JPH02209221A - 架橋ストレッチフィルム及びその製造方法 - Google Patents

架橋ストレッチフィルム及びその製造方法

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JPH02209221A
JPH02209221A JP2877289A JP2877289A JPH02209221A JP H02209221 A JPH02209221 A JP H02209221A JP 2877289 A JP2877289 A JP 2877289A JP 2877289 A JP2877289 A JP 2877289A JP H02209221 A JPH02209221 A JP H02209221A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主として包装材料の用途に供する架橋ストレ
ッチフィルム及びその製造方法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、ストレッチ包装に用いられるフィルムには、可塑
剤を多量に、例えば、30重量%以上も含む軟質塩化ビ
ニル樹脂(pvc)を素材としたフィルムのみが商業的
に使用されている。
しかし、このものは大量の可塑剤を混入しなければ加工
も難しく、また、柔軟な性質を持たすこともできない、
また、このように大量の可塑剤、例えば、ジオクチルフ
タレート等を用いているため、水蒸気の透過量が多くな
り、被包装物が変質しやす(、また、可塑剤が被包装物
に移行し汚染しやすいといった問題があった。さらには
、包装作業時にフィルムを溶断すると、可塑剤のガス及
び腐食性の塩素系ガスを発生し、衛生上好ましくない結
果をもたらす、また、使用済のフィルムを焼却する際に
有毒ガスを発生して環境を悪化させ、かつ包装物を低温
で保存する場合に、耐寒性に劣るためフィルムが硬くな
り脆くなって、破れやすくなるといった問題があった。
これらの欠点を改良するものとして、エチレン系樹脂が
着目され、下記のごとき種々の提案がなされてきた。
■酢酸ビニル含有量10〜40重量%のエチレン−酢酸
ビニル共重合体を原料とした、40°C190%RHで
の絶対透湿度が180 g/rr?/24Hrである無
滴性を有する包装フィルム。
(特開昭48−68390号公報) ■ブテンー1系樹脂を主成分とする層の両面に、酢酸ビ
ニル含有量が5〜25重量%のエチレン酢酸ビニル共重
合体樹脂を主成分とする層が積層されてなるストレッチ
包装用フィルム(特開昭61−89040号公報) ■酢酸ビニル含有量5〜40重量%、メルトインデック
ス0.01〜5 g/l 0分のエチレン酢酸ビニル共
重合体樹脂を主成分として、成膜方向に1.5〜5倍、
成膜方向と直角方向に1. 5〜5倍延伸加工され、厚
みが10〜50μmとなるように成膜されたフィルムが
、加速電圧100〜200に■、照射線量1〜30Mr
adの条件で電子線照射させることにより架橋された、
包装用ストレッチフィルム(時開[57−137117
号公報)。
■架橋エチレンー酢酸ビニル共重合体樹脂よりなるスト
レッチフィルム(特開昭55−36252号公報)。
〔発明が解決しようとする課題〕
然しながら、従来の上記■〜■のフィルムは、フィルム
伸びに対する適度な応力を有するという、ストレッチフ
ィルムに最も必要とされる要件を満足しておらず、市場
のストレッチ包装における多様な条件に対応できない未
完成品である。
ここで、第2図を用いて、ストレッチフィルムに要求さ
れる、フィルム伸びに対する適度な応力について説明す
る。
第2図は、従来技術■〜■に対応するフィルム及びPv
Cフィルムの応力−歪曲線を示したものである。
従来技術■のフィルムは、PVCフィルムに比べて、各
伸度における応力値が低く、また伸度が大きくなっても
応力値の上昇の少ないフィルムである。
このようなフィルムでストレッチ包装を行うと、(al
t激な変形にフィルムが耐えられず破断してしまう; (b)タテ・ヨコのストレッチのバランスが悪い場合に
ネッキング現象が起こる、という包装上の欠点を有する
; (C)変形回復が悪く、包装体を指で押さえると凹部が
残る; (d)均一なストレッチができないため、張りが悪く包
装体が緩みやすい; という包装体としての欠点を有している。また、フィル
ムの厚みを増して応力値を高めても、応ノj−歪曲線の
傾きは変わらず、上記(b)、(C)、(d)の欠点は
改良できない。
従来技術■のフィルムは、高結晶性ポリマーと積層する
ことにより高応力化を試みたものであるが、第2図で明
らかなように、応力はそれほど高くなっていない、これ
は高結晶性ポリマーの使用によりネッキング現象が起こ
り易くなるためであり、このような積層化だけでは自由
に応力を調整することができない、該フィルムは実際の
包装において■と同様の欠点を有するものである。
従来技術■のフィルムは、架橋によるフィルムの改質を
狙ったものだが、第2図にあるように高伸度域では応力
の向上はあるものの、ストレッチ包装に使用される低伸
度領域では応力は■と同等であり、■と同様の欠点は依
然として残るものである。
従来技術■のフィルムは、架橋延伸による高配向化した
フィルムであるが、pvcフィルムに比べると応力が高
すぎ、ストレッチ包装において;(e)ストレッチし難
く、又フィルムが十分延びないため破れ易い; (f)包装体にシワが残る; という欠点を有している。
また、フィルムの延伸倍率を下げ、配向を落として応力
値を下げようとすると、フィルムの厚みの均一性が低下
し、光学特性も劣化してしまいストレッチフィルムとし
ての要求を満たさないものとなる。
以上の理由から、従来技術の■〜■のフィルムは、未だ
市場要求を満足する状態で上布されていないのが現状で
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記の点に鑑みなされたものであって、引張
時のフィルムの伸びに対する適度な応力を有するエチレ
ン系樹脂を主体とするフィルムを見出し、これによりス
トレッチ包装性に対する市場要求を満足している、PV
Cフィルムと類似の応力−歪曲線を有するフィルム及び
その製造方法に係わる本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は; ■エチレン系樹脂を主体としており、ゲル分率1〜20
%の架橋度を有する架橋フィルムであって、引張試験に
おける50%伸び応力がタテ・ヨコの平均で130〜1
80g/cm幅で、150%伸び応力がタテ・ヨコの平
均で200〜500g/ cm幅であり、厚みが8〜1
5μmであることを特徴とする、架橋ストレッチフィル
ム、並びに、■エチレン系樹脂を主体としているフィル
ムをゲル分率1〜20%に架橋した後に、成膜方向及び
その直角方向にそれぞれ2〜5倍に延伸し、その後再加
熱し、成膜方向に5〜30%、直角方向に5〜20%収
縮させることを特徴とする、架橋ストレッチフィルムの
製造方法がある。
本発明において、エチレン系樹脂としては、高圧法低密
度ポリエチレン(LDPE)i直鎖状低密度ポリエチレ
ン(LLDPE、中・低圧、又は場合によっては高圧法
でも得られる線状低密度ポリエチレンのことで、特にα
−オレフィンとしてプロピレン、ブテン、ペンテン、ヘ
キセン、ヘプテン、オクテン、4−メチル−1−ペンテ
ン等の炭素数C3〜C+Zのα−オレフィン類から選ば
れる少なくとも1種のオレフィンを7モル%以下、好ま
しくは1〜5モル%程度共重合したものである。〕 ; VLDPE (LLDPEと類似の製法で得られる密度
0.915以下の線状超低密度ポリエチレンで、炭素数
C3〜CI!のα−オレフィンを1〜20モル%共重合
したもの〕 ; エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA) 、エチレン
−アクリル酸エチル共重合体(EEA)、エチレン−メ
タアリル酸メチルエステル共重合体(EMMA)が挙げ
られ、かかるエチレン系樹脂の1種又は2種以上の混合
物が用いられる。
以上のうち、本発明のエチレン系樹脂として好ましいの
はEvAとVLDPETあり、EVAの場合、その酢酸
ビニル基含量は好ましくは3〜8モル%、さらに好まし
くは3〜7モル%である。
本発明において架橋割合を表すゲル分率は、1〜20%
の範囲内で選択される。ゲル分率1%未満では、顕著な
架橋効果が表れず、成膜性、弾性回復性、フィルムの腰
強度に関係する初期弾性率等の機械特性、光学特性等の
諸物性において未架橋物との有意義な差がみられず、良
好なストレッチフィルムが得難い、また、ゲル分率が2
0%を超えると、引張りに対する伸び応力が高すぎ、伸
びの減少が大きく、延伸性及び包装時のストレッチ割合
に制約を受けるばかりでなく、ヒートシール性が低下す
る。好ましいゲル分率は、3〜15%である。
なお、ゲル分率とは、沸騰P−キシレンで試料を抽出し
、不溶解部分の割合を、次式により求めたものである。
×100 (%) また、本発明のストレッチフィルムは、引張試験におけ
る50%伸び応力が、タテ・ヨコの平均で130〜20
0g/cm幅、好ましくは130〜180 g/C11
幅である。また、タテ/ヨコのバランスは1.5/1〜
3.8/1、より好ましくは1.8/1〜3.0/1で
ある。また、引張試験における150%伸び応力がタテ
・ヨコの平均で200〜500g/am幅、好ましくは
200〜3sog/cm幅、より好ましくは200〜2
80g/CI幅である。また、タテ/ヨコのバランスは
1.5/1〜3.8/1、より好ましくは1.8/1〜
3.0/lである。
引張試験における50%伸び応力及び150%伸び応力
が上記範囲に入ることにより、良好なストレッチ性が確
保され、マシン又はハンドでのストレッチ包装が高いレ
ベルで可能となる。
すなわち、引張時の伸び応力が低すぎたり高すぎたりし
ない範囲であるため、急激な変形を行っても破断せず、
かつ十分に伸びるため、マシン又はハンドによりシワを
発生させることなく、容易にストレッチ包装でき、また
、ストレッチのバランス(タテ・ヨコ)が悪い場合にも
、ネッキング現象を起こさず、変形回復が良好で、包装
体を指で抑えても凹部が残らない、また、均一なストレ
ッチができるため、張りがよく、包装体が緩み難いとい
う特徴を有する。
また、本発明の架橋ストレッチフィルムは8〜15μ厚
みの穫薄フィルムであることを特徴とするものである。
従来のPvCフィルムは、通常16μ厚みで使用されて
おり、また、厳しい要求特性の被包装物の場合は26μ
厚みで使用されている。
これに対して本発明フィルムは、フィルムの腰及び強度
が高く、それ故、包装時のハンドリング特性及び包装後
のフィルム強度に優れるという利点がある。従って、通
常の包装条件のものは、8〜11μの厚みで、上述の厳
しい包装条件下でも15μ厚みで、ストレッチ包装に必
要とされる各要件を満足することが可能となるのである
このことは、本発明の架橋ストレッチフィルムの単位厚
み当たりの卓越した性能を示しており、マf、−1該フ
ィルムがコスト競争力の高いフィルムであることは明白
である。
本発明においては、上記のように単層でも優れたストレ
ッチフィルムとして使用できるが、多層化することによ
って特性をより高度のレベルに高めることができる。
そのような多層フィルムの例として、耐熱性と高弾性率
を有するコア層の両側に、既述の単層フィルムに用いた
本発明に係わるエチレン系樹脂層を設けたフィルムが例
示される。
この場合、コア層としては、LLDPEiHDPE;結
晶性ポリプロピレン(IPP)、エチレン−プロピレン
共重合体(EPP)等のポリプロピレン;立体規則性を
有するポリブテン−1等のポリオレフィンが使用できる
。コア層の厚み割合は30%以下が好ましい、また、全
層厚みは、単層フィルムの場合と同じく8〜15μmで
ある。
なお、多層化に当たり、ヒートシール性を改良するため
にフィルムの少なくとも片面にヒートシール性の公知の
樹脂を設けることができる。
上記本発明の架橋ストレッチフィルムは、以下に説明す
るエチレン系樹脂を架橋後延伸し、その後、再加熱し収
縮させるという方法によって初めて可能になったもので
ある。
本発明の製造方法においては、エチレン系樹脂を主体と
してなるフィルムをゲル分率1〜20%架橋した後に、
成膜方向及びその直角方向に夫々2〜5倍延伸する。
エチレン系樹脂を主体としてなるフィルムを架橋するに
は、エチレン系樹脂を主体とする樹脂を押出機でチェー
ブ状またはシート状に押出し、成形し、電子線のごとき
イオン化放射線または紫外線を照射する方法によって行
う。
ゲル分率が20%を超えると、延伸による配向がかかり
易くなり、伸びにくいフィルムとなる等の既述の問題が
生じるし、また、ゲル分率1%未満では顕著な架橋効果
が現れない。
延伸は、インフレーション法などの公知の方法によって
行われる。延伸倍率が5倍を超えると、フィルムに配向
がかかりすぎ、フィルムが伸びにくくなる、一方、2倍
未満の延伸では、均一な延伸が困難となり、フィルム偏
肉が著しく劣化するとともに、光学特性も低下する。ま
た、延伸温度は100°C以上とすることが好ましい。
本発明においては、上記2〜5倍の延伸の後に、再加熱
し、成膜方向に5〜30%、その直角方向に5〜20%
収縮させる。この再加熱による収縮がないと、前述の本
発明の独自の優れた緒特性を有する架橋ストレッチフィ
ルムを得ることは不可能である。
その理由は定かではないが、延伸′だけで上記緒特性が
得られないことから、再加熱による収縮によりフィルム
を構成する高分子の高次構造が、単に延伸しただけでは
達成し得ない、特殊なものとなっていることに基づくも
のと考えられる。
以下に、本発明の使用された測定方法等をまとめて記す
(1)引張試験: ASTM−D−882−67法に準して測定した。
50%伸び時、150%伸び時の応力はタテ、ヨコの平
均値として、g1cm中単位で示した。
(2)ヒートシール範囲: フィルムでポリプロピレン製トレーを包み、トレー底部
にフィルムの4枚重ねと2枚重ねの部分を作り、2g/
cdの力で2秒間熱板の上で抑えて、ヒートシールさせ
た。フィルムを軽く引張って剥離しない熱板温度から、
穴のあく温度までの範囲をヒートシール範囲と定義した
(3)変形回復: ハンド包装した包装体サンプルの表面を30鵬指で押し
下げ、その回復の時間を示したものである。数値が少な
いほど優れていることを表すものである。
〔実施例〕
次に実施例を挙げて本発明を説明するが、これらは本発
明の範囲を制限するものでない。
実施例1 エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有率10
wt%、M、I、1.0)100wt%に対して防曇剤
としてグリセリンモノオレート1゜0wt%を混合し、
押出機で成形し、100μm厚みのチューブ状原反を得
た。これを電子線照射装置により、ゲル分率10%にな
るよう架橋した後、120℃に加熱し、成膜方向に3倍
、直角方向に4倍延伸し、さらに延伸フィルムを熱風に
より再加熱することにより、成膜方向に10%、直角方
向に5%収縮させて、最後のフィルムを得た。
フィルムの厚みは10μmであった。
実施例2 エチレン−酢酸ビニル共重合体(酢酸ビニル含有率10
wt%、M、I、1.0)100wt%に対して防曇剤
としてグリセリンモノオレート1゜0wt%を混合して
表層用組成物とし、直鎖状低密度ポリエチレン(LLD
PE、共重合モノマー:オクテン−1、密度: 0. 
915 g/cmSM・I、3.0)を芯層用組成物と
して、それぞれ押出機に供給し、環状グイ内で積層する
ことにより、厚み85μmのチューブ状原反を得た。層
の構成は、表層/芯層/表層−34μm/17μm/3
4μmであった。
これを電子線照射装置によりゲル分率8%になるよう架
橋せしめた後、130°Cに加熱し、成膜方向に3倍、
直角方向に4倍延伸し、さらに延伸フィルムを熱風によ
り再加熱するとともに、成膜方向に20%、直角方向に
10%収縮させて、最終のフィルムを得た。フィルムの
厚みは10IJmであった。
比較例1:従来の技術のに対応するもの。
市販(7)EVA (VAc=18wt%)単層無架橋
ストレッチフィルム(厚み18μm)比較例2:従来の
技術■に対応するもの。
市販のEVAを含む3層無架橋ストレッチフィルム(厚
み14μm) 比較例3:従来の技術■を再現したもの。
EVA (VAc=10wt%)より押出成形法により
300μm厚みのチューブ原反を得、これを電子線照射
装置によりゲル分率25%に架橋せしめた後、100 
’Cに加熱してタテ方向5倍、ヨコ方向6倍に延伸して
、10μ厚みの架橋EVAフィルムを得た。
比較例4 市販の塩化ビニル樹脂ストレッチフィルム(厚み16μ
m) 以上の実施例1.2、比較例1〜4のフィルムにつき、
破断伸度、破断応力、50%伸び応力、150%伸び応
力、ヒートシール範囲、変形回復の諸物性を測定した結
果を表1に示す、又、引張特性を示す応力−歪曲線を第
1図に示す。
第1図より明らかなように、本発明のフィルムは市場に
おいて優れたストレッチ包装性を有すると認められてい
るPvCフィルム(比較例4)とR4Oの応力−歪曲線
を有しており、さらに200%以上の伸度では応力値が
非直線的に増加しており、高い破断強度を有している。
一方、比較例1のフィルムは、PvCフィルムに比して
、各伸度における応力値及び曲線の傾きが小さく、また
、比較例3は逆に応力値及び曲線の傾きが大きいもので
あった。
また、第1表より、実施例1及び2はそれぞれ未架橋の
オレフィン系フィルム比較例1および2に比べてヒート
シール範囲が広く、変形回復性に優れたものであり、比
較例4のPVCフィルムと比べても類似の応力−歪曲線
を10μという薄いフィルムで達成しており、高性能の
ものであった。
なお、第2図は第1図の内から従来技術のストレッチフ
ィルムの部分だけを抜粋したもので、第2図の■は比較
例1を、同■に比較例2を、同■は比較例3を、同rP
VcJは比較例4を各々示すものである。
第2図の■は従来技術■を再現したものであり、EVA
 (VAc=17%)を縦・横共に3倍の比率でインフ
レーションしたフィルムを電子線照射装置で10Mr 
a d照射し、架橋させたものである。
〔実用実施性の確認(1)〕 ハントラッパー〔汎用の手動型包装機(第3図はその代
表的な断面図)〕を実験用に供した。
この包装機の取扱は、例えばボックス1内のストレッチ
フィルム2をガイドローラ3の方向に引き出し、ガイド
ローラ3で反転させるようにして作業台上で被包装物の
外周に筒状に巻き付け、カッター装置6でフィルムを切
断して1個の一次包装体とする。その−次色装体の部両
端開口部の余裕分のフィルムを両手で把持し、筒袖方向
に引張りフィルムを伸張させ、余裕分のフィルムを被包
装物の下側(裏面側)に折り曲げ、かったぐし重ね合わ
せ、速やかに包装体を熱板5上に持ってきてその重ね合
ったフィルム部分を(熱板5に押し付けて)加熱して溶
着シールせしめて、1個のストレッチ包装体とする。
被包装体として発泡ポリスチレンペーパー(PSP)製
のトレーに4本のキエーリを載せたものを用い、室温2
5℃と室温10℃の2水準の環境温度での包装実験を実
施した。この場合の包装材には、幅30C1のものを使
用した。また、実験規模は、各1,000袋作製を目標
の連続作業とし、測定項目は、包装破れ、しわ、歪み変
形、作業能率性知見とした。得られた結果を以下の表2
に示す。
表2 *lニスムースに包装作業が進捗し、設定時間内に余裕
を持って作業が終了した。また、作業者から苦情もなか
った。
$2:包装作業の終了の際(約800袋終了頃)から、
作業者が手の疲れを訴えるようになり、作業性の低下が
認められた。しかし、設定時間内にはどうにか作業は終
了した。
−3:包装作業の中途(約400袋終了頃)から作業者
が手の疲れを訴えだし、暫時作業性の低下が目立つよう
になった。そして、この包装作業は、設定時間を約30
%超過して、ようやく終了した。
比較例3のフィルムは破れやすく、また、包装できたも
のでもトレーの歪み変形したものが多数見られた。
比較例4のポリ塩化ビニル樹脂製のフィルムは、室温が
高い作業現場においては良好な包装が可能であったが、
5°C以下では破れやすいものであった。
〔実用実施性の確認(2)〕 上記「実用実施性の確認(1)」の25°Cでの実験を
、ストレッチ自動包装機〔フジパックシステム■社製、
A−18χ〕に切り換えて再現した。包装能力は28個
/分に設定した。その結果を以下表3に示す。
表3 本4:何のトラブルもなくスムースに包装作業が進捗し
、終了した。
寧5:包装後、輸送中にゆるみが発生するものが70%
以上あり、商品として使用し難いものであった。
〔発明の効果〕
以上の説明で明らかなように、本発明の架橋ストレッチ
フィルムは、引張りによる伸び応力が低すぎたり高すぎ
たすせず、急激な変形時にも破断したりしないので、十
分に延びてハンド包装、機械包装によって容易にストレ
ッチ包装が行える。
また、タテ・ヨコのストレッチのバランスが悪い場合で
もネッキング現象が起こらず、変形回復が良好であって
、包装体を指で抑えても凹部が残らず、さらに、均一な
ストレッチができ、張りが良く、タイトに包装でき包装
体が緩み難い。
また、本発明の製造方法により上記の優れた架橋ストレ
ッチフィルムを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は、各種フィルムの応力−歪曲線を示
すグラフである。 第3図は手動式包装機の断面要約図である。 1・・・ボックス 2・・・ストレッチフィルム 3・・・ガイドローラー 4・・・作業台 5・・・熱板 ・カッター (ほか1名)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エチレン系樹脂を主体としており、ゲル分率1〜
    20%の架橋度を有する架橋フィルムであって、引張試
    験における50%伸び応力がタテ・ヨコの平均で130
    〜180g/cm幅で、150%伸び応力がタテ・ヨコ
    の平均で200〜500g/cm幅であり、厚みが8〜
    15μmであることを特徴とする、架橋ストレッチフィ
    ルム。
  2. (2)エチレン系樹脂を主体としているフィルムをゲル
    分率1〜20%に架橋した後に、成膜方向及びその直角
    方向にそれぞれ2〜5倍に延伸し、その後再加熱し、成
    膜方向に5〜30%、直角方向に5〜20%収縮させる
    ことを特徴とする、架橋ストレッチフィルムの製造方法
JP2877289A 1989-02-09 1989-02-09 架橋ストレッチフィルム及びその製造方法 Granted JPH02209221A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004082574A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Asahi Kasei Life & Living Corp ガスバリアーフィルムおよび包装体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004082574A (ja) * 2002-08-28 2004-03-18 Asahi Kasei Life & Living Corp ガスバリアーフィルムおよび包装体

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