエチレンが好ましい。
蓄熱材の含浸は、たとえば、融解した蓄熱材を架橋ポリ
オレフィン樹脂の結晶融点以上の温度に加温し、この中
に架橋ポリオレフィン樹脂ペレットを入れて加熱攪拌を
続け、架橋ポリオレフィン樹脂ペレット中に蓄熱材を含
浸することにより行うが、他の方法により行ってもよい
。
上記のワックスなど、ポリオレフィン樹脂との相溶性が
良い蓄熱材を用いると、蓄熱材が架橋ポリオレフィン樹
脂中に?+mしてペレットを膨潤させ、樹脂分子中に固
定される。所望の時間、加熱攪拌した後、ペレットを蓄
熱材中から取り出し、含浸ペレットを得る。N熱材の含
浸量は、ペレットの架橋度、含浸温度、時間により変化
するが、架橋ポリオレフィン樹脂ペレットおよび含浸さ
れたN熱材の合計重量100%に対して40〜85%と
するのが好ましい。
ペレットの形状は、球状または円柱状が一般的であるが
、これらに限定する趣旨ではなく、偏平な形状、繊維状
、立方体状、直方体状、不定形などであってもよい。ペ
レットの形状としては、しみ出し防止樹脂層の厚みを均
一にしたり、コーティングをしやすくしたりするという
点から、シャープな角のない形状が好ましい。ペレット
のサイズは、これも限定する趣旨ではないが、含浸後の
最大寸法が0.5〜20龍であることが好ましい。
サイズが大きくなると、プライマー層やしみ出し防止樹
脂層を流動コーティング法により形成する場合に、気流
(たとえば、空気流など)によるペレットの流動が困難
になり、0.5 mm未満のペレットでは取り扱いにく
くなる。
上記のようにして蓄熱材を含浸した含浸ペレットが得ら
れる。この含浸ペレットは、蓄熱ペレットとしての機能
を有しており、蓄熱放熱を行うが、蓄熱材に融解−凝固
サイクルを繰り返すうちに蓄熱材がしみ出してくるとい
う問題がある。特に、蓄熱材の含浸量が70%以上の高
含浸量になると、そのしみ出しが著しい。蓄熱ペレット
は、蓄熱材の含量が高いほど、蓄熱量が大きくなり、効
率が良くなる。このため、蓄熱材のしみ出しを防ぐ必要
がある。
この発明では、蓄熱材のしみ出しを防ぐため、含浸ペレ
ットの表面全体を被覆するように、経済的に有利な、樹
脂エマルシヨンを用いてしみ出し防止樹脂層を形成する
のであるが、樹脂エマルジョンの含浸ペレットへの濡れ
性が悪いので、プライマー層を介して、しみ出し防止樹
脂層を形成するのである。
プライマー層は、前記含浸ペレット表面への濡れ性の良
いブライマーを用いて形成される。前記ブライマーとし
ては、特に限定はないが、ある種の樹脂を有機溶剤に熔
解してなる液、界面活性剤、および、カップリング剤の
中から選ばれた少なくとも1種が適切である。なお、プ
ライマー層表面は、当然のことながら、前記含浸ペレッ
ト表面よりも、樹脂エマルジョンの濡れ性が良いもので
ある。
ブライマーとして、ある種の樹脂を有機溶剤に溶解して
なる液を用いる場合、その樹脂としては、揮発性の有機
溶剤に溶解し、製膜性に優れたものであることが好まし
い。このような樹脂としては、たとえば、ポリカーボネ
ート樹脂、ポリウレタン樹脂(ウレタンエラストマーも
含む)、メタクリル樹脂、ポリフェニレンオキサイド、
変性ポリフェニレンオキサイド(変性PPE)、ポリス
ルホン、ニトリルゴムの各単独物または2種以上のブレ
ンド体が有用であるが、これらに限定されない。
前記有機溶剤としては、前記ブライマー用の樹脂の良溶
剤で、かつ、揮発性の点からは沸点が150℃以下の溶
剤が好ましい。たとえば、テトラヒドロフラン(THF
)、ジクロロメタンなどが用いられるが、これらに限定
されない。
また、界面活性剤は、1分子内に親水基と親油基(疎水
基)を有するため、この発明において、ブライマーとし
て用いることができる。界面活性剤の溶液からなるブラ
イマーを前記含浸ペレット表面に塗布すると、界面活性
剤の親油基がペレット表面側に配向し、親水基が外側を
向(ようになるので、樹脂エマルジョンの濡れ性が良く
なり、コーティングが容易となる。界面活性剤には、イ
オン性界面活性剤、非イオン性界面活性剤、両性界面活
性剤があり、種類も多く、すべてを挙げることができな
いが、用いることのできる代表例を第1表に例示する。
前記ブライマーは、たとえば、界面活性剤の0゜01〜
10%の、水溶液、または、ベンゼン、トリクロロエチ
レン(たとえば、東亜合成化学工業−の商標トリクレン
)、四塩化炭素、イソプロパツール、エタノール等の有
機溶剤の溶液の形で用いられる。これらの溶剤は、それ
ぞれ、単独でまたは2以上の混合溶剤の形で用いてもよ
い。
ブライマーに用いるカップリング剤としては、たとえば
、無機物の表面処理に用いられるシラン系カップリング
剤およびチタン系カップリング剤が挙げられる。これら
は、それぞれ、単独でまたは2以上併せて使用してもよ
い。
シラン系カップリング剤は、たとえば、一般式%式%(
) で表されるものであり、チタン系カップリング剤は、た
とえば、一般式が、 ROT i −R’      ・・・(blで表され
るものである。ここで、Rは水素、メチル、エチルなど
のアルキル基 RLはC1〜C6の(置換)アルキル基
、ビニル基、エポキシ基、メタクリル基、アミノ基、メ
ルカプト基などを表している。(b)式では、3つのR
′は、同じでもよく、2つが同じで1つが別でもよく、
3つとも別でもよい。
上記(a)式で表されるシラン系カンプリング剤は、特
に限定されないが、T−クロロプロピルトリメトキシシ
ラン、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリエトキシシ
ラン、ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、
γ−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、β−
(3,4−エポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキ
シシラン、γ−グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ−メルカプトプロピルトリメトキシシラン、γ−
アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノ
エチル)−r−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ
−ウレイドプロピルトリエトキシシラン、N−β−(ア
ミノエチル)−β−アミノプロピルメチルジメトキシシ
ランなどが挙げられる。
上記(b1式で表されるチタン系カップリング剤は、特
に限定されないが、たとえば、イソプロピルトリイソス
テアロイルチタネート、イソプロピルトリデシルベンゼ
ンスルホニルチタネート、イソプロピルトリス(ジオク
チルパイロホスフェート)チタネート、テトライソプロ
ピルビス(ジオクチルホスファイト)チタネート、テト
ラオクチルビス(ジトリデシルホスファイト)チタネー
ト、テトラ(2,2−ジアリルオキシメチル−1−ブチ
ル)ビス(ジ−トリデシル)ホスファイトチタネート、
ビス(ジオクチルパイロホスフェート)オキシアセテー
トチタネート、トリス(ジオクチルパイロホスフェート
)エチレンナタネートなどが挙げられる。
前記カップリング剤を、たとえば、アセトン、酢酸エチ
ル、トルエンなどの有機溶剤に1〜20%の濃度となる
ように溶解させ、ブライマーとして使用する。
ブライマーを塗布する方法としては、しみ出し防止樹脂
層のコーティングと同じく、流動コーティング法を用い
るのが好ましい。このようにすると、コーティング装置
をブライマーのコーティングと樹脂エマルジョンのコー
ティングとに共用できること、あるいは、ブライマー塗
布から樹脂エマルシランコーティングへの連続操作が可
能であることから有利である。しかし、ブライマーの塗
布方法は、ブライマーを溜めた容器に前記含浸ペレット
を浸けて塗布するディッピング法、あるいは、ブライマ
ーを含ませたローラーによるローラー法などを用いても
良く、これらに限定されないプライマー塗布による塗布
層の厚みは、特に限定しないが、樹脂エマルジョンとの
濡れ性を良くすることができるのであれば、経済的に有
利となるようにできる限り薄く塗布することが望ましく
、たとえば、0.5〜50nとすることが好ましい、ま
た、ブライマー層は、樹脂エマルジョンとの濡れ性を良
くすることができるのであれば、前記含浸ペレットの表
面全体を覆っている必要はなく、部分的に覆っているだ
けであってもよい。
前記含浸ペレットの表面にブライマー層を形成したのち
、同ブライマー層を介して、前記含浸ペレットの表面全
体に、樹脂エマルジョンを用いてしみ出し防止樹脂層が
形成される。しみ出し防止樹脂層は、含浸ペレットの膨
張または収縮に追随して膨張または収縮するようになっ
ている必要はなく、含浸ペレットとは分離していてもよ
い。
樹脂エマルジョンの樹脂としては、(a)蓄熱材を含浸
した架橋ポリオレフィン樹脂ペレットの表面にピンホー
ルレスの連続した塗膜を形成できること(製膜性を有す
ること)、世)蓄熱材として上記ワックスを用いる場合
には、蓄熱材が無極性の長鎖アルキル基を全成分または
主成分とするので、含浸されている蓄熱材のしみ出しを
防止するワックスバリア性に優れた有極性の樹脂である
こと、(C1温度変化による蓄熱材の凝固−融解に伴う
ペレットの膨張収縮に耐え、かつ、ペレットの取り扱い
時にペレット同士またはペレットと周りの物体との衝突
による(h撃、擦傷に耐える機械的強度を有すること、
が好ましい。
そして、このような樹脂皮膜を蓄熱ペレット1個1個に
独立して形成する方法としては、いわゆる流動コーティ
ング法が有用であるが、樹脂エマルジョン中に浸してコ
ーティングするディッピング法、樹脂エマルジョンを含
んだローラーを用いてコーティングするローラー法など
を用いてもよい。
エマルジョン樹脂は、一般に単一モノマーから構成され
ているのではなく、骨格上ツマ−(ポリマー成分の大部
分を占め、ヤング率、耐水性などの主要物性を決める)
、接着上ツマ−(カルボキシル基、アミノ基など接着性
に寄与する基を持つ七ツマ−)、橋かけモノマー(ビニ
ル基を2個以上持つ七ツマ−で、重合により粒子内部で
橋かけポリマーを生じる)、反応性モノマー(重合中、
および、エマルジョンを貯蔵している間はほとんど反応
しないが、皮膜形成後、加熱などの処理をすると橋かけ
する)、安定化モノマー(It水性七ツマ−で、共重合
してエマルジョンの安定化に役立つ)等があり、これら
の七ツマ−の組み合わせによって所望の性能のエマルジ
ョンが設計されている。さらに、このエマルジョンを塗
料化するために、顔料、分散剤、増粘剤、その他の添加
剤が一般に添加されている。骨格モノマーそのものも、
各種七ツマ−が共重合されている場合が多い。
この発明において、しみ出し防止樹脂層形成のために用
いる樹脂エマルジョンとしては、たとえば、次のような
樹脂骨格のエマルジョンが好ましいが、これらに限定す
るものではない。すなわち、樹脂骨格の主成分が、エポ
キシ樹脂、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル
樹脂、NBRにトリルゴム)、塩化ビニリデン樹脂、ま
たは、これら各樹脂の変性物であるエマルジョンである
。これらの樹脂エマルジョンは、それぞれ、単独で、変
性されて、あるいは、混合して用いられる。なお、ここ
で、エマルジョンとは、本来の意味でのエマルジョンだ
けでなく、サスペンション、ディスバージョン、ラテッ
クス等と称されるものをも含む。
エポキシ樹脂エマルジョンは、エポキシ樹脂を主成分と
するエマルジョンで、その合成例は、たとえば、特開昭
53−47454号公報、特開昭54−30249号公
報に記載されている。市販品としては、たとえば、大日
本インキ化学工業−から[パテラコールE−3854と
いう名前で出ている、変性エマルジョン水性ディスバー
ジョンがある。
ウレタン樹脂エマルジョンには、たとえば、ポリエーテ
ル、ポリエステルとジイソシアナートから得られるプレ
ポリマーを場合により、界面活性剤を用いて乳化した後
、1,2−ジアミンのごとき2官能性化合物で鎖伸長し
た樹脂や、ブロックイソシアナートと、イソシアナート
基と反応性を有する官能基(たとえば、水酸基)を持っ
た樹脂の混合体からなる熱硬化型樹脂を主成分とするエ
マルジョンなどがあり、その合成例は、特開昭50−1
4727号公報、特開昭57−159858号公報、特
開昭58−132051号公報に記載されている。市販
品としては、たとえば、大日本インキ化学工業側から[
ボンデイックシリーズ」という名前で出ている水分散型
ウレタン、「)\イドランシリーズ」という名前で出て
いるアイオノマー型水性ウレタンなどがある。
ポリエステル樹脂エマルジョンとしては、たとえば、大
日本インキ化学工業−から「ファインテックスESシリ
ーズ」という名前で出ている芳香族ポリエステルアイオ
ノマー水性ディスバージョンなどが使用される。
アクリル系エマルジョンとしては、たとえば、大日本イ
ンキ化学工業−から「ボンコート」の商品名で市販され
ている各種のコポリマー樹脂エマルジョンなどが使用さ
れる。
NBR系エマルジョンは、アクリロニトリル−ブタジェ
ンを主成分とするもので、たとえば、大日本インキ化学
工業■から「ラックスター」の商品名で市販されている
カルボキシル化NBRなどが使用される。
塩化ビニリデン樹脂エマルジョンは、たとえば、県別化
学工業−から「タレハロンラテックス」の商品名で市販
されている塩化ビニリデン樹脂エマルジョンなどが使用
される。
これらのエマルジョンは、主成分である樹脂が有極性の
ものであるので、ワックスバリア性に優れている。上記
各種エマルジョンの中から、50〜80℃の乾燥温度で
造膜し、得られた皮膜の機械的性質が優れているものを
選択することが好ましい。
なお、市販のエマルジョンは、一般に造膜性を良くする
ために、同じタイプの樹脂であっても品番により乾燥皮
膜が粘着性を有する(タラキーである)ことがある。こ
のようなエマルジョンをこの発明に用いると、流動コー
ティング時に、樹脂皮膜同士が粘着することにより皮膜
が含浸ペレットから剥離したり、ペレットが流動しなく
なったりすることがある。このようなことを防ぐため、
乾燥皮膜が粘着性を有しないような品番のエマルジョン
市販品を選択することが好ましい。あるいは、粘着性を
有しない品番のエマルジョンを、粘着性のある乾燥皮膜
を与えるエマルジョンと混合し、粘着性を減少させるこ
とが好ましい。もちろん、混合に際しては、混合エマル
ジョンが安定となる組み合わせを選択するのが好ましい
ことは言うまでもない。
このエマルジョンコーティングによるしみ出し防止樹脂
層(皮膜)の厚みは、特に限定する趣旨ではないが、0
.5〜300nが好ましく、5〜200μlがより好ま
しい。皮膜が薄すぎると、皮膜の機械的強度の低下が問
題となり、必要以上に厚くしてもワックスバリア性が向
上せず、コスト高になる上、蓄熱材の容積率が低くなる
という不利益も生じる。
この発明では、プライマー層の形成および/またはしみ
出し防止樹脂層の形成のために、流動コーティング法を
使用するのが好ましい。流動コーティング法は、空気流
などの気流により、被コーテイング物(たとえば、プラ
イマー塗布の場合には、含浸ペレット、しみ出し防止樹
脂のエマルジョン塗布の場合には、表面にプライマー層
を形成した含浸ペレットである)を1個1個独立して流
動させ、この流動伏態の被コーテイング物に、コーテイ
ング液をスプレー塗装し、揮散させるなどして溶媒を除
去し、被コーテイング物表面にコーティング層を形成す
るという方法である。コーテイング液としては、しみ出
し防止樹脂層を形成するためには、樹脂エマルジョンが
用いられ、プライマー層を形成するためには、ブライマ
ーが用いられる。
流動コーティング法によれば、均一またはほぼ均一の厚
みを有するコーティング層が、被コーテイング物表面全
体に形成される。溶媒を揮散させるための空気流として
は、温風ないしは熱風が用いられるが、これらに限らな
い。気流の温度は、溶媒により異なるが、コーテイング
液が被コーテイング物に塗装される前に乾いて粉やくも
の糸状にならないような温度を上限とし、塗装された被
コーテイング物が乾燥しないうちに互いに凝集しないよ
うな温度を下限とするのが好ましい。
流動コーティングを行う装置としては、種々のタイプの
ものが市販されているので入手しやすい、たとえば、富
士産業−の研究・開発用流動層式乾燥・造粒・コーティ
ング装置AEROMATICAG、流動造粒コーテイン
グ機FD−3−5(3121)、ドリアコーター、大用
屋製作所の流動層造粒コーテイング機フローコーター、
スーパー造粒コーティング装置スパイラフロー、菊水製
作所のVGココ−−などがある。
なお、前記含浸ペレットを流動コーティングに供するに
あたり、含浸ペレット表面に蓄熱材が付着していると、
流動コーティング時の加熱などにより蓄熱材が融解して
べとつき、ペレットの流動を妨げることがある。このよ
うなことを防ぐため、流動コーティングの前に、含浸ペ
レット表面に付着している蓄熱材を洗い流して除去した
り、遠心分離にかけて除去したり、あるいは、その蓄熱
材に不溶な粉末をまぶして蓄熱材を吸収したりするとよ
い、このようにすると、含浸ペレット表面のべとつきが
なくなり、流動させやすくなる。
以下、この発明の具体的な実施例および比較例を示すが
、この発明は下記実施例に限定されないなお、下記実施
例および比較例では、架橋ポリオレフィン樹脂として、
三菱油化■から市販されているシラン架橋ポリエチレン
樹脂「リンクロン」を微小ペレットにして用いた。蓄熱
材たるワックスとして、実施N1では、地雷化工業−よ
り供給された結晶性脂肪酸エステル「サーモトップ5A
J  (相変化温度5℃)を用い、実施例2.3では、
地雷化工業−より市販されている結晶性脂肪酸エステル
「サーモトップ10」 (相変化温度lO℃)を用いた
。プライマーとして、実施例1゜2では、EPL■のポ
リカーボネート樹脂「レキサン101−701Jを溶剤
ジクロロメタン中に10%の濃度となるように溶解して
なる溶液を用い、実施例3では、日本油脂■製の界面活
性剤[二ニーレックスパウダーFの5%水溶液を用いた
コーテイング液の樹脂エマルジョンのうち、変性ウレタ
ン樹脂水性ディスバージョンはrEXP−382Jを、
変性エポキシ樹脂水性ディスバージa’JはrEXP−
385J  (以上、2商品はいずれも大日本インキ化
学工業■製品)をそれぞれ用いた。
一実施例1.2− 架橋ポリエチレン樹脂ペレット〈ペレットサイズ:約7
 muφ×5關)の融点以上の温度(150℃)のワッ
クス中にその樹脂ペレットを入れ、加熱攪拌してワック
スを含浸させた後、遠心分離を行い、ワックス含浸[7
5%の含浸ペレットを得た。
富士産業−の流動コーテイング機(ドリアコーター50
0)を用い、前記含浸ペレット3〜3.5kgをコーテ
イング機内に入れ、まず、ポリカーボネートの10%ジ
クロロメタン溶液をブライマーとして、流動状態にした
含浸ペレットの表面に約10μの厚みにスプレー塗布し
、プライマー層を形成した0次に、同じ装置を用い、プ
ライマー層の形成された含浸ペレットを流動状態にして
、第2表に記載のエマルジョンを約100#mの厚みに
スプレー塗布して、しみ出し防止樹脂層を形成し、蓄熱
ペレットを得た。
−比較例1一 実施例1で得た含浸ペレットに、ブライマー塗布を行わ
ずに、直接エマルジョン塗布を同一装置を用い、同じ条
件で行ったが、樹脂皮膜は形成されなかった。
一比較例1一 実施例2で得た含浸ペレットに、ブライマー塗布を行わ
ずに、直接エマルジョン塗布を同一装置を用い、同じ条
件で行ったが、樹脂皮膜は形成されなかった。
実施例1,2で得た各蓄熱ペレットについて、それぞれ
、凝固(−1O℃)−融解(30℃)を200サイクル
繰り返した後、ペレフトからのしみ出しを調べた。その
結果、各サンプル数100個中にしみ出しは見られなか
った。
第2表に実施例1.2および比較例1,2の結果をまと
めて示した。
−実施例3− 約2龍φ×2鶴のポリエチレン樹脂ペレットに蓄熱材を
75%含浸させてなる含浸ペレットに、厚み0.5〜5
0μ量の範囲内となるようにして界面活性剤をブライマ
ーとして塗布し、さらにその上に+lJlエマルジョン
のコーティングを行った。
プライマーのコーティングは、ブライマーに前記含浸ペ
レットを20分間浸した後、流動コーテイング機にうつ
し、5分間の通風乾燥した後、実施例1,2で用いたの
と同じ樹脂エマルジョンを30.1111の厚みとなる
までスプレー塗布して、しみ出し防止樹脂層を形成した
。
エマルジョンのコーテイング後にしみ出しテストを行っ
たところ、蓄熱材のしみ出しは、確認されなかった(1
00個中θ個のしみ出し)。
なお、実施例3において、プライマーとして、ポリエチ
レングリコールオレイルエーテル(第−工業製薬−のE
T140)の1%−四塩化炭素溶液を用いても、同様の
結果が得られた。
−比較例3一 実施例3で作ったのと同じ含浸ペレットを用いた。含浸
ペレットをプライマー処理なしで、実施例3で用いたの
と同じエマルジョンを同じ装置を用いて流動コーティン
グした。しかし、コーティング状態の差が大きく、良好
なコーティングができたものと、できなかったものとが
混在した状態であった。エマルジョンのコーテイング後
、無作為抽出した100個のペレットについてしみ出し
テストを行ったところ、46個のペレットには、しみ出
しがあった。
〔発明の効果〕
請求項1の発明にかかる蓄熱ペレットは、ブライマー層
を介して、樹脂エマルジョンによるしみ出し防止樹脂層
が形成されているので、経済的に有利で、しかも、蓄熱
材のしみ出しの起こりにくいしみ出し防止樹脂層を有す
るものとなっている請求項2の発明にかかる蓄熱ペレッ
トの製法は、しみ出し防止樹脂層を樹脂エマルジョンの
流動コーティングにより形成するので、均一またはほぼ
均一な厚みのしみ出し防止樹脂層が形成される請求項3
の発明にかかる蓄熱ペレットの製法は、請求項2の製法
において、プライマーの塗布も流動コーティングにより
行うので、ブライマーとエマルジョンの各コーティング
を同じ装置で行うことができ、また、連続操作が可能で
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は請求項1の発明の蓄熱ペレットの1実施例の模
式断面図、第2図は従来のN熱ペレットの1例の模式断
面図である。 1・・・蓄熱ペレット 2・・・含浸ペレット 3・・
・ブライマー層 4・・・しみ出し防止樹脂層第1図 第2図 代理人 弁理士  松 本 武 彦

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 蓄熱材が含浸されている架橋ポリオレフィン樹脂ペ
    レットの表面に、プライマー層を介して、樹脂エマルジ
    ョンによる蓄熱材しみ出し防止樹脂層が形成されている
    蓄熱ペレット。 2 蓄熱材が含浸されている架橋ポリオレフィン樹脂ペ
    レットの表面にプライマー層を形成しておき、前記樹脂
    ペレットを独立浮遊させた状態でその表面に樹脂エマル
    ジョンをスプレー塗装して、前記プライマー層の上に、
    蓄熱材しみ出し防止樹脂層を形成する蓄熱ペレットの製
    法。 3 蓄熱材が含浸されている架橋ポリオレフィン樹脂ペ
    レットを独立浮遊させた状態でプライマーをスプレー塗
    装することにより前記樹脂ペレットの表面にプライマー
    層を形成する請求項2記載の蓄熱ペレットの製法。
JP63327090A 1988-12-23 1988-12-23 蓄熱ペレットおよびその製法 Pending JPH02170886A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005098677A (ja) * 2003-09-05 2005-04-14 Sk Kaken Co Ltd 蓄熱体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005098677A (ja) * 2003-09-05 2005-04-14 Sk Kaken Co Ltd 蓄熱体

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