JPH0221639Y2 - - Google Patents
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- JPH0221639Y2 JPH0221639Y2 JP1981183528U JP18352881U JPH0221639Y2 JP H0221639 Y2 JPH0221639 Y2 JP H0221639Y2 JP 1981183528 U JP1981183528 U JP 1981183528U JP 18352881 U JP18352881 U JP 18352881U JP H0221639 Y2 JPH0221639 Y2 JP H0221639Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- crankshaft
- cylinder
- internal combustion
- combustion engine
- counterweight
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、直列3気筒内燃機関の振動の二大原
因となつている慣性隅力およびトルク変動を低減
させる自動車用動力装置に関する。
因となつている慣性隅力およびトルク変動を低減
させる自動車用動力装置に関する。
直列3気筒内燃機関では、クランク軸に慣性偶
力が作用し、この慣性偶力がトルク変動とともに
内燃機関の振動の原因となつている。慣性偶力を
低減する従来の対策としては、(1)ピストン、連接
棒等の往復運動部の軽量化、(2)エンジンマウント
の適合、(3)つり合い軸(バランスシヤフト)の装
備等があり、また、トルク変動を低減する従来の
対策としては(4)燃焼室の燃焼圧力の低下、(5)フラ
イホイールの慣性質量の増大等がある。しかしな
がら、(1)に関しては強度低下、(2)に関してはエン
ジンマウントの諸元の設計に要する時間および労
力の増大、ならびに実際の製品が設計どおりの効
果を有しないという問題、(3)に関しては重量、設
置スペース、摩擦損失の増大、(4)に関しては機関
の運転性能の低下、(5)に関しては加速性の悪化、
および重量の増大という支障がそれぞれあり、有
効な対策技術がなかつた。
力が作用し、この慣性偶力がトルク変動とともに
内燃機関の振動の原因となつている。慣性偶力を
低減する従来の対策としては、(1)ピストン、連接
棒等の往復運動部の軽量化、(2)エンジンマウント
の適合、(3)つり合い軸(バランスシヤフト)の装
備等があり、また、トルク変動を低減する従来の
対策としては(4)燃焼室の燃焼圧力の低下、(5)フラ
イホイールの慣性質量の増大等がある。しかしな
がら、(1)に関しては強度低下、(2)に関してはエン
ジンマウントの諸元の設計に要する時間および労
力の増大、ならびに実際の製品が設計どおりの効
果を有しないという問題、(3)に関しては重量、設
置スペース、摩擦損失の増大、(4)に関しては機関
の運転性能の低下、(5)に関しては加速性の悪化、
および重量の増大という支障がそれぞれあり、有
効な対策技術がなかつた。
本考案の目的は、従来の対策技術に代わつて、
重大な支障を伴うことなくクランク軸の慣性偶力
およびトルク変動を減少させて機関の振動を抑制
することができる自動車用動力装置を提供するこ
とである。
重大な支障を伴うことなくクランク軸の慣性偶力
およびトルク変動を減少させて機関の振動を抑制
することができる自動車用動力装置を提供するこ
とである。
この目的を達成するために、本考案の自動車用
動力装置は、直列3気筒内燃機関のクランク軸の
一端の延長方向に、電磁制御クラツチを介して前
記クランク軸の一端に連結された入力軸と、同ク
ランク軸と平行に配置されて前記入力軸と同速で
逆向きに回転するよう連結されたカウンタ軸とを
備えた変速機を設けてなる自動車用動力装置にお
いて、前記カウンタ軸に第1のつり合いおもりを
取り付けると共に前記クランク軸の他端に第2の
つり合いおもりを取り付け、前記電磁制御クラツ
チを半結合状態及び完全結合状態をとることが可
能なものとし、前記電磁制御クラツチは前記直列
3気筒内燃機関の低速・高負荷運転時には半結合
とし、高速運転時には前記第1のつり合いおもり
が同直列3気筒内燃機関の気筒の軸線方向と平行
で前記カウンタ軸に対し同気筒と逆向きとなつた
ときに第2のつり合いおもりが前記気筒の軸線方
向と平行で前記クランク軸に対して同気筒と同じ
向きとなりかつ前記両つり合いおもりによるモー
メントが同直列3気筒内燃機関が有する慣性偶力
と逆向きになる位相で前記クランク軸と入力軸を
完全に結合するように制御するものである。
動力装置は、直列3気筒内燃機関のクランク軸の
一端の延長方向に、電磁制御クラツチを介して前
記クランク軸の一端に連結された入力軸と、同ク
ランク軸と平行に配置されて前記入力軸と同速で
逆向きに回転するよう連結されたカウンタ軸とを
備えた変速機を設けてなる自動車用動力装置にお
いて、前記カウンタ軸に第1のつり合いおもりを
取り付けると共に前記クランク軸の他端に第2の
つり合いおもりを取り付け、前記電磁制御クラツ
チを半結合状態及び完全結合状態をとることが可
能なものとし、前記電磁制御クラツチは前記直列
3気筒内燃機関の低速・高負荷運転時には半結合
とし、高速運転時には前記第1のつり合いおもり
が同直列3気筒内燃機関の気筒の軸線方向と平行
で前記カウンタ軸に対し同気筒と逆向きとなつた
ときに第2のつり合いおもりが前記気筒の軸線方
向と平行で前記クランク軸に対して同気筒と同じ
向きとなりかつ前記両つり合いおもりによるモー
メントが同直列3気筒内燃機関が有する慣性偶力
と逆向きになる位相で前記クランク軸と入力軸を
完全に結合するように制御するものである。
直列3気筒内燃機関のトルク変動が大となる低
速・高負荷運転時には、電磁制御クラツチが半結
合となつているので、このトルク変動は電磁制御
クラツチにより吸収されて減少し、変速機以後に
は伝達されない。また慣性偶力が大となる高速運
転時には、両つり合いおもりによるモーメントが
直列3気筒内燃機関の慣性偶力と逆向きになる位
相でクランク軸と入力軸が結合されるので、上記
モーメントは上記偶力を打ち消すように作用し、
自動車用動力装置の慣性偶力は減少する。この両
つり合いおもりは直列3気筒内燃機関のクランク
軸の一端の延長方向に設けた変速機のカウンタ軸
とクランク軸の他端に取り付けられており、両つ
り合いおもりの間の距離が大となるので、慣性偶
力を打ち消すのに必要な各つり合いおもりは質量
が比較的小さいもので足りる。
速・高負荷運転時には、電磁制御クラツチが半結
合となつているので、このトルク変動は電磁制御
クラツチにより吸収されて減少し、変速機以後に
は伝達されない。また慣性偶力が大となる高速運
転時には、両つり合いおもりによるモーメントが
直列3気筒内燃機関の慣性偶力と逆向きになる位
相でクランク軸と入力軸が結合されるので、上記
モーメントは上記偶力を打ち消すように作用し、
自動車用動力装置の慣性偶力は減少する。この両
つり合いおもりは直列3気筒内燃機関のクランク
軸の一端の延長方向に設けた変速機のカウンタ軸
とクランク軸の他端に取り付けられており、両つ
り合いおもりの間の距離が大となるので、慣性偶
力を打ち消すのに必要な各つり合いおもりは質量
が比較的小さいもので足りる。
図面を参照して本考案の実施例を説明する。
直列3気筒内燃機関1のクランク軸2は、前端
においてプーリ3を設けられ、後端において電磁
粉クラツチ4へ接続されている。電磁粉クラツチ
4は、同心的にかつ相対回転可能に設けられてい
る外側回転体5と内側回転体6、両回転体5,6
の半径方向間隙内に詰められている電磁粉7、お
よび外側回転体5内に設けられている励磁コイル
8を備えている。クランク軸2の後端は、フライ
ホイールを兼ねる外側回転体5に結合しており、
内側回転体6は手動式変速機11の入力軸12に
結合している。手動式変速機11は、入力軸1
2、この入力軸12に固定されている駆動歯車1
3、入力軸12に同軸的に設けられている主軸1
4、この主軸14から距離Δlだけ下方へ離れて
平行に延びているカウンタ軸15、およびこのカ
ウンタ軸15に固定されかつ駆動歯車13と同一
歯数でこれにかみ合つているカウンタ歯車16を
備えている。主軸14およびカウンタ軸15には
前進および後進用の複数の歯車17,18がそれ
ぞれ設けられ、歯車17,18間のかみ合いは運
転室の変速レバーの操作により選択される。主軸
14は出力軸19へ接続されており、機関の動力
は出力軸19を介して駆動輪へ伝達される。クラ
ンク軸2および入力軸12の回転位相を検出する
ために、両軸2,12の外周面には突起が設けら
れ、同期センサ24,25はこの突起の通過を電
磁的に検出することにより両軸2,12の回転位
相を検出し、その検出信号は電子制御装置26へ
送られる。電子制御装置26は、センサ27,2
8,29からそれぞれ機関回転速度、車速、およ
び吸気系絞り弁の開度を表わす入力信号を受け、
自動車の運転状態に関係して励磁コイル8の励磁
電流を制御する。鉛直上向きに直列に配置された
内燃機関1の3つの気筒を前方から順番に第1、
第2、第3気筒と定義すると、各気筒のボアの中
心線は32,33,34により表わされる。第1
および第3気筒のボアの中心は第2の気筒のボア
の中心から距離Lだけ離れ、回転つり合いのみを
とつた直列3気筒内燃機関1では、位相が120度
ずつ異なる各クランクピンに連接棒を介して連結
される各ピストンの往復動により与えられる慣性
力は、各気筒のボアの中心線32,33,34に
沿つてそれぞれ作用するので、クランク軸2と中
心線33とが交わる点を中心として、第1図にお
いて時計方向あるいは反時計方向の慣性偶力が生
じる。中心線33からクランク軸2の軸線方向後
方へ距離l1だけ離れたカウンタ軸15の個所に第
1のつり合いおもり(バランスウエイト)36が
偏心して固定され、カウンタ軸15と一体的に回
転する。第2のつり合いおもり37はクランク軸
2に対して偏心してプーリ3の前側の端面に弾性
ゴム38を介して取付けられている。中心線33
から第2のおもり37までのクランク軸2の軸線
方向距離をl2、さらに第1および第2のつり合い
おもり36,37の質量をそれぞれm1,m2と定
義すると、l1,l2,m1,m2との間にm1・l1=
m2・l2の関係が成り立つように、l1,l2,m1,
m2が選定されている。また、弾性ゴム38のば
ね定数は、第2のつり合いおもり37と弾性ゴム
38とにより定まる固有振動数がクランク軸2の
ねじり共振周波数と等しくなるように選定され
る。
においてプーリ3を設けられ、後端において電磁
粉クラツチ4へ接続されている。電磁粉クラツチ
4は、同心的にかつ相対回転可能に設けられてい
る外側回転体5と内側回転体6、両回転体5,6
の半径方向間隙内に詰められている電磁粉7、お
よび外側回転体5内に設けられている励磁コイル
8を備えている。クランク軸2の後端は、フライ
ホイールを兼ねる外側回転体5に結合しており、
内側回転体6は手動式変速機11の入力軸12に
結合している。手動式変速機11は、入力軸1
2、この入力軸12に固定されている駆動歯車1
3、入力軸12に同軸的に設けられている主軸1
4、この主軸14から距離Δlだけ下方へ離れて
平行に延びているカウンタ軸15、およびこのカ
ウンタ軸15に固定されかつ駆動歯車13と同一
歯数でこれにかみ合つているカウンタ歯車16を
備えている。主軸14およびカウンタ軸15には
前進および後進用の複数の歯車17,18がそれ
ぞれ設けられ、歯車17,18間のかみ合いは運
転室の変速レバーの操作により選択される。主軸
14は出力軸19へ接続されており、機関の動力
は出力軸19を介して駆動輪へ伝達される。クラ
ンク軸2および入力軸12の回転位相を検出する
ために、両軸2,12の外周面には突起が設けら
れ、同期センサ24,25はこの突起の通過を電
磁的に検出することにより両軸2,12の回転位
相を検出し、その検出信号は電子制御装置26へ
送られる。電子制御装置26は、センサ27,2
8,29からそれぞれ機関回転速度、車速、およ
び吸気系絞り弁の開度を表わす入力信号を受け、
自動車の運転状態に関係して励磁コイル8の励磁
電流を制御する。鉛直上向きに直列に配置された
内燃機関1の3つの気筒を前方から順番に第1、
第2、第3気筒と定義すると、各気筒のボアの中
心線は32,33,34により表わされる。第1
および第3気筒のボアの中心は第2の気筒のボア
の中心から距離Lだけ離れ、回転つり合いのみを
とつた直列3気筒内燃機関1では、位相が120度
ずつ異なる各クランクピンに連接棒を介して連結
される各ピストンの往復動により与えられる慣性
力は、各気筒のボアの中心線32,33,34に
沿つてそれぞれ作用するので、クランク軸2と中
心線33とが交わる点を中心として、第1図にお
いて時計方向あるいは反時計方向の慣性偶力が生
じる。中心線33からクランク軸2の軸線方向後
方へ距離l1だけ離れたカウンタ軸15の個所に第
1のつり合いおもり(バランスウエイト)36が
偏心して固定され、カウンタ軸15と一体的に回
転する。第2のつり合いおもり37はクランク軸
2に対して偏心してプーリ3の前側の端面に弾性
ゴム38を介して取付けられている。中心線33
から第2のおもり37までのクランク軸2の軸線
方向距離をl2、さらに第1および第2のつり合い
おもり36,37の質量をそれぞれm1,m2と定
義すると、l1,l2,m1,m2との間にm1・l1=
m2・l2の関係が成り立つように、l1,l2,m1,
m2が選定されている。また、弾性ゴム38のば
ね定数は、第2のつり合いおもり37と弾性ゴム
38とにより定まる固有振動数がクランク軸2の
ねじり共振周波数と等しくなるように選定され
る。
第2図aないしdは第1のつり合いおもり36
がカウンタ軸15に対して鉛直方向真下に来た時
に第2のつり合いおもり37がクランク軸2に対
して鉛直方向真上に来るような位相で電磁粉クラ
ツチ4がクランク軸2とカウンタ軸15とを接続
した場合にクランク軸2の各回転角における慣性
力および慣性モーメントを図示している。前方か
ら機関1を見た場合において、水平方向右側をx
軸の向き、クランク軸2に沿つて後方をy軸の向
き、鉛直方向上方をz軸の向きと定義してあり、
クランク軸2と中心線33とが交わる個所を原点
としている。クランク軸2およびカウンタ軸15
との回転方向は第2図に矢印40,41で示され
ているように互いに逆であり、電磁粉クラツチ4
が完全な結合状態にある場合、両軸2,15の回
転速度は等しい。a,cは第1のつり合いおもり
36がx軸に対して平行でそれぞれx軸の正およ
び負の側にある場合であり、b,dは第1のつり
合いおもり36がz軸に対して平行でそれぞれz
軸の正および負の側にある場合である。第1およ
び第2のつり合いおもりの質量m1,m2のため
に、カウンタ軸15およびクランク軸2の回転速
度の2乗に比例する慣性力(遠心力)f1およびf2
がクランク軸2に作用する。また、第1および第
2のつり合いおもり36,37は中心線33から
y軸の方向にはそれぞれl1,l2だけ離れているの
で、慣性力f1およびf2に起因するモーメントMが
クランク軸2に作用する。第1および第2のつり
合いおもり36,37に因りクランク軸2に作用
する合計の慣性力およびモーメントMは各場合(a)
〜(d)において次のとおりである。なおΔlはl1+l2
に比して非常に小さい値であるので、y軸方向の
モーメントは無視できる。
がカウンタ軸15に対して鉛直方向真下に来た時
に第2のつり合いおもり37がクランク軸2に対
して鉛直方向真上に来るような位相で電磁粉クラ
ツチ4がクランク軸2とカウンタ軸15とを接続
した場合にクランク軸2の各回転角における慣性
力および慣性モーメントを図示している。前方か
ら機関1を見た場合において、水平方向右側をx
軸の向き、クランク軸2に沿つて後方をy軸の向
き、鉛直方向上方をz軸の向きと定義してあり、
クランク軸2と中心線33とが交わる個所を原点
としている。クランク軸2およびカウンタ軸15
との回転方向は第2図に矢印40,41で示され
ているように互いに逆であり、電磁粉クラツチ4
が完全な結合状態にある場合、両軸2,15の回
転速度は等しい。a,cは第1のつり合いおもり
36がx軸に対して平行でそれぞれx軸の正およ
び負の側にある場合であり、b,dは第1のつり
合いおもり36がz軸に対して平行でそれぞれz
軸の正および負の側にある場合である。第1およ
び第2のつり合いおもりの質量m1,m2のため
に、カウンタ軸15およびクランク軸2の回転速
度の2乗に比例する慣性力(遠心力)f1およびf2
がクランク軸2に作用する。また、第1および第
2のつり合いおもり36,37は中心線33から
y軸の方向にはそれぞれl1,l2だけ離れているの
で、慣性力f1およびf2に起因するモーメントMが
クランク軸2に作用する。第1および第2のつり
合いおもり36,37に因りクランク軸2に作用
する合計の慣性力およびモーメントMは各場合(a)
〜(d)において次のとおりである。なおΔlはl1+l2
に比して非常に小さい値であるので、y軸方向の
モーメントは無視できる。
場合 (a)
Fx=f1+f2 Mx=0
Fy=0 My=−f1・Δl≒0
Fz=0 Mz=−f1・l1+f2・l2=0
場合 (b)
Fx=0
Mx=f1・l1+f2・l2=2f1・l1
Fy=0 My=0
Fz=f1−f2 Mz=0
場合 (c)
Fx=−f1−f2 Mx=0
Fy=0 My=f1・Δl≒0
Fz=0 Mz=f1・l1−f2・l2=0
場合 (d)
Fx=0
Mx=−f1・l1−f2・l2=−2f1・l2
Fy=0 My=0
Fz=−f1+f2 Mz=0
直列3気筒内燃機関1が回転つり合いのみをと
った状態において本来的に有する回転1次の(す
なわちクランク軸2の360゜の回転を1周期とす
る)慣性偶力Mnはx方向であるので、2f1・l2=
|Mn|となるように、l1,l2,m1,m2を選定
し、第2のつり合いおもり37はz軸方向に来た
時、内燃機関1の本来の慣性偶力とは逆方向のモ
ーメントをクランク軸2に付与するような位相で
プーリ3に偏心して取付けられる。
った状態において本来的に有する回転1次の(す
なわちクランク軸2の360゜の回転を1周期とす
る)慣性偶力Mnはx方向であるので、2f1・l2=
|Mn|となるように、l1,l2,m1,m2を選定
し、第2のつり合いおもり37はz軸方向に来た
時、内燃機関1の本来の慣性偶力とは逆方向のモ
ーメントをクランク軸2に付与するような位相で
プーリ3に偏心して取付けられる。
機関1が本来的に有する慣性偶力Mnは機関1
の回転速度の増大に関係して増大する。そこで慣
性偶力Mnによる振動が問題となる高速運転時、
すなわち機関1の回転速度が第1の所定値V1以
上にある場合には、第1のつり合いおもり36に
起因するモーメントがMnと逆方向となるような
位相差でクランク軸2と入力軸12とは電磁粉ク
ラツチ4を介して結合される。これにより、第1
のつり合いおもり36がカウンタ軸15に対して
真下に来たときに、第2のつり合いおもり37は
クランク軸2に対して鉛直方向真上となる。この
場合、電磁粉クラツチ4は完全な結合状態とな
り、カウンタ軸15はクランク軸2と逆向きに同
速で回転している。第1および第2のつり合いお
もり36,37に因るモーメントの結果、x軸方
向のクランク軸2の慣性モーメントは零となる。
の回転速度の増大に関係して増大する。そこで慣
性偶力Mnによる振動が問題となる高速運転時、
すなわち機関1の回転速度が第1の所定値V1以
上にある場合には、第1のつり合いおもり36に
起因するモーメントがMnと逆方向となるような
位相差でクランク軸2と入力軸12とは電磁粉ク
ラツチ4を介して結合される。これにより、第1
のつり合いおもり36がカウンタ軸15に対して
真下に来たときに、第2のつり合いおもり37は
クランク軸2に対して鉛直方向真上となる。この
場合、電磁粉クラツチ4は完全な結合状態とな
り、カウンタ軸15はクランク軸2と逆向きに同
速で回転している。第1および第2のつり合いお
もり36,37に因るモーメントの結果、x軸方
向のクランク軸2の慣性モーメントは零となる。
第3図は従来技術と実施例とにおけるクランク
軸2にかかる慣性偶力を比較して示している。実
施例では第1および第2のつり合いおもり36,
37に因る慣性モーメント2f1・l1により機関1
本来の慣性偶力Mnが打ち消されて合計の慣性偶
力は零となる。また、気筒のボア内径をLとし、
l1=4L、l2=2Lと選定した場合、クランク軸2に
かかる実施例の慣性力が第4図に従来技術と比較
して示されている。なお第4図において直列4気
筒内燃機関は総排気量が同一でその慣性力は、ク
ランク軸2の180゜の回転を1周期とする、すなわ
ち回転2次成分の慣性力である。第1および第2
のつり合いおもり36,37を付加することによ
り、従来の直列3気筒内燃機関では生じなかつた
慣性力が実施例において生じるが、各つり合いお
もり36,37は機関1のクランク軸2の一端の
延長方向に設けた変速機11のカウンタ軸15と
クランク軸2の他端に取り付けられており、l1,
l2を前述のように大きな値に選定してm1,m2を
小さい値に選定することができ、x方向の慣性力
f1+f2も、直列4気筒の場合の慣性力の1/2にす
ることができ、第1および第2のつり合いおもり
36,37に因る慣性力は特に支障とならない。
なお、直列3気筒内燃機関の2次慣性力は0であ
り、一方直列4気筒内燃機関の1次慣性力は0で
あるので、上記のような比較を行つた。
軸2にかかる慣性偶力を比較して示している。実
施例では第1および第2のつり合いおもり36,
37に因る慣性モーメント2f1・l1により機関1
本来の慣性偶力Mnが打ち消されて合計の慣性偶
力は零となる。また、気筒のボア内径をLとし、
l1=4L、l2=2Lと選定した場合、クランク軸2に
かかる実施例の慣性力が第4図に従来技術と比較
して示されている。なお第4図において直列4気
筒内燃機関は総排気量が同一でその慣性力は、ク
ランク軸2の180゜の回転を1周期とする、すなわ
ち回転2次成分の慣性力である。第1および第2
のつり合いおもり36,37を付加することによ
り、従来の直列3気筒内燃機関では生じなかつた
慣性力が実施例において生じるが、各つり合いお
もり36,37は機関1のクランク軸2の一端の
延長方向に設けた変速機11のカウンタ軸15と
クランク軸2の他端に取り付けられており、l1,
l2を前述のように大きな値に選定してm1,m2を
小さい値に選定することができ、x方向の慣性力
f1+f2も、直列4気筒の場合の慣性力の1/2にす
ることができ、第1および第2のつり合いおもり
36,37に因る慣性力は特に支障とならない。
なお、直列3気筒内燃機関の2次慣性力は0であ
り、一方直列4気筒内燃機関の1次慣性力は0で
あるので、上記のような比較を行つた。
機関が低速、高負荷で運転される場合には、機
関のトルク変動が大きくなるので、このトルク変
動による振動が問題となる。そこでこのような振
動が問題となる、機関の回転速度が第2の所定値
V2(V2≦V1)以下でかつ吸気系絞り弁の開度が
第3の所定値A以上にある場合には、励磁コイル
5への電流を適当に減少させることにより電磁粉
クラツチ4は半結合状態にされる。この結果、ト
ルク変動は電磁粉クラツチ4により吸収されて変
速機11へトルク変動が伝達されるのが制御され
る。なお電磁粉クラツチ4によりクランク軸2と
カウンタ軸15との位相関係が変動するが、機関
が低速であるので第1および第2のつり合いおも
り36,37に因る振動悪化はほとんどない。
関のトルク変動が大きくなるので、このトルク変
動による振動が問題となる。そこでこのような振
動が問題となる、機関の回転速度が第2の所定値
V2(V2≦V1)以下でかつ吸気系絞り弁の開度が
第3の所定値A以上にある場合には、励磁コイル
5への電流を適当に減少させることにより電磁粉
クラツチ4は半結合状態にされる。この結果、ト
ルク変動は電磁粉クラツチ4により吸収されて変
速機11へトルク変動が伝達されるのが制御され
る。なお電磁粉クラツチ4によりクランク軸2と
カウンタ軸15との位相関係が変動するが、機関
が低速であるので第1および第2のつり合いおも
り36,37に因る振動悪化はほとんどない。
なお、機関1の中速運転時および低速、低負荷
運転時には、電磁粉クラツチ4は完全に結合する
ことが望ましいが、半結合としてもよい。
運転時には、電磁粉クラツチ4は完全に結合する
ことが望ましいが、半結合としてもよい。
さらに、第2のつり合いおもり37と弾性ゴム
38とによつて決まる固有振動数がクランク軸2
の共振周波数と等しくなるように弾性ゴム38の
諸元が決められているので、クランク軸2のねじ
り振動を第2のつり合いおもり37により、相殺
できる。
38とによつて決まる固有振動数がクランク軸2
の共振周波数と等しくなるように弾性ゴム38の
諸元が決められているので、クランク軸2のねじ
り振動を第2のつり合いおもり37により、相殺
できる。
このように本考案によれば、直列3気筒内燃機
関のトルク変動が大となる低速・高負荷運転時に
は、電磁制御クラツチが半結合となつているの
で、このトルク変動を吸収してこれによる機関の
振動を抑制し、また機関の慣性偶力が大となる高
速運転時には、両つり合いおもりによるモーメン
トが機関の慣性偶力と逆向きとなる位相でクラン
ク軸カウンタ軸が結合されるので、この慣性偶力
を打ち消してこれによる機関の振動を抑制し、し
かも両つり合いおもりとの間の距離が大であるの
で、必要なつり合いおもりは比較的小となる。こ
れにより直列3気筒内燃機関を使用した自動車用
動力装置の振動を著しく低下させることができ
る。さらに、弾性体のばね定数を適当に選択する
ことにより、クランク軸のねじり振動を第2のつ
り合いおもりにより相殺できる。
関のトルク変動が大となる低速・高負荷運転時に
は、電磁制御クラツチが半結合となつているの
で、このトルク変動を吸収してこれによる機関の
振動を抑制し、また機関の慣性偶力が大となる高
速運転時には、両つり合いおもりによるモーメン
トが機関の慣性偶力と逆向きとなる位相でクラン
ク軸カウンタ軸が結合されるので、この慣性偶力
を打ち消してこれによる機関の振動を抑制し、し
かも両つり合いおもりとの間の距離が大であるの
で、必要なつり合いおもりは比較的小となる。こ
れにより直列3気筒内燃機関を使用した自動車用
動力装置の振動を著しく低下させることができ
る。さらに、弾性体のばね定数を適当に選択する
ことにより、クランク軸のねじり振動を第2のつ
り合いおもりにより相殺できる。
第1図は本考案の実施例の構成図、第2図はつ
り合いおもりを所定の各回転角度における慣性力
およびモーメントを図示する図、第3図は従来装
置と本考案の実施例とにおける慣性偶力を比較し
て示す図、第4図は従来装置と本考案の実施例と
における慣性力を比較して示す図である。 1……直列3気筒内燃機関、2……クランク
軸、4……電磁制御クラツチ、11……変速機、
12……入力軸、15……カウンタ軸、27,2
8,29……センサ、36……第1のつり合いお
もり、37……第2のつり合いおもり、38……
弾性ゴム。
り合いおもりを所定の各回転角度における慣性力
およびモーメントを図示する図、第3図は従来装
置と本考案の実施例とにおける慣性偶力を比較し
て示す図、第4図は従来装置と本考案の実施例と
における慣性力を比較して示す図である。 1……直列3気筒内燃機関、2……クランク
軸、4……電磁制御クラツチ、11……変速機、
12……入力軸、15……カウンタ軸、27,2
8,29……センサ、36……第1のつり合いお
もり、37……第2のつり合いおもり、38……
弾性ゴム。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 1 直列3気筒内燃機関のクランク軸の一端の延
長方向に、電磁制御クラツチを介して前記クラ
ンク軸の一端に連結された入力軸と、同クラン
ク軸と平行に配置されて前記入力軸と同速で逆
向きに回転するよう連結されたカウンタ軸とを
備えた変速機を設けてなる自動車用動力装置に
おいて、前記カウンタ軸に第1のつり合いおも
りを取り付けると共に前記クランク軸の他端に
第2のつり合いおもりを取り付け、前記電磁制
御クラツチを半結合状態及び完全結合状態をと
ることが可能なものとし、前記電磁制御クラツ
チは前記直列3気筒内燃機関の低速・高負荷運
転時には半結合とし、高速運転時には前記第1
のつり合いおもりが同直列3気筒内燃機関の気
筒の軸線方向と平行で前記カウンタ軸に対し同
気筒と逆向きとなつたときに第2のつり合いお
もりが前記気筒の軸線方向と平行で前記クラン
ク軸に対し同気筒と同じ向きとなりかつ前記両
つり合いおもりによるモーメントが同直列3気
筒内燃機関が有する慣性偶力と逆向きになる位
相で前記クランク軸と入力軸を完全に結合する
ように制御することを特徴とする自動車用動力
装置。 2 クランク軸に沿つて配置されている複数の前
記気筒のうち中央の気筒のボア中心から前記第
1および第2のつり合いおもりまでの距離をそ
れぞれl1,l2とし、第1および第2のつり合い
おもりの質量をそれぞれm1,m2として、
m1・l2=m2・l2となるように、l1,l2,m1,
m2を選定したことを特徴とする、請求項1に
記載の自動車用動力装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18352881U JPS5888036U (ja) | 1981-12-11 | 1981-12-11 | 自動車用動力装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18352881U JPS5888036U (ja) | 1981-12-11 | 1981-12-11 | 自動車用動力装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5888036U JPS5888036U (ja) | 1983-06-15 |
| JPH0221639Y2 true JPH0221639Y2 (ja) | 1990-06-11 |
Family
ID=29982869
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18352881U Granted JPS5888036U (ja) | 1981-12-11 | 1981-12-11 | 自動車用動力装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5888036U (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS585075Y2 (ja) * | 1973-08-21 | 1983-01-28 | ヤンマーディーゼル株式会社 | タキトウチヨクレツガタナイネンキカン ノ ツリアイソウチ |
| JPS542333A (en) * | 1977-06-07 | 1979-01-09 | Fuji Capsel Kk | Production of soluble bathing agent |
-
1981
- 1981-12-11 JP JP18352881U patent/JPS5888036U/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5888036U (ja) | 1983-06-15 |
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