JPH02221488A - 両面キャスト塗被紙の製造方法 - Google Patents

両面キャスト塗被紙の製造方法

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JPH02221488A
JPH02221488A JP3887589A JP3887589A JPH02221488A JP H02221488 A JPH02221488 A JP H02221488A JP 3887589 A JP3887589 A JP 3887589A JP 3887589 A JP3887589 A JP 3887589A JP H02221488 A JPH02221488 A JP H02221488A
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JP
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cast
paper
coated paper
double
coating
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Kazuhiro Nojima
一博 野島
Yuichiro Fujii
藤井 祐一郎
Mikio Takahashi
幹夫 高橋
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Kanzaki Paper Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は両面キャスト塗被紙の製造方法に関し、特に高
品質の薄物両面キャスト塗被紙を極めて効率良く製造す
る方法に関する。
「従来の技術」 近年、印刷物の高級化、ビジュアル化、及びカラー化等
に伴い、優れた印刷適性並びに印刷効果を存した塗被紙
、とりわけ雑誌や書籍等の本文用紙として薄物の高級印
刷用塗被紙の要望が高まっている。なかでも、キャスト
塗被紙はその外観、印刷適性等価れた特性を有するため
、巾広く利用されている。
キャスト塗被紙の製造方法としては、湿潤状態の塗被層
を鏡面を有する加熱ドラムに圧接、乾燥して光沢仕上げ
するウェットキャスト法、湿潤状態の塗被層をゲル状態
にして鏡面を有する加熱ドラム面に圧接、乾燥して光沢
仕上げするゲル化キャスト法、湿潤状態の塗被層を一旦
乾燥した後、再湿潤液により可塑化させ、該加熱ドラム
面に圧接乾燥するりウェットキャスト法等が知られてい
る。これらはいずれも、顔料及び接着剤を主体とする塗
被液が水を含み湿潤状態にある間に加熱された鏡面に圧
接、乾燥させ、離型させて強光沢仕上げする点で原理的
に共通している。キャスト塗被紙が本文用紙として使用
される場合には、現実的には片面がキャスト仕上げされ
た強光沢面を持ち、その裏面は上質紙用の表面を有する
所謂片面キャスト塗被紙が殆どである。
ところで、キャスト塗被紙は印刷用塗被紙としては最高
の光沢度と平滑性を有しており印刷した場合は、他のア
ート紙、コート紙では得られない特有の美しい仕上がり
を発揮するのが特徴であり、このようなことから従来よ
り両面共に鏡面仕上げされた所謂両面キャスト塗被紙、
とりわけ薄物両面キャスト塗被紙が要望されている。
両面キャスト塗被紙を製造するには、先ず、原紙の片面
に顔料と接着剤を主成分とする塗被液を塗被し、湿潤状
態にある間に鏡面を有する加熱ドラムに圧接、乾燥して
光沢仕上げし、これを−旦巻取り、再度その反対面に前
記と同様の塗被液を塗被し、湿潤状態にある間に先に使
用したと同じ加熱ドラムに圧接、乾燥して光沢仕上げす
る方法をとることになる。
しかしながら、この方法によって両面キャスト塗被紙を
製造する場合には、操業面と品質面で解決すべき重要な
難点が介在している。
即ち、従来からキャスト塗被紙用塗被液の塗被量として
は良好な光沢、平滑性を得る為に最低15g/m2以上
が必要とされているが、ウェットキャスト法の場合、塗
被量が多いと両面目をキャスト仕上げするときに、その
水分が裏面に浸透して蒸発、乾燥するときに既にキャス
トされている面の光沢、平滑性を悪化させてしまう、ゲ
ル化キャスト法、リウェツトキャスト法の場合には、特
にプレス圧力が高い為に再湿潤液によって同様に先にキ
ャスト仕上げを終えているキャスト面を損なうという難
点を抱えている。
更に、本発明の薄物両面キャスト塗被紙を製造する場合
には、湿潤塗被層の水分が裏面方向に蒸発する場合プレ
ス圧力によってニップ時点で皺がいったり、裂けや紙切
れを誘発し、生産性を著しく低下させてしまう。
良好な平滑性と強光沢を維持して、しかも湿潤塗被層の
塗被量を減らすためにキャスト塗被紙の製造においては
、顔料と接着剤を主成分とする下塗り塗被液を先ず原紙
に塗被し、乾燥ないしは半乾燥した上に湿潤塗被層を上
塗り塗被層として設ける方法がとられている。かかる方
法によれば、湿潤塗被層の塗被量を減らしてもキャスト
塗被紙としての十分な平滑性と強光沢を得ることができ
、特に下塗り層の塗被量を多くしたり、二層以上の多層
に分けて下塗り塗被層を設けた場合には湿潤塗被層の塗
被量を大巾に減らすことができるために蒸発水分量を大
巾に減らすことができる。しかし、下塗り塗被層を有す
る原紙の蒸気透過性は下塗り塗被層の形成によって著し
く低下し、とりわけ下塗り塗被層の塗被量を多くしたり
多層にするほどその傾向が大きいために、湿潤塗被層の
鏡面仕上げ面への密着が不十分となったり、塗被層の一
部がドラム面へ付着する、所謂ドラムピック現象がしば
しば発生する。
また、下塗り塗被層は単に原紙を平滑化して上塗り塗被
量を減らすという考え方であり、下塗り塗被層にキャス
ト適性を持たせるという考え方はない、しかしながら、
上塗り塗被量を減らした場合、どうしても下塗り塗被層
を完全にカバー出来ないために、キャスト仕上げされた
後、表面に鏡面仕上げされていない下塗り層が出現し、
光沢ムラとなって外観を非常に損なうものである。
「発明が解決しようとする課題」 上記の如き実情から、本発明者等は原紙に下塗り層を設
けても蒸気透過性を低下せしめることなく且つ上塗り塗
被層を減らしても密着ムラ、光沢ムラの発生しない下塗
り塗被層について鋭意、検討、研究を重ねた結果、蛋白
質系接着剤と耐水性付与剤を含むリウェツトキャスト可
能な塗被層を下塗り塗被層として用いることにより、上
塗り塗被層を減らしても高品質、特に両面目のキャスト
仕上げをする場合に既にキャストコーティングを終えた
キャスト面の光沢、平滑性を損なわない薄物両面キャス
ト塗被紙を効率良く製造できることを見出し、遂に本発
明を完成するに至った。
「課題を解決するための手段」 本発明は、原紙の両面に、顔料及び接着剤を主成分とす
る下塗り塗被組成物を塗被、乾燥した後、更に、顔料及
び接着剤を主成分とする上塗り塗被組成物を塗被し、該
上塗り塗被組成物が湿潤状態にある間に鏡面を有する加
熱ドラムにプレスロールで圧接、乾燥して、両面を順次
キャストコーティング仕上げする両面キャスト塗被紙の
製造方法において、該下塗り塗被組成物の接着剤として
、蛋白質系接着剤を使用し、且つ該接着剤とZn、Al
、或いはMgの金属塩、ジルコニウム化合物、エポキシ
化合物、グリオキザール及び/又はアミノ樹脂の中から
選ばれる耐水性付与剤の少なくとも1種以上を含有させ
たことを特徴とする両面キャスト塗被紙の製造方法であ
る。
「作用」 前述のように、従来から下塗り塗被層を設けてキャスト
塗被紙を製造する方法は知られているが、いずれの方法
も全て上塗り塗被層によって光沢、平滑性の優れたキャ
スト塗被紙を得ようとするものであり、通常上塗り塗被
量も15 g / rr1以上を必要とした。本発明は
最初にキャストコーティングを行った方のキャスト面を
損なうことなく、両面のキャスト面品質が同様に優れた
品質を有する両面キャスト塗被紙を得る為に、上塗り塗
被量が2〜12g10fで優れたキャスト品質が得られ
るようにした点に特徴を有するものである。
而して、本発明は上塗り塗被量が2〜12g/rrfで
は通常下塗り層を十分にカバーすることが出来ないため
に、下塗り層にもキャスト適性を持たせ、上塗り湿潤塗
被層が加熱ドラム面に圧接される際、下塗り塗被層も同
時にリウェツトキャストされるようにしたものである。
即ち、キャスト塗被紙用塗被層の接着剤として上塗り及
び下塗り層にキャスト適性を有するカゼイン、大豆蛋白
等蛋白質系接着剤を用いることはよく知られている技術
であるが、薄物の両面キャスト塗被紙に用いられた場合
には、通常、以下のような難点が発生する。
両面目の上塗り塗被層即ちキャスト仕上げ面は既に加熱
ドラムで仕上げられ、蛋白質は架橋、耐水化されている
が、下塗り層は耐水化されていないため、蒸発水分に暴
露された際に塗被層が軟らかくなり、プレスロールの圧
力によって、一部の塗被層が破壊され、裏面の光沢、平
滑性、さらには印刷表面強度も撰なうことになる。
このために、本発明では下塗り塗被層中にZn。
A1.Mgの金属塩及びジルコニウム化合物、エポキシ
化合物、グリオキザール及びアミノ樹脂から選ばれる耐
水性付与剤の少なくとも1種を配合せしめることを特徴
とするものであるが、これらの助剤はとりわけ塗被層中
の蛋白質系接着剤と効果的に反応して、下塗り塗被層の
再湿潤時の変形やプレスロールによる圧力破壊を抑制す
る結果、両面キャストコーティングにおいて、最初に仕
上げられたキャスト仕上げ面の品質を損なうこともなく
両面キャスト塗被紙を得ることができるのである。
上述した耐水性付与剤の中でも、金属塩とジルコニウム
化合物又は金属塩とエポキシ化合物の組合わせは耐水性
の効果が得られるのみならず、下塗り塗被層の蒸気透過
性をも改善するので、とりわけ好ましく使用される材料
である。
本発明の下塗り塗被層に使用される顔料としては、例え
ばクレー、カオリン、水酸化アルミニウム、重質炭酸カ
ルシウム、沈降性炭酸カルシウム、酸化チタン、硫酸バ
リウム、酸化亜鉛、サテンホワイト、プラスチックピグ
メント等の一般の塗被紙用顔料の1種又は2種以上が適
宜使用される。
これらの顔料の中でも、とりわけ本発明の薄物キャスト
塗被紙の製造には比重の軽いプラスチックピグメントを
高率で配合するのが好ましい。
また、下塗り塗被層の接着剤としては、カゼイン、大豆
蛋白、メタノール、酢酸等の単細胞資化性菌体からの抽
出蛋白等の蛋白質系接着剤の他に、下塗りのキャスト適
性を損なわない範囲でスチレン−ブタジェン共重合体、
メチルメタクリレート−ブタジェン共重合体等の共役ジ
エン系重合体ラテックス、アクリル酸エステル及び/又
はメタクリル酸エステルの重合体又は共重合体等のアク
リル系重合体ラテックス、エチレン−酢酸ビニル共重合
体等のビニル系重合体ラテンクス、或いはこれらの各種
重合体のカルボキシル基等の官能基含有単量体による官
能基変性重合体ラテックス、ポリビニルアルコール、オ
レフィン−無水マレイン酸樹脂、メラミン樹脂等の合成
樹脂系接着剤、陽性化澱粉、酸化澱粉等の澱粉類、カル
ボキシメチルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース
等のセルロース誘導体等一般の塗被紙用接着剤が単独或
いは併用して用いられる。これらの接着剤は顔料100
重量部当たり5〜50重量部、一般には10〜30重量
部の範囲で使用される。
又、本発明の特徴である下塗り塗被層に含有せしめられ
る耐水性付与剤であるA1.Mg、Znの金属塩として
は、硫酸塩、硝酸塩、酢酸塩又は蟻酸塩が効果があり、
とりわけ硫酸塩は効果が顕著なため、好ましく用いられ
る。使用量としては、顔料100重量部に対して0.5
〜10重量部程度が好ましい。
なお、耐水性付与剤であるジルコニウム化合物としては
、通常水性系塗被液中に添加されるので水溶性のジルコ
ニウム化合物が好ましく用いられる。具体例としては、
例えば酢酸ジルコニウム、炭酸ジルコニウムアンモニウ
ム、硫酸ジルコニウム、硝酸ジルコニウム、ヨウ化ジル
コニウム、弗化ジルコニウム、オキシ塩化ジルコニウム
、オキシ沃化ジルコニウム等が挙げられるが、炭酸ジル
コニウムアンモニウムが特に好ましく用いられる。
該ジルコニウム化合物は顔料に対しZrO□として0.
05〜3.0重量%程度の範囲で添加される。因みに、
0.05重量%未満では所望の効果を得ることができず
、3.0重量%を越えると塗被液の粘度上昇が著しく好
ましくない。
また、エポキシ化合物としては、例えばグリコール類の
ジグリシジルエーテル、ポリオール類のポリグリシジル
エーテル、ジカルボン酸類のジグリシジルエステル等が
挙げられる。
これらのエポキシ化合物の使用割合は、顔料に対して0
.05〜3.0重量%程度の範囲で調節するのが望まし
く 、O,OS重量%未満では所望の効果を得ることが
できず、3.0重量%を越えると損紙の再離解が困難と
なり、また経済上からも好ましくない。
グリオキザールの場合は顔料に対し固形分として0.1
〜3.0・重量%の範囲で使用されるのが望ましい。因
みに、0.1重量%未満では所望の効果が得難<、3.
0重量%を越えると塗被層の経時による黄変がひどくな
り望ましくない。
また、アミノ樹脂としては、尿素−ホルムアルデヒド樹
脂、メラミン−ホルムアルデヒド樹脂、ポリアミドポリ
尿素−ホルムアルデヒド樹脂等が挙げられる。アミノ樹
脂の使用量として顔料に対し、固形分として0.1〜5
.0重量%の範囲で使用されるのが望ましい、因みに、
0.1重量%未満では所望の効果が得難く、5.0重量
%を越えると塗被液の粘度が著しく上昇し好ましくない
争この他に、必要に応じて、消泡剤、着色剤、離型剤、
流動変性剤等の各種助剤が適宜使用される。
かくして、調製された下塗り塗被液は、一般公知の塗被
紙製造に用いられる、例えばブレートコター、エヤーナ
イフコーター、ロールコータ−リバースロールコータ−
、バーコーター、カーテンコーター、ダイスロットコー
ター、グラビヤコーター、チャンブレックスコーター、
サイズプレスコーター等の塗被装置を設けたオンマシン
或いはオフマシンコーターによって原紙上に一層或いは
二層以上に分けて塗被されるが、蒸気透過性の点からは
一層で塗被することが望ましい。
その場合の塗被液の固形分濃度は一般に40〜75重量
%であるが、操業性を考慮すると45〜70重量%の範
囲が望ましい。
下塗り塗被層の塗被量は一般に乾燥重量で片面当たり3
〜20 g / nr程度塗被されるが、薄物両面キャ
スト塗被紙を得る為には、5〜15g/nfの範囲で調
節されるのが、最も好ましい、下塗り塗被液を原紙に塗
被後、一般には乾燥乃至は半乾燥さるが、本発明の効果
をより確実にする上で乾燥後−旦水分が6%以下、より
好ましくは3%以下になる迄乾燥するのが、短時間に耐
水性効果を発揮させる上で望ましい、さらに、必要が有
ればキャレンダー、スーパーキャレンダー等による平滑
化処理をした後上塗り塗被液が塗被される。
よって、本発明においては、かかる下塗り塗被層の上に
、上塗り塗被層を形成させ、片面ずつ順次キャスト仕上
げを行い、両面キャスト塗被紙を製造するものであるが
、上塗り塗被組成物及びウェットキャスト法、ゲル化キ
ャスト法、リウェツトキャスト法等、キャスト方式を特
に限定するものではない、また、必要に応じて両面キャ
スト仕上げ後、スーパーキャレンダー、グロスキャレン
ダー等の加熱キャレンダー通紙処理を行い、品質向上を
図ることも可能である。
なお、薄物両面キャスト塗被紙の場合、前述したように
上塗り塗被量は片面当たり2〜12g/m2に調節する
のが好ましい、因みに、2g/rrr未満の場合には、
光沢ムラが発生し、良好なキャスト面を得ることができ
ず、12g/rrfを越えるような塗被量の場合は、既
述した如く既にキャストされた面の平滑性や光沢が損な
われたり、生産性(操業速度)の低下が起こり易く好ま
しくない。
また、プレスロールで加熱ドラムに圧接する場合のプレ
ス圧力は10〜50Kg /c@!であり、プレス圧力
が10Kg /c+s2以下では、上塗り塗被層の加熱
ドラムへの密着が劣り、光沢ムラが発生し易くなるため
に操業速度を落とさなければならず、他方、50Kg 
7cm”を越えると両面口をキャスト仕上げする際に、
既にキャストコーティングを終えた反対面のキャスト面
の光沢や平滑性が損なわれる恐れがあるので、好ましく
ない。
本発明は、上述の如く両面キャスト塗被紙を効率良く製
造するために、特定の下塗り塗被層を設けるところに特
徴を有するものであるが、更に原紙米坪が50 g /
 nf以下である薄物両面キャスト塗被紙をプレス酸や
紙切れ等のトラブルが発生せずに操業ができる改善方法
について、原紙を中心に種々検討、研究を重ねた結果、
特定の紙力増強剤を内添して抄紙した原紙を用いると極
めて効果的に薄物両面キャスト塗被紙が得られることを
見出した。
ここに、原紙に含有せしめる本発明の特定の紙力増強剤
としては、アニオン性基を1〜20モル%含有するアク
リルアミド系重合体とカチオン性基を1〜30モル%含
有するアクリルアミド系重合体からなるアクリルアミド
系樹脂、澱粉誘導体及び繊維素誘導体から選ばれる少な
くとも1種以上が選択的に使用される。これらの紙力増
強剤はパルプスラリー中に添加され、抄造、乾燥によっ
て原紙に紙力を付与するものであり、一般に内添紙力剤
と言われる0通常の内添紙力増強剤はフィルム化し易く
、その結果原紙の蒸気透過性を著しく阻害するが、本発
明の原紙に用いる上記特定の紙力増強剤はフィルム化が
起こり難く、蒸気透過性の低下が極めて少ないものであ
り、且つ紙力を有効に増大させる効果を発揮する。従っ
て、キャスト仕上げ時の原紙の裂けが効果的に防止でき
、操業性を大幅に改善できると共に、原紙の蒸気透過性
を低下させることがないので、高速度でのキャストコー
ティングが可能となる。
上記の如き特定のアクリルアミド系重合体を構成するア
ニオン性基の具体例としてばスルホン基、カルボキシル
基等があり、カチオン性基としては1級〜3級アミノ基
、4級アンモニウム基等が挙げられる。
また、天然高分子系紙力増強剤である澱粉誘導体として
は陽性化澱粉、酸化澱粉等の変性澱粉類があり、繊維素
誘導体としてはカルボキシメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロース等の繊維素誘導体が挙げられる。
なお、上記のアクリルアミド系重合体を本発明における
パルプスラリーに用いる場合には、添加量として対バル
ブ当たりアニオン性アクリルアミド系重合体を0.1〜
2.0重量%、カチオン性アクリルアミド系重合体を0
.03〜0.7重量%程度の範囲で添加するのが望まし
い、因みに、上記規定の最低率未満では所望の効果が得
られず、又上限を越えると損紙の再離解性が困難となり
且つ経済上からも好ましくない、又天然高分子系紙力増
強剤の場合には対パルプ当たり0.05〜3.0重量%
程度の範囲で好ましく用いられる。勿論天然高分子系紙
力増強剤とアクリルアミド系樹脂とを適宜併用して用い
ることも可能である。
アクリルアミド系樹脂のパルプスラリーへの添加方法は
、アニオン性重合体とカチオン性重合体を同時に添加す
ることを避ければ特にどちらを先に添加しても構わない
、しかし、通常はアニオン系、カチオン系の順に添加し
、前者が十分にパルプ中に分散される時間を設けた後に
後者を添加することが望ましい、勿論、同−化合物内に
両イオン性基を持つ、所謂両性アクリルアミド系重合体
の場合はこの限りではない。
なお、天然高分子系紙力増強剤を併用する場合にはその
イオン性を考慮して、反対符号のイオン化合物が直接乃
至短時間に接触することを避ければその添加場所や時期
については特に限定するものではない。
本発明の方法で用いられる原紙を抄造する場合に使用さ
れるパルプとしては通常の抄紙機で使用するものが用い
られ、例えば化学パルプ(KP、5PAP等)、機械パ
ルプ(SGP、 SCP、 RGP、 CGP、 TM
P、 CTMP等)、故紙パルプ(DIP等)等があり
、更にガラス繊維、石綿、スラグロック、アルミノシリ
ケート繊維、炭素繊維等の無機繊維やポリプロピレン、
ポリエチレン、ナイロン、アクリル繊維、アラミド系繊
維、フェノール系、弗素系繊維及び合成パルプ等の有機
繊維も含まれる。これらのパルプは最終製品の仕様に応
じて適宜配合され、機械的処理、必要な各種内添剤等が
加えられ、パルプ調成を経て抄紙機にかけられる。勿論
、この場合の抄紙法としては酸性抄紙、中性(アルカリ
)抄紙等によって任意に抄紙されるものであり、特に限
定するものではない、また、これらの抄紙法においては
、例えば酸性抄紙の場合にはタルクやカオリン等の顔料
が、中性抄紙の場合には重質炭酸カルシウム、軽質炭酸
カルシウム等の炭酸カルシウム類、更にタルクやカオリ
ン、不透明度改善の為にプラスチックピグメント等の顔
料がパルプスラリー中に適宜内添され得るものである。
又、上記の如き条件によって抄紙される原紙の米坪は薄
物から厚物に至るまで適用が可能であるが、とりわけ、
本発明の方法は50 g / rr!以下といった薄物
用原紙に適用した場合に極めて優れた効果を発揮するた
め、このような薄物原紙の適用は本発明の好ましい実施
態様の一つである。
上述した如く、本発明は原紙の強度改善と下塗り塗被層
の湿潤強度を改善し、これらの条件を組合わせることに
よって、蒸気透過性を低下させることなく高品質のキャ
スト塗被紙、とりわけ、原紙米坪が50 g / rd
以下の薄物両面キャスト塗被紙を効率良く且つ高速度で
製造する方法を提供するものである。
「実施例」 以下に実施例を挙げて、本発明をより具体的に説明する
が、勿論これらに限定されるものではない、又、特に断
らない限り、例中の部及び%はそれぞれ重量部および重
量%を示す。
実施例1〜7、比較例1〜4 コーレス分散機を用いて表−1に示すような配合からな
る11種類の固形分濃度が48%の下塗り塗波浪を調成
した0次いで、上記塗被液をNBKP25部、LB)[
P75部からなるパルプ組成にロジンサイズ1.5部、
硫酸バンド3.0部及び填料として抄紙用タルク7部及
び内添紙力増強剤として、アニオン性基を10モル%有
するアクリルアミド系重合体及びカチオン性基を15モ
ル%有するアクリルアミド系重合体をそれぞれ0.6部
、0.2部添加した紙料を用いて抄紙した米坪40g/
m2の原紙の両面にエヤーナイフコーターで乾燥重量で
片面当たり8g/rtfになるように塗被し、含有水分
が3%の下塗り塗被層を有するキャスト塗被紙川原紙を
得た。
別に、カオリン60部、軽質炭酸カルシウム40部、1
5%カゼイン水溶液12部(固形分)、アクリル酸/ブ
タジェン/メチルメタアクリレート(比率2/33/6
5)共重合体ラテックス12部(固形分)、消泡剤とし
て、トリブチルフォスフニー)0.5部、離型剤として
ステアリン酸アンモニウム1.0部からなる固形分濃度
50%の上塗り塗被液を調成し、第1図に示すウェット
キャスト方式により両面キャスト仕上げを行った。
即ち、下塗り塗被層を設けたキャスト塗被紙川原紙(1
)表面に塗被装置(2)において、上塗り塗被液を乾燥
重量で4 g/m2になるように塗被し、直径が200
 mmのプレスロール(3)によって直径3600mm
、表面温度90℃のキャストドラム(4)にプレス圧3
0Kg /cw、”で圧接し、乾燥後剥離して片面キャ
スト塗被層5)を得た0次いで、この片面キャスト塗被
紙を再度、同一工程にて反対面(両面目)のキャスト仕
上げを行い米坪64 g / atの両面キャスト塗被
紙を得た。この場合のキャストドラムの温度は80℃、
プレス圧力は25Kg /c@”であった。
得られた両面キャスト塗被紙の品質を表−1に示した。
実施例日、比較例5 実施例1において、原紙米坪を32 g / rrrと
した以外は同様にしてウェットキャスト方式により米坪
56 g / n?の両面キャスト塗被紙を得た。光沢
は先にキャストをしたキャスト面が82、後キャスト面
が81であり、両面性のない良好なキャスト塗被紙であ
った。
比較例5として、比較例1の下塗り塗被液を用いた以外
は全て実施例8と同様にしてウェットキャスト方式によ
り、両面キャスト塗被紙を得たが、下塗り層の耐水性不
足のため、プレスロールニップで、紙の耳部が時々裂け
るトラブルが発生し、連続操業が困難であった。
実施例9、比較例6 実施例1と同様の下塗り塗被層を有するキャスト塗被紙
用原紙に第2図に示すゲル化キャスト方式により、両面
キャスト仕上げを行った。
即ち、上塗りキャスト塗料として、カオリン70部、軽
質炭酸カルシウム20部、水酸化アルミニウム10部、
分散剤としてポリアクリル酸ソーダ0.5部、ピロリン
酸ソーダ0.5部をコーレス分散機を用いて水に分散し
、固形分濃度70%の顔料スラリーを調製した。このス
ラリーに消泡剤としてトリブチルフォスフェート0.5
部、離型剤としてオレイン酸アンモニウム1.0部、接
着剤としてアンモニア水で溶解したカゼイン水溶液13
部(固形分)、スチレン−ブタジェン共重合体ラテック
ス11部(固形分)及び水を加えて濃度52%の塗被液
を得た。
下塗り塗被後のキャスト塗被紙用原紙00表面に乾燥重
量が10g/rrrとなるように上記塗被液をロールコ
ータ−(2)で塗被し、次いで0.5%の蟻酸カルシウ
ム及び0.5%のステアリン酸アンモニウムよりなる水
溶液Qlに接触させて塗被層をゲル化せしめた0次いで
、直径80hmのプレスロールQ41と表面温度92℃
、直径3000mmのキャストドラムαつにプレス圧5
0Kg /cm”で圧接し、乾燥後テークオフロールQ
19でキャストドラムから剥離して片面キャスト塗被紙
αηを得た。さらに、同様の工程により、両面目のキャ
スト仕上げを行い、米坪76g/dの両面キャスト塗被
紙を得た。このときの光沢は両面共に85%であり、平
滑性、ピンホール、表面強度ともに良好で連続操業可能
であった。
比較例6として、比較例4と同様に下塗りに耐水性付与
剤を添加していない下塗り塗被層を持つキャスト塗被紙
用原紙を用いた以外は全て実施例9と同様にして両面キ
ャスト塗被紙を得た。光沢値は生産開始直後は両面共に
78%であったが、次第に低下して、キャストドラムが
白く曇りはじめ、ピンホールが悪化し、連続操業が困難
であった。
なお、本発明の実施例でえられたキャスト塗被紙の品質
評価はそれぞれ下記の方法によって行った(実施例1〜
7、比較例1〜4) (品質評価方法) 光沢度 : JIS P8142法に準じて測定した(
%)値が大きい程、光沢が良い。
キャスト表面平滑性二目視により評価をした。
非常に良い        非常に劣るピンホール:光
学顕微鏡観察により評価した。
○:ビンホール殆ど見られない Δ:若干ピンホール有り ×:ピンホールが多発 表面強度:RI印刷適性試験機(明製作所製)を利用し
、東華色素製試験用インキを 使用して5回重ね刷りを行い、印刷 面のピンキング状態を観察した。
○:殆どピンキング発生なし Δ:若干ピンキング発生 ×:沢山ピンキング発生 不透明度: JISP8138法に準じて測定した(%
)値が大きい程、不透明度が良い。
「効果」 本発明の実施例から明らかなように、下塗り塗被層にリ
ウェツトキャストコーティングが可能な耐水性の有る塗
被層を設けることにより、操業及び品質的に優れた薄物
両面キャスト塗被紙を得ることができた。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は、それぞれ本発明の実施例で使用した
ウェットキャスト方式及びゲル化キャスト方式を実施す
るためのキャスト塗被装置の概略線図である。 (1)、Ql):キャスト塗被紙川原紙(2):塗被装
置 (ロ)  :ロールコーター 01ニゲル化剤 (3)#(ロ)ニブレスロール (4)、Q9=キャストドラム (5)、αη:キャスト塗被紙 (至)  :テークオフロール

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原紙の両面に、顔料及び接着剤を主成分とする下
    塗り塗被組成物を塗被、乾燥した後、更に、顔料及び接
    着剤を主成分とする上塗り塗被組成物を塗被し、該上塗
    り塗被組成物が湿潤状態にある間に鏡面を有する加熱ド
    ラムにプレスロールで圧接、乾燥して、両面を順次キャ
    ストコーティング仕上げする両面キャスト塗被紙の製造
    方法において、該下塗り塗被組成物の接着剤として、蛋
    白質系接着剤を使用し、且つZn、Al、或いはMgの
    金属塩、ジルコニウム化合物、エポキシ化合物、グリオ
    キザール及び/又はアミノ樹脂の中から選ばれる耐水性
    付与剤の少なくとも1種以上を含有させたことを特徴と
    する両面キャスト塗被紙の製造方法。
  2. (2)片面キャスト仕上げ後、両面目の湿潤塗被組成物
    を加熱鏡面ドラムに圧接するときのプレスロールの圧力
    が10〜50Kg/cm^2である請求項(1)記載の
    両面キャスト塗被紙の製造方法。
  3. (3)両面目の上塗り塗被組成物の塗被量が2〜12g
    /m^2である請求項(1)〜(2)記載の両面キャス
    ト塗被紙の製造方法。
  4. (4)原紙中にアニオン性基を1〜20モル%含有する
    アクリルアミド系重合体とカチオン性基を1〜30モル
    %含有するアクリルアミド系重合体からなるアクリルア
    ミド系樹脂、澱粉誘導体及び繊維素誘導体の中から選ば
    れる紙力増強剤の少なくとも1種を含有せしめたことを
    特徴とする請求項(1)〜(3)記載の両面キャスト塗
    被紙の製造方法。
  5. (5)原紙の米坪が50g/m^2以下である請求項(
    1)〜(4)記載の両面キャスト塗被紙の製造方法。
  6. (6)下塗り塗被組成物用顔料として、内部に中空を有
    する樹脂微粒子を使用する請求項(1)〜(5)記載の
    両面キャスト塗被紙の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06136691A (ja) * 1992-10-28 1994-05-17 New Oji Paper Co Ltd キャスト塗被紙

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JPH06136691A (ja) * 1992-10-28 1994-05-17 New Oji Paper Co Ltd キャスト塗被紙

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