JPH0220743B2 - - Google Patents
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- JPH0220743B2 JPH0220743B2 JP60274805A JP27480585A JPH0220743B2 JP H0220743 B2 JPH0220743 B2 JP H0220743B2 JP 60274805 A JP60274805 A JP 60274805A JP 27480585 A JP27480585 A JP 27480585A JP H0220743 B2 JPH0220743 B2 JP H0220743B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lace
- thread
- braided
- yarn
- heat
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Knitting Of Fabric (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
この発明は、ラツシエル編機やリバーレース編
機で編組される編組レースの製造法に関し、ラン
やほつれが生じない編組レースを提供するもので
ある。
機で編組される編組レースの製造法に関し、ラン
やほつれが生じない編組レースを提供するもので
ある。
(従来の技術)
編組レースのうちラツシエル編機で製造される
ラツシエルレースは、多数本の鎖編とこれらの鎖
編を連結する地糸挿入糸とによつてネツト状のグ
ランド部を編成し、必要に応じて上記グランド部
の所望区域を太い縁取り糸で囲つたり、上記所望
区域内で柄糸を蛇行させたり、またはこれらを併
用したりして柄模様を形成することによつて製造
されている。なお、上記の地糸挿入糸、縁取り糸
および柄糸は、グランド部を構成する鎖編のニー
ドルループとループの脚との間に挟持される。
ラツシエルレースは、多数本の鎖編とこれらの鎖
編を連結する地糸挿入糸とによつてネツト状のグ
ランド部を編成し、必要に応じて上記グランド部
の所望区域を太い縁取り糸で囲つたり、上記所望
区域内で柄糸を蛇行させたり、またはこれらを併
用したりして柄模様を形成することによつて製造
されている。なお、上記の地糸挿入糸、縁取り糸
および柄糸は、グランド部を構成する鎖編のニー
ドルループとループの脚との間に挟持される。
一方、リバーレース機で製造されるリバーレー
スの場合は、ラツシエルレースの鎖編の代りに、
ボビン糸、バツクワープおよびフロントワープに
よつて多数本の撚に紐を形成しながら、フロント
ワープの一部を横方向にループ状に突出させ、そ
の突出端を隣接する撚り紐のボビン糸とバツクワ
ープとの重なり部に挟持させてネツト状のグラン
ド部を形成し、必要に応じて上記の重なり部に更
に縁取り糸や柄糸を挟持させて柄模様を形成して
いる。
スの場合は、ラツシエルレースの鎖編の代りに、
ボビン糸、バツクワープおよびフロントワープに
よつて多数本の撚に紐を形成しながら、フロント
ワープの一部を横方向にループ状に突出させ、そ
の突出端を隣接する撚り紐のボビン糸とバツクワ
ープとの重なり部に挟持させてネツト状のグラン
ド部を形成し、必要に応じて上記の重なり部に更
に縁取り糸や柄糸を挟持させて柄模様を形成して
いる。
(発明が解決しようとする問題点)
従来のラツシエルレースは、通常の繊維糸条を
用いて編成され、かつ直線状の鎖線を基礎にする
ものであるから、ランが生じ易かつた。すなわ
ち、鎖編は、地糸で形成した既製のループ(旧ル
ープ)に、同じ地糸で新らしく形成したループ
(新ループ)を挿入し、以下これを繰返して長く
形成するものであるから、1本の鎖編に切断端が
存在する場合、切断端のループの脚を引張ると、
新ループが旧ループから抜出し、以下これが順に
旧ループ側に波及して鎖編が消失する。したがつ
て、得られたラツシエルレースを用途に応じて裁
断した際、または鎖編を構成する地糸が事故で切
断した際、上記の裁断端または切断端からランが
発生し、全長の編目が消失するという問題があつ
た。また、扇形の縁模様すなわちスカラツプを形
成し、このスカラツプからピコツトを突出させた
場合は、このピコツトの基部が縁取り糸や柄糸と
共に鎖編のニードルループとループの脚との間に
挟持されているだけであるから、ピコツトが引張
りによつて長く抜出し、隣のピコツトが消失する
という問題があつた。
用いて編成され、かつ直線状の鎖線を基礎にする
ものであるから、ランが生じ易かつた。すなわ
ち、鎖編は、地糸で形成した既製のループ(旧ル
ープ)に、同じ地糸で新らしく形成したループ
(新ループ)を挿入し、以下これを繰返して長く
形成するものであるから、1本の鎖編に切断端が
存在する場合、切断端のループの脚を引張ると、
新ループが旧ループから抜出し、以下これが順に
旧ループ側に波及して鎖編が消失する。したがつ
て、得られたラツシエルレースを用途に応じて裁
断した際、または鎖編を構成する地糸が事故で切
断した際、上記の裁断端または切断端からランが
発生し、全長の編目が消失するという問題があつ
た。また、扇形の縁模様すなわちスカラツプを形
成し、このスカラツプからピコツトを突出させた
場合は、このピコツトの基部が縁取り糸や柄糸と
共に鎖編のニードルループとループの脚との間に
挟持されているだけであるから、ピコツトが引張
りによつて長く抜出し、隣のピコツトが消失する
という問題があつた。
一方、従来のリバーレースは、ボビン糸、フロ
ントワープ、バツクワープ、柄糸、縁取り糸など
に接着性の無い通常の繊維糸条を用いて編組し、
フロントワープのループ状の突出端や柄糸、縁取
り糸を撚り紐の単なる撚り絡みによつて固定して
いたので、撚り紐の切断端では撚りが戻つてほつ
れ易く、また柄模様の縁に沿つて、または横方向
に切断し、切断端から数本の範囲のよこ糸状に並
ぶフロントワープのループ状突出部を引張つた場
合に、撚り紐の撚りが戻されて上記のフロントワ
ープのループ状突出部、柄糸および縁取り糸など
が抜け出し易く、そのため衣服などの製造のため
にリバーレースを幅方向または傾斜方向に縫着し
たとき、その縫目に沿つて目ずれが生じ、また上
記の縫目からほつれて縫代が分離するという問題
があつた。
ントワープ、バツクワープ、柄糸、縁取り糸など
に接着性の無い通常の繊維糸条を用いて編組し、
フロントワープのループ状の突出端や柄糸、縁取
り糸を撚り紐の単なる撚り絡みによつて固定して
いたので、撚り紐の切断端では撚りが戻つてほつ
れ易く、また柄模様の縁に沿つて、または横方向
に切断し、切断端から数本の範囲のよこ糸状に並
ぶフロントワープのループ状突出部を引張つた場
合に、撚り紐の撚りが戻されて上記のフロントワ
ープのループ状突出部、柄糸および縁取り糸など
が抜け出し易く、そのため衣服などの製造のため
にリバーレースを幅方向または傾斜方向に縫着し
たとき、その縫目に沿つて目ずれが生じ、また上
記の縫目からほつれて縫代が分離するという問題
があつた。
この発明は、ナイロンマルチフイラメント糸か
らなる編組レースであつて上記のランやほつれが
生じない編組レースの製造法を提供するものであ
る。
らなる編組レースであつて上記のランやほつれが
生じない編組レースの製造法を提供するものであ
る。
(問題点を解決するための手段)
ラツシエルレースやリバーレース等の編組レー
スを編組する際、地糸、柄糸および縁取り糸など
構成糸のいずれかに、通常のレース用ナイロンマ
ルチフイラメント糸条の表面にナイロン6、ナイ
ロン66およびナイロン12の共重合体からなる融点
110〜120℃、上記通常のレース用ナイロンマルチ
フイラメント糸条に対する固型分付量7〜25重量
%の被膜が形成された熱接着性糸条を、また他の
構成糸に通常のレース用ナイロンマルチフイラメ
ント糸条をそれぞれ用いて編組し、しかるのち上
記被膜が溶融する温度で熱処理を行なつて熱接着
性糸条同士および熱接着性糸条が他の構成糸と交
差する部分を接着する。
スを編組する際、地糸、柄糸および縁取り糸など
構成糸のいずれかに、通常のレース用ナイロンマ
ルチフイラメント糸条の表面にナイロン6、ナイ
ロン66およびナイロン12の共重合体からなる融点
110〜120℃、上記通常のレース用ナイロンマルチ
フイラメント糸条に対する固型分付量7〜25重量
%の被膜が形成された熱接着性糸条を、また他の
構成糸に通常のレース用ナイロンマルチフイラメ
ント糸条をそれぞれ用いて編組し、しかるのち上
記被膜が溶融する温度で熱処理を行なつて熱接着
性糸条同士および熱接着性糸条が他の構成糸と交
差する部分を接着する。
なお、低融点の熱可塑性合成樹脂としては、地
糸、柄糸および縁取り糸などを構成する通常のレ
ース用糸条が溶融したり分解したりする温度より
も低い温度で溶融するものでればよく、ポリアミ
ド系、ポリエステル系などの共重合樹脂が例示さ
れる。
糸、柄糸および縁取り糸などを構成する通常のレ
ース用糸条が溶融したり分解したりする温度より
も低い温度で溶融するものでればよく、ポリアミ
ド系、ポリエステル系などの共重合樹脂が例示さ
れる。
(作 用)
編組後の熱処理によつて熱接着性糸条同士の交
差部分および熱接着性糸条と他の構成糸との交差
部分がそれぞれ接着されるので、熱接着性糸条を
ラツシエルレースの鎖編、地糸挿入糸およびリバ
ーレースのフロントワープ、バツクワープなど地
糸として使用した場合は、編組レースの全域にお
いて地糸相互の交差部および地糸と柄糸、縁取り
糸との交差部がそれぞれ接着され、全面的にラン
やほつれが防止される。また、上記の地糸からな
るグランド部に柄糸および縁取り糸のいずれか又
は双方を用いて柄模様を形成するに当り、これら
の柄糸または縁取り糸に熱接着性糸条を用いた場
合は、熱接着性糸条の柄糸または縁取り糸と地糸
との交差部が熱接着され、グランド部で生じたラ
ンやほつれが柄模様の縁でその伝ぱを停止され
る。
差部分および熱接着性糸条と他の構成糸との交差
部分がそれぞれ接着されるので、熱接着性糸条を
ラツシエルレースの鎖編、地糸挿入糸およびリバ
ーレースのフロントワープ、バツクワープなど地
糸として使用した場合は、編組レースの全域にお
いて地糸相互の交差部および地糸と柄糸、縁取り
糸との交差部がそれぞれ接着され、全面的にラン
やほつれが防止される。また、上記の地糸からな
るグランド部に柄糸および縁取り糸のいずれか又
は双方を用いて柄模様を形成するに当り、これら
の柄糸または縁取り糸に熱接着性糸条を用いた場
合は、熱接着性糸条の柄糸または縁取り糸と地糸
との交差部が熱接着され、グランド部で生じたラ
ンやほつれが柄模様の縁でその伝ぱを停止され
る。
そして、上記の熱接着性糸条の芯糸部および他
の構成糸がナイロンマルチフイラメント糸条であ
り、かつ熱接着性糸条の被膜がナイロン6、ナイ
ロン66およびナイロン12の三元共重合体であるた
め、同じ染料によつて同色に染めることができ、
染色むらが生じない。しかして、上記被膜の固型
分付量を7〜25重量%の範囲に設定することによ
り、好適な風合、手触りおよび接着力が得られ、
この固型分付量が7%未満では接着が不十分にな
り、25%を超えると風合が硬くなる。
の構成糸がナイロンマルチフイラメント糸条であ
り、かつ熱接着性糸条の被膜がナイロン6、ナイ
ロン66およびナイロン12の三元共重合体であるた
め、同じ染料によつて同色に染めることができ、
染色むらが生じない。しかして、上記被膜の固型
分付量を7〜25重量%の範囲に設定することによ
り、好適な風合、手触りおよび接着力が得られ、
この固型分付量が7%未満では接着が不十分にな
り、25%を超えると風合が硬くなる。
なお、上記の熱接着性糸条は、低融点の上記の
三元共重合体を溶融し、または溶媒に溶解し、糊
付けローラや塗装によつて所望のレース用糸条に
付着させ、乾燥することによつて得られる。ま
た、上記の熱可塑性合成樹脂に上記のレース用糸
条を接触走行させながらもこれらを熱風乾燥機が
ヒートローラで加熱してもよい。
三元共重合体を溶融し、または溶媒に溶解し、糊
付けローラや塗装によつて所望のレース用糸条に
付着させ、乾燥することによつて得られる。ま
た、上記の熱可塑性合成樹脂に上記のレース用糸
条を接触走行させながらもこれらを熱風乾燥機が
ヒートローラで加熱してもよい。
実施例 1
ラツシエル編機(カーマイヤ社製RMS−26)
を使用し、第1図に示すラツシエルレースを編成
した。図中、1はネツト状のグランド部、2は柄
模様部、3は鎖編、4は柄糸、5は縁取り糸であ
る。グランド部1は、第2図に示すように、左右
に隣接する2本の鎖編3,3を、両者間を蛇行す
る地糸挿入糸6で連結して形成されている。な
お、第2図では、1本の地糸挿入糸6を実線で示
し、残りを点線で示し、第1図では地糸挿入糸6
の図示を省略しているが、第1図の柄模様部2に
おいては、柄糸4および縁取り糸5が第2図の地
糸挿入糸6と同様に、鎖編3のニードルループ3
aとループの脚3bとの間に挿入され、挟持され
ており、上下に離れた2個の柄模様部2,2の間
の柄糸4および縁取り糸5の渡り部4a,5a
は、浮き糸状に編成され、編成後に端部4b,5
bで切断され、除去される。
を使用し、第1図に示すラツシエルレースを編成
した。図中、1はネツト状のグランド部、2は柄
模様部、3は鎖編、4は柄糸、5は縁取り糸であ
る。グランド部1は、第2図に示すように、左右
に隣接する2本の鎖編3,3を、両者間を蛇行す
る地糸挿入糸6で連結して形成されている。な
お、第2図では、1本の地糸挿入糸6を実線で示
し、残りを点線で示し、第1図では地糸挿入糸6
の図示を省略しているが、第1図の柄模様部2に
おいては、柄糸4および縁取り糸5が第2図の地
糸挿入糸6と同様に、鎖編3のニードルループ3
aとループの脚3bとの間に挿入され、挟持され
ており、上下に離れた2個の柄模様部2,2の間
の柄糸4および縁取り糸5の渡り部4a,5a
は、浮き糸状に編成され、編成後に端部4b,5
bで切断され、除去される。
30デニールのナイロンマルチフイラメント糸に
ナイロン6、ナイロン66およびナイロン12の三元
共重合体からなる低融点の熱可塑性合成樹脂(商
標名「エルダー」、東レ株式会社製、融点120℃)
のメチルアルコール溶液(濃度20%温度27℃)を
糊付ローラによつて長さ方向に均一に塗布、乾燥
し、上記樹脂の固型分付量17%の熱接着性糸条を
得、上記鎖編3の構成糸としてこの熱接着性糸条
を、地糸挿入糸として40デニールのナイロンマル
チフイラメント糸を、柄糸4として140デニール
のナイロンマルチフイラメント糸からなる押込み
捲縮糸を、また縁取り糸5として210デニールの
ナイロンマルチフイラメント糸からなる押込み捲
縮糸をそれぞれ使用し、編成したのち、ヒートセ
ツト機によつて170℃、90秒の乾熱処理を行ない、
鎖編3を構成する熱接着性糸条の表面の被膜(低
融点の熱可塑性合成樹脂)を溶融し、しかるのち
常法に従つて染色、乾燥し、仕上げた。
ナイロン6、ナイロン66およびナイロン12の三元
共重合体からなる低融点の熱可塑性合成樹脂(商
標名「エルダー」、東レ株式会社製、融点120℃)
のメチルアルコール溶液(濃度20%温度27℃)を
糊付ローラによつて長さ方向に均一に塗布、乾燥
し、上記樹脂の固型分付量17%の熱接着性糸条を
得、上記鎖編3の構成糸としてこの熱接着性糸条
を、地糸挿入糸として40デニールのナイロンマル
チフイラメント糸を、柄糸4として140デニール
のナイロンマルチフイラメント糸からなる押込み
捲縮糸を、また縁取り糸5として210デニールの
ナイロンマルチフイラメント糸からなる押込み捲
縮糸をそれぞれ使用し、編成したのち、ヒートセ
ツト機によつて170℃、90秒の乾熱処理を行ない、
鎖編3を構成する熱接着性糸条の表面の被膜(低
融点の熱可塑性合成樹脂)を溶融し、しかるのち
常法に従つて染色、乾燥し、仕上げた。
得られた製品は、鎖編3を構成する熱接着性糸
条の表面被膜により、上記鎖編3と交差する地糸
挿入糸6,柄糸4および縁取り糸5の全てがその
交差部で接着されているため、ランの発生がな
く、また柄糸4、縁取り糸5の渡り部4a,5a
を切り取つた後においても、その切断端部4b,
5bからほつれることがなく、柄くずれが生じな
かつた。なお、この実施例は、全数の鎖編3に熱
接着性糸条を用いたので、仕上げ加工として一般
に行なわれる樹脂加工を省略することができた。
条の表面被膜により、上記鎖編3と交差する地糸
挿入糸6,柄糸4および縁取り糸5の全てがその
交差部で接着されているため、ランの発生がな
く、また柄糸4、縁取り糸5の渡り部4a,5a
を切り取つた後においても、その切断端部4b,
5bからほつれることがなく、柄くずれが生じな
かつた。なお、この実施例は、全数の鎖編3に熱
接着性糸条を用いたので、仕上げ加工として一般
に行なわれる樹脂加工を省略することができた。
実施例 2
第3図に示すように、ボビン糸11、フロント
ワープ12およびバツクワープ13からなるリバ
ーレースをリバーレース機(ジヤーデン社製、
GOTHRUGH型)を用いて編組した。ただし、
ボビン糸11およびフロントワープ12としてナ
イロンマルチフイラメント糸(40デニール)を、
またバツクワープ13として実施例1の熱接着性
糸条をそれぞれ使用し、編組し精練したのちヒー
トセツト機により170℃、90秒の乾熱処理を行な
い、熱接着性糸条のバツクワープ13がフロント
ワープ12およびボビン糸11と接する部分を装
着し、すなわち撚り紐14内のバツクワープ1
3、フロントワープ12およびボビン糸11を接
着により一体化し、しかるのち常法に従つて染
色、乾燥して仕上げた。
ワープ12およびバツクワープ13からなるリバ
ーレースをリバーレース機(ジヤーデン社製、
GOTHRUGH型)を用いて編組した。ただし、
ボビン糸11およびフロントワープ12としてナ
イロンマルチフイラメント糸(40デニール)を、
またバツクワープ13として実施例1の熱接着性
糸条をそれぞれ使用し、編組し精練したのちヒー
トセツト機により170℃、90秒の乾熱処理を行な
い、熱接着性糸条のバツクワープ13がフロント
ワープ12およびボビン糸11と接する部分を装
着し、すなわち撚り紐14内のバツクワープ1
3、フロントワープ12およびボビン糸11を接
着により一体化し、しかるのち常法に従つて染
色、乾燥して仕上げた。
得られた製品は、全数の撚り紐14を構成する
ボビン糸11、フロントワープ12およびバツク
ワープ13が互いに接着されているので、幅方向
線に沿つて縫着し、縫目に直角に引張つた場合
に、縫目に沿つて目ずれが生じなかつた。また、
風合も従来製品と同様であり、しかも仕上げ処理
としての樹脂加工も不要であつた。
ボビン糸11、フロントワープ12およびバツク
ワープ13が互いに接着されているので、幅方向
線に沿つて縫着し、縫目に直角に引張つた場合
に、縫目に沿つて目ずれが生じなかつた。また、
風合も従来製品と同様であり、しかも仕上げ処理
としての樹脂加工も不要であつた。
(発明の効果)
この発明は、熱接着性糸条を用いてレースを編
組し、編組後に熱処理を行なつて上記熱接着性糸
条の接着性を発現させるものであるから、この熱
接着性糸条同士、および熱接着性糸条と他の糸条
との交差部が接着され、ランやほつれが防止さ
れ、衣服等を縫着した場合に縫目の目ずれが生じ
ない。そして、上記の熱接着性糸条は、編組レー
スの地糸、柄糸、縁取り糸などに用いられる通常
のレース用ナイロンマルチフイラメント糸条にナ
イロン6、ナイロン66およびナイロン12の三元共
重合体からなる低融点熱可塑性合成樹脂の被膜を
設けて熱接着性を付与したものであるから、通常
のレース用糸条のみを用いる場合と全く同様に整
経、編組、染色等の各処理を行なうことができ、
通常のレース用糸条と低融点の熱可塑性合成樹脂
のみからなる熱接着性糸条との引揃え糸や合撚糸
を用いた場合に生じる糸割れや熱接着性糸条の切
断が無く、また熱接着性糸条の中の通常のレース
用糸条が上記熱可塑性合成樹脂被膜で毛羽を伏せ
られ、かつ補強されるので、上記のレース用糸条
として無撚のフイラメント糸を使用することがで
き、整経や編組に際してその取扱いが容易にな
る。そして通常のレース用糸条が熱可塑性合成樹
脂被膜によつて補強され、強度低下を来たすこと
が無いので、その付着量を自由に選択して製品の
編組レースの風合を調整することができ、従来行
なわれていたの仕上用の樹脂加工および接着部以
外の上記被膜を除くための処理を施すことなく、
所望の風合が得られ、しかも上記熱接着性糸条の
中の通常のレース用糸条および他の構成糸がナイ
ロンマルチフイラメント糸条であると共に熱接着
性糸条の合成樹脂被膜がナイロン6、ナイロン66
およびナイロン12の三元共重合体であるため、染
色が容易で、染色むらのない製品が得られる。
組し、編組後に熱処理を行なつて上記熱接着性糸
条の接着性を発現させるものであるから、この熱
接着性糸条同士、および熱接着性糸条と他の糸条
との交差部が接着され、ランやほつれが防止さ
れ、衣服等を縫着した場合に縫目の目ずれが生じ
ない。そして、上記の熱接着性糸条は、編組レー
スの地糸、柄糸、縁取り糸などに用いられる通常
のレース用ナイロンマルチフイラメント糸条にナ
イロン6、ナイロン66およびナイロン12の三元共
重合体からなる低融点熱可塑性合成樹脂の被膜を
設けて熱接着性を付与したものであるから、通常
のレース用糸条のみを用いる場合と全く同様に整
経、編組、染色等の各処理を行なうことができ、
通常のレース用糸条と低融点の熱可塑性合成樹脂
のみからなる熱接着性糸条との引揃え糸や合撚糸
を用いた場合に生じる糸割れや熱接着性糸条の切
断が無く、また熱接着性糸条の中の通常のレース
用糸条が上記熱可塑性合成樹脂被膜で毛羽を伏せ
られ、かつ補強されるので、上記のレース用糸条
として無撚のフイラメント糸を使用することがで
き、整経や編組に際してその取扱いが容易にな
る。そして通常のレース用糸条が熱可塑性合成樹
脂被膜によつて補強され、強度低下を来たすこと
が無いので、その付着量を自由に選択して製品の
編組レースの風合を調整することができ、従来行
なわれていたの仕上用の樹脂加工および接着部以
外の上記被膜を除くための処理を施すことなく、
所望の風合が得られ、しかも上記熱接着性糸条の
中の通常のレース用糸条および他の構成糸がナイ
ロンマルチフイラメント糸条であると共に熱接着
性糸条の合成樹脂被膜がナイロン6、ナイロン66
およびナイロン12の三元共重合体であるため、染
色が容易で、染色むらのない製品が得られる。
第1図はこの発明の実施例1の平面図、第2図
は第1図のグランド部の組織図、第3図は実施例
2の組織図である。 1:グランド部、2:柄模様部、3:鎖編、
4:柄糸、5:縁取り糸、6:地糸挿入糸、1
1:ボビン糸、12:フロントワープ、13:バ
ツクワープ、14:撚り紐。
は第1図のグランド部の組織図、第3図は実施例
2の組織図である。 1:グランド部、2:柄模様部、3:鎖編、
4:柄糸、5:縁取り糸、6:地糸挿入糸、1
1:ボビン糸、12:フロントワープ、13:バ
ツクワープ、14:撚り紐。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 ラツシエルレースやリバーレース等の編組レ
ースを編組する際、地糸、柄糸および縁取り糸な
ど構成糸のいずれかに、通常のレース用ナイロン
マルチフイラメント糸条の表面にナイロン6、ナ
イロン66およびナイロン12の共重合体からなる融
点110〜120℃、上記通常のレース用ナイロンマル
チフイラメント糸条に対する固型分付量7〜25重
量%の被膜が形成された熱接着性糸条を、また他
の構成糸に通常のレース用ナイロンマルチフイラ
メント糸条をそれぞれ用いて編組し、しかるのち
上記被膜が溶融する温度で熱処理を行なつて熱接
着性糸条同士および熱接着性糸条が他の構成糸と
交差する部分を接着することを特徴とする編組レ
ースの製造法。 2 熱接着性糸条が地糸として用いられる特許請
求の範囲第1項記載の編組レースの製造法。 3 編組レースがラツシエルレースであり、地糸
としての熱接着性糸条が上記ラツシエルレースの
鎖編を形成する特許請求の範囲第2項記載の編組
レースの製造法。 4 編組レースがラツシエルレースであり、地糸
としての熱接着性糸条が上記ラツシエルレースの
鎖編を連結する地糸挿入糸である特許請求の範囲
第2項記載の編組レースの製造法。 5 編組レースがリバーレースであり、地糸とし
ての熱接着性糸条が上記リバーレースのバツクワ
ープである特許請求の範囲第2項記載の編組レー
スの製造法。 6 編組レースがリバーレースであり、地糸とし
ての熱接着性糸条が上記リバーレースのフロント
ワープである特許請求の範囲第2項記載の編組レ
ースの製造法。 7 編組レースが柄糸の蛇行による柄模様を備え
ており、熱接着性糸条が上記の柄糸として用いら
れる特許請求の範囲第1項記載の編組レースの製
造法。 8 編組レースが縁取り糸で縁取られた柄模様を
備えており、熱接着性糸条が上記の縁取り糸とし
て用いられる特許請求の範囲第1項記載の編組レ
ースの製造法。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27480585A JPS62133161A (ja) | 1985-12-05 | 1985-12-05 | 編組レ−スの製造法 |
| DE8686309504T DE3672982D1 (de) | 1985-12-05 | 1986-12-05 | Kettengewirkte spitzen. |
| US06/938,291 US4748078A (en) | 1985-12-05 | 1986-12-05 | Warp knitted lace fabrics |
| EP19860309504 EP0228203B1 (en) | 1985-12-05 | 1986-12-05 | Warp knitted lace fabrics |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27480585A JPS62133161A (ja) | 1985-12-05 | 1985-12-05 | 編組レ−スの製造法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62133161A JPS62133161A (ja) | 1987-06-16 |
| JPH0220743B2 true JPH0220743B2 (ja) | 1990-05-10 |
Family
ID=17546809
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27480585A Granted JPS62133161A (ja) | 1985-12-05 | 1985-12-05 | 編組レ−スの製造法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS62133161A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009133821A1 (ja) * | 2008-05-02 | 2009-11-05 | 株式会社ワコール | 経編地及びその製造方法並びに経編地の編構造 |
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Families Citing this family (4)
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| JP7714227B2 (ja) * | 2022-04-21 | 2025-07-29 | 株式会社Yoshita Tex | 編レース、編レース製品、及び編レースの製造方法 |
Family Cites Families (1)
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-
1985
- 1985-12-05 JP JP27480585A patent/JPS62133161A/ja active Granted
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009133821A1 (ja) * | 2008-05-02 | 2009-11-05 | 株式会社ワコール | 経編地及びその製造方法並びに経編地の編構造 |
| JP2009270214A (ja) * | 2008-05-02 | 2009-11-19 | Wacoal Corp | 経編地及びその製造方法並びに経編地の編構造 |
| JP7756976B1 (ja) * | 2025-01-31 | 2025-10-21 | 株式会社タケダレース | レース地及びその製造方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62133161A (ja) | 1987-06-16 |
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