JPH02208347A - 塩化ビニルプラスチゾル組成物 - Google Patents
塩化ビニルプラスチゾル組成物Info
- Publication number
- JPH02208347A JPH02208347A JP2841289A JP2841289A JPH02208347A JP H02208347 A JPH02208347 A JP H02208347A JP 2841289 A JP2841289 A JP 2841289A JP 2841289 A JP2841289 A JP 2841289A JP H02208347 A JPH02208347 A JP H02208347A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vinyl chloride
- weight
- viscosity
- particle diameter
- filler
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Paints Or Removers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は、可塑剤の海の中に粒子状の塩化ビニル系樹脂
と無機充填材が島状に分散した状態の塩化ビニルプラス
チゾル組成物(以下、PVCゾルと略称する)に関する
。本発明のPVCゾルは、自動車の耐チツピング塗料、
床裏アンダーコー1へ、スプレーシーラなととして利用
される。
と無機充填材が島状に分散した状態の塩化ビニルプラス
チゾル組成物(以下、PVCゾルと略称する)に関する
。本発明のPVCゾルは、自動車の耐チツピング塗料、
床裏アンダーコー1へ、スプレーシーラなととして利用
される。
[従来の技術]
例えば自動車の車体を飛石などから保護するために、P
VCゾルからなる耐チツピング塗料が利用されている。
VCゾルからなる耐チツピング塗料が利用されている。
この耐チツピング塗料は厚膜に塗布することが望ましく
、高粘度のものをエアレススプレーににり塗布すること
により、約300μm程度の膜厚を確保している。そし
てプレヒートされてほぼ硬化状態となった後、中塗り塗
料が塗布され、中塗り塗料の乾燥工程で完全に硬化して
中塗り塗料と一体的に接合される。また、中塗り塗膜表
面に塗布される層間耐チッピング塗お1も知られている
。この層間耐チツピング塗料は、中塗り塗膜表面に塗装
されて硬化後、その表面に上塗り塗料が塗装される。
、高粘度のものをエアレススプレーににり塗布すること
により、約300μm程度の膜厚を確保している。そし
てプレヒートされてほぼ硬化状態となった後、中塗り塗
料が塗布され、中塗り塗料の乾燥工程で完全に硬化して
中塗り塗料と一体的に接合される。また、中塗り塗膜表
面に塗布される層間耐チッピング塗お1も知られている
。この層間耐チツピング塗料は、中塗り塗膜表面に塗装
されて硬化後、その表面に上塗り塗料が塗装される。
このようなPVCゾルは、粒子状の塩化ビニル系樹脂と
、液状の可塑剤と、無機充填材とを主成分としている。
、液状の可塑剤と、無機充填材とを主成分としている。
そして、これらを所望の性能となるように配合し、さら
に接着付与剤、安定剤、有機溶剤などを添加したものが
一般的である。このようなPVCゾルは、例えば特開昭
62−275169号、特開昭63−6103号などの
公報に開示されている。
に接着付与剤、安定剤、有機溶剤などを添加したものが
一般的である。このようなPVCゾルは、例えば特開昭
62−275169号、特開昭63−6103号などの
公報に開示されている。
[発明が解決しようとする課題]
上記した従来のPVCゾルにおいては、エアレススプレ
ーにて塗布されて形成された塗膜の表面の平滑性に劣り
、外観品質に劣るという不具合があった。
ーにて塗布されて形成された塗膜の表面の平滑性に劣り
、外観品質に劣るという不具合があった。
ところで、スプレーにより形成される塗膜の平滑性を向
上させるには、スプレー時の塗粒の微粒化を良くするこ
と、および塗料のレベリング性を良くすることが効果的
であることが知られている。
上させるには、スプレー時の塗粒の微粒化を良くするこ
と、および塗料のレベリング性を良くすることが効果的
であることが知られている。
しかしながらエアレススプレーで塗布される高粘度の塗
料の場合には、塗料自体のレベリング性を期待すること
は困難であり、エアレススプレー時の微粒化の向上を図
ることが必要である。スプレー時の微粒化を向上させる
には、スプレー時の粘度を低下させるとよい。PVCゾ
ルの場合、可塑剤や溶剤などの配合量を多くすれば粘度
を低下させることができるが、厚膜に塗装した場合にタ
レが生じたり、塗膜物性に支障が生じる場合もある。
料の場合には、塗料自体のレベリング性を期待すること
は困難であり、エアレススプレー時の微粒化の向上を図
ることが必要である。スプレー時の微粒化を向上させる
には、スプレー時の粘度を低下させるとよい。PVCゾ
ルの場合、可塑剤や溶剤などの配合量を多くすれば粘度
を低下させることができるが、厚膜に塗装した場合にタ
レが生じたり、塗膜物性に支障が生じる場合もある。
そこで本発明者らはPVCゾルの組成を詳細に検討した
。その結果、従来のPVCゾルにおいては、塩化ビニル
系樹脂粒子と無機充填材粒子の粒径分布が全体に均一で
はなく、偏りが生じていることを発見した。例えば特開
昭62’−275169号公報では、塩化ビニル系樹脂
は0.1〜3μmの粒子と10〜60/imの粒子とよ
りなり、3〜10μmの粒子が欠落している。そして鋭
意研究の結果、塩化ビニル系樹脂粒子と無機充填材粒子
の粒径分布を調整することにより、PVCゾルの粘性挙
動が大きく変動することを見出した。
。その結果、従来のPVCゾルにおいては、塩化ビニル
系樹脂粒子と無機充填材粒子の粒径分布が全体に均一で
はなく、偏りが生じていることを発見した。例えば特開
昭62’−275169号公報では、塩化ビニル系樹脂
は0.1〜3μmの粒子と10〜60/imの粒子とよ
りなり、3〜10μmの粒子が欠落している。そして鋭
意研究の結果、塩化ビニル系樹脂粒子と無機充填材粒子
の粒径分布を調整することにより、PVCゾルの粘性挙
動が大きく変動することを見出した。
そしてさらに研究を重ねた結果、最適な粒径分布を見出
して、エアレススプレー時に粘度が低下し、塗着後は急
激に粘度が上昇するPVCゾル組成物を完成した。しか
しながら、このPVCゾル組成物では、塗着後の粘度が
高いために、他の不具合が生じた。例えば、層間耐チツ
ピング塗料においては、中塗り塗膜をマスキングテープ
などでマスキングして必要な部分のみに耐チツピング塗
料を厚膜に塗布する。次いでウェット状態でマスキング
テープを除去した復加熱して耐チツピング塗料を硬化さ
せ、さらにその表面に上塗り塗料を塗布することとして
いる。ここで耐チツピング塗料に上記した新規PVCゾ
ルを用いた場合、塗着後の粘度が高いためにマスキング
テープを除去した後の流動が生じず、マスキングテープ
を剥がした部分の耐チツピング塗膜の端面が垂直な壁状
となってそのまま硬化する。したがって耐チツピング塗
膜の端末部分はエツジ状となる場合があった。
して、エアレススプレー時に粘度が低下し、塗着後は急
激に粘度が上昇するPVCゾル組成物を完成した。しか
しながら、このPVCゾル組成物では、塗着後の粘度が
高いために、他の不具合が生じた。例えば、層間耐チツ
ピング塗料においては、中塗り塗膜をマスキングテープ
などでマスキングして必要な部分のみに耐チツピング塗
料を厚膜に塗布する。次いでウェット状態でマスキング
テープを除去した復加熱して耐チツピング塗料を硬化さ
せ、さらにその表面に上塗り塗料を塗布することとして
いる。ここで耐チツピング塗料に上記した新規PVCゾ
ルを用いた場合、塗着後の粘度が高いためにマスキング
テープを除去した後の流動が生じず、マスキングテープ
を剥がした部分の耐チツピング塗膜の端面が垂直な壁状
となってそのまま硬化する。したがって耐チツピング塗
膜の端末部分はエツジ状となる場合があった。
エツジ状の部分に液状の塗料を塗布すると、表面張力に
よりエツジ部分の膜厚が小さくなることが知られている
。上記層間耐チツピング塗膜においても同様の現象が生
じ、そのためエツジ部分に上塗り塗料のスケが生じて意
匠性が損なわれる場合があった。
よりエツジ部分の膜厚が小さくなることが知られている
。上記層間耐チツピング塗膜においても同様の現象が生
じ、そのためエツジ部分に上塗り塗料のスケが生じて意
匠性が損なわれる場合があった。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
PVCゾルの粘性挙動を改良して、エアレススプレー時
には粘度を低下させ、塗着後に粘度が上昇するとともに
、マスキングテープを剥がす程度の剪断応力でも粘度が
低下するように構成することを目的とする。
PVCゾルの粘性挙動を改良して、エアレススプレー時
には粘度を低下させ、塗着後に粘度が上昇するとともに
、マスキングテープを剥がす程度の剪断応力でも粘度が
低下するように構成することを目的とする。
[課題を解決するための手段]
本発明者らは粒子状物の粒径を最適にしたPVCゾルに
ついて、その組成をさらに詳細に検討した。その結果、
全体の粒径分布をその最適値に維持しつつ無機充填材の
粒径をさらに調整することにより、剪断速度−粘度の曲
線形状が変化することを見出して本発明を完成したもの
である。
ついて、その組成をさらに詳細に検討した。その結果、
全体の粒径分布をその最適値に維持しつつ無機充填材の
粒径をさらに調整することにより、剪断速度−粘度の曲
線形状が変化することを見出して本発明を完成したもの
である。
すなわち本発明のPvCゾルは、粒子状の塩化ビニル系
樹脂と、粒子状の無機充填材と、可塑剤と、を主成分と
する塩化ビニルプラスチゾル組成物において、 塩化ビニル系樹脂と無機充填材の合計重量を100とし
た場合に塩化ビニル系樹脂と無機充填材とよりなる全粒
子の粒径の分布が2μm未満の微粒子20〜35重量%
、2μm以上で10μm未満の中粒子25〜40重量%
、10μm以上の粗粒子30〜50重量%となるように
構成するとともに、 無機充填材の重量を100とした場合に無機充填材の粒
径の分布が0.2μm未満の超微粒充填材25〜35重
量%、0.2μm以上で15μm未満の中粒充填材30
〜45重量%、15μm以上の粗粒充填材25〜40重
量%となるように構成されたことを特徴とする。
樹脂と、粒子状の無機充填材と、可塑剤と、を主成分と
する塩化ビニルプラスチゾル組成物において、 塩化ビニル系樹脂と無機充填材の合計重量を100とし
た場合に塩化ビニル系樹脂と無機充填材とよりなる全粒
子の粒径の分布が2μm未満の微粒子20〜35重量%
、2μm以上で10μm未満の中粒子25〜40重量%
、10μm以上の粗粒子30〜50重量%となるように
構成するとともに、 無機充填材の重量を100とした場合に無機充填材の粒
径の分布が0.2μm未満の超微粒充填材25〜35重
量%、0.2μm以上で15μm未満の中粒充填材30
〜45重量%、15μm以上の粗粒充填材25〜40重
量%となるように構成されたことを特徴とする。
本発明のPVCゾルは、塩化ビニル系樹脂と、無機充填
材と、可塑剤とを主成分とする。塩化ビニル系樹脂とし
ては、乳化重合により製造されたペースト用塩化ビニル
樹脂、懸濁重合により製造されたブレンド用塩化ビニル
樹脂、あるいは塩化ビニル−酢酸ビニル系コポリマーな
どの塩化ビニル共重合体など、従来公知のプラスチゾル
用の樹脂が用いられる。その形状は粒子状である。
材と、可塑剤とを主成分とする。塩化ビニル系樹脂とし
ては、乳化重合により製造されたペースト用塩化ビニル
樹脂、懸濁重合により製造されたブレンド用塩化ビニル
樹脂、あるいは塩化ビニル−酢酸ビニル系コポリマーな
どの塩化ビニル共重合体など、従来公知のプラスチゾル
用の樹脂が用いられる。その形状は粒子状である。
無機充填材としては、炭酸カルシウム、クレイ、シリカ
、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、珪酸アルミニウ
ム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、カーボンブラッ
ク、アスベスト、ケイソウ土、マイカ粉などを用いるこ
とができる。他に酸化チタン、黄鉛などの着色顔料を用
いてもよい。この無機充填材の配合量は、塩化ビニル系
樹脂100重量部に対して100〜180重量部が最適
である。無機充填材の配合量がこの範囲を超えると物性
が低下するようになる。
、珪酸カルシウム、珪酸マグネシウム、珪酸アルミニウ
ム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、カーボンブラッ
ク、アスベスト、ケイソウ土、マイカ粉などを用いるこ
とができる。他に酸化チタン、黄鉛などの着色顔料を用
いてもよい。この無機充填材の配合量は、塩化ビニル系
樹脂100重量部に対して100〜180重量部が最適
である。無機充填材の配合量がこの範囲を超えると物性
が低下するようになる。
可塑剤としては至温で液体のものか用いられ、DOP、
DBPを始めとして、LBP、BBP、2EHBP、D
IDP、DOA、DO3,DOZ。
DBPを始めとして、LBP、BBP、2EHBP、D
IDP、DOA、DO3,DOZ。
TOF、DIDP、、TCP、など従来と同様に用いる
ことができる。この可塑剤の配合量は、塩化ビニル系樹
脂100重量部に対して80〜160重量部が最適であ
る。可塑剤の配合量が80重量部より少ないとPVCゾ
ルの粘度が高くなり過ぎて塗膜の平滑性が低下し、16
0重量部より多くなると粘度が低くなり過ぎて厚膜に塗
装するのが困難となる。
ことができる。この可塑剤の配合量は、塩化ビニル系樹
脂100重量部に対して80〜160重量部が最適であ
る。可塑剤の配合量が80重量部より少ないとPVCゾ
ルの粘度が高くなり過ぎて塗膜の平滑性が低下し、16
0重量部より多くなると粘度が低くなり過ぎて厚膜に塗
装するのが困難となる。
なお、本発明のPVCゾルには、例えば接着付与剤、安
定剤、難燃剤、界面活性剤、有機溶剤など、従来公知の
各種添加剤を従来と同様に配合することができる。
定剤、難燃剤、界面活性剤、有機溶剤など、従来公知の
各種添加剤を従来と同様に配合することができる。
本発明の一つの特徴は、塩化ビニル系樹脂と無機充填材
の粒径分布を規定したところにある。すなわち、塩化ビ
ニル系樹脂と無機充填材の合計重量を100とした場合
に、塩化ビニル系樹脂と無機充填材とよりなる全粒子の
粒径の分布が、2μm未満の微粒子20〜35重量%、
2μm以上で10μm未満の中粒子25〜40重量%、
10μm以上の粗粒子30〜50重量%となるように構
成されている。粒径の分布がこの範囲から外れると、エ
アレススプレー時の粘度が高くなって塗面の平滑性に不
具合が生じたり、塗着後の粘度が低過ぎてタレが生じる
ため厚膜に塗装するのが困難となる場合がある。
の粒径分布を規定したところにある。すなわち、塩化ビ
ニル系樹脂と無機充填材の合計重量を100とした場合
に、塩化ビニル系樹脂と無機充填材とよりなる全粒子の
粒径の分布が、2μm未満の微粒子20〜35重量%、
2μm以上で10μm未満の中粒子25〜40重量%、
10μm以上の粗粒子30〜50重量%となるように構
成されている。粒径の分布がこの範囲から外れると、エ
アレススプレー時の粘度が高くなって塗面の平滑性に不
具合が生じたり、塗着後の粘度が低過ぎてタレが生じる
ため厚膜に塗装するのが困難となる場合がある。
本発明の最大の特徴は、全体の粒径分布を上記値に維持
しつつ、無機充填材の重量を100とした場合に無機充
填材の粒径の分布が0.2μm未満の超微粒充填材25
〜35重量%、0.2μm以上で15μm未満の中粒充
填材30〜45重量%、15μm以上の粗粒充填材25
〜40重量%となるように構成したところにある。この
ように構成することにより、エアレススプレー時および
塗着時の粘度を適性に維持しつつ、マスキングテープを
剥がす時に作用する程度の剪断応力でも粘度が低下する
ように、剪断速度−粘度曲線の形状が変化する。したが
ってマスキングテープを剥がす際にその部分が流動し、
エツジ部分が生じず端面は滑らかな曲面形状となる。
しつつ、無機充填材の重量を100とした場合に無機充
填材の粒径の分布が0.2μm未満の超微粒充填材25
〜35重量%、0.2μm以上で15μm未満の中粒充
填材30〜45重量%、15μm以上の粗粒充填材25
〜40重量%となるように構成したところにある。この
ように構成することにより、エアレススプレー時および
塗着時の粘度を適性に維持しつつ、マスキングテープを
剥がす時に作用する程度の剪断応力でも粘度が低下する
ように、剪断速度−粘度曲線の形状が変化する。したが
ってマスキングテープを剥がす際にその部分が流動し、
エツジ部分が生じず端面は滑らかな曲面形状となる。
[発明の作用および効果]
本発明のPVCゾルでは、PVCゾル中に存在する粒子
成分全体の粒径の分布が上記範囲にあることにより、エ
アスプレー時など高剪断応力が作用した時に粘度が急激
に低下する。これによりエアレススプレー時に吐出され
る塗粒の微粒化に優れ、平滑な塗面が得られる。そして
塗着後には粘度が急激に上昇するため、厚膜に塗装して
もタレなどの不具合が生じない。また、同一粘度とする
場合、可塑剤などの液体成分の量を最も少なくすること
ができる。これにより物性の向上を図ることができる。
成分全体の粒径の分布が上記範囲にあることにより、エ
アスプレー時など高剪断応力が作用した時に粘度が急激
に低下する。これによりエアレススプレー時に吐出され
る塗粒の微粒化に優れ、平滑な塗面が得られる。そして
塗着後には粘度が急激に上昇するため、厚膜に塗装して
もタレなどの不具合が生じない。また、同一粘度とする
場合、可塑剤などの液体成分の量を最も少なくすること
ができる。これにより物性の向上を図ることができる。
なお、これらの作用はPVCゾル内に存在する全体の粒
子成分がPVCゾル内で最密充填構造を形成することに
起因するものと推察される。
子成分がPVCゾル内で最密充填構造を形成することに
起因するものと推察される。
したがって本発明のPVCゾルによれば、エアレススプ
レー時の微粒化と、タレ防止という背反事象か両方とも
満足され、塗面が平滑で物性に優れた塗膜を厚膜に形成
することができる。
レー時の微粒化と、タレ防止という背反事象か両方とも
満足され、塗面が平滑で物性に優れた塗膜を厚膜に形成
することができる。
そして本発明のPVCゾルでは、無機充填材の粒径を調
整したことにより、比較的小さな剪断応力が作用した場
合でも粘度が低下する。したがってマスキングテープを
剥がす時に作用する剪断応力によっても粘度が低下する
ので、層間耐チツピング塗料として塗布された場合に、
マスキング除去時に端面が流動し、エツジ部分のない曲
面状の端面となる。したがって上塗り塗料を塗装した場
合の塗装見切り線のスケを防止することかできる。
整したことにより、比較的小さな剪断応力が作用した場
合でも粘度が低下する。したがってマスキングテープを
剥がす時に作用する剪断応力によっても粘度が低下する
ので、層間耐チツピング塗料として塗布された場合に、
マスキング除去時に端面が流動し、エツジ部分のない曲
面状の端面となる。したがって上塗り塗料を塗装した場
合の塗装見切り線のスケを防止することかできる。
[実施例]
以下、実施例により本発明を具体的に説明する。
(実施例1)
第1表にも示すように、塩化ビニル系樹脂仝体を100
とした場合、粒径2μm未満の微粒子塩化ビニル樹脂(
「ベーストレジン」鐘淵化学工業製)26重量%と、粒
径2〜10μmの中粒子塩化ビニル樹脂(「ベーストレ
ジン」鐘淵化学工業製)39重量%および粒径10μm
以−Fの粗粒子塩化ビニル樹脂(「ブレンドレジン」日
本ゼオン製)35重量%より塩化ビニル系樹脂を構成し
た。
とした場合、粒径2μm未満の微粒子塩化ビニル樹脂(
「ベーストレジン」鐘淵化学工業製)26重量%と、粒
径2〜10μmの中粒子塩化ビニル樹脂(「ベーストレ
ジン」鐘淵化学工業製)39重量%および粒径10μm
以−Fの粗粒子塩化ビニル樹脂(「ブレンドレジン」日
本ゼオン製)35重量%より塩化ビニル系樹脂を構成し
た。
また、無機充填(A全体を100とした場合、粒径0.
2μm未満の超微粒炭酸カルシウム(コロイダル炭酸カ
ルシウム>30重量%と、粒径0.2〜15μmの中粒
炭酸カルシウム(重質炭酸カルシウム>40重置火と、
粒径15μm以上の粗粒炭酸カルシウム(重質炭酸カル
シウム)30重量%と、から無機充填材を構成した。こ
の塩化ビニル系樹脂100重量部と、無機充填材130
重量部と、可塑剤としての2エチルへキシルベンジルフ
タレート(2EHBP) 120重量部、および接着付
与剤としてのポリアミノアマイドを3重量部、安定剤と
してのカルシウム石ケンを10重i部、さらに溶剤とし
てミネラルスピリットを10重量部混合して本実施例の
PVCゾルを製造した。
2μm未満の超微粒炭酸カルシウム(コロイダル炭酸カ
ルシウム>30重量%と、粒径0.2〜15μmの中粒
炭酸カルシウム(重質炭酸カルシウム>40重置火と、
粒径15μm以上の粗粒炭酸カルシウム(重質炭酸カル
シウム)30重量%と、から無機充填材を構成した。こ
の塩化ビニル系樹脂100重量部と、無機充填材130
重量部と、可塑剤としての2エチルへキシルベンジルフ
タレート(2EHBP) 120重量部、および接着付
与剤としてのポリアミノアマイドを3重量部、安定剤と
してのカルシウム石ケンを10重i部、さらに溶剤とし
てミネラルスピリットを10重量部混合して本実施例の
PVCゾルを製造した。
このPVCゾル内には、粒子全体の合計重量を100と
した場合、粒径2μm未満の微粒子が28重量%、粒径
2〜10μmの中粒子が37重量%および粒径10μm
以上の粗粒子が35重但%の組成で含有されている。
した場合、粒径2μm未満の微粒子が28重量%、粒径
2〜10μmの中粒子が37重量%および粒径10μm
以上の粗粒子が35重但%の組成で含有されている。
このPVCゾルについて、粘度、エアレススプレー適性
、タレ膜厚、上塗り塗料のスケおよび耐チッピング性を
測定および試験し、結果を第1表に示す。ここで、粘度
は剪断速度10S−1と剪断速度1000os−’にお
【プる粘度を測定した。
、タレ膜厚、上塗り塗料のスケおよび耐チッピング性を
測定および試験し、結果を第1表に示す。ここで、粘度
は剪断速度10S−1と剪断速度1000os−’にお
【プる粘度を測定した。
103−1の粘度は高い方が、10000S−1の粘度
は低い方が好ましい。
は低い方が好ましい。
エアレススプレー適性は、塗装圧力120kg70m2
でエアレススプレー塗装した時の、塗面の平滑性を目視
で判定し、基準板より平滑なものをOとした。
でエアレススプレー塗装した時の、塗面の平滑性を目視
で判定し、基準板より平滑なものをOとした。
タレ膜厚は上記の条件でエアレススプレー塗装した時に
、タレが生じない最大の膜厚を測定した。
、タレが生じない最大の膜厚を測定した。
上塗り塗料のスケは、マスキングテープを部分的に貼着
した鋼板表面にPVCゾルを300μmの膜厚で塗布し
、ウェット状態でマスキングテープを剥がず。次いで1
00’Cで10分間加熱してPVCゾルを硬化させた後
、白色上塗り塗料をエアスプレーで全体に均一に35μ
mの厚さとなるように塗布する。その時のPVCゾル塗
膜の兄切り線に生じるスケを目視で判定し、スケが生じ
ないものを○とした。
した鋼板表面にPVCゾルを300μmの膜厚で塗布し
、ウェット状態でマスキングテープを剥がず。次いで1
00’Cで10分間加熱してPVCゾルを硬化させた後
、白色上塗り塗料をエアスプレーで全体に均一に35μ
mの厚さとなるように塗布する。その時のPVCゾル塗
膜の兄切り線に生じるスケを目視で判定し、スケが生じ
ないものを○とした。
耐チッピング性は、上記PVCゾルを電着塗装された試
験鋼板表面に膜厚30μmとなるように塗装し、140
℃で40分間乾燥して硬化した塗膜に、2mの高さから
ナツトを落下させ素地が表出した際のナツトの総重量を
測定した。
験鋼板表面に膜厚30μmとなるように塗装し、140
℃で40分間乾燥して硬化した塗膜に、2mの高さから
ナツトを落下させ素地が表出した際のナツトの総重量を
測定した。
そして、これらの結果を総合的に評価して結果を第1表
に示す。
に示す。
(実施例2〜5、比較例1〜2)
第1表に示すにうに、塩化ビニル樹脂および炭酸カルシ
ウムの粒径分布を種々変化させたこと以外は実施例1と
同様にして、実施例2〜5および比較例1〜2のPVC
ゾルを製造した。そしてそれぞれのPVCゾルについて
実施例1と同様に測定および試験を行ない、結果を第1
表に示す。
ウムの粒径分布を種々変化させたこと以外は実施例1と
同様にして、実施例2〜5および比較例1〜2のPVC
ゾルを製造した。そしてそれぞれのPVCゾルについて
実施例1と同様に測定および試験を行ない、結果を第1
表に示す。
(評価)
第1表に示されるように、実施例1〜4で示される本発
明のPVCゾルは、10S−1の粘度が高く、かつ10
000S−1の粘度か低い。すなわち高いヂクソlへロ
ビー性を示している。これにより、エアレススプレー時
には粘度が低下して微粒化されるため、塗面の平滑性(
エアレススプレー適性)に優れ−でいる。また、塗着後
は急激に粘度か上昇するため、高いタレ膜厚を有してい
る。
明のPVCゾルは、10S−1の粘度が高く、かつ10
000S−1の粘度か低い。すなわち高いヂクソlへロ
ビー性を示している。これにより、エアレススプレー時
には粘度が低下して微粒化されるため、塗面の平滑性(
エアレススプレー適性)に優れ−でいる。また、塗着後
は急激に粘度か上昇するため、高いタレ膜厚を有してい
る。
さらに、マスキングテープを剥かした時の応力により粘
度か低下して流動するため、塗装見切り線のスケが生じ
ない。そして耐チツピング性能は従来と同様に好ましい
範囲にある。
度か低下して流動するため、塗装見切り線のスケが生じ
ない。そして耐チツピング性能は従来と同様に好ましい
範囲にある。
一方、比較例のPVCゾルでは、実施例に比べて103
−1の粘度と10ooos−’の粘度との差が小さく、
エアレススプレー適性の良いものは塗着後も粘度の上昇
が小さくタレやすくなっている。また、塗着後タレにく
いものはエアレススプレー適性に劣っている。そして比
較例1〜2のPVCゾルでは、全体の粒径分布は本発明
の範囲にあるものの、炭酸カルシウムの粒径分布が本発
明の範囲から外れている。そのためマスキングテープを
剥がず際の剪断応ツノでは流動が困ガ1となり、塗装見
切り線かエツジ状となってスケが発生している。
−1の粘度と10ooos−’の粘度との差が小さく、
エアレススプレー適性の良いものは塗着後も粘度の上昇
が小さくタレやすくなっている。また、塗着後タレにく
いものはエアレススプレー適性に劣っている。そして比
較例1〜2のPVCゾルでは、全体の粒径分布は本発明
の範囲にあるものの、炭酸カルシウムの粒径分布が本発
明の範囲から外れている。そのためマスキングテープを
剥がず際の剪断応ツノでは流動が困ガ1となり、塗装見
切り線かエツジ状となってスケが発生している。
すなわち、実施例と比較例のPVCゾルにおりるこの性
能の差異は、塩化ビニル系樹脂の粒径と無機充填材の粒
径の分布ににるものであることが明らかである。
能の差異は、塩化ビニル系樹脂の粒径と無機充填材の粒
径の分布ににるものであることが明らかである。
Claims (1)
- (1)粒子状の塩化ビニル系樹脂と、粒子状の無機充填
材と、可塑剤と、を主成分とする塩化ビニルプラスチゾ
ル組成物において、 前記塩化ビニル系樹脂と前記無機充填材の合計重量を1
00とした場合に前記塩化ビニル系樹脂と前記無機充填
材とよりなる全粒子の粒径の分布が2μm未満の微粒子
20〜35重量%、2μm以上で10μm未満の中粒子
25〜40重量%、10μm以上の粗粒子30〜50重
量%となるように構成するとともに、 前記無機充填材の重量を100とした場合に前記無機充
填材の粒径の分布が0.2μm未満の超微粒充填材25
〜35重量%、0.2μm以上で15μm未満の中粒充
填材30〜45重量%、15μm以上の粗粒充填材25
〜40重量%となるように構成されたことを特徴とする
塩化ビニルプラスチゾル組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2841289A JP2648202B2 (ja) | 1989-02-07 | 1989-02-07 | 塩化ビニルプラスチゾル組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2841289A JP2648202B2 (ja) | 1989-02-07 | 1989-02-07 | 塩化ビニルプラスチゾル組成物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02208347A true JPH02208347A (ja) | 1990-08-17 |
| JP2648202B2 JP2648202B2 (ja) | 1997-08-27 |
Family
ID=12247942
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2841289A Expired - Lifetime JP2648202B2 (ja) | 1989-02-07 | 1989-02-07 | 塩化ビニルプラスチゾル組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2648202B2 (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100451066C (zh) * | 2004-04-16 | 2009-01-14 | 新第一氯乙烯株式会社 | 氯乙烯系增塑溶胶组合物及发泡成形体 |
| WO2017170156A1 (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 日本ゼオン株式会社 | スプレー塗布用ゾル、スプレー塗布層付き塩化ビニル樹脂成形体及びその製造方法、並びに積層体 |
| WO2024075656A1 (ja) * | 2022-10-07 | 2024-04-11 | 信越化学工業株式会社 | 樹脂組成物、成形品及び樹脂組成物を生産する方法 |
-
1989
- 1989-02-07 JP JP2841289A patent/JP2648202B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN100451066C (zh) * | 2004-04-16 | 2009-01-14 | 新第一氯乙烯株式会社 | 氯乙烯系增塑溶胶组合物及发泡成形体 |
| WO2017170156A1 (ja) * | 2016-03-30 | 2017-10-05 | 日本ゼオン株式会社 | スプレー塗布用ゾル、スプレー塗布層付き塩化ビニル樹脂成形体及びその製造方法、並びに積層体 |
| WO2024075656A1 (ja) * | 2022-10-07 | 2024-04-11 | 信越化学工業株式会社 | 樹脂組成物、成形品及び樹脂組成物を生産する方法 |
| JP2024055490A (ja) * | 2022-10-07 | 2024-04-18 | 信越化学工業株式会社 | 樹脂組成物、成形品及び樹脂組成物を生産する方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2648202B2 (ja) | 1997-08-27 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPS60238183A (ja) | 物品の表面に熱可塑性又は熱硬化性被覆を着装する方法 | |
| US4521555A (en) | Plastisols having carbon dust fillers | |
| US6602934B1 (en) | Multicolor coating composition, coating film forming method and coated article | |
| JP2834816B2 (ja) | 耐溶剤性塗換ペイント及びその適用方法 | |
| IE900959A1 (en) | High opacity, thin coat runway line-marking paints | |
| JP2908695B2 (ja) | 光輝性塗膜の補修用塗料および補修方法 | |
| JPH02208347A (ja) | 塩化ビニルプラスチゾル組成物 | |
| US3962168A (en) | Non-skid coating and method | |
| US5281444A (en) | Isophorone-free fluorocarbon coating composition | |
| JP4063358B2 (ja) | 積層塗膜の補修方法及び補修用塗料組成物 | |
| JPH1149993A (ja) | 高隠蔽性白色ソリッド塗料組成物およびそれを用いた塗装方法 | |
| WO1999057210A1 (en) | Paint composition containing luster pigment and method for forming composite coating | |
| JPH02208348A (ja) | 塩化ビニルプラスチゾル組成物 | |
| JPH11181337A (ja) | メタリック調塗料組成物 | |
| US3756846A (en) | Weatherproof caulked external metal surfaces | |
| JP2840538B2 (ja) | 建築板用塗料および建築板 | |
| JP2000070833A (ja) | 光輝性顔料含有積層塗膜の形成方法 | |
| JP2865732B2 (ja) | アルミホイールのメタリック仕上げ方法 | |
| JP3823714B2 (ja) | 自動車用水系上塗り塗料の塗装方法 | |
| JPH11181356A (ja) | 内板塗装用高隠蔽性ソリッド塗料組成物およびそれを用いる連続塗装方法 | |
| JP3994493B2 (ja) | 塗料組成物、塗装仕上げ方法及び塗装物品 | |
| JP2645494B2 (ja) | 塗料用組成物 | |
| WO1994022967A1 (en) | Protective coating composition for motor vehicle underbodies and gravel guards | |
| JPH08225765A (ja) | 塩化ビニルプラスチゾル系の耐チップ塗料組成物 | |
| JP2001342420A (ja) | エナメル粒子分散液及び多彩模様塗料組成物 |