JPH02175841A - 鋳造性および耐熱疲労性に優れるエキゾーストマニホールドおよび自動車用タービンハウジング - Google Patents

鋳造性および耐熱疲労性に優れるエキゾーストマニホールドおよび自動車用タービンハウジング

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JPH02175841A
JPH02175841A JP25728088A JP25728088A JPH02175841A JP H02175841 A JPH02175841 A JP H02175841A JP 25728088 A JP25728088 A JP 25728088A JP 25728088 A JP25728088 A JP 25728088A JP H02175841 A JPH02175841 A JP H02175841A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、耐熱鋳鋼に関し、詳しくは優れた耐熱疲労性
、耐酸化性といった耐久性を有するとともに、II造性
、加工性にも優れ安価なコストで製造可能な耐熱鋳鋼に
関する。
〔従来の技術〕
従来の耐熱箭鉄、鋳鋼としては、例えば第1表に比較材
として示すようなものがある。
自動車用エンノンのエキゾーストマニホールド、ターボ
チャージャ用タービンハウジング、ディーゼルエンジン
用予燃焼室、排気ガス浄化装置用部品等の排気系部品に
おいては、使用条件が高温苛酷となることがら、第1表
に示すような高Si球状黒鉛債鉄、ニレジス)箭鉄、A
I鋳鉄等の耐熱舞鉄や、特例的にはオーステナイト系ス
テンレス情調等の高価な高合金耐熱鋳鋼が採用されてい
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような従来の耐熱債鉄、鋳鋼にあっ
ては、例えば高Si球状黒鉛箭鉄、ニレノスト僑鉄、C
B−30(^1loy CastinglHjitut
e規格)のような7エライト系ステンレス鋳鋼において
は、比較的、僑造性や加工性等の生産性は良好であるも
のの、耐熱疲労性あるいは耐酸化性といった耐久性が劣
ることから、800°C以上の高温となる部材には適用
できず、またA1債鉄やオーステナイト系ステンレス鋳
鋼等の高合會耐熱債鋼においては、800℃以上での耐
久性には優れているものの、匍造性が悪く債遣時にひけ
巣、湯廻り不良等の債造欠陥が発生し易いこと、機械加
工性が悪いことなどその生産性が劣るという問題点があ
った。
本発明は、上記問題点を解決することを目的とするもの
である。
〔課題を解決するための手段〕
特許請求の範囲fJIJ1項記載の発明は、このような
従来の問題点に着目してなされたもので、重量比率でC
:0,06〜0.20%、N :0゜01−0.10%
、Si : 0,4〜2.0%、Mn二0.3〜1.0
%、P:0.04%以下、S :0.04%以下、 C
r:15−22%、Nb:0.01〜2.0%、残部F
eおよび不可避的不純物からなる組成を有し、箭遺後に
2相混合域以下の温度で焼準処理を施したことを特徴と
するものである。
また、特許請求の範囲第2項記載の発明も、同様な従来
の問題点に着目してなされたもので、重量比率でC:0
0O6〜0.20%、N:0゜01−0.10%、Si
 : 0.4〜2.0%、Mn:0.3〜1.0%、P
:0.04%以下、S :0.04%以下、 Cr:1
5〜22%、Nb:0.01−2.0%、 Mo:0.
2〜!、0%、残部Feおよび不可避的不純物からなる
組成を有し、債造後に2相混合域以下の温度で焼準処理
を施したことを特徴とするものである。
また、特許請求の範囲第3項記載の発明も、同様な従来
の問題点に着目してなされたもので、重量比率でC:0
,06〜0.20%、N:0゜01−0.10%、Si
 : 0.4〜2.0%、Mn二0.3〜1.0%、P
:0.04%以下、S 二0.04%以下、 Cr:4
5−22%、Ti:0.01−0.10%、 Mo  
:  0.2−1.0%、Ni : 0,01〜1,0
%、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有し
、猜遺後に2相混合域以下の温度で焼準処理を施したこ
とを特徴とするものである。
また、特許請求の範囲第4項記載の発明も、同様な従来
の問題点に着目してなされたもので、重量比率でC: 
0,06〜0.20%、N:0゜01〜0.10%、S
i : 0,4−2.0%、Mn:0.3〜1.0%、
P : 0.04%以下、S 二0.04%以下、 C
r:15〜22%、Nb:0.01−2.0%、Ti 
: 0.01−0.10%、Mo : 0.2− 1.
0%、Ni :0,01−1.0%、残部Feおよび不
可避的不純物からなる組成を有し、舞造後に2相混合域
以下の温度で焼準処理を施したことを特徴とするもので
ある。
本発明において、従来の問題点を解決するための手段と
して耐熱疲労性および耐酸化性の要因分析を行なった結
果、その構成を上述のような組成範囲としたものである
このような組成としたことにより、耐熱鋳鉄と同等の鋳
造性、加工性、低価格性等といった生産性特性を保有さ
せた上で、従来のステンレス鋳鋼などのような高合金耐
熱鋳鋼と同等の耐熱疲労性および同等以上の耐酸化性を
付与することができたものである。
以下、本発明の耐熱情調に含有する各合金元素の組成範
囲の限定理由について説明する。
C(炭素):0,06〜0.20% まず、耐熱疲労性について第1表および第2表のデータ
をもとに重回帰分析を行なった結果、フェライト系ステ
ンレス鋳鋼においては従来から重要性が指摘されていた
破断伸びよりも高温における強度が支配要因であること
が明らかとなった。
そのためには、C含有量を黒鉛化しない範囲で増す必要
がある。
また、Cは溶湯の流動性(鋳造性)を改善させることか
ら0.06%以上は必要である。
しかし一方、後述の主にCr含有量との関係からα−γ
相変態に伴なう局部熱応力による耐熱疲労性の低下を防
ぐ目的でCは0.20%以下とする。
また、上記の低C範囲とすることにより耐酸化性の向上
および耐食性および加工性の低下を引き起こすCr炭化
物の析出を抑制することができる。
N (窒素): 0.01〜0.10%NはCと同様に
高温強度を改善し耐熱疲労性を改善することが本データ
より明らかとなった重要な元素であり、含有f10.0
1%以上で効果があられれるが、一方、製造の安定性を
確保するためとCr2N析出による脆化を避けるために
0.10%以下とした。
Si(けい素): 0.4〜2.0% Siは本Fe−Cr系合金系のγ相範囲を狭め組織安定
性を増し、耐酸化性の改善効果もある。
さらに、鋳造性を改善し、脱酸剤として働き漬物のピン
ホール欠陥を減らす効果もあるため0.4%以上とする
しかし一方で、Cとのバランス (炭素当IL)により
1次炭化物を粗大化させて加工性を悪化し、また、フェ
ライト基地組織中のSi含有量が過多となって靭性の低
下を起こしたり、高温でのσ相形成を助長するため 2
.0%以下とした。
Mn(vン〃ン):0,3−1.0% M1はパーライト組織の形成元素であることから、本発
明材のように基地組織を7工ライト組織とした耐熱匍鋼
にはあまり好ましくない元素であるが、Si と同様に
溶湯の脱酸剤として有効であり、債造時の湯流れ性を向
上させて生産性を改善させるため0.3〜1゜0%とす
る。
P (リン):0,04%以下 0.04%を超えて含有するとパーライト化やステダイ
ト晶出による加工性の悪化や、不純物として耐食性およ
び耐熱疲労性を低下させるため0.04%以下とする。
S (イオウ):0.04%以下 SはMnS晶出による加工性の改善は期待できるが、不
純物として耐食性および耐熱疲労性を低下させるため0
.04%以下とする。
Cr(クロム):15−22% C「は耐酸化性を改善し、共析変態温度を上昇させ、主
にC含有量との関係から実用高温域でのa−γ相変態を
防止し、組織安定性を狙う目的で15%以上とする。
しかし一方で、多量の添加はCrの1次炭化物を粗大化
させW1械加工性を悪化させることと、高温でのσ相形
成を助長し着しく脆化を起こすため・22%以下とする
Nb(ニオブ): 0,01〜2.0%NbはCと結合
して微細な炭化物を生成し、高温での引張強さ並びに熱
疲労強さを増大させ−る。またCrj%炭化物の生成を
抑制することによって耐食性と被切削性を向上させる目
的で0.01%以上とする。
しかし一方で、多量の添加は結晶粒界に炭化物を形成し
、靭性を低下させるため2.0%以下とする。
Mo(モリブデン)  :0,2〜1.0%MoはC,
Nと同様に7エライト基地を強化して高温強度を向上さ
せる作用をもつ。
従って、耐クリープ性と耐熱疲労性の向上の目的で 0
.2%以上とする。
しかし、含有量が1.0%を超えると共晶粗大炭化物が
生成されて機械加工性を悪化させ、脆化も起こす。 ま
た、1.0%を超えて含有してもクリープ強度の増加割
合は小さくなり、さらに、耐酸化性をも悪化させるため
その上限を1.0%とする。
Ti(チタン): 0,01〜0.10%Tiは共析変
態温度の上昇に有効であると同時に僑造時にCrより優
先的に炭化物を形成させるため加工性を悪化させる1次
Cr炭化物の形成を抑制し、また高温における2次Cr
炭化物の析出を抑制することから高温靭性、耐酸化性、
耐食性を向上させるため0.01%以上とする。
しかし一方で、多量の添加は大気溶解では酸化が激しく
鋳造性を者しく害するため、C含有量との関係から0.
1%以下とする。
Niにッケル):  o、o i〜1.0%Niは靭性
の改善と耐食性の改善に有効であるが、高温での組繊安
定性、コストを勘案して0.01〜1.0%とする。
〔実施例1〕 以下、この発明を実施例により説明する。
第1表は、特許請求の範囲第1項記載の発明の実施例を
示す表である。
本発明材の各種の特性を評価するために第1表のような
3種類の本発明材■〜■およ14種類の比較材■〜■の
供試材を鋳造により製造した。
なお、各供試材の鋳造に当たっては、100kg用高周
波炉を用いて大気溶解し、直ちに 1550℃以上で出
湯して1500°C以上で注湯し、JIS規格A号のY
ブロック形状に鋳造した。
ついで、上述により債遺されたYブロックを加熱炉中に
て800℃で28r保持後、空冷する焼準処理を行なっ
た。
なお第1表において、比較材■〜■は自動車用ターボチ
ャージャ・ハウジングや排気マニホールドなどの耐熱部
品に使用されているもので、比較材■は高Si球状黒鉛
鋳鉄であり、比較材■はニレノスト球状黒鉛箭鉄であり
、比較材■はACI(^1loy CasLing I
n5titute )規格のCB−30であり、また比
較材■はオーステナイト系耐熱鋳鋼(JIS規格5CH
21相当)と称されるものの1種である。
また、第1表の(−)は未分析を表わす。
上述により鋳造した第1表に示すような組成を有する各
供試材を用いて、以下に述べるような各種の評価試験を
行なった。
まず、電気−油圧サーボ方式の熱疲労試験機を用いて、
上述の各供試材に対して熱疲労試験を実施した。
なお、熱疲労試験は、標点間距離が20mm、標点間の
直径が101I11の丸棒試験片を用いて、試験片の加
熱による伸びを機械的に完全拘束した状態で下限温度を
100℃、上限温度を900℃とし、1サイクル12分
として加熱冷却サイクルの繰り返しにより熱疲労破壊さ
せた。
また、耐熱疲労性を支配する要因解析をする目的で各供
試材に対して900°Cでの高温引張試験およびφ14
X80+mの丸棒試験片を製作し、900℃において2
00時間の大気中保持による酸化試験を実施した。
なお、この酸化試験での試験結果の評価方法としては酸
化試験後にショツトブラスト処理を施して酸化スケール
を除去し、酸化試験前後の単位表面積当たりの重量変化
(酸化減量: Ill?/cII2)により評価した。
以上の熱疲労試験、高温引張試験、酸化試験の結果を第
2表に示す。
第2表から明らかなように、本発明材■〜■は、いずれ
も従来材である比較材■〜■と比較すると耐熱疲労性、
耐酸化性は同等以上の性能を有していることがわかる。
次に、本発明材を用いて1.81ターボチヤーツヤガソ
リンエンジン用の排気マニホールドを鋳造により製造し
たところ、湯廻り不良やピンホールなとの鋳造不良を発
生させることなく、iI造歩留まりも50%以上とする
ことができ、生産性に優れていることを確認することが
できた。
また、本発明材の機械加工性については、鋳造後に2相
混合域以下の温度で焼準処理を施すことによって硬さを
HB200以下とすることがでさ、この硬さは、球状黒
鉛債鉄(JIS規格FCD40)材と同等であり、機械
加工性においても同等問題のない耐熱情調である。
ついで本発明材および比較材による1、81ターボチヤ
ーツヤ〃ソリンエンジン用の排気マニホールドをエンノ
ンに搭載してエンジン台上耐久試験により排気マニホー
ルドとしての耐熱疲労性を評価した。
第3表に耐久用の排気マニホールドの各化学成分を示す
なお、第3表において、比較材■はニレジスト球状黒鉛
僑鉄であり、比較材■は商Si球状黒鉛鋳鉄であり、ま
た比較材■はACI規格のCB−30と称されるものの
1種である。
エンノン台上耐久試験は、最高回転数を5600rp輸
として全負荷条件での冷熱サイクル耐久試験にて500
サイクルまで実施し、熱疲労亀裂の発生の有無により、
その耐久性の評価を行なった。
その結果、本発明材によりg1逍した排気マニホールド
 (本発明品■と■)では、500サイクルの試験終了
まで熱疲労亀裂の発生が認められなかったのに対して、
比較品■は421サイクルで、比較品■は365サイク
ルで、また比較品■は432サイクルで肉厚を貫通する
熱疲労亀裂が発生した。
以上の結果から、本発明材により製造された排気マニホ
ールド (本発明品■と■)は、従来村により製造され
た排気マニホールド (比較品■〜■)に比べて、熱負
荷の厳しい排気マニホールドとして優れた耐熱疲労性を
有していることが明らかとなった。
〔実施例2〕 第4表は、特許請求の範囲第2項記載の発明の実施例を
示す表である。
本発明材の各種の特性を評価するために第4表のような
3種類の本発明材■〜■お上1411類の比較材■〜■
の供試材を鋳造により製造した。
なお、各供試材の鋳造に当たっては、100kg用高周
波炉を用いて大気溶解し、直ちに1550℃以上で出湯
して1500℃以上で注湯し、JIS規格A号のYブロ
ック形状に鋳造した。
ついで、上述によ’)II造されたYブロックを加熱炉
中にてs o o ’cで28r保持後、空冷する焼準
処理を行なった。
なお第4表において、比較材■〜■は自動車用ターボチ
ャーツヤのタービンハウジングや排気マニホールドなど
の耐熱部品に使用されているもので、比較材■は高5i
lji状黒鉛鋳鉄であり、比較材■はニレジスト球状黒
鉛債鉄であり、比較材■はACI(^1loy Cas
tingInstituLe)規格のCB−30であり
、また比較材■はオーステナイト系耐熱鋳鋼(JIS規
格5CH2i相当)と称されるものの1種である。
また、第4表の(−)は未分析を表わす。
上述によ’)II)遺した@4表に示すような組成を有
する各供試材を用いて、以下に述べるような各種の評価
試験を行なった。
まず、クリープ試験機を用いて、上述の各供試材に対し
てクリープ試験を実施した。試験片は標点間距離が50
m5+、標点間の直径が10mmであって、これを85
0℃の不活性〃ス雰囲気中で0 、64 kg/ sr
s”の一定応力を負荷して200時間保持し、クリープ
量を測定した。
次に、電気−油圧サーボ方式の熱疲労試験機を用いて、
上述の各供試材に対して熱疲労試験を実施した。
なお、熱疲労試験は、標点間距離が20mm、標点間の
直径が10mmの丸棒試験片を用いて、試験片の加熱に
よる伸びを機械的に完全拘束した状態で下限温度を10
0℃、上限温度を900℃とし、1サイクル12分とし
て加熱冷却サイクルの繰り返しにより熱疲労破壊させた
また、耐熱疲労性を支配する要因解析をする目的で各供
試材に対して900 ’Cでの高温引張試験および φ
14X80a+mの丸棒試験片を製作し、900″Cに
おいて200時間の大気中保持による酸化試験を実施し
た。
なお、この酸化試験での試験結果の評価方法としては酸
化試験後にシ1ットブラスト処理を施して酸化スケール
を除去し、酸化試験前後の単位表面積出たりの重量変化
(R化減ffi:mg/c112)により評価した。
以上のクリープ試験、熱疲労試験、高温引張試験、酸化
試験の結果を第5表に示す。
第5表から明らかなように、本発明材■〜■は、いずれ
も従来材である比較材■〜■と比較すると耐クリープ性
、耐熱疲労性、It酸化性は同等以上の性能を有してい
ることがわかる。
次に、本発明材を用いて 1.81ターボチヤージヤガ
ソリンエンジン用の排気マニホールドとタービンハウジ
ングを箭造により製造したところ、湯廻り不良やピンホ
ールなどの債遣不良を発生させることなく、鋳造歩留ま
りも50%以上とすることができ、生産性に優れている
ことを確認することができた。
また、本発明材の機械加工性については、箭遺後に2相
混合域以下の温度で焼準処理を施すことによって硬さを
HB200以下とすることができ、この硬さは、球状黒
鉛債鉄(JIS規格FCD40)材と同等であり、機械
加工性においても同等問題のない耐熱債鋼である。
ついで本発明材および比較材による1、81ターボチヤ
ーツヤガソリンエンジン用の排気マニホールトトタービ
ンハウジングをエンジン1こ搭載してエンジン台上耐久
試験により、排気マニホールドおよびタービンハウジン
グとしての耐熱疲労性と耐熱変形性を評価した。
第6表に耐久用の排気マニホールドとタービンハウジン
グの各化学成分を示す。
なお、第6表において、比較材■はニレジスト球状黒鉛
舞鉄であり、比較材■は高Si球状黒鉛僑鉄であり、ま
た比較材■はACI規格のCB−30と称されるものの
1種である。
エンノン台上耐久試験は、最高回転数を5600 rp
mとして全負荷条件での冷熱サイクル耐久試験にて50
0サイクルまで実施し、熱疲労亀裂の発生の有無によ・
す、その耐久性の評価を行なった。
耐久用の排気マニホールドとタービンハウジングは同村
のものを組み合わせてエンジンに搭載した。500サイ
クルの途中でどちらかの部品が不具合を生じた場合には
、不具合を生じた部品のみ同村のものと交換してそのま
ま試験を続行した。
その結果、本発明材により製造した排気マニホールド 
(本発明品■と■)では、500サイクルの試験終了ま
で熱疲労亀裂の発生が認められなかったのに対して、比
較品■は421サイクルで、比較品■は365サイクル
で、また比較品■は452サイクルで肉厚を貫通する熱
疲労亀裂が発生した。
また本発明材により製造されたタービンハウジング(本
発明品■と■)では、500サイクルの試験終了まで者
しい変形はなくかつ熱疲労亀裂の発生も全(認められな
かったのに対して、比較品■は435サイクルで肉厚を
貫通する熱疲労亀裂が発生した。
比較品■は318サイクルで、ハウジングが大きく変形
してロータ外周とハウジング内面が干渉して異音を発す
る不共合を生じた。
さらに、不共合を生じたタービンハウジングを分解して
内外面を観察したところ、酸化スケールがかなり生成し
ており、酷い所では1010mmX10の範囲で生成し
た酸化スケールが脱落した所がみられた。
比較品■は449サイクルで、ハウジングが大さく変形
してロータ外周とハウノング内面が干渉して異音を発す
る不具合を生じた。しかし、酸化スケールはほとんど生
じていなかった。
以上の結果から、本発明材により製造された排気マニホ
ールドとタービンハウジング(本発明品のと■)は、従
来村により製造された排気マニホールドとタービンハウ
ジング(比較品■〜■)に比べて、熱負荷の厳しい排気
マニホールドとタービンハウジングとして優れた耐熱疲
労性並びに耐クリープ性を有していることが明らかとな
った。
〔実施例3〕 第7表は、特許請求の範囲第3項記載の発明の実施例を
示す表である。
本発明材の各種の特性を評価するために第7表のような
16種類の本発明材■〜[株]および3種類の比較材■
〜■の供試材を箭遣により製造した。
なお、各供試材の匍造に当たっては、100kg用高周
波炉を用いて大気溶解し、直ちに 1550℃以上で出
湯して1500℃以上や注湯し、JIS規格A号のYブ
ロック形状にg1遺した。
ついで、上述により債造されたYブロックを加熱炉中に
て800℃で28r保持後、空冷する焼準処理を行なっ
た。
なお第7表において、比較材■〜■は自動車用ターボチ
ャーツヤ・ハウジングや排気マニホールドなどの耐熱部
品に使用されているもので、比較材のはニレジスト球状
黒鉛鋳鉄であり、比較材■はオーステナイト系耐熱鋳鋼
(JIS規格5CH21相当)であり、比較材■は高S
i球状黒鉛債鉄と称されるものの1種である。
また、第7表の(−)は未分析を表わす。
上述により清造した第7表に示すような組成を有する各
供試材を用いて、以下に述べるような各種の評価試験を
行なった。
まず、電気−油圧サーボ方式の熱疲労試験機を用いて、
上述の各供試材に対して熱疲労試験を実施した。
なお、熱疲労試験は、標点間距離が20mm、標点間の
直径が10−一の丸棒試験片を用いて、試験片の加熱に
よる伸びを機械的に完全拘束した状態で下限温度を10
0℃、上限温度を900℃とし、1サイクル12分とし
て加熱冷却サイクルの繰り返しにより熱疲労破壊させた
また、耐熱疲労性を支配する要因解析をする目的で各供
試材に対して900℃での高温引張試験および φ14
X80mmの丸棒試験片を製作し、900℃において2
00時間の大気中保持による酸化試験を実施した。
なお、この酸化試験での試験結果の評価方法としては酸
化試験後にシ器ツYプラ入ト処理を施して酸化スケール
を除去し、酸化試験前後の単位表面積当たりの重量変化
(酸化減iL : tag/c−2)により評価した。
以上の熱疲労試験、高温引張試験、酸化試験の結果を第
8表に示す。
第8表から明らかなように、本発明材■〜[相]は、い
ずれも従来材である比較材■〜■と比較すると耐熱疲労
性、耐酸化性は同等以上の性能を有していることがわか
る。
また、特に耐熱疲労性について、化学成分と物理、機械
的特性との相関を重回帰分析等により統計解析を行なっ
た結果は第1〜4図のとおりである。
すなわち、第1図は後記の重回帰式により求めた推定熱
疲労寿命と実測熱疲労寿命との相関を示すグラフであり
、第2図は900 ’C高温引張強さと実測熱疲労寿命
との相関を示すグラフであり、第3図は900℃高温耐
力と実測熱疲労寿命との相関を示すグラフであり、第4
図は900℃高温破断伸びと実測熱疲労寿命との相関を
示すグラフである。
しかして、各図中のX印は2和製合域以下の温度から焼
準処理を施した場合、Δ印は2相部合域の温度から焼準
処理を施した場合、○印は鋳放し材の場合である。
本発明材の熱疲労寿命の回帰式は Nf =1290X (N%)+103X(0%)+1
4X(Mo形)−16 R2=0.98 ただし Hr :熱疲労寿命 R2:決定係数 (N%)二N含有量(重量比率) (0%):C//   (tt   )(Mo形)二M
O〃  (〃  ) 以上の結果から本フェライト系ステンレス祭鋼において
は、従来から重要性が指摘されていた破断伸びよりも高
温での強度(耐力等)が支配要因であり、そのためには
、C,N、Mo含有量を他の必要特性とバランスさせた
範囲で増加させることが有効であることがわかる。
次に、本発明材を用いて 1.81ターボチヤーツヤガ
ソリンエンジン用の排気マニホールドを鋳造により製造
したところ、湯廻り不良やピンホールなどの鋳造不良を
発生させることなく、債造歩留まりも50%以上とする
ことができ、生産性に優れていることを確認することが
できた。
また、本発明材の81械加工性については、鋳造後に2
和製合域以下の温度で焼準処理を施すことによって硬さ
をHB200以下とすることができ、この硬さは、球状
黒鉛鋳鉄(JIS規格FCD40)材と同等であり、機
械加工性においても同等問題のない耐熱鋳鋼である。
ついで本発明材および比較材による 1.81ターボチ
ヤージヤガソリンエンジン用の排気マニホールドをエン
ジンに搭載してエンジン台上耐久試験により排気マニホ
ールドとしての耐熱疲労性を評価した。
第9表に耐久用の排気マニホールドの各化学成分を示す
なお、第9表において、比較材■はニレノスト球状黒鉛
鋳鉄であり、比較材■は高Si球状黒鉛鋳鉄と称される
ものの1種である。
エンジン台上耐久試験条件は、最高回転数を5600 
rpmとして全負荷条件での冷熱サイクル耐久試験にて
500サイクルまで実施し、熱疲労亀裂の発生の有無に
より、その耐久性の評価を行なった。
その結果、本発明材により製造した排気マニホールド 
(本発明品■と■)では、500サイクルの試験終了ま
で熱疲労亀裂の発生が認められなかったのに対して、比
較品■は421サイクルで、また比較品■は365サイ
クルで肉厚を貫通する熱疲労亀裂が発生した。
以上の結果から、本発明材により製造された排気マニホ
ールド (本発明品■と■)は、従来村により製造され
た排気マニホールド (比較品■と■)に比べて、熱負
荷の厳しい排気マニホールドとして優れた耐熱疲労性を
有していることが明らかとなった。
〔実施例4〕 第10表は、特許請求の範囲第4項記載の発明の実施例
を示す表である。
本発明材の各種の特性を評価するためにtpJ10表の
ような3種類の本発明材の〜■および3種類の比較材■
〜■の供試材を鋳造により製造した。
なお、各供試材の鋳造に当たっては、100に8用高周
波炉を用いて大気溶解し、直ち1こ 1550°C以上
で出湯して1soo℃以上で注湯し、JIS規格A号の
Yブロック形状に鋳造した。
ついで、上述により債遺されたYブロックを加熱炉中に
て800°Cで2Hr保持後、空冷する焼準処理を行な
った。
なお第10表において、比較材■〜■は自動単用ターボ
チャーツヤ・ハウシングや排気マニホールドなどの耐熱
部品に使用されているもので、比較材■はニレノスト球
状黒鉛僑鉄であり、比較材■はオーステナイト系耐熱債
鋼(JIS規格5CH21相当)であり、比較材■は高
Si球状黒鉛匍鉄と称されるものの1種である。
また、第10表の(−)は未分析を表わす。
上述により鋳造した第10表に示すような組成を有する
各供試材を用いて、以下に述べるような各種の評価試験
を行なった。
まず、電気−油圧サーボ方式の熱疲労試験機を用いて、
上述の各供試材に対して熱疲労試験を実施した。
なお、熱疲労試験は、標点間距離が20mm、標点間の
直径が10mmの丸棒試験片を用いて、試験片の加熱に
よる伸びを機械的に完全拘束した状態で下限温度を10
0°C1上限温度を900℃とし、1サイクル12分と
して加熱冷却サイクルの繰り返しにより熱疲労破壊させ
た。
また、耐熱疲労性を支配する要因解析をする目的で各供
試材に対して900℃での高温引張試験および φ14
X80mmの丸棒試験片を製作し、900 ’Cにおい
て200時間の大気中保持による酸化試験を実施した。
なお、この酸化試験での試験結果の評価方法としては酸
化試験後にショツトブラスト処理を施l−で酸化スケー
ルを除去し、酸化試験前後の単位表面積当たりの重量変
化(酸化減量: mg/cm2)により評価した。
以上の熱疲労試験、高温引張試験、酸化試験の結果を第
11表に示す。
第11表から明らかなように、本発明材■〜■は、いず
れも従来材である比較材■〜■と比較すると耐熱疲労性
、耐酸化性は同等以上の性能を有していることがわかる
次に、本発明材を用いて 1.81ターボチヤージヤガ
ソリンエンノン用の排気マニホールドを鋳造により製造
したところ、8廻り不良やピンホールなどの鋳造不良を
発生させることなく、匍造歩留まりも50%以上とする
ことができ、生産性に優れていることを確認することが
できた。
キた、本発明材の機械加工性については、鋳造後に2相
混合域以下の温度で焼準処理を施すことによって硬さを
HB200以下とすることができ、この硬さは、球状黒
鉛僑鉄(JIS規格FCD40)材と同等であり、機械
加工性においても同等問題のない耐熱鋳鋼である。
ついで本発明材および比較材による 1.81ターボチ
ヤーツヤガソリンエンジン用の排気マニホールドをエン
ノンに搭載してエンジン台上耐久拭訣により排気マニホ
ールドとしての耐熱疲労性を評価した。
第12表に耐久用の排気マニホールドの各化学成分を示
す。
なお、第12表において、比較材■はニレノスト球状黒
鉛鋳鉄であり、比較材■は高Si球状黒鉛S鉄と称され
、己ものの1種である。
エンジン台上耐久試験条件は、最高回転数を5600 
rpmとして全負荷条件での冷熱サイクル耐久試験にて
500サイクルまで実施し、熱疲労亀裂の発生の有無に
より、その耐久性の評価を行なった。
その結果、本発明材によ’)*造した排気マニホールド
 (本発明品■と■)では、500サイクルの試験終了
まで熱疲労亀裂の発生が認められなかったのに対しで、
比較品■は423サイクルで、また比較品■は365サ
イクルで肉厚を貫通する熱疲労亀裂が発生した。
以上の結果から、本発明材により!!!遺された排気マ
ニホールド (本発明品のと■)は、従来村により製造
された排気マニホールド (比較品■と■)に比べて、
熱負荷の厳しい排気マニホールドとして優れた耐熱疲労
性を有していることが明らかとなった。
〔発明の効果〕
以上の説明してきたように、この発明によれば、エンジ
ン排気系部品において特に重要な耐熱疲労性とIt酸化
性lこついて従来の耐熱鋳鋼を上回る特性を有し、かつ
債造性、機械加工性は従来の耐熱鋳鉄と同等の特性を有
する耐熱鋳鋼を廉価に製造することができ、エンジン排
気系部品用材料1:適用して優れた効果を奏するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は重回帰式により求めた推定熱疲労寿命と実測熱
疲労寿命との相関を示すグラフ、第2図は900℃高温
引張強さと実測熱疲労寿命との相関を示すグラフ、第3
図は900℃高温耐力と実測熱疲労寿命との相関を示す
グラフ、第4図は900℃高温破断伸びと実測熱疲労寿
命との相関を示すグラフである。 代理人 弁理士 本  間     崇第 3 図 第 2 図 率4 叉 篭り1引張強さ(isk閣り S温擾駁断涜ぴ(%)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量比率でC:0.06〜0.20%、N:0.
    01〜0.10%、Si:0.4〜2.0%、Mn:0
    .3〜1.0%、P:0.04%以下、S:0.04%
    以下、Cr:15〜22%、Nb:0.01〜2.0%
    、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有し、
    鋳造後に2相混合域以下の温度で焼準処理を施したこと
    を特徴とする耐熱鋳鋼。
  2. (2)重量比率でC:0.06〜0.20%、N:0.
    01〜0.10%、Si:0.4〜2.0%、Mn:0
    .3〜1.0%、P:0.04%以下、S:0.04%
    以下、Cr:15〜22%、Nb:0.01〜2.0%
    、Mo:0.2〜100%、残部Feおよび不可避的不
    純物からなる組成を有し、鋳造後に2相混合域以下の温
    度で焼準処理を施したことを特徴とする耐熱鋳鋼。
  3. (3)重量比率でC:0.06〜0.20%、N:0.
    01〜0.10%、Si:0.4〜2.0%、Mn:0
    .3〜1.0%、P:0.04%以下、S:0.04%
    以下、Cr:15〜22%、Ti:0.01〜0.10
    %、Mo:0.2〜1.0%、Ni:0.01〜1.0
    %、残部Feおよび不可避的不純物からなる組成を有し
    、鋳造後に2相混合域以下の温度で焼準処理を施したこ
    とを特徴とする耐熱鋳鋼。
  4. (4)重量比率でC:0.06〜0、20%、N:0.
    01〜0.10%、Si:0.4〜2.0%、Mn:0
    .3〜1.0%、P:0.04%以下、S:0.04%
    以下、Cr:15〜22%、Nb:0.01〜2.0%
    、Ti:0.01〜0.10%、Mo:0.2〜1.0
    %、Ni:0.01〜1.0%、残部Feおよび不可避
    的不純物からなる組成を有し、鋳造後に2相混合域以下
    の温度で焼準処理を施したことを特徴とする耐熱鋳鋼。
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US5470402A (en) * 1993-07-20 1995-11-28 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Ferritic heat-resistant cast steel and process for producing the same
JP2024066050A (ja) * 2022-11-01 2024-05-15 株式会社豊田中央研究所 構造用ジョイントおよび骨格構造体

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