JPH0221252Y2 - - Google Patents

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JPH0221252Y2
JPH0221252Y2 JP8789381U JP8789381U JPH0221252Y2 JP H0221252 Y2 JPH0221252 Y2 JP H0221252Y2 JP 8789381 U JP8789381 U JP 8789381U JP 8789381 U JP8789381 U JP 8789381U JP H0221252 Y2 JPH0221252 Y2 JP H0221252Y2
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ink
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は摩擦耐久性に優れた転写画像表面を得
る転写紙に関する。
従来の転写紙は、プラスチツクフイルムや薄紙
などの基材上に顔料や染料の着色剤と、それらを
結着するため、ワツクスあるいは樹脂を主成分と
する結合剤とからなる着色インキを印刷形成し、
被転写体に転写するものであり、前記着色インキ
の施された印刷面と反対側の基材表面から、発熱
体による加熱や、印字ハンマーによる加圧を行な
い、印刷用紙など被転写体に着色インキを転移、
浸透させて画像形成する目的で使用される。従つ
て、このような転写画像は、被転写体である印刷
用紙のインキ吸収性が極めて優れている場合を除
けば、一般に印刷用紙の表面層に溶融した着色イ
ンキが一部浸透されずに残つてしまう。この着色
インキの材料は、転写性や転写速度の向上のた
め、例えば感熱転写する場合は、100℃〜80℃程
度の低い軟化温度を持つ材料が選ばれており、こ
のようなことから常温でもインキ被膜自身の機械
的強度は弱く、転写画像も印刷用紙の表面層に転
写インキが残つている場合、表面をこする力が加
わると、インキ被膜が欠落したり、汚れが発生
し、画質を損ねてしまう欠点がある。
本考案は、このような欠点を改善し、印刷用紙
表面に残つた転移インキによる汚れ発生を防止す
るため、転写紙の着色インキ層と無色インキ層と
を分離して層状に設けたことを特徴とするもので
ある。
従来の転写紙は第1図に示すように、基材1上
に直接着色インキ層2を施し、印刷用紙等の被転
写体6にインキ2を転写するものであるが、本考
案転写紙を第2図に従つて説明すれば、100℃以
下で加熱転写または加圧転写できる転写紙におい
て、基材1上に100℃〜40℃前後の軟化温度を有
する結合剤を主体とする無色インキ層3、次いで
同範囲の軟化温度を有する結合剤及び着色剤を主
体とする着色インキ2を多層に成膜した構成から
なる転写紙であつて、被転写体に転写されたとき
上記無色インキ層3が着色インキ層2より上層部
に転写されることを特徴とするものである。
本考案の感熱転写紙においては、転写紙の基材1
は、従来の感熱転写紙に用いられている材料と同
じく、ポリエステル、セロハン、コンデンサー紙
等の薄膜フイルムを用いるものであるが、基材1
上に転写インキ層として熱溶融性インキを成膜す
る場合、着色剤として顔料や染料を含む着色イン
キ層2と、含まない無色インキ層3の多層構成と
する。これら2つのインキ層にそれぞれ用いる結
合剤は例えば従来用いられている材料と同じ、エ
チレン−酢酸ビニル共重合体等の熱溶融レジン、
カルバナワツクス、パラフインワツクス等のワツ
クスを用いるが、この2つのインキ層の結合剤で
ある熱溶融成分は全く同じものである必要はない
が、熱軟化特性の近いものを使用した方が転写ム
ラが発生せず、安定なインキ層の転写が得られ
る。
本考案転写紙を使用して印刷用紙6に形成され
る転写インキ画像は、第2図に示すように、転写
後の印刷用紙表面に残存するインキの大部分が無
色インキ5であり、着色インキ4に対してオーバ
ーコートした状態となつている。このため、前述
したように、従来の感熱転写紙の転写インキ画像
に見られた、こすれなどによる汚れの発生を無く
することが出来る。
尚、本考案の転写紙を感圧転写紙(云わゆるカ
ーボンタイプリボン)として使用することも可能
であり、タイプライター等による加圧手段により
転写インキ画像を形成しても上記と同様の効果を
もたらすことができる。
本考案を実施例により詳述する。
ホツトメルト剤トプコK343(東洋ペトロライ
ト)を10μのコンデンサー紙に、約2μ厚さでホツ
トメルトコーテイングを実施し、無色インキ層3
をコーテイングした転写紙を形成した。更に、こ
の無色インキ層3の膜面上にカーボンブラツク
35wt%分散含有したトプコK343をホツトメルト
コーテイングして、約3μの着色インキ層2を得
る。この2層に分離したインキ層構造の感熱転写
紙を作成し、下記に記述する条件で、該感熱転写
紙を上質紙に重ね合せ転写インキ画像を形成し
た。サーマルヘツドは、2msecパルス電流で300
〜400℃の表面温度を発生する6ドツト/mmの発
熱体を有した薄膜用ヘツドを使用し、上質紙とイ
ンキ面を重ね合せた感熱転写紙の基材側から加熱
して、2層構造のインキ層を同時に上質紙へ転移
させた。この転写インキ部を顕微鏡で観察する
と、着色インキの上に無色インキが保護皮膜とし
て被覆転移しており、着色インキで形成される画
像の表面を保護している状態を呈しているため、
転移画像の耐久性を得ることができる。
第3図は、1層インキによる従来の転移画像と
本考案の2層構造のインキによる転移画像の画像
表面の摩擦耐久性を示したグラフで、消ゴムの擦
りによる着色インキの欠落度合を示している。
グラフが示すように、本考案実施例の転写イン
キ画像と従来の着色インキ層のみの感熱転写紙で
被転写体上に形成した転写インキ画像についての
光反射濃度変化により着色インキの欠落度合を測
定した場合、無色インキ層を持たない転写インキ
画像は、着色インキが落ち易く、濃度変化が大き
いが、これに比較して本考案の感熱転写紙による
転写インキ画像の濃度変化は少なく、本考案の有
効性は明確である。
本考案転写紙を使用して印刷用紙等被転写体上
に転写したインキ画像の摩擦耐久性が向上し、実
用時における印刷用紙面の転写インキによる汚れ
の発生を防止することができ、被転写紙面上の画
質を損なうことなく、摩擦耐久性の良好な転移画
像を形成することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は転写紙の従来の断面図を示し、第2図
は本考案転写紙の断面図、第3図は本考案転写紙
と従来転写紙との摩擦耐久性を示すグラフであ
る。 1…基材、2…着色インキ層、3…無色インキ
層、4…転写着色インキ、5…転写無色インキ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
100℃以下で加熱転写または加圧転写できる転
写紙において、基材1上に100℃〜40℃前後の軟
化温度を有する結合剤を主体とする無色インキ層
3、次いで同範囲の軟化温度を有する結合剤及び
着色剤を主体とする着色インキ層2を多層に成膜
した構成からなる転写紙であつて、被転写体に転
写されたとき上記無色インキ層3が着色インキ層
2より上層部に転写されることを特徴とする転写
紙。
JP8789381U 1981-06-15 1981-06-15 Expired JPH0221252Y2 (ja)

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JPS57199472U JPS57199472U (ja) 1982-12-18
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