JPH0218824B2 - - Google Patents
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- JPH0218824B2 JPH0218824B2 JP56185461A JP18546181A JPH0218824B2 JP H0218824 B2 JPH0218824 B2 JP H0218824B2 JP 56185461 A JP56185461 A JP 56185461A JP 18546181 A JP18546181 A JP 18546181A JP H0218824 B2 JPH0218824 B2 JP H0218824B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- tofu
- weight
- food
- fat
- Prior art date
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- Beans For Foods Or Fodder (AREA)
Description
本発明は、日本の伝統食品である豆腐に油脂を
添加した栄養豊富にして、かつ保型性の優れた美
味な豆腐様食品に関するものである。 近年、蛋白資源および栄養上の観点から、植物
性蛋白、特に大豆蛋白に対する関心が高く、その
利用についての研究は極めて多い。 豆腐、納豆、その他の伝統食品は別にしても、
肉代用品、豆乳、豆乳飲料、大豆チーズ、その他
の乳製品代用品あるいはそれらの部分的代用品へ
の利用の研究が、盛んになるのに対応して、大豆
の不快臭の克服の課題がますます重要になつてき
ている。さらに周知のように豆腐は水分含量が非
常に高いので、保型性や保存中の離水などの問題
がある。 本発明者は、丸大豆から得た豆乳に粉末油脂を
加えて均質化し加熱すると、豆腐様に凝固成型さ
れ、かつ、保型性が良く、離水がしにくく、しか
も成型品は栄養豊富で大豆の不快臭がないこと、
第2に豆乳と油脂との混合物を加熱凝固した場
合、油脂を多く含む豆腐様食品ほどゲル構造の生
成が遅く、緻密なゲル構造がゆつくりと生じ、結
果として硬いゲルが生じること、第3の従来、大
豆→水浸漬→磨砕→ご→加熱→オカラ分離→豆乳
の工程で豆腐用豆乳を製造していたが、この方法
では多大の手間と時間を要する欠点があること、
および分離大豆蛋白に水を均質化して得た豆乳と
油脂との混合物を加熱凝固すると短時間で、かつ
大量に豆腐様食品が得られることの知見を得て、
本発明を完成するにいたつた。 本発明の特許請求の範囲第1項記載の発明の要
旨は、油脂成分50〜92重量%、蛋白質1〜15重量
%、炭水化物1〜25重量%、繊維質0〜10重量%
の割合で配置し均質化し、次いで噴霧乾燥して得
た粉末油脂と豆乳との混合物を加熱凝固せしめて
なる豆腐様食品である。本発明の第2項記載の発
明の要旨は、分離大豆蛋白に、その固形量の8〜
18重量倍、好ましくは9〜13重量倍の水を加え、
均質化して得た豆乳と油脂との混合物を加熱凝固
せしめてなる豆腐様食品である。 本発明に用いる豆乳としては、豆腐用豆乳の製
造方法として従来から行われている最も一般的な
方法である大豆→水浸漬→磨砕→ご→加熱→オカ
ラ分離→豆乳の工程を経て製造した豆乳、乾燥豆
乳を水で再溶解した豆乳、分離大豆蛋白にその固
形量の8〜18重量倍、好ましくは9〜13重量倍の
水を加え均質化して得た豆乳などである。 また、本発明に用いる粉末油脂としては、大豆
油、なたね油、米油、コーン油、棉実油、パーム
油などの植物油脂とその硬化油、バター脂、魚鯨
油、豚脂、牛脂などの動物油脂とその硬化油脂お
よびそれらを粉末化した粉末油脂などがあり、好
ましくは、前記第1項記載の発明に記載した粉末
油脂である。 本発明の豆腐様食品の製造時において、粉末油
脂の添加量は特に限定されないが、豆乳に対して
20重量%未満がよい。 すなわち、粉末油脂を添加することにより、豆
腐様食品の風味、色沢および物性を著しく改善す
る効果がある。加える粉末油脂の量が多くなり過
ぎると、大豆蛋白のゲル形成能を阻害し、ベタベ
タした物性となる。従来の豆腐の製造法では、油
分の調節はほとんど不可能であつたが、本発明で
は好みに応じて適宜調節することにより種々の豆
腐様食品を製造することができる。 粉末油脂を用いる場合には、乳化剤を添加しな
くても保型性、離水などの問題が改善される。 これは粉末油脂にコーテイングされているデキ
ストリンや蛋白質(たとえばカセイン、カゼイン
ナトリウムなど)および少量含まれる乳化剤が豆
腐様食品の保型性を保ち、離水を防止するためで
ある。 本発明の豆腐様食品は、豆乳と粉末油脂との混
合物を均質化し、シリコン油などの消泡剤を添加
するとか、あるいは均質化したものを減圧または
遠心分離により脱泡するなどの消泡処理を施すの
が好ましい。 また、ゴマ、レモン、卵などのフレーバーを添
加すれば、別の美味な風味が生成する。 均質化は、ホモゲナイザー、ホモミキサー、ブ
レンダーなどを用いる公知の方法で行い、この均
質化した混合物を開放容器中またはケーシングそ
の他の密封容器中で加熱、凝固させることにより
豆腐様食品が得られる。 加熱温度は少なくとも60℃以上、好ましくは80
〜100℃であり、30〜45分間加熱し凝固させる。
この際、硫酸カルシウムやグルコノデルタラクト
ンなどの凝固剤を用いると、より速かに凝固させ
ることができる。 本発明の豆腐様食品は、大豆蛋白を利用した栄
養豊富にして、かつ保型性にすぐれ、大豆の不快
臭のない新規な食品を提供することができる。さ
らに、本発明の豆腐様食品は油脂を添加し製造し
ているので、新しい嗜好性に適応することができ
る。 つぎに、本発明の実施態様を実施例によつて説
明するが、本発明はこれによつて限定されるもの
ではない。 実施例 1〜14 大豆200gを1ビーカー中で10℃の定温室で
18時間水浸漬し、吸水量と合せて加水量が1200ml
になるよう加水し、家庭用ミキサー(10000rpm)
で2分間磨砕したものに、シリコン油を2〜3滴
加え、85℃に達するまで加熱した。これから豆乳
製造用ナイロン布で豆乳(約800g)を搾取した。
こうして得た豆乳を250mlずつ300mlの直方体に成
型した合成樹脂の容器に分取し、表−1に示され
る量の粉末油脂(商品名、ネオパウダーP.日本油
脂株式会社製)を添加し、マグネチツクスターラ
ーで粉末油脂が充分分散するまで撹拌しつつ、85
℃まで加熱し同温でさらに1分間加熱撹拌後、グ
ルコノデルタラクトン(藤沢薬品工業株式会社
製)を豆乳に対して0.4重量%を加え、85℃の湯
浴中で40分間加熱凝固させ、得られた豆腐様食品
を40分間水さらしした。 得られたそれぞれの豆腐様食品の硬度をテクス
チユロメーター(全研)を用いて求め、その結果
を表−1に示す。硬度は粉末油脂無添加の場合に
得られた豆腐の硬度を1.00として相対的に求め
た。 テクスチユローメーターの測定条件は下記のと
おりであつた。 試料のサイズ : 45×45×15mmの直方体 プランジヤー : ルーサイト製18φ円柱 プラツトホーム : 平皿 電 圧 : 15V クリアランス : 2mm バイトスピード : 12回/min チヤートスピード:1500mm/min
添加した栄養豊富にして、かつ保型性の優れた美
味な豆腐様食品に関するものである。 近年、蛋白資源および栄養上の観点から、植物
性蛋白、特に大豆蛋白に対する関心が高く、その
利用についての研究は極めて多い。 豆腐、納豆、その他の伝統食品は別にしても、
肉代用品、豆乳、豆乳飲料、大豆チーズ、その他
の乳製品代用品あるいはそれらの部分的代用品へ
の利用の研究が、盛んになるのに対応して、大豆
の不快臭の克服の課題がますます重要になつてき
ている。さらに周知のように豆腐は水分含量が非
常に高いので、保型性や保存中の離水などの問題
がある。 本発明者は、丸大豆から得た豆乳に粉末油脂を
加えて均質化し加熱すると、豆腐様に凝固成型さ
れ、かつ、保型性が良く、離水がしにくく、しか
も成型品は栄養豊富で大豆の不快臭がないこと、
第2に豆乳と油脂との混合物を加熱凝固した場
合、油脂を多く含む豆腐様食品ほどゲル構造の生
成が遅く、緻密なゲル構造がゆつくりと生じ、結
果として硬いゲルが生じること、第3の従来、大
豆→水浸漬→磨砕→ご→加熱→オカラ分離→豆乳
の工程で豆腐用豆乳を製造していたが、この方法
では多大の手間と時間を要する欠点があること、
および分離大豆蛋白に水を均質化して得た豆乳と
油脂との混合物を加熱凝固すると短時間で、かつ
大量に豆腐様食品が得られることの知見を得て、
本発明を完成するにいたつた。 本発明の特許請求の範囲第1項記載の発明の要
旨は、油脂成分50〜92重量%、蛋白質1〜15重量
%、炭水化物1〜25重量%、繊維質0〜10重量%
の割合で配置し均質化し、次いで噴霧乾燥して得
た粉末油脂と豆乳との混合物を加熱凝固せしめて
なる豆腐様食品である。本発明の第2項記載の発
明の要旨は、分離大豆蛋白に、その固形量の8〜
18重量倍、好ましくは9〜13重量倍の水を加え、
均質化して得た豆乳と油脂との混合物を加熱凝固
せしめてなる豆腐様食品である。 本発明に用いる豆乳としては、豆腐用豆乳の製
造方法として従来から行われている最も一般的な
方法である大豆→水浸漬→磨砕→ご→加熱→オカ
ラ分離→豆乳の工程を経て製造した豆乳、乾燥豆
乳を水で再溶解した豆乳、分離大豆蛋白にその固
形量の8〜18重量倍、好ましくは9〜13重量倍の
水を加え均質化して得た豆乳などである。 また、本発明に用いる粉末油脂としては、大豆
油、なたね油、米油、コーン油、棉実油、パーム
油などの植物油脂とその硬化油、バター脂、魚鯨
油、豚脂、牛脂などの動物油脂とその硬化油脂お
よびそれらを粉末化した粉末油脂などがあり、好
ましくは、前記第1項記載の発明に記載した粉末
油脂である。 本発明の豆腐様食品の製造時において、粉末油
脂の添加量は特に限定されないが、豆乳に対して
20重量%未満がよい。 すなわち、粉末油脂を添加することにより、豆
腐様食品の風味、色沢および物性を著しく改善す
る効果がある。加える粉末油脂の量が多くなり過
ぎると、大豆蛋白のゲル形成能を阻害し、ベタベ
タした物性となる。従来の豆腐の製造法では、油
分の調節はほとんど不可能であつたが、本発明で
は好みに応じて適宜調節することにより種々の豆
腐様食品を製造することができる。 粉末油脂を用いる場合には、乳化剤を添加しな
くても保型性、離水などの問題が改善される。 これは粉末油脂にコーテイングされているデキ
ストリンや蛋白質(たとえばカセイン、カゼイン
ナトリウムなど)および少量含まれる乳化剤が豆
腐様食品の保型性を保ち、離水を防止するためで
ある。 本発明の豆腐様食品は、豆乳と粉末油脂との混
合物を均質化し、シリコン油などの消泡剤を添加
するとか、あるいは均質化したものを減圧または
遠心分離により脱泡するなどの消泡処理を施すの
が好ましい。 また、ゴマ、レモン、卵などのフレーバーを添
加すれば、別の美味な風味が生成する。 均質化は、ホモゲナイザー、ホモミキサー、ブ
レンダーなどを用いる公知の方法で行い、この均
質化した混合物を開放容器中またはケーシングそ
の他の密封容器中で加熱、凝固させることにより
豆腐様食品が得られる。 加熱温度は少なくとも60℃以上、好ましくは80
〜100℃であり、30〜45分間加熱し凝固させる。
この際、硫酸カルシウムやグルコノデルタラクト
ンなどの凝固剤を用いると、より速かに凝固させ
ることができる。 本発明の豆腐様食品は、大豆蛋白を利用した栄
養豊富にして、かつ保型性にすぐれ、大豆の不快
臭のない新規な食品を提供することができる。さ
らに、本発明の豆腐様食品は油脂を添加し製造し
ているので、新しい嗜好性に適応することができ
る。 つぎに、本発明の実施態様を実施例によつて説
明するが、本発明はこれによつて限定されるもの
ではない。 実施例 1〜14 大豆200gを1ビーカー中で10℃の定温室で
18時間水浸漬し、吸水量と合せて加水量が1200ml
になるよう加水し、家庭用ミキサー(10000rpm)
で2分間磨砕したものに、シリコン油を2〜3滴
加え、85℃に達するまで加熱した。これから豆乳
製造用ナイロン布で豆乳(約800g)を搾取した。
こうして得た豆乳を250mlずつ300mlの直方体に成
型した合成樹脂の容器に分取し、表−1に示され
る量の粉末油脂(商品名、ネオパウダーP.日本油
脂株式会社製)を添加し、マグネチツクスターラ
ーで粉末油脂が充分分散するまで撹拌しつつ、85
℃まで加熱し同温でさらに1分間加熱撹拌後、グ
ルコノデルタラクトン(藤沢薬品工業株式会社
製)を豆乳に対して0.4重量%を加え、85℃の湯
浴中で40分間加熱凝固させ、得られた豆腐様食品
を40分間水さらしした。 得られたそれぞれの豆腐様食品の硬度をテクス
チユロメーター(全研)を用いて求め、その結果
を表−1に示す。硬度は粉末油脂無添加の場合に
得られた豆腐の硬度を1.00として相対的に求め
た。 テクスチユローメーターの測定条件は下記のと
おりであつた。 試料のサイズ : 45×45×15mmの直方体 プランジヤー : ルーサイト製18φ円柱 プラツトホーム : 平皿 電 圧 : 15V クリアランス : 2mm バイトスピード : 12回/min チヤートスピード:1500mm/min
【表】
この結果から明らかなように、実施例1〜14の
豆腐様食品は比較例より硬度が高く、保型性にす
ぐれていることが認められた。 また、実施例8〜10の豆腐様食品はプリン様の
物性を有し、新しい食品を得たことが認められ
た。 なお、ネオパウダーPは油脂成分(パーム油)
70%、デキストリン20%、カゼインソーダ3%、
水分1.5%、その他モノグリセリド、シヨ糖脂肪
酸エステルを含む粉末油脂である。 実施例 15 分離大豆蛋白(味の素株式会社製 アジプロン
M−2)100gに水1000gを加え、ホモミキサーで
均質化し、シリコン油を2〜3滴加え、こうして
得た豆乳を250mlずつ300mlの直方体に成型した合
成樹脂の容器に分散し粉末油脂(日本油脂株式会
社製 ネオパウダーP)100gを添加し、マグネ
チツクスターラーで粉末油脂が充分分散するまで
撹拌しつつ、85℃まで加熱し、同温でさらに1分
間加熱撹拌後、グルコノデルタラクトン(藤沢薬
品工業株式会社製)2.75gを加え、85℃の湯浴中
で40分間加熱凝固させ、得られた豆腐様食品を40
分間水さらしした。 得られた豆腐様食品の硬度をテクスチユロメー
ターを用いて求めたところ、1.42であつた。な
お、実施例15の豆腐様食品はプリン様の物性を有
し、新しい食品を得たことが認められた。 比較例 1 実施例1〜14と同じ製造方法で、かつ粉末油脂
を使用しない方法で豆腐様食品を製造した。 比較例 2 大豆200gを1リツトルのビーカー中で10℃の
低温室で18時間水を浸漬した。つぎに、パーム油
25g(2.1重量%)、レシチン0.25gおよび60℃の温
水1000mlを混合して乳化分散させたエマルジヨン
を先に浸漬した大豆に添加し、家庭用ミキサー
(10000rpm)で2分間磨砕したものにシリコン油
を2〜3滴加え、85℃に達するまで加熱したのち
豆腐製造用ナイロン布を用いて豆乳(約800g)
を搾取した。こうして得た豆乳250mlずつを300ml
の直方体の合成樹脂製容器に分取し、85℃まで加
熱し、同温で1分間撹拌後、グルコノデルタラク
トン(藤沢薬品工業株式会社製)を豆乳に対して
0.4重量%加え、85℃の湯浴中で40分間加熱して
凝固させ、得られた豆腐様食品を40分間水にさら
した。 比較例 3 パーム油25g(2.1重量%)、レシチン0.25gおよ
び60℃の温水1000mlを超音波により混合して乳化
分散させたエマルジヨンを、比較例2と同じ水に
浸漬した大豆に添加し、同じ方法により豆腐様食
品を作つた。 比較例 4 パーム油25g(2.1重量%)と60℃の温水1000ml
を超音波により混合して乳化分散させたエマルジ
ヨンを、比較例2と同じ水に浸漬した大豆に添加
し、同じ方法により豆腐様食品を作つた。 比較例 5 実施例1の方法により得られた豆乳800gにこ
め油7とサフラワー油3の割合の混合植物油を
6.5g(0.7重量%)混合し、マグネチツクスターラ
ーで激しく撹拌し、実施例1の方法により豆腐様
食品を作つた。 得られた豆腐様食品の硬度を実施例の方法で測
定し、その結果を表1に示した。 この結果から比較例2〜5のように豆乳に油脂
を加えたものは保型性については殆ど向上は見ら
れなかつたが、粉末油脂を加えて分散させた本発
明の方法は、保型性の向上が顕著に見られ、比較
例より遥かに優れていることがわかる。 また、比較例2〜5の製造方法に準じて、豆乳
に対して油脂分10重量%を加えたものの調製を試
みたが、油脂分が分離してしまつて製品とならな
かつた。実施例8〜10で得られた豆腐様食品は特
に硬度が大きくてプリン様のものであり、新しい
タイプの食品である。 実施例 16 ネオパウダーPの代りに粉末油脂(商品名:ネ
オパウダーS:日本油脂(株)製)を用いる以外は、
実施例1と同様にして豆腐様食品を製造した。 なお、ネオパウダーSは油脂成分(パーム油)
62重量%、デキストリン(商品名:パインデツク
ス#2:松谷化学(株)製)22重量%、ガゼインソー
ダ(商品名:インスタンラツク:ベスター化学(株)
製)6重量%、繊維質(商品名:ソルカ:フイザ
ー(株))8重量%、水分1.5重量%、その他モノグ
リセリド、シヨ糖脂肪酸エステルを含む粉末油脂
である。 得られた豆腐様食品の硬度をテクスチユロメー
ターを用いて求めたところ1.48であつた。 繊維質は食品として摂取すると、高コレステロ
ール症、糖尿病、大腸癌などの予防に効果があ
り、健康食品として有用な豆腐様食品が得られ
た。
豆腐様食品は比較例より硬度が高く、保型性にす
ぐれていることが認められた。 また、実施例8〜10の豆腐様食品はプリン様の
物性を有し、新しい食品を得たことが認められ
た。 なお、ネオパウダーPは油脂成分(パーム油)
70%、デキストリン20%、カゼインソーダ3%、
水分1.5%、その他モノグリセリド、シヨ糖脂肪
酸エステルを含む粉末油脂である。 実施例 15 分離大豆蛋白(味の素株式会社製 アジプロン
M−2)100gに水1000gを加え、ホモミキサーで
均質化し、シリコン油を2〜3滴加え、こうして
得た豆乳を250mlずつ300mlの直方体に成型した合
成樹脂の容器に分散し粉末油脂(日本油脂株式会
社製 ネオパウダーP)100gを添加し、マグネ
チツクスターラーで粉末油脂が充分分散するまで
撹拌しつつ、85℃まで加熱し、同温でさらに1分
間加熱撹拌後、グルコノデルタラクトン(藤沢薬
品工業株式会社製)2.75gを加え、85℃の湯浴中
で40分間加熱凝固させ、得られた豆腐様食品を40
分間水さらしした。 得られた豆腐様食品の硬度をテクスチユロメー
ターを用いて求めたところ、1.42であつた。な
お、実施例15の豆腐様食品はプリン様の物性を有
し、新しい食品を得たことが認められた。 比較例 1 実施例1〜14と同じ製造方法で、かつ粉末油脂
を使用しない方法で豆腐様食品を製造した。 比較例 2 大豆200gを1リツトルのビーカー中で10℃の
低温室で18時間水を浸漬した。つぎに、パーム油
25g(2.1重量%)、レシチン0.25gおよび60℃の温
水1000mlを混合して乳化分散させたエマルジヨン
を先に浸漬した大豆に添加し、家庭用ミキサー
(10000rpm)で2分間磨砕したものにシリコン油
を2〜3滴加え、85℃に達するまで加熱したのち
豆腐製造用ナイロン布を用いて豆乳(約800g)
を搾取した。こうして得た豆乳250mlずつを300ml
の直方体の合成樹脂製容器に分取し、85℃まで加
熱し、同温で1分間撹拌後、グルコノデルタラク
トン(藤沢薬品工業株式会社製)を豆乳に対して
0.4重量%加え、85℃の湯浴中で40分間加熱して
凝固させ、得られた豆腐様食品を40分間水にさら
した。 比較例 3 パーム油25g(2.1重量%)、レシチン0.25gおよ
び60℃の温水1000mlを超音波により混合して乳化
分散させたエマルジヨンを、比較例2と同じ水に
浸漬した大豆に添加し、同じ方法により豆腐様食
品を作つた。 比較例 4 パーム油25g(2.1重量%)と60℃の温水1000ml
を超音波により混合して乳化分散させたエマルジ
ヨンを、比較例2と同じ水に浸漬した大豆に添加
し、同じ方法により豆腐様食品を作つた。 比較例 5 実施例1の方法により得られた豆乳800gにこ
め油7とサフラワー油3の割合の混合植物油を
6.5g(0.7重量%)混合し、マグネチツクスターラ
ーで激しく撹拌し、実施例1の方法により豆腐様
食品を作つた。 得られた豆腐様食品の硬度を実施例の方法で測
定し、その結果を表1に示した。 この結果から比較例2〜5のように豆乳に油脂
を加えたものは保型性については殆ど向上は見ら
れなかつたが、粉末油脂を加えて分散させた本発
明の方法は、保型性の向上が顕著に見られ、比較
例より遥かに優れていることがわかる。 また、比較例2〜5の製造方法に準じて、豆乳
に対して油脂分10重量%を加えたものの調製を試
みたが、油脂分が分離してしまつて製品とならな
かつた。実施例8〜10で得られた豆腐様食品は特
に硬度が大きくてプリン様のものであり、新しい
タイプの食品である。 実施例 16 ネオパウダーPの代りに粉末油脂(商品名:ネ
オパウダーS:日本油脂(株)製)を用いる以外は、
実施例1と同様にして豆腐様食品を製造した。 なお、ネオパウダーSは油脂成分(パーム油)
62重量%、デキストリン(商品名:パインデツク
ス#2:松谷化学(株)製)22重量%、ガゼインソー
ダ(商品名:インスタンラツク:ベスター化学(株)
製)6重量%、繊維質(商品名:ソルカ:フイザ
ー(株))8重量%、水分1.5重量%、その他モノグ
リセリド、シヨ糖脂肪酸エステルを含む粉末油脂
である。 得られた豆腐様食品の硬度をテクスチユロメー
ターを用いて求めたところ1.48であつた。 繊維質は食品として摂取すると、高コレステロ
ール症、糖尿病、大腸癌などの予防に効果があ
り、健康食品として有用な豆腐様食品が得られ
た。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 油脂成分50〜92重量%、蛋白質1〜15重量
%、炭水化物1〜25重量%、繊維質0〜10重量%
の割合で配合し均質化し、次いで噴霧乾燥して得
た粉末油脂と豆乳との混合物を加熱凝固せしめて
なる豆腐様食品。 2 特許請求の範囲第1項において豆乳が、分離
大豆蛋白に、その固形量の8〜18重量倍、好まし
くは9〜13重量倍の水を加え、均質化して得た豆
乳である豆腐様食品。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56185461A JPS5889153A (ja) | 1981-11-20 | 1981-11-20 | 豆腐様食品 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56185461A JPS5889153A (ja) | 1981-11-20 | 1981-11-20 | 豆腐様食品 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5889153A JPS5889153A (ja) | 1983-05-27 |
| JPH0218824B2 true JPH0218824B2 (ja) | 1990-04-26 |
Family
ID=16171188
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56185461A Granted JPS5889153A (ja) | 1981-11-20 | 1981-11-20 | 豆腐様食品 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5889153A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04100702U (ja) * | 1991-01-25 | 1992-08-31 |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPWO2002094039A1 (ja) * | 2001-05-18 | 2004-09-02 | 日清オイリオ株式会社 | 蛋白質・エネルギー低栄養状態改善用飲食物 |
| JP2006051018A (ja) * | 2004-07-13 | 2006-02-23 | Nisshin Oillio Group Ltd | 豆乳加工食品製造用原料、それを用いた豆乳加工食品、及びその製造方法 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4844867A (ja) * | 1971-07-20 | 1973-06-27 | ||
| JPS56106571A (en) * | 1980-01-28 | 1981-08-24 | Hajime Honda | Preparation of "tofu" |
| JPS56127061A (en) * | 1980-03-10 | 1981-10-05 | Hajime Honda | Preparation of bean curd |
-
1981
- 1981-11-20 JP JP56185461A patent/JPS5889153A/ja active Granted
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH04100702U (ja) * | 1991-01-25 | 1992-08-31 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5889153A (ja) | 1983-05-27 |
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