JPH0221605Y2 - - Google Patents

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JPH0221605Y2
JPH0221605Y2 JP1984165807U JP16580784U JPH0221605Y2 JP H0221605 Y2 JPH0221605 Y2 JP H0221605Y2 JP 1984165807 U JP1984165807 U JP 1984165807U JP 16580784 U JP16580784 U JP 16580784U JP H0221605 Y2 JPH0221605 Y2 JP H0221605Y2
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rack
piston
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pistons
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はピストンとラツクとを連結しこのラツ
クとピニオンを噛み合わせてピストンからラツク
に作用する推力によりピニオンを回転運動させる
ラツク・ピニオン式のロータリーアクチユエータ
に関し、一層詳細には、ピストンとラツクとを噛
合する際、発生するシリンダ壁面方向の分力を吸
収する方向に相互にスライド可能に結合するよう
に構成したロータリーアクチユエータに関する。
一般に、ラツク・ピニオン式のロータリーアク
チユエータは、第1図に示すように、ラツクRに
作用する推力FまたはF′により当該ラツクFと噛
み合うピニオンPを回転させるため、推力Fまた
はF′の分力Faは次式で示される。
Fa=Fsinθ・cosθ =F′sinθ・cosθ (但し、θは歯車の圧力角) 従つて、推力FまたはF′の分力Faは、前記推
力FまたはF′の方向と直角方向で且つラツクRが
ピニオンPから離間する方向に作用する。
従来のラツク・ピニオン式ロータリーアクチユ
エータは、ラツクとピニオンとが一体であるかあ
るいは固定的に結合されているため、前記分力
Faは直接ピストンに作用してピストンがシリン
ダ内壁面に強く押し付けられる事態を招来する。
従つて、ピストンの前記シリンダ内壁面に対する
摺動摩擦の増大によつてピストンに嵌合するシー
ル部材の摩耗や、あるいは正確なピニオンの回転
が得られない等ロータリーアクチユエータとして
の諸特性の低下を招き、また、分力Faがさらに
大きくなると、ついには、ピストンとシリンダ壁
面の摩擦が激しくなり、ピストンがシリンダ壁面
に食い込むような現象が起こり、ピストンの摺動
が困難になる場合もある。
そこで、本出願人は前記不都合を解消するため
に、先に、第2図に示すようなラツク・ピニオン
式ロータリーアクチユエータを提案した(実公昭
54−36230号公報)。
このロータリーアクチユエータはシリンダ本体
2内を摺動する一対のピストン4a,4b間に枠
体状のブラケツト10を橋架し、このブラケツト
10にピニオン6に噛合するラツク8を固着して
いる。そして、前記ブラケツト10の両端に取り
付けたピン12a,12bに連結体14a,14
bを嵌挿し、さらに、これら連結体14a,14
bを囲繞する結合部材18a,18bを夫々前記
ピストン4a,4bにボルト等で取り付ける構成
を採用している。この場合、前記ラツク8の背面
には摩擦係数の小さな合成樹脂性物質製のスライ
ダ20a,20bをピン等によつて介装固着して
いる。
ところで、このように構成されたロータリーア
クチユエータによれば、前記した分力Faがラツ
ク8に作用すると、該分力Faは前記ラツク8を
介してスライダ20a,20bに作用し、スライ
ダ20a,20bがシリンダ壁面に押し付けられ
た状態になりピストン4a,4bには分力Raは
作用しない。何故ならば、若し、ラツク8が僅か
にピニオン6から離れる方向に動いても、連結体
14a,14bの撓みによりピストン4a,4b
が所定方向に変位して分力Faを吸収してしまう
からである。
然しながら、本出願人が既に提案しているこの
種のロータリーアクチユエータにあつては、ブラ
ケツトとピストンの連結部分に複数個の結合部品
を必要とし、このために、組立工程の簡略化が企
図され且つ生産コストのより一層の低廉化が達成
されることが望まれていた。
また、前記した分力Faを吸収する結合構造を
有したロータリーアクチユエータとして米国特許
第3246581号に開示されたものがある。このロー
タリーアクチユエータはピストンとラツク、すな
わち、ブラケツトとを単にピン結合するものであ
り、ブラケツト側に形成されるピンホールはピン
の直径よりも若干大きく選択されている。
これによれば、ピストンはブラケツトに対して
シリンダ本体の半径方向に若干移動可能となつ
て、前記した分力Faを吸収することが出来るが、
前記したピン結合により結合部にはガタが必然的
に発生することから、ブラケツト等にはピストン
の作動初期において衝撃荷重が加わり、これによ
つて損傷等の事故の懸念が存在する等、結合強度
の点で大きな難点が存在していた。
そこで、本考案者等は鋭意考究並びに工夫を重
ねた結果、ラツクに板体状のブラケツトを固着
し、前記ブラケツトに長孔を穿設すると共にピス
トンに前記長孔に係合する突部を配設し、ピニオ
ンをラツク上で転動することによつて生ずるギヤ
の噛合に基づくシリンダ壁面方向への分力の影響
をブラケツトに対してピストンを変位させて回避
するように構成すれば、堅牢で部品点数も少なく
組立も容易で生産コストの減少が達成されるアク
チユエータが得られることを究明した。
従つて、本考案の目的はピストンとラツクとの
簡単な結合構造によりギヤの噛み合いによつて発
生するシリンダ壁面方向の分力を効果的に吸収出
来ると共にその結合状態においても十分な強度が
得られるラツク・ピニオン式のロータリーアクチ
ユエータを提供するにある。
前記の目的を達成するために、本考案はシリン
ダ本体内を摺動する一対のピストンの間に連結部
材により結合された一組の保持部材に保持されて
シリンダの軸線方向に延在し且つピニオンと噛合
するラツクを配設し、 前記ラツクの背面にスライダを配設し、 前記ピストンまたは保持部材のいずれか一方側
に前記スライダに長手方向が指向する長孔を穿設
すると共にその他方側に突部を形成し、 前記突部を前記長孔に挿通して前記ピストンと
保持部材とを連結することにより前記ピストンの
往復動作中、このピストンを前記保持部材に穿設
された長孔内で変位自在に構成することを特徴と
する。
次に、本考案に係るラツク・ピニオン式のロー
タリーアクチユエータについて好適な実施例を挙
げ、添付の図面を参照して以下詳細に説明する。
第3図A,Bおよび第4図において、参照符号
30はシリンダ本体を示し、参照符号32a,3
2bは前記シリンダ本体30の両端にシール部材
33a,33bを介して装着される四角形状のカ
バーを示す。前記シリンダ本体30の内部にはそ
の中央部を貫通して長手方向に延在するシリンダ
用孔31が形成され、一方、その胴部外周は略四
角形状に形成される。前記カバー32a,32b
には夫々ポート34a,34bが穿設される。ま
た、前記両カバー32a,32bは夫々の隅角部
においてシリンダ本体30に対して4本のキヤツ
プボルト36で締付固定される。なお、図におい
て参照符号37はばね座金を示す。
前記シリンダ用孔31の内部には後述するラツ
クアツセンブリ38を介して連結された一対のピ
ストン40a,40bが摺動自在に配設され、こ
れらのピストン40a,40bによつてシリンダ
本体30内に二つの作動室42a,42bが画成
される。各ピストン40a,40bにはその周回
する凹溝41a,41bにシールリング44a,
44bが嵌挿されると共に、前記作動室42a,
42bに面した側面と反対側の側面の中央部には
ねじ孔46a,46bが穿設され、このねじ孔4
6a,46bには連結ねじ48a,48bが夫々
螺合している。
前記ピストン40a,40b間に配設されるラ
ツクアツセンブリ38は、第4図に示すように、
後述するピニオン50と噛合するラツク52と前
記ラツク52の両端に設けられた保持部材、すな
わち、板状のブラケツト56a,56bとこのブ
ラケツト56a,56bの先端部間に前記ラツク
52と平行になるように横架された二本の連結ロ
ツド58a,58bを含む。なお、ヤツク52の
背面にはピン部材55a,55bを介して取り付
けられる二つの合成樹脂材料からなるスライダ5
4a,54bが所定間隔離間して配設される。ま
た、本実施例では前記ラツク52とブラケツト5
6a,56bと連結ロツド58a,58bとはい
ずれも鋼鉄で形成されると共に溶接等により一体
化されている。
各ブラケツト56a,56bには、その中央部
に位置して長孔、すなわち、大径の孔部60a,
60bとこの孔部60a,60bに連通する小径
の孔部62a,62bとからなる連結孔64a,
64bが形成される。この場合、前記小孔の孔部
62a,62bは寧ろ大径の孔部60a,60b
よりも前記スライダ54a,54bを指向する方
向に近接するように構成される。さらに、前記大
径の孔部60a,60bの直径は前記した連結ね
じ48a,48bのヘツド部の直径よりも若干大
きく選択され且つ前記小径の孔部62a,62b
の直径は前記連結ねじ48a,48bのねじ部の
直径よりも若干大きく選択される。従つて、本実
施例では前記ピストン40a,40bとラツクア
ツセンブリ38、すなわち、ブラケツト56a,
56bとは前記連結ねじ48a,48bにより機
械的に結合される。すなわち、前記連結ねじ48
a,48bを夫々前記連結孔64a,64bにお
ける大径の孔部60a,60bに挿入してそのヘ
ツド部が連結孔64a,64bを通過した後小径
の孔部62a,62b側に変位させる。これによ
つて、ピストン40a,40bはブラケツト56
a,56bに対し固定される。なお、この際、ピ
ストン40a,40bはラツク52の長手方向に
ガタなく係止するように前記連結ねじ48a,4
8bのねじ込み度合を予め選択しておく。
一方、前記ラツク52に噛合するピニオン50
はシリンダ本体30にベアリング66a,66b
を介して回転自由に支持されたシヤフト68の外
周上に一体的に配設される。この場合、図におい
て上方に位置するベアリング66aはシリンダ本
体30の取付穴30aを閉塞するカバー部材69
に支持される。前記シヤフト68の外部突出端部
にはキー70を介して図示しない作動アーム等の
基端部が結合固着される。なお、第4図において
参照符号72は前記カバー部材69の締付ボルト
を示す。
本考案に係るラツク・ピニオン式ロータリーア
クチユエータは基本的には以上のように構成され
るものであり、次にその作用並びに効果について
説明する。
今、図示しない電磁弁等により一方のポート3
4aがコンプレツサ等の圧縮空気供給源に連通
し、また、他方のポート34bは大気側に連通さ
れると、前記一方のポート34aより圧縮空気が
供給される作動室42a内の圧力が高まり、ピス
トン40a,40bが、第3図A中、右方向に移
動する。これにより、前記ピストン40a,40
b間に横架されたラツク52も同一方向に移動
し、当該ラツク52と噛合するピニオン50が矢
印a方向に回転する。この結果、前記ピニオン5
0と一体的なシヤフト68も同一方向に回転し、
当該シヤフト68に結合された図示しない作動ア
ームが所定方向に回転してロータリーアクチユエ
ータ本来の機能が達成される。
この際、前記ギヤの噛み合いによつて前述した
分力Faが発生するが、当該分力Faはラツク52
を介してスライダ54a,54bに作用し、スラ
イダ54a,54bがシリンダ壁面に押し付けら
れた状態でピストン40a,40bが図において
左右の方向に移動する。この場合、本実施例で
は、前記分力Faは前述したピストン40a,4
0bとブラケツト56a,56bとの機械的な結
合機構の作用下に前記ピストン40a,40bに
は作用しない。すなわち、前記の通り、ピストン
40a,40bは連結孔64a,64b内におい
て変位自在である。従つて、若し、ラツク52が
前記分力Faによつて僅かにピニオン50から離
間する方向に変位した場合、先ず、スライダ54
a,54bがシリンダ本体30の内壁に当接す
る。そして、断面V溝を有するシールリング44
a,44bも同様に前記内壁に圧接するが、その
圧接による反撥力はピストン40a,40bをそ
の中心方向へと変位させ、結局、分力Faはスラ
イダ54a,54bによつてのみ受けることにな
る。このため、ピストン40a,40bはその往
復運動方向と異なる方向を指向する分力Faの力
を受けることなくシリンダ本体30内を摺動する
ため、シリンダ内壁を損傷することはない。
本考案によれば、前記したピストン40a,4
0bのスライド機能はピストン40a,40bに
設けられた連結ねじ48a,48bとブラケツト
56a,56bに設けた連結孔64a,64bと
の簡単な結合構造により達成されるため、部品点
数の削減により組付け作業性が向上すると共に生
産コストも効果的に削減可能である。また、ピス
トン40a,40bとラツク52とは連結ねじ4
8a,48bと連結孔64a,64bによる機械
的な結合構造により固着されるため、従来技術に
みられたような弾性結合に比較してその結合強度
が十分に高められる。さらに、前記結合構造によ
りピストン40a,40bはガタなくスライド可
能となるため、作動初期において前記ブラケツト
56a,56bに衝撃荷重が作用するということ
も免れる。さらにまた、本実施例ではラツク5
2、ブラケツト56a,56bおよび連結ロツド
58a,58bが鋼鉄で形成されると共に溶接等
により一体化されているため、ラツクアツセンブ
リ38自体の強度も高められるという利点もあ
る。
次に、第6図に本考案に係るロータリーアクチ
ユエータの別の実施例を示す。この場合、前記実
施例と同一の参照符号は同一の構成要素を示すも
のとする。
そこで、この実施例ではラツクアツセンブリ3
8におけるラツク52と保持部材としてのブラケ
ツト56a,56bと連結ロツド58a,58b
に代替する単一の連結部材58cとを一体的に構
成している。この場合、ラツク52の溝加工は好
ましくはブローチ盤を介してブローチ加工で行え
ば強度を十分に確保し、しかも剛性も増す効果が
得られ、さらに部品点数も減少する利点がある。
以上説明したように、本考案によれば、ピスト
ンとラツクとを相互にスライド可能に結合するよ
うにしたため、前記分力を十分に吸収出来しかも
その結合強度が高められると共に組付け作業性も
向上しさらにはコストの低減も可能となる効果が
得られる。
以上、本考案について好適な実施例を挙げて説
明したが、本考案はこの実施例に限定されるもの
ではなく、例えば、連結ねじをブラケツトに穿設
し、一方、連結孔をピストン内部に凹設すること
によつても同一の作用効果が得られる等、本考案
の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並び
に設計の変更が可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は分力を示す説明図、第2図は従来のロ
ータリーアクチユエータの断面図、第3図Aは本
考案に係るロータリーアクチユエータの断面図、
第3図Bは本考案に係るロータリーアクチユエー
タの一部切欠正面図、第4図は本考案に係るロー
タリーアクチユエータの分解斜視図、第5図は本
考案に係るロータリーアクチユエータのピストン
とラツクアツセンブリの分解斜視図であり、第6
図は本考案の別の実施例を示す斜視説明図であ
る。 30……シリンダ本体、30a……取付穴、3
1……シリンダ用孔、32a,32b……カバ
ー、33a,33b……シール部材、34a,3
4b……ポート、36……キヤツプボルト、37
……ばね座金、38……ラツクアツセンブリ、4
0a,40b……ピストン、41a,41b……
凹溝、42a,42b……作動室、44a,44
b……シールリング、46a,46b……ねじ
孔、48a,48b……連結ねじ、50……ピニ
オン、52……ラツク、54a,54b……スラ
イダ、56a,56b……ブラケツト、58a,
58b……連結ロツド、60a,60b,62
a,62b……孔部、64a,64b……連結
孔、66a,66b……ベアリング、68……シ
ヤフト、69……カバー部材、70……キー、7
2……締付ボルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) シリンダ本体内を摺動する一対のピストンの
    間に連結部材により結合された一組の保持部材
    に保持されてシリンダの軸線方向に延在し且つ
    ピニオンと噛合するラツクを配設し、 前記ラツクの背面にスライダを配設し、 前記ピストンまたは保持部材のいずれか一方
    側に前記スライダに長手方向が指向する長孔を
    穿設すると共にその他方側に突部を形成し、 前記突部を前記長孔に挿通して前記ピストン
    と保持部材とを連結することにより前記ピスト
    ンの往復動作中、このピストンを前記保持部材
    に穿設された長孔内で変位自在に構成すること
    を特徴とするロータリーアクチユエータ。 (2) 実用新案登録請求の範囲第1項記載のロータ
    リーアクチユエータにおいて、長孔は大径部と
    小径部とを有し、突部は前記長孔の大径部に挿
    通されるヘツドとこのヘツドから延在して前記
    長孔の小径部に係合するロツドを含むボルト状
    に形成されてなるロータリーアクチユエータ。
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