JPH0410071Y2 - - Google Patents
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- JPH0410071Y2 JPH0410071Y2 JP6489886U JP6489886U JPH0410071Y2 JP H0410071 Y2 JPH0410071 Y2 JP H0410071Y2 JP 6489886 U JP6489886 U JP 6489886U JP 6489886 U JP6489886 U JP 6489886U JP H0410071 Y2 JPH0410071 Y2 JP H0410071Y2
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Landscapes
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Description
(産業上の利用分野)
本考案は熱転写記録に使用する感熱転写媒体に
関し、とくに表面の粗い被転写紙にも高濃度印字
を行なうことのできる転写媒体に関する。 (従来の技術) 熱転写型プリンターに使用する感熱転写媒体に
関しては、従来から代表的にはポリエステルフイ
ルム等の基材上にワツクスに顔料を分散させた熱
溶融性インキ層を形成したもの、あるいは熱可塑
性バインダーに顔料を分散させた着色インキ層に
熱溶融性接着層あるいは熱溶融性剥離層を付随さ
せたもの等が提案されている。 (考案が解決しようとする問題点) 表面の粗い紙に高濃度で印字を行なう場合に、
ワツクスに顔料を分散させた熱溶融性インキ層を
基材上に設けて成る感熱転写媒体を用いた場合に
は以下のような問題点があつた。すなわちワツク
スに顔料を分散させる場合、塗工適性の限界から
その濃度はたかだか20%前後が限界であつて高濃
度化に限度があり、そのために高い印字濃度を得
るのにインキ層を厚くしなければならず、その結
果、インキ層の基材からの剥離、印字エネルギー
の増大、印字のシヤープさの減少等の欠陥を避け
得なかつた。印字濃度に関して言えば、このタイ
プの場合は、転写時のインキの被転写紙への浸透
に伴う被転写紙の表面繊維部分の露出によつて熱
転写媒体においては膜厚を増加することにより濃
度を確保しても印字濃度ではそれよりはるかに低
い濃度しか得られないというのが一般的傾向であ
つた。 この現象を阻止するために、着色インキ層を転
写時に完全に溶融しない熱可塑性バインダー中に
顔料を高濃度に分散させたものとし、その上に被
転写紙に接着性を有する熱溶融性層を設け、必要
に応じて基材と着色インキ層の間に剥離性被膜を
設けることが提案されている。このような媒体は
着色機能と被転写紙への接着機能をそれぞれ別の
層に分担させることを特徴としており、ワツクス
への顔料分散の濃度限界をバインダーを変えるこ
とにより拡げ、より薄い被膜で高濃度を得る特徴
があるが、表面の粗い紙に適用した場合に、被転
写紙への転移を充分に行なうためには接着層の厚
みを充分に厚くしなければならず、全体の膜厚が
大となるため、膜厚の薄いことによるメリツトを
出しにくかつた。 (目的) 本考案は以上のような事情に鑑み成されたもの
であり、表面の粗い被転写記録媒体にも高濃度の
転写記録が可能な感熱転写媒体の提供を目的とす
る。 (問題点を解決するための手段) 以上の目的を達成すべく、本考案においては、
基材上に熱溶融性着色インキ層を形成して成る感
熱転写媒体のインキ層における着色材の濃度を基
材に近くなるに従つて順次高くなるようにし、着
色材濃度が層の厚さ方向に勾配をもつようにし
た。 (考案の詳述) 第1図は本考案の感熱転写媒体1の断面構成を
示しており、2は基材、3,4,5,6は熱溶融
性着色インキ層(以下インキ層という)をそれぞ
れ示している。 基材2としては、ポリエステル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリイミド樹脂、ポリスチレン樹
脂等のプラスチツクフイルム、グラシン紙、コン
デンサー紙等の紙、及び金属箔又は上記各材料の
複合体を用いることができる。この基材上に設け
るインキ層は複層になつている。第1図に示す一
実施例ではインキ層3とインキ層4とインキ層5
とインキ層6の4層構成になつている。 各インキ層は顔料および/または染料等の着色
材を混練した熱可塑性樹脂および/またはワツク
スを主体とするインキから成つているが、各イン
キ層における着色材の混合比率は異なつている。
すなわち、各インキ層における着色材の混合比率
は基材2に近くなるに従つて順次高くなるように
設定し、着色材濃度が基材2に近くなるに従つて
順次高くなるようにしてある。このような構成に
したのは、インキ層の上に接着性被膜を形成する
タイプの従来の感熱転写媒体の欠点を克服するた
めで、接着性被膜は本来の機能を発揮するために
は、着色材の混入は望ましくないという結果か
ら、被転写体上に転写されたインキ層における着
色濃度の向上に際して、接着機能部分と着色機能
部分を被膜の厚さ方向で分離すること及び接着お
よび粗面紙の表面凹凸の埋め込み作用を保持する
ことの2つを満足させるためには、各インキ層の
濃度を基材2に近い層の着色材による着色濃度を
高くし、基材2より遠い層の着色材による着色濃
度を低くする構成にすれば良いという知見に基
く。 このような知見に基く具体的な構成は第1図の
如くである。第1図に示す感熱転写媒体1の基材
2は5.7μ厚のポリエステルフイルムであり、その
一方の面には厚さ0.5μのインキ層3、厚さ0.5μの
インキ層4、厚さ1.0μのインキ層5、厚さ2.0μの
インキ層6がこの順序で積層されている。これら
のインキ層は顔料および/または染料等の着色材
を混練した熱可塑性樹脂および/またはワツクス
を主体とするインキからなつている。着色材の各
インキ層における含有濃度はインキ層3において
は30%、インキ層4においては15%、インキ層5
においては7%、インキ層6においては2%に設
定してある。 一方、第2図及び第3図は従来の感熱転写媒体
10,20の断面構成を示している。感熱転写媒
体10は、厚さ5.7μのポリエステルフイルムから
成る基材11上に熱可塑性樹脂および/またはワ
ツクスを主体として30%の着色材を混練した着色
インキから成る厚さ0.5μの着色インキ層12と熱
可塑性樹脂および/またはワツクスを主体として
着色材を含まないインキから成る厚さ3.5μの接着
層13が順設されている。また、感熱転写媒体2
0は、厚さ5.7μのポリエステルフイルムから成る
基材21上に熱可塑性樹脂および/またはワツク
スを主体として10%の着色材を含むインキから成
る厚さ4.5μの着色熱溶融性インキ層22が設けら
れている。 上述した構成の感熱転写媒体1,10,20の
それぞれを用いてベツク平滑度3秒のボンド紙に
ドツト密度8dot/mmのラインタイプサーマルヘツ
ドを有する熱転写型プリンターによりベタ印字し
た結果を次表に示す。反射濃度はマクベス社製の
マクベスRD918型反射濃度計により測定した。
関し、とくに表面の粗い被転写紙にも高濃度印字
を行なうことのできる転写媒体に関する。 (従来の技術) 熱転写型プリンターに使用する感熱転写媒体に
関しては、従来から代表的にはポリエステルフイ
ルム等の基材上にワツクスに顔料を分散させた熱
溶融性インキ層を形成したもの、あるいは熱可塑
性バインダーに顔料を分散させた着色インキ層に
熱溶融性接着層あるいは熱溶融性剥離層を付随さ
せたもの等が提案されている。 (考案が解決しようとする問題点) 表面の粗い紙に高濃度で印字を行なう場合に、
ワツクスに顔料を分散させた熱溶融性インキ層を
基材上に設けて成る感熱転写媒体を用いた場合に
は以下のような問題点があつた。すなわちワツク
スに顔料を分散させる場合、塗工適性の限界から
その濃度はたかだか20%前後が限界であつて高濃
度化に限度があり、そのために高い印字濃度を得
るのにインキ層を厚くしなければならず、その結
果、インキ層の基材からの剥離、印字エネルギー
の増大、印字のシヤープさの減少等の欠陥を避け
得なかつた。印字濃度に関して言えば、このタイ
プの場合は、転写時のインキの被転写紙への浸透
に伴う被転写紙の表面繊維部分の露出によつて熱
転写媒体においては膜厚を増加することにより濃
度を確保しても印字濃度ではそれよりはるかに低
い濃度しか得られないというのが一般的傾向であ
つた。 この現象を阻止するために、着色インキ層を転
写時に完全に溶融しない熱可塑性バインダー中に
顔料を高濃度に分散させたものとし、その上に被
転写紙に接着性を有する熱溶融性層を設け、必要
に応じて基材と着色インキ層の間に剥離性被膜を
設けることが提案されている。このような媒体は
着色機能と被転写紙への接着機能をそれぞれ別の
層に分担させることを特徴としており、ワツクス
への顔料分散の濃度限界をバインダーを変えるこ
とにより拡げ、より薄い被膜で高濃度を得る特徴
があるが、表面の粗い紙に適用した場合に、被転
写紙への転移を充分に行なうためには接着層の厚
みを充分に厚くしなければならず、全体の膜厚が
大となるため、膜厚の薄いことによるメリツトを
出しにくかつた。 (目的) 本考案は以上のような事情に鑑み成されたもの
であり、表面の粗い被転写記録媒体にも高濃度の
転写記録が可能な感熱転写媒体の提供を目的とす
る。 (問題点を解決するための手段) 以上の目的を達成すべく、本考案においては、
基材上に熱溶融性着色インキ層を形成して成る感
熱転写媒体のインキ層における着色材の濃度を基
材に近くなるに従つて順次高くなるようにし、着
色材濃度が層の厚さ方向に勾配をもつようにし
た。 (考案の詳述) 第1図は本考案の感熱転写媒体1の断面構成を
示しており、2は基材、3,4,5,6は熱溶融
性着色インキ層(以下インキ層という)をそれぞ
れ示している。 基材2としては、ポリエステル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリイミド樹脂、ポリスチレン樹
脂等のプラスチツクフイルム、グラシン紙、コン
デンサー紙等の紙、及び金属箔又は上記各材料の
複合体を用いることができる。この基材上に設け
るインキ層は複層になつている。第1図に示す一
実施例ではインキ層3とインキ層4とインキ層5
とインキ層6の4層構成になつている。 各インキ層は顔料および/または染料等の着色
材を混練した熱可塑性樹脂および/またはワツク
スを主体とするインキから成つているが、各イン
キ層における着色材の混合比率は異なつている。
すなわち、各インキ層における着色材の混合比率
は基材2に近くなるに従つて順次高くなるように
設定し、着色材濃度が基材2に近くなるに従つて
順次高くなるようにしてある。このような構成に
したのは、インキ層の上に接着性被膜を形成する
タイプの従来の感熱転写媒体の欠点を克服するた
めで、接着性被膜は本来の機能を発揮するために
は、着色材の混入は望ましくないという結果か
ら、被転写体上に転写されたインキ層における着
色濃度の向上に際して、接着機能部分と着色機能
部分を被膜の厚さ方向で分離すること及び接着お
よび粗面紙の表面凹凸の埋め込み作用を保持する
ことの2つを満足させるためには、各インキ層の
濃度を基材2に近い層の着色材による着色濃度を
高くし、基材2より遠い層の着色材による着色濃
度を低くする構成にすれば良いという知見に基
く。 このような知見に基く具体的な構成は第1図の
如くである。第1図に示す感熱転写媒体1の基材
2は5.7μ厚のポリエステルフイルムであり、その
一方の面には厚さ0.5μのインキ層3、厚さ0.5μの
インキ層4、厚さ1.0μのインキ層5、厚さ2.0μの
インキ層6がこの順序で積層されている。これら
のインキ層は顔料および/または染料等の着色材
を混練した熱可塑性樹脂および/またはワツクス
を主体とするインキからなつている。着色材の各
インキ層における含有濃度はインキ層3において
は30%、インキ層4においては15%、インキ層5
においては7%、インキ層6においては2%に設
定してある。 一方、第2図及び第3図は従来の感熱転写媒体
10,20の断面構成を示している。感熱転写媒
体10は、厚さ5.7μのポリエステルフイルムから
成る基材11上に熱可塑性樹脂および/またはワ
ツクスを主体として30%の着色材を混練した着色
インキから成る厚さ0.5μの着色インキ層12と熱
可塑性樹脂および/またはワツクスを主体として
着色材を含まないインキから成る厚さ3.5μの接着
層13が順設されている。また、感熱転写媒体2
0は、厚さ5.7μのポリエステルフイルムから成る
基材21上に熱可塑性樹脂および/またはワツク
スを主体として10%の着色材を含むインキから成
る厚さ4.5μの着色熱溶融性インキ層22が設けら
れている。 上述した構成の感熱転写媒体1,10,20の
それぞれを用いてベツク平滑度3秒のボンド紙に
ドツト密度8dot/mmのラインタイプサーマルヘツ
ドを有する熱転写型プリンターによりベタ印字し
た結果を次表に示す。反射濃度はマクベス社製の
マクベスRD918型反射濃度計により測定した。
【表】
本考案の感熱転写媒体による表面の粗い紙への
印字は、被転写紙表面の凹凸の埋め込み及び繊維
表面への接着が基本となり、更に前記挙動に関与
しなかつた他インキ層との接着の効果により基材
から被転写紙へ全てのインキ層の転移が行われる
結果と考えられる。被転写紙との接着に関与する
部分にも着色材を含有させることは被転写紙の表
面を隠蔽し、印字した場合の反射濃度を上げる効
果をもつが、本考案においてはこの効果を保持
し、かつ前記接着に関与する層における作用によ
り被転写紙への均一な転移を確実にするために、
各インキ層の着色材の含有割合を表面層に近い層
ほど小さくなるようにしてあるため、表面の粗い
被転写紙への印字に係わらず、本考案の感熱転写
媒体によれば、表にも示されるように、印字のツ
ブレがなく、印字の抜けのない良好な記録が行わ
れる。 (考案の効果) 本考案の感熱転写媒体によれば、従来のもので
は良好な印字が行えなかつた表面の粗い被転写紙
へも高濃度の印字が可能となり、熱転写方式の被
転写紙の使用可能範囲がさらに広がる。
印字は、被転写紙表面の凹凸の埋め込み及び繊維
表面への接着が基本となり、更に前記挙動に関与
しなかつた他インキ層との接着の効果により基材
から被転写紙へ全てのインキ層の転移が行われる
結果と考えられる。被転写紙との接着に関与する
部分にも着色材を含有させることは被転写紙の表
面を隠蔽し、印字した場合の反射濃度を上げる効
果をもつが、本考案においてはこの効果を保持
し、かつ前記接着に関与する層における作用によ
り被転写紙への均一な転移を確実にするために、
各インキ層の着色材の含有割合を表面層に近い層
ほど小さくなるようにしてあるため、表面の粗い
被転写紙への印字に係わらず、本考案の感熱転写
媒体によれば、表にも示されるように、印字のツ
ブレがなく、印字の抜けのない良好な記録が行わ
れる。 (考案の効果) 本考案の感熱転写媒体によれば、従来のもので
は良好な印字が行えなかつた表面の粗い被転写紙
へも高濃度の印字が可能となり、熱転写方式の被
転写紙の使用可能範囲がさらに広がる。
第1図は本考案の感熱転写媒体の断面構成説明
図、第2図、第3図は従来の感熱転写媒体の断面
構成説明図をそれぞれ示す。 1,10,20……感熱転写媒体、2,11,
21……基材、3,4,5,6……熱溶融性着色
インキ層(インキ層)。
図、第2図、第3図は従来の感熱転写媒体の断面
構成説明図をそれぞれ示す。 1,10,20……感熱転写媒体、2,11,
21……基材、3,4,5,6……熱溶融性着色
インキ層(インキ層)。
Claims (1)
- 基材上に熱溶融性着色インキ層を形成してなる
感熱転写媒体において、前記インキ層の顔料濃度
が厚さ方向に勾配をもち、基材に近い部分が顔料
濃度が高く、表面に近い部分の顔料濃度が低くな
つていることを特徴とする感熱転写媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6489886U JPH0410071Y2 (ja) | 1986-04-28 | 1986-04-28 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6489886U JPH0410071Y2 (ja) | 1986-04-28 | 1986-04-28 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62175956U JPS62175956U (ja) | 1987-11-09 |
| JPH0410071Y2 true JPH0410071Y2 (ja) | 1992-03-12 |
Family
ID=30901476
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6489886U Expired JPH0410071Y2 (ja) | 1986-04-28 | 1986-04-28 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0410071Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0737187B2 (ja) * | 1988-06-16 | 1995-04-26 | 本州製紙株式会社 | 感熱記録体 |
-
1986
- 1986-04-28 JP JP6489886U patent/JPH0410071Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62175956U (ja) | 1987-11-09 |
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