JPH02185508A - 耐衝撃性ポリスチレンの製造方法 - Google Patents

耐衝撃性ポリスチレンの製造方法

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JPH02185508A
JPH02185508A JP406389A JP406389A JPH02185508A JP H02185508 A JPH02185508 A JP H02185508A JP 406389 A JP406389 A JP 406389A JP 406389 A JP406389 A JP 406389A JP H02185508 A JPH02185508 A JP H02185508A
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JP
Japan
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resin
styrene
rubber
butadiene
polymerization
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JP406389A
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English (en)
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Nobuaki Inoguchi
猪口 信明
Takami Hirao
平尾 孝見
Takashi Kawada
隆 川田
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a、産業上の利用分野 本発明は、優れた耐衝撃性および良好な光沢が要求され
る種々の成形品、例えば電気製品、家具、建材の成形材
料として利用される耐衝撃性ポリスチレンの製造方法に
関する。
b、従来の技術および課題 耐衝撃性ポリスチレン系樹脂は、耐衝撃性のほかに成形
性その他種々の物性に優れているため、耐衝撃性が要求
される成形品の成形材料として汎用されている。しかし
、その用途の拡大および得られる製品の品質向上を図る
上から、優れた耐衝撃性を有すると共に良好な光沢を有
することが望まれている。
一般に、耐衝撃性ポリスチレン系樹脂の光沢を改良する
には、原料ポリブタジェンとして溶液粘度の低いものを
用いる必要がある。しかし、溶液粘度の低いポリブタジ
ェンを用いると、耐衝撃性が低下するという問題が生じ
る。すなわち、耐衝撃性ポリスチレン系樹脂において、
光沢と耐衝撃性とは相反する特性であり、耐衝撃性を低
下させることなく、良好な光沢を有する耐衝撃性ポリス
チレン系樹脂を得ることは困難であった。
この問題を解決するために、高粘度のポリブタジェンゴ
ムや溶液重合SBRを使用する方法が提案されている(
特開昭61−143414号、特開昭63−16271
3号)。
しかし、最近の耐衝撃性ポリスチレンの用途拡大に伴っ
て、さらに高い衝撃強度が要求されるようになってきて
いる。
したがって、本発明の目的は、優れた耐衝撃性および良
好な光沢を有する耐衝撃性ポリスチレン系樹脂組成物を
提供することにある。
本発明者らは種々検討した結果、カップリング剤で処理
され、溶液粘度およびビニル結合量が特定範囲にあるポ
リブタジェン系ゴムを用い、得られる樹脂中に分散した
ゴム粒子径と、樹脂の固有粘度をそれぞれ特定範囲に調
節するか、あるいは溶液粘度、ビニル結合量およびイソ
プレン含有量が特定範囲にあるブタジエン−イソプレン
共重合ゴムを用い、得られる樹脂中に分散したゴム粒子
径と、樹脂の固有粘度をそれぞれ特定範囲に調節するこ
とによって、上記目的を達成し得る耐衝撃性ポリスチレ
ンが得られることを見出し、本発明に到達したものであ
る。
C1課題を解決するための手段 すなわち、本発明は、(A):ポリブタジェンゴムの存
在下でスチレンをラジカル重合させて耐衝撃性ポリスチ
レンを製造する方法において、上記ポリブタジェンゴム
として、ブタジェンを主体とする単量体を有機リチウム
化合物などの触媒を用いて重合し得られた重合体の活性
末端を、カップリング剤で処理したカップリングポリマ
ーであって、■ 25℃で測定した5重量%スチレン溶
液の粘度が250センチポイズ以上、■ ビニル結合金
量が20%以下であるものを用い、かつ得られる樹脂中
に分散したゴム粒子の平均粒子径を0.3〜5μ印の範
囲に、樹脂の固有粘度を0.5cU/g (25℃トル
エン中)以上の範囲に調節することを特徴とする耐衝撃
性ポリスチレンの製造方法、および (B):ブタジエンーイソプレン共重合ゴムの存在下で
スチレンをラジカル重合させて耐衝撃性ポリスチレンを
製造する方法において、上記ブタジェンイソプレン共重
合ゴムとして、■ 25゛Cで測定した5重量%スチレ
ン溶液の粘度が250センチポイズ以上、■ ブタジェ
ン部分のビニル結合金量が20%以下、■ 共重合体中
のイソプレン含有量が1〜30重量%であるものを用い
、かつ得られる樹脂中に分散したゴム粒子の平均粒子径
を0.3〜5μ鋼の範囲に、樹脂の固有粘度を0.5d
l/g (25℃トルエン中)以上の範囲に調節するこ
とを特徴とする耐衝撃性ポリスチレンの製造方法を提供
するものである。
上記発明(八)に使用されるポリブタジェン系ゴムは、
ブタジェンを主体とする単量体を、好ましくは有機リチ
ウム化合物を触媒として重合し、得られた重合体の活性
末端を、カンプリング剤で処理したカップリングポリマ
ーである。カップリング剤の使用量は、活性末端(有機
リチウムを使用した場合は有機リチウム化合物)に対し
て0.1モル倍以上が好ましく、さらに好ましくは、0
.15〜0.8モル倍、特に好ましくは0.3〜0.6
モル倍である。カップリング剤としては、四塩化ケイ素
、アルキルジクロロシラン、四塩化スズジビニルベンゼ
ンなどが用いられる。
さらにフィッシュアイを少なくする点では、カップリン
グ剤として2官能性のものが好ましく、シラン系が好ま
しい。中でも特に好ましいのはアルキルジクロロシラン
である。アルキルジクロロシランとしては、Cll:+
5iHCf 2 、CzllsSil(Cj2 z 、
C3H75iHCE 2、C4)1gsi)IC12z
などが使用できる。
上記ポリブタジェン系ゴムには、ブタジェンに、イソプ
レンなどの共役ジエン、スチレンなどの芳香族ビニル化
合物、アクリロニトリルなどのシアン化一 ビニル化合物、HMAなどのアクリル酸エステルなどを
共重合したものも含まれる。
これら共重合成分の共重合割合は、共重合体中30重量
%以下が好ましく、さらに好ましくは20重量%以下、
特に好ましくは15重量%以下である。
上記発明(B)に使用されるブタジエン−イソプレン共
重合ゴムは、ブタジェンとイソプレンを例えば有機リチ
ウム化合物を触媒として溶液重合して得られる。
上記発明(A)に用いられるポリブタジェン系ゴムおよ
び上記発明(B)に用いられるブタジエン−イソプレン
共重合ゴム(以下、ゴム成分と総称する。)の、25℃
における5重量%スチレン溶液の溶液粘度は200セン
チポイズ以上、好ましくは250〜2000センチボイ
ズ、さらに好ましくは500〜1700、特に好ましく
は600〜1500センチボイズである。200センチ
ポイズ未溝の溶液粘度では、本発明に規定されるポリス
チレン中に分散したゴム粒子の粒子径と固有粘度を同時
に達成することが困難となり、耐衝撃性の点で劣ったも
のとなる。
また、2000センチボイズを超える溶液粘度では、該
耐衝撃性ポリスチレンの製造にあたって、スチレンへの
溶解性が著しく低下し、溶解に長時間を要して生産性が
低下し好ましくない。
本発明のゴム成分のビニル結合金量(ブタジェンイソプ
レン共重合ゴムにおいてはブタジェン部分のビニル結合
金量)は20%以下、好ましくは12〜17%、さらに
好ましくは13〜16%である。20%を超える場合は
、光沢は良好となるものの低温での耐衝撃性が低下し、
好ましくない。
本発明(B)に用いられるブタジエン−イソプレン共重
合ゴムのイソプレン含有量は、1〜30重量%、好まし
くは2〜20重量%、さらに好ましくは4〜15重量%
である。1重量%未満では、得られる樹脂のフィンシュ
アイが多く好ましくない。30重量%を超えると耐衝撃
性が低下し好ましくない。
また、本発明(A)におけるムーニー粘度は好ましくは
80〜200、さらに好ましくは90〜150であり、
本発明(B)におけるムーニー粘度は好ましくは60〜
200、さらに好ましくは65〜150である。
本発明においては、上記ゴム成分を使用すると同時に、
得られる樹脂中に分散したゴム粒子の粒子径と樹脂の固
有粘度を特定範囲に調節するものである。
得られる樹脂中に分散したゴム粒子の平均粒径は、0.
3〜5μ和、好ましくは0.5〜3μ川、さらに好まし
くは067〜2.5μm、特に好ましくは1〜2μmで
ある。0.3μm未満では耐衝撃性が劣り、5μ慴を超
える場合は光沢の劣ったものしか得られず、しかも引張
強度も低下する。
また、樹脂の固有粘度は0.5dl/g (25℃トル
エン中)以上とする必要があり、好ましくは0.7〜1
.4a/gである。0.5dl/g未満では耐衝撃性が
劣り好ましくない。
上記の高い固有粘度の範囲内においてゴム粒子の平均粒
子径を0.3〜5μmの特定の範囲に調節するには、通
常行なわれているようにグラフト重合時の攪拌の回転数
を調節するだけでは困難である。すなわち、分子量調節
剤の量を極めて少なく、好ましくはスチレンに対して3
00 ppm以下とし、かつ前記特定の溶液粘度の本発
明のゴム成分を使用することが必要である。
また本発明は、上記ゴム成分を使用し、このゴムの存在
下にスチレンをグラフト重合するものである。
グラフト重合する方法は特に制限されるものではないが
、例えば、本発明のゴム成分を溶解したスチレン溶液を
塊状重合するか、塊状−懸濁重合の組み合わせによりラ
ジカル重合する方法により実施される。
本発明のゴム成分とスチレンの混合割合は、重量%比で
3/97〜15/85、好ましくは4/96〜10/9
0である。本発明のゴム成分の使用量が3重量%未満で
は、得られる樹脂の耐衝撃性が劣り、15重量%を超え
ると引張強度などの機械的強度が低下するので好ましく
ない。
なお本発明において、スチレンの一部をα−メチルスチ
レン、アクリロニトリル、メチルメタクリレートなど他
のビニル単量体に替えて重合してもよい。
本発明のゴム成分とスチレンとのグラフト重合を塊状重
合によって行なう場合には、本発明のゴム成分をスチレ
ンに溶解させ、次いで必要に応じて前記範囲の分子量調
節剤を添加して重合させる。
分子量調節剤としては、例えばα−メチルスチレンダイ
マー、n−デシルメルカプタン、tert−ドデシルメ
ルカプタン、1−フェニルブテン−2−フルオレンなら
びにジペンテン、クロロホルムなどのメルカプタン類、
テルペン類、ハロゲン化合物などが用いられる。
さらにまた、得られる樹脂の成形加工性を向上させるた
めに一般的な滑剤が加えられる。その例としては、ステ
アリン酸ブチル、フクル酸ブチルなどのエステル系滑剤
、ミネラルトイル、パラフィンワックスなどの従来の樹
脂加工において用いられる滑剤を挙げることができる。
これらの分子量調節剤および滑剤を前記の重合体溶液に
溶解したのち、開始剤としてベンゾイルパーオキサイド
、ラウロイルパーオキサイド、キュメンハイドロパーオ
キサイド、メチルエチルケトンパーオキサイド、ジクミ
ルパーオキサイド、ジイソプロピルパーオキシジカーボ
ネート、ターシャリ−ブチルパーオキシアセテート、ジ
−ターシャリ−ブチルシバ−オキシイソフタレート、2
,5−ジメチル2.5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘ
キサンまたはアゾビスイソブチロニトリルなどを添加し
て、不活性ガス雰囲気下、反応温度60〜200 ’C
で攪拌しながら反応を完結させる。
また無触媒で熱重合する場合は、通常100〜200’
Cにおいて加熱重合し、反応を完結させる。
前記塊状重合反応中において、通常はスチレンの重合率
が約30%になるまでの段階において効果的に攪拌する
ことが好ましく、特に本発明においては分散ゴム粒子径
が本発明の範囲内になるように攪拌を調整する必要があ
り、一方、スチレンの重合率が約30%を超えて進んだ
のちには攪拌を緩和することが好ましい。
またこの際、重合系の粘度を低下させるために、トルエ
ン、エチルヘンゼン、キシレンなどの炭化水素溶媒を加
えてもよい。
重合終了後、ベント式ルーダ−またはスチームストリッ
ピングなどによって、脱モノマー、脱溶媒することによ
り、モノマーおよび溶媒が回収される。
また、塊状重合−懸濁重合の組み合わせによってラジカ
ル重合する場合においては、まずスチレンの約10〜4
5重量%が重合体に転化するまで塊状重合を行なったの
ち、反応溶液をポリビニルアルコール、ポリメタクリル
酸塩、第三燐酸カルシウムなどの懸濁安定剤を溶解した
水溶液中に分散させ、懸濁状態を保ちながら反応温度6
0〜160℃で重合を完結させる。重合終了後、懸濁安
定剤を十分に水洗して除去し、乾燥したのち重合体樹脂
を回収する。
また、前記各重合法で得られた樹脂には、既知の酸化防
止剤、例えば2,6−シーtert−ブチル−4メチル
フエノール、2−(1−メチルシクロヘキシルミ4,6
−シメチルフエノール、2.2’ −メチレン−ビス(
4−エチル−6−tert−ブチルフェノール)、4.
4’−チオビス−(6tert−ブチル−3−メチルフ
ェノール)、ジラウリルチオジプロピオネート、トリス
(ジ−ノニルフェニル)ホスファイト、ワックス;既知
の紫外線吸収剤、例えばp−tert−プチルフェニル
サリシクレート、2゜2′−ジヒドロキシ−4−メトキ
シヘンシフエノン、2− (2’ −ヒドロキシ−4′
−n−オクトキシフェニル)ベンゾチリアゾール;既知
の滑剤、例えばパラフィンワックス、ステアリン酸、硬
化油、ステアロアミド、メチレンビスステアロアミド、
n−メチルステアレート、ケトンワックス、オクチルア
ルコール、ラウリルアルコール、ヒドロキシステアリン
酸トリグリセリド;既知の難燃剤、例えば酸化アンチモ
ン、水酸化アルミニウム、硼酸亜鉛、トリクレジルホス
フェート、塩素化パラフィン、テトラブロモブタン、ヘ
キサブロモベンゼン、テトラブロモビスフェノールA;
既知の帯電防止剤、例えばステアロアミドプロピルジメ
チル−β−ヒドロキシエチルアンモニウムニトレート;
既知の着色剤、例えば酸化チタン、カーボンブラック、
その他の無機あるいは有機顔料;既知の充填剤、例えば
炭酸カルシウム、クレー、シリカ、ガラス繊維、ガラス
球、カーボン繊維などを必要に応じて添加することがで
きる。
d、実施例 以下、実施例を挙げ本発明をさらに具体的に説明するが
、本発明はこれらの実施例によって限定されるものでは
ない。
なお、実施例中、部および%は特に断わらない限り重量
部および重量%を意味する。
また、実施例中における各種の測定は、下記に示す方法
に従った。
記 ポリブタジェンおよびブタジエン−イソプレン共重合ゴ
ムの5重量%スチレン溶液の溶液粘度は、キャノンフェ
ンスケ型粘度計を用い、25℃にて測定した。ミクロ構
造は赤外線分光分析法(モレロ法)によって測定した。
ブタジエン−イソプレン共重合ゴムのイソプレン含有量
は、赤外線分光分析法によって測定した。
耐衝撃性ポリスチレンの物性は、得られた樹脂ペレット
を80□射出成形機を用い、シリンダー温度200℃で
成形し、試験片を作製し、次の方法で測定した。
アイゾツト衝撃強度(1部4インチ、ノツチ付き):八
STM D−256に準じて測定した。
光沢(60℃反射光沢度)  : ASTM D−53
2に準して測定した。
引張強度: ASTM D−638に準じて測定した。
フィッシュアイ:ペレットを押出機によって0 、2 
mmの厚さに押出し、10cmX10cmの面積当りの
0.2mmφ以上のフィッシュアイの個数を測定した。
分散ゴム粒子の粒子径:樹脂ペレット1〜2粒をジメチ
ルホルムアミド約5〇−中に入れ、約3時間放置する。
このジメチルホルムアミド溶解液を電解質溶液(ISO
TON II )に添加し、適度の粒子濃度としてコー
ルタ−カウンターT^−2型にて測定し、得られた粒径
分布から50%のメジアン粒径を算出し、これを平均粒
子径とした。
固有粘度:樹脂ペレットをトルエンに溶解したのち、遠
心分離機でゴム分と樹脂分に分離し、得られた樹脂分に
ついて、ウヘローデ型粘度計で25℃、トルエン中にて
測定した。
実施例1 攪拌機・ジャケット付152重合反応機を2基連続に継
ぎ第1基目の反応器の底部より、ブタジェン1500g
/Hr、シクロヘキサン15000g/Hr 、 n−
ブチルリチウム1.00g/Hr、テトラヒドロフラン
0.7g/Hrの流量となるように定量ポンプを用いて
連続的に供給し、重合反応器内を終始88℃に保って重
合させた。
第1基目の反応器の頂部から抜き出された重合溶液は連
続的に第2基目の反応器の底部に供給される。
第2基目の底部からカップリング剤としてメチルジクロ
ロシランを0.90g/Hr (リチウムに対する添加
量は0.5モル倍)の流量となるように定量ポンプを用
いて連続的に供給し、反応器内を終始70″Cに保った
第2基目の頂部から連続的に抜き出された重合液に重合
体100部あたり0.5部の2.6−ジーter t−
ブチル−p−クレゾールを加えた。得られた重合溶液を
スチームストリッピングにより脱溶媒し、110℃の熱
ロールで乾燥してポリブタジェンゴムAを得た。
物性の測定結果を表−1に示す。
このポリブタジェンゴムAを使用し、以下の方法でグラ
フト重合を行なった。
ポリブタジェンゴムハフ重量部を、スチレン93重量部
に溶解した溶液を内容積IQffiでリボン翼型攪拌機
付重合反応器に移し、ter t−ドデシルメルカプタ
ンをスチレンに対して150ppm添加したのち、回転
数300rpm、118℃でスチレンの重合率が約30
%になるまで重合させた。
次いで重合液100部あたりジクミルパーオキサイド0
.05部を添加し、さらに懸濁安定剤として第三リン酸
カルシウム3部、界面活性剤としてドデシルヘンゼンス
ルホン酸ナトリウム0.005部を含む水150部を加
え、攪拌下に懸濁させた。
この懸濁混合物を攪拌しつつ、120℃で2時間、14
0℃で2時間、さらに160℃で2時間加熱して重合さ
せた。
得られたビーズ状の樹脂を濾別し、水洗処理後、乾燥し
て押出機でペレット化した。
かくして得られた耐衝撃性ポリスチレンを射出成形して
物性測定用の試験片を作製し、その物性を評価した。そ
の測定結果を表−2に示す。
実施例2〜5、比較例1. 3 n−ブチルリチウム、テトラヒドロフランおよびカップ
リング剤の量、種類を変える以外は実施例1と同様にし
て、溶液粘度、ビニル結合金量、使用カップリング剤の
量、種類の異なるポリブタジェン系ゴムB−Gを得た。
これらのポリブタジェン系ゴムB−Gを使用し、実施例
1と同様にしてグラフト重合を行ない、耐衝撃性ポリス
チレンを得た。これらの樹脂の物性の測定結果を表−2
に示す。
比較例2 ポリブタジェンゴムAを用い、ter t−ドデシルメ
ルカプタンをスチレンに対して11000ppに変更し
た以外は実施例1と同様にして実施した。得られた樹脂
の物性を表−2に示した。
表−1および表−2に示す結果から明らかなように、実
施例1〜5において得られる樹脂は、アイゾツト衝撃強
度、光沢および引張強度が優れている。
比較例1の樹脂はポリブタジェンゴムのビニル結合金量
が多く、樹脂の一25℃におけるアイゾツト衝撃強度が
劣っている。また、比較例2の樹脂はゴム粒子の平均粒
子径および固有粘度が本発明の範囲外であり、樹脂の光
沢およびアイゾツト衝撃強度が劣っている。比較例3の
樹脂は平均粒子径が本発明の範囲外であり、アイゾツト
強度が劣る。
実施例6 攪拌機・ジャケット付15I!、重合反応器を用い、重
合反応器底部より、ブタジェン1395g/Hr、イソ
プレン105g/Hr、シクロヘキサン15000g/
Hr、 n−ブチルリチウム0.53g/Hr、テトラ
ヒドロフラン0.7g/Hrの流量となるように定量ポ
ンプを用いて連続的に供給し、重合反応器内を終始85
゛Cに保って重合させた。
重合反応器の頂部から連続的に抜き出された重合溶液に
重合体100部あたり0.5部の2,6−シーtert
ブチル〜p−クレゾールを加えた。得られた重合溶液を
スチームストリッピングにより脱溶媒し、110℃の熱
ロールで乾燥してブタジエン−イソプレン共重合ゴムP
を得た。物性の測定結果を表−3に示す。
このブタジエン−イソプレン共重合ゴムPを使用し、以
下の方法でグラフト重合を行なった。
ブタジエン−イソプレン共重合ゴムP7重量部を、スチ
レン93重量部に溶解した溶液を内容積10ffiでリ
ボン翼型攪拌機付重合反応器に移し、ter t−ドデ
シルメルカプタンをスチレンに対して150ppm添加
後、回転数30Orpm、118’Cでスチレンの重合
率が約30%になるまで重合させた。
次いで重合液100部あたりジクミルパーオキサイド0
.05部を添加し、さらに懸濁安定剤として第三リン酸
カルシウム3部、界面活性剤としてドデシルベンゼンス
ルホン酸ナトリウム0.005部を含む水150部を加
え、攪拌下に懸濁させた。
この懸濁混合物を攪拌しつつ、120℃で2時間、14
0”Cで2時間、さらに160”Cで2時間加熱して重
合させた。
得られたビーズ状の樹脂を濾別し、水洗処理後、乾燥し
て押出機でペレット化した。
かくして得られた耐衝撃性ポリスチレンを射出成形して
物性測定用の試験片を作製し、また押出機で押出して、
フィッシュアイ測定用のシート片を作製し、その物性を
評価した。その測定結果を表−4に示す。
実施例7〜8、比較例4〜7 ブタジェンおよびイソプレンの供給量ならびにnブチル
リチウムおよびテトラヒドロフランの供給量を変える以
外は実施例6と同様にして、溶液粘度、ビニル結合金量
、イソプレン含有量の異なるブタジエン−イソプレン共
重合ゴムQ〜■を得た。これらのブタジエン−イソプレ
ン共重合ゴムQ−Vを用い、実施例6と同様にしてグラ
フト重合を行ない、耐衝撃性ポリスチレンを得た。これ
らの樹脂の物性の測定結果を表−4に示す。
比較例8 ブタジエン−イソプレン共重合ゴムPを用い、tert
−ドデシルメルカプタンをスチレンに対して1000p
p111に変更した以外は実施例6と同様にして実施し
た。得られた樹脂の物性を表−4に示した。
表−3および表−4に示す結果から明らかなように、実
施例6〜8において得られる樹脂は、アイゾツト衝撃強
度、光沢および引張強度が優れており、フィッシュアイ
も少ない。
これに対して、比較例4の樹脂はゴム成分中のイソプレ
ン含有量が多いため、アイゾツト衝撃強度が劣っている
。比較例5の樹脂はゴム成分中のイソプレン含有量が少
ないため、樹脂のフィッシュアイが多い。比較例6の樹
脂はゴム成分の5重量%スチレン溶液の粘度が本発明の
範囲外のものであり、樹脂のアイゾツト衝撃強度が劣っ
ている。比較例7の樹脂はゴム成分のビニル結合金量が
本発明の範囲外のものであり、−25℃におけるアイゾ
ツト衝撃強度が劣っている。また、比較例8の樹脂はゴ
ム粒子の平均粒子径および固有粘度が本発明の範囲外で
あり、樹脂の光沢およびアイゾツト衝撃強度が劣ってい
る。
e1発明の効果 本発明によれば、耐衝撃性、光沢に優れた耐衝撃性ポリ
スチレンを得ることができ、その工業的意義は極めて大
きい。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリブタジエン系ゴムの存在下でスチレンをラジ
    カル重合させて耐衝撃性ポリスチレンを製造する方法に
    おいて、 上記ポリブタジエン系ゴムとして、ブタジエンを主体と
    する単量体を重合し得られた重合体の活性末端を、カッ
    プリング剤で処理したカップリングポリマーであって、 [1]25℃で測定した5重量%スチレン溶液の粘度が
    200センチポイズ以上、 [2]ビニル結合金量が20%以下であるものを用い、
    かつ得られる樹脂中に分散したゴム粒子の平均粒子径を
    0.3〜5μmの範囲に、樹脂の固有粘度を0.5dl
    /g(25℃トルエン中)以上に調節することを特徴と
    する耐衝撃性ポリスチレンの製造方法。
  2. (2)ブタジエン−イソプレン共重合ゴムの存在下でス
    チレンをラジカル重合させて耐衝撃性ポリスチレンを製
    造する方法において、 上記ブタジエン−イソプレン共重合ゴムとして、[1]
    25℃で測定した5重量%スチレン溶液の粘度が200
    センチポイズ以上、 [2]ブタジエン部分のビニル結合金量が20%以下、
    [3]共重合体中のイソプレン含有量が1〜30重量%
    のものを用い、 かつ得られる樹脂中に分散したゴム粒子の平均粒子径を
    0.3〜5μmの範囲に、樹脂の固有粘度を0.5dl
    /g(25℃トルエン中)以上に調節することを特徴と
    する耐衝撃性ポリスチレンの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05155937A (ja) * 1991-12-03 1993-06-22 Ube Ind Ltd ポリブタジエン及び耐衝撃性ポリスチレン系樹脂

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