JPH11181356A - 内板塗装用高隠蔽性ソリッド塗料組成物およびそれを用いる連続塗装方法 - Google Patents

内板塗装用高隠蔽性ソリッド塗料組成物およびそれを用いる連続塗装方法

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JPH11181356A
JPH11181356A JP35686397A JP35686397A JPH11181356A JP H11181356 A JPH11181356 A JP H11181356A JP 35686397 A JP35686397 A JP 35686397A JP 35686397 A JP35686397 A JP 35686397A JP H11181356 A JPH11181356 A JP H11181356A
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coating
pigment
inner plate
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cellulose derivative
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JP35686397A
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Yasutaka Horiuchi
康敬 堀内
Setsuo Kitauchi
節男 北内
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Nippon Paint Co Ltd
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Nippon Paint Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】中塗り塗料を塗装しなくても十分な下地隠蔽性
と高外観性を付与する内板塗装用高隠蔽性ソリッド塗料
組成物の提供。 【解決手段】着色顔料、微小鱗片状顔料およびセルロー
ス誘導体を含有する内板塗装用高隠蔽性ソリッド塗料組
成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内板塗装用高隠蔽
性ソリッド塗料組成物、特に中塗り塗料を塗装しなくて
も十分な下地隠蔽性と高外観性を付与する内板塗装用高
隠蔽性ソリッド塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、自動車用の塗料として、内板塗装
にのみ用いられる塗料が新たに登場してきた。内板部分
とは、自動車の外部から見えない部分を一般的に総称し
て言う。自動車の上塗りとして以前は余り鮮やかな色に
塗装するということは考えられていなかったので、内板
部分に特に注意を払った塗料形態は取らず、下塗りであ
る電着塗膜のままで放置されたり、上塗りや中塗りのい
ずれかを軽く塗装する程度で終わっていた。しかしなが
ら、最近非常に鮮やかな塗色が施されている自動車が市
販されてきており、そのボンネットやトランク部分を開
けて見た場合、外板部に比べて内板部の塗装が非常に貧
弱であることが目立つようになってきた。従って、内板
部分にまで鮮やかな塗色が施されていることを要求され
てきつつある。
【0003】しかしながら、いかに外部と同じような塗
色を施こすとは言え、非常に凹凸の多い部分であり、塗
装作業も大変な上に、均一な塗膜を形成することが極め
て困難である。
【0004】また、現在の自動車の塗装ラインは基本的
に図1に示すように、下塗り(電着塗装工程)、中塗り工
程および上塗り工程の3つの工程から成るか、図2に示
す中塗り工程がなく下塗り工程と上塗り工程のみから成
るが、それぞれの工程内において、実際に塗装に使用で
きる時間は多くなく、しかも塗装に使用できる時間であ
っても下塗りや上塗り等の主塗装に割かれる時間が殆ど
であって、新たな内板塗装に使用できる時間はわずかで
ある。内板部分の塗装においては、十分な塗装時間と乾
燥あるいは硬化時間があれば、従来からの塗料を用いて
十分な下地隠蔽性と高い外観性を付与することができる
が、前述のように、短い塗装時間とほとんど乾燥・硬化
する時間がないような塗装工程の中で、これらの特性を
満足するような塗装を施さなければならない。従って、
新たに内板塗装用の塗料の要求が生じてきたのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明者らはすでに平
成9年8月7日付に提出した特願平9−213024号
において、着色顔料、特に二酸化チタンを含む塗料組成
物中に、隠蔽性付与剤として微小鱗片状顔料を配合した
高隠蔽性白色ソリッド塗料組成物を提案した。この塗料
組成物は、前述の図1あるいは図2における上塗り工程
において外板塗装前の短い時間で、1回塗装するのみ
で、下塗りの色を隠蔽するとともに、極めて高い白色外
観を提供することができるので、内板用塗料組成物とし
て有用なものである。この提案の塗料組成物はかなりの
効果が上げることができるが、より細かく塗膜状態を調
べると、平面部では下地の隠蔽性および外観の良さは十
分であるものの、被塗物の凹凸形状の影響が大きくなる
部分では、タレが生じたり、非常に尖っている部分の膜
厚不足による透けなどの現象を必ずしもカバー仕切れて
いなかった。また塗装工程の時間的制約から、この内板
部の塗料を塗装したすぐ後に、外板部の上塗り塗料を塗
装することになるが、内板部塗料と上塗り塗料との重な
り部分が生じることとなり、特にこの上塗りとの重なり
部分は、内板部塗料がまだ乾燥や硬化していない状態で
上塗り塗料が塗装されるので、ウェット・オン・ウェッ
ト塗装という特殊な形態が起こっていることになる。こ
の上塗り塗料との重なり部分では、ウェット・オン・ウ
ェット塗装に起因するものと考えられるが、内板塗料と
上塗り塗料が混ざり合うことによる馴染みやぼけ感が生
じることが多い。
【0006】本発明は、前記出願の内板用の高隠蔽性の
ソリッド塗料組成物にさらに改良を加えることを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は着色
顔料および微小鱗片状顔料を含有する内板塗装用高隠蔽
性ソリッド塗料組成物において、さらにセルロース誘導
体を配合することを特徴とする内板塗装用高隠蔽性ソリ
ッド塗料組成物を提供する。
【0008】本発明はまた、下塗り工程と上塗り工程
が、あるいは下塗り工程、中塗り工程および上塗り工程
が連続的に配置されている連続塗装方法において、上塗
り工程の外板塗装前に内板塗装用の高隠蔽性ソリッド塗
料組成物が内板部分にスプレー塗装され、該内板塗装用
高隠蔽性ソリッド塗料組成物が、フィルム形成性樹脂の
他に、着色顔料、微小鱗片状顔料およびセルロース誘導
体を含有することを特徴とする連続塗装方法を提供す
る。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明に用いる着色顔料は通常塗
料に配合する着色を主とした顔料であればいかなるもの
であってもよい。「ソリッド塗料」とは、従来から塗料
に配合されてきた有機または無機顔料を着色剤として含
む塗料で、鱗片状のメタリック顔料や、マイカ顔料等を
含まないものを言うが、本発明では普通は含まれない鱗
片状顔料を含むものであり、この点で特異なものであ
る。
【0010】本発明の高隠蔽性ソリッド塗料組成物が有
用なのは、一般に淡彩系の塗料である。そのような顔料
の例としては、フタロシアニン系ブルー、ペリレン系オ
レンジ、キナクリドン系レッド、インダスレン系ブル
ー、イソインドリノン系エロー、酸化鉄レッド、酸化鉄
エロー、カーボンブラック、酸化チタン等が挙げられる
が、特にエロー、レッド、オレンジ、ブルー、ホワイト
が含まれる淡彩系が有用である。
【0011】上記着色顔料の塗料固形分の濃度は5〜6
0重量%、好ましくは10〜45重量%である。5重量
%よりも少ないと、着色の効果がなく、60重量%を越
えると、光沢が低下し、外板塗料とのウェット・オン・
ウェット塗装系での外観低下の欠点を有する。
【0012】本発明の塗料組成物には、微小鱗片状顔料
を配合する。「微小」とは、厳密な定義ではないが、平均
粒径2〜10μm、好ましくは3〜9.5μmで、しかも
平均値からの偏差が3〜13μm、好ましくは3〜10
μmであることが好ましい。また微小鱗片状顔料は隠蔽
力18,000cm2/g以上、好ましくは20,000cm2
/g以上であることが必要である。このような微小かつ
特定の隠蔽力を有するものは、ソリッド塗料中に配合し
た場合、十分な下地の隠蔽力を提供するとともに、その
鱗片状顔料の持つキラキラ感などの特徴は与えない。す
なわち、ソリッドカラーの特徴のみを前面に押し出すこ
とができるものである。
【0013】微小鱗片状顔料の例としては、鱗片状アル
ミニウム顔料、鱗片状カーボンブラック、グラファイト
フレーク、鱗片状の錫粉、銀粉、銅粉、ニッケル粉ある
いはステンレス粉、雲母状酸化鉄、鱗片状チタン、鱗片
状クロム、雲母片などが挙げられる。最も好ましいもの
としては、鱗片状アルミニウム顔料およびグラファイト
フレークであって、東洋アルミ社製の「アルペースト1
260MS」およびチバガイギー社製の「グラフィタン7
525」等が挙げられる。
【0014】微小鱗片状顔料は塗料組成物の固形分に基
づいて、0.01〜5.0重量%、好ましくは0.03
〜2.0重量%、より好ましくは0.15〜1.0重量
%である。5.0重量%を越えると鱗片状付与剤として
の作用以上に、メタリック顔料としての機能が勝ってし
まい、ソリッド塗料とは言えなくなってしまう。0.0
1重量%より少ないと、隠蔽付与剤としての効果が発揮
し得ない、微小鱗片状顔料はまた着色顔料に対しその重
量比(微小鱗片状顔料/着色顔料)が0.1/99.9〜
6.0/94.0、好ましくは0.15/99.85〜
1.0/99.0である。6.0/94.0を越える
と、塗膜外観が低下し、0.1/99.9より少ないと
下地隠蔽性が低下し、下地塗色が透けるという欠点を有
する。
【0015】本発明の高隠蔽性ソリッド塗料組成物には
さらにセルロース誘導体が配合される。セルロース誘導
体はセルロースアセテートブチレートのみならず、セル
ロースアセテート、セルロースアセテートプロピオネー
トなどのエステル類であり得る。樹脂との溶解性、粘性
の発現等の観点からセルロースアセテートブチレートで
あることが好ましく、ASTM−D−817に記載され
た測定法によるアセチル化度が1〜34重量%、ブチリ
ル化度が16〜60重量%、ASTM−D−1343に
記載された測定法による粘度が0.005〜20ポイズ
の範囲に入るものが好ましい。具体的には、イーストマ
ンケミカルプロダクト社の、例えば、CAB−551−
0.01、CAB−551−0.2、CAB−531−
1、CAB−500−1、CAB−381−0.1、C
AB−381−0.5、CAB−381−2、CAB−
321−0.1等が挙げられる。セルロース誘導体は、
塗料の樹脂固形分に対し0.1〜10重量%塗料で配合
されるのが好ましく、0.2〜5重量%がより好まし
く、0.5〜3重量%がさらに好ましい。0.1重量%
より少ないと、タレ性および重なり部分での馴染み性が
向上できず、10重量%を越えると連続部の外観が低下
し、艶も低下する傾向にある。
【0016】本発明の高隠蔽性ソリッド塗料組成物は、
前記の成分を所定の範囲で含有し、また公知のフィルム
形成性樹脂(具体的には、熱可塑性樹脂または熱硬化性
樹脂)を含有してなるものであり、さらに有機溶剤を含
有し、必要に応じて粘度調整剤、表面調整剤などを配合
してもよい。
【0017】フィルム形成性樹脂としての熱可塑性樹脂
としては、たとえば、熱可塑性アクリル樹脂、ヤシ油ま
たはひまし油変性アルキド樹脂などが好適である。
【0018】また、熱硬化性樹脂としては、アルキド樹
脂、ポリエステル樹脂、アクリル樹脂などから選ばれた
基体樹脂と、たとえばアミノ樹脂、イソシアネート樹脂
(ブロックしたものも含む)などから選ばれる架橋剤とか
らなるものが好適である。耐溶剤性、耐水性等から、熱
硬化性樹脂を含有するものが好ましい。
【0019】また、本発明の塗料組成物は、粘性制御剤
を含んでよい。粘性制御剤は、ムラのない塗膜を良好に
形成するために用いられるのである。粘性制御剤として
は、一般に “タレ止め剤" としてチクソトロピー性を
示すものを使用できる。このようなものとして、たとえ
ば、ポリアマイド系、ポリエチレン系、有機ベントナイ
ト系のものがあり、この他に極性基の相互作用を利用す
る非架橋あるいは架橋型の樹脂あるいは粒子を粘性制御
剤として挙げることができる。
【0020】本発明において、粘性制御剤は1種のみで
使用することも可能であるが、併用することも可能であ
る。
【0021】ただし、塗膜化した場合に塗膜外観に影響
を及ぼさないものが好ましく、上述した粘性制御剤の中
でも架橋性樹脂粒子が特に好ましい。このような架橋性
樹脂粒子としては、たとえば特開昭58−129066
号公報に記載されたものが好ましく、本発明の塗料組成
物に用いられる溶剤に不溶で、平均粒子径が0.02〜
0.5μmの架橋性樹脂粒子がよい。粒子径が上限を越
えると安定性が低下する。
【0022】上記の架橋性樹脂粒子は、両イオン性基を
分子内に有する単量体を多価アルコール成分の一つとし
て合成した、アルキド樹脂あるいはポリエステル樹脂等
の乳化能を有する樹脂と、重合開始剤との存在下に、水
性媒体中でエチレン性不飽和モノマーを乳化重合させる
ことにより得られるものが好ましい。
【0023】上記の両イオン性基を分子内に有する単量
体としては、−N(+)−R−COO(−)または−N(+)
−R−S03(−)として表れ、2つ以上のヒドロキシル
基を有するものを用いることができる。このような単量
体としては、ヒドロキシル基含有アミノスルホン酸型両
性イオン化合物が樹脂合成上好ましい。具体的には、ビ
スヒドロキシエチルタウリン等が挙げられる。
【0024】上記の単量体を用いて合成された乳化能を
有する両イオン性基を分子内に有する樹脂としては、酸
価が30〜150mgKOH/g、好ましくは40〜15
0mgKOH/g、数平均分子量が500〜5000、好
ましくは700〜3000のポリエステル樹脂を使用す
るのがよい。上限を越えると、樹脂のハンドリング性が
低下し、下限を下回ると塗膜にした場合に乳化能を有す
る樹脂が脱離したり、耐溶剤性が低下したりする。
【0025】また、架橋性樹脂粒子の合成で、乳化重合
されるエチレン性不飽和モノマーには、分子内に2個以
上のラジカル重合可能なエチレン性不飽和基を有するモ
ノマーを含んでよい。このような分子内に2個以上のラ
ジカル重合可能なエチレン性不飽和基を有するモノマー
は、全単量体中の0.1〜10重量%の範囲で含有させ
ることが好ましい。この量は、微粒子重合体が溶剤に溶
解しないだけの十分な架橋が与えられる程度に選択され
る。
【0026】本発明の塗料組成物で用いる架橋性樹脂粒
子は、一般にエマルジョン樹脂に含有され、塗膜化した
ときに性能を低下させるような低分子乳化剤あるいは保
護コロイドを含まず、しかも分子内に2個以上のラジカ
ル重合可能なエチレン性不飽和基を有するモノマーを共
重合することにより架橋されているので、塗膜の耐水
性、耐溶剤性および光沢等が優れている。
【0027】本発明の塗料組成物に用いる粘性制御剤の
添加量は、塗料組成物の樹脂固形分100重量部に対し
て0.01〜15重量部であり、好ましくは0.1〜1
2重量部より、より好ましくは0.2〜9重量部の量で
添加される。粘性制御剤の添加量が、15重量部を越え
ると、外観が低下し、0.01重量部を下回ると粘性制
御効果が得られず、タマリや、タレを起こす原因とな
る。
【0028】本発明の塗料組成物は通常下塗り塗膜上に
中塗りを介さずに塗布することにより塗膜を形成するこ
とができる。本発明の塗料組成物はその上にクリヤー塗
膜を設ける必要がない。本発明のソリッド塗料組成物は
それ自体で十分な隠蔽力が発揮でき、下地の塗膜の色が
透けて見えることはない。従って、中塗りの塗料の存在
は必須でない。
【0029】塗装は通常の塗装方法、たとえばスプレー
塗装が一般的である。塗装時の塗料は、17〜30秒/
20℃・No.4フォードカップが好ましく、20〜28
秒/20℃・No.4フォードカップがさらに好ましい。
また、塗料膜厚は硬化時に10〜60μm、特に15〜
40μmが好ましい。
【0030】上述のようにして得られた内板塗装用高隠
蔽性ソリッド塗料組成物は、下塗り工程および中塗り工
程を経た、自動車ボディのいわゆる内板部分およびその
周辺に塗装し、次いでその塗料を硬化することなしに短
い期間、具体的には2〜10分のインターバルの後、上
塗り塗料を外板部および必要によりその周辺部に塗装す
ることにより、自動車の上塗り塗膜の形成が行われる。
前述のように、内板部塗装をする前に、外板部には中塗
り塗料が塗装されている。
【0031】
【発明の効果】本発明の内板塗装用高隠蔽性ソリッド塗
料組成物は、下地の隠蔽性が極めて高く、しかもスプレ
ー塗装に耐えうるような非揮発分濃度を有し、一旦塗装
されると急激に粘度が上昇して、その内板塗装用高隠蔽
性ソリッド塗料を硬化せずとも、上塗り塗料をいわゆる
ウェット・オン・ウェット塗装方法で塗装することがで
きる。この塗装方法により、塗料が付着時点で高い粘度
を示すため、凹凸の激しい内板部分の塗膜付着性が高く
なり、タレや透けなどの欠陥が生じない。また内板用塗
料と外板用上塗り塗料との境界部においても、上塗りと
混ざり合うことなく、馴染みやぼけが改善される。
【0032】
【実施例】本発明を実施例によりさらに詳細に説明す
る。本発明はこれら実施例に限定されるものと解しては
ならない。評価塗膜を作成する塗装方法について
【0033】実施例1 以下の成分を混合して、白色系の塗料を得た。形成方法
は以下の通りであった。市販の二酸化チタン系白色顔料
および酸化鉄系黄色顔料と熱硬化性ポリエステル樹脂と
を、ガラスビーズを分散媒体とした卓上SGミルで、粒
度が5μm以下になるまで、予め分散して、分散ペース
トを形成した。次いで、別容器で、セルロース誘導体
(CAB−381−0.5 イーストマンケミカルプロ
ダクト社製)0.03重量部を酢酸ブチル2.0重量部
で溶解したものを形成し、これと、前記顔料ペーストお
よびその他の残りの原料を順次デスパーで撹拌しながら
徐々に加えて、白色系の塗料(R/MF比=7/3、総
PWC=45%、微小アルミニウム顔料PWC=0.1
6%、不揮発分63%)を得た。 成分 重量部 二酸化チタン顔料 28.3 黄色顔料 0.1 微小アルミニウム顔料+1 0.1 セルロース誘導体+2 0.03 熱硬化性ポリエステル樹脂+3 40.7 (固形分 24.4) メラミン樹脂+4 17.5 (固形分 10.5) アクリル系表面調整剤 0.1 架橋樹脂粒子+5 2.6 n−ブタノール 4.0 ソルベッソ100+6 4.57酢酸ブチル 2.0 合計 100.00 +1:東洋アルミ(株)社製微小アルミニウム顔料「アルペースト1260M−S」、 平均粒径9.5μm、平均値からの偏差10μm、隠蔽力24000cm2/g。 +2:イーストマンケミカルプロダクト社製セルロースアセテートブチレート 樹脂「CAB−381−0.5」アセチル化度13.5重量%、ブチリル化度38重量%、A STM−D−1343により測定された粘度1.90ポイズ。 +3:日本ペイント(株)社製、水酸基価110、酸価8、数平均分子量2700、重量 平均分子量16000、固形分60%。 +4:ブチル化メラミン樹脂、固形分60%。 +5:日本ペイント(株)社製、粘性制御用架橋樹脂粒子、固形分20%。 +6:エクソン社製芳香族炭化水素系有機溶剤。
【0034】得られた塗料について、タレ限界膜厚(μ
m)、下地の透け感(膜厚15μmで評価)、境界部の外
観(目視)および連続部の外観(目視)を以下の方法で
測定した。結果を表1に示す。尚、表1には、微小アル
ミニウム顔料の添加量およびセルロース誘導体の添加量
も記載してある。
【0035】(1)タレ性/透け感の評価用塗板の作成 長寸方向に5cm毎に5mmの穴を開け、予め、リン酸亜鉛
処理を施した、厚さ0.8mm、20cm×50cmのダル鋼
板に、カチオン電着塗料(日本ペイント社製)を乾燥膜厚
が20μmとなるように電着塗装し、160℃で30分
間焼き付けた。
【0036】次に、得られた塗膜表面に、予め、トルエ
ン/ソルベッソ150(エッソ社製、芳香族系炭化水素
溶剤)=2/8の混合溶液で、No.4フォードカップを
使用して、20秒(/20℃)に調整した上記塗料配合の
内板塗装用塗料を、長寸方向に乾燥膜厚がダスト部から
60μmとなるように、ワイダー70(岩田塗装機社製、
圧送式スプレーガン)を使用し、垂直状態で膜厚勾配塗
装した。10分のインターバルの後、垂直状態のまま、
140℃で20分間焼き付け、目視評価に供じた。得ら
れた塗板の斜視図、断面図を図2に示す。目視評価の基
準を模式的に示したものを図3に示す。
【0037】(2)境界部/連続部の外観評価用塗板の作
成 予め、リン酸亜鉛処理を施した、厚さ0.8mm、40cm
×50cmのダル鋼板に、カチオン電着塗料を、乾燥膜厚
が20μmとなるように電着塗装し、160℃で30分
間焼き付けた。
【0038】次に、得られた塗膜表面に、上記(1)と
同様に予め塗装粘度に調整された上記塗料配合の内板塗
装用塗料を、乾燥膜厚がダスト部から60μmとなるよ
うに、ワイダー70(岩田塗装機社製、圧送式スプレー
ガン)で、水平状態で膜厚勾配塗装し、5分のインター
バルの後、ウェット・オン・ウェット塗装で、内板塗装
用と同系色の上塗り塗料「オルガS−42ホワイト(日本
ペイント社製、熱硬化型ポリエステル・メラミン樹脂系
ソリッド塗料)」を、膜厚勾配方向が直角になるように向
きを替え、乾燥膜厚で20〜50μmとなるように膜厚
勾配にスプレー塗装した。次に、140℃で20分間焼
き付け、目視評価に供じた。目視する部分と模式断面図
を図4に示す。
【0039】外観と透け感の評価基準は以下の通りであ
った。 外観 5: かなり光沢感がある。 4: 若干、光沢感が低下した感じが認められる。 3: かすかに曇った感じが認められる。 2: 若干、ぼけたような感じがする。 1: かなり光沢感が低下している。 透け感 5: 完全に隠蔽している。 4: ほぼ隠蔽している。 3: 微かに透けたような感じがする。 2: 若干、透けた感じが認められる。 1: 透けている。
【0040】実施例2〜10および比較例1〜2 微小アルミニウム顔料とセルロース誘導体の配合量を表
1に記載のように変更する以外は、実施例1と同様に塗
料を調整し、同様の評価を行った。結果を表1に示す。
尚、比較例1、3はセルロース誘導体の添加量を替えた
ものであり、比較例2は微小アルミニウム顔料が配合さ
れていないものである。
【表1】
【図面の簡単な説明】
【図1】連続塗装の工程図(3工程)。
【図2】連続塗装の工程図(2工程)。
【図3】タレ性および透け感の評価塗板の模式説明図。
【図4】タレ性および透け感の評価方法説明図。
【図5】境界部および連続部の外観評価塗板の模式説明
図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C09D 7/12 C09D 7/12 Z A //(C09D 201/00 101:10)

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着色顔料、微小鱗片状顔料およびセルロ
    ース誘導体を含有する内板塗装用高隠蔽性ソリッド塗料
    組成物。
  2. 【請求項2】 着色顔料が二酸化チタンであり、微小鱗
    片状顔料が鱗片状アルミニウム粉である請求項1記載の
    内板塗装用高隠蔽性ソリッド塗料組成物。
  3. 【請求項3】 着色顔料、微小鱗片状顔料およびセルロ
    ース誘導体がそれぞれ塗料固形分に対し、5〜60重量
    %、0.01〜5.0重量%、および0.1〜10重量
    %の量で含まれる請求項1記載の内板塗装用高隠蔽性ソ
    リッド塗料組成物。
  4. 【請求項4】 セルロース誘導体が、アセチル化度が1
    〜34重量%、ブチリル化度が16〜60重量%のセル
    ロース誘導体である請求項1記載の内板塗装用高隠蔽性
    ソリッド塗料組成物。
  5. 【請求項5】 セルロース誘導体が、セルロースアセテ
    ートブチレート、セルロースアセテート、セルロースア
    セテートプロピオネートおよびそれらの混合物からなる
    群から選ばれる請求項1記載の内板塗装用高隠蔽性ソリ
    ッド塗料組成物。
  6. 【請求項6】 下塗り工程と上塗り工程が、あるいは下
    塗り工程、中塗り工程および上塗り工程が連続的に配置
    されている連続塗装方法において、上塗り工程の外板塗
    装前に内板塗装用の高隠蔽性ソリッド塗料組成物が内板
    部分にスプレー塗装され、該内板塗装用高隠蔽性ソリッ
    ド塗料組成物が、フィルム形成性樹脂の他に、着色顔
    料、微小鱗片状顔料およびセルロース誘導体を含有する
    ことを特徴とする連続塗装方法。
  7. 【請求項7】 着色顔料が二酸化チタンであり、微小鱗
    片状顔料が鱗片状アルミニウム粉である請求項6記載の
    連続塗装方法。
  8. 【請求項8】 着色顔料、微小鱗片状顔料およびセルロ
    ース誘導体がそれぞれ塗料固形分に対し、5〜60重量
    %、0.01〜5.0重量%、および0.1〜10重量
    %の量で含まれる請求項6記載の連続塗装方法。
  9. 【請求項9】 セルロース誘導体が、アセチル化度が1
    〜34重量%、ブチリル化度が16〜60重量%のセル
    ロース誘導体である請求項6記載の連続塗装方法。
  10. 【請求項10】 セルロース誘導体が、セルロースアセ
    テートブチレート、セルロースアセテート、セルロース
    アセテートプロピオネートおよびそれらの混合物からな
    る群から選ばれる請求項6記載の連続塗装方法。
JP35686397A 1997-12-25 1997-12-25 内板塗装用高隠蔽性ソリッド塗料組成物およびそれを用いる連続塗装方法 Pending JPH11181356A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001157871A (ja) * 1999-12-03 2001-06-12 Nippon Paint Co Ltd 熱遮蔽方法および塗装物
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