JPH0220514Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0220514Y2 JPH0220514Y2 JP1985122629U JP12262985U JPH0220514Y2 JP H0220514 Y2 JPH0220514 Y2 JP H0220514Y2 JP 1985122629 U JP1985122629 U JP 1985122629U JP 12262985 U JP12262985 U JP 12262985U JP H0220514 Y2 JPH0220514 Y2 JP H0220514Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- chamber
- inner cylinder
- permanent magnet
- shock absorber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、車両のサスペンシヨンに用いられる
液圧緩衝器に関する。
液圧緩衝器に関する。
[従来の技術]
従来から複筒式の液圧緩衝器の構造は良く知ら
れている(たとえば実開昭56−87644号公報)。従
来の複筒式の液圧緩衝器においては、シリンダ本
体は、内筒と外筒から構成されている。内筒には
作動液を収容する液室があり、液室は、ピストン
によりピストン上室とピストン下室の二室に仕切
られている。内筒と外筒との間には、ピストン下
室からの作動液を収容するリザーバ室が形成され
ている。ピストン下室とリザーバ室とは、ピスト
ン下室の最下部に設けられたベースバルブの二つ
の連通路によつて連通されており、各連通路はベ
ースバルブの外周部に設けられている。
れている(たとえば実開昭56−87644号公報)。従
来の複筒式の液圧緩衝器においては、シリンダ本
体は、内筒と外筒から構成されている。内筒には
作動液を収容する液室があり、液室は、ピストン
によりピストン上室とピストン下室の二室に仕切
られている。内筒と外筒との間には、ピストン下
室からの作動液を収容するリザーバ室が形成され
ている。ピストン下室とリザーバ室とは、ピスト
ン下室の最下部に設けられたベースバルブの二つ
の連通路によつて連通されており、各連通路はベ
ースバルブの外周部に設けられている。
また、流体が封入された緩衝器の内部に電磁石
を設け、流体戻し用ダクトの入口を電磁力によつ
て開閉するようにした二段調整用流体緩衝器は、
特開昭51−110176号公報に開示されている。この
緩衝器では、電磁石の作動によつて最適のダンピ
ング率が選択でき、電磁石は車両速度、積荷、お
よび路面の凹凸状況に応じて運転者によつて操作
されるようになつている。
を設け、流体戻し用ダクトの入口を電磁力によつ
て開閉するようにした二段調整用流体緩衝器は、
特開昭51−110176号公報に開示されている。この
緩衝器では、電磁石の作動によつて最適のダンピ
ング率が選択でき、電磁石は車両速度、積荷、お
よび路面の凹凸状況に応じて運転者によつて操作
されるようになつている。
[考案が解決しようとする課題]
液圧緩衝器内の作動液中には、微量ではあるが
金属摩耗粉、切り粉等の鉄系異物が混入している
場合がある。作動液中に鉄系異物が混入している
状態で液圧緩衝器を長時間使用した場合は、鉄系
異物によつてピストンと内筒との摺動面が削られ
たり、鉄系異物が減衰力を発生させる弁体に引掛
るという問題が生じる。したがつて、ピストンの
シール機能の低下を招いたり、弁体によつて油通
路を完全に塞ぐことができなくなり、液圧緩衝器
の減衰性能に悪影響を及ぼすという問題が生じ
る。
金属摩耗粉、切り粉等の鉄系異物が混入している
場合がある。作動液中に鉄系異物が混入している
状態で液圧緩衝器を長時間使用した場合は、鉄系
異物によつてピストンと内筒との摺動面が削られ
たり、鉄系異物が減衰力を発生させる弁体に引掛
るという問題が生じる。したがつて、ピストンの
シール機能の低下を招いたり、弁体によつて油通
路を完全に塞ぐことができなくなり、液圧緩衝器
の減衰性能に悪影響を及ぼすという問題が生じ
る。
本考案は、上記の問題に着目し、作動液中に鉄
系異物が混入している場合でも、鉄系異物を確実
に収集することのできる液圧緩衝器を提供するこ
とを目的とする。
系異物が混入している場合でも、鉄系異物を確実
に収集することのできる液圧緩衝器を提供するこ
とを目的とする。
[課題を解決するための手段]
この目的に沿う本考案の液圧緩衝器は、シリン
ダ本体を内筒と外筒から構成し、該内筒に、作動
液を収容する液室を設け、内筒と外筒との間に、
内筒からの作動液を蓄えるリザーバ室を設け、前
記内筒の液室を、内筒に摺動自在に嵌装されピス
トンロツドに連結されたピストンによりピストン
上室とピストン下室の二室に仕切るとともに、該
ピストン上室とピストン下室を、前記ピストンに
設けられる減衰力発生機構を介して連通し、前記
ピストン下室とリザーバ室とを、ピストンロツド
と反対側のピストン下室の最下部に設けられ外周
部に連通路を備えた減衰力発生手段を有するベー
スバルブを介して連通するようにした液圧緩衝器
において、前記ピストン下室内の前記ベースバル
ブの中央部に、非磁性体を介して支持され前記作
動液中の鉄系異物を吸着する永久磁石を設けたも
のから成る。
ダ本体を内筒と外筒から構成し、該内筒に、作動
液を収容する液室を設け、内筒と外筒との間に、
内筒からの作動液を蓄えるリザーバ室を設け、前
記内筒の液室を、内筒に摺動自在に嵌装されピス
トンロツドに連結されたピストンによりピストン
上室とピストン下室の二室に仕切るとともに、該
ピストン上室とピストン下室を、前記ピストンに
設けられる減衰力発生機構を介して連通し、前記
ピストン下室とリザーバ室とを、ピストンロツド
と反対側のピストン下室の最下部に設けられ外周
部に連通路を備えた減衰力発生手段を有するベー
スバルブを介して連通するようにした液圧緩衝器
において、前記ピストン下室内の前記ベースバル
ブの中央部に、非磁性体を介して支持され前記作
動液中の鉄系異物を吸着する永久磁石を設けたも
のから成る。
[作用]
このように構成された液圧緩衝器においては、
ピストンロツドに伝達された衝撃によりピストン
が上下動する際、永久磁石の近傍を流れる作動液
に混入されている鉄系異物が永久磁石の磁力によ
つて吸着される。
ピストンロツドに伝達された衝撃によりピストン
が上下動する際、永久磁石の近傍を流れる作動液
に混入されている鉄系異物が永久磁石の磁力によ
つて吸着される。
永久磁石の設けられているベースバルブの中央
部は、減衰力発生手段の連通路が位置する外周部
に比べて作動液の流速が遅いので、作動液中に混
入されている鉄系異物は、作動液の流れに流され
ず確実に永久磁石に吸着される。しかも、一旦永
久磁石に吸着された異物は作動液の流れによつて
離脱することもほとんどなくなる。また、ベース
バルブが位置するピストン下室の最下部は、沈下
した異物が溜りやすいため、この部分に永久磁石
を配置することにより、鉄系異物の補捉効果が著
しく高められる。
部は、減衰力発生手段の連通路が位置する外周部
に比べて作動液の流速が遅いので、作動液中に混
入されている鉄系異物は、作動液の流れに流され
ず確実に永久磁石に吸着される。しかも、一旦永
久磁石に吸着された異物は作動液の流れによつて
離脱することもほとんどなくなる。また、ベース
バルブが位置するピストン下室の最下部は、沈下
した異物が溜りやすいため、この部分に永久磁石
を配置することにより、鉄系異物の補捉効果が著
しく高められる。
さらに、永久磁石は非磁性体を介して保持され
るため、永久磁石によつて内筒が磁化されること
もなく、内筒の摺動面への鉄系異物の付着も防止
されている。したがつて、ピストンと内筒との摺
接時の異物による切削作用の発生は確実に防止さ
れる。
るため、永久磁石によつて内筒が磁化されること
もなく、内筒の摺動面への鉄系異物の付着も防止
されている。したがつて、ピストンと内筒との摺
接時の異物による切削作用の発生は確実に防止さ
れる。
[実施例]
以下に、本考案に係る液圧緩衝器の望ましい実
施例を、図面を参照して説明する。
施例を、図面を参照して説明する。
第1実施例
第1図は、本考案の第1実施例に係る液圧緩衝
器を示している。図中、21はシリンダ本体を示
しており、シリンダ本体21は、内筒22、外筒
23から構成されている。内筒22の内側は作動
液が収容される液室となつている。この液室は、
内筒22に摺動自在に嵌装されたピストン24に
よつて、ピストン上室25とピストン下室26と
に仕切られている。内筒22と外筒23との間に
は、内筒22内の作動液が蓄えられるリザーバ室
27が形成されている。
器を示している。図中、21はシリンダ本体を示
しており、シリンダ本体21は、内筒22、外筒
23から構成されている。内筒22の内側は作動
液が収容される液室となつている。この液室は、
内筒22に摺動自在に嵌装されたピストン24に
よつて、ピストン上室25とピストン下室26と
に仕切られている。内筒22と外筒23との間に
は、内筒22内の作動液が蓄えられるリザーバ室
27が形成されている。
ピストン24には、減衰力発生機構が形成され
れており、ピストン上室25とピストン下室26
はこの減衰力発生機構を介して連通されている。
減衰力発生機構は、以下の如く構成されている。
すなわち、ピストン24の中央部には穴24aが
設けられており、穴24aに、ピストンロツド2
8の端部が挿通されている。このピストンロツド
28の端部には、ねじ部28aが形成されてお
り、ねじ部28aに螺合されたピストン押え部材
29によつて、ピストン24は、ピストンロツド
28と連結されている。ピストン24の外周部に
は、ピストンロツド28が下方に動いた時に、作
動液をピストン下室26からピストン上室25へ
の一方向のみ通過させる第1の連通路30と、ピ
ストンロツド28が上方に動いた時に、作動液を
ピストン上室25からピストン下室26への一方
向のみ通過させる第2の連通路31が設けられて
いる。第1の連通路30と第2の連通路31は、
シリンダ本体1の軸方向に延びるように形成され
ている。第1の連通路30は、ピストン24の上
面側に設けられた上下動可能な弁体32によつて
開閉可能になつている。第2の連通路31は、ピ
ストン24の下面側に設けられた弁体33により
開閉可能になつており、弁体33は、常時圧縮ば
ね34によつてピストン24の下面に付勢されて
いる。
れており、ピストン上室25とピストン下室26
はこの減衰力発生機構を介して連通されている。
減衰力発生機構は、以下の如く構成されている。
すなわち、ピストン24の中央部には穴24aが
設けられており、穴24aに、ピストンロツド2
8の端部が挿通されている。このピストンロツド
28の端部には、ねじ部28aが形成されてお
り、ねじ部28aに螺合されたピストン押え部材
29によつて、ピストン24は、ピストンロツド
28と連結されている。ピストン24の外周部に
は、ピストンロツド28が下方に動いた時に、作
動液をピストン下室26からピストン上室25へ
の一方向のみ通過させる第1の連通路30と、ピ
ストンロツド28が上方に動いた時に、作動液を
ピストン上室25からピストン下室26への一方
向のみ通過させる第2の連通路31が設けられて
いる。第1の連通路30と第2の連通路31は、
シリンダ本体1の軸方向に延びるように形成され
ている。第1の連通路30は、ピストン24の上
面側に設けられた上下動可能な弁体32によつて
開閉可能になつている。第2の連通路31は、ピ
ストン24の下面側に設けられた弁体33により
開閉可能になつており、弁体33は、常時圧縮ば
ね34によつてピストン24の下面に付勢されて
いる。
なお、ピストンロツド28の下端部には、後述
する永久磁石44との干渉を防止するための逃が
し穴28bが設けられている。
する永久磁石44との干渉を防止するための逃が
し穴28bが設けられている。
外筒23の下端部の内側には、有底容器状の底
蓋35が嵌入されており、この底蓋35の内側に
内筒22の下端部が配置されている。ピストン下
室26の最下部、すなわち内筒22の下端部と底
蓋35との間には、ピストン下室26とリザーバ
室27とを連通させる減衰力発生手段を有するベ
ースバルブ36が設けられている。減衰力発生手
段は、第1の連通路39、第2の連通路40、弁
体41,42、弁体支持部材43等から構成され
ている。
蓋35が嵌入されており、この底蓋35の内側に
内筒22の下端部が配置されている。ピストン下
室26の最下部、すなわち内筒22の下端部と底
蓋35との間には、ピストン下室26とリザーバ
室27とを連通させる減衰力発生手段を有するベ
ースバルブ36が設けられている。減衰力発生手
段は、第1の連通路39、第2の連通路40、弁
体41,42、弁体支持部材43等から構成され
ている。
ベースバルブ36の上部は、内筒22に嵌合さ
れており、ベースバルブ36の外径は内筒22の
外径と同じになつている。これにより内筒22、
ベースバルブ36の外周面と底蓋35の内側壁と
の間には、リザーバ室27と連通する作動液の通
路37が形成されている。また、ベースバルブ3
6の下面36aは、底蓋32の斜面に当接してお
り、下面36aと底蓋35の底面35aとの間に
は作動液の通路38が形成されている。この通路
38は上述の通路37と連通されている。
れており、ベースバルブ36の外径は内筒22の
外径と同じになつている。これにより内筒22、
ベースバルブ36の外周面と底蓋35の内側壁と
の間には、リザーバ室27と連通する作動液の通
路37が形成されている。また、ベースバルブ3
6の下面36aは、底蓋32の斜面に当接してお
り、下面36aと底蓋35の底面35aとの間に
は作動液の通路38が形成されている。この通路
38は上述の通路37と連通されている。
ベースバルブ36の中央部より半径方向外方に
離れた外周部には、ピストンロツド28が下方に
動いた時に、作動液をピストン下室26からリザ
ーバ室27への一方向のみ通過させる第1の連通
路39と、ピストンロツド28が上方に動いた時
に、作動液をリザーバ室27からピストン下室2
6への一方向のみ通過させる第2の連通路40が
設けられている。第1の連通路39と第2の連通
路40は、シリンダ本体1の軸方向に延びるよう
に形成されている。ベースバルブ36の中央部に
は、弁体41,42を支持する弁体支持部材43
が、ベースバルブ36を軸方向に貫通して設けら
れている。弁体41は、ベースバルブ36の上面
側に設けられており、第2の連通路40は、弁体
41の上下動により開閉可能になつている。そし
て、弁体41は、弁体支持部材43の上方の膨出
部43aによつて上方への過度の動きが規制され
ている。弁体42は、ベースバルブ6の下面側に
設けられており、第1の連通路39は、弁体42
の上下動により開閉可能になつている。そして、
弁体42は、弁体支持部材43の下方の膨出部4
3bによつて支持される板状の部材46によつて
下方への過度の動きが規制されている。
離れた外周部には、ピストンロツド28が下方に
動いた時に、作動液をピストン下室26からリザ
ーバ室27への一方向のみ通過させる第1の連通
路39と、ピストンロツド28が上方に動いた時
に、作動液をリザーバ室27からピストン下室2
6への一方向のみ通過させる第2の連通路40が
設けられている。第1の連通路39と第2の連通
路40は、シリンダ本体1の軸方向に延びるよう
に形成されている。ベースバルブ36の中央部に
は、弁体41,42を支持する弁体支持部材43
が、ベースバルブ36を軸方向に貫通して設けら
れている。弁体41は、ベースバルブ36の上面
側に設けられており、第2の連通路40は、弁体
41の上下動により開閉可能になつている。そし
て、弁体41は、弁体支持部材43の上方の膨出
部43aによつて上方への過度の動きが規制され
ている。弁体42は、ベースバルブ6の下面側に
設けられており、第1の連通路39は、弁体42
の上下動により開閉可能になつている。そして、
弁体42は、弁体支持部材43の下方の膨出部4
3bによつて支持される板状の部材46によつて
下方への過度の動きが規制されている。
ピストン下室26内におけるベースバルブ36
の中央部の直上、すなわち弁体支持部材43の中
央部の直上の作動液の流速が比較的遅い位置に
は、作動液中の鉄系異物を吸着する永久磁石44
が設けられている。永久磁石44は、シリンダ本
体1の軸方向に延びる円柱形に形成されており、
永久磁石44の下端部は、弁体支持部材43に設
けられた非磁性体45によつて支持されている。
の中央部の直上、すなわち弁体支持部材43の中
央部の直上の作動液の流速が比較的遅い位置に
は、作動液中の鉄系異物を吸着する永久磁石44
が設けられている。永久磁石44は、シリンダ本
体1の軸方向に延びる円柱形に形成されており、
永久磁石44の下端部は、弁体支持部材43に設
けられた非磁性体45によつて支持されている。
つぎに第1実施例における作用について説明す
る。
る。
ピストンロツド28が外部からの衝撃により下
方に動かされると、ピストンロツド28に連結さ
れているピストン24も下方に移動する。この場
合、ピストン下室26内の作動液は、ピストン下
室26からピストン24の第1の連通路30を通
過しピストン上室25に流入される。これと同時
に、作動液は、第1の連通路39を通過してリザ
ーバ室27に流入される。第1の連通路39は、
ベースバルブ36の外周部に設けられているの
で、ベースバルブ36の中央部に設けられた永久
磁石44付近の作動液の流速は、第1の連通路3
9付近の流速に比べて遅くなる。そのため、永久
磁石44付近を流れる作動液中に混入されている
鉄系異物は、作動液とともに流されず、確実に永
久磁石44に吸着される。
方に動かされると、ピストンロツド28に連結さ
れているピストン24も下方に移動する。この場
合、ピストン下室26内の作動液は、ピストン下
室26からピストン24の第1の連通路30を通
過しピストン上室25に流入される。これと同時
に、作動液は、第1の連通路39を通過してリザ
ーバ室27に流入される。第1の連通路39は、
ベースバルブ36の外周部に設けられているの
で、ベースバルブ36の中央部に設けられた永久
磁石44付近の作動液の流速は、第1の連通路3
9付近の流速に比べて遅くなる。そのため、永久
磁石44付近を流れる作動液中に混入されている
鉄系異物は、作動液とともに流されず、確実に永
久磁石44に吸着される。
また、ピストン24が上方に移動した場合に
は、ピストン上室25内の作動液は、ピストン上
室25からピストン24の第2の連通路31を通
過してピストン下室26に流入される。これと同
様に、作動液はリザーバ室27からベースバルブ
36の第2の連通路40を通過してピストン下室
26に流入される。第2の連通路40はベースバ
ルブ36の外周部に設けられているので、永久磁
石44付近のピストン下室26側へ流入される作
動液の流速は、第2の連通路40付近に比べて遅
くなる。そのため、上述と同様に永久磁石44付
近を流れる作動液中に混入されている鉄系異物
は、上述の作用同様に作動液とともに流されず、
確実に永久磁石44に吸着される。
は、ピストン上室25内の作動液は、ピストン上
室25からピストン24の第2の連通路31を通
過してピストン下室26に流入される。これと同
様に、作動液はリザーバ室27からベースバルブ
36の第2の連通路40を通過してピストン下室
26に流入される。第2の連通路40はベースバ
ルブ36の外周部に設けられているので、永久磁
石44付近のピストン下室26側へ流入される作
動液の流速は、第2の連通路40付近に比べて遅
くなる。そのため、上述と同様に永久磁石44付
近を流れる作動液中に混入されている鉄系異物
は、上述の作用同様に作動液とともに流されず、
確実に永久磁石44に吸着される。
このように作動液は、ピストン24の動きによ
つてピストン下室26から他室へ流出し、あるい
は他室からピストン下室26へ流入するので、永
久磁石44を作動液の流れの集中するピストン下
室26に設けることにより鉄系異物の収集は容易
となる。さらに、ベースバルブ36が位置するピ
ストン下室26の最下部は、沈下した異物が溜り
やすいため、この部分に永久磁石44を配置する
ことにより、鉄系異物の補捉効果が著しく高めら
れる。
つてピストン下室26から他室へ流出し、あるい
は他室からピストン下室26へ流入するので、永
久磁石44を作動液の流れの集中するピストン下
室26に設けることにより鉄系異物の収集は容易
となる。さらに、ベースバルブ36が位置するピ
ストン下室26の最下部は、沈下した異物が溜り
やすいため、この部分に永久磁石44を配置する
ことにより、鉄系異物の補捉効果が著しく高めら
れる。
また、永久磁石44の向きと、第1の連通路3
9、第2の連通路40の向きは、シリンダ本体1
の軸方向と同じになつているので、作動液は、永
久磁石44に沿うように流れ、鉄系異物の吸着効
率は大幅に高められる。
9、第2の連通路40の向きは、シリンダ本体1
の軸方向と同じになつているので、作動液は、永
久磁石44に沿うように流れ、鉄系異物の吸着効
率は大幅に高められる。
なお、永久磁石44は、非磁性体45を介して
ベースバルブ36の弁体支持部材43に支持され
ているので、永久磁石44によつて内筒22が磁
化されることはなくなり、内筒22の摺動面への
鉄系異物の吸着は防止される。そのため、ピスト
ン24と内筒22との摺接時に鉄系異物によつて
内筒22の摺動面が切削されるという問題は解消
される。
ベースバルブ36の弁体支持部材43に支持され
ているので、永久磁石44によつて内筒22が磁
化されることはなくなり、内筒22の摺動面への
鉄系異物の吸着は防止される。そのため、ピスト
ン24と内筒22との摺接時に鉄系異物によつて
内筒22の摺動面が切削されるという問題は解消
される。
第2実施例
第2図および第3図は、本考案の第2実施例を
示している。第2実施例が第1実施例と異なると
ころは、永久磁石の取付構造であり、その他の部
分は第1実施例に準じるので、準じる部分に第1
実施例と同一の符号を付すことにより準じる部分
の説明を省略し、異なる部分についてのみ説明す
る。
示している。第2実施例が第1実施例と異なると
ころは、永久磁石の取付構造であり、その他の部
分は第1実施例に準じるので、準じる部分に第1
実施例と同一の符号を付すことにより準じる部分
の説明を省略し、異なる部分についてのみ説明す
る。
第2図および第3図において、図中、71は、
弁体支持部材を示しており、本実施例では、弁体
支持部材71はナツト72によつてベースバルブ
36と締結されている。第1実施例では弁体支持
部材の頂部が軸芯方向に延びる永久磁石が設けら
れていたが、本実施例ではベースバルブ36の弁
体支持部材71の上端面側に永久磁石72が埋め
込まれている。永久磁石72は、非磁性体73を
介して弁体支持部材71に圧入されており、永久
磁石72の上端面72aは弁体支持部材71の上
端面71aより若干へこまされている。
弁体支持部材を示しており、本実施例では、弁体
支持部材71はナツト72によつてベースバルブ
36と締結されている。第1実施例では弁体支持
部材の頂部が軸芯方向に延びる永久磁石が設けら
れていたが、本実施例ではベースバルブ36の弁
体支持部材71の上端面側に永久磁石72が埋め
込まれている。永久磁石72は、非磁性体73を
介して弁体支持部材71に圧入されており、永久
磁石72の上端面72aは弁体支持部材71の上
端面71aより若干へこまされている。
このように構成された第2実施例においては、
永久磁石72の配置される位置がほぼ第1実施例
に準じており、永久磁石72近傍を流れる作動液
の流速は比較的遅いものとなる。そのため、永久
磁石72に吸着した鉄系異物は、作動液の流れに
より永久磁石72から離脱されることはなくな
り、鉄系異物は確実に収集される。また、永久磁
石72は、ピストン下室26の最下部に位置して
いるので、沈澱してくる異物の大部分を収集する
ことができ、収集効率が高められる。
永久磁石72の配置される位置がほぼ第1実施例
に準じており、永久磁石72近傍を流れる作動液
の流速は比較的遅いものとなる。そのため、永久
磁石72に吸着した鉄系異物は、作動液の流れに
より永久磁石72から離脱されることはなくな
り、鉄系異物は確実に収集される。また、永久磁
石72は、ピストン下室26の最下部に位置して
いるので、沈澱してくる異物の大部分を収集する
ことができ、収集効率が高められる。
さらに、永久磁石72を弁体支持部材71に埋
め込むようにしているので、第1実施例のような
永久磁石の張り出しがなくなり、従来構造の液圧
緩衝器をそのまま流用でき、他の部分の設計変更
も不要となる。
め込むようにしているので、第1実施例のような
永久磁石の張り出しがなくなり、従来構造の液圧
緩衝器をそのまま流用でき、他の部分の設計変更
も不要となる。
[考案の効果]
以上説明したように、本考案の液圧緩衝器によ
るときは、作動液の流速が比較的遅いピストン下
室内のベースバルブの中央部に、非磁性体を介し
て支持される永久磁石を設けるようにしたので、
作動液中の鉄系異物を効率よく確実に収集するこ
とができる。その結果、鉄系異物による摺動部の
摩耗を大幅に抑制することが可能となるととも
に、鉄系異物が弁体に引掛ることもなくなり、液
圧緩衝器の減衰性能の低下を防止することができ
る。
るときは、作動液の流速が比較的遅いピストン下
室内のベースバルブの中央部に、非磁性体を介し
て支持される永久磁石を設けるようにしたので、
作動液中の鉄系異物を効率よく確実に収集するこ
とができる。その結果、鉄系異物による摺動部の
摩耗を大幅に抑制することが可能となるととも
に、鉄系異物が弁体に引掛ることもなくなり、液
圧緩衝器の減衰性能の低下を防止することができ
る。
また、永久磁石を非磁性体を介して支持するよ
うにしたので、内筒が永久磁石によつて磁化され
ることもなく、内筒への鉄系異物の吸着は確実に
防止される。したがつて、ピストンと内筒との摺
接によつて削り取られた金属片によつて、さらに
内筒の壁面が削り取られるという悪循環を確実に
防止することができる。
うにしたので、内筒が永久磁石によつて磁化され
ることもなく、内筒への鉄系異物の吸着は確実に
防止される。したがつて、ピストンと内筒との摺
接によつて削り取られた金属片によつて、さらに
内筒の壁面が削り取られるという悪循環を確実に
防止することができる。
第1図は本考案の第1実施例に係る液圧緩衝器
の要部縦断面図、第2図は本考案の第2実施例に
係る液圧緩衝器の部分拡大断面図、第3図は第2
図における弁体支持部材の部分断面図、である。 21……シリンダ本体、22……内筒、23…
…外筒、24……ピストン、25……ピストン上
室、26……ピストン下室、27……リザーバ
室、28……ピストンロツド、39……第1の連
通路、40……第2の連通路、36……ベースバ
ルブ、44,72……永久磁石、45,73……
非磁性体。
の要部縦断面図、第2図は本考案の第2実施例に
係る液圧緩衝器の部分拡大断面図、第3図は第2
図における弁体支持部材の部分断面図、である。 21……シリンダ本体、22……内筒、23…
…外筒、24……ピストン、25……ピストン上
室、26……ピストン下室、27……リザーバ
室、28……ピストンロツド、39……第1の連
通路、40……第2の連通路、36……ベースバ
ルブ、44,72……永久磁石、45,73……
非磁性体。
Claims (1)
- シリンダ本体を内筒と外筒から構成し、該内筒
に、作動液を収容する液室を設け、内筒と外筒と
の間に、内筒からの作動液を蓄えるリザーバ室を
設け、前記内筒の液室を、内筒に摺動自在に嵌装
されピストンロツドに連結されたピストンにより
ピストン上室とピストン下室の二室に仕切るとと
もに、該ピストン上室とピストン下室を、前記ピ
ストンに設けられる減衰力発生機構を介して連通
し、前記ピストン下室とリザーバ室とを、ピスト
ンロツドと反対側のピストン下室の最下部に設け
られ外周部に連通路を備えた減衰力発生手段を有
するベースバルブを介して連通するようにした液
圧緩衝器において、前記ピストン下室内の前記ベ
ースバルブの中央部に、非磁性体を介して支持さ
れ前記作動液中の鉄系異物を吸着する永久磁石を
設けたことを特徴とする液圧緩衝器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985122629U JPH0220514Y2 (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1985122629U JPH0220514Y2 (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6232244U JPS6232244U (ja) | 1987-02-26 |
| JPH0220514Y2 true JPH0220514Y2 (ja) | 1990-06-05 |
Family
ID=31012997
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1985122629U Expired JPH0220514Y2 (ja) | 1985-08-12 | 1985-08-12 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0220514Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6121437A (ja) * | 1984-07-09 | 1986-01-30 | Taiho Kogyo Co Ltd | ショックアブソ−バ |
-
1985
- 1985-08-12 JP JP1985122629U patent/JPH0220514Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6232244U (ja) | 1987-02-26 |
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