JPH0220287B2 - - Google Patents
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- JPH0220287B2 JPH0220287B2 JP59150683A JP15068384A JPH0220287B2 JP H0220287 B2 JPH0220287 B2 JP H0220287B2 JP 59150683 A JP59150683 A JP 59150683A JP 15068384 A JP15068384 A JP 15068384A JP H0220287 B2 JPH0220287 B2 JP H0220287B2
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- waterproof
- deodorizing
- sheet
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- Building Environments (AREA)
- Treating Waste Gases (AREA)
- Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
- Drying Of Gases (AREA)
Description
(発明の属する技術分野)
本発明は、優れた脱臭作用を有すると共に吸水
によつて速やかに膨潤し緻密な防水層が形成する
シート材に関する。 (従来の技術) 従来、住宅、事務所などの建築においては各階
又は屋根裏の漏水を防止するため、特別の工事、
例えば合成樹脂シート、アスフアルト防水層の敷
設などの工事が行われている。 一方、住居、事務所等の空気の浄化の目的で大
型から小型にわたる種々の脱臭機能を有するの空
気浄化器、脱臭器が開発されている。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら上記の従来の建物の防水工法は、
手間と経費がかかる。また防水性資材そのものは
防水機能は万全であるが透湿、吸水性を欠くか非
常に劣るため、高温多湿の我国では防水資材の表
面で結露を起したり、さらにはカビが発生、繁殖
したりするという問題があり、満足すべきもので
はなかつた。またこのような防水資材に脱臭機能
を付加するのは困難であつた。 また、生活労働環境の浄化の目的から上記のよ
うな各種の脱臭機能を有する浄化装置が用いられ
ているが、装置が高価であり、運転経費がかさむ
ので、安易に各家庭で使用できるまでには至つて
いないのが現状である。そのため、局部的に、特
に悪臭の強い場所(トイレ、冷蔵庫内)に脱臭
剤、消臭剤を置いたりしているが、住居あるいは
事務所全体のトータルな脱臭、浄化というには程
遠い状態である。 (問題点を解決するための手段) 本発明はこのような従来の住宅、事務所の防
水、脱臭(空気浄化)に際しての欠点を克服する
ため鋭意研究を重ねた結果、硫酸第一鉄とL−ア
スコルビン酸とからなる組成物を含有させた粒状
の高吸水、ゲル化性物質の層を通水性資材の積層
間に接着材で定着形成すると意外にも高吸水、ゲ
ル化性物質の定着、安定性ばかりでなく、優れた
透湿性、吸水性示し一段とすぐれた防水帯形成能
を有して、柔軟性のある防水性シートが得られ、
しかもこのシートが優れた脱臭作用を発揮するこ
とを見出し、この知見に基づき本発明を完成する
に至つた。 すなわち本発明は、通水性資材のシート間に、
鉄()化合物にL−アスコルビン酸を結合させ
た組成物を含有する、高吸水、ゲル化性物質の粒
状体を接着固定してなることを特徴とする防水、
脱臭シート材を提供するものである。 (実施例) 次に本発明を図示の1実施例に従つて説明す
る。第1図は本発明のシート材の断面図であり、
図中1は不織布のような通水性資材のシート、2
はその表面の耐水性接着剤、3は前記のように鉄
()化合物とL−アスコルビン酸を結合した組
成物を含有した粒状の高吸水、ゲル化性物質であ
り、4は不織布などの通水性資材のシート5上の
耐水性接着剤であり、6は防水材である。 本発明において、通水性資材シートとしては前
記不織布のほか天然繊維又は合成繊維、又はこれ
らの混用による織布又は抄紙でもよいことはもち
ろんであり、多数の小孔を有する合成樹脂シート
を用いることもできる。 また高吸水、ゲル化性物質としては、例えばベ
ントナイト類が好適であるが、要は吸水膨潤して
防水層を形成する無害物ならば無機物質又は有機
物質に限らず使用できることになる。このような
無機物質の高吸水、ゲル化性物質としてはモンモ
リロナイト系ベントナイトのほか、アタパルジヤ
イト、セピオライト、その他の天然に産するもの
及び合成無機物があげられ、また有機物質として
は、ポリアクリル酸の水溶性塩、ポリビニルアル
コール、ポリアクリロニトリル、ポリ酢酸ビニ
ル、これらの共重合体、及びCMCなどの高分子
物質があげられる。さらに、モンモリロナイト系
ベントナイトとしてはナトリウム化合物及びマグ
ネシウム化合物を混合してその膨潤性を高めたも
のが好ましい。これらは単独又は混合物として用
いられ、もちろん前記無機物質と有機物質の混用
でもよい。前記無機物質は比較的比重が大きく、
有機物質は比較的比重が小さいので、その混用に
よつてシート材の重量を調節することができる。
なお、無機物質の膨潤割合は3倍〜5倍程度であ
るが、有機物質は比較的膨潤割合が大きいので
(例えば10倍〜50倍)有機・無機の混用によつて
防水層の厚さを制御することもできる。 このような高吸水、ゲル化性物質は粒状として
用いられる。その粒径の範囲は、通常0.1〜10mm、
好ましくは0.3〜3mmとする。粒径が0.1mm以下で
は層が薄すぎて止水効果が十分でなく、10mmを越
えると吸水膨潤が遅くなる。このような粒状物
は、押し出し造粒、流動層造粒、転動造粒その他
の方法により造粒加工したもののほか天然品を破
砕加工したものでもよい。粒の形状については、
円柱形、球形、その他の形状であつても、通水性
資材上に均一な厚さの層状に分布できる粒であれ
ば、どの様な形状であつてもよいことはもちろん
のことである。 この高吸水、ゲル化性物質を定着固定させる接
着剤としては、高吸水、ゲル化性物質を通水性資
材シートに定着できる接着剤であればどのような
タイプの接着剤でも使用可能であり、特に制限は
ないが、好ましくは、水に溶けず耐水性を有しか
つ粘着力のある柔軟性に富んだ接着剤が良い。例
えば、ポリビニルエーテル、ポリイソブチレン、
SBR、ブチルゴム、ポリウレタン、クロロプレ
ン、ニトリルゴム系接着剤などがあげられる。こ
の接着剤の塗布量は高吸水、ゲル化性物質を定着
させるがその吸水を妨げない程度である。 次にこの高吸水、ゲル化性物質中に含有させる
鉄()化合物にL−アスコルビン酸を結合させ
た組成物(以下鉄()化合物組成物という)に
ついて説明する。 この鉄()化合物組成物中の鉄()化合物
とL−アスコルビン酸との比率はモル比で1:1
付近でも脱臭効果はあるが1:0.05〜1:0.001
の範囲が好ましい。この範囲を越えてL−アスコ
ルビン酸を用いると、活性(脱臭効果など)が低
下する。またコストが高くなるが安定化作用がそ
れ程増加しない。またL−アスコルビン酸が上記
の範囲の下限未満では活性が低くまた安定性が十
分に得られない。 鉄()化合物組成物においては鉄()化合
物とL−アスコルビン酸が結合していることが必
要である。これは両成分を混合、溶解した水溶液
としての形態とするほか、この水溶液を噴霧乾
燥、凍結乾燥等により乾燥して粉末化した形とし
ても達成できる。 鉄()化合物組成物に用いられる鉄()化
合物の例としては、硫酸第一鉄、塩化第一鉄、硝
酸第一鉄、臭化第一鉄、ヨウ化第一鉄などの鉄
()無機塩の外、没食子酸第一鉄、リンゴ酸第
一鉄、フマル酸第一鉄などの鉄()有機塩が上
げられる。鉄()化合物は上記例示のものに限
定されるものではなく、水中に溶解し2価鉄イオ
ンを形成するものであれば任意のものを用いるこ
とができる。 この鉄()化合物を前記高吸水性、ゲル化性
物質の粒状体に含有させるには、鉄()化合物
を水溶液としてその出来上がつた造粒体に含浸さ
せるか、または、混練造粒中に水溶液又は粉末と
して添加、練り込むようにしてもよい。 高吸水、ゲル化性質の粒状体中の鉄()化合
物組成物の含有量は特に制限はないが、20重量%
までの範囲が好ましく、1〜10重量%までの範囲
がより好ましい。 本発明の防水、脱臭シート材の製造は、例えば
次のようにて行うことができる。 第1図において、接着剤2を薄く付着させた粘
着加工通水性資材シート1の接着剤2の上に高吸
水、ゲル化性物質の粒状品3を細密且つ均一に分
布させ接着剤4を有する同様の粘着加工した通水
性資材シート5をはり合わせロールで加圧し、通
水性資材シート1,5と高吸水、ゲル化性物質の
粒状品3を完全に定着させて得られた防水、脱臭
シート材6を得る。こうして得られた防水、脱臭
シート材の1例を第2図に斜視図で示す。同図は
この防水、脱臭シート材をロール状に巻いた状態
を示す。この防水、脱臭シート材の厚さは特に制
限はないが通常10mmまでの範囲が好ましい。 また本発明のシート材は図示のような構造のも
のに限定されず、さらにこれを芯として表面に各
種織布、紙、合成樹脂材を積層してもよい。 (i) 防水試験 第1図に示す防水、脱臭シートを下記のよう
にして製造した。通水性資材シート1として合
成繊維製の幅1m、長さ10mの帯状不織布を用
い、これに接着剤2(ゴム系接着剤)を塗布し
た。次いでこの不織布の接着剤の上に直径1.2
mm、長さ0.3〜3mmの円柱形に造粒加工したベ
ントナイトの粒状品を細密かつ均一な厚さに分
布させて高吸水性、ゲル化性物質3の層を形成
した後接着剤4を介して通水性資材5としての
不織布を貼り合せ、ロールで加圧し不織布とベ
ントナイトを完全に定着させて厚さ1.5mmの防
水、脱臭シートを得た。 次にこの防水、脱臭シートを加圧濾過器に濾
過膜として装着して漏水量を測定し防水効果を
試験したところ、加水と同時に膨潤して厚さ
3.2mmの防水層を形成し、2.0Kg/cm2(水深約20
m)の水圧に耐えられることが分つた。 なお、上記で用いたベントナイトの粒状品及
びこれに含有させる鉄()化合物−L−アス
コルビン酸組成物の調製方法は以下のとおりで
ある。 [粒状ベントナイトの調製] 天然のカルシウム型ベントナイト100重量部
に対し、炭酸ナトリウム4重量部及び塩化マグ
ネシウム1.0重量部を混合し、これに対し後記
のようにして製造した鉄()化合物を組成物
の粉体約10重量%添加し、加水、混練造粒して
(造粒水分28重量%)、粒径1.2mmの粒体(水分
10重量%)を得た。 [鉄()化合物組成物粉体の調製] 硫酸第一鉄(FeSO4・7H2O)とL−アスコ
ルビン酸(C6H8O6)をモル比1:0.01で混合
溶解して水溶液(硫酸第一鉄とアスコルビン酸
との合計量で濃度約28%)を調製した。この水
溶液500gを噴霧乾燥器(ヤマト化学株式会社
製DL−21)を用いて下記条件下で噴霧乾燥し
て、硫酸第一鉄とL−アスコルビン酸とを結合
した粉体組成物(PH約3.0)を得た。 運転条件 送液量 40ml/min 噴霧空気流量 15/
min 乾燥空気流量 6m2/min 入口温度 120℃ 出口温度 75℃
によつて速やかに膨潤し緻密な防水層が形成する
シート材に関する。 (従来の技術) 従来、住宅、事務所などの建築においては各階
又は屋根裏の漏水を防止するため、特別の工事、
例えば合成樹脂シート、アスフアルト防水層の敷
設などの工事が行われている。 一方、住居、事務所等の空気の浄化の目的で大
型から小型にわたる種々の脱臭機能を有するの空
気浄化器、脱臭器が開発されている。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながら上記の従来の建物の防水工法は、
手間と経費がかかる。また防水性資材そのものは
防水機能は万全であるが透湿、吸水性を欠くか非
常に劣るため、高温多湿の我国では防水資材の表
面で結露を起したり、さらにはカビが発生、繁殖
したりするという問題があり、満足すべきもので
はなかつた。またこのような防水資材に脱臭機能
を付加するのは困難であつた。 また、生活労働環境の浄化の目的から上記のよ
うな各種の脱臭機能を有する浄化装置が用いられ
ているが、装置が高価であり、運転経費がかさむ
ので、安易に各家庭で使用できるまでには至つて
いないのが現状である。そのため、局部的に、特
に悪臭の強い場所(トイレ、冷蔵庫内)に脱臭
剤、消臭剤を置いたりしているが、住居あるいは
事務所全体のトータルな脱臭、浄化というには程
遠い状態である。 (問題点を解決するための手段) 本発明はこのような従来の住宅、事務所の防
水、脱臭(空気浄化)に際しての欠点を克服する
ため鋭意研究を重ねた結果、硫酸第一鉄とL−ア
スコルビン酸とからなる組成物を含有させた粒状
の高吸水、ゲル化性物質の層を通水性資材の積層
間に接着材で定着形成すると意外にも高吸水、ゲ
ル化性物質の定着、安定性ばかりでなく、優れた
透湿性、吸水性示し一段とすぐれた防水帯形成能
を有して、柔軟性のある防水性シートが得られ、
しかもこのシートが優れた脱臭作用を発揮するこ
とを見出し、この知見に基づき本発明を完成する
に至つた。 すなわち本発明は、通水性資材のシート間に、
鉄()化合物にL−アスコルビン酸を結合させ
た組成物を含有する、高吸水、ゲル化性物質の粒
状体を接着固定してなることを特徴とする防水、
脱臭シート材を提供するものである。 (実施例) 次に本発明を図示の1実施例に従つて説明す
る。第1図は本発明のシート材の断面図であり、
図中1は不織布のような通水性資材のシート、2
はその表面の耐水性接着剤、3は前記のように鉄
()化合物とL−アスコルビン酸を結合した組
成物を含有した粒状の高吸水、ゲル化性物質であ
り、4は不織布などの通水性資材のシート5上の
耐水性接着剤であり、6は防水材である。 本発明において、通水性資材シートとしては前
記不織布のほか天然繊維又は合成繊維、又はこれ
らの混用による織布又は抄紙でもよいことはもち
ろんであり、多数の小孔を有する合成樹脂シート
を用いることもできる。 また高吸水、ゲル化性物質としては、例えばベ
ントナイト類が好適であるが、要は吸水膨潤して
防水層を形成する無害物ならば無機物質又は有機
物質に限らず使用できることになる。このような
無機物質の高吸水、ゲル化性物質としてはモンモ
リロナイト系ベントナイトのほか、アタパルジヤ
イト、セピオライト、その他の天然に産するもの
及び合成無機物があげられ、また有機物質として
は、ポリアクリル酸の水溶性塩、ポリビニルアル
コール、ポリアクリロニトリル、ポリ酢酸ビニ
ル、これらの共重合体、及びCMCなどの高分子
物質があげられる。さらに、モンモリロナイト系
ベントナイトとしてはナトリウム化合物及びマグ
ネシウム化合物を混合してその膨潤性を高めたも
のが好ましい。これらは単独又は混合物として用
いられ、もちろん前記無機物質と有機物質の混用
でもよい。前記無機物質は比較的比重が大きく、
有機物質は比較的比重が小さいので、その混用に
よつてシート材の重量を調節することができる。
なお、無機物質の膨潤割合は3倍〜5倍程度であ
るが、有機物質は比較的膨潤割合が大きいので
(例えば10倍〜50倍)有機・無機の混用によつて
防水層の厚さを制御することもできる。 このような高吸水、ゲル化性物質は粒状として
用いられる。その粒径の範囲は、通常0.1〜10mm、
好ましくは0.3〜3mmとする。粒径が0.1mm以下で
は層が薄すぎて止水効果が十分でなく、10mmを越
えると吸水膨潤が遅くなる。このような粒状物
は、押し出し造粒、流動層造粒、転動造粒その他
の方法により造粒加工したもののほか天然品を破
砕加工したものでもよい。粒の形状については、
円柱形、球形、その他の形状であつても、通水性
資材上に均一な厚さの層状に分布できる粒であれ
ば、どの様な形状であつてもよいことはもちろん
のことである。 この高吸水、ゲル化性物質を定着固定させる接
着剤としては、高吸水、ゲル化性物質を通水性資
材シートに定着できる接着剤であればどのような
タイプの接着剤でも使用可能であり、特に制限は
ないが、好ましくは、水に溶けず耐水性を有しか
つ粘着力のある柔軟性に富んだ接着剤が良い。例
えば、ポリビニルエーテル、ポリイソブチレン、
SBR、ブチルゴム、ポリウレタン、クロロプレ
ン、ニトリルゴム系接着剤などがあげられる。こ
の接着剤の塗布量は高吸水、ゲル化性物質を定着
させるがその吸水を妨げない程度である。 次にこの高吸水、ゲル化性物質中に含有させる
鉄()化合物にL−アスコルビン酸を結合させ
た組成物(以下鉄()化合物組成物という)に
ついて説明する。 この鉄()化合物組成物中の鉄()化合物
とL−アスコルビン酸との比率はモル比で1:1
付近でも脱臭効果はあるが1:0.05〜1:0.001
の範囲が好ましい。この範囲を越えてL−アスコ
ルビン酸を用いると、活性(脱臭効果など)が低
下する。またコストが高くなるが安定化作用がそ
れ程増加しない。またL−アスコルビン酸が上記
の範囲の下限未満では活性が低くまた安定性が十
分に得られない。 鉄()化合物組成物においては鉄()化合
物とL−アスコルビン酸が結合していることが必
要である。これは両成分を混合、溶解した水溶液
としての形態とするほか、この水溶液を噴霧乾
燥、凍結乾燥等により乾燥して粉末化した形とし
ても達成できる。 鉄()化合物組成物に用いられる鉄()化
合物の例としては、硫酸第一鉄、塩化第一鉄、硝
酸第一鉄、臭化第一鉄、ヨウ化第一鉄などの鉄
()無機塩の外、没食子酸第一鉄、リンゴ酸第
一鉄、フマル酸第一鉄などの鉄()有機塩が上
げられる。鉄()化合物は上記例示のものに限
定されるものではなく、水中に溶解し2価鉄イオ
ンを形成するものであれば任意のものを用いるこ
とができる。 この鉄()化合物を前記高吸水性、ゲル化性
物質の粒状体に含有させるには、鉄()化合物
を水溶液としてその出来上がつた造粒体に含浸さ
せるか、または、混練造粒中に水溶液又は粉末と
して添加、練り込むようにしてもよい。 高吸水、ゲル化性質の粒状体中の鉄()化合
物組成物の含有量は特に制限はないが、20重量%
までの範囲が好ましく、1〜10重量%までの範囲
がより好ましい。 本発明の防水、脱臭シート材の製造は、例えば
次のようにて行うことができる。 第1図において、接着剤2を薄く付着させた粘
着加工通水性資材シート1の接着剤2の上に高吸
水、ゲル化性物質の粒状品3を細密且つ均一に分
布させ接着剤4を有する同様の粘着加工した通水
性資材シート5をはり合わせロールで加圧し、通
水性資材シート1,5と高吸水、ゲル化性物質の
粒状品3を完全に定着させて得られた防水、脱臭
シート材6を得る。こうして得られた防水、脱臭
シート材の1例を第2図に斜視図で示す。同図は
この防水、脱臭シート材をロール状に巻いた状態
を示す。この防水、脱臭シート材の厚さは特に制
限はないが通常10mmまでの範囲が好ましい。 また本発明のシート材は図示のような構造のも
のに限定されず、さらにこれを芯として表面に各
種織布、紙、合成樹脂材を積層してもよい。 (i) 防水試験 第1図に示す防水、脱臭シートを下記のよう
にして製造した。通水性資材シート1として合
成繊維製の幅1m、長さ10mの帯状不織布を用
い、これに接着剤2(ゴム系接着剤)を塗布し
た。次いでこの不織布の接着剤の上に直径1.2
mm、長さ0.3〜3mmの円柱形に造粒加工したベ
ントナイトの粒状品を細密かつ均一な厚さに分
布させて高吸水性、ゲル化性物質3の層を形成
した後接着剤4を介して通水性資材5としての
不織布を貼り合せ、ロールで加圧し不織布とベ
ントナイトを完全に定着させて厚さ1.5mmの防
水、脱臭シートを得た。 次にこの防水、脱臭シートを加圧濾過器に濾
過膜として装着して漏水量を測定し防水効果を
試験したところ、加水と同時に膨潤して厚さ
3.2mmの防水層を形成し、2.0Kg/cm2(水深約20
m)の水圧に耐えられることが分つた。 なお、上記で用いたベントナイトの粒状品及
びこれに含有させる鉄()化合物−L−アス
コルビン酸組成物の調製方法は以下のとおりで
ある。 [粒状ベントナイトの調製] 天然のカルシウム型ベントナイト100重量部
に対し、炭酸ナトリウム4重量部及び塩化マグ
ネシウム1.0重量部を混合し、これに対し後記
のようにして製造した鉄()化合物を組成物
の粉体約10重量%添加し、加水、混練造粒して
(造粒水分28重量%)、粒径1.2mmの粒体(水分
10重量%)を得た。 [鉄()化合物組成物粉体の調製] 硫酸第一鉄(FeSO4・7H2O)とL−アスコ
ルビン酸(C6H8O6)をモル比1:0.01で混合
溶解して水溶液(硫酸第一鉄とアスコルビン酸
との合計量で濃度約28%)を調製した。この水
溶液500gを噴霧乾燥器(ヤマト化学株式会社
製DL−21)を用いて下記条件下で噴霧乾燥し
て、硫酸第一鉄とL−アスコルビン酸とを結合
した粉体組成物(PH約3.0)を得た。 運転条件 送液量 40ml/min 噴霧空気流量 15/
min 乾燥空気流量 6m2/min 入口温度 120℃ 出口温度 75℃
【表】
また上記で得られた防水シートの吸水特性に
ついて測定したところ吸水速度が極めて大き
く、加水と同時にほぼ飽和状態に近い吸水率を
示し、吸水量は、5〜6/m2という高い吸水
特性を示した。 (ii) 脱臭試験 上記防水試験で用いた防水、脱臭シート(試
験番号3)を風乾したのち、このものの脱臭性
能を試験した結果を第2表に示した。 試験方法 第3図に示すように臭気ガス(硫化水素、ア
ンモニア、トリメチルアミン)G各2をテド
ラーバツクAに入れ密閉系を構成し、脱臭槽B
の中に100mm×100mmの防水、脱臭シートSを入
れ、毎分2の流速で、ポンプPにより中の臭
気ガスを循環させ、15分後に中の臭気ガス濃度
を測定して行つた。なお、測定には真空式ガス
検知管を使用した。
ついて測定したところ吸水速度が極めて大き
く、加水と同時にほぼ飽和状態に近い吸水率を
示し、吸水量は、5〜6/m2という高い吸水
特性を示した。 (ii) 脱臭試験 上記防水試験で用いた防水、脱臭シート(試
験番号3)を風乾したのち、このものの脱臭性
能を試験した結果を第2表に示した。 試験方法 第3図に示すように臭気ガス(硫化水素、ア
ンモニア、トリメチルアミン)G各2をテド
ラーバツクAに入れ密閉系を構成し、脱臭槽B
の中に100mm×100mmの防水、脱臭シートSを入
れ、毎分2の流速で、ポンプPにより中の臭
気ガスを循環させ、15分後に中の臭気ガス濃度
を測定して行つた。なお、測定には真空式ガス
検知管を使用した。
【表】
(発明の効果)
本発明のシート材は、それ自身通気性を有して
脱臭性に優れると共に極めて優れた吸水性を有
し、吸水によつてただちに膨潤して完全な防水層
を形成する。また、防水と透湿という一見相反す
る機能を両立させた全く新しいシート材である。 したがつて、住居、事務所の床に単に敷設する
だけで、完全な防水を行うことができ、例えば、
上階の水漏れが下の階に部屋に及び家具や機器を
損傷させるような事故を防止できる。すなわち、
粉末でなく粒状物を接着固定しているので高吸水
性、ゲル化性物の定着性、安定性ばかりでなく吸
水性が極めてすぐれ、速やかに吸水膨潤して緻密
な防水層を形成するという顕著な効果を奏する。
またそれ自身アンモニア、硫化水素及びメルカプ
タン類の悪臭を極めて効率良く除去することがで
き、部屋の空気を常に清浄に維持できる。 このように本発明のシート材は通常は、粒状体
を敷きつめた構造で透湿、通気性があるので、結
露等の問題を起さず、また吸水膨潤は可逆的であ
り、乾燥すればまた通気性を取り戻し、優れた脱
臭作用が発揮される。脱臭剤には1度水に漏れる
と脱臭活性を失つてしまうものが多いがこのよう
に乾燥後は再び脱臭作用を発揮する点も本発明の
特徴の1つであり、防水材兼用としうる一因であ
る。また本発明のシート材は殺菌作用を有し、防
黴効果を有する。このような本発明のシート材は
一般の建築用のほか、特に水を使用すると共に悪
臭の発生しやすい場所例えば、台所、洗面所、ト
イレなどの床材として使用するのが好適である。 本発明によれば、通水性を有する2枚のシート
間に厚さの均一な高吸水性、ゲル化性物質層を接
着形成したので、柔軟性にすぐれ、ロール状に巻
くことができる。このシート材は、施工に際し適
当な大きさに切断しても、通水性資材シート間の
高吸水性、ゲル化性物質がこぼれ落ちることもな
い。したがつて任意の大きさに切断して、所定の
漏水個所に装着でき、取扱い易く、作業性がすぐ
れる。このシート材はまたその製造に縫合などを
必要とせず接着剤で固定するもので、製造コスト
を低くできるという効果もある。
脱臭性に優れると共に極めて優れた吸水性を有
し、吸水によつてただちに膨潤して完全な防水層
を形成する。また、防水と透湿という一見相反す
る機能を両立させた全く新しいシート材である。 したがつて、住居、事務所の床に単に敷設する
だけで、完全な防水を行うことができ、例えば、
上階の水漏れが下の階に部屋に及び家具や機器を
損傷させるような事故を防止できる。すなわち、
粉末でなく粒状物を接着固定しているので高吸水
性、ゲル化性物の定着性、安定性ばかりでなく吸
水性が極めてすぐれ、速やかに吸水膨潤して緻密
な防水層を形成するという顕著な効果を奏する。
またそれ自身アンモニア、硫化水素及びメルカプ
タン類の悪臭を極めて効率良く除去することがで
き、部屋の空気を常に清浄に維持できる。 このように本発明のシート材は通常は、粒状体
を敷きつめた構造で透湿、通気性があるので、結
露等の問題を起さず、また吸水膨潤は可逆的であ
り、乾燥すればまた通気性を取り戻し、優れた脱
臭作用が発揮される。脱臭剤には1度水に漏れる
と脱臭活性を失つてしまうものが多いがこのよう
に乾燥後は再び脱臭作用を発揮する点も本発明の
特徴の1つであり、防水材兼用としうる一因であ
る。また本発明のシート材は殺菌作用を有し、防
黴効果を有する。このような本発明のシート材は
一般の建築用のほか、特に水を使用すると共に悪
臭の発生しやすい場所例えば、台所、洗面所、ト
イレなどの床材として使用するのが好適である。 本発明によれば、通水性を有する2枚のシート
間に厚さの均一な高吸水性、ゲル化性物質層を接
着形成したので、柔軟性にすぐれ、ロール状に巻
くことができる。このシート材は、施工に際し適
当な大きさに切断しても、通水性資材シート間の
高吸水性、ゲル化性物質がこぼれ落ちることもな
い。したがつて任意の大きさに切断して、所定の
漏水個所に装着でき、取扱い易く、作業性がすぐ
れる。このシート材はまたその製造に縫合などを
必要とせず接着剤で固定するもので、製造コスト
を低くできるという効果もある。
第1図は本発明の防水材の1実施例の断面図、
第2図は同じく一部切欠斜視図、第3図は脱臭試
験装置の説明図である。 1,5……通水性資材シート、2,4……接着
剤、3……高吸水、ゲル化性物質、6……防水、
脱臭シート。
第2図は同じく一部切欠斜視図、第3図は脱臭試
験装置の説明図である。 1,5……通水性資材シート、2,4……接着
剤、3……高吸水、ゲル化性物質、6……防水、
脱臭シート。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 通水性資材のシート間に、鉄()化合物に
L−アスコルビン酸を結合させた組成物を含有す
る、高吸水、ゲル化性物質の粒状体を接着固定し
てなることを特徴とする防水、脱臭シート材。 2 高吸水、ゲル化性物質が無機物質である特許
請求の範囲第1項記載の防水、脱臭シート材。 3 無機物質がベントナイトである特許請求の範
囲第1項記載の防水、脱臭シート材。 4 高吸水、ゲル化性物質が有機質ポリマーであ
る特許請求の範囲第1項記載の防水、脱臭シート
材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15068384A JPS6128422A (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 防水、脱臭シ−ト材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15068384A JPS6128422A (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 防水、脱臭シ−ト材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6128422A JPS6128422A (ja) | 1986-02-08 |
| JPH0220287B2 true JPH0220287B2 (ja) | 1990-05-08 |
Family
ID=15502182
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15068384A Granted JPS6128422A (ja) | 1984-07-20 | 1984-07-20 | 防水、脱臭シ−ト材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6128422A (ja) |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6316025A (ja) * | 1986-07-07 | 1988-01-23 | Kobe Steel Ltd | 乾式除湿・脱臭ロ−タ |
| JPS63134733A (ja) * | 1986-11-25 | 1988-06-07 | 丸井産業株式会社 | 吸、発水板 |
| JPH0286811A (ja) * | 1988-05-09 | 1990-03-27 | Sankyo Kogyo Kk | 乾式脱臭装置及び準乾式脱臭装置 |
| JPH082409B2 (ja) * | 1989-10-05 | 1996-01-17 | 日本たばこ産業株式会社 | エアコンディショナ用脱臭フィルタ |
| US5352480A (en) * | 1992-08-17 | 1994-10-04 | Weyerhaeuser Company | Method for binding particles to fibers using reactivatable binders |
| US5300192A (en) * | 1992-08-17 | 1994-04-05 | Weyerhaeuser Company | Wet laid fiber sheet manufacturing with reactivatable binders for binding particles to fibers |
| US5308896A (en) * | 1992-08-17 | 1994-05-03 | Weyerhaeuser Company | Particle binders for high bulk fibers |
-
1984
- 1984-07-20 JP JP15068384A patent/JPS6128422A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6128422A (ja) | 1986-02-08 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |