JPH0219747B2 - - Google Patents
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- JPH0219747B2 JPH0219747B2 JP60083984A JP8398485A JPH0219747B2 JP H0219747 B2 JPH0219747 B2 JP H0219747B2 JP 60083984 A JP60083984 A JP 60083984A JP 8398485 A JP8398485 A JP 8398485A JP H0219747 B2 JPH0219747 B2 JP H0219747B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- temperature
- molten metal
- slab
- brightness level
- crystal structure
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Radiation Pyrometers (AREA)
- Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)
- Continuous Casting (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明は、微細な結晶組織を有する鋳片の製造
方法の改良に関する。
方法の改良に関する。
従来、種々の金属製品の中間素材となる鋳片
は、一般的に溶融金属を鋳型に鋳込むことによつ
て製造されていた。また、近年、生産性の向上等
を目的として、前記鋳片を連続鋳造機によつて製
造することが実用化されている。
は、一般的に溶融金属を鋳型に鋳込むことによつ
て製造されていた。また、近年、生産性の向上等
を目的として、前記鋳片を連続鋳造機によつて製
造することが実用化されている。
しかし、上記鋳片は、上述した何れの方法にお
いても溶融金属を鋳型に鋳込み、凝固させること
によつて製造しているために、その結晶組織の粒
径は大きい。
いても溶融金属を鋳型に鋳込み、凝固させること
によつて製造しているために、その結晶組織の粒
径は大きい。
従つて、上記鋳片に圧下を加えて所望の機械的
特性を付与する場合、上述したように結晶組織の
粒径が大きいので、一般に大きな圧下を加える
と、鋳片に割れが生じる。このため、複数回に分
けて圧下を加えて鋳片に所望の機械的特性を付与
している。
特性を付与する場合、上述したように結晶組織の
粒径が大きいので、一般に大きな圧下を加える
と、鋳片に割れが生じる。このため、複数回に分
けて圧下を加えて鋳片に所望の機械的特性を付与
している。
しかし、この圧下方法は、鋳片製造の能率化に
欠け、しかも未だ微細な結晶組織を持つた鋳片を
製造することは困難である。
欠け、しかも未だ微細な結晶組織を持つた鋳片を
製造することは困難である。
そこで、かかる鋳片を製造する手段として、所
謂、滴下式鋳造法が提案されている(特開昭55−
165271号公報、以下、これを先行技術という)。
即ち、この先行技術は、第9図に示すように製造
すべき鋳片と同一組成の金属からなる一対の電極
1,1が所定の間隔をもつて配置され、さらにこ
れら一対の電極1,1の対峙部分の直下に鋳型2
を設置してなるものである。そして、前記一対の
電極1,1に電流を供給し、このときに、一対の
電極1,1の間で発生するアーク3のアーク熱に
よつて各電極1を溶融する。ここで、一対の電極
1,1が溶融すると、溶融金属滴4となつて直下
の鋳型2に重力によつて滴下する。この溶融金属
滴4の滴下後、鋳型2に鋳込まれた溶融金属が凝
固するので、その凝固状態を見計らつて鋳型2か
ら鋳片を抜き取ることにより、鋳片を製造してい
る。
謂、滴下式鋳造法が提案されている(特開昭55−
165271号公報、以下、これを先行技術という)。
即ち、この先行技術は、第9図に示すように製造
すべき鋳片と同一組成の金属からなる一対の電極
1,1が所定の間隔をもつて配置され、さらにこ
れら一対の電極1,1の対峙部分の直下に鋳型2
を設置してなるものである。そして、前記一対の
電極1,1に電流を供給し、このときに、一対の
電極1,1の間で発生するアーク3のアーク熱に
よつて各電極1を溶融する。ここで、一対の電極
1,1が溶融すると、溶融金属滴4となつて直下
の鋳型2に重力によつて滴下する。この溶融金属
滴4の滴下後、鋳型2に鋳込まれた溶融金属が凝
固するので、その凝固状態を見計らつて鋳型2か
ら鋳片を抜き取ることにより、鋳片を製造してい
る。
ところで、前記溶融金属滴4は、これが鋳型2
内に滴下する過程で若干凝固する。このため鋳型
2内に鋳込まれた溶融金属は、固液共存相が均一
に存在した状態で凝固するので、鋳片の結晶組織
の粒径は小さい。よつて、鋳片に一度に大きな圧
下を加えても割れが生じない。
内に滴下する過程で若干凝固する。このため鋳型
2内に鋳込まれた溶融金属は、固液共存相が均一
に存在した状態で凝固するので、鋳片の結晶組織
の粒径は小さい。よつて、鋳片に一度に大きな圧
下を加えても割れが生じない。
しかし、かかる先行技術は、鋳型2に滴下する
溶融金属滴4の温度によつて凝固状態が異なり、
このため高品質で均一な鋳片を安定に鋳造するこ
とに今1つの感があつた。
溶融金属滴4の温度によつて凝固状態が異なり、
このため高品質で均一な鋳片を安定に鋳造するこ
とに今1つの感があつた。
本発明は以上のような点にかんがみてなされた
もので、滴下式鋳造法の利点を生かしつつ滴下す
る溶融金属滴を所定の温度に制御し、高品質で均
一な鋳片を安定に鋳造する微細な結晶組織を有す
る鋳片の製造方法を提供することにある。
もので、滴下式鋳造法の利点を生かしつつ滴下す
る溶融金属滴を所定の温度に制御し、高品質で均
一な鋳片を安定に鋳造する微細な結晶組織を有す
る鋳片の製造方法を提供することにある。
本発明は、滴下式鋳造法において滴下中の溶融
金属の温度を検出し、この検出情報を温度制御装
置にフイードバツクして電極の供給電流を制御す
る微細な結晶組織を有する鋳片の製造方法。
金属の温度を検出し、この検出情報を温度制御装
置にフイードバツクして電極の供給電流を制御す
る微細な結晶組織を有する鋳片の製造方法。
以下、本発明の一実施例について図面を参照し
て説明する。第1図は本発明方法を適用してなる
装置の模式的な構成図であつて、これは滴下式鋳
造法において落下中の溶融金属の温度を測定し、
電極電流密度を制御することにより、所定温度の
溶融金属滴を得るものである。
て説明する。第1図は本発明方法を適用してなる
装置の模式的な構成図であつて、これは滴下式鋳
造法において落下中の溶融金属の温度を測定し、
電極電流密度を制御することにより、所定温度の
溶融金属滴を得るものである。
第1図において所定の間隔を有して一対の電極
11,11を配置し、さらにこれらの電極11,
11の対峙部分の直下に鋳型12を設置している
点は従来のものと同様である。図中13はアー
ク、14はアーク13のアーク熱によつて各電極
11,11が溶融して滴下する溶融金属滴であ
る。特に、同図において従来のものと比較して異
なるところは、例えば紙面と垂直をなす手前側か
ら紙面方向を測定視野とし、アーク13によつて
滴下する溶融金属滴14からの放射エネルギーを
測定する温度検出装置15と、この温度検出装置
15の出力を温度信号に変換する信号処理装置1
6と、温度制御装置17とを有し、溶融金属滴1
4の測定温度に応じて各電極11,11に接続さ
れている電流供給装置18,18を制御すること
にある。また、第2図は同様の実施例において滴
下中の溶融金属滴14の温度を測定している状況
を示す図である。19は真空容器である。
11,11を配置し、さらにこれらの電極11,
11の対峙部分の直下に鋳型12を設置している
点は従来のものと同様である。図中13はアー
ク、14はアーク13のアーク熱によつて各電極
11,11が溶融して滴下する溶融金属滴であ
る。特に、同図において従来のものと比較して異
なるところは、例えば紙面と垂直をなす手前側か
ら紙面方向を測定視野とし、アーク13によつて
滴下する溶融金属滴14からの放射エネルギーを
測定する温度検出装置15と、この温度検出装置
15の出力を温度信号に変換する信号処理装置1
6と、温度制御装置17とを有し、溶融金属滴1
4の測定温度に応じて各電極11,11に接続さ
れている電流供給装置18,18を制御すること
にある。また、第2図は同様の実施例において滴
下中の溶融金属滴14の温度を測定している状況
を示す図である。19は真空容器である。
従つて、以上のような装置においては、一対の
電極11,11に電流供給装置18,18から電
流を供給すると、アーク13が発生し、両電極1
1,11の先端は溶融し、溶融金属滴14が鋳型
12に落下する。電極11,11より下方へlだ
け離れた位置に設定した一次元の測定視野A(溶
融金属落下方向とは垂直)を通過する溶融金属滴
14から発する放射エネルギーは温度検出装置1
5により検出される。検出された放射エネルギー
は、温度信号処理装置16により温度信号に変換
され、その信号は温度制御装置17にフイードバ
ツクされ、電極11,11に供給する電流を制御
するようになつている。
電極11,11に電流供給装置18,18から電
流を供給すると、アーク13が発生し、両電極1
1,11の先端は溶融し、溶融金属滴14が鋳型
12に落下する。電極11,11より下方へlだ
け離れた位置に設定した一次元の測定視野A(溶
融金属落下方向とは垂直)を通過する溶融金属滴
14から発する放射エネルギーは温度検出装置1
5により検出される。検出された放射エネルギー
は、温度信号処理装置16により温度信号に変換
され、その信号は温度制御装置17にフイードバ
ツクされ、電極11,11に供給する電流を制御
するようになつている。
しかして、以上のような装置を用いて実際に滴
下する溶融金属滴14の温度と一対の電極11,
11に供給する電流密度ρ(=A/w2、但し、A
は供給電流値、w2は電極断面積)の関係につい
て実験検討すると、第3図にその一例を示すよう
に正の強い相関を有することが確かめられ、また
この実験から電流密度が大きくなると溶融金属の
温度は液相線を越え、このときの結晶組織は従来
法と何ら変わらなくなり、この滴下式鋳造法の長
所が得られなくなることが判明された。
下する溶融金属滴14の温度と一対の電極11,
11に供給する電流密度ρ(=A/w2、但し、A
は供給電流値、w2は電極断面積)の関係につい
て実験検討すると、第3図にその一例を示すよう
に正の強い相関を有することが確かめられ、また
この実験から電流密度が大きくなると溶融金属の
温度は液相線を越え、このときの結晶組織は従来
法と何ら変わらなくなり、この滴下式鋳造法の長
所が得られなくなることが判明された。
そこで、第1図に示すように落下中の溶属金属
滴14の温度を測定し、この溶融金属滴14の温
度を一定、即ち、電極金属の固相線と液相線の間
になるように、電極11,11へ供給する電流を
制御すれば、健全な結晶組織を有する鋳片を安定
に鋳造できることが判る。
滴14の温度を測定し、この溶融金属滴14の温
度を一定、即ち、電極金属の固相線と液相線の間
になるように、電極11,11へ供給する電流を
制御すれば、健全な結晶組織を有する鋳片を安定
に鋳造できることが判る。
第4図は第1図および第2図の温度検出装置1
5および信号処理装置16を詳細に示す図であ
る。即ち、温度検出装置15は、溶融金属滴14
からの放射エネルギーを通す光学系即ち光学フイ
ルタ151および金属溶融滴14を空間的に高い
分解能で測定する必要から焦点距離の長いレンズ
152と、例えばフオト・ダイオード・アレイ等
(リニア・アレイ・センサー、CCDセンサー等)
の一次元イメージセンサーよりなり、放射エネル
ギー輝度の一次元分布を結像するセンサー部15
3と、このセンサー部153を走査するドライバ
ー回路154と、センサー部153から出力され
るビデオ信号を増幅するビデオ信号増幅器155
とで構成されている。
5および信号処理装置16を詳細に示す図であ
る。即ち、温度検出装置15は、溶融金属滴14
からの放射エネルギーを通す光学系即ち光学フイ
ルタ151および金属溶融滴14を空間的に高い
分解能で測定する必要から焦点距離の長いレンズ
152と、例えばフオト・ダイオード・アレイ等
(リニア・アレイ・センサー、CCDセンサー等)
の一次元イメージセンサーよりなり、放射エネル
ギー輝度の一次元分布を結像するセンサー部15
3と、このセンサー部153を走査するドライバ
ー回路154と、センサー部153から出力され
るビデオ信号を増幅するビデオ信号増幅器155
とで構成されている。
一方、信号処理装置16にあつては、ビデオ信
号をデイジタル化するA/D変換回路161、暗
電流補正演算部162、ばらつき補正回路16
3、一走査最大輝度検出回路164、設定時間内
最大輝度検出部165、放射率補正演算部16
6、温度変換演算部167、ホールド回路16
8、D/A変換器169、シーケンス制御部17
0およびドライバー回路154を起動するための
スタートパルスを発生するスタートパルス発生部
171等によつて構成されている。
号をデイジタル化するA/D変換回路161、暗
電流補正演算部162、ばらつき補正回路16
3、一走査最大輝度検出回路164、設定時間内
最大輝度検出部165、放射率補正演算部16
6、温度変換演算部167、ホールド回路16
8、D/A変換器169、シーケンス制御部17
0およびドライバー回路154を起動するための
スタートパルスを発生するスタートパルス発生部
171等によつて構成されている。
次に、自然落下する溶融金属滴14の温度を測
定して鋳片を製造する方法について説明する。測
定視野Aを通過する溶融金属滴14から発する放
射エネルギーは真空容器19に設けられた測定窓
(図示しない)を通して、距離Lだけ離れたとこ
ろに設定された温度検出装置15に到達する。こ
の放射エネルギーは光学系即ち、光学フイルター
151とレンズ152を通して、センサー部15
3に結像される。前記光学フイルター151を設
けた理由は、電極11,11間に発生するアーク
13が温度測定のために外乱要因となるので、こ
のアーク13の影響を除去するためのものであ
り、この点について第5図を参照して説明する。
即ち、第5図は真空容器19における電極間のア
ーク光の分光放射特性と黒体炉を用いて得られた
黒体の分光放射特性の強度の相対的比較を示した
ものである。ただし、この第5図は、シリコン・
フオト・ダイオード・アレイを検出器としたマル
チ・チヤンネル分光器を用いて測定したもので、
レンズ・回析格子、ダイオード・アレイ等を含め
た総合的な相対分光感度特性は第6図に示すよう
になつている。この第5図から分るように、アー
ク光の分光放射輝度は0.8μmより長い方では1500
℃、1650℃の黒体放射輝度に比べて非常に弱いこ
とがわかる。また、電極下端より5cm下方の場合
には0.8μmより長い波長域では1100℃付近の黒体
放射輝度に比べてアーク光の影響はまつたくない
ことが確かめられている。従つて、本実施例にお
いては、光学フイルター151として0.8μm以上
の赤外透過フイルターを用い、アーク光を除去
し、溶融金属滴14の放射輝度のみを検出できる
ようにしたものである。
定して鋳片を製造する方法について説明する。測
定視野Aを通過する溶融金属滴14から発する放
射エネルギーは真空容器19に設けられた測定窓
(図示しない)を通して、距離Lだけ離れたとこ
ろに設定された温度検出装置15に到達する。こ
の放射エネルギーは光学系即ち、光学フイルター
151とレンズ152を通して、センサー部15
3に結像される。前記光学フイルター151を設
けた理由は、電極11,11間に発生するアーク
13が温度測定のために外乱要因となるので、こ
のアーク13の影響を除去するためのものであ
り、この点について第5図を参照して説明する。
即ち、第5図は真空容器19における電極間のア
ーク光の分光放射特性と黒体炉を用いて得られた
黒体の分光放射特性の強度の相対的比較を示した
ものである。ただし、この第5図は、シリコン・
フオト・ダイオード・アレイを検出器としたマル
チ・チヤンネル分光器を用いて測定したもので、
レンズ・回析格子、ダイオード・アレイ等を含め
た総合的な相対分光感度特性は第6図に示すよう
になつている。この第5図から分るように、アー
ク光の分光放射輝度は0.8μmより長い方では1500
℃、1650℃の黒体放射輝度に比べて非常に弱いこ
とがわかる。また、電極下端より5cm下方の場合
には0.8μmより長い波長域では1100℃付近の黒体
放射輝度に比べてアーク光の影響はまつたくない
ことが確かめられている。従つて、本実施例にお
いては、光学フイルター151として0.8μm以上
の赤外透過フイルターを用い、アーク光を除去
し、溶融金属滴14の放射輝度のみを検出できる
ようにしたものである。
尚、第5図のアーク・スペクトルは、電極即ち
被溶解材として数種のものを用いたうちの一例で
あるが、他の溶解材を用いた場合或いは真空度を
変えた場合でもスペクトルラインは異なるが、
0.8μm以上については第5図に示すように、黒体
放射に比べると殆んど無視しうることを判明して
いる。
被溶解材として数種のものを用いたうちの一例で
あるが、他の溶解材を用いた場合或いは真空度を
変えた場合でもスペクトルラインは異なるが、
0.8μm以上については第5図に示すように、黒体
放射に比べると殆んど無視しうることを判明して
いる。
そして、以上のようにして溶融金属滴14から
ら発する放射輝度を光学フイルター151および
レンズ152を通してセンサー部153によつて
検出するものであるが、この検出原理について述
べる。即ち、溶融金属滴14は自然落下するの
で、落下開始点から距離lでの速度vは(1)式で与
えられる。
ら発する放射輝度を光学フイルター151および
レンズ152を通してセンサー部153によつて
検出するものであるが、この検出原理について述
べる。即ち、溶融金属滴14は自然落下するの
で、落下開始点から距離lでの速度vは(1)式で与
えられる。
v=√2 ……(1)
ここで、gは重力加速度である。
第7図は、金属滴14が真円と仮定したとき、
センサー部153のフオト・ダイオード・アレイ
の各走査開始時の視野と粒滴の位置の関係の一例
を示した図である。走査開始が(イ)の場合、センサ
部153の視野内に粒滴が完全に存在しないの
で、視野欠けが生じ、正しい温度を測定できると
は言えない。走査開始が(ロ)、(ハ)の場合には走査が
終了しても、それぞれ粒滴な視野内にある。従つ
て、センサー部153の走査周波数をf(即ち、
電荷蓄積時間=1/f)とすると、1走査が開始
して終了する間に、金属滴14がセンサー部15
3の各ダイオード・アレイ素子の視野内に存在す
る為には、金属滴14の直径をdとすると、一般
的に第(2)式を満たすことが必要条件となる。
センサー部153のフオト・ダイオード・アレイ
の各走査開始時の視野と粒滴の位置の関係の一例
を示した図である。走査開始が(イ)の場合、センサ
部153の視野内に粒滴が完全に存在しないの
で、視野欠けが生じ、正しい温度を測定できると
は言えない。走査開始が(ロ)、(ハ)の場合には走査が
終了しても、それぞれ粒滴な視野内にある。従つ
て、センサー部153の走査周波数をf(即ち、
電荷蓄積時間=1/f)とすると、1走査が開始
して終了する間に、金属滴14がセンサー部15
3の各ダイオード・アレイ素子の視野内に存在す
る為には、金属滴14の直径をdとすると、一般
的に第(2)式を満たすことが必要条件となる。
dl1+l2+la ……(2)
但し、laは落下方向に対する1素子の空間分解
能である。ここで、l1≒l2とみなせるので、(2)式
は第(3)式となる。
能である。ここで、l1≒l2とみなせるので、(2)式
は第(3)式となる。
本実施例では、l=100mm、L=1.25mの位置
に温度検出装置15を設置し、センサー部153
のフオト・ダイオード・アレイ(2048素子、1素
子の大きさ14μm□)の走査周波数をf=1000Hz
とし、レンズ焦点距離を200mmとした。この場合、
粒径2mmφ以上がが測定可能である。また、巾方
向において140mmの測定視野が得られ、落下位置
が変動しても影響を受けない。本実施例では、粒
径が5mm以上あることが確認されており、1つの
金属滴14が落下する過程で4走査以上が可能で
あつた。
に温度検出装置15を設置し、センサー部153
のフオト・ダイオード・アレイ(2048素子、1素
子の大きさ14μm□)の走査周波数をf=1000Hz
とし、レンズ焦点距離を200mmとした。この場合、
粒径2mmφ以上がが測定可能である。また、巾方
向において140mmの測定視野が得られ、落下位置
が変動しても影響を受けない。本実施例では、粒
径が5mm以上あることが確認されており、1つの
金属滴14が落下する過程で4走査以上が可能で
あつた。
さらに小さい粒滴を測温する場合には(3)式をた
す条件で測定すればよいことは言うまでもない。
す条件で測定すればよいことは言うまでもない。
以上、溶融金属滴14が落下する過程で、その
放射輝度をセンサー部153のフオト・ダイオー
ド・アレイで検出する為の原理及び測定条件を明
らかにした。しかしながら、電極11,11から
ら溶け落ちるタイミング及びその落下軌道は必ず
しも定まつている訳ではない。従つて、本実施例
ではある設定時間内に測定視野を通過する溶融金
属滴14群の中から最大温度を検出し、その値を
代表温度として出力するものであり、この点につ
いて第4図を参照して説明する。シーケンス制御
部170からの指令を受けてスタートパルス発生
部171からスタートパルスが発生され、ドライ
バー回路154を起動する。ここで、ドライバー
回路154はセンサー部153を走査する。この
走査により、測定視野内の放射輝度分布がセンサ
ー部153で光電変換されてビデオ信号となり、
これはビデオ信号増幅器155により増幅され、
A/D変換回路161によりデジタル化される。
フオトダイオード・アレイ(特にCCDセンサー)
は、周囲温度により暗電流(即ち素子面に光が当
たらなくても、出力電圧が発生する)が変化する
ことが考えられるので、測定する環境に応じて必
要があれば補正することが望ましい。本実施例で
は、1〜2048の素子のうち1番目から約50素子を
光学的に受光面をシールし、その中間付近(15〜
35番目)の出力電圧値の平均値を、他の50〜2048
素子の各出力電圧値を差し引くことを暗電流補正
演算部162で行つている。さらに、一次元イメ
ージ・センサーでは各素子間で感度の不均一性が
あるので、予めばらつきのパターンを決めてお
き、得られた信号をばらつき補正回路163で補
正する。
放射輝度をセンサー部153のフオト・ダイオー
ド・アレイで検出する為の原理及び測定条件を明
らかにした。しかしながら、電極11,11から
ら溶け落ちるタイミング及びその落下軌道は必ず
しも定まつている訳ではない。従つて、本実施例
ではある設定時間内に測定視野を通過する溶融金
属滴14群の中から最大温度を検出し、その値を
代表温度として出力するものであり、この点につ
いて第4図を参照して説明する。シーケンス制御
部170からの指令を受けてスタートパルス発生
部171からスタートパルスが発生され、ドライ
バー回路154を起動する。ここで、ドライバー
回路154はセンサー部153を走査する。この
走査により、測定視野内の放射輝度分布がセンサ
ー部153で光電変換されてビデオ信号となり、
これはビデオ信号増幅器155により増幅され、
A/D変換回路161によりデジタル化される。
フオトダイオード・アレイ(特にCCDセンサー)
は、周囲温度により暗電流(即ち素子面に光が当
たらなくても、出力電圧が発生する)が変化する
ことが考えられるので、測定する環境に応じて必
要があれば補正することが望ましい。本実施例で
は、1〜2048の素子のうち1番目から約50素子を
光学的に受光面をシールし、その中間付近(15〜
35番目)の出力電圧値の平均値を、他の50〜2048
素子の各出力電圧値を差し引くことを暗電流補正
演算部162で行つている。さらに、一次元イメ
ージ・センサーでは各素子間で感度の不均一性が
あるので、予めばらつきのパターンを決めてお
き、得られた信号をばらつき補正回路163で補
正する。
次に、50〜2048番目の素子出力値のうち最大出
力値を一走査最大輝度検出回路164で検出す
る。このようにして得られる各走査ごとの最大値
のうち、最大値検出時間tsの間の最大値を設定時
間内最大輝度検出部165で検出し、設定時間ts
の間の溶融金属滴14の代表放射輝度とした。た
だし、ts=N×1/f、Nは整数である。
力値を一走査最大輝度検出回路164で検出す
る。このようにして得られる各走査ごとの最大値
のうち、最大値検出時間tsの間の最大値を設定時
間内最大輝度検出部165で検出し、設定時間ts
の間の溶融金属滴14の代表放射輝度とした。た
だし、ts=N×1/f、Nは整数である。
次に、この値を放射率補正演算部166で設定
時間内の最大出力値を放射率補正し、温度変算演
算部167にて温度値に変換し、ホールド回路1
68にて設定時間tsだけホールドしてD/A変換
部169を通して、アナログ化され、温度制御装
置17にフイードバツクする。シーケンス制御部
170は、設定時間tsを設定する機能とともに、
スタートパルス発生から各演算を行い、得られた
温度を出力するまでの一連のタイミングを調整す
る機能をもつている。
時間内の最大出力値を放射率補正し、温度変算演
算部167にて温度値に変換し、ホールド回路1
68にて設定時間tsだけホールドしてD/A変換
部169を通して、アナログ化され、温度制御装
置17にフイードバツクする。シーケンス制御部
170は、設定時間tsを設定する機能とともに、
スタートパルス発生から各演算を行い、得られた
温度を出力するまでの一連のタイミングを調整す
る機能をもつている。
第8図はスタートパルス信号A、センサー部1
53かららのビデオ信号B、温度出力値Cの一連
の流れとその関係を示す図であつて、例えばt1か
らt2の期間で最大輝度レベルP1が代表値として検
出され、その値がが温度値に変換されてt2からt3
の期間に出力される。
53かららのビデオ信号B、温度出力値Cの一連
の流れとその関係を示す図であつて、例えばt1か
らt2の期間で最大輝度レベルP1が代表値として検
出され、その値がが温度値に変換されてt2からt3
の期間に出力される。
なお、放射率補正を行う為の放射率値は、予め
測定対象となる金属を用いてオフラインで測定し
て求めておけばよい。本鋳造は、高真空の雰囲気
で行なわれているので、酸化現象はあまりせず、
その放射率は比較的安定しており、オフラインで
求めた値を用いて補正すれば、高精度の測定が可
能である。また温度変換演算部167で行う演算
は、あらかじめ黒体炉を用いて温度と出力の関係
を求めておき、その値を用いて行う。
測定対象となる金属を用いてオフラインで測定し
て求めておけばよい。本鋳造は、高真空の雰囲気
で行なわれているので、酸化現象はあまりせず、
その放射率は比較的安定しており、オフラインで
求めた値を用いて補正すれば、高精度の測定が可
能である。また温度変換演算部167で行う演算
は、あらかじめ黒体炉を用いて温度と出力の関係
を求めておき、その値を用いて行う。
以上詳記したように本発明方法によれば、滴下
式鋳造法において滴下中の溶融金属の温度を測定
し、この測定結果の情報をフイードバツクして電
極供給電流を制御することにより、高品質で均一
な組織の鋳片を安定して鋳造し得る微細な結晶組
織を有する鋳片の製造方法を提供できる。
式鋳造法において滴下中の溶融金属の温度を測定
し、この測定結果の情報をフイードバツクして電
極供給電流を制御することにより、高品質で均一
な組織の鋳片を安定して鋳造し得る微細な結晶組
織を有する鋳片の製造方法を提供できる。
第1図ないし第8図は本発明に係る微細な結晶
組織を有する鋳片の製造方法の一実施例を説明す
るためのもので、第1図は本発明方法を適用して
なる装置の模式的構成図、第2図は滴下中の溶融
金属滴の温度を測定している状況を示す図、第3
図は電流密度と滴下中の溶融金属滴の温度との関
係図、第4図は第1図の温度検出装置および信号
処理装置を詳細に示す構成図、第5図は電極間ア
ーク光と黒体炉の黒体の分光放射特性を示す図、
第6図は総合的な相対分光感度特性を示す図、第
7図はセンサー部の走査開始時の視野と粒滴の位
置関係を示す図、第8図はスタートパルス信号、
センサー部のビデオ信号および温度出力値の関係
図、第9図は従来の滴下鋳造法を説明する図であ
る。 11……電極、12……鋳型、13……アー
ク、14……溶融金属滴、15……温度検出装
置、16……信号処理装置、17……温度制御装
置、18……電流供給装置、151……光学フイ
ルター、153……センサー部、154……ドラ
イバー回路、164……一走査最大輝度検出回
路、165……設定時間内最大輝度検出部、16
6……放射率補正演算部、167……温度変換演
算部、168……ホールド回路、170……シー
ケンス制御部、171……スタートパルス発生
部。
組織を有する鋳片の製造方法の一実施例を説明す
るためのもので、第1図は本発明方法を適用して
なる装置の模式的構成図、第2図は滴下中の溶融
金属滴の温度を測定している状況を示す図、第3
図は電流密度と滴下中の溶融金属滴の温度との関
係図、第4図は第1図の温度検出装置および信号
処理装置を詳細に示す構成図、第5図は電極間ア
ーク光と黒体炉の黒体の分光放射特性を示す図、
第6図は総合的な相対分光感度特性を示す図、第
7図はセンサー部の走査開始時の視野と粒滴の位
置関係を示す図、第8図はスタートパルス信号、
センサー部のビデオ信号および温度出力値の関係
図、第9図は従来の滴下鋳造法を説明する図であ
る。 11……電極、12……鋳型、13……アー
ク、14……溶融金属滴、15……温度検出装
置、16……信号処理装置、17……温度制御装
置、18……電流供給装置、151……光学フイ
ルター、153……センサー部、154……ドラ
イバー回路、164……一走査最大輝度検出回
路、165……設定時間内最大輝度検出部、16
6……放射率補正演算部、167……温度変換演
算部、168……ホールド回路、170……シー
ケンス制御部、171……スタートパルス発生
部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 一対の電極に電流を供給して両電極間でアー
クを発生させ、そのアーク熱で溶融滴下する滴下
式鋳造法において、滴下中の溶融金属から発する
放射エネルギーを温度検出装置によつて検出し、
この検出信号を信号処理装置により温度信号に変
換して温度制御装置にフイードバツクし、前記電
極への供給電流を制御することを特徴とする微細
な結晶組織を有する鋳片の製造方法。 2 温度検出装置は、アーク光を除去する赤外透
過フイルタと、前記溶融金属の滴下方向に対して
垂直方向を視野とし、前記赤外透過フイルタを通
つて出力される前記放射エネルギーに応じた放射
輝度を撮像する一次元撮像手段とを有するもので
ある特許請求の範囲第1項記載の微細な結晶組織
を有する鋳片の製造方法。 3 信号処理装置は、前記一次元撮像手段から出
力される映像信号から一走査毎の最大輝度レベル
を検出して保持する一走査最大輝度検出手段と、
所定の設定時間の間に得られる前記最大輝度レベ
ルから最終最大輝度レベルを演算して求める輝度
レベル演算手段と、この輝度レベル演算によつて
求められた最終最大輝度レベルの温度信号に変換
する温度変換手段とを有するものである特許請求
の範囲第1項記載の微細な結晶組織を有する鋳片
の製造方法。 4 温度制御装置による温度制御範囲は、鋳造対
象となる金属の溶融固相線と液相線の間とするこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の微細
な結晶組織を有する鋳片の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8398485A JPS61242749A (ja) | 1985-04-19 | 1985-04-19 | 微細な結晶組織を有する鋳片の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8398485A JPS61242749A (ja) | 1985-04-19 | 1985-04-19 | 微細な結晶組織を有する鋳片の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61242749A JPS61242749A (ja) | 1986-10-29 |
| JPH0219747B2 true JPH0219747B2 (ja) | 1990-05-02 |
Family
ID=13817794
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8398485A Granted JPS61242749A (ja) | 1985-04-19 | 1985-04-19 | 微細な結晶組織を有する鋳片の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61242749A (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4261412A (en) * | 1979-05-14 | 1981-04-14 | Special Metals Corporation | Fine grain casting method |
| JPS5677059A (en) * | 1979-11-29 | 1981-06-25 | Sansha Electric Mfg Co Ltd | Metal melting apparatus |
-
1985
- 1985-04-19 JP JP8398485A patent/JPS61242749A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61242749A (ja) | 1986-10-29 |
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