JPH0221490Y2 - - Google Patents
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- JPH0221490Y2 JPH0221490Y2 JP1984125089U JP12508984U JPH0221490Y2 JP H0221490 Y2 JPH0221490 Y2 JP H0221490Y2 JP 1984125089 U JP1984125089 U JP 1984125089U JP 12508984 U JP12508984 U JP 12508984U JP H0221490 Y2 JPH0221490 Y2 JP H0221490Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- yarn
- section
- defect
- delay
- cutting mechanism
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Filamentary Materials, Packages, And Safety Devices Therefor (AREA)
- Coiling Of Filamentary Materials In General (AREA)
Description
[産業上の利用分野]
本考案は、弾性的性能を具備した糸条を自動的
に捲取る装置に関し、さらに詳しくは、糸条欠陥
の検出に応答して切断機構の動作を一定時間遅ら
せる遅延回路を付設し、糸条欠陥の検出と同時に
糸条把持機構の動作を指令し、一定時間遅延の
後、切断機構を作動させるようにした弾性的糸条
の自動捲取装置に関するものである。 [従来の技術] ユニツト循環式または固定式の自動捲取装置に
おいて糸条の捲取りを行う場合、電気式あるいは
光学式の糸条検出装置を設けて捲取り中の正常な
走行糸条の太さに合つた感度に設定され、もしス
ラブ等の異常糸条が検出されたならば、その部分
を切断除去して糸結びを行い捲取りを続行するよ
うにして一定の品質を維持するような管理がなさ
れている。 従来のこの種の糸条自動捲取装置は、糸条の給
糸部および捲取部と、糸条の走行路中に設けられ
た糸条検出部、切断機構と、該切断機構の取り付
け部位よりも給糸部側に設けられる糸条把持機構
と、糸条走行検出部と、前記糸条検出部からの出
力により欠陥の有無を判別し前記切断機構の駆動
部に信号を送る欠陥判別回路等を備えた構成が採
られている。 そして欠陥判別回路の出力は、駆動部に印加さ
れて切断駆動パルスを発生し、切断機構を作動せ
しめる。またこの駆動部の出力信号は、糸条走行
検出回路に印加され、それによつて捲取部を停止
させると同時に糸条把持機構にボビン側糸端を把
持せしめる指令を発する。つまり従来技術におい
ては、糸条の切断指令と把持指令とが前記駆動部
から同時に発せられていたのである。 [考案が解決しようとする問題点] しかしながら、ゴム糸またはスパンデツクスの
如き弾性を具備した糸に他の短繊維粗糸を被覆紡
績したカバリング糸条や長繊維系を被覆したツイ
スト糸、その他捲縮性を具備した糸条の捲取作業
においては、走行中の糸条は弾力により十分引き
伸ばされており、糸条欠陥の検出と同時にこれを
切断すると、切断された糸端はその弾性のためボ
ビン側に急速に収縮することになる。 自動捲取装置に設けられている糸条把持機構
は、通常電磁機械式に作動するため糸条切断の時
点から糸条把持の時点まで時間的遅れがあり、切
断された糸端はその間に糸条把持部位よりもボビ
ン側に落ちてしまうことが多い。このため不要ボ
ビン交換が起こつたり、糸端取り出し等に手間が
かかり捲糸効率を著しく低下させていた。 本考案の目的は、上記のような従来技術の欠点
を解消し、既設されている機構をそのまま生か
し、それに簡単な回路を付設し結線を変えるだけ
で、切断時に高速で縮みながら落下する糸端を純
電子的制御によつて高い確率でキヤツチすること
ができ、それにより糸端取り出し等の煩瑣な手作
業を著しく低減でき、捲糸効率を大幅に向上させ
うるような、改良された弾性を具備する糸条の自
動捲取装置を提供することにある。 [問題点を解決するための手段] 本考案者らは、弾性性能や捲縮性能を具備する
糸条用の自動捲取装置における前記の如き従来技
術の欠点を解決すべく鋭意検討した結果、切断機
構が駆動部の出力指令で実際に糸条を切断するま
での時間遅れは数ミリ秒であるのに対して、糸条
把持装置が糸条を把持するまでの遅れ時間は25〜
35ミリ秒に達し、そのため切断した糸端がその弾
性的性質の故に前記糸条把持機構では把持され難
いことを見出だし、それに基づき本考案を完成さ
せるに至つたものである。 即ち本考案は、弾性を具備する糸条の自動捲取
装置において、欠陥判別回路と切断機構駆動部と
の間に、糸条欠陥の検出に応答して切断動作指令
を遅らせる遅延回路を設け、糸条欠陥の検出時の
信号を糸条走行検出部に供給して糸条がその弾性
により伸長状態で走行していても欠陥検出時に糸
条把持動作を指令するようにし、前記遅延回路の
遅延時間は切断動作が糸条把持動作とほぼ同時ま
たはそれよりやや遅れて行われる長さに設定した
ものである。 [作用] 本考案においては、糸条欠陥の検出と同時に糸
条走行検出部を開き、捲取りドラムの停止と把持
機構作動の指令を発する一方、糸条把持機構が糸
条を把持する時点に合わせて切断機構が作動する
よう、遅延回路は切断指令を一定時間遅延させて
発生する。つまり、糸条把持機構が糸条を把持す
る動作と略同時に切断動作が行われるように制御
しているのである。 [実施例] 以下、図面に基づき本考案について更に詳しく
説明する。まず本考案の理解を容易ならしめるた
め、自動捲取装置の概略構成について簡単に説明
しておく。第3図はユニツト循環式の自動捲取装
置の構成を示す説明図である。自動捲取装置本体
1上を多数の捲取ユニツト2がリング状に連結さ
れて矢印方向に巡回し、マガジンヘツド3の前面
で糸結び動作の必要な捲取ユニツトが停止し、糸
結びが行われる。 捲取ユニツト2はすべて同一の構造をなし、第
4図に示すように、リング状に連結されたものの
うちの一つにコントロールユニツト4が搭載され
る。各捲取ユニツト2は、管糸10を有する弾性
的糸条の給糸部と、綾振ドラム12およびパツケ
ージ14等を有する捲取部を備えている。そして
給糸部から捲取部に至る弾性的糸条16の走行路
中に測定ヘツド18が取り付けられる。この測定
ヘツド18には、糸の太さを検出する糸条検出
部、糸条欠陥が検出されたときにその部分を除去
する切断機構が組み込まれる。 測定ヘツド18のやや下方には糸条把持機構2
0が位置する。この糸条把持機構20は、第5図
からも明らかなように、揺動自在のクランプ板2
2を電磁マグネツト24により吸着し、ガイドプ
レート26との間に糸条16を挟んで保持するよ
うに構成されている。前記測定ヘツド18からの
出力信号は、捲取ユニツト2の下部のアンプユニ
ツト28に送られる。このアンプユニツト28の
中には糸条の走行状態をチエツクする糸条走行検
出部、糸条の欠陥判別回路、切断機構の駆動部等
が組み込まれており、前記コントロールユニツト
4からの設定限界値に対し欠陥が検出される。更
に前記測定ヘツド18の近傍には、捲取中の糸条
に適性な張力を付与するためのテンシヨンウエイ
トや糸条を適性に案内するための各種案内部材等
が設けれている。これらの構成は従来のものと全
く同様であつてよい。 従つて基本的な動作は従前同様である。管糸1
0からの弾性的糸条16は、糸条把持機構20お
よび測定ヘツド18を通り、綾振ドラム12の回
転に応じてパツケージ14として捲取られる。こ
の時アンプユニツト28では捲取り中の正常な走
行糸条の太さに合致した状態であるか否かがチエ
ツクされ、もし異常糸条が検出されたならば測定
ヘツド18中の切断機構が作動して、その欠陥部
分が除去されるのである。 このとき弾性的糸条16の糸端が糸条把持機構
20により把持され、その状態で第3図矢印方向
に循環し、マガジンヘツド3の前面で切断された
捲取ユニツトが停止し、糸結びが行われる。従つ
て、もし前記の糸条把持機構20で弾性的糸条の
糸端が適切に把持されず落下してしまえば、この
糸結び動作は自動的に行えなくなつてしまい、捲
糸効率が低下してしまうことになる。 糸条欠陥の検出に応答して糸条の切断が行われ
た際に、その糸端を確実に把持しうるようにした
制御回路を第1図に示す。なお第2図はその動作
波形図である。糸条検出部30からの糸条の太さ
に比例する出力信号は、増幅器32で増幅された
後、糸条欠陥の種類(スラブ、太糸、細糸等)の
一つ以上が予め定められた限界値(太さ、長さ
等)から外れているか否かが欠陥判別回路34に
より弁別される。そして、この限界値から外れる
と欠陥判別回路34から欠陥検出信号aが出力さ
れる。 さて本考案が従来技術と顕著に相違するする点
は、欠陥判別回路34の後段に遅延回路36が設
けられている点である。欠陥判別回路34からの
欠陥検出信号aは、この遅延回路36によつて予
め定められている一定時間Tのパルス幅を持つ遅
延パルスbを発生させる。この遅延パルスbは駆
動部38に印加され、その後縁によつて駆動パル
スcが生じ、該駆動パルスcによつて切断機構4
0が作動する。つまり欠陥検出信号aの前縁から
切断動作が開始されるまでの間には、遅延回路3
6によつて一定期間Tだけの遅れが存在すること
になる。 ところで、糸条が糸条検出部32の測定スロツ
ト18に挿入された時の検出信号の変化と走行中
に現われる糸条欠陥部分の信号の変化とを単一の
弁別限界値で判定すると不都合が生じるので限界
値の切換えが必要なため、また自動捲取装置の機
能と関連しヤーンフイラーの役目を電子的に行う
ため、糸条走行検出部42が設けられる。本考案
では遅延回路36の出力が前記糸条走行検出部4
2に印加されるように接続されており、遅延パル
スbが発生すると同時に、換言すれば該遅延パル
スbの前縁によつて、糸条走行検出部42を強制
的に開路させ、信号dによりリレー44の接点を
開き、糸条把持機構20に糸条把持指令を与える
のである。糸条把持機構20は前述の如く電磁マ
グネツト24の吸着力によりクランプ板22を吸
着して糸条の端部を把持するものであるから、そ
の把持動作は遅れ時間τをもつて動作することに
なる。 従つて遅延パルスbのパルス幅、即ち遅延時間
Tは把持遅れ時間τに略等しいかそれよりもやや
長めに設定すればよい。そのように設定すれば、
糸条把持機構20が糸端を把持する時点の近傍で
切断機構40が糸条を切断することになる。この
一定遅延時間Tは通常数十ミリ秒程度である。従
つて遅延回路36は基本的には極く一般的に使用
されている抵抗とコンデンサとを組み合わせた時
定数回路であつてよい。実際には、波形成形をす
るため、トランジスタ等の電子スイツチと組み合
わせたり、あるいは単安定マルチバイブレータや
タイマー用IC等が使用される。ところで糸条走
行検出部42は、遅延パルスbで強制的に開路さ
れるようになつているが、強制的指令が終つても
この回路にはスイツチオン遅れがあり、その間に
糸条は切断されてしまうので糸条走行検出部42
の入力が消減し自動糸結び時まで糸条把持機構2
0は糸端を把持することができる。 このような本考案の構成は、また次のような利
点を有する。最近の自動捲取装置のクリアラーに
おいては、糸条走行検出部42およびリレー44
等が内蔵されずにアダプタ形式となつている場合
もある。このような場合には、クリアラに外部か
ら強制的に糸条切断を行わせるためのパルス注入
端子Pが設けられている場合が多い。そのような
場合には遅延回路およびその関連部分をアダプタ
形式にして対応することができる。その一例を第
6図に示し、動作波形を第7図に示す。基本的な
考え方は前記第1図の場合と同様であるので、対
応する部分には同一符号を付し、それらについて
の記載は省略する。 この実施例では、欠陥判別回路34の出力は端
子Pを介してアダプタ46に取り込まれる。この
アダプタ46は、遅延回路36、切断機構駆動部
38、およびブロツク回路48から構成される。
自動捲取装置に既設の切断機構駆動部38aは、
前記ブロツク回路48から出されているブロツク
信号によつて、その動作が禁止される。遅延回路
36は欠陥判別回路34の欠陥検出パルスaの前
縁でトリガされ、遅延回路36の出力である遅延
パルスbの前縁で糸条走行検出部42が強制的に
開路される。前記遅延パルスbの後縁は、アダプ
タ46中に設置されている駆動部38をトリガ
し、その駆動パルスcは端子Rを介して切断機構
40に印加され、該切断機構40を駆動する。 なお上記の各実施例において、遅延回路は一定
時間持続するパルスを発生するものであつたが、
必ずしもこのような動作をするものに限られるも
のではなく、例えば欠陥判別回路の出力の前縁
(後縁の場合もありうる)を時間の基準点として、
その後一定時間T経過後に短いパルスを発生する
ようなものであつてもよい。 本考案と従来技術との作用効果の比較結果は次
の通りである。ここで従来技術とは、例えば第1
図において遅延回路36の付設されていないもの
である。 A 140デニールスパンデツクス糸使いコアヤー
ン糸40番手糸条で200ノツト回数で調査したと
ころ、ボビン側口出し不良は従来技術では36回
であつたものが本考案によつて7回と大幅に改
善された。
に捲取る装置に関し、さらに詳しくは、糸条欠陥
の検出に応答して切断機構の動作を一定時間遅ら
せる遅延回路を付設し、糸条欠陥の検出と同時に
糸条把持機構の動作を指令し、一定時間遅延の
後、切断機構を作動させるようにした弾性的糸条
の自動捲取装置に関するものである。 [従来の技術] ユニツト循環式または固定式の自動捲取装置に
おいて糸条の捲取りを行う場合、電気式あるいは
光学式の糸条検出装置を設けて捲取り中の正常な
走行糸条の太さに合つた感度に設定され、もしス
ラブ等の異常糸条が検出されたならば、その部分
を切断除去して糸結びを行い捲取りを続行するよ
うにして一定の品質を維持するような管理がなさ
れている。 従来のこの種の糸条自動捲取装置は、糸条の給
糸部および捲取部と、糸条の走行路中に設けられ
た糸条検出部、切断機構と、該切断機構の取り付
け部位よりも給糸部側に設けられる糸条把持機構
と、糸条走行検出部と、前記糸条検出部からの出
力により欠陥の有無を判別し前記切断機構の駆動
部に信号を送る欠陥判別回路等を備えた構成が採
られている。 そして欠陥判別回路の出力は、駆動部に印加さ
れて切断駆動パルスを発生し、切断機構を作動せ
しめる。またこの駆動部の出力信号は、糸条走行
検出回路に印加され、それによつて捲取部を停止
させると同時に糸条把持機構にボビン側糸端を把
持せしめる指令を発する。つまり従来技術におい
ては、糸条の切断指令と把持指令とが前記駆動部
から同時に発せられていたのである。 [考案が解決しようとする問題点] しかしながら、ゴム糸またはスパンデツクスの
如き弾性を具備した糸に他の短繊維粗糸を被覆紡
績したカバリング糸条や長繊維系を被覆したツイ
スト糸、その他捲縮性を具備した糸条の捲取作業
においては、走行中の糸条は弾力により十分引き
伸ばされており、糸条欠陥の検出と同時にこれを
切断すると、切断された糸端はその弾性のためボ
ビン側に急速に収縮することになる。 自動捲取装置に設けられている糸条把持機構
は、通常電磁機械式に作動するため糸条切断の時
点から糸条把持の時点まで時間的遅れがあり、切
断された糸端はその間に糸条把持部位よりもボビ
ン側に落ちてしまうことが多い。このため不要ボ
ビン交換が起こつたり、糸端取り出し等に手間が
かかり捲糸効率を著しく低下させていた。 本考案の目的は、上記のような従来技術の欠点
を解消し、既設されている機構をそのまま生か
し、それに簡単な回路を付設し結線を変えるだけ
で、切断時に高速で縮みながら落下する糸端を純
電子的制御によつて高い確率でキヤツチすること
ができ、それにより糸端取り出し等の煩瑣な手作
業を著しく低減でき、捲糸効率を大幅に向上させ
うるような、改良された弾性を具備する糸条の自
動捲取装置を提供することにある。 [問題点を解決するための手段] 本考案者らは、弾性性能や捲縮性能を具備する
糸条用の自動捲取装置における前記の如き従来技
術の欠点を解決すべく鋭意検討した結果、切断機
構が駆動部の出力指令で実際に糸条を切断するま
での時間遅れは数ミリ秒であるのに対して、糸条
把持装置が糸条を把持するまでの遅れ時間は25〜
35ミリ秒に達し、そのため切断した糸端がその弾
性的性質の故に前記糸条把持機構では把持され難
いことを見出だし、それに基づき本考案を完成さ
せるに至つたものである。 即ち本考案は、弾性を具備する糸条の自動捲取
装置において、欠陥判別回路と切断機構駆動部と
の間に、糸条欠陥の検出に応答して切断動作指令
を遅らせる遅延回路を設け、糸条欠陥の検出時の
信号を糸条走行検出部に供給して糸条がその弾性
により伸長状態で走行していても欠陥検出時に糸
条把持動作を指令するようにし、前記遅延回路の
遅延時間は切断動作が糸条把持動作とほぼ同時ま
たはそれよりやや遅れて行われる長さに設定した
ものである。 [作用] 本考案においては、糸条欠陥の検出と同時に糸
条走行検出部を開き、捲取りドラムの停止と把持
機構作動の指令を発する一方、糸条把持機構が糸
条を把持する時点に合わせて切断機構が作動する
よう、遅延回路は切断指令を一定時間遅延させて
発生する。つまり、糸条把持機構が糸条を把持す
る動作と略同時に切断動作が行われるように制御
しているのである。 [実施例] 以下、図面に基づき本考案について更に詳しく
説明する。まず本考案の理解を容易ならしめるた
め、自動捲取装置の概略構成について簡単に説明
しておく。第3図はユニツト循環式の自動捲取装
置の構成を示す説明図である。自動捲取装置本体
1上を多数の捲取ユニツト2がリング状に連結さ
れて矢印方向に巡回し、マガジンヘツド3の前面
で糸結び動作の必要な捲取ユニツトが停止し、糸
結びが行われる。 捲取ユニツト2はすべて同一の構造をなし、第
4図に示すように、リング状に連結されたものの
うちの一つにコントロールユニツト4が搭載され
る。各捲取ユニツト2は、管糸10を有する弾性
的糸条の給糸部と、綾振ドラム12およびパツケ
ージ14等を有する捲取部を備えている。そして
給糸部から捲取部に至る弾性的糸条16の走行路
中に測定ヘツド18が取り付けられる。この測定
ヘツド18には、糸の太さを検出する糸条検出
部、糸条欠陥が検出されたときにその部分を除去
する切断機構が組み込まれる。 測定ヘツド18のやや下方には糸条把持機構2
0が位置する。この糸条把持機構20は、第5図
からも明らかなように、揺動自在のクランプ板2
2を電磁マグネツト24により吸着し、ガイドプ
レート26との間に糸条16を挟んで保持するよ
うに構成されている。前記測定ヘツド18からの
出力信号は、捲取ユニツト2の下部のアンプユニ
ツト28に送られる。このアンプユニツト28の
中には糸条の走行状態をチエツクする糸条走行検
出部、糸条の欠陥判別回路、切断機構の駆動部等
が組み込まれており、前記コントロールユニツト
4からの設定限界値に対し欠陥が検出される。更
に前記測定ヘツド18の近傍には、捲取中の糸条
に適性な張力を付与するためのテンシヨンウエイ
トや糸条を適性に案内するための各種案内部材等
が設けれている。これらの構成は従来のものと全
く同様であつてよい。 従つて基本的な動作は従前同様である。管糸1
0からの弾性的糸条16は、糸条把持機構20お
よび測定ヘツド18を通り、綾振ドラム12の回
転に応じてパツケージ14として捲取られる。こ
の時アンプユニツト28では捲取り中の正常な走
行糸条の太さに合致した状態であるか否かがチエ
ツクされ、もし異常糸条が検出されたならば測定
ヘツド18中の切断機構が作動して、その欠陥部
分が除去されるのである。 このとき弾性的糸条16の糸端が糸条把持機構
20により把持され、その状態で第3図矢印方向
に循環し、マガジンヘツド3の前面で切断された
捲取ユニツトが停止し、糸結びが行われる。従つ
て、もし前記の糸条把持機構20で弾性的糸条の
糸端が適切に把持されず落下してしまえば、この
糸結び動作は自動的に行えなくなつてしまい、捲
糸効率が低下してしまうことになる。 糸条欠陥の検出に応答して糸条の切断が行われ
た際に、その糸端を確実に把持しうるようにした
制御回路を第1図に示す。なお第2図はその動作
波形図である。糸条検出部30からの糸条の太さ
に比例する出力信号は、増幅器32で増幅された
後、糸条欠陥の種類(スラブ、太糸、細糸等)の
一つ以上が予め定められた限界値(太さ、長さ
等)から外れているか否かが欠陥判別回路34に
より弁別される。そして、この限界値から外れる
と欠陥判別回路34から欠陥検出信号aが出力さ
れる。 さて本考案が従来技術と顕著に相違するする点
は、欠陥判別回路34の後段に遅延回路36が設
けられている点である。欠陥判別回路34からの
欠陥検出信号aは、この遅延回路36によつて予
め定められている一定時間Tのパルス幅を持つ遅
延パルスbを発生させる。この遅延パルスbは駆
動部38に印加され、その後縁によつて駆動パル
スcが生じ、該駆動パルスcによつて切断機構4
0が作動する。つまり欠陥検出信号aの前縁から
切断動作が開始されるまでの間には、遅延回路3
6によつて一定期間Tだけの遅れが存在すること
になる。 ところで、糸条が糸条検出部32の測定スロツ
ト18に挿入された時の検出信号の変化と走行中
に現われる糸条欠陥部分の信号の変化とを単一の
弁別限界値で判定すると不都合が生じるので限界
値の切換えが必要なため、また自動捲取装置の機
能と関連しヤーンフイラーの役目を電子的に行う
ため、糸条走行検出部42が設けられる。本考案
では遅延回路36の出力が前記糸条走行検出部4
2に印加されるように接続されており、遅延パル
スbが発生すると同時に、換言すれば該遅延パル
スbの前縁によつて、糸条走行検出部42を強制
的に開路させ、信号dによりリレー44の接点を
開き、糸条把持機構20に糸条把持指令を与える
のである。糸条把持機構20は前述の如く電磁マ
グネツト24の吸着力によりクランプ板22を吸
着して糸条の端部を把持するものであるから、そ
の把持動作は遅れ時間τをもつて動作することに
なる。 従つて遅延パルスbのパルス幅、即ち遅延時間
Tは把持遅れ時間τに略等しいかそれよりもやや
長めに設定すればよい。そのように設定すれば、
糸条把持機構20が糸端を把持する時点の近傍で
切断機構40が糸条を切断することになる。この
一定遅延時間Tは通常数十ミリ秒程度である。従
つて遅延回路36は基本的には極く一般的に使用
されている抵抗とコンデンサとを組み合わせた時
定数回路であつてよい。実際には、波形成形をす
るため、トランジスタ等の電子スイツチと組み合
わせたり、あるいは単安定マルチバイブレータや
タイマー用IC等が使用される。ところで糸条走
行検出部42は、遅延パルスbで強制的に開路さ
れるようになつているが、強制的指令が終つても
この回路にはスイツチオン遅れがあり、その間に
糸条は切断されてしまうので糸条走行検出部42
の入力が消減し自動糸結び時まで糸条把持機構2
0は糸端を把持することができる。 このような本考案の構成は、また次のような利
点を有する。最近の自動捲取装置のクリアラーに
おいては、糸条走行検出部42およびリレー44
等が内蔵されずにアダプタ形式となつている場合
もある。このような場合には、クリアラに外部か
ら強制的に糸条切断を行わせるためのパルス注入
端子Pが設けられている場合が多い。そのような
場合には遅延回路およびその関連部分をアダプタ
形式にして対応することができる。その一例を第
6図に示し、動作波形を第7図に示す。基本的な
考え方は前記第1図の場合と同様であるので、対
応する部分には同一符号を付し、それらについて
の記載は省略する。 この実施例では、欠陥判別回路34の出力は端
子Pを介してアダプタ46に取り込まれる。この
アダプタ46は、遅延回路36、切断機構駆動部
38、およびブロツク回路48から構成される。
自動捲取装置に既設の切断機構駆動部38aは、
前記ブロツク回路48から出されているブロツク
信号によつて、その動作が禁止される。遅延回路
36は欠陥判別回路34の欠陥検出パルスaの前
縁でトリガされ、遅延回路36の出力である遅延
パルスbの前縁で糸条走行検出部42が強制的に
開路される。前記遅延パルスbの後縁は、アダプ
タ46中に設置されている駆動部38をトリガ
し、その駆動パルスcは端子Rを介して切断機構
40に印加され、該切断機構40を駆動する。 なお上記の各実施例において、遅延回路は一定
時間持続するパルスを発生するものであつたが、
必ずしもこのような動作をするものに限られるも
のではなく、例えば欠陥判別回路の出力の前縁
(後縁の場合もありうる)を時間の基準点として、
その後一定時間T経過後に短いパルスを発生する
ようなものであつてもよい。 本考案と従来技術との作用効果の比較結果は次
の通りである。ここで従来技術とは、例えば第1
図において遅延回路36の付設されていないもの
である。 A 140デニールスパンデツクス糸使いコアヤー
ン糸40番手糸条で200ノツト回数で調査したと
ころ、ボビン側口出し不良は従来技術では36回
であつたものが本考案によつて7回と大幅に改
善された。
【表】
また出来高についても、従来5日間の運転デー
タで3.65Kg/8時間・ドラムであつたものが4.61
Kg/8時間・ドラムと26.3%も向上した。 [考案の効果] 本考案は上記のように構成した弾性を具備する
糸条の自動捲取装置であるから、糸条切断時に高
速で縮みながら落下する糸端を非常に高い確率で
把持することができ、そのため糸端取り出し等の
煩瑣な手作業の必要性を著しく低減でき、捲糸効
率を大幅に向上させることができるし、さらには
既設されている機構をそのまま生かし、それに簡
単な回路を付設するとともに結線を変えるだけで
済むから経済性に富む等、優れた実用的効果を奏
しうるものである。
タで3.65Kg/8時間・ドラムであつたものが4.61
Kg/8時間・ドラムと26.3%も向上した。 [考案の効果] 本考案は上記のように構成した弾性を具備する
糸条の自動捲取装置であるから、糸条切断時に高
速で縮みながら落下する糸端を非常に高い確率で
把持することができ、そのため糸端取り出し等の
煩瑣な手作業の必要性を著しく低減でき、捲糸効
率を大幅に向上させることができるし、さらには
既設されている機構をそのまま生かし、それに簡
単な回路を付設するとともに結線を変えるだけで
済むから経済性に富む等、優れた実用的効果を奏
しうるものである。
第1図は本考案に係る自動捲取装置における制
御回路の一例を示すブロツク図、第2図はその動
作波形図、第3図は循環ユニツト式自動捲取装置
の平面図、第4図はその捲取ユニツトの詳細図、
第5図はその要部側面図、第6図は本考案に係る
自動捲取装置における制御回路の他の例を示すブ
ロツク図、第7図はその動作波形図である。 1……自動捲取装置本体、2……捲取ユニツ
ト、16……弾性的糸条、18……測定ヘツド、
20……糸条把持機構、30……糸条検出部、3
4……欠陥判別回路、36……遅延回路、38…
…駆動部、40……切断機構、42……糸条走行
検出部。
御回路の一例を示すブロツク図、第2図はその動
作波形図、第3図は循環ユニツト式自動捲取装置
の平面図、第4図はその捲取ユニツトの詳細図、
第5図はその要部側面図、第6図は本考案に係る
自動捲取装置における制御回路の他の例を示すブ
ロツク図、第7図はその動作波形図である。 1……自動捲取装置本体、2……捲取ユニツ
ト、16……弾性的糸条、18……測定ヘツド、
20……糸条把持機構、30……糸条検出部、3
4……欠陥判別回路、36……遅延回路、38…
…駆動部、40……切断機構、42……糸条走行
検出部。
Claims (1)
- 弾性的糸条の給糸部および捲取部と、前記糸条
の走行路中に設けられた糸条検出部、切断機構
と、該切断機構の取り付け部位よりも給糸部側に
設けられる糸条把持機構と、糸条の停止を検出し
て糸条把持動作を指令する糸条走行検出部と、前
記糸条検出部からの出力により欠陥の有無を判別
し前記切断機構の駆動部に信号を送る欠陥判別回
路を備えた糸条の自動捲取装置において、前記欠
陥判別回路と切断機構の駆動部との間に、糸条欠
陥の検出に応答して切断動作指令を遅らせる遅延
回路を設け、欠陥検出時の信号を糸条走行検出部
に供給して糸条がその弾性により伸長状態で走行
していても欠陥検出時に糸条把持動作を指令する
ようにし、前記遅延回路の遅延時間は切断動作が
糸条把持動作とほぼ同時またはそれよりやや遅れ
て行われる長さに設定したことを特徴とする弾性
を具備する糸条の自動捲取装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12508984U JPS6141167U (ja) | 1984-08-17 | 1984-08-17 | 弾性を具備する糸条の自動捲取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12508984U JPS6141167U (ja) | 1984-08-17 | 1984-08-17 | 弾性を具備する糸条の自動捲取装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6141167U JPS6141167U (ja) | 1986-03-15 |
| JPH0221490Y2 true JPH0221490Y2 (ja) | 1990-06-11 |
Family
ID=30683772
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12508984U Granted JPS6141167U (ja) | 1984-08-17 | 1984-08-17 | 弾性を具備する糸条の自動捲取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6141167U (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS63195679U (ja) * | 1987-06-04 | 1988-12-16 |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60159B2 (ja) * | 1977-09-13 | 1985-01-05 | セイコーエプソン株式会社 | 金属ロウ |
-
1984
- 1984-08-17 JP JP12508984U patent/JPS6141167U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6141167U (ja) | 1986-03-15 |
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