JPH0221283Y2 - - Google Patents

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JPH0221283Y2
JPH0221283Y2 JP16172982U JP16172982U JPH0221283Y2 JP H0221283 Y2 JPH0221283 Y2 JP H0221283Y2 JP 16172982 U JP16172982 U JP 16172982U JP 16172982 U JP16172982 U JP 16172982U JP H0221283 Y2 JPH0221283 Y2 JP H0221283Y2
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ball
groove
support shaft
small
rolling
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Description

【考案の詳細な説明】 本願の考案は弾性ボールキヤスタの改良に関す
る。
従来例としてたとえば本願創作者によつて既に
提供された実開昭55−131802号公報(以下従来例
1と記す)に記載された弾性ボールキヤスタがあ
る。これは第1図A,Bに示すように断面C字形
の環状溝2を有する受体3の上記溝の開口面を走
行ボール1の上面に臨ませ、上記溝内に配列され
た多数の小ボールの夫々を上記ボール外周と環状
溝に接触させ、また受体3の外側をおおい上から
の荷重を受ける筒体5に弾性撓み部材6の外面下
端を、その上端を上記受体3に夫々一体に接続し
てなるものである。この構成において筒体5は上
からの荷重を受けかつ水平力Fが作用するとボー
ル1が路面抵抗を受けて転動F′する。これと共に
弾性撓み部材が撓められこの撓みによりトレール
tを生じ受体の環状溝の後方(図の右方)に大部
の荷重が作用する。この荷重が作用するボールの
極点近くの部分の溝内の小ボール4はボールの転
動に伴い転動するが、この転動fは溝内を溝に沿
う切線方向に直角の向きに辷ることになる。この
辷り摩擦抵抗(スラスト)は上からの荷重により
大きいものとなるので小ボールと共に転動するボ
ールの走行抵抗も著しく大きくなりその走行性が
減殺される。
そこで本願において、小ボール4が環状溝内で
辷り摩擦となつたのは環状溝内に配列された小ボ
ールの中心を含んでなる面(これを環状溝面又は
環状面と記す)が水平面となつていることに着目
し、この環状溝面をボールの走行方向Fを含む中
心垂直面Sの左右に垂直に対設する構成としたの
である。即ち第2図A,Bに示すように走行方向
(水平力Fの方向)を含むボールの中心垂直面S
に環状溝2を有する受体3をボール1を挟んで左
右に対設し、ボールがFの方向に転動するときボ
ールに接して転動する小ボールが溝内を転動して
循環しボール及び小ボールが共に辷り摩擦のない
転動状態になるようにしたのである。なお図中1
0は上端に支持軸12を起立させ、支持軸の基部
に上からの荷重を受けるベヤリングを備えた筒体
であり図示しないが筒体と受体の間に後記のよう
に弾性部材が挿着されているものとする。
次に本願の作用を説明する。第8図Aのように
筒体が荷重を受けて環状溝面が走行方向又は水平
力Fの方向に傾斜する場合にボールがFの方向に
転動すると後記のように前方の環状溝内の小ボー
ルによるf1、後方の環状溝内の小ボールによるf2
のスラストが受体に作用し、弾性部材は撓んでト
レールtを生じf1<f2である。このときf1,f2
スラストにより矢印R2+R1の方向に受体及び筒
体が回動し想像線のように環状溝面がFの方向に
一致したとき、その回動が停止し、ボール及び小
ボールが第2図A,BのようにFの方向に転動
し、小ボールは環状溝に沿つて辷りのない転動状
態となり、筒体はFの方向に走行する。したがつ
て従来例1によつては辷り摩擦が多く使用できな
い場合でも本願によれば快適なキヤスタ性を有す
る弾性ボールキヤスタとして使用し得る。
更に本願において第8図Bに示すようにボール
1の垂直中心面Sに対称位置に並設された環状溝
面が水平力Fに対し直角に位置する場合にはトレ
ールが生じてもf1…,f2…が共に平衡するため筒
体の回動方向が不定となる。これを防ぐため上記
垂直面Sに対し一定の角度αを設けた環状溝面を
Sの左右に対称に設け水平力Fの方向がSの如何
なる方向から作用しても筒体が右又は左廻りのい
づれかに回動できるようにした。
以下その作用を第3図A,B,C及び第4図
A,B,Cにより説明する。図はいづれも平面図
とし小ボール41…,42…は上から荷重が働いた
とき大きい荷重を受けしかも受面との間で大きい
摩擦抵抗を受ける部分の小ボールのみを図示して
ある。
第3図Aのように垂直面Sに対し水平力Fが直
角に作用する場合Fの前方の小ボール41より後
方の小ボール42に大きい荷重がかかりボール1
の転動による摩擦抵抗もf1よりf2の方が大きい。
したがつてf1,f2のスラストを受けた受体31,3
及び筒体10は矢印R2−R1のように回動する。
次に小ボール42を配設した受体32がFに平行に
なるまで筒体が回動すると小ボール42は受体32
の受面(環状溝)を転動し摩擦抵抗は少くR2
ほぼ零になり、一方受体31には小ボール41のf1
に基くスラストがあり筒体はR1のみで回動する。
(第3図B)その結果C図のようにFの方向は垂
直面S内にあい受体31,32の小ボール41,42
によるスラスト及びR1,R2は方向が反対で大き
さが等しく平衡状態になる。このとき小ボール4
,42等は夫々受体31,32の受面内で転動し溝
内を循環しかつボール1の外周上を転がる。
次にFの方向に受体32の環状溝面が垂直の位
置にある第4図Aの場合にはR2=0でR1のみで
筒体が支持軸に右回りに回動しB図の位置にくる
とf1はほぼ零でR1=0,R2の方向に筒体が回動
する。そしてC図のようにSの面内にFが含まれ
る平衡状態に達する。
こゝで第3図Aと第4図Aとを比較すると筒体
10の回動方向が互いに相反するから第3図Aの
位置と第4図Aの位置の中間にいわゆる思案点が
ある。しかしこの点ではいづれの環状溝面も垂直
面Sに対し傾斜角αを持つているからその点にお
ける水平力Fを含む垂直面に対してはいづれの環
状溝面も異つた傾斜角をもつており小ボールの転
動抵抗に差異があるので、その傾斜角に対する
R1又はR2のいづれか大きい方に筒体が回動し、
その回動が右回りであるにせよ左回りであるにせ
よ筒体が支持軸の回りにスラスが平衡するまで回
動し、その後スラストの平衡する安定滑らかなボ
ール及び小ボールの転動が行はれる。即ちボール
は走行方向に路面上を転動し、小ボールは溝に沿
つて転動し円環状の溝を循環する。かくしてFが
どのような方向から作用したとしても第3図C又
は第4図Cの平衡位置に筒体が支持軸の回りに回
動し転がりのみの軽快なキヤスタ性を保存するこ
とができる。
上記のように第3図Cの場合にはボールがFの
方向に転動して走行するとき受体31の小ボール
1…のスラストによるモーメントR1と、受体32
の小ボール42…のスラストによるモーメントR2
が互いに逆向きで平衡する。もし受体31のSに
対する傾斜角αが小さくなれば小ボール41…が
転動するときのスラストR1は小となり、受体32
のSに対する傾斜角αは大きくなり小ボール42
…が転動するときのスラストとR2が大きくなつ
て筒体は平衡な位置に回動して復元しようとす
る。受体32の傾斜角αが小さくならうとする場
合にも浄記と同様に受体31の傾斜角αが大きく
なつて筒体を平衡位置に回動させようとし筒体は
安定な平衡位置に保たれる。したがつてボール1
はFの方向に安定に平衡して転動し走行すること
ができる。第4図Cの場合も同様である。
既に記載した第2図の環状溝及び後記の従来例
2の弧状凹溝はいづれも垂直面Sに対し平行に対
称に設けてある。この場合一側の溝面がFと僅か
に傾斜すると他側の溝面も僅かに傾斜し溝内の小
ボール(転球)が転動するときのスラストは共に
筒体を一方向に回動させ各溝面はSの面に一致し
ようとするがその回動がS面を僅かに超えると小
ボールのスラストで逆向きに回動しようとする結
果ボール又は筒体の転動方向又は走行方向は右又
は左側に不安定に回動又は走行しそれらは自動的
に制約されることがない。一側の環状溝内の小ボ
ールのスラストによる筒体の回動を他側の環状溝
内の小ボールのスラストにより制御することがで
きないのである。
なお上記環状溝2に配列された小ボール4…の
中心を含む平面は、垂直面Sと図示の傾斜角αを
有すると共に地平面に対し傾斜角βを設けてい
る。傾斜角βを設けたのは環状溝内の小ボール上
方の位置をボールの上極点に近づけて上から荷重
を受けたとき小ボールがボールの周面と溝との間
に挟み込まれて転動性が妨げられるのを防ぐと共
に小ボールの下方の位置を地表面から上方に遠ざ
けてボールが走行するさい地上の障害物を避ける
趣旨である。
ここで従来例としてたとえば特公昭35−4018号
公報(以下これを従来例2と記す)に記載のもの
と比較すると、従来例2は第7図に示すように、
円筒状球輪保持体10′、円筒状球輪保持体の偏
心位置(トレール)t0に転動球1′、t0と転動球
の中心を含む垂直面に中心を挟んで左右対蹠的に
設けた弧状溝2′,2′弧状溝を転動する多数の転
球4′、円筒状球輪保持体の中心及び外周を支承
する装置17′,17″からなる。なお図中のダツ
シユを取去つた符号を本願の対応する部材の符号
に一致させた。この構成は本願の弾性撓み部材6
に該当する構成部材を欠く点において本願と根本
的に相異する。更に従来例2には初めからトレー
ルを設けているが本願は水平力が作用し路面抵抗
と弾性撓み部材の撓みによつて自動的にトレール
が生ずるのであらかじめトレールを設けない。
したがつて作用効果に関し、本願においては水
平力Fが作用したときFの方向にトレールが生じ
その方向にボールが走行しボールを内部に挿着す
る筒体はボールと偏心しないからボールが走行す
るさいボールの走行線を外れることがない。水平
力Fの方向に全体として直進するのである。(第
8図A)一方従来例2によれば水平力Fが作用す
ると(第7図)偏心量t0×Fに相当するモーメン
トにより転動球の中心O″の回りに保持体が回動
し偏心量t0がFの方向に一致した位置で転動球が
路面上を転動し、このとき転動球上の転球も弧状
溝に沿つて転動し、転動球がFの方向に走行する
と共に保持体が転動球の走行線に沿つて移動す
る。図示のように保持体内の偏心位置に転動球が
嵌合する半球状凹部を設けてあるから転動球の走
行するさいの保持体が占める移動面積は転動球の
占める走行面積に較べて著しく大きい。従来例2
の転動球の大きさと本願のボールの大きさが等し
い場合に保持体と筒体とが走行線上を走行する移
動面積の大きさを第7図と第8図Aとによりその
較差を見ることができる。また従来例2の保持体
が本願の筒体に比して大きいため保持体を支承す
るベヤリング17′,17″も本願のベヤリング1
7に比して大径となる。したがつてそれらが回動
するための回転抵抗は従来例2の方が本願より著
しく大きくなる。このためあらかじめ設けた偏心
量に対する保持体の回動が緩漫となり、ときには
その回動が不能となる。一方本願において小径の
ベヤリングを設けたことによるベヤリングの僅か
なガタ付きが撓みによるトレールを増大させ、小
ボールのスラストによる筒体の回動を敏活にする
という両者の差異が生ずる。更に従来例2の転球
4′は弧状溝2′とこれに直角な輪状凹部を循環し
転動する構成であるから弧状溝と輪状凹部の連結
部で大きい転動抵抗を受ける。しかし本願によれ
ばボールは円環状の環状溝を転動するので循環す
る転動抵抗は少い。この転動抵抗の両者の差異は
転動循環速度の増大に伴つて大きくなる。
よつて従来例2と本願とは構成及びそれに伴う
作用効果において著しく相異する。
以上の従来例の存在にかんがみ、本願の技術内
容を第5,6図の実施例のように具体化するに至
つた。即ち1は任意の方向に転動し得るボール、
3は断面C字形の環状溝2を有する受体、該受体
は溝の開口をボールの外周に臨ませボールを挟ん
で左右に対設され、溝内にはボールの外周に接す
る小ボール4を多数配列し、各小ボールが溝に沿
つて転動し環状溝内を循環するようにしてある。
13はベロー状に形成された弾性部材からなる筒
体で下部内面は下向き椀形の半球面をなし、その
内面に前記受体3の外周が挿着される半環状溝1
4を設けてある。筒体13は高さの途中でベロー
状に屈曲し、その屈曲形態は図示のように上から
下向きに屈曲する上部屈曲部13′と下から上向
きに屈曲する下部屈曲部13″とからなるもので
この屈曲部により筒体は上からの荷重Wを受けて
撓められてかつ横からの押圧力Fのための倒れに
耐えるに充分の剛性が与えられている。該受体の
上端部は鍔状のベヤリング受盤15の周縁を僅か
に垂下させた下面内側隅部に接着してある。ベヤ
リング受盤15の上面中央部に支持軸16を垂設
し、支持軸16の基部にスラストベヤリング17
を設け、スラストベヤリングの上部基盤18を固
定部19の下面に取付けてなる。また上記環状溝
面は垂直面Sと傾斜角αを有すると共に地平面に
対し傾斜角βを設けていること前記のとおりであ
る。
以上のように本願によればボールの接地点と支
持軸心の接地点との間に偏心(トレール)を設け
ていないがベロー状の筒体を設けたことにより水
平力Fの方向にトレールを生じ、任意の方向に転
動し得るキヤスタ性を有すると共に円滑な走行性
を有する弾性ボールキヤスタを提供することがで
きる。従来のキヤスタでは偏心部分が支持軸の回
りに盲動して広い危険空間を有し邪魔になるばか
りでなく意匠性の少いものであつた。しかし本願
によれば脚端に設けた筒体がその儘の姿で下端の
ボールの転動により任意の方向に静かに走行する
から従来のキヤスタの欠点が除かれる。上記の筒
体は従来例1の筒体7を省略したものであり全体
として形状空間と作動空間が節約されコンパクト
で意匠性があつても好ましい。
なおボールの材質は鋼、軽合金、合成樹脂なと
で小径のものは実体とするが、やゝ大径のもので
あれば中空とする。中空ボールの製作には先づ半
球形椀形のものを造りその周縁を他と接着した後
外形を球面仕上すればよい。また筒体はゴム材で
塑性加工すればよく、いづれも量産性があり用途
範囲は一般家具から運般車に至るまで広く使用す
ることができ企業性があり実用的価値が高い。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示し、第1図A,Bは従
来の弾性ボールキヤスタの側面図及び弾性撓み部
材を除いた矢視における平面図、第2図A,B
は本願の転動性を良くする装置を説明する平面図
及び側面図、第3図A,B,C及び第4図A,
B,Cは本願のキヤスタ性を説明する図、第5図
A,B及び第6図A,Bは本願の一実施例の平面
図及び一部切断せる前面図、第7図は従来例2の
作用を説明する図、第8図A,Bは本願のキヤス
タ性を説明する図である。 図中、1はボール、3は受体、4は小ボール、
10,13は筒体である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 任意の方向に転動し得るボールと、ボールの上
    部外周を囲い上端にはボールの垂直中心線にほぼ
    一致させた支持軸を起立させ高さの中程をベロー
    状に屈曲成形し全体として撓み性と倒れに対する
    剛性を有する筒体と、支持軸の基端に設けられ固
    定部から荷重を受け筒体を支持軸の回りに回動さ
    せるベヤリングと、ボールの外周に臨み環状の開
    口部を設けてなる環状溝を有しこの溝を含む環状
    面が上記ボールの中心線を含む垂直面Sに対し一
    定の角度αを設けて対称となり、上記環状面が
    夫々ボールの接地面と傾斜角βを有し、かつボー
    ルの上極点近くに臨んでいるように筒体の内面に
    挿着された一対の受体と、上記溝の底とボールの
    外周に接し前記環状溝に沿つて多数配列されてい
    る小ボールとからなり、 走行方向に転動するボールに接して小ボールも
    溝の開口に沿つて転動し、この転動のスラストを
    筒体に与えて筒体を支持軸の回りに回動させ、ス
    ラストの平衡した位置でボールが走行方向に転動
    すると共に小ボールも溝に沿つて転動し環状溝を
    循環するようにしたことを特徴とする弾性ボール
    キヤスタの構造。
JP16172982U 1982-10-27 1982-10-27 ボ−ルキヤスタ Granted JPS5912702U (ja)

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JPS5912702U JPS5912702U (ja) 1984-01-26
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